JP2005146909A - オイルパンガスケット - Google Patents

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温 佐藤
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Abstract

【課題】 締め付け部材であるボルト部の近辺とボルト部の間部との締め付け面圧を一定に保持せしめ難しく、ボルト間部の面圧が低くなりやすいため、必要部分にストッパを形成したレールを有するガスケット組立体が提案されているが、該ストッパは複雑形状の成形体であって安価に提供できるものでない。
【解決手段】 鋼板の表面に弾性体からなる表面層を設けたオイルパンガスケットにおいて、オイルパンガスケットの本体部を金属板で形成し、前記金属板の一部を延設し、該延設部をボルト穴の周辺へ折り返して金属板の二重部を形成し、前記金属板の表面へシール材からなるシール部を形成せしめる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンあるいは自動変速機などに用いられるオイルパンとブロック部材を密封する密封材に関し、特に、フランジ部を有するオイルパンガスケットの改良に関する。
従来より、車両のエンジンのシリンダブロックあるいはトランスミッションケース等の下部へは潤滑油を蓄えるオイルパンが装着されている。
この種のオイルパンとしては、制振鋼板からなりそのフランジ部へボルト取り付け穴が配置されて、該フランジ部とブロック部材によってシール材でなるガスケットが挟まれて締め付けられ密封作用を働かせている。
このオイルパンは一般的には、軽量化とか成形の容易性などから1.2〜1.6mm厚みの制振鋼板を用いて、これに曲げ・絞り加工を施し必要容量オイルを溜め得る形状をもったオイルパンを形成している。
一方、ガスケット部材としては、古くはコルク粒を接着剤で固め形成したコルクガスケット、あるいはラバーを主成分とする弾性ガスケット、さらには不定形で密封部材へ塗布し密着させた後に硬化形成する液状ガスケットなどが用いられており、近年では金属板と弾性体とを組み合わせた複合ガスケットが開発され実用に付されている。
実開昭61−134548号公報 特公平08−11979号公報
特許文献1に示されたオイルパンガスケットにおいては、金属製平板材の両シール面に設けた弾性体からなるビード条で局部面圧を受け密封作用を働かせているが、締め付け部材であるボルト部の近辺とその他の部分(多くはボルト部の間部)との締め付け面圧を一定に保持せしめるのがフランジの強度上難しく、どうしてもボルト部の他の部分の面圧が低くなりやすい。このような面圧の低い箇所は密封性能が低下するもので、これを嫌って強くボルトを締め付けるとそのボルト周辺は強く締め付けられて悪くするとフランジの変形を起こすものとなり、一方ビード条は強締め付けによって応力緩和を起こしやすく密封状態がいっそう悪い状況に陥ることとなる。
このように金属製平板材と弾性体とが組み合わされてはいても、これらが同厚みに配置された金属板と弾性体の反発特性に頼る構造の金属と弾性体を併用したオイルパンガスケットでは、ボルト近辺とその他の部分との圧力分布が不均一となり、部分的に応力緩和、ヘタリを起こしてオイルの洩れにつながり、充分な機能を果たし得なかった。
このような不都合に対して特許文献2に示すような、必要部分にストッパを形成したレールを内抱するガスケット組立体が提案されているが、該ストッパは複雑形状の成形体であって、とても安価に提供できるものでない。
請求項1のオイルパンガスケットは、フランジ部を有するオイルパンと、前記フランジ部とブロック部材との間に挟着されて両部材の密封をなすオイルパンガスケットにあって、前記オイルパンガスケットの本体部を金属板で形成し、前記金属板の一部を延設し、該延設部をボルト穴の周辺へ折り返して金属板の二重部を形成せしめ、前記金属板の表面へシール材からなるシール部を一定厚みに形成せしめたことを特徴とする。
請求項2のオイルパンガスケットは、請求項1のシール部において、該シール部は前記二重部を外して形成せしめたことを特徴とする。
請求項3では、請求項1ないし請求項2におけるオイルパンガスケットにおいて、前記シール部はその周端部に密封部材の圧縮方向へ突出する突出環を有することを特徴とする。
請求項4では、請求項1ないし請求項3におけるオイルバンガスケットにおいて、前記金属板の一部を複数箇所延設し、該延設部をボルト穴の周辺の両側へ折り返して二重部を形成せしめることを特徴とする。
以上説明したように本発明は、オイルパンのフランジ部とブロック部材とに挟着されるオイルパンガスケットに対して、金属板で形成したその一部を延設せしめてボルト穴付近を折り返すことにより二重部を形成する。そしてこの二重部を含んでその表面へ一定厚みでシール部を形成しており、これを前記フランジ部とブロック部材とで締め付けることによりボルト穴付近は前記金属板の二重部によってその締め込み寸法、すなわち締め付け圧力が一定以上制限されるので、ボルト穴のその他の部分へはシール部に対して適当な締め圧が配分され、適正締付け面圧を保って両側の部材に密着し良好な密封を働かせることができる。
このように、延設部を折り返したことによって圧縮される前記オイルパンガスケットの二重部は高い締付け面圧を受け止めており、一方、弾性体からなるシール部は金属板で支持されてはいるがそのボルト穴の間部は十分な質量を有して高い反発弾性を保有しており密着性が確保される。
したがって、請求項1ないし2に示すような構造によって形成されたオイルパンガスケットは、前記したように強圧縮受け部分と弱圧縮受け部分に対してそれぞれ最適な材料と形状とを配置せしめ、適部への圧縮規制をもって適所に最適な締め付け圧を配分できるものであり、シール性と耐久性のみならずオイルパンのフランジの座屈変形まで防止し得るものとなる
図1は、この出願の発明の一実施形態を示したものである。
図2は、図1における金属板の延設状態を示すものである。
図3は、図2の状態から折り返し形成した実施形態を示したものである。
図4は、図3のA−A´断面を示したものである。
図5は、図3のB−B´断面を示したものである。
図6は、他の実施形態を示したものである。
図7は、他の実施形態を示したものである。
図8は、図7のC−C´断面を示したものである。
図1は、オイルパン1へオイルパンガスケット2を装着してブロック部材3へ締め付ける前の状態を示しており、この状態からボルト4を締め込んで圧縮固着される。
このオイルパンガスケット2は金属板21のボルト穴12近辺の一部を延設して延設部22を形成し、この延設部22を折り返しせしめて例えば図3に示すようなボルト穴12部分へ二重部22aを形成する。この状態からシール部23を形成するが、図4及び図5に示すようにオイルパンガスケット2の全体が一定厚みとなるよう配置してオイルパンガスケット2を形成する。このとき折り返された二重部22aは図4に示すようにシール部23の表面と同程度の高さを有するものとなっている。
このときシール部23は、前記二重部22aを外して形成されることもあり得る。
ここで前記オイルパンガスケット2は強圧縮部分と弱圧縮部分とにそれぞれ適応した最適な締め付け面圧を得さしめることができ、トルクダウンのない高い密封性能と耐久性能を発揮する優れたオイルパンの密封構造となったものである。
図1、図4、図5ではシール部23の実施形態が示されており、ここではその周端部へ密封する相手部材に向いて突出する突出環23aを設け、該突出環23aによって局部面圧を高めて密封性をさらに高めることができるものとなっている。
つぎに、 図6、図7、図8では延設部22の他の実施形態が示されており、該延設部22を複数箇所(好ましくは纏めて)延設し、該複数の延設部22を図7及び図8に示すようにボルト穴12の周辺の両側へ交互に折り返し形成せしめて二重部22aを形成せしめる。この後その表面へシール部23を形成せしめオイルパンガスケット2を形成すると、締め付け時にボルト穴12付近へ広範囲に締め圧を配分せしめることができ、ボルト穴12間部へのより安定的な面圧の提供が可能となる。
ここで用いる金属板21としては、SPCC(冷間圧延鋼板)、SPHC(熱間圧延軟鋼板)や、アルミニウム板、ステンレス鋼板などの種々のものが使用でき、板厚み0.2〜0.8mm程度のものが用いられる。
また、シール部23としては、NBR、ACM、AEM、FKM、VMQなどの合成ゴムや、合成樹脂の弾性に優れるものが使用される。
本発明によるオイルパンガスケットの実施形態例を示す断面図 図1における金属板の延設状態を示す平面図 図2の状態から折り返し形成した実施形態を示した平面図 図3のA−A´断面図 図3のB−B´断面図 他の実施形態を示した平面図 他の実施形態を示した平面図 図7のC−C´断面図
符号の説明
1 オイルパン
12 ボルト穴
2 オイルパンガスケット
21 金属板
22 延設部
22a 二重部
23 シール部
3 ブロック部材

Claims (4)

  1. フランジ部を有するオイルパンと、前記フランジ部とブロック部材との間に挟
    着されて両部材の密封をなすオイルパンガスケットにおいて、
    前記オイルパンガスケットの本体部を金属板で形成し、
    前記金属板の一部を延設し、該延設部をボルト穴の周辺へ折り返して二重部を形成し、
    前記金属板の表面へシール材からなるシール部を形成せしめたことを特徴とするオイルパンガスケット。
  2. 請求項1におけるオイルパンガスケットにおいて、
    前記シール部は前記二重部を外して形成せしめたことを特徴とするオイルパンガ
    スケット。
  3. 請求項1ないし請求項2におけるオイルパンガスケットにおいて、
    前記シール部はその周端部に圧縮方向へ突出する突出環を有することを特徴とするオイルパンガスケット。
  4. 請求項1ないし請求項3におけるオイルバンガスケットにおいて、
    前記金属板の一部を複数箇所延設し、該延設部をボルト穴の周辺の両側へ折り返
    して二重部を形成せしめることを特徴とするオイルバンガスケット。







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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117258A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 回路遮断器における引き外しレバー構造及びその組立方法
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JPWO2017154615A1 (ja) * 2016-03-08 2019-01-17 Nok株式会社 ガスケット及び密封装置
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