JP2005146971A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉型圧縮機に関し、騒音を低減することを目的とする。
【解決手段】密閉容器101内に収納され往復運動するピストン102を含んだ電動圧縮要素103と、電動圧縮要素103を弾性的に支持するコイルバネ104と、コイルバネ104の密閉容器101側および電動圧縮要素103側の少なくとも一方にコイルバネ104を保持する発泡樹脂スナブバー105aを備えたもので、材料の摺動損失に加えて気泡内のガスと気泡周囲の材料との摩擦により振動エネルギーを吸収することで、機械振動の減衰効果が高くなり、騒音や振動を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等に使用される密閉型圧縮機のスナブバーの改良に関するものである。
近年、冷凍冷蔵装置等に使用される密閉型圧縮機は運転による騒音が低いことが強く望まれている。
従来、この種の密閉型圧縮機は、樹脂製のスナブバーを用いて密閉容器内に電動圧縮要素を支持することにより、電動圧縮要素の運転に起因する振動が密閉容器に伝達することを抑制し、密閉容器から放射される騒音を低減したものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図5は、従来の密閉型圧縮機の断面図であり、図6は図5におけるA部の拡大断面図である。
図5、図6において、モーター7は固定子6と可動子8とから構成され、往復運動するピストン2を収納する電動圧縮要素3および電動圧縮要素3の固定子6は、密閉容器1内において、コイルバネ4により弾性的に支持されている。
ここで、コイルバネ4は組立性を容易にするため、密閉容器1側のシェルスナブバー5bにより圧入挿嵌され密閉容器1に取り付けられている。
また、コイルバネ4は固定子6を含む電動圧縮要素3をコイルバネ4に確実に収めるため、樹脂スナブバー5aに遊嵌され弾性的に支持されており、樹脂スナブバー5aは、かしめにより固定子6に固着されたスナブバーピン9に、圧入固定されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動圧縮要素3は、冷却システム(図示せず)から戻る低温低圧の冷媒ガスをピストン2の往復運動により圧縮し、高温高圧の冷媒ガスとして再び冷却システム(図示せず)へ送り出すことで冷凍冷蔵装置を冷却する。
ここで、ピストン2が往復運動することにより発生する機械振動のうち、低周波の振動成分は、電動圧縮要素3を弾性的に支持しているコイルバネ4により吸収され、また、高周波の振動成分は樹脂スナブバー5aの材料自身が振動する(振動損失)ことで吸収される。その結果、密閉容器1への振動伝達を抑制し、騒音振動を低減することができる。
特開2001−73947号公報
しかしながら、上記従来の構成では、樹脂スナブバー5aが均質な固体樹脂材料で構成されているため振動の内部減衰効果が小さく、密閉容器1への振動伝達を十分に減衰しきれないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、機械振動の減衰効果が高く、騒音振動が小さい密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、スナブバーを発泡樹脂にて成形したもので、樹脂材料の振動損失に加え、発泡樹脂内に形成される気泡内のガスと気泡周囲の樹脂材料との摩擦によって振動エネルギーを吸収することにより、樹脂スナブバー内部での振動の内部減衰が従来以上に高まるという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、機械振動の減衰効果が高く、騒音振動が小さい密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器と、前記密閉容器内に収納され往復運動するピストンを含んだ電動圧縮要素と、前記電動圧縮要素を弾性的に支持するコイルバネと、前記コイルバネの前記密閉容器側および前記電動圧縮要素側の少なくとも一方に前記コイルバネを保持するスナブバーを備え、前記スナブバーを発泡樹脂にて成形したもので、樹脂材料の振動損失に加えて気泡内のガスと気泡周囲の材料との摩擦による振動エネルギーの吸収により振動の内部減衰が高まるため、機械振動の減衰効果が高く、騒音振動を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、コイルバネが発泡樹脂にて成形したスナブバーに遊嵌されたもので、コイルバネと樹脂スナブバー間の遊嵌部での摩擦によって生じる振動エネルギーを気泡内のガスと気泡周囲の材料との摩擦により効果的に吸収するため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに機械振動の減衰効果が高く、騒音振動を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、発泡樹脂の気泡径を50μm以下としたもので、発泡樹脂内に形成される気泡径を小さくかつ気泡数が増えることにより振動エネルギーの吸収効果が高まるため、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、さらに機械振動の減衰効果が高く、騒音振動を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、発泡樹脂の発泡倍率を1.2倍以上としたもので、気泡内のガスと気泡周囲の材料との摩擦による振動エネルギーの吸収作用を高めることにより、さらに顕著な振動の内部減衰効果を得られるため、請求項1から3に記載の発明の効果に加えて、さらに機械振動の減衰効果が高く、騒音振動を低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、発泡樹脂の材料を結晶性の樹脂としたもので、結晶性樹脂の特徴として耐薬品性が高く冷媒や潤滑油への樹脂材料の溶解度が小さくなるため、請求項1から4に記載の発明の効果に加えて、さらに圧縮機の信頼性が向上し安定した運転を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、発泡樹脂の表面に気泡が存在しないスキン層を形成したもので、スナブバーの表面を気泡が存在しない無垢の樹脂とすることで、コイルバネと樹脂スナブバー間の摩擦係数を小さくすることができ、請求項1から5に記載の発明の効果に加えて、さらに摩擦による樹脂スナブバーの摩耗を軽減し、耐摩耗性を高めることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、電動圧縮要素がインバータ方式により商用電源周波数未満の回転数を含む複数の回転数にて駆動されるもので、電動圧縮要素の低回転化に伴って回転変動やピストンの往復運動に伴う往復振動が増大しコイルバネと発泡樹脂スナブバー間での摩擦により高周波域での振動が大きくなると共に、インバータ方式のモーターから発生する高調波成分によって電動圧縮要素が高周波な振動成分を持つ場合においても、材料自身の振動損失に加えて発泡樹脂スナブバー内部に形成された気泡と気泡周囲の樹脂材料との摩擦により振動エネルギーを吸収するため、請求項1から6に記載の発明の効果に加えて、密閉容器へ伝達する高周波な振動成分を低減する効果がより顕著なものとなる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、圧縮する冷媒がR600aであり、R134aの場合と比較して同等冷凍能力を得るために気筒容積を大きくするためにピストンが大きくなり、ピストンの往復運動に伴う電動圧縮要素の振動が増大し、コイルバネと発泡樹脂スナブバー間での摩擦により高周波域での振動が大きくなる場合においても、材料自身の振動損失に加えて発泡樹脂スナブバー内部に形成された気泡と気泡周囲の樹脂材料との摩擦により振動エネルギーを吸収するため、請求項1から7に記載の発明の効果に加えて、冷媒を地球環境にやさしいR600aとする場合においても、高周波な振動成分の密閉容器への伝達を低減する効果が顕著なものとなり、機械振動の減衰効果が高く、騒音振動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の断面図、図2は図1のA部の拡大断面図である。図3は同実施の形態における発泡樹脂スナブバーの拡大断面図である。図4は同実施の形態における超臨界発泡成形機の構成概略図である。
図1から図4において、往復運動するピストン102を収納する電動圧縮要素103および電動圧縮要素103の固定子106は、密閉容器101内において、コイルバネ104により弾性的に支持されている。
一方、電動圧縮要素103のモーターは、インバータ方式により商用電源周波数未満の回転数を含む複数の回転数にて駆動されると共に、冷媒には自然冷媒であるR600aを用いている。
ここで、コイルバネ104は組立性を容易にするため、密閉容器101側のシェルスナブバー105bにより圧入挿嵌され密閉容器101に取り付けられている。
また、固定子106を含む電動圧縮要素103をコイルバネ104に確実に収めるため、コイルバネ104に遊嵌された発泡樹脂スナブバー105aにより弾性的に支持されており、発泡樹脂スナブバー105aは、かしめにより固定子サポート110に固着されたスナブバーピン109に圧入固定されている。
発泡樹脂スナブバー105aは、主にガラス繊維を添加した結晶性樹脂であるポリブチレンテレフタレートなどの合成樹脂で形成されている。100℃以上の耐熱温度を確保するためガラス繊維を添加しているが、この添加したガラス繊維が気泡核となるため、ポリブチレンテレフタレートは発泡成形に適した材料であるといえる。
さらに、発泡樹脂スナブバー105aは、超臨界発泡成形(詳細は後述する)により成形されており、気泡径1〜50μmの微細な気泡150が109〜1015cells/cm3程度の高密度で形成されている。そのため、最小板厚が1〜3mm程度の薄肉の板厚寸法においてもその内部に50μm程度以下の微細な気泡150を発泡倍率1.2倍以上で形成することができ、表面近傍には気泡を内包しない無垢のスキン層151が形成される。
なお、上述した発泡倍率は、同一の体積において、発泡した樹脂に対する発泡していない樹脂の質量比を意味している。
ここで、本実施の形態の発泡樹脂スナブバー105aを成形するために用いる超臨界発泡成形機159は、図4に示すように、原料挿入部160と、溶解射出部161と、金型部162と、金型部の駆動や冷却温度などを制御する制御部163と、超臨界ガス発生部164とから構成されており、環境負荷物質であるアゾ化合物やフロンなどの発泡剤を用いる化学発泡成形法に比べ、気泡径が小さく高密度な発泡が可能であることと、二酸化炭素や窒素などの不活性ガスを用いるため環境にやさしい発泡成形ができることに特徴がある。
以下、超臨界発泡成形機159を用いた発泡樹脂の成形プロセスについて説明する。
まず、ポリブチレンテレフタレートの原料ペレットを原料挿入部160に投入する。投入した原料ペレットは、溶融射出部161にて約250℃以上の温度で溶融される。一方、超臨界ガス発生部164にて超臨界状態となった物理発泡剤の二酸化炭素または窒素は、溶解射出部161に注入され高圧の液として樹脂原料と混合される。その後、溶融射出部161に内蔵されたスクリューにより溶融した原料と共に超臨界状態の発泡剤が金型部162に射出される。
そして、金型部162への注入時に起こる急激な体積変化や温度変化により超臨界状態の発泡剤がガス化し気泡が形成される。この時、制御部163において原料や発泡剤の射出量や射出温度および金型部162の温度などを調節して成形時の温度と圧力をコントロールすることにより、発泡樹脂の気泡密度や気泡径を任意に調整することができる。
さらに、この成形時に、気泡150の成形圧力により樹脂内部から金型に向かって圧力がかかるため、金型近傍の樹脂原料は金型に向かって押し付けられ気泡が形成されないスキン層151ができる。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動圧縮要素103は冷却システム(図示せず)から戻る低温低圧の冷媒ガスをピストン102の往復運動により圧縮し、高温高圧の冷媒ガスとして再び冷却システム(図示せず)へ送り出すことで冷凍冷蔵装置を冷却する。
ここで、ピストン102が往復運動することにより電動圧縮要素103から機械振動が発生する。ここで、低周波の振動成分は固有振動数が低く弾性的に支持しているコイルバネ104により吸収される。
一方、高周波の振動成分は、発泡樹脂スナブバー105aの材料自身が振動することによる材料の振動損失に加えて、気泡150内のガスと気泡150周囲の材料との摩擦により振動エネルギーを吸収することができる。そのため、振動の内部減衰を高めることができ、密閉容器101への高周波の振動成分の伝達を大幅に抑制することができるため、密閉容器101の騒音や振動を格段に低減する効果がある。
さらに、コイルバネ104と発泡樹脂スナブバー105aとは遊嵌されているためにこの遊嵌部で摩擦が生じる。この摩擦によって生じる振動エネルギーを気泡内のガスと気泡周囲の発泡樹脂材料との摩擦により効果的に吸収するため、機械振動の減衰効果が高くなり騒音や振動をさらに低減することができる。
具体的な効果として、無垢の樹脂材料と比較して発泡倍率1.2倍程度で、可聴域の音響透過損失を1〜2dB低減することができる。
特に、本実施例の形態では、自然冷媒であるR600aを使用しているためR134aの場合と比較して、冷媒の特性差のために気筒容積が大きくなるため、ピストン102が大きく重くなる傾向にあると共に、商用電源周波数未満の低回転数にて運転されるため、ピストン102の往復運動に伴う電動圧縮要素103の振動が増大し、コイルバネ104と発泡樹脂スナブバー105a間での摩擦による高周波域での振動が大きくなる。
上述した電動圧縮要素103の振動について、詳細に説明する。
電動圧縮要素103の振動は、ピストン102の往復運動の反作用として、電動圧縮要素103に加振力が加わるために引き起こされ、この加振力の大きさは、ピストン102の加速度と質量の積に等しい。従って、ピストン102の質量が重いほど電動圧縮要素103の振動が増大する。
さらに、コイルバネ104で電動圧縮要素103の振動系は、コイルバネのバネ定数と電動圧縮要素103の質量の関係から固有振動数を持ち、通常、固有振動数は概ね10Hz前後であることが多い。そのため、低速回転で運転周波数が電動圧縮要素103とコイルバネ104からなる振動系の固有振動数に近づいてくるために、電動圧縮要素103の振動が増大する。
上述した要因以外にも、インバータ方式のモーター107から発生する高調波成分により、電動圧縮要素103の高周波域での振動が大きくなる。
しかしながら、本現象に対して材料自身の振動損失に加えて発泡樹脂スナブバー105a内部に形成された気泡150と気泡150周囲の樹脂材料との摩擦により振動エネルギーを吸収することにより、密閉容器101へ伝達される高周波の振動成分を低減することができ、騒音や振動を低減することができる。
一方、発泡樹脂スナブバー105aは超臨界発泡成形されており、気泡径1〜50μmの微細な気泡が109〜1015cells/cm3程度の高密度で形成されるため、無垢の樹脂材料と比較して微細な気泡群によって形成される内部構造により、樹脂材料の使用量そのものを削減しても機械的強度は材料の使用量削減ほど劣化することがない。そのため、機械的強度が低下することなく、樹脂材料の使用量を削減することができ部品のコストを低減する効果がある。具体的には、本実施例では発泡倍率を1.2倍以上とすることで、樹脂材料の使用量を20%以上削減することができる。
また、発泡樹脂スナブバー105aは結晶性樹脂であるポリブチレンテレフタレートを用いているため耐薬品性が強く、冷媒や潤滑油に樹脂が溶融することが殆どないため、樹脂が溶解して摺動部の潤滑状態を悪化させたり冷凍サイクルを閉塞させてしまうといった不具合を防止でき、高い信頼性を確保し圧縮機を安定的に運転することができる。
また、図3に示すように発泡樹脂スナブバー105aの表面は気泡150を内包しない無垢のスキン層で覆われている。そのため、発泡樹脂スナブバー105aの表面だけを無垢の樹脂とすることで、コイルバネ104と発泡樹脂スナブバー105a間の摩擦係数を小さくすることができ、摩擦による発泡樹脂スナブバー105aの摩耗を軽減し、耐摩耗性を高めることができる。
なお、本実施例では発泡樹脂スナブバー105aの全体を発泡樹脂としたが、コイルバネ104との摩擦が生じる部分だけ部分的に発泡することでも同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では発泡方法として超臨界発泡技術を用いたが、化学発泡剤を用いた一般的な化学発泡によっても発泡樹脂スナブバー105aを成形することは可能である。但し、この場合には、気泡径は約100μmの大きさであり、気泡密度は約107cells/cm3程度となるため、超臨界発泡成形と比較すると、気泡径が大きく気泡密度が小さくなるという特徴がある。そのため、超臨界発泡成形の場合と同様の振動の減衰効果を得るためには、発泡樹脂スナブバー105aの最小板厚を3〜5mm程度以上とする必要があり、若干の大型化となる。しかしながら、一般的な化学発泡のほうが発泡成形機が簡素なため低コストで製造できるという利点を有しており、目的に応じて採用が可能である。
また、本実施例では発泡樹脂スナブバー105aの材料としてポリブチレンテレフタレートを用いたが、射出成形にて発泡成形できかつ耐摩耗性に優れた材料としてポリエーテルエーテルケトンやポリフェニレンサルファイドなどを使用することで、さらに耐摩耗性を高めることができるため、圧縮機を長期間に渡り安定に運転することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は騒音振動を低減することが可能となるので、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における密閉型圧縮機の断面図 図1のB部の拡大断面図 本発明の実施の形態における樹脂スナブバーの拡大断面図 本発明の実施の形態における超臨界発泡成形機の構成概略図 従来の密閉型圧縮機の断面図 図5のA部の拡大断面図
符号の説明
101 密閉容器
102 ピストン
103 電動圧縮要素
104 コイルバネ
105a 発泡樹脂スナブバー
150 気泡
151 スキン層

Claims (8)

  1. 密閉容器と、前記密閉容器内に収納され往復運動するピストンを含んだ電動圧縮要素と、前記電動圧縮要素を弾性的に支持するコイルバネと、前記コイルバネの前記密閉容器側および前記電動圧縮要素側の少なくとも一方に前記コイルバネを保持するスナブバーを備え、前記スナブバーを発泡樹脂にて成形した密閉型圧縮機。
  2. コイルバネが発泡樹脂にて成形したスナブバーに遊嵌された請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 発泡樹脂の気泡径を50μm以下とした請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 発泡樹脂の発泡倍率を1.2倍以上とした請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 発泡樹脂の材料を結晶性の樹脂とした請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 発泡樹脂の表面に気泡が存在しないスキン層を形成した請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. 電動圧縮要素がインバータ方式により商用電源周波数未満の回転数を含む複数の回転数にて駆動される請求項1から6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  8. 圧縮する冷媒がR600aである請求項1から7のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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