JP2005189432A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離手段の通紙幅方向の放電を均一化して像担持体の絶縁破壊を防止し、記録媒体を像担持体から良好に分離できるようにすると共に、作業者がメンテナンス時等に分離手段で怪我をしないようにした画像形成装置を提供する。
【解決手段】放電分離部ホルダ23が、分離針17よりもシート搬送方向上流側に離間して位置する上流側壁部27と、分離針17よりもシート搬送方向下流側に離間して位置する下流側壁部28と、を有している。分離針17と上流側壁部27との最短距離をa(mm)とし、分離針17と下流側壁部28との最短距離をb(mm)とすると、a≧1.5,b≧1.5で、且つ4≧a+b≧3となるように、a及びbの寸法が決定されている。また、分離針17の先端は、上流側壁部27の先端と下流側壁部28の先端とを結ぶ線との最短距離をc(mm)とすると、0≦c≦2となるように構成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機,プリンター,ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであり、詳しくは、トナー像転写後のシート状の記録媒体を像担持体から除電分離し易くした画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式の複写機,プリンター,ファクシミリ等の画像形成装置は、感光体ドラムや中間転写体等である像担持体の表面に形成された静電潜像を現像手段によってトナー像として可視化し、その像担持体の表面に形成したトナー像をシート状の記録媒体(コピー用紙やプラスチックフィルム等)に転写した後、その記録媒体を分離手段によって像担持体の表面から分離し、その像担持体から分離した記録媒体を定着手段に送り込み、この定着手段によってトナー像を記録媒体に定着した後、その定着後の記録媒体を排出トレイや両面印刷用の中間トレイ等に搬送するようになっている。
このような画像形成装置の分離手段としては、例えば、図6に示すような除電分離方式のもの(例えば、特許文献1参照)、図7に示すような除電分離方式のもの(例えば、特許文献2参照)、図8に示す除電分離方式のもの(例えば、特許文献3参照)が知られている。このうち、図6及び図7に示す分離手段100,101は、分離針102,103を記録媒体搬送方向上流側に位置する上流側壁部104,105と記録媒体搬送方向下流側に位置する下流側壁部106,107とにより保持するようになっており、分離針102,103を記録媒体搬送方向に対して直交する方向(以下、通紙幅方向と略称する)に複数配置するようになっている。また、図8に示す分離手段108は、図6及び図7において示した上流側壁部104,105及び下流側壁部106,107を削り落としたような態様になっており、分離針110が大きく露出した状態で保持されるようになっている。
このような画像形成装置の分離手段100,101,108のうち、特許文献1及び3に開示された分離手段100,108は、トナー像が記録媒体111,112に転写された後、所定のタイミングで分離針102,110に分離電圧が印加されると、分離針102,110と像担持体113,114との間でコロナ放電を生じさせて、転写ローラ117,118による転写作業で記録媒体111,112に帯電した静電気を除電し、記録媒体111,112をそれ自体の腰の強さや自重等により像担持体113,114から分離させるようになっている。
また、特許文献2に開示された分離手段101は、記録媒体115の裏面側からアースされた分離針103側に過剰な電荷を放電させ、転写ローラ120による転写作業で記録媒体115に帯電した静電気を除電するようになっている。
このような、従来から知られている特許文献2に開示されたような分離手段101を使用した場合であっても、記録媒体115自体の腰が強い場合には、記録媒体115と像担持体116との除電分離を良好に行うことが可能であった。
しかし、近年、資源を有効利用し、環境保護を図るという観点から、記録媒体の両面に印刷することが多くなっている。このような記録媒体の両面に印刷を施す場合において、従来の特許文献2に開示されたような分離手段101では良好に記録媒体115を像担持体116から分離できない虞がある。ここで、記録媒体115の両面に印刷する態様としては、記録媒体115の一方の面に印刷した後、両面印刷ユニット等を使用し、片面印刷済みの記録媒体115を表裏反転し、記録媒体115の印刷していない他方の面にも連続して印刷を施すような両面印刷はもちろんのこと、片面印刷した後のコピー紙等を記録媒体115として再利用し、その再利用する記録媒体115の未印刷面に印刷を施すような態様もある。
すなわち、このような両面印刷を施す場合には、コピー用紙等の記録媒体115のカール(湾曲変形)が片面印刷のみの記録媒体115のカールに比較して大きくなりやすく、その記録媒体115のカールが感光体ドラム等の像担持体116側に巻き付きやすいものである場合(像担持体116側に向かってカールしている場合)に、そのカールが大きくなった分だけ像担持体116から分離しにくくなり、記録媒体115が像担持体116側に巻き上げられ、ジャム(紙詰まり)等の不具合を生じる虞がある。
このような不具合を解消するためには、例えば、特許文献1の分離手段100において、分離針102に転写電流と逆極性の電圧を印加し、分離針102と像担持体113との間でコロナ放電させることによって記録媒体111を除電し、像担持体113からの記録媒体111の分離効率を上げるようにすることが有効である。
特開平9−218623号公報 特開平8−137358号公報 特開平8−114989号公報
しかしながら、特許文献1の分離手段100において、上流側壁部104及び下流側壁部106が絶縁性樹脂で形成されていると、分離針102と像担持体113との間に生じるコロナ放電によって絶縁性樹脂製の上流側壁部104及び下流側壁部106が帯電し、複数の分離針102の回りの電界(通紙幅方向における電界)が通紙幅方向の位置により不均一になることがある。この際、各分離針102への印加電圧を高くして、記録媒体111の所望の分離性能を得ようとすると、分離針102と像担持体113との間で異常放電が発生し、感光体ドラム等の像担持体113の絶縁破壊を生じる虞がある。
一方、特許文献3の分離手段108のように、特許文献1の分離手段100における上流側壁部104及び下流側壁部106を大きく削り落としたような構造、すなわち、図8のように、分離針110を大きく露出させ、複数の分離針110の通紙幅方向における放電を均一化しようとすると、メンテナンス時等に作業者の指が分離針110の先端に触れて怪我をする虞がある。
そこで、本発明は、分離手段の通紙幅方向の放電を均一化して像担持体の絶縁破壊を防止し、記録媒体を像担持体から良好に分離できるようにすると共に、作業者がメンテナンス時等に分離手段で怪我をしないようにした画像形成装置を提供する。
請求項1の発明に係る画像形成装置は、(A)〜(C)の構成を備えている。すなわち、本発明の画像形成装置は、(A).トナー像を担持して回転する像担持体と、(B).この像担持体との間を通過するシート状の記録媒体に転写電流を印加し、トナー像を前記記録媒体に転写する転写手段と、(C).この転写手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位置し、記録媒体搬送方向に対して直交する方向に沿って複数配置された分離針に分離電圧が印加されると、前記像担持体と前記分離針との間で放電させ、前記転写手段によって帯電させられた前記記録媒体を除電して前記像担持体から分離する分離手段と、を備えている。このうち、前記分離手段が前記分離針を内部に収容する放電分離部ホルダを有している。そして、放電分離部ホルダが、前記分離針よりも記録媒体搬送方向上流側に離間して位置する上流側壁部と、前記分離針よりも記録媒体搬送方向下流側に離間して位置する下流側壁部と、を有している。また、前記分離針と前記上流側壁部との最短距離をa(mm)とし、前記分離針と前記下流側壁部との最短距離をb(mm)とすると、a≧1.5,b≧1.5で、且つ4≧a+b≧3となるように、前記a及び前記bの寸法が決定されている。また、前記分離針の先端は、前記上流側壁部の先端と前記下流側壁部の先端とを結ぶ線との最短距離をc(mm)とすると、0≦c≦2となるように構成されている。
請求項2の発明の画像形成装置は、上記請求項1の発明における分離針に特徴を有するものである。すなわち、前記分離針は、記録媒体搬送方向に直交する断面の形状が略三角形状となるように、板状分離電極部の前記像担持体側の端縁に突出形成されてなることを特徴としている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の発明に係る画像形成装置において、前記像担持体がアモルファスシリコンで形成されたことを特徴としている。
本発明によれば、分離手段の通紙幅方向の放電を均一化することができ、像担持体の絶縁破壊を効果的に防止することができる。しかも、本発明によれば、記録媒体を像担持体から良好に放電分離することができ、定着前の画像を乱すようなことがなく、高品質の画像形成が可能になる。さらに、本発明によれば、作業者がメンテナンス時等に分離手段の分離針で怪我をするのを効果的に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すものであり、この図1において感光体ドラム(像担持体)2は、図の矢印Aの方向に回転し、帯電手段3によって表面が一様に帯電され、制御手段4からの制御信号に基づき作動する露光手段5によってレーザー光が照射され、その表面に静電潜像が形成された後、その表面に現像手段6によって現像剤としてのトナーが供給され、静電潜像がトナー像として可視化される。
そして、給紙トレイ7,8から給紙ローラ10,11によって送り出されたシート状の記録媒体(コピー用紙、プラスチックフィルム等であり、以下単にシートという)12が、レジストローラ13によって感光体ドラム2と転写ローラ(転写手段)14との間の転写位置Pに送り込まれる。転写ローラ14は、トナーと逆極性の転写バイアスをシート12に印加することにより、感光体ドラム2の表面に付着したトナー像を転写位置(本実施の形態においては感光体ドラム2と転写ローラ14のニップ部)Pでシート12に転写する。なお、感光体ドラム2は、シート12に転写されずに表面に残留したトナーがクリーニング手段15によって取り除かれるようになっている。また、感光体ドラム2としては、アモルファスシリコン系のものが使用されている。
転写位置Pよりもシート搬送方向下流側の所定位置には、分離手段16が配置されている。この分離手段16は、後に詳述するように、分離針(分離電極部)17に分離電圧が印加されることにより、感光体ドラム2との間にコロナ放電を生じさせ、シート12を感光体ドラム2から除電分離する。また、感光体ドラム2の周囲で、且つ、分離手段16とクリーニング手段15との間には、分離手段16で分離できなかったシート12を感光体ドラム2の表面から剥がして分離する分離爪18が配置されている。
分離手段16によって感光体ドラム2から除電分離されたシート12は、定着手段20に送り込まれ、定着手段20によって加熱・加圧されて、トナーが定着される。そして、定着手段20から送り出されたシートは、排紙ローラ21によって排紙トレイ22に排出され、排紙トレイ22上に積載される。
図2は、分離手段16の詳細を示すものである。この図2において、分離手段16は、放電分離部ホルダ23内に分離針17が保持されている。この放電分離部ホルダ23は、転写ローラ14を回転可能に支持する転写ハウジング24と、板状のスペーサ25と、搬送ガイド26とを備えている。そして、この放電分離部ホルダ23は、転写ハウジング24の上流側壁部27にスペーサ25を貼り付け、このスペーサと搬送ガイド26の下流側壁部28との間に略板状の分離電極部30を挟んで保持するようになっている。
分離電極部30は、導電性材料(例えば、SUS304等)で形成されており、少なくとも、印刷に使用されるシート12のうちの最大寸法のシートの通紙幅方向寸法(シート12の搬送方向と直交する方向の寸法)と同様の長さ寸法に形成されている。そして、この分離電極部30の感光体ドラム2側の端縁には、通紙幅方向に複数の分離針17が突出形成されている(図3参照)。この分離針17は、通紙方向に沿って見た形状が略三角形状であり(図3参照)、感光体ドラム2側に向かうにしたがって収斂し、その先端と感光体ドラム2との間で放電が生じるようになっている。また、この分離針17の先端は、感光体ドラム2の直径を1とした場合に、感光体ドラム2の回転中心から垂直方向上側(略シート搬送方向下流側)にv=0.05〜0.06(好ましくは、v=0.057)だけ離れた位置に配置され、且つ、感光体ドラム2の表面から水平方向にh=0.18〜0.27(好ましくは、h=0.21)だけ離れた位置に配置されている。
搬送ガイド26は、シート12の通紙幅方向の寸法(はがき大、B5、A4、B4、A3等の通紙幅方向寸法)に応じ、シート搬送方向に延びるリブ31が複数形成されている(図3参照)。この搬送ガイド26のリブ31は、シート12が分離針17に接触することがないように、搬送される(印刷に使用される)各種のサイズのシート12を支持できるようになっている。この搬送ガイド26のリブ31は、図3に示すように、分離針17,17間の切り欠き32に係合されるようになっており、通紙幅方向寸法がW1の間隔で複数(4個)連なっている分離針17の第1群WAの両端(分離針17の先端)からW2aの寸法に配置され、通紙幅方向寸法W1の間隔で複数(3個)連なっている分離針17の第2群WBの両端(分離針17の先端)からW2bの寸法に配置されている。ここで、W2a,W2bは、1〜4mmに設定されている。
次に、本実施の形態において、どのようにして、分離手段16の分離針17の通紙幅方向における放電を均一化して感光体ドラム2の絶縁破壊を防止し、シート12を感光体ドラム2から良好に分離できるようにして、しかも作業者がジャム処理時等に分離手段16の分離針17で怪我をしないようにしたかについて、その条件を具体的に説明する。
先ず、図4は、上流側壁部27及び下流側壁部28と分離針17との関係を示す図である。すなわち、この図4において、分離針17は、上流側壁部27及び下流側壁部28との位置関係のうち、上流側壁部27との最短距離をa(mm)とし、下流側壁部28との最短距離をb(mm)とし、上流側壁部27の先端と下流側壁部28の先端とを結ぶ線L1とその先端(分離針17の先端)との最短距離をc(mm)として表している。
次いで、上述のa,b,cの各寸法を変えて、ジャム処理時における安全性、感光体からのシートの分離性、絶縁破壊に伴う黒点発生の状況について測定した結果を図5の表に示している。なお、図3のW1の寸法を4mmとした。
ここで、図5の表に示す安全性は、ジャム処理時に上流側壁部と下流側壁部の間に作業者の指が入るか否かで評価しており、上流側壁部27と下流側壁部28との間に指が入らない場合は○の評価をし、上流側壁部27と下流側壁部28との間に指が入る場合は作業者が怪我をする可能性があるので×の評価をしている。
また、図5の表に示す分離性は、転写済みのシート12が分離爪18に衝突して、シート12に転写されたトナー像に分離爪18の爪跡がついた場合には、転写されたトナー像に乱れを生じるので×の評価し、シート12に転写されたトナー像に分離爪18の爪跡がつかない場合には○の評価をしている。
また、図5の表に示す絶縁破壊は、放電している電極が80%以上である場合には、評価を◎とし、放電している電極が60%以上80%未満である場合には、評価を○としている。この評価◎,○は、共に絶縁破壊に伴う黒点が画像に発生することがない。また、放電している電極が30%以下の場合には、絶縁破壊に伴う黒点が画像に目立って生じることがあるため、評価を×としている。また、放電している電極が30%を越え60%未満の場合には、絶縁破壊に伴う黒点が画像に生じるおそれがあるため、評価が△となる。このように、この図5の表に示す絶縁破壊は、放電効率をも意味している。なお、本実施の形態において使用されるアモルファスシリコン系の感光体ドラム2は、その表面に電荷保持の役割を兼ねた保護層がある。この感光体ドラム2の保護層は、その厚さが約1μmであって、その耐電圧が数百Vである。それゆえ、膜厚の大きな有機感光体ドラムと比較して、絶縁破壊が生じ易く、高精度の設計が要求される。そして、このような感光体ドラム2において、その保護層が破壊されると、その表面に帯電電荷を保持できなくなるので、その帯電電荷を保持できなくなった部分にトナーが付着し、画像上に不要な黒点が生じるということが一般に知られている。
この図5の表に示すように、本実施の形態の画像形成装置1は、a≧1.5及びb≧1.5で、且つ、4≧a+b≧3の条件を満たし、更に、2≧c≧0の条件を満たす構成を採用すれば、安全性,分離性及び絶縁破壊に関し、所望の効果を得ることができるということを確認できた。なお、比較例は、安全性、分離性、絶縁破壊(放電効率)のいずれか一つが×となり、不適当と判断した。
また、本実施の形態は、板状の分離電極部30に略三角形状の分離針17を一体形成する構成であるため、分離針17を一本づつ各別々に形成する場合に比較し、部品点数を削減でき、組立工数を削減することができる。
本発明の一実施例を図2に基づき説明する。本実施例において、アモルファスシリコン系感光体ドラム2の直径Dを40mmとし、転写ローラ14の直径dを21.5mmとしている。そして、転写ローラ14を感光体ドラム2側に0.2mm程度くい込ませて、転写ローラ14と感光体ドラム2との間にニップ部Pが生じるようになっており、このニップ部Pが転写位置となる。転写ローラ14は、電気抵抗が7.0(logΩ)でゴム硬度(アスカC)が35°の材料(例えば、導電性カーボンブラック等を配合したEPDM)で形成されている。
また、図2の水平線L2に対し、感光体ドラム2の回転中心と転写ローラ14の回転中心を結ぶ線L3がなす角度αは30度、シート12がニップ部Pに進入する角度θは60度となっている。そして、分離針17の先端は、感光体ドラム2の回転中心から垂直方向にv=2.29mmに位置し、且つ、感光体ドラム2の表面から水平方向にh=7.43mmの位置している。
そして、感光体ドラム2の線速を180mm/sec、感光体ドラム2の現像位置における表面電位を250V、転写出力を50μA(定電流)、分離針17に印加される分離出力を10μA(定電流),約3KVに設定されている。また、現像バイアスは、直流150Vが印加されると共に、交流1.7KV・3KHzが印加されるようになっている。
また、上流側壁部27及び下流側壁部28と分離針17との関係は、図4及び図5に示す寸法aを2mmとし、bを2mmとし、a+b=4mmとし、cを0mmとした。また、図3のW1を4mmとした。
このように構成した本実施例の画像形成装置1は、分離手段16の分離針17の通紙幅方向における放電を均一化することができ、アモルファスシリコン系の感光体ドラム2の絶縁破壊を効果的に防止することができる。しかも、本実施例の画像形成装置1によれば、シート12を感光体ドラム2から良好に放電分離することができ、定着前の画像を乱すことがなく、高品質の画像形成が可能になる。さらに、本実施例の画像形成装置1によれば、作業者がメンテナンス時等に分離手段16の分離針17で怪我をするのを効果的に防止できる。すなわち、本実施例によれば、安全性及び分離性に優れ、しかも絶縁破壊の虞もない、高品質の画像形成が可能になる画像形成装置1を提供することができる。なお、本実施例は、本発明の一例であって、これに限定されるものではない。
この発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に広く適用できる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 分離手段、感光体ドラム及び転写ローラとの関連を示す構成図である。 分離手段の分離針の形状をシート搬送方向に沿った方向から見た図であり、分離針の正面図である。 上流側壁部及び下流側壁部と分離針との位置関係を示す図である。 実験結果を示す図である。 第1の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。 第2の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。 第3の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。
符号の説明
1……画像形成装置、2……感光体ドラム(像担持体)、12……シート(記録媒体)、14……転写ローラ(転写手段)、16……分離手段、17……分離針、33……放電分離部ホルダ、27……上流側壁部、28……下流側壁部、30……分離電極部

Claims (3)

  1. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    この像担持体との間を通過するシート状の記録媒体に転写電流を印加し、トナー像を前記記録媒体に転写する転写手段と、
    この転写手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位置し、記録媒体搬送方向に対して直交する方向に沿って複数配置された分離針に分離電圧が印加されると、前記像担持体と前記分離針との間で放電させ、前記転写手段によって帯電させられた前記記録媒体を除電して前記像担持体から分離する分離手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記分離手段が前記分離針を内部に収容する放電分離部ホルダを有し、
    この放電分離部ホルダが、前記分離針よりも記録媒体搬送方向上流側に離間して位置する上流側壁部と、前記分離針よりも記録媒体搬送方向下流側に離間して位置する下流側壁部と、を有し、
    前記分離針と前記上流側壁部との最短距離をa(mm)とし、前記分離針と前記下流側壁部との最短距離をb(mm)とすると、a≧1.5,b≧1.5で、且つ4≧a+b≧3となるように、前記a及び前記bの寸法が決定され、
    前記分離針の先端は、前記上流側壁部の先端と前記下流側壁部の先端とを結ぶ線との最短距離をc(mm)とすると、0≦c≦2となるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離針は、記録媒体搬送方向に直交する断面の形状が略三角形状となるように、板状分離電極部の前記像担持体側の端縁に突出形成されてなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体がアモルファスシリコンで形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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