JP2005153274A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、情報表示能力の低減を抑えつつ、従来より一層の省電力化を図ることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る複合機Xは、各種情報を表示するためのメインパネルAと、メインパネルAより消費電力の小さいサブパネルBと、各パネルA、Bの電源制御並びに一部機能停止制御を行うパネルコントローラCと、を有して成り、パネルコントローラCは、機器の使用状況に応じて、各パネルA、Bの動作モードを、全機能が使用可能とされた通常モード、一部機能が停止されたスリープモード、及び電源供給が遮断されたシャットダウンモードのいずれかとする構成としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示パネルを有する電子機器に関するものであり、特に、前記表示パネルの節電制御に関するものである。
近年、環境問題の意識とともに省エネルギー化が進んでいる。特に、画像処理制御を中心機能としたOA[Office Automation]機器(複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、メーラ、或いはそれらの機能を併せ持つ複合機など、画像形成装置全般)においては、以前からEnagyStar等の省エネルギーに関する規格が定められ、消費電力の低い製品が要望されている。
特に、搭載機能の多様化・複雑化に伴ってより大型の表示パネル(例えば、B5サイズのタッチセンサ付き表示パネル)が具備される傾向にある複合機では、当該表示パネルの消費電力が無視できなくなっており、上記の省エネルギー化を図る上でその有効な節電制御が求められている。
なお、従来より、表示パネルの節電制御としては、機器無操作時におけるバックライト消灯制御が広く一般に行われている。また、メインパネルとサブパネルを有して成り、ジョブ処理中(例えばコピー動作中)はメインパネルのバックライトを消灯する一方、より消費電力の小さいサブパネルを駆動する画像処理装置も開示・提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−296983号公報
確かに、上記の節電技術を採用すれば、表示パネルの消費電力をある程度低減することが可能である。
しかしながら、従来の節電技術では、機器無操作時やジョブ処理中に表示パネルのバックライトが消灯されるに過ぎず、該表示パネルへの電源供給は依然として継続されていたため、必ずしも最大限の省電力化が図られていなかった。特に、大型の表示パネルでは、通電を続けているだけでも無視できない大きさの電力が浪費されてしまうため、このような大型の表示パネルを備えた複合機について、従来の節電技術をそのまま採用しただけでは、正常状態(ジャム、用紙切れ、その他の異常が生じていない状態)でのコピー動作中やデータ受信中など、表示パネルにおける表示内容確認や機器操作が不要な場合でも、表示パネルで電力が浪費されてしまい、省電力化の要請に十分応えることができなかった。
また、メインパネルとサブパネルを有する上記の画像処理装置は、メインパネルの省電力制御のみを鑑みて為されたものであり、サブパネルの省電力制御については、何ら考慮言及されていなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、情報表示能力の低下を抑えつつ、従来より一層の省電力化を図ることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、各種情報を表示するための第1パネルと、第1パネルより消費電力の小さい第2パネルと、各パネルの電源制御並びに一部機能停止制御を行うパネルコントローラと、を有して成り、前記パネルコントローラは機器の使用状況に応じて、各パネルの動作モードを、全機能が使用可能とされた通常モード、一部機能が停止されたスリープモード、及び電源供給が遮断されたシャットダウンモードのいずれかとする構成としている。このような構成とすることにより、情報表示能力の低減を抑えつつ、従来より一層の省電力化を図ることが可能となる。
なお、上記構成から成る電子機器は、各パネルの動作モードの組合わせパターンが格納されたパネル制御テーブルを有して成り、前記パネルコントローラは、前記パネル制御テーブルに基づいて、各パネルの動作モードを遷移制御する構成にするとよい。具体的に述べると、前記パネル制御テーブルは、各パネルの動作モードの組合わせパターンとして、第1パネルを前記通常モードとし第2パネルを前記シャットダウンモードとする通常状態と、第1パネルを前記スリープモードとし第2パネルを前記通常モードとする第1節電状態と、第1パネルを前記シャットダウンモードとし第2パネルを前記通常状態とする第2節電状態と、第1パネルを前記シャットダウンモードとし第2パネルを前記スリープモードとする第3節電状態と、第1、第2パネルをともに前記シャットダウンモードとする第4節電状態と、を格納して成る構成にするとよい。このような構成とすることにより、パネルコントローラでは、各パネルの動作モードを簡易に遷移制御することが可能となる。
また、上記構成から成る電子機器は、入力操作を受け付ける操作部を有して成り、前記パネルコントローラは、前記操作部に入力操作が為されないまま所定時間が経過する毎に機器の動作状態を前記通常状態から第1、第2、第3、第4節電状態へと段階的に切り換えるべく、各パネルの動作モードを遷移制御する構成にするとよい。このような構成とすることにより、情報表示能力の維持と状態復帰の迅速性向上を図りつつ、適切な省電力化を行うことが可能となる。
また、上記構成から成る電子機器において、機器の動作状態が第1〜第4節電状態のいずれかである場合、前記パネルコントローラは、前記操作部に入力操作が為された時点で機器の動作状態を前記通常状態とすべく、各パネルの動作モードを遷移制御する構成にするとよい。このような構成とすることにより、必要に応じて第1パネルにおける表示内容確認や機器操作を遅滞なく行うことが可能となる。
また、上記構成から成る電子機器は、機器外部との間でデータ通信を行う通信部を有して成り、機器の動作状態が第3、第4節電状態である場合、前記パネルコントローラは、前記通信部でのデータ通信が為された時点で、機器の動作状態を第2節電状態とすべく、各パネルの動作モードを遷移制御する構成にするとよい。このような構成とすることにより、機器の消費電力を不要に増大することなく、データ通信が為された旨を的確に報知することが可能となる。
上記したように、本発明に係る電子機器であれば、情報表示能力の低減を抑えつつ、従来より一層の省電力化を図ることが可能となる。
以下では、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、メーラ等の機能を併せ持つ複合機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係る複合機の一実施形態を示す要部ブロック図である。
本図に示すように、本実施形態の複合機Xは、各種情報を表示するためのメインパネルAと、該メインパネルAより消費電力の小さいサブパネルBと、両パネルA、Bの駆動制御を行うパネルコントローラCと、入力操作を受け付ける操作部Dと、機器外部との間で画像データ等の授受を行う通信部Eと、を有して成る。なお、複合機Xは、上記の構成要素のほか、画像読取動作や画像形成動作に必要な構成要素(画像読取部、画像形成部、定着部、用紙収納部、用紙搬送部など)を当然に有して成る。
メインパネルAは、液晶ディスプレイ等から成る表示部A1と、表示部A1に対する起動メッセージ等の表示制御を行う起動制御部A2と、メインパネルA各部への電源供給制御を行う電源制御部A3と、メインパネルAの一部機能停止制御(本実施形態では、表示部A1のバックライト消灯制御)を行うスリープ制御部A4と、を有して成る。
サブパネルBは、液晶ディスプレイ等から成る表示部B1と、サブパネルB各部への電源供給制御を行う電源制御部B2と、サブパネルBの一部機能停止制御(本実施形態では表示部B1のバックライト消灯制御)を行うスリープ制御部B3と、を有して成る。
パネルコントローラCは、操作部Dに対する入力操作の有無並びに通信部Eにおけるデータ通信の有無を監視する状態監視部C1と、メインパネルAの起動制御部A2に指示を送る起動制御部C2と、メインパネルAの電源制御部A3及びサブパネルBの電源制御部B2に各々指示を送る電源制御部C3と、メインパネルAのスリープ制御部A4及びサブパネルBのスリープ制御部B3に各々指示を送るスリープ制御部C4と、を有して成る。なお、起動制御部C2、電源制御部C3、及びスリープ制御部C4は、いずれも状態監視部C1での監視結果に基づいた指示を各パネルA、Bに送出することで、その動作モードを遷移制御するものである。
図2はパネルA、Bの動作モードを説明するための図である。本図に示すように、パネルA、Bの動作モードとしては、イニシャライズの起動メッセージ等を表示する起動モード(パワーオンリセット時に必ず移行されるモードであり、メインパネルAにのみ適用)と、全機能が使用可能とされた通常モードと、一部機能が停止されたスリープモード(通常モードへの迅速な復帰を実現すべく、電源供給を継続したままバックライト消灯のみが行われた状態)と、電源供給が遮断されたシャットダウンモードが設けられている。
また、本実施形態の複合機Xは、各パネルA、Bの動作モードの組合わせパターンが格納されたパネル制御テーブル(不図示)を有して成り、パネルコントローラCでは、該パネル制御テーブルに基づいて、各パネルA、Bの動作モードが遷移制御される。
図3はパネル制御テーブルの一例である。本図に示すように、パネル制御テーブルは、各パネルA、Bの動作モードの組合わせパターンとして、パネルA、Bをともに本体電源投入時のパワーオンリセット動作とするパワーオンリセット状態aと、メインパネルAを起動モードとしサブパネルBをシャットダウンモードとする起動表示状態bと、メインパネルAを通常モードとしサブパネルBをシャットダウンモードとする通常状態cと、メインパネルAをスリープモードとしサブパネルBを通常モードとする第1節電状態dと、メインパネルAをシャットダウンモードとしサブパネルBを通常状態とする第2節電状態eと、メインパネルAをシャットダウンモードとしサブパネルBをスリープモードとする第3節電状態fと、パネルA、Bをともにシャットダウンモードとする第4節電状態gと、を格納して成る。このように、各パネルA、Bの動作モードの組合わせパターンを予め格納しておき、必要に応じてその内容を読み出す構成とすることにより、パネルコントローラCでは、各パネルA、Bの動作モードを簡易に遷移制御することが可能となる。
上記したパネルコントローラCによる各パネルA、Bの動作状態遷移制御について、より具体的に説明する。状態監視部C1は、操作部D及び通信部Eの監視結果とパネル制御テーブルの格納内容に基づいて、各パネルA、Bの動作モードを決定した後、起動制御部C2、電源制御部C3、及びスリープ制御部C4に対して、決定された各パネルA、Bの動作モードに関する情報を送出する。
起動制御部C2は、状態監視部C1から得られた情報に応じてメインパネルAを起動モードにするか否かを判別し、メインパネルAの起動制御部A2に対して指示を送る。電源制御部C3は、状態監視部C1から得られた情報に応じて各パネルA、Bをシャットダウンモードにするか否かを判別し、当該モードにするのであれば電源供給を遮断し、他モードにするのであれば電源供給を継続するように、各パネルA、Bの電源制御部A3、B2に対して指示を送る。スリープ制御部C4は、状態監視部C1から得られた情報に応じて各パネルA、Bをスリープモードにするか否かを判別し、各パネルA、Bのスリープ制御部A4、B3に対して指示を送る。
各パネルA、Bは、パネルコントローラCから得られた指示を各制御部A2〜A4、B2、B3で解釈し、表示部A1での起動メッセージ表示制御、パネルA、B各部への電源供給制御、並びに表示部A1、B1のバックライト消灯制御を行う。
次に、上記構成から成る複合機Xの動作状態遷移について詳細な説明を行う。図4は複合機Xの動作状態遷移を説明するためのフローチャートである。本図に示すように、複合機Xの動作状態は、電源投入直後のステップS1において、パネル制御テーブルの原点であるパワーオンリセット状態aとされた後、ステップS2において、起動表示状態bに遷移され、「self test」等の起動メッセージがメインパネルAに表示される。
その後、ステップS3では、複合機Xの動作状態が通常状態cに遷移され、メインパネルAが通常モード、サブパネルBがシャットダウンモードとされる。なお、当該通常状態cへの遷移と同時に、タイマ(不図示)がリセットされる。また、当該通常状態cへの遷移後は、本体電源がオフされるまで、複合機Xの動作状態がパワーオンリセット状態aや起動表示状態bに戻されることはない。
複合機Xの動作状態が通常状態cとされている場合、ステップS4では、操作部Dに対して入力操作が為されたか否かの判定が行われる。ここで、入力操作が為されていないと判定された場合は、フローがステップS5に進められる。一方、入力操作が為されたと判定された場合は、フローがステップS3に戻されて、複合機Xの動作状態は、引き続き通常状態cに維持される。
ステップS4で操作部Dに入力操作が為されていないと判定された場合、ステップS5では、前記タイマのカウント値に基づいて、操作部Dに入力操作が為されないまま所定時間T1を経過しているか否かの判定が行われる。ここで、所定時間T1を経過していると判定された場合は、フローがステップS6に進められ、経過していないと判定された場合は、フローがステップS4に戻される。
ステップS5で所定時間T1を経過していると判定された場合、ステップS6では、複合機Xの動作状態が第1節電状態dに遷移され、メインパネルAがスリープモード、サブパネルBが通常モードとされる。すなわち、複合機Xの動作状態は、通常状態cへの迅速な復帰可能性を残しつつ、その情報表示機能をメインパネルAからサブパネルBに移譲した形となる。なお、当該第1節電状態dへの遷移と同時に、タイマがリセットされる。
複合機Xの動作状態が第1節電状態dとされている場合、ステップS7では、操作部Dに対して入力操作が為されたか否かの判定が行われる。ここで、入力操作が為されていないと判定された場合は、フローがステップS8に進められる。一方、入力操作が為されたと判定された場合は、フローがステップS3に戻されて、複合機Xの動作状態は、通常状態cに復帰される。このような構成とすることにより、必要に応じてメインパネルAにおける表示内容確認や機器操作を遅滞なく行うことが可能となる。
ステップS7で操作部Dに入力操作が為されていないと判定された場合、ステップS8では、前記タイマのカウント値に基づいて、操作部Dに入力操作が為されないまま所定時間T2を経過しているか否かの判定が行われる。ここで、所定時間T2を経過していると判定された場合は、フローがステップS9に進められ、経過していないと判定された場合は、フローがステップS7に戻される。
ステップS8で所定時間T2を経過していると判定された場合、ステップS9では、複合機Xの動作状態が第2節電状態eに遷移され、メインパネルAがシャットダウンモードとされる。一方、サブパネルBは引き続き通常モードに維持される。すなわち、複合機Xの動作状態は、通常状態cへの迅速な復帰可能性よりも、一層の省電力化を重視した形となる。なお、当該第2節電状態eへの遷移と同時に、タイマがリセットされる。
複合機Xの動作状態が第2節電状態eとされている場合、ステップS10では、操作部Dに対して入力操作が為されたか否かの判定が行われる。ここで、入力操作が為されていないと判定された場合は、フローがステップS11に進められる。一方、入力操作が為されたと判定された場合には、フローがステップS3に戻されて、複合機Xの動作状態は、通常状態cに復帰される。このような構成とすることにより、必要に応じてメインパネルAにおける表示内容確認や機器操作を遅滞なく行うことが可能となる。
ステップS10で操作部Dに入力操作が為されていないと判定された場合、ステップS11では、前記タイマのカウント値に基づいて、操作部Dに入力操作が為されないまま所定時間T3を経過しているか否かの判定が行われる。ここで、所定時間T3を経過していると判定された場合は、フローがステップS12に進められ、経過していないと判定された場合は、フローがステップS10に戻される。
ステップS11で所定時間T3を経過していると判定された場合、ステップS12では複合機Xの動作状態が第3節電状態fに遷移され、サブパネルBがスリープモードとされる。一方、メインパネルAは引き続きシャットダウンモードに維持される。すなわち、複合機Xの動作状態は、第2節電状態eへの迅速な復帰可能性を残しつつ、その情報表示機能を捨てて一層の省電力化を重視した形となる。なお、当該第3節電状態fへの遷移と同時に、タイマがリセットされる。
複合機Xの動作状態が第3節電状態fとされている場合、ステップS13では、操作部Dに対して入力操作が為されたか否かの判定が行われる。ここで、入力操作が為されていないと判定された場合は、フローがステップS14に進められる。一方、入力操作が為されたと判定された場合には、フローがステップS3に戻されて、複合機Xの動作状態は、通常状態cに復帰される。このような構成とすることにより、必要に応じてメインパネルAにおける表示内容確認や機器操作を遅滞なく行うことが可能となる。
ステップS13で操作部Dに入力操作が為されていないと判定された場合、ステップS14では、通信部Eでのデータ通信が為されたか否かの判定が行われる。ここで、データ通信が為されていないと判定された場合は、フローが続くステップS15に進められる。一方、データ通信が為されたと判定された場合は、フローがステップS9に戻されて、複合機Xの動作状態は、第2節電状態eに復帰される。このような構成とすることにより、機器の消費電力を不要に増大することなく、データ通信が為された旨を的確に報知することが可能となる。
ステップS14で通信部Eでのデータ通信が為されていないと判定された場合、ステップS15では、前記タイマのカウント値に基づいて、操作部Dへの入力操作及び通信部Eでのデータ通信が為されないまま所定時間T4を経過しているか否かの判定が行われる。ここで、所定時間T4を経過していると判定された場合は、フローがステップS16に進められ、経過していないと判定された場合は、フローがステップS13に戻される。
ステップS15で所定時間T4を経過していると判定された場合、ステップS16では複合機Xの動作状態が第4節電状態gに遷移され、サブパネルBがシャットダウンモードとされる。一方、メインパネルAは引き続きシャットダウンモードに維持される。すなわち、複合機Xの動作状態は、第2節電状態eへの迅速な復帰可能性よりも、一層の省電力化を重視した形となる。なお、当該第4節電状態gへの遷移と同時に、タイマがリセットされる。
複合機Xの動作状態が第4節電状態gとされている場合、ステップS17では、操作部Dに対して入力操作が為されたか否かの判定が行われる。ここで、入力操作が為されていないと判定された場合は、フローがステップS18に進められる。一方、入力操作が為されたと判定された場合には、フローがステップS3に戻されて、複合機Xの動作状態は、通常状態cに復帰される。このような構成とすることにより、必要に応じてメインパネルAにおける表示内容確認や機器操作を遅滞なく行うことが可能となる。
ステップS17で操作部Dに入力操作が為されていないと判定された場合、ステップS18では、通信部Eでのデータ通信が為されたか否かの判定が行われる。ここで、データ通信が為されていないと判定された場合には、フローがステップS17に戻されて、複合機Xの動作状態は、引き続き第4節電状態gに維持される。一方、データ通信が為されたと判定された場合は、フローがステップS9に戻されて、複合機Xの動作状態は、第2節電状態eに復帰される。このような構成とすることにより、機器の消費電力を不要に増大することなく、データ通信が為された旨を的確に報知することが可能となる。
なお、図5はパネルA、Bの動作モード遷移を個別に説明するための図である。
上記したように、本実施形態の複合機Xにおいて、パネルコントローラCは、操作部Dに入力操作が為されないまま所定時間が経過する毎に機器の動作状態を通常状態cから第1節電状態d、第2節電状態e、第3節電状態f、第4節電状態gへと段階的に切り換えるべく、各パネルA、Bの動作モードを遷移制御する構成としている。このような構成とすることにより、情報表示能力の維持と状態復帰の迅速性向上を図りつつ、適切な省電力化を行うことが可能となる。
なお、上記の実施形態では、本発明を複合機に適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、表示パネルを有する電子機器全般に広く適用することが可能である。
また、上記の実施形態では、パネル制御テーブル(図3を参照)を用いて複合機Xの動作状態(パネルA、Bの各動作モード)を変遷制御する構成を例示して説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、パネル制御テーブルを持たずに状態遷移のみで上記制御を行う構成としても構わない。
また、上記の実施形態では、メインパネルAの他にサブパネルBを1つだけ設けた構成を例示して説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、メインパネルAよりも消費電力の小さいものであれば、サブパネルはいくつ設けても構わない。例えば、サブパネルBに対する第2サブパネル(例えば、LED[Light Emitting Diode]等の発光素子やデバイスなど、メインパネルA及びサブパネルBよりも消費電力の小さい簡易的な表示手段)を設け、各パネルの動作モードを適切に変遷させる構成とすれば、情報表示能力の低下を最小限に抑えつつ、一層の省電力化を図ることが可能となる。
また、上記の実施形態では、メインパネルA及びサブパネルBと操作部Dとを別構成要素として各個に設けた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、メインパネルA及び/またはサブパネルBに操作部Eの機能を内包させた構成(いわゆるタッチパネル構造)を採用しても構わない。
また、上記の実施形態では、操作部Dに入力操作が為された場合、及び通信部Eでのデータ通信が為された場合における各復帰動作状態(通常状態c及び第2節電状態e)を各々固定とした場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、どの状態に復帰するかを設定可能な構成としてもよい。
本発明は、表示パネルを有する電子機器の省電力化に関して有用な技術であり、特に、厳しい省電力化規格が定められているOA機器(複合機に代表される画像形成装置全般)に好適な技術であると言える。
は、本発明に係る複合機の一実施形態を示す要部ブロック図である。 は、パネルA、Bの動作モードを説明するための図である。 は、パネル制御テーブルの一例である。 は、複合機Xの動作状態遷移を説明するためのフローチャートである。 は、パネルA、Bの動作モード遷移を個別に説明するための図である。
符号の説明
X 複合機
A メインパネル
A1 表示部
A2 起動制御部
A3 電源制御部
A4 スリープ制御部
B サブパネル
B1 表示部
B2 電源制御部
B3 スリープ制御部
C パネルコントローラ
C1 状態監視部
C2 起動制御部
C3 電源制御部
C4 スリープ制御部
D 操作部
E 通信部

Claims (6)

  1. 各種情報を表示するための第1パネルと、第1パネルより消費電力の小さい第2パネルと、各パネルの電源制御並びに一部機能停止制御を行うパネルコントローラと、を有して成り、前記パネルコントローラは、機器の使用状況に応じて、各パネルの動作モードを、全機能が使用可能とされた通常モード、一部機能が停止されたスリープモード、及び電源供給が遮断されたシャットダウンモードのいずれかとすることを特徴とする電子機器。
  2. 各パネルの動作モードの組合わせパターンが格納されたパネル制御テーブルを有して成り、前記パネルコントローラは、前記パネル制御テーブルに基づいて、各パネルの動作モードを遷移制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記パネル制御テーブルは、各パネルの動作モードの組合わせパターンとして、第1パネルを前記通常モードとし第2パネルを前記シャットダウンモードとする通常状態と、第1パネルを前記スリープモードとし第2パネルを前記通常モードとする第1節電状態と、第1パネルを前記シャットダウンモードとし第2パネルを前記通常状態とする第2節電状態と、第1パネルを前記シャットダウンモードとし第2パネルを前記スリープモードとする第3節電状態と、第1、第2パネルをともに前記シャットダウンモードとする第4節電状態と、を格納して成ることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 入力操作を受け付ける操作部を有して成り、前記パネルコントローラは、前記操作部に入力操作が為されないまま所定時間が経過する毎に、機器の動作状態を前記通常状態から第1、第2、第3、第4節電状態へと段階的に切り換えるべく、各パネルの動作モードを遷移制御することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 機器の動作状態が第1〜第4節電状態のいずれかである場合、前記パネルコントローラは、前記操作部に入力操作が為された時点で、機器の動作状態を前記通常状態とすべく、各パネルの動作モードを遷移制御することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 機器外部との間でデータ通信を行う通信部を有して成り、機器の動作状態が第3、第4節電状態である場合、前記パネルコントローラは、前記通信部でのデータ通信が為された時点で、機器の動作状態を第2節電状態とすべく、各パネルの動作モードを遷移制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の電子機器。
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