JP2004291470A - 段ボールシート製函機における加工体支持装置 - Google Patents

段ボールシート製函機における加工体支持装置 Download PDF

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忠男 神村
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Abstract

【課題】加工体を支持するヨーク体の機械幅方向への移動を正確にかつ円滑にするとともに、加工体の溝切装置や打ち抜き装置で発生する振動の発生を防ぎ、加工屑の除去を円滑に行う。
【解決手段】段ボールシートに罫線又は溝切り若しくは打抜き等の加工を行う加工装置において、罫線又は溝切り若しくは打抜き等の所望の加工を行うそれぞれの加工体と、加工体を保持する加工体ホルダと、加工体ホルダを回転可能に支持する加工体ホルダ支持体と、加工体ホルダ支持体を挿設したヨーク体12,23と、加工体ホルダ支持体に対して回転可能に支持した加工体ホルダを回転駆動する回転駆動手段からなる段ボールシート製函機における加工体支持装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、段ボールシート製函機におけて罫線加工を行うクリーザや溝切り加工を行うスロッタ等の各加工部材の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図示しないコルゲートマシンで生産された段ボールシートは、図7に示す段ボールシート製函機108により所望の印刷や罫線及び溝切加工等が行われる。該段ボールシート製函機108は、給紙ユニット109における給紙部110で段ボールシートをバックガイド111により規制して給紙部材112により給紙し、フィードロール113,114にて印刷ユニット115,120へと給送する。該印刷ユニット115,120ではアニロックスロール117,122とゴムロール118,123等で調整されたインキを版胴116,121に巻装した図示しない印版に転移させて給送されるシートに圧胴119,124でプレスしながら所望の印刷を施す。続いて、クリーザスロッタ125に給送され、クリーザ126,127で所望の罫線加工が施され、さらには第1スロッタ128に取り付けられたスロッタナイフ130と下部第1スロッタ129、及び第2スロッタ131に取り付けられたスロッタナイフ133と下部第2スロッタ132により所望の溝切り加工を行う。
【0003】
【特許文献1】
実開昭62−134717号公報(第2項、第2図、第3図、第4図、第5図)
【0004】
このような段ボールシート製函機のクリーザスロッタにおいて、クリーザ及びスロッタは機械幅方向に設けられた複数個のヨーク体にそれぞれクリーザリングやスロッタナイフが取り付けられる。一般的には機械幅方向に5つのヨーク体が配設されることになる。そして、これらの各ヨーク体は生産するシートのオーダーに応じて機械幅方向の所望の位置に移動可能に構成されるため、各ヨーク体にはそれぞれヨーク体移動軸が設けられている。また、各ヨーク体に取り付いたクリーザリングやスロッタナイフを回転駆動する回転駆動軸も嵌通するように設けられている。また、該回転駆動軸やヨーク体移動軸の他に各ヨーク体を昇降させる昇降軸等も機械フレーム間に貫通して各ヨーク体を嵌通する構成となっている。このように、該回転駆動軸は各ヨーク体を支持する役割をも兼ねるため、機械の剛性を得るべく当該回転駆動軸は極めて太い軸径となっている。
【0005】
上述したようなクリーザ及びスロッタにおいて、例えばスロッタの構成を図8に示す。該スロッタはフレーム間に回転可能に軸支された回転駆動軸137を設け、該回転駆動軸137上を当該軸方向にキー材141を介して摺動可能に各ヨーク体136a,136b等が設けられている。そして、各ヨーク体136からブラケット138を介してシフター材139がスロッタナイフ130の取り付くスロッタホルダ128に設けられたシフター係合部140と係合し、該ヨーク体136はヨーク体移動軸134により摺動移動体135を介して機械幅方向に移動可能に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように構成されたスロッタにおいて、段ボールシートの生産を行う前に各スロッタナイフ130等を当該生産に伴う所定の位置に位置決めすべく、図示しない電動モータ等の駆動装置によって各ヨーク体移動軸134,142を回転させ、該ヨーク体移動軸134,142に螺合する摺動移動体135,143を介して各ヨーク体136a,136bを機械幅方向に移動させ、シート生産位置に位置決めする。このときスロッタナイフ130a,130bが取り付いたスロッタホルダ128a,128bはヨーク体136a,136bに取り付けられたブラケット138a,138b及びシフタ139a,139bを介して回転駆動軸137上を摺動することになる。シフタ139は、該シフター139と係合するスロッタホルダ128の係合部140内に入り込み、回転する該スロッタホルダ128と摺接していることから、該スロッタホルダ128よりは軟質の材料が使用されている。一般的には砲金等の金属材質又は樹脂材質等が用いられている。従って、該シフタ139が摩耗しやすく、スロッタホルダ128の係合部141に摺接しているシフタ139は摩耗して、該係合部140にがたつきが生じやすくなる。また、スロッタナイフ130が取り付くスロッタホルダ128は該シフタ139を介して回転駆動軸137上を摺動するため、正確な位置に位置決めできないことから、該スロッタナイフ130と下スロッタナイフ129との噛み合いが悪く、シートの切り口が綺麗に成形できないという課題が発生していた。
【0007】
また、スロッタホルダ128はシフタ139を介してヨーク体136の移動に伴い回転駆動軸137上を摺動する構造であるため、スロッタホルダ128が回転駆動軸137に対してこじれた状態となることもあり、その場合に回転駆動軸137を回転させてスロッタホルダ128を回転させるとスロッタナイフ130の回転も正規の回転が得られず、正確な溝切り加工が行えないという課題を生じさせる他に、該スロッタナイフ130と下スロッタナイフ129とが正確な噛み合いをしないことからスロッタナイフの破損や振動の発生及び機械トラブルの発生の原因ともなっていた。さらには、複数個のヨーク体を該回転駆動軸137が支える構造になっているため、相当重量が回転駆動軸137に掛かり、回転駆動軸が撓みを起こして、上記と同様に該スロッタナイフ130と下スロッタナイフ129とが正確な噛み合いをしないことから、スロッタナイフの破損や振動の発生及び機械トラブル発生の原因ともなっていた。
【0008】
さらには、下スロッタナイフ129,132側は溝切り加工部の直下に極めて太い軸径を有する回転駆動軸が機械全幅に存在することから、スロット屑が当該回転駆動軸に阻まれて円滑に排除できず、スロット屑が回転駆動軸部やヨーク体137等に滞留して詰まりを生じさせていた。これらのスロット屑による詰まりは、ヨーク体136の摺動やスロッタナイフホルダ128の回転に影響を与え、機械的負荷を増大させる原因や、機械故障の原因にもなっていた。本発明は上述した各種の課題を解決する段ボールシート製函機における加工部材支持装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を克服し、所期の目的を好適に達成するために本発明は、段ボールシートに罫線又は溝切り若しくは打抜き等の加工を行う加工装置において、罫線又は溝切り若しくは打抜き等の所望の加工を行うそれぞれの加工体と、該加工体を保持する加工体ホルダと、該加工体ホルダを回転可能に支持する加工体ホルダ支持体と、該加工体ホルダ支持体を挿設したヨーク体と、該加工体ホルダ支持体に対して回転可能に支持した加工体ホルダを回転駆動する回転駆動手段からなる段ボールシート製函機における加工体支持装置である。
【0010】
また、前記回転駆動手段は、ヨーク体に対して回転可能に設けられた回転伝達部材と、該回転伝達部材に嵌挿され、機械フレーム間に回転可能に軸架された回転駆動軸とからなり、該回転駆動軸の回転により該回転伝達部材を介して、該加工体ホルダ支持体に対して回転可能に支持した加工体ホルダを回転駆動する段ボールシート製函機における加工体支持装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる段ボールシート製函機における加工部材支持装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は本発明のクリーザスロッタ1の構成を表した側面図であって、クリーザ部2と第1スロッタ及び第2スロッタを有するスロッタ3からなる。クリーザ2及びスロッタ3はそれぞれ上部ヨーク体12と下部ヨーク体23に設けられる。そして、各ヨーク体12,23は図示しない機械フレーム間に装架された上部ステー6,7及び下部ステー15,16に直動ベアリング等を用いた摺動部4,5,17,18により機械幅方向に移動可能に保持されている。該摺動部4,5,17,18は、各ステー6,7,15,16に設けられたガイドレール8a,8b,10a,10b,19a,19b,21a,21b上をヨーク体12,23に設けられた摺動体9a,9b,11a,11b,20a,20b,22a,22bが摺動するように構成される。そして、ヨーク体12はヨーク体移動体13に嵌合する係合部材14を介して機械幅方向に移動可能に構成されている。即ち、図2において一つのヨーク体12aが機械幅方向に移動する場合は、ヨーク体移動体13aが図示しない例えばサーボ系の回転駆動装置等により回転することにより、ヨーク体移動体13aに勘合する係合部材14aを介して移動することになり、別のヨーク体12bが機械幅方向に移動する場合は、同様にヨーク体移動体13bに勘合する係合部材14bを介して移動することになる。なお、ヨーク体12の移動をスムーズにかつ正確に素早く移動位置決めさせるために、ヨーク体移動体13と嵌合部材はボールベアリング等の滑動性のよい部材が使用されることが一般的であるが、これらに限定されるものではなく、例えば、一般的なねじ軸とナットによる構成でもよい。さらには、ヨーク体移動体13が回転する形態でなく、ヨーク体移動体13は固定で、係合部材14にサーボ系等の回転駆動装置等により該ヨーク体移動体13上を移動するように構成してもよい。そして、他の手段としては機械フレーム間に装架されたラック上をピニオンを介して移動できるように構成してもよく、いずれの場合においても、機械フレーム間に装架されたステー6,7,15,16上を摺動部4,5,17,18を介して、ヨーク体12,23がヨーク体移動体13上を係合部材14を介して移動可能に構成されれば本発明の目的を達成できる。従って、上述したヨーク体移動体13及び係合部材14はクリーザスロッタ1内に設けられるヨーク体12の個数分それぞれ複数のヨーク体移動体13及びそれに対応する複数の係合部材14が設けられる。
【0012】
ここで、下部ヨーク体23の機械幅方向における移動手段について説明する。本発明の課題の一つにスロッタ部で発生するスロット屑の除去があるが、スロッタ3のシート搬送ラインPLよりも下方で機械フレーク間に装架又は軸架される構成物がない方が好ましい。この目的を達成するために、下部ヨーク体23は機械幅方向に単独で移動する構成を行うのではなく、上部ヨーク体12に追従して移動する構成とする方が好ましいと考えられる。そこで、下部ヨーク体23の一部に上部ヨーク体12と連結をする連結装置62を設ける。該連結装置62はヨーク体12,23におけるシート給送方向の上流側と下流側のそれぞれに設けられることが好ましい。該連結装置62は例えば図3に示すように下部ヨーク体23に上部ヨーク体12に向けてロッド65に取り付けた雄体66がエアー又は油圧等の流動媒体により作用するアクチュエータ63が固定部材64a,64bを介して取り付けられ、該アクチュエータ63に対向する位置で上部ヨーク体12に雌体67を取り付ける。そして、ヨーク体12,23が機械幅方向に移動するときは該連結装置62により上部ヨーク体12と下部ヨーク体23を連結させて、下部ヨーク体23は上部ヨーク体12の移動に追従して移動する。
【0013】
次に、クリーザ2及びスロッタ3の各ヨーク体12,23における構成を説明する。なお、クリーザ2及びスロッタ3とも各ヨーク体12,23への取付構造はほぼ同様であるので、第1スロッタのヨーク体への取付を説明するものとし、かつ、上部スロッタ35,48と下部スロッタ54,57も同様であるため、上部スロッタ35の構成を説明する。さらには上部第1スロッタ35と上部第2スロッタ48とも同様の構成であるため、ここでは、上部第1スロッタ35を用いて説明する。図2は図1におけるA−A矢視断面図である。ヨーク体12にスロッタホルダ42を取り付けるスロッタホルダ支持体41の一端を回転自在に取り付ける。そして、他端にはスロッタナイフ45を取り付けるスロッタホルダ42をベアリング44を介して回転自在に取り付ける。スロッタホルダ42の外周縁上にギヤー部43を設け、該ギヤー部43に噛み合うスロッタホルダ回転伝達ギヤー38を設ける。該スロッタホルダ回転伝達ギヤー38はヨーク体12に固設された回転伝達ギヤー支持体39にベアリング40を介して回転自在に取り付けられる。そして、スロッタホルダ回転伝達ギヤー38はスロッタ回転駆動軸37に対して摺動かつ該スロッタ回転駆動軸37の回転に伴って回転できるように構成される。該スロッタ回転駆動軸37は一般的にはスプラインシャフト等の回転伝達軸を用いることが好ましいが、これに限定されるものではない。従って、スロッタ回転駆動軸37が図示しない駆動装置等により所望の回転を行うと、該スロッタ回転駆動軸37からスロッタホルダ回転伝達ギヤー38を介してスロッタホルダ42が回転し、該スロッタホルダ42の回転に伴いスロッタナイフ45が回転をして、給送されるシートの所望の位置に溝切り加工を行う。
【0014】
該スロッタホルダ支持体41はヨーク体取付部とスロッタホルダ取付部が偏芯の関係になっている。即ち、スロッタホルダ支持体41のヨーク取付部側にはギヤー部41xが設けられ、該ギヤー部41xに係合する昇降ギヤー47を介してスロッタナイフ昇降回転軸46が連設されている。そして、生産するシートの厚み等に応じてスロッタナイフ45の切り込み深さを変える場合に、図示しない駆動装置等でスロッタナイフ昇降回転軸46を回転させ、該スロッタホルダ41のギヤー部41xと係合する昇降ギヤー47を介してスロッタホルダ支持体41を回転させることにより、スロッタナイフ45をシート搬送ラインPLに対して昇降させる構成になっている。そして、その昇降軸46による昇降は、上部第2スロッタ48側も該昇降ギヤー47を介して上部第2スロッタ48のギヤー52により昇降する構成になっている。また、詳述はしないが図1において上部クリーザ24におけるクリーザリング25も同様で、クリーザリング昇降回転軸29により昇降体30を介してクリーザリング25がシート搬送ラインPLに対して昇降可能になっている。なお、一般的にはシート搬送ラインPLは下部クリーザ31及び下部スロッタ54,57基準であるため、シート搬送ラインPLより下方に位置するこれらの下部クリーザ31及び下部スロッタ54,57は昇降機構を有しない。
【0015】
上述した上部第1スロッタ35の構成において、該上部第1スロッタ35と対設する下部第1スロッタ54も下部ヨーク体23に対してスロッタホルダ支持体56等を介して下部スロッタナイフ55が設けらる同様の構成を有する。また、上部第2スロッタ48及び下部第2スロッタ57も同様で、上部第2スロッタ48は上部ヨーク体12に対して、スロッタホルダ支持体50等を介してスロッタホルダ51が設けられ、該スロッタホルダ51にスロッタナイフ53が設けられ、該上部第2スロッタ48と対設する下部第2スロッタ57も下部ヨーク体23に対してスロッタホルダ支持体59等を介して下部スロッタナイフ58が設けらる。なお、上部第2スロッタ48の回転駆動系は、上述した上部第1スロッタ35を回転駆動する上部スロッタ回転駆動軸37及びスロッタホルダ回転伝達体38からアイドルギヤー36を介して図示しない上部第2スロッタ48を回転させる構成になっている。即ち、該上部スロッタ回転駆動軸37及びスロッタホルダ回転伝達体38は上部第1スロッタ35と上部第2スロッタ48共通の回転駆動系であって、上部第2スロッタ48側に設けられた図示しないギヤー体がアイドルギヤー36を介して該スロッタホルダ回転伝達体38に噛み合う構成となっている。
【0016】
次に、上部クリーザ24及び下部クリーザ31も上部第1第スロッタ35,上部第2スロッタ48及び下部第スロッタ54,57と同様で、上部クリーザ24は上部ヨーク体12に対して、クリーザホルダ支持体26等を介してクリーザリング25aが設けらる。そして、該上部クリーザ24と対設する下部クリーザ31も下部ヨーク体23に対してクリーザホルダ支持体32等を介して下部クリーザリング25bが設けらる同様の構成を有する。なお、下部クリーザ31と下部第1スロッタ54及び第2スロッタ57の回転駆動系は共通の駆動系を有する。即ち、前述したように本発明の課題の一つにスロッタ部で発生するスロット屑の除去があるが、スロッタ3のシート搬送ラインPLよりも下方で機械フレーク間に装架又は軸架される構成物がない方が好ましい。この目的を達成するために、下部第1及び第2スロッタ54,57はそれぞれ単独で駆動されるのではなく、下部クリーザの回転駆動系と共通の回転駆動をとする構成とする方が好ましいと考えられる。そこで、下部クリーザ31を回転駆動するとともに下部第1スロッタ54及び下部第2スロッタ57を回転駆動される下部駆動軸33を図示しない機械フレーム間に設け、該下部駆動軸33の回転駆動を伝達する回転駆動伝達体34を各ヨーク体12に設ける。そして、該回転駆動伝達体34を介して下部クリーザ31を回転駆動するとともに、該下部スロッタ31と下部第1スロッタ54との間に設けられた第1中間回転駆動伝達体60により、該下部クリーザ31からの回転駆動力を下部第1スロッタ54に伝達して回転駆動する。さらには、下部第1スロッタ54と下部第2スロッタ57との間に設けられた第2中間回転駆動伝達体61により、該下部第1スロッタ54からの回転駆動力を下部第2スロッタ57に伝達して回転駆動する。このような構成にすることにより、少なくとも下部第1スロッタ54及び下部第2スロッタ57におけるペーパーライン下方には機械フレーム間に装架又は軸支された構成物はなく、各スロッタで発生するスロッタ屑の除去がスムーズに行える利点を有するとともに、機械フレーム間に装架又は軸支される構成物がないため、下部ヨーク体等に係る重量等も生じないことから撓み等も生じない。
【0017】
以上のような構成において、本発明による段ボールシート製函機における加工部材支持装置の作用を説明する。段ボールシート生産時には、予め所望の位置に位置決めされた上部ヨーク体12と下部ヨーク体23が、図示しない駆動装置からの回転駆動力を受けた上部クリーザ駆動軸27が駆動伝達ギヤー28を介して上部クリーザ24を、上部スロッタ駆動軸37がそれぞれの上部第1スロッタ35と上部第2スロッタ48を、そして下部駆動軸33が下部クリーザ31及び下部第1スロッタ54よ下部第2スロッタ57をそれぞれ回転させ、給送されるシートに対してクリーザリング25a,25bにより所望の罫線加工が施され、続いて上部第1スロッタナイフ44及び下部第1スロッタナイフ55と上部第2スロッタナイフ53及び下部第2スロッタナイフ58で所望の溝切り加工が行われる。このとき、第1スロッタ部及び第2スロッタ部で発生するスロット屑は下方に自然落下するが、上述した本発明の構成のように下部スロッタ側には機械幅方向に大径の下部スロッタシャフトや下部ヨーク体等を位置決めするシャフトが存在しないことから、スロッタ部で発生したスロット屑は何の干渉もなく機械の下方に落下し、図示しないスロット屑処理装置等で処理されることから、下部スロッタ54、57や下部ヨーク体23等に滞留することない。そして、予め設定された生産枚数分を加工して生産を終了させる。
【0018】
続いて、次オーダーを生産するためのオーダーチェンジ時には、まず、上部ヨーク体12と下部ヨーク体23を機械幅方向に移動させるべく、上部ヨーク体12と下部ヨーク体23を図3a及び図3bに示すように連結装置62にて連結する。この連結は機械幅方向に配設されたヨーク体12,23それぞれが連結をする。このとき、上部スロッタナイフ44,53は対応する下部スロッタナイフ55,58内に入り込んで、刃物を嵌挿させた状態(当業界では刃物一致と称する)で機械幅方向に移動させることが好ましい。そして、各ヨーク体12に対応するヨーク体移動体13を図示しない駆動装置等で回転させ、該ヨーク体移動体13に係合する係合部材14を介してヨーク体12を次オーダーの生産位置に移動させて位置決めを行う。このとき、各上部ヨーク体12及び下部ヨーク体23はそれぞれ堅牢な上部ステー6,7及び下部ステー15,16上を摺動部材4,5を介して滑走するため、正確な位置決めが可能であるとともに、スロッタナイフ45が取り付くスロッタホルダ42は従来のようにヨーク体の移動に伴い、シフタを介してスロッタ駆動軸上を摺動する構成ではなく、スロッタホルダ42は機械幅方向に移動する際に抵抗となる部材はなく、上部ヨーク体12とともに一体的に移動することになるため、位置決めが正確であるとともに、スロッタホルダ42が移動抵抗に伴うがたつきも生じない。
【0019】
このようにして、上部スロッタナイフ45、53及び下部スロッタナイフ55,58、さらには上部クリーザリング25a及び下部クリーザリング25bは上部ヨーク体12と下部ヨーク体23の移動により次オーダーの加工位置に位置決めされると同時に、上部スロッタナイフ45,53は図示しない作動装置により、次オーダー加工開始位置まで円周方向に適宜移動位置決めされる。そして、次オーダーのシートに併せた隙間調整とすべく、クリーザ昇降軸29により上部クリーザリング25aを昇降させて下部クリーザリング25bとの所望のすき間にするとともに、同様にしてスロッタ昇降軸46により上部スロッタナイフ45,53を昇降させてそれぞれ対応する下部スロッタナイフ55,58との所望のすき間にする。続いて、上部ヨーク体12と下部ヨーク体23を連結していた連結装置62の連結を解除して、次オーダー生産位置への位置決め作業を完了させて通紙準備を行う。なお、上述したクリーザ24及びスロッタ35,48の各昇降軸29,46による昇降手段の他に、上部ヨーク体12に個別に駆動モータや流動媒体を用いたアクチュエータ等の昇降手段を用いて、それぞれの上部ヨーク体12ごとに個別に昇降させるようにしても良い。
【0020】
また、本発明による段ボールシート製函機における加工体支持装置は、上述したクリーザやスロッタのみに使用されるものではなく、例えばダイカッタや手掛け抜き等の打ち抜き装置68にも利用することができる。具体的には、図4に示すように、例えば手掛け抜きを行う打ち抜き装置68において、上部打ち抜き装置69と下部打ち抜き装置70を有する。該上部打ち抜き装置69と下部打ち抜き装置70は、図示はしないがともに上述したクリーザやスロッタと同様に、機械フレーム間に装架されたステーに摺動部材を介して任意の位置に移動可能に設けられている。そして、上部打ち抜き装置ヨーク体71はヨーク体移動体73に嵌合する係合部材72を介して機械幅方向に移動可能に構成されている。即ち、図4においてヨーク体71が機械幅方向に移動する場合は、ヨーク体移動体73が図示しない例えばサーボ系の回転駆動装置等により回転することにより、ヨーク体移動体73に勘合する係合部材72を介して移動することになる。なお、ヨーク体71の移動をスムーズにかつ正確に素早く移動位置決めさせるために、ヨーク体移動体73と嵌合部材はボールベアリング等の滑動性のよい部材が使用されることが一般的であるが、これらに限定されるものではなく、例えば、一般的なねじ軸とナットによる構成でもよい。さらには、ヨーク体移動体73が回転する形態でなく、ヨーク体移動体73は固定で、係合部材72にサーボ系等の回転駆動装置等により該ヨーク体移動体73上を移動するように構成してもよい。そして、他の手段としては機械フレーム間に装架されたラック上をピニオンを介して移動できるように構成してもよく、いずれの場合においても、機械フレーム間に装架された図示しないステー上を摺動部を介して、ヨーク体71がヨーク体移動体73上を係合部材72を介して移動可能に構成されれば本発明の目的を達成できる。下部打ち抜き装置70におけるヨーク体84の機械幅方向における移動手段も同様で、本発明の課題の一つにスロッタ部で発生するスロット屑の除去と同様に打ち抜き屑の除去があるが、打ち抜き装置68のシート搬送ラインPLよりも下方で機械フレーク間に装架又は軸架される構成物がない方が好ましい。この目的を達成するために、下部ヨーク体84は機械幅方向に単独で移動する構成を行うのではなく、上部ヨーク体71に追従して移動する構成とする方が好ましいと考えられる。そこで、上述のクリーザやスロッタにおいて説明した下部ヨーク体84の一部に上部ヨーク体71と連結をする図示しない図3と同様の連結装置を設ける。
【0021】
次に、打ち抜き装置68のヨーク体71,84における構成を説明する。ヨーク体71に打ち抜きホルダ80を取り付ける打ち抜きホルダ支持体79の一端を回転自在に取り付ける。そして、他端には打ち抜きダイ82を取り付ける打ち抜きホルダ80を図示しないベアリング等を介して回転自在に取り付ける。打ち抜きホルダ80の外周縁上にギヤー部81を設け、該ギヤー部81に噛み合う打ち抜きホルダ回転伝達ギヤー76を設ける。該打ち抜きホルダ回転伝達ギヤー76はヨーク体71に固設された回転伝達ギヤー支持体75に図示しないベアリング等を介して回転自在に取り付けられる。そして、打ち抜きホルダ回転伝達ギヤー76は打ち抜き回転駆動軸74に対して摺動かつ該打ち抜き回転駆動軸74の回転に伴って回転できるように構成される。該打ち抜き回転駆動軸74は一般的にはスプラインシャフト等の回転伝達軸を用いることが好ましいが、これに限定されるものではない。従って、打ち抜き回転駆動軸74が図示しない駆動装置等により所望の回転を行うと、該打ち抜き回転駆動軸74から打ち抜きホルダ回転伝達ギヤー76を介して打ち抜きホルダ80が回転し、該打ち抜きホルダ80の回転に伴い打ち抜きダイ82に設けられた打ち抜き刃83が回転をして、給送されるシートの所望の位置に打ち抜き加工を行う。
【0022】
該打ち抜きホルダ支持体79はヨーク体取付部と打ち抜きホルダ取付部が偏芯の関係になっている。即ち、打ち抜きホルダ支持体79のヨーク取付部側にはギヤー部79aが設けられ、該ギヤー部79aに噛合するギヤー体78を介して打ち抜きダイ昇降回転軸77が連設されている。そして、生産するシートの厚み等に応じて打ち抜き刃83のくい込み深さを変える場合に、図示しない駆動装置等で打ち抜きダイ昇降回転軸77を回転させ、該打ち抜きホルダ79のギヤー部79aと係合するギヤー体78を介して打ち抜きホルダ支持体79を回転させることにより、打ち抜き刃83をシート搬送ラインPLに対して昇降させる構成になっている。なお、一般的にはシート搬送ラインPLは下部クリーザ31及び下部スロッタ54,57と同様に、下部打ち抜き装置70側が基準であるため、シート搬送ラインPLより下方に位置する下部打ち抜き装置70は昇降機構を有しない。
【0023】
上述した上部打ち抜き装置69の構成において、該上部打ち抜き装置69と対設する下部打ち抜き装置70も下部ヨーク体84に対して打ち抜きホルダ支持体88等を介して打ち抜き刃受体90が設けらる同様の構成を有する。なお、打ち抜き刃受体90は一般的には外周面にウレタン系の弾性部材を被服した円筒形の受体である。そして、下部打ち抜き装置70の打ち抜き受体90の回転駆動は、上述した上部打ち抜き装置と同様に、ヨーク体84に打ち抜きホルダ89を取り付ける打ち抜きホルダ支持体88の一端を回転自在に取り付ける。そして、他端には打ち抜き刃受体90を取り付ける打ち抜き受体ホルダ89を図示しないベアリング等を介して回転自在に取り付ける。打ち抜き受体ホルダ89の外周縁上にギヤー部89aを設け、該ギヤー部89aに噛み合う打ち抜き受体回転伝達ギヤー87を設ける。該打ち抜き受体回転伝達ギヤー87はヨーク体84に固設された回転伝達ギヤー支持体86に図示しないベアリング等を介して回転自在に取り付けられる。そして、打ち抜き刃回転伝達ギヤー87は打ち抜き刃受体回転駆動軸85に対して摺動かつ該打ち抜き刃受体回転駆動軸85の回転に伴って回転できるように構成される。該打ち抜き刃受体回転駆動軸85は一般的にはスプラインシャフト等の回転伝達軸を用いることが好ましいが、これに限定されるものではない。従って、打ち抜き刃受体回転駆動軸85が図示しない駆動装置等により所望の回転を行うと、該打ち抜き刃受体回転駆動軸85から打ち抜き刃受体回転伝達ギヤー87を介して打ち抜き刃受体ホルダ89が回転し、該打ち抜き刃受体ホルダ89の回転に伴い打ち抜き刃受体90が回転をして、給送されるシートの所望の位置に打ち抜き加工を行う。このように、打ち抜き装置68においても従来のような大径の駆動軸等は有さない機構になっている。
【0024】
続いて、本発明のクリーザスロッタ支持装置を用いたシート搬送装置に関する実施装置を説明する。図5は本発明のクリーザスロッタ支持装置を用いたシート搬送装置の側面図で、図6は図5におけるB−B断面図である。クリーザ24,31及び第1,第2スロッタ35,54,48,57は上述のクリーザ及びスロッタと変わらない。そして、シート搬送ラインよりわずかに上方で、該シート搬送ラインに対向して上部ヨーク体12に支持される上部シートガイド105と、シート搬送ラインよりわずかに下方で、該シート搬送ラインに対向して下部ヨーク体23に支持され、下部クリーザ31と下部第1スロッタ54との間、及び第1スロッタ54と第2スロッタ57との間にそれぞれシートガイド106,107を設ける。そして、上部ヨーク体12にそれぞれ軸架された複数本のガイドロール91,92,93,94,95と、上部ヨーク体12を嵌挿する上部シート搬送装置駆動軸96と、該上部シート搬送装置駆動軸96上に摺動自在に設けられ、上部ヨーク体12に対して自由回転可能なベルトプーリ96aを設ける。そして、シートガイド105のシート対向面側を走行するとともに、該ガイドロール91,92,93,94,95とベルトプーリ96aに巻掛けて上部シート搬送ベルト97を張設する。同様にして、下部ヨーク体23にそれぞれ軸架された複数本のガイドロール98,99,100,101,102と、下部ヨーク体23を嵌挿する下部シート搬送装置駆動軸103と、該下部シート搬送装置駆動軸103上に摺動自在に設けられ、下部ヨーク体23に対して自由回転可能なベルトプーリ103aを設ける。そして、シートガイド106,107のシート対向面側を走行するとともに、該ガイドロール98,99,100,101,102とベルトプーリ103aに巻掛けて下部シート搬送ベルト104を張設する。このとき、下部シート搬送ベルト104を駆動する下部シート搬送駆動軸103は、スロッタによるスロット屑除去の関係から、下部第1スロッタ54よりも上流側に配設されることが好ましい。このように構成されるシート搬送装置において、シートを給送してクリーザ及びスロッタで加工を行うときは、上部シート搬送装置駆動軸96を図示しない駆動装置等で回転させ、ベルトプーリー96aを回転させることにより、上部シート搬送ベルト97が回転する。同様に下部シート搬送装置駆動軸103を図示しない駆動装置等で回転させ、ベルトプーリー103aを回転させることにより、上部シート搬送ベルト104が回転する。そして、上流の印刷ユニット等から給送されるシートを当該上部シート搬送ベルト97と下部シート搬送ベルト104によってシートを狭持し、クリーザ24,31及びスロッタ35,54,48,57へと搬送し、それぞれで所望の加工を行う。
【0025】
このシート搬送装置においても、シートガイド105,106,107及びシート搬送ベルト97、104ともそれぞれ上部ヨーク体12及び下部ヨーク体23と共に機械幅方向に移動可能な構成となっており、機械幅方向への移動に際して抵抗となる箇所がないとともに、スロッタの下方においても、機械幅方向に存在する部位がないことから、スロッタ加工部で生じるスロット屑が円滑に処理できる機構である。また、シート搬送装置は上述したベルトを用いる手段の他に、送りコロ等の複数の回転部材を適宜配設して、当該送りコロ等によりシートを搬送する手段で行ってもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明の段ボールシート製函機における加工部材支持装置によれば、スロッタホルダ等の各部位はすべてヨーク体に対して取り付いている構造体であるため、機械幅方向に移動する際に、機械幅方向に軸架等される各軸との摺動部位がないことから振動の発生も少なく円滑な移動が可能で、位置決めが正確に行える他に、移動を繰り返すことにより将来的に生じる機械的ながたつきは生じない。また、摺動面がないことから、機械的な摩耗もなく、さらには正確な位置決めが可能となることから、例えば上部スロッタナイフと下部スロッタナイフの噛み合いが正確に行えるために正確な溝切り加工が行え、切れ味がよいことから切り口も綺麗になり、商品価値も向上する。
【0027】
また、上述のように振動の発生も少なく機械的ながたつきは生じないことから、スロッタナイフの破損や振動の発生及び機械トラブルの発生もなく、故障の原因は皆無となる。さらには、複数個のヨーク体を回転駆動軸等が支える構造になってではないため、相当重量が回転駆動軸に掛かり、回転駆動軸が撓みを起こして、上部スロッタナイフと下部スロッタナイフとが正確な噛み合いをしないことから生じていたスロッタナイフの破損や振動の発生及び機械トラブル発生の原因も皆無となった。
【0028】
さらには、下部スロッタ側は大径の駆動軸等径が存在しない構成であるため、スロット屑が当該回転駆動軸に阻まれて円滑に排除できという問題も解消され、機械的負荷を増大させる原因や、機械故障の原因もなくなった。そして、大径の駆動軸等が不要で、機構が極めて簡易な構造で構成できることから、機械製作コストが安価に抑えることができ、経済的効果も向上する利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーザスロッタにおける加工部材の支持装置の構成を表した側面図である。
【図2】本発明のクリーザスロッタにおける加工部材の支持装置の構成を表した図1におけるA−A断面矢視図である。
【図3】上部ヨーク体と下部ヨーク体を連結する連結装置の構成及びその作用を表した図である。
【図4】打ち抜き装置に本発明の加工部材支持装置を用いた構成を表した図である。
【図5】シート搬送手段としてシート搬送ベルトとシートガイドを用いた実施例における本発明のクリーザスロッタにおける加工部材の支持装置の構成を表した側面図である。
【図6】シート搬送ベルトとシートガイドを用いた実施例における本発明のクリーザスロッタにおける加工部材の支持装置の構成を表した図5におけるB−B断面図である。
【図7】一般的な段ボールシート製函機の構成を表した側面図である。
【図8】従来のクリーザスロッタにおける加工部材の支持装置の構成を表したスロッタ部の断面図である。
【符号の説明】
1 クリーザスロッタ
12,23 ヨーク体
13 ヨーク体移動体
14 係合部材
24,31 クリーザ
26 クリーザホルダ支持体
27 上部クリーザ駆動軸
29 クリーザ昇降軸
32 クリーザホルダ支持体
33 下部駆動軸
35,48 上部スロッタ
37 スロッタ回転駆動軸
38 スロッタホルダ回転伝達ギヤー
41,50 スロッタホルダ支持体
42,51 スロッタホルダ
46 スロッタナイフ昇降回転軸
54,57 下部スロッタ
56,59 スロッタホルダ支持体
62 連結装置
68 打ち抜き装置
71 上部打ち抜き装置ヨーク体
80 打ち抜きホルダ
82 打ち抜きダイ
83 打ち抜き刃
84 下部打ち抜き装置ヨーク体
90 打ち抜き刃受体
96,103 シート搬送装置駆動軸
97,104 シート搬送ベルト
105,106,107 シートガイド

Claims (12)

  1. 段ボールシートに罫線又は溝切り若しくは打抜き等の加工を行う加工装置において、
    罫線又は溝切り若しくは打抜き等の所望の加工を行う各加工体と、
    該加工体を保持する加工体ホルダと、
    該加工体ホルダを回転可能に支持する加工体ホルダ支持体と、
    該加工体ホルダ支持体を挿設したヨーク体と、
    該加工体ホルダ支持体に対して回転可能に支持した加工体ホルダを回転駆動する回転駆動手段からなる段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  2. 前記回転駆動手段は、ヨーク体に対して回転可能に設けられた回転伝達部材と、
    該回転伝達部材に嵌挿され、機械フレーム間に回転可能に軸架された回転駆動軸とからなり、
    該回転駆動軸の回転により該回転伝達部材を介して、該加工体ホルダ支持体に対して回転可能に支持した加工体ホルダを回転駆動する請求項1記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  3. シート搬送ラインの上方に配設される上部ヨーク体に支持される各加工体を保持する加工体ホルダは、それぞれ独立した回転駆動手段により回転駆動される請求項2記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  4. シート搬送ラインの下方に配設される下部ヨーク体に支持される各加工体を保持する加工体ホルダは、共通した回転駆動手段により回転駆動される請求項2記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  5. 前記ヨーク体に挿設され、加工体ホルダを回転可能に支持する加工体ホルダ支持体は、該ヨーク体に挿設される部位と加工体ホルダを回転可能に支持する部位とは偏芯する関係にあって、
    該加工ホルダ支持体は、ヨーク体に対して回転可能に設けられた加工ホルダ支持体回転伝達部材と、
    該加工ホルダ支持体回転伝達部材に嵌挿され、機械フレーム間に回転可能に軸架された加工体昇降軸とからなり、
    該加工体昇降軸の回転により該加工ホルダ支持体回転伝達部材を介して、加工ホルダ支持体をヨーク体に対して回転させ、該加工体ホルダに保持した加工体をシート搬送ラインに対して昇降させる請求項1記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  6. 前記ヨーク体は機械フレーム間に装架されたヨーク体支持体にヨーク体摺動手段を介して機械幅方向に移動可能に設けられ、
    該ヨーク体は、ヨーク体に対して回転可能に設けられたヨーク体移動係合部材と、
    該ヨーク体移動係合部材に係合し、機械フレーム間に装架された移動体とからなり、
    該移動体の回転、又は、移動体係合部材の回転により、該移動体上を移動体係合部材が移動することにより、該ヨーク体摺動手段を介してヨーク体支持体に沿ってヨーク体を機械幅方向に移動させる請求項1記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  7. 前記ヨーク体移動係合部材と移動体は、上部ヨーク体に設けられ、上部ヨーク体と下部ヨーク体には連結手段を設けてなり、
    該連結手段により上部ヨーク体と下部ヨーク体を連結し、該上部ヨーク体に設けられたヨーク体移動係合部材と移動体により、上部ヨーク体と下部ヨーク体を一体的に機械幅方向に移動させる請求項6記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  8. 前記ヨーク体に複数本のガイド体を回転可能に配設するとともに、該ヨーク体に対して回転可能に設けられたシート搬送手段回転伝達部材と、該シート搬送手段回転伝達部材に嵌挿され、機械フレーム間に回転可能に軸架されたシート搬送回転駆動軸と、
    該シート搬送手段回転伝達部材と複数本のガイド体にシート搬送手段を張設して、
    該シート搬送回転駆動軸の回転により、該シート搬送手段回転伝達部材を介してシート搬送手段を回転駆動することによりシートの搬送を行う請求項1記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  9. 前記ヨーク体に、シート搬送ラインに対向したシートガイドを設けた請求項1記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  10. 前記加工体は、給送される段ボールシートに対して所望の罫線加工を行う罫線付与装置である請求項1乃至請求項9記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  11. 前記加工体は、給送される段ボールシートに対して所望の溝切加工を行う溝切装置である請求項1乃至請求項9記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
  12. 前記加工体は、給送される段ボールシートに対して所望の打抜加工を行う打抜装置である請求項1乃至請求項9記載の段ボールシート製函機における加工体支持装置。
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