JP2005121103A - 低真空用切換バルブおよび低真空用切換装置 - Google Patents

低真空用切換バルブおよび低真空用切換装置 Download PDF

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峯夫 西堀
Kenji Hayashi
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Abstract

【課題】簡単な構造を有する低価格で占有スペ−スも少ない低真空用切換バルブを提供する。
【解決手段】本低真空用切換バルブは、ゴム板4aと該ゴム板に一体化され、良摺動性表面を有するシール板4bとからなる摺動ガスケット4と、上記摺動ガスケット4のゴム板4a側が固着される、吸引穴を有する固定筒2と、該固定筒2に摺動ガスケット4を介して摺動可能に当接した状態で回転可能に連結され、被吸引穴を有する回転体3とを有しており、摺動ガスケット4は、回転中心に対して偏心する穴部であって、固定筒2の吸引穴と回転体3の被吸引穴に連通可能な連通穴4cを有する。固定筒2に対して回転体3が回転駆動されると、固定筒2の吸引穴と回転体3の被吸引穴との真空圧連通状態が摺動ガスケット4の連通穴4cにより切り換えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、低真空機器の真空吸引ラインの切り換えに使用される低真空用切換バルブ、および、低真空切換装置の構造に関する。
従来、真空切換バルブとして、真空シール部が回転摺動するタイプのものや上下摺動するタイプのもの等数多くの種類のものがある。何れのタイプの切換バルブも吸引口を有する本体とその本体に摺動嵌合するシール軸部とからなり、夫々の構成部品は複雑な構造を有し、さらに、上記摺動嵌合する部分は、高真空度を保持するに十分な嵌合精度を有している。一方、従来の真空シーケンスシステムで真空吸引ラインを多方向に切り換える制御システムにおいては、多方向切り換え可能な電磁バルブを多数使用し、上記電磁バルブのオンオフにより上記真空吸引ラインを切り換えるように構成されている。
上述した従来の真空切換バルブは、通常、中真空領域(10〜0.01pa)以上の真空システムの切り換えに適用可能な仕様を有している。従って、低真空領域(10pa)以下の低域の真空度のシステムに適用する切換バルブとしては、シール性上、オーバースペックとなり、コストの点で不利となる。また、配置スペ−ス上でもコンパクト化の妨げとなる。
また、従来では上述のような中真空領域以上で使用されるような切換バルブは、市販されているが、低真空領域でのみ利用可能な低真空用の切換バルブはまだ提供されていない状況にある。
一方、従来の真空シーケンスシステムで電磁バルブを適用するものは、当然ながら上記電磁バルブを制御するためのシーケンサー等の電気制御システムが不可欠であり、多数の電磁バルブとともに上記電気制御システムを装備するための高価な設備費が必要である。さらに、真空ラインを構成する複雑な配管設備も必要となる。
本発明は、簡単な構造を有する低価格であり、しかも、占有スペ−スも少ない低真空用切換バルブ、または、低真空用切換装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の低真空用切換バルブは、弾性変形可能な弾性板部材と該弾性板部材に一体化され、良摺動性表面を有するシール部材とからなる摺動ガスケットと、上記ガスケットの弾性板材側が固着され、少なくとの1つの吸引穴を有する吸引側連結部材と、上記吸引側連結部材に対して上記摺動ガスケットを介して摺動可能に当接した状態で相対回転可能に連結され、少なくとの1つの被吸引穴を有する被吸引側連結部材とを有しており、上記摺動ガスケットは、上記吸引側連結部材と上記被吸引側連結部材との回転中心以外の位置に設けられ、上記吸引側連結部材の吸引穴および上記被吸引側連結部材の被吸引穴に連通可能な連通穴を有する。
本発明の請求項2記載の低真空用切換装置は、弾性変形可能な弾性板部材と該弾性板部材に一体化され、良摺動性表面を有するシール部材とからなる摺動ガスケットと、上記摺動ガスケットの弾性板材側が固着され、少なくとの1つの吸引穴を有する吸引側本体部材と、上記吸引側本体部材に対して上記摺動ガスケットを介して摺動可能に当接した状態で直進、または、回転移動可能に支持され、少なくとの1つの被吸引穴を有する被吸引側移動体部材とを有しており、上記摺動ガスケットは、上記吸引側本体部材と上記被吸引側移動体部材との移動位置上に配され、上記吸引穴および被吸引穴に連通可能な連通開口部を有する。
本発明の請求項3記載の低真空用切換装置は、請求項2に記載の低真空用切換装置において、上記被吸引側移動体部材の上記被吸引穴には、少なくとも1つの真空アクチュエータ部材が接続される。
上述のように本発明によれば、簡単な構造を有し、安価な低真空用切換バルブ、または、低真空用切換装置を提供することが可能となり、該低真空用切換バルブ、または、該低真空切換装置を適用することにより、高価な真空切換バルブや切り換え用電磁バルブ等を必要としない低設備費の低真空システムが実現できる。
以下、図を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である低真空用切換バルブの分解斜視図である。図2は、図1のA−A断面図である。なお、本実施形態および第2,第3の実施形態の説明において、吸引側方向(−P方向)を後方、被吸引側方向(+P方向)を前方とする。
本実施形態の低真空用切換バルブ1は、図1,2に示すように吸引側連結部材である固定筒2と、被吸引側連結部材である回転体3と、円板形状の摺動ガスケット4と、回転体抜け止めのための止メ輪5と、固定筒2に装着される真空配管コネクタ(配管用接手であって、以下、配管コネクタと記載する)6と、回転体3に装着される配管コネクタ8とを有してなる。
固定筒2は、円筒形状を有する部材であり、回転体3が回転自在に嵌合する嵌合穴部2aと、中心軸上の後端側に配され、配管コネクタ用ネジ部を有する有底のコネクタ取付穴2bと、中心軸に対して所定量偏心し、嵌合穴部2a側に開口する吸引穴である有底の偏心穴2cとが設けられる。
嵌合穴部2aは、底面2dを有し、前方側に開口しており、その内周部に止メ輪溝2eが設けられる。また、配管コネクタ取付穴2bと偏心穴2cとは、固定筒2の内部で連通する。
摺動ガスケット4は、厚み方向に弾性変形可能な弾性板部材であるゴム板4aと、ゴム板4aに接着等で一体化される良摺動性のシール部材であるシール板4bとからなり、外径が固定筒2の嵌合穴部2aの内径に略等しい。この摺動ガスケット4には、中心軸に対して所定量偏心した位置にゴム板4aとシール板4bとを貫通する穴であって、偏心穴2cに連通する連通穴4cが配される。
ゴム板4aは、例えば、ネオプレンゴムシート,発泡ゴムシート,独立発泡ゴムシート、あるいは、スポンジ材の両面をネオプレンゴムシートで挟んで形成されるゴムシート等で形成される。シール板4bは、例えば、フッ素樹脂等の摺動性が良好である樹脂シートからなる。
上記摺動ガスケット4は、ゴム板4a側を両面接着テープにより固定筒2の嵌合穴底面2dに接着固定(密着状態)して取り付けられる。この取り付け状態では、固定筒2の偏心穴2cと摺動ガスケット4の連通穴4cとは対向して位置し、連通する。
回転体3は、ポリアセタール樹脂,金属等で製作される部材であって、前端側に配される中心軸上の配管コネクタ用ネジ部を有する有底のコネクタ取付穴3bと、後端面3a側に開口する有底の偏心穴3cとが設けられる。コネクタ取付穴3bと偏心穴3cとは、内部で連通し、被吸引穴を形成する。また、偏心穴3cは、摺動ガスケットの連通穴4cの偏心量と同一量だけ偏心して配置される。
上記回転体3は、固定筒2の嵌合穴2aに嵌合し、挿入される。その挿入状態で止メ輪5を止メ輪溝2eに装着する。止メ輪5の装着により摺動ガスケット4は、回転体3によって押圧され、厚み方向に圧縮された状態で固定筒2と回転体3で挟持される。従って、良摺動性のシール板4bと回転体3の後端面3aとは、摺動可能な面が所定の当接力で接合した状態にあり、回転自在な状態で支持され、かつ、連通穴4cと偏心穴3cとの接合面は、低真空状態に対して十分な密閉状態に保持される。
回転体3が図示しない回転駆動装置により回転駆動された場合、回転体3の偏心穴3cが摺動ガスケット4の連通穴4cの位置に到達したときに偏心穴3cと連通穴4cとが連通し、それ以外の状態では、連通しない。従って、固定筒2のコネクタ取付穴2bと回転体3のコネクタ取付穴3bとの間は、回転体3の回転に伴って連通状態と遮断状態に切り換えられる。
固定筒2の配管コネクタ用ネジ部、および、回転体3の配管コネクタ用ネジ部にそれぞれ配管コネクタ6,8を螺着され、それらの配管コネクタ6,8に吸引側真空パイプ7,被吸引側真空パイプ9がそれぞれ固着される。そして、上記真空パイプ7は、図示しない真空ポンプ装置に接続される。一方、上記真空パイプ9は、回転体3と一体で回転するか、あるいは、同期して回転する図示しない低真空のアクチュエータ装置、例えば、真空パッド等に接続される。
上述した構成を有する本実施形態の低真空用切換バルブ1が組み込まれた真空ポンプ装置および低真空作動の真空パッド装置においては、真空パイプ7側が真空吸引された状態で回転体3が回転駆動されると、回転体3の1回転中の所定時期に真空圧が偏心穴3cを介して真空パイプ9側の伝達される。上記真空パッド等の吸引,非吸引状態が切り換えられ、所定の動作が実行される。
以上、説明した本実施形態の低真空用切換バルブ1によれば、低真空吸引状態で回転体3と摺動ガスケット4の間が摺動可能な状態で密封されることから、回転体3の回転にともなって真空パイプ9側へ真空圧が伝達可能であり、確実に真空状態の切り換えが行われる。この低真空用切換バルブ1の密封構造は、極めて簡単であり、従来の真空バルブのように高い加工精度を必要とせず、低真空度に対して必要で、かつ、十分な密封機能を有している。従って、オーバースペックにならない低コストの低真空用切換バルブを提供することができる。
なお、本実施形態における摺動ガスケット4の連通穴4c、または、回転体3に設けられる偏心穴3cを円形形状ではなく、周方向に沿った所定角度の長穴にすることにより、回転体3の1回転中の真空吸引期間(角度)を増やすことは可能である。また、回転体3に設けられる偏心穴3cを複数設けることにより、回転体3の1回転中の真空切り換え回数を複数回にすることも可能である。
また、定位置にセットされた真空パッドの吸引切り換え用に上記低真空用切換バルブ1を適用する場合、回転体3の配管コネクタ接続側に摺動回転可能な回転分配型真空圧伝達装置を組み込むことによって適用可能となる。なお、上記回転分配型真空圧伝達装置については、後述する第2の実施形態の詳細にて説明する。
次に、本発明の第2の実施形態である低真空用切換バルブについて、図3,4を用いて説明する。
図3は、本実施形態の低真空用切換バルブの分解斜視図である。図4は、図3のB−B断面図である。
本実施形態の低真空用切換バルブ(以下、切換バルブと記載する)11は、図3,4に示すように吸引側連結部材である固定部材12と、被吸引側連結部材である回転筒13と、円板形状の摺動ガスケット14と、回転筒抜け止めのための止メ輪15と、吸引側の真空配管用パイプ(以下、真空パイプと記載する)17が接続され、固定部材12に装着される真空配管コネクタ(以下、配管コネクタと記載する)16と、被吸引側の真空パイプ19が接続され、回転筒13に装着される複数の配管コネクタ18とを有してなる。
固定部材12は、円柱ブロック形状を有する部材であり、その外周に回転筒13が回転自在に嵌合する。この固定部材12は、中心軸から所定量偏心した位置に配管コネクタ取付ネジ穴12bが設けられた貫通する吸引穴である偏心穴12cを有している。
摺動ガスケット14は、厚み方向に弾性変形可能な弾性板部材であるゴム板14aと、ゴム板14aに接着等で一体化される良摺動性のシール部材であるシール板14bとからなり、固定部材12の外径に略等しい。この摺動ガスケット14には、中心軸に対して所定量偏心した位置にゴム板14aとシール板14bとを貫通する穴であって、上記偏心穴12cに連通する連通穴14cが配される。
ゴム板14aは、例えば、ネオプレンゴムシート,発泡ゴムシート,独立発泡ゴムシートあるいはスポンジ材の両面をネオプレンゴムシートで挟んで形成されるゴムシート等で形成される。シール板14bは、例えば、フッ素樹脂等の摺動性が良好である樹脂シートからなる。
この摺動ガスケット14は、ゴム板14a側を両面接着テープにより固定部材12の前端面12aに接着固定(密着状態)して取り付けられる。この取り付け状態で固定部材12の偏心穴12cと摺動ガスケット14の連通穴14cとは対向し、連通する。
回転筒13は、ポリアセタール樹脂,金属等で製作される部材であり、固定部材12が嵌入する有底の嵌合穴13aと、嵌合穴13a内周に止メ輪溝13eと、配管コネクタ取付ネジ穴13bを有する貫通する複数の被吸引穴である連通穴13cとが設けられる。上記複数の連通穴13cは、摺動ガスケットの連通穴14cの位置を通る円周上に配される。
回転筒13の嵌合穴13aに摺動ガスケット14が貼付された固定部材12を嵌合し、挿入する。その挿入状態で止メ輪15を止メ輪溝13eに装着する。止メ輪15の装着により摺動ガスケット14は、回転筒13によって押圧され、厚み方向に圧縮された状態で固定部材12と回転筒13で挟持される。従って、良摺動性のシール板14bと回転筒13の嵌合穴底面13dとは、所定の当接力で接合した状態にあり、回転自在な状態で支持され、かつ、連通穴14cと連通穴13cとの接合面は、低真空状態に対して十分な密閉状態に保持される。
回転筒13が図示しない回転駆動装置により回転駆動された場合、回転筒13の複数の連通穴13cのいずれかが摺動ガスケット14の連通穴14cの位置に到達したときに該当する連通穴13cと連通穴14cとが連通し、それ以外の状態では、連通しない。従って、固定部材12の配管コネクタ取付ネジ穴12bと回転筒13のそれぞれの配管コネクタ取付ネジ穴13bとの間は、回転筒13の回転に伴って連通状態と遮断状態が切り換えられる。
固定部材12の配管コネクタ取付ネジ穴12bには、配管コネクタ16が螺着され、その配管コネクタには、真空パイプ17が固着される。上記真空パイプ17は、図示しない低真空の真空ポンプ装置に接続される。
一方、回転筒13の複数の配管コネクタ取付ネジ穴13bには、それぞれに配管コネクタ18が螺着され、それらの配管コネクタ18には、各真空パイプ19が固着される。上記真空パイプ19は、回転筒13と一体で回転するか、あるいは、同期して回転する複数の真空アクチュエータ部、例えば、複数の真空パッドをもつ低真空アクチュエータ装置(図示せず)等に接続される。
上述した構成を有する本実施形態の低真空用切換バルブ11が組み込まれた低真空アクチュエータ装置においては、真空パイプ17側が低真空吸引された状態で回転筒13が回転駆動されると、回転筒13の複数の連通穴13cが順次、固定部材12側の摺動ガスケット14の連通穴14c上に位置する。従って、各真空パイプ19側に順次に真空パイプ17側の真空状態が伝達され、接続された低真空アクチュエータ装置の各真空パッドが順次吸引,非吸引状態に切り換えられ、所定の動作が実行される。
以上、説明した本実施形態の低真空用切換バルブ11によれば、前記第1の実施形態の場合と同様に低真空度に対して必要で、かつ、十分な密封機能を有する低コストの低真空用切換バルブを提供することができる。特に本実施形態の場合、複数の低真空アクチュエータ部を有する装置の順次の切り換え用として適用することが可能であり、従来のように多数の高精度の真空切換バルブや電磁弁をする必要がなく、配置スペ−スに関しても非常に有利となる。
なお、上述した第2の実施形態における摺動ガスケット14に設けられる偏心穴の数を増やす、あるいは、偏心穴を周方向の長穴形状にすることによって、複数の真空パイプ19の真空吸引状態を種々の状態に変更することができる。例えば、図5(A)の変形例の平面図に示すように摺動ガスケット14Aの所定半径の円周上に複数の連通穴14Acを設けることにより複数の真空パイプ19のいくつかの真空吸引系(排気系列)を同時に吸引状態するように切り換えることができる。但し、この場合、図3に示すように例えば、付加した摺動ガスケットの連通穴14c′に対向させて固定部材12にも配管コネクタ装着用のネジ穴12b′と偏心穴12c′を設ける必要がある。
さらに、図5(B)の変形例の平面図に示すように摺動ガスケット14Bの周方向の長穴形状の連通穴14Bcを設けることによりそれぞれの真空パイプ19の回転筒13の1回転中での真空吸引連続期間を増やすことができる。これによって低真空アクチュエータの各種の制御に対応させることができる。さらに、この変形例によれば、複数の真空吸引系(排気系列)を同時に、または、所定の期間開閉することができる。また、被吸引側の接続パイプの交差,分岐,接合等により種々の複雑な切り換え操作が可能になる。
また、低真空用切換バルブ11を定位置にセットされた真空パッド等の真空吸引切り換えに適用する場合、回転筒13の配管コネクタ接続側に回転可能な回転分配型真空圧伝達装置を組み込むことによって適用可能となる。なお、上記回転分配型真空圧伝達装置は、例えば、固定外筒部と、該外筒部に対して回転駆動される内筒部を有しており、上記外筒には、回転筒13のコネクタ数に対応した数の固定真空パッドに接続される配管コネクタを設ける。上記内筒部には、回転筒13の各コネクタに連通する連通穴を配し、それらの連通穴を上記外筒部の各配管コネクタに連通させる。上記内筒部の回転にともなって上記外筒部の各配管コネクタを介して真空圧が各真空パッドに順次分配される。あるいは、低真空用切換バルブ11において、回転筒13側を固定支持し、固定部材12側を回転駆動するように構成すれば、定位置にセットされた真空パッド等の真空吸引切り換えに適用できる。
次に本発明の第3の実施形態である低真空用切換バルブが組み込まれた真空走行装置について図6,7を用いて説明する。
図6は、本実施形態の真空走行装置の支持軸に沿った断面図であり、図7は、図6のC−C断面図である。
本実施形態の真空走行装置31は、円周上に配置された真空パッド48のうち、走行面側に位置する真空パッド48が低真空度で吸引された状態で回転し、走行面59上を吸着しながら走行する走行装置である。本走行装置31は、図示しない低真空度の真空ポンプおよび駆動モータを具備しており、上記駆動モータを駆動し、かつ、上記真空ポンプの真空吸引圧が真空パイプ53Aから低真空用切換バルブ52を介して回転する複数の真空パッド48に切り換えられて順次伝達される。
本真空走行装置31は、上記真空ポンプおよび駆動モータの他に図6,7に示すように架台腕部33,36に固定支持される支持軸32と、支持軸32の一方側にボールベアリング39により回転自在に一体の状態で支持される回転支持板41および被吸引連結部材の回転筒42と、同じく支持軸32の他方側にボールベアリング40により回転自在に支持される回転支持板43,44と、回転支持板41,43の間に支持軸中心とする円周上に貫通し、回転自在に配される複数の支持ロッド45と、複数の支持ロッド45にパッド支持板46,47を介して支持される真空アクチュエータとしての複数の真空パッド48と、上記支持板41および回転筒42にネジ部材50により固着される駆動ギヤ49と、支持軸32の鍔部32bに接着される摺動ガスケット51と、支持軸32の後端部に螺着される吸引用真空コネクタ53と、真空コネクタ53と真空ポンプ側とを接続する真空パイプ53Aと、回転筒42に螺着される複数の真空コネクタ54と、各真空パッド48に螺着される複数の被吸引用真空コネクタ56と、真空コネクタ54,56間を接続する複数の被吸引用真空パイプ55とを有して成る。
支持軸32は、後方をスリーブ34を介して、前方をスリーブ38と回転止め板37を介してその前後端のナット35を締め付けることによって架台腕部33,36に一体化され、図示しない架台に固定支持される。そして、支持軸32には、後方側に吸引側連結部材を形成する鍔部32bと、鍔部32bと真空コネクタ53に連通する連通穴32aが設けられる。上記真空コネクタ53には吸引側真空パイプ53Aが装着される。
駆動ギヤ49に一体化される回転支持板41,43と回転筒42と支持ロッド45は、駆動ギヤの回転に伴って支持軸32中心に回転駆動される。
低真空用切換バルブ52は、上述した支持軸32に設けられる鍔部32bと、該鍔部32bに装着される摺動ガスケット51と、支持軸32に対して相対回転する回転筒42とにより構成される。
鍔部32bには、連通穴32aに連通し、鍔部32bの前端面32d上の支持軸心から偏心した位置にあって、吸引穴を形成する偏心穴32cが設けられる。上記偏心穴32cは、円周上の走行装置31の下方側(走行面59側)に配設される。
摺動ガスケット51は、厚み方向に弾性変形可能な弾性板部材であるゴム板51aと、ゴム板51aに接着等で一体化される良摺動性のシール部材であるシール板51bとからなり、鍔部32bの前端面32dの外径、または、回転筒42の内径に略等しい外径を有している。この摺動ガスケット51には、鍔部32bの偏心穴32cの偏心量に対応した半径位置に設けられ、ゴム板51aとシール板51bとを貫通する穴であって、上記偏心穴32cに連通する連通穴51cが配される。上記連通穴51cは、周方向に延びる長穴形状を有し、本走行装置31の真空パッド48の吸引を必要とする回転角に対応した開口長さを有している。例えば、本走行装置31の場合、6つの真空パッド48が円周上に配置されていることから、真空パッド48の真空吸引期間に対応する回転角度は、およそ、60度である。その回転角度を満足するように連通穴51cの周方向の開口長さが設定される。
ゴム板51aは、例えば、ネオプレンゴムシート,発泡ゴムシート,独立発泡ゴムシートあるいはスポンジ材の両面をネオプレンゴムシートで挟んで形成されるゴムシート等で形成される。シール板51bは、例えば、フッ素樹脂等の摺動性が良好である樹脂シートからなる。
この摺動ガスケット51は、ゴム板51a側を両面接着テープにより鍔部32bの前端面に接着固定(密着状態)される。この固定支持状態では、鍔部32bの偏心穴32cと摺動ガスケット51の連通穴51cとは連通している。
回転筒42は、回転支持板41とともに回転駆動されるが、支持軸32の鍔部32bが挿入される円筒内周面状の凹部42aを有している。該凹部の底面42cには、摺動ガスケットの連通穴51cの位置する半径の円周上の位置にて貫通する複数の被吸引穴である丸穴形状の連通穴42bが設けられる。さらに、連通穴42bには、真空コネクタ螺着用ネジ部42dが設けられる。上記複数の連通穴42bは、真空パッド48の数に対応した数だけ設けられ、摺動ガスケット51の連通穴51cの位置を通る円周上に沿って配置されている。
回転支持板41および回転筒42が支持軸32に対して回転自在に、かつ、軸方向に規制された状態では、ゴム板51aが圧縮変形された状態で回転筒42の凹部底面42cと摺動ガスケット51のシール板51bとが所定の押圧力で当接して保持される。従って、摺動ガスケット51と回転筒42の凹部底面42cとは、良摺動性のシール板51bを介して回転摺動自在な状態で支持され、連通穴51cと連通穴42bとの接合面は、低真空状態に対して十分な密閉状態に保持される。
回転筒42が駆動ギヤ49を介して回転駆動された場合、回転筒42の連通穴42bが摺動ガスケット51の連通穴51cの開口部位置に到達したときに連通穴43bと連通穴51cと偏心穴32cが連通し、それ以外の状態では、連通しない。従って、支持軸32の偏心穴32cと回転筒42のそれぞれの連通穴42bとの間は、回転筒42の回転に伴ってそれぞれ対応する所定の期間(真空パッド48が上記吸引期間に対応する所定角度範囲にあるとき)だけ連通し、それ以外の期間は、遮断されるように切り換えられる。
上述した構成を有する本実施形態の真空走行装置31において、走行面59上を吸着しながら走行させる場合、真空パイプ53Aを介して支持軸32の連通穴32a,偏心穴32cが所定の低真空圧で吸引されている状態のもとで、駆動ギヤ49を回転駆動する。上記駆動ギヤ49の回転によって真空パッド48および回転筒42が支持軸32に対して回転する。回転筒42の複数の連通穴42bのうち、下側の摺動ガスケット51の連通穴51c(周方向長穴)に差し掛かった連通穴42bが吸引側偏心穴32cと連通し、真空吸引状態となる。上記吸引状態の連通穴42bに接続された走行面側にある真空パッド48が吸引状態に切り換わる。その真空パッド48は、走行面59に吸着しながら回転するので、走行装置31は、走行面59上を走行することができる。
以上、説明した本実施形態の低真空用切換バルブ52が組み込まれた真空走行装置31によれば、使用される低真空度に対して必要で、かつ、十分な密封機能を有する低コストの低真空用切換バルブ52が組み込まれており、コストを抑えた真空走行装置を実現することができる。さらに、1つの低真空用切換バルブ52を備えるだけで複数の真空パッドの真空吸引を切り換えることが可能であり、走行装置のコンパクト化が可能となる。
なお、上記低真空用切換バルブ52においては、摺動ガスケット51側に周方向に沿った長穴形状の連通穴51cが設けられ、回転筒42側に丸穴形状の連通穴42bが設けらてるが、これらの穴形状は逆であってもよい。すなわち、連通穴51c側が丸穴で、連通穴42b側が長穴であっても同等の機能を有する。
次に、本発明の第4の実施形態である低真空切換装置について図8〜10を用いて説明する。
図8は、本実施形態の低真空切換装置の分解斜視図であり、図9は、図8の低真空切換装置のスプロケットホイール上面部から見た断面図である。図10は、図9のD−D断面図である。
本実施形態の低真空切換装置61は、真空ポンプによる低真空圧を複数の真空アクチュエータ装置に切り換えて分配するための低真空切換バルブに相当する装置である。
本低真空切換装置61は、図8等に示すように吸引側本体部材である吸引台62と、摺動ガスケット63と、被吸引側移動体部材を含む自在移動駒群64と、駒押さえ板65と、スプロケットホイール68を含む回転駆動系と、吸引側真空パイプ70が接続される配管コネクタ69と、被吸引側真空パイプ72が接続される配管コネクタ71とを有してなる。なお、上記吸引側真空パイプ70には、図示しない真空ポンプ装置の吸引ラインが接続される。また、上記被吸引側真空パイプ72には、自在移動駒群64の循環移動に同期した状態で周回的に移動する図示しない真空アクチュエータ装置、例えば、真空パッドが接続される。さらに、上記スプロケットホイールの回転駆動系は、図示しない回転駆動源により駆動される。
吸引台62には上面側に底面を有する直進溝部と、直進溝の両端に連続して設けられる半円の円周溝部からなる環状の平行なガイド溝62aが形成されている。ガイド溝62aの直進溝部および半円周溝部には、複数の吸引穴62c〜62gが所定位置に設けられる。上記吸引穴62cおよび他の吸引穴の下部には、配管コネクタ69を螺着するためのコネクタネジ部62fが設けられる。また、一方の半円周溝部の円中心位置に軸支穴62gが設けられ、その軸支穴62gには、駆動軸67が回転自在に支持されている。駆動軸下端には、回転駆動系の駆動ギヤ66が固着されている。
摺動ガスケット63は、吸引台62のガイド溝62aに挿入可能な直進部と半円周部とからなる環状板形状を有しており、下側に弾性板部材であるゴム板63aと、上側に良摺動性のシール板部材であるシール板63bとを貼り合わせてなる部材である。この摺動ガスケット63は、吸引台62のガイド溝62aの底面に両面接着テープによりゴム板63a側を接着して固着される。そして、摺動ガスケット63には、厚み方向に開口する連通開口部である開口部63c,63d,63e,63f,63gが設けられる。
上記開口部63cは、摺動ガスケット直進部に沿って長く開口する長穴形状であり、吸引穴62cの上部に位置する。上記開口部63dは、摺動ガスケット半円周部に沿って長く開口する長穴形状であり、吸引穴62dの上部に位置する。上記開口部63e,63f,63gは、それぞれ丸穴形状であり、吸引穴62e,62f,62gの上部に位置する。
自在移動駒群64は、被吸引側移動体部材である所定の数の自在移動駒64Aと、所定の複数の自在移動駒64Bからなる。自在移動駒64Aの数は、接続される真空アクチュエータの数と一致する。自在移動駒64Aと自在移動駒64Bの数のトータル数は、これらの自在移動駒群が吸引台62のガイド溝62aに沿ってガイド溝の一周を隙間なく埋める数とする。
自在移動駒64Aは、略円柱ブロック形状を有する部材であって、円柱形状の一側面に円柱の半径の湾曲面で形成される凹部64Aaが設けられ、円柱上部に溝部64Abを有し、その上部に円柱外径より小径の段状頭部64Acが設けられる。さらに、軸中心の上下方向に貫通する被吸引穴64Aeが設けられる。被吸引穴64Aeには、配管コネクタ取付ネジ部64Adが設けられる。上記円柱部直径は、吸引台62のガイド溝62aの幅と略同一とし、ガイド溝62aに嵌入してガイド溝62aに沿って移動可能とする。
自在移動駒64Bは、その外形形状は、自在移動駒64Aと同一とし、略円柱ブロック形状を有し、凹部64Baと、溝部64Bbを有する段状頭部64Bcが設けられている。但し、被吸引穴は有していない。
自在移動駒群64としての所定数の自在移動駒64A,64Bは、互いに円柱外径面と凹部とを組み合わせた状態で吸引台62の摺動ガスケット63が貼付されたガイド溝62aに挿入され、隙間のない状態で該ガイド溝62aを一周した状態で挿入される。なお、その挿入状態では、各自在移動駒64A,64Bは、互いに円柱外径面と凹部とを組み合わせてあるため、各駒の回転が規制された状態でガイド溝62aに沿って移動が可能である。また、各自在移動駒64A,64Bの下面は、摺動ガスケット63のシール板63bに摺接する。そして、自在移動駒群64の中の自在移動駒64Aは、自在移動駒64Bに対して所定の間隔、すなわち、接続先の制御対称である真空アクチュエータ装置に関連した間隔であって、摺動ガスケット63の各開口部の間隔に合わせて配置される。
駒押さえ板65は、中板65aと分割板65b,65cとからなり、吸引台62のガイド溝62aに沿った溝部65dを形成する。この溝部幅は、ガイド溝62aより狭く、自在移動駒64A,64Bの溝部64Ab,64Bbの径より広い。なお、組み立て上の必要から駒押さえ板65は、中板65aと分割板65b,65cに分割されている。
ガイド溝62aに挿入された自由状態での自在移動駒64A,64Bの各円柱上面部は、吸引台62の上面より僅かな寸法だけ突出している。そこで、上記駒押さえ板65は、自在移動駒64A,64Bの突出した各円柱上面部を押さえ込みながら、溝部64Ab部の外側に装着し、吸引台62に固定して取り付けられる。上述のように駒押さえ板65で自在移動駒64A,64Bの各円柱上面部を押さえ込むために摺動ガスケット63のゴム板63aは、圧縮される。上記装着状態で自在移動駒64A,64Bの底面は、摺動ガスケット63のシール板63bに所定の当接力で当接し、摺動可能な状態に保持される。また、自在移動駒64A,64Bの底面と良摺動性を有するシール板63bとは、所定の当接力で当接し、かつ、自在移動駒64A,64Bの互いの円柱外径と凹部とは、ガイド溝62aの直進部,円周部上で隙間なく接していることから摺動ガスケット63の開口部63c,63d,63e,63f,63gの密封性、および、自在移動駒64Aの被吸引穴64Aeの密封性は共に低真空状態では十分に保たれる。
スプロケットホイール68は、軸穴68aと、その外周に自在移動駒64A,64Bの溝部64Ab,64Bbに係合可能な歯部68cと谷部68bを有している。
上記スプロケットホイール68は、上記軸穴68aを吸引台側駆動軸67に固着し、上記歯部68cを各自在移動駒64A,64Bの溝部64Ab,64Bbに係合させて取り付けられる。
スプロケットホイール68が駆動ギヤ66により回転駆動されると、自在移動駒64A,64Bは、ガイド溝62aに沿って移動する。自在移動駒64A,64Bよりなる自在移動駒群64は、吸引台62のガイド溝62aの全域にわたって隙間なく配置されていることからガイド溝62aを周回して移動することになる。その自在移動駒群64の周回移動時、自在移動駒64Aの被吸引穴64Aeが摺動ガスケット63の開口部63c,63d,63e,63f,63gのいずれかに差し掛かると、吸引台62の吸引穴と自在移動駒64Aの被吸引穴64Aeとが連通状態になる。また、被吸引穴64Aeが開口部63c,63d,63e,63f,63gのいずれかの範囲外に移動すると、上記連通状態が遮断状態に切り換わる。
複数ある自在移動駒64Aの被吸引穴64Aeの配管コネクタ取付ネジ部64Adには、配管コネクタ71が螺着され、該コネクタ71には、被吸引側真空パイプ72が接続される。
上述した構成を有する本実施形態の低真空切換装置61において、吸引側真空パイプ70は、真空ポンプ装置側に接続され、被吸引側真空パイプ72は、自在移動駒群64と同期した状態で周回移動する図示しない真空アクチュエータ装置、例えば、真空パッドに接続される。駆動ギヤ66は、図示しない回転駆動源により駆動され、スプロケットホイール68が回転駆動される。
吸引側真空パイプ70側を低真空で吸引している状態でスプロケットホイール68が回転駆動されると、自在移動駒群64は、それぞれ吸引台62のガイド溝62aに沿って移動する。その移動中、自在移動駒64Aの被吸引穴64Aeが摺動ガスケット63の開口部63c,63d,63e,63f,63gのいずれかに差し掛かったとき、真空アクチュエータ(例えば、真空パッド)が真空吸引され、所定の動作が実行される。被吸引穴64Aeが摺動ガスケット63の開口部63c,63d,63e,63f,63gの範囲外に移動したとき、上記真空パッドは、真空吸引から開放される。なお、摺動ガスケット63の開口部63c,63dは、それぞれが移動方向に沿った所定の長さを有しており、真空パッドは、上記開口部63c,63dの長さに応じた期間だけ吸引される。
上述した本実施形態の低真空切換装置61によれば、前記第3の実施形態の場合と同様に使用される低真空度に対して必要で、かつ、十分な密封機能を有する低コストの低真空用切換装置を提供することができる。特に、吸引台62の一周するガイド溝に沿って移動する自在移動駒群64を配置し、その自在移動駒群64の中の特定の自在移動駒に接続される真空アクチュエータの吸引オンオフ期間を摺動ガスケットの開口部の形状(移動方向長さ)によって制御することができる。従って、循環移動する真空アクチュエータの複雑な制御をこの簡単な構成の低真空切換装置61で行うことができる。従来では上述のような制御を行わせる場合、多くの数の真空切り換えバルブを必要とし、さらに、その作動を複雑な制御系で制御する必要があり、設備費用が増大し、占有スペ−スも増える可能性があったが、本実施形態によればそれらの問題が解決できる。
なお、真空切換装置61において、自在移動駒の下面部にゴムシートを貼り付ける構造とすると、シール性がさらに向上する。
上記第4の実施形態の低真空切換装置61における吸引台のガイド溝形状および摺動ガスケットに対する変形例として、図11に示すようなガイド溝形状および摺動ガスケット形状のものを提案することも可能である。但し、本変形例における駆動系および真空伝達系は、前記第4の実施形態に適用したものと同様とする。
本変形例においては、吸引台に設けられるガイド溝74aが直進部と曲線部とを組み合わせからなるが、上記曲線部は、図11に示すように幅の両側に曲がるような自由曲線部で形成されている。但し、このガイド溝74aは、他の図示しない直進部と曲線部とを辿って一巡している。
ガイド溝72aの底面に装着される摺動ガスケット73は、ガイド溝72aの形状に合わせた形状を有している。そして、直進部に沿った連通開口部である長穴状の開口部73cや曲線部に設けられる連通開口部である丸穴開口部73d,73e,73f等が配されている。なお、ガイド溝74aに挿入される自在移動駒群64は、前記第3の実施形態に適用したものと同様に自在移動駒64A,64Bからなる。
自在移動駒群駆動用スプロケットホイール68は、ガイド溝74aの曲線部の要所に複数配置され、ガイド溝74aに挿入された自在移動駒群64を順次移動させる。
本変形例を適用した低真空切換装置によれば、ガイド溝74aが自由曲線に近い線に沿って配されることから自在移動駒64Aに真空パイプ72を介して接続される真空パッドの配置に自由度が増すので真空切換装置の適用範囲が広がる。
次に、本発明の第5の実施形態の低真空切換装置について、図12〜14を用いて説明する。
図12は、本実施形態の低真空切換装置の要部の分解斜視図である。図13は、上記低真空切換装置の吸引台部のスプロケット駆動軸直交面上での断面図である。図14は、上記低真空切換装置に適用される自在移動駒の移動方向に沿った縦断面(スプロケット駆動軸直交面)上の断面図である。
本実施形態の低真空切換装置81は、前記第4の実施形態の低真空切換装置61と同様に真空ポンプによる低真空圧を複数の真空アクチュエータ装置に切り換えて分配するための低真空切換バルブに相当する装置である。そして、本装置では、自在移動駒群が吸引台の長円外周面上を循環移動することによって複数の真空アクチュエータ装置に対する真空圧が分配される。
低真空切換装置81は、図12に示すように吸引側本体部材である吸引台82と、帯状の摺動ガスケット83と、シール用ゴムベルト85上に固着され、被吸引側移動体部材を含む自在移動駒群84と、駒ガイド板87と、スプロケット駆動軸88に支持される一対のスプロケットホイール89と、吸引側真空パイプ90が接続される配管コネクタ91と、被吸引側真空パイプ92が接続される配管コネクタ93とを有してなる。なお、上記吸引側真空パイプ90には、図示しない低真空ポンプ装置の吸引ラインが接続される。また、上記被吸引側真空パイプ92には、自在移動駒群84の循環移動に同期した状態で周回的に移動する図示しない真空アクチュエータ装置、例えば、真空パッドが接続される。さらに、上記スプロケットホイール89は、スプロケット駆動軸88を介して図示しない回転駆動源により駆動される。
吸引台82は、長円外周面に沿った環状のガイド溝82aを有し、該ガイド溝の一方の側面にはビス86aによって側板86が固定される。ガイド溝82aは、スプロケット駆動軸88を中心とする一端側の半円形状の外円周面部と、上記外円周面部に連接し、スプロケット駆動軸88と直交する方向に延びる上下の直進溝部と、上記直進溝部と連接する他端側の外円周面部とにより形成される環状の長円外周面上に形成される。
また、ガイド溝82aの幅両側の外周に沿った所定の隙間のピン挿通ガイド部87aを形成する一対のガイド板87が配置される。このガイド板87は、吸引台82、および、側板86に固定支持される。上記ピン挿通ガイド部87aは、後述する自在移動駒群84の従動ピン84fが摺動自在に挿入される。
ガイド溝82aの溝幅中央部であって、周方向の所望の位置に単一、または、複数の吸引穴82b,82c,82dが設けられる。これらの吸引穴82b等の吸引台内側には配管コネクタ91を螺着するためのコネクタネジ部が設けられる。
スプロケット駆動軸88は、吸引台82のガイド溝82aの一端側の外円周面部の中心位置にて回転可能に支持され、その両端にスプロケットホイール89が固着される。この駆動軸88は、図示しない回転駆動系により回転駆動される。
スプロケットホイール89は、スプロケット駆動軸88に嵌入して固着される軸穴89aを有し、外周に自在移動駒群84の従動ピン84fに係合可能な歯部89bを有している。
摺動ガスケット83は、環状板形状を有し、内側に弾性板部材であるゴム板83aと、外側に良摺動性のシール板部材であるシール板83bとを貼り合わせてなる部材である。この摺動ガスケット83は、そのゴム板83a側を吸引台82のガイド溝82aの溝底面に両面接着テープにより接着して固着される。なお、摺動ガスケット83は、ガイド溝82aの溝幅に合致した幅を有している。そして、摺動ガスケット83には、厚み方向に開口する連通開口部である長穴状の開口部83cや丸穴状の開口部83d等が吸引台82の上記各吸引穴82b,82c,82dに対応して配置される。
自在移動駒群84は、被吸引側移動体部材である所定の数の自在移動駒84Aと、所定の複数の自在移動駒84Bからなる。自在移動駒84Aの数は、接続される真空アクチュエータの数と一致する。
自在移動駒84Aは、平行な両側面および上下面を有し、移動方向前後に所定の半径の周面からなる凸面84d,凹面84eを有する。さらに、両側面に従動ピン84fが突出して固着され、さらに、上下方向に貫通する被吸引穴84Aaが設けられる。被吸引穴84Aaには、配管コネクタ93を取り付けるためのコネクタネジ部84Abが上側に設けられる(図14)。自在移動駒84Aの上記側面の幅は、吸引台82のガイド溝82aの幅と略同一幅とし、ガイド溝82aに嵌入して摺動移動可能とする。
自在移動駒84Bは、その外形形状は、自在移動駒84Aと同一とし、移動方向前後に所定の半径の周面からなる凸面84d,凹面84eを有し、両側面に従動ピン84fが突出して固着されている。但し、被吸引穴は有していない。
自在移動駒84Aは、環状のシール用ゴムベルト85の外周面の所望位置間隔に、また、自在移動駒84Bは、自在移動駒84Aの間に挿入された状態で、かつ、自在移動駒84A,84Bの互いの凸面84dと凹面84eを組み合わせ、隙間のない状態でゴムベルト85上に固着される。なお、自在移動駒84Aのゴムベルト85への固着は、図14に示すようにゴムベルト85に設けられる開口穴85a上で被吸引穴84Aaの下部のカシメ部84Acをカシメて固着 される。自在移動駒84Bもゴムベルト85に対して下部のカシメ部(図示せず)により固着される。
なお、自在移動駒84A,84Bに設けられる凸面84d,凹面84eの半径R1 、および、自在移動駒の配置ピッチ角度θ1 は、吸引台82のガイド溝82aの外円周面部の半径R0 に対応して定められる。
上述した構成を有する低真空切換装置81は、吸引台82にそれぞれ組み付けられる。すなわち、吸引台82から側板86を取り外した状態で摺動ガスケット83をシール板側を外周側とした状態でガイド溝82a上に接着固定する。さらに、摺動ガスケット83の外周に沿って自在移動駒群84が固着されたゴムベルト85を摺動自在の状態で嵌め込む。そこで、側板86を吸引台82の側面にビス86aにより固定し、さらに、吸引台82の側部外周に沿ってガイド板87を取り付け固定する。この側板86とガイド板87の取り付け状態で自在移動駒84A,84Bの両側面の従動ピン84fは、ガイド板87で形成される両側のピン挿通ガイド部87aにガイドされて移動可能な状態(摺動可能な状態)で支持される。従動ピン84fがピン挿通ガイド部87aに摺動自在に嵌入した状態では、自在移動駒84A,84Bは、従動ピン84fを介してゴムベルト85および摺動ガスケット83側に押圧される。この押圧により自在移動駒84Aの被吸引穴84Aaの下方のゴムベルト85の開口穴85aまわりの面が摺動ガスケット83のシール板83bに密着する。従って、装置の作動状態下において、被吸引穴84Aaとゴムベルト開口穴85aとシール板83bの接触面が低真空下でシール保持される。特に自在移動駒84Aが吸引台82のガイド溝の外円周部を通過するとき、ゴムベルト85が弾性変形してシール板83との間にシール状態が確保され、真空度が確保される。
スプロケット駆動軸88に支持されたスプロケットホイール89を吸引台82の両側面に配置し、各従動ピン84fを一対のスプロケットホイール89の歯部89bに係合させる。吸引台82の吸引穴82bのコネクタネジ部には、配管コネクタ91を螺着固定する。複数の自在移動駒84Aの被吸引穴84Aaのコネクタネジ部84Abには、配管コネクタ93を螺着固定される。配管コネクタ91には低真空ポンプ装置の吸引ラインに連結された吸引側真空パイプ90が接続される。また、配管コネクタ93には図示しない真空アクチュエータ装置に連結された被吸引側真空パイプ92が接続される。上記真空アクチュエータ装置は、低真空切換装置81と同期して周回移動するものとする。
上述のように組み立てられた低真空切換装置81において、吸引側真空パイプ90側を低真空で吸引している状態で図示しない回転駆動源によりスプロケットホイール89がT方向に回転駆動されると、自在移動駒群84は、両側の従動ピン84fを介して駆動され、吸引台82のガイド溝82aに沿ってS方向に移動する。特にガイド溝の円周面部分では、自在移動駒群84の凸部84dと凹部84eが互いの接触係合位置を変えながら円周面に倣って移動する。自在移動駒84Aには、真空アクチュエータ装置連結側の被吸引側真空パイプ92が接続されており、その直進移動および円周に沿った移動にともなって上記真空アクチュエータ装置の真空吸引状態が切り換えられる。
すなわち、上記移動中、自在移動駒84Aの被吸引穴84Aaが摺動ガスケット83の開口部83c,83dのいずれかに差し掛かったとき、真空アクチュエータ(例えば、真空パッド)が真空吸引され、所定の動作が実行される。被吸引穴84Aaが摺動ガスケット83の開口部83c,83dの範囲外に移動したとき、上記真空パッドは、真空吸引から開放される。なお、摺動ガスケット83の開口部83cは、移動方向に沿った所定の長さを有しており、真空パッドは、上記開口部83cの長さに応じた期間だけ吸引される。
上述した本第5の実施形態の低真空切換装置81によれば、前記第4の実施形態の場合と同様の効果を奏するが、特に、自在移動駒群84の摺動面がスプロケット駆動軸88を中心とし、該軸方向に平行な円周面と直進平面とからなる長円面に沿っており、被吸引側真空パイプ92が接続される配管コネクタ93は、自在移動駒84Aの上記長円面の外方側に配置されている。従って、この低真空切換装置81は、上述にような長円面上半径方向に配管コネクタ93を配置する必要がある場合に適用できる。
なお、上記実施形態の低真空切換装置81における自在移動駒群84は、長円面上を移動するようにしたが、これに限らず単に円筒面のガイド溝上を摺動移動させる構成とすることも可能である。また、吸引台82のガイド溝82aの外円周部に吸引孔を配置しない装置では、必ずしもゴムベルト85は必要ではない。
本発明による低真空用切換バルブ、または、低真空用切換装置は、低真空を利用する真空アクチュエータ装置に適用することが可能であり、該真空アクチュエータシステムのコンパクト化、および、低コスト化が実現される。
本発明の第1の実施形態である低真空用切換バルブの分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2の実施形態である低真空用切換バルブの分解斜視図である。 図3のB−B断面図である。 図3の低真空用切換バルブに適用される摺動ガスケットの変形例の平面図であって、図5(A)は、上記変形例の1つを示し、図5(B)は、上記変形例の他の1つを示す。 本発明の第3実施形態である真空走行装置の支持軸に沿った断面図である。 図6のC−C断面図である。 本発明の第4の実施形態である低真空切換装置の分解斜視図である。 図8の低真空切換装置をスプロケットホイール上面部から見た断面図である。 図9のD−D断面図である。 第4の実施形態の低真空切換装置に適用される吸引台のガイド溝および摺動ガスケットに対する変形例を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態である低真空切換装置の要部の分解斜視図である。 図12の低真空切換装置の吸引台部のスプロケット駆動軸直交面での断面図である。 図12の低真空切換装置に適用される自在移動駒の移動方向に沿った縦断面(スプロケット駆動軸直交面)上の断面図である。
符号の説明
2 …固定筒(吸引側連結部材)
2c…偏心穴(吸引穴)
3 …回転体(被吸引側連結部材)
3c…偏心穴(被吸引穴)
4,14,51,63,73
…摺動ガスケット
4a,14a
…ゴム板(弾性板部材)
4b,14b
…シール板(シール部材)
4c,14c,14Ac,14Bc,51c
…連通穴
12 …固定部材(吸引側連結部材)
12c…偏心穴(吸引穴)
13 …回転筒(被吸引側連結部材)
13c…連通穴(被吸引穴)
32b…鍔部(吸引側連結部材)
32c…偏心穴(吸引穴)
42 …回転筒(被吸引側連結部材)
42b…連通穴(被吸引穴)
48 …真空パッド(真空アクチュエータ部材)
62,82
…吸引台(吸引側本体部材)
62c,82b
…吸引穴
63c,63d,63e,63f,63g,73c,
73d,73e,73f,83c,83d
…開口部(連通開口部)
64A,84A
…自在移動駒(被吸引側移動体部材)
64Ae,84Aa
…被吸引穴

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (3)

  1. 弾性変形可能な弾性板部材と該弾性板部材に一体化され、良摺動性表面を有するシール部材とからなる摺動ガスケットと、
    上記ガスケットの弾性板材側が固着され、少なくとの1つの吸引穴を有する吸引側連結部材と、
    上記吸引側連結部材に対して上記摺動ガスケットを介して摺動可能に当接した状態で相対回転可能に連結され、少なくとの1つの被吸引穴を有する被吸引側連結部材と、
    を有し、上記摺動ガスケットは、上記吸引側連結部材と上記被吸引側連結部材との回転中心以外の位置に設けられ、上記吸引側連結部材の吸引穴および上記被吸引側連結部材の被吸引穴に連通可能な連通穴を有することを特徴とする低真空用切換バルブ。
  2. 弾性変形可能な弾性板部材と該弾性板部材に一体化され、良摺動性表面を有するシール部材とからなる摺動ガスケットと、
    上記摺動ガスケットの弾性板材側が固着され、少なくとの1つの吸引穴を有する吸引側本体部材と、
    上記吸引側本体部材に対して上記摺動ガスケットを介して摺動可能に当接した状態で直進、または、回転移動可能に支持され、少なくとの1つの被吸引穴を有する被吸引側移動体部材と、
    を有し、上記摺動ガスケットは、上記吸引側本体部材と上記被吸引側移動体部材との摺動面上に配され、上記吸引穴および被吸引穴に連通可能な連通開口部を有することを特徴とする低真空用切換装置。
  3. 上記被吸引側移動体部材の上記被吸引穴には、少なくとも1つの真空アクチュエータ部材が接続されることを特徴とする請求項2に記載の低真空用切換装置。
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