JP2004231593A - パーマネント処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪の整形を所望の状態に制御し、個人毎や部位毎に生じる性質・状態の差に関わらず均質な整形状態を容易に得ることを可能とするパーマネント処理法を提供する。
【解決手段】パーマネント処理方法を、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する第1の整形工程と、該パーマネント処理液が付着した状態の該毛髪の少なくとも一部に該パーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、該毛髪より該処理粉末へ該パーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する処理液吸収工程と、該処理粉末が振りかけられた該毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する第2の整形工程と、を含む方法とする。
【選択図】なし
【解決手段】パーマネント処理方法を、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する第1の整形工程と、該パーマネント処理液が付着した状態の該毛髪の少なくとも一部に該パーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、該毛髪より該処理粉末へ該パーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する処理液吸収工程と、該処理粉末が振りかけられた該毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する第2の整形工程と、を含む方法とする。
【選択図】なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪を所望の形状に整形するパーマネント処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネント処理方法は毛髪にパーマネント処理液を付着させその還元力で毛髪の弾性を取り去って可撓性を与え、その後所定の形状に整形したのち、逆に毛髪を酸化して毛髪の弾性を回復して整形状態を固定する方法である。
【0003】
ここで、毛髪の剛性,損傷等の性質および状態は個人によって異なるものであり、また、個人によってもその部位毎に異なるものである。したがって、画一的なパーマネント処理をおこなう場合には、得られた整形状態は必ずしも均質なものとならない場合がある。
【0004】
このため、従来より均質な整形状態を得るための、種々のパーマネント処理方法が開発されている(例えば、特許文献1〜特許文献3)。
【0005】
特許文献1には、パーマネント処理液が付着した毛髪に均一な加温を付与することで、均質な整形状態を得る方法が記載されている。また、特許文献2にはパーマネント処理液による整形をおこなう前に、種々の成分を配合した前処理液によって前処理をおこなう方法が記載されている。さらに、特許文献3にはパーマネント処理液による整形をおこなう前に所望の箇所にのみ前処理をおこなう方法が記載されている。
【0006】
しかし、特許文献1に記載されるような均一な加温を付与する方法によると、加温むらに起因する整形状態のむらは改善されるが、毛髪の部位毎の性質・状態の差に起因する整形状態のむらは依然改善されない問題があった。
【0007】
また、特許文献2および3に記載される方法は、整形工程をおこなう前に予め前処理をおこなう方法であるため、個人毎や部位毎の毛髪の状態・性質によっては前処理によっても充分に均質化されない場合があり、この場合均質な整形状態が得られない場合があった。また、整形され難い部位は予想によってのみ選択されることとなり、必ずしも実際に整形され難い部位が選択されるとは限らない問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−287742号公報
【特許文献2】
特開2001−10936号公報
【特許文献3】
特開平5−112436号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、毛髪の整形を所望の状態に制御し、個人毎や部位毎に生じる性質・状態の差に関わらず均質な整形状態を容易に得ることを可能とするパーマネント処理法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のパーマネント処理方法は、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する第1の整形工程と、該パーマネント処理液が付着した状態の該毛髪の少なくとも一部に該パーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、該毛髪より該処理粉末へ該パーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する処理液吸収工程と、該処理粉末が振りかけられた該毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する第2の整形工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
処理液吸収工程で毛髪の整形を一時中断し、第2の整形工程で毛髪のうち所望する部分のみの整形を再開することで、毛髪の部位毎に時間差をもって整形をおこなうことが可能となる。このことにより、例えば整形され易い部位の整形を処理液吸収工程によって一時中断したままで、整形され難い部位のみに第2の整形工程をおこなうことができ、整形され難い部位にのみ、長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0012】
また、上記パーマネント処理液を一浴式の処理液とすることや、上記パーマネント処理液を二浴式の第1処理液とし,上記第2の整形工程の後に毛髪に第2処理液を浸透接触させることもできる。
【0013】
本発明のパーマネント処理方法において、上記処理粉末は親水性の有機粉末か親水性の無機粉末の少なくとも一種であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のパーマネント処理方法は、第1の整形工程,処理液吸収工程および第2の整形工程を含む方法である。
【0015】
第1の整形工程は、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する工程であり、この第1の整形工程は従来のパーマネント処理法とほぼ同一のものである。
【0016】
パーマネント処理法は毛髪にパーマネント処理液を付着させその還元力で毛髪の弾性を取り去って可撓性を与え、その後所定の形状に整形したのち、逆に毛髪を酸化して毛髪の弾性を回復して整形状態を固定するものである。通常パーマネント処理液は、一浴式、二浴式および三浴式の処理液が知られている。一浴式のパーマネント処理液は還元剤のみからなるもので、酸化剤としては空気中の酸素を利用する。二浴式のパーマネント処理液は還元剤を主成分とする第1処理液と酸化剤を主成分とする第2処理液とからなる。三浴式の処理液は二浴式のパーマネント処理液に毛髪の膨潤軟化剤を主成分とするワインディング・ローションが加わる。
【0017】
還元剤としてはチオグリコール型のものとシステイン型のものとの2種類がある。チオグリコール型のものとしては、チオグリコール酸またはチオグリコール酸塩を主剤とするものが知られており、加温式のものとコールド式のものに分けられる。システイン型のものとしては、システイン,システインの塩類またはアセチルシステインを主剤とするものが知られており、同様に、加温式のものとコールド式のものに分けられる。また、チオグリコール型のものとシスティン型のものとの両者を含む還元剤もある。還元剤は毛髪に付着されると発生期の水素を出し、この発生期の水素が毛髪の中のシスチン結合という側鎖を開く。これにより毛髪の弾性が失われ、毛髪に可撓性が付与される。
【0018】
酸化剤は還元剤と逆の作用をするもので、毛髪の開いたシスチン結合を酸化してシスチン結合を閉じる働きを奏する。これにより毛髪は可撓性を失い元の弾性を回復する。酸化剤としては臭素酸ナトリウム等の臭素酸塩、過ホウ酸ナトリウム等の過ホウ酸塩、過酸化水素、空気中の酸素等が使用される。
【0019】
第1の整形工程は還元剤の作用を利用するもので、毛髪に還元剤を付着させ、毛髪の弾性を無くし可撓性を発現させる。この状態で毛髪はロット等に巻かれ,あるいは所望の形状に延伸される。可撓性のある毛髪はロットの外周形状や延伸方向に沿って容易に変形し、毛髪に所望の形状が付与される。
【0020】
この状態の毛髪に酸化剤を接触させると、酸化剤の作用により還元されたシスチン結合は酸化されて再び元のシスチン結合の側鎖が閉じられ、毛髪の可撓性が無くなり弾性が回復する。すなわち、毛髪の形状が固定される。これによりパーマネントがかかる。
【0021】
本発明における第1の整形工程は、上述した通常のパーマネント処理法のうち、少なくとも還元剤を毛髪に付着させ、ロット等に巻き上げるあるいは所望の形状に延伸するまでの工程を含む。
【0022】
本発明において、処理液吸収工程は、パーマネント処理液が付着した状態の毛髪の少なくとも一部にパーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、毛髪より処理粉末へパーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する工程である。
【0023】
処理液吸収工程で使用する処理粉末は、パーマネント処理液を吸着,吸収,あるいは部分的に溶解する粉末からなり、この粉末はパーマネント処理液と接触することでその粘度を増し、毛髪表面に一時固定される。このとき毛髪に付着しているパーマネント処理液が、この処理粉末に吸着あるいは吸収されるため、パーマネント処理液は毛髪より処理粉末に移行する。パーマネント処理液が毛髪より処理粉末に移行することで、毛髪の整形は一時中断される。
【0024】
処理粉末は毛髪全体に万遍なく接触するように振りかけることがより好ましいが、例えば毛髪がロット等に巻き付けられている場合には、巻き付けられている毛髪の外側にこの処理粉末を振り掛けて使用することもできる。
【0025】
この処理液吸収工程で用いる処理粉末としては、親水性の有機物粉末あるいは親水性の無機物粉末が好ましい。
【0026】
ここで親水性とは水に良く濡れる性質を持つことを意味する。親水性の有機物粉末とは水酸基やカルボキシル基、エステル基等の親水基をもつ有機物で、糖類、アルコール類、カルボン酸類、エステル類がこれに該当する。なお、これらの有機物は常温で固体である必要がある。親水性の無機物粉末としては多くの金属酸化物をあげることが出来る。具体的には、粘土鉱物、シリカ、アルミナ等の比表面積が大きい物質が好ましい。
【0027】
本発明において、第2の整形工程は、処理粉末が振りかけられた毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する工程である。
【0028】
処理粉末が振りかけられた毛髪の少なくとも一部を加温することで、この部分の処理粉末に吸着あるいは吸収されたパーマネント処理液もまた加温され、処理粉末が毛髪と接触している部分で毛髪に対するパーマネント処理液の反応速度が向上することで、整形が再開される。また、処理粉末に吸着あるいは吸収されたパーマネント処理液が加温によって処理粉末より浸出し再度毛髪に移行することによっても整形が再開される。
【0029】
この第2の整形工程における加温は、既知の加温手段によっておこなうことができ、例えば、ヘアアイロンやランプ等を用いることができる。
【0030】
本発明のパーマネント処理方法において、処理液吸収工程と第2の整形工程とをおこなうことで、毛髪のうち整形され難い部位にのみ長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0031】
毛髪のうち、第2の整形工程をおこなう部位は、一般的に整形され難いとされている部位を選択することもできるし、あるいは、処理粉末が振りかけられた状態の毛髪の整形状態を確認し、整形が充分になされていないと視認される部位のみを選択することもできる。
【0032】
また、所望するパーマネントのデザインによっては、所望する毛髪の部位をデザインにより選択して第2の整形工程をおこなうことで意図的に整形状態に強弱をつけることも可能である。
【0033】
何れの場合も、所定時間で充分に整形がおこなわれる部位とその他の部位とを時間差をもって整形することで、毛髪全体の整形を所望の状態に制御することが可能となる。
【0034】
また、毛髪を延伸して整形する場合には、毛髪に処理粉末を振りかけることで、毛髪の整形状態を従来よりも確実に把握することが可能となり、より容易かつ確実に毛髪全体の整形を所望の状態に制御することができる。
【0035】
すなわち、従来のパーマネント処理方法においては、第1の整形工程において毛髪はパーマネント処理液によって濡れた状態となっている。このため、パーマネント処理完了後、すなわち乾いた状態の毛髪の整形状態をこの濡れた状態より推測することは非常に困難であり、判断は施術者の技倆に依るものとなる。
【0036】
しかし、本発明のパーマネント処理方法においては、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液は処理粉末に吸着あるいは吸収される、このため、毛髪表面は乾いた状態を呈する。したがって、乾いた状態における整形状態を目視にて容易に把握することができ、より容易かつ確実に整形され難い部分のみに第2の整形工程をおこなうことが可能となる。
【0037】
一浴式のパーマネント処理液を用いる場合、第1の整形工程でパーマネント処理液が充分に付着し、ロット等に巻き付けあるいは所定形状に延伸された毛髪に処理粉末を振りかけることで処理液吸収工程がおこなわれる。こののち、毛髪の所望する部位にのみ第2の整形工程をおこなうことで、上述したようにこの部位の整形が再開され、毛髪全体の整形状態を所望の整形状態とすることができる。一浴式の場合、時間経過とともにパーマネント処理液に含まれる還元剤が消失し、空気中の酸素により酸化が進み、毛髪の弾性が回復し、毛髪は所定の形状に整形された状態でその形状が固定される。
【0038】
二浴式のパーマネント処理液を用いる場合は、まず第1処理液である還元剤が毛髪に付着された後、毛髪はロット等に巻かれあるいは所定形状に延伸される。この状態で上述と同様に処理液吸収工程および第2の整形工程がおこなわれる。そののちに、ロット等に巻かれあるいは所定形状に延伸されて、毛髪が充分に可撓性を示し所定形状に整形された後に、第2処理液である酸化剤が毛髪に接触浸透される。酸化剤は毛髪に浸透し、毛髪を酸化してその弾性を回復する。
【0039】
なお、酸化剤を毛髪に浸透接触させる際には、毛髪表面に振りかけられている処理粉末の層を通して酸化剤を毛髪に浸透させることもできるし、あるいは、パーマネント処理液の種類によっては、還元剤および処理粉末を洗い流した後で酸化剤を使用することもできる。
【0040】
酸化剤の作用で毛髪が完全に弾性を回復し、毛髪の形状が固定された状態で水洗し、パーマネント処理液を洗い流す。これにより毛髪に所定のパーマネントがかかる。
【0041】
【作用】
本発明のパーマネント処理方法では、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液が毛髪に付着され所望の形状が付与された状態で処理粉末が振りかけられる。処理粉末は水親性であるためパーマネント処理液に濡れ、毛髪に付着しているパーマネント処理液を吸着あるいは吸収する。したがって、毛髪とパーマネント処理液との接触部位は些少なものとなり、整形は一時中断される。
【0042】
次に第2の整形工程によって、処理粉末が振りかけられた毛髪のうち所望の部位を加温して整形を再開する。このため、所望する部位において、毛髪の整形時間に差を設けることができ、毛髪全体の整形状態を容易に所望の状態とすることが可能となる。
【0043】
【実施例】
パーマネントをかけるにあたり、毛髪診断がなされ、還元剤のタイプが選択される。そして毛髪はシャンプーされ、ドライングされて乾燥され、必要な時にはカツトされる。また、施術者等のカウンセリングによりパーマネント処理液、例えばハードタイプかソフトタイプかが決定される。
【0044】
第1の整形工程では、決定されたタイプの第1処理液である還元剤を含む薬液が毛髪に付けられる。この場合、頭皮に薬液が付着しないように注意する。その後毛髪を所望の形状に延伸する。所定時間の経過後に、毛髪の弾性が失われ可撓性がでて柔軟になり、毛髪に所望の形状が付与される。
【0045】
処理液吸収工程では、第1処理液が付着した毛髪に処理粉末が振りかけられる。本実施例では、処理粉末として、通常CMCとして知られているカルボキシメチルセルロースナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)の粉末を使用した。この工程によって、パーマネント処理液である第1処理液が処理粉末に移行して整形が一時中断される。
【0046】
第2の整形工程では、整形の状態を確認した後、整形が充分におこなわれていない部位を加温手段によって加温して整形を再開する。このとき、加温されていない部位の毛髪は処理液吸収工程がおこなわれている状態となり、整形は一時中断されている。したがって、この第2の整形工程は整形が充分におこなわれていない部分にのみ施されることとなり、毛髪全体の整形が均質なものとなる。
【0047】
さらに、第2処理液である酸化剤を含む薬液を毛髪に浸透接触させる。この工程によって、毛髪は酸化されてその弾性を回復する。
【0048】
毛髪のカールが充分に固定された後、水洗して処理助剤を含む薬液を流し去り、仕上げをおこなう。これにより毛髪に所定のパーマネントがかけられる。
【0049】
【発明の効果】
本発明のパーマネント処理方法によると、処理液吸収工程と第2の整形工程とをおこなうことで、毛髪のうち整形され難い部位にのみ長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0050】
また、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液は処理粉末に吸着あるいは吸収されるため、毛髪表面は乾いた状態を呈する。したがって、乾いた状態における整形状態を目視にて容易に把握することができ、より容易かつ確実に整形され難い部分のみに第2の整形工程をおこなうことが可能となる。
【0051】
また、所望するパーマネントのデザインによっては、所望する毛髪の部位をデザインにより選択して第2の整形工程をおこなうことで意図的に整形状態に強弱をつけることも可能となる。
【0052】
これらのことにより、本発明のパーマネント処理方法によると、毛髪の整形を容易に所望の状態に制御することが可能となる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪を所望の形状に整形するパーマネント処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネント処理方法は毛髪にパーマネント処理液を付着させその還元力で毛髪の弾性を取り去って可撓性を与え、その後所定の形状に整形したのち、逆に毛髪を酸化して毛髪の弾性を回復して整形状態を固定する方法である。
【0003】
ここで、毛髪の剛性,損傷等の性質および状態は個人によって異なるものであり、また、個人によってもその部位毎に異なるものである。したがって、画一的なパーマネント処理をおこなう場合には、得られた整形状態は必ずしも均質なものとならない場合がある。
【0004】
このため、従来より均質な整形状態を得るための、種々のパーマネント処理方法が開発されている(例えば、特許文献1〜特許文献3)。
【0005】
特許文献1には、パーマネント処理液が付着した毛髪に均一な加温を付与することで、均質な整形状態を得る方法が記載されている。また、特許文献2にはパーマネント処理液による整形をおこなう前に、種々の成分を配合した前処理液によって前処理をおこなう方法が記載されている。さらに、特許文献3にはパーマネント処理液による整形をおこなう前に所望の箇所にのみ前処理をおこなう方法が記載されている。
【0006】
しかし、特許文献1に記載されるような均一な加温を付与する方法によると、加温むらに起因する整形状態のむらは改善されるが、毛髪の部位毎の性質・状態の差に起因する整形状態のむらは依然改善されない問題があった。
【0007】
また、特許文献2および3に記載される方法は、整形工程をおこなう前に予め前処理をおこなう方法であるため、個人毎や部位毎の毛髪の状態・性質によっては前処理によっても充分に均質化されない場合があり、この場合均質な整形状態が得られない場合があった。また、整形され難い部位は予想によってのみ選択されることとなり、必ずしも実際に整形され難い部位が選択されるとは限らない問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−287742号公報
【特許文献2】
特開2001−10936号公報
【特許文献3】
特開平5−112436号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、毛髪の整形を所望の状態に制御し、個人毎や部位毎に生じる性質・状態の差に関わらず均質な整形状態を容易に得ることを可能とするパーマネント処理法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のパーマネント処理方法は、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する第1の整形工程と、該パーマネント処理液が付着した状態の該毛髪の少なくとも一部に該パーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、該毛髪より該処理粉末へ該パーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する処理液吸収工程と、該処理粉末が振りかけられた該毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する第2の整形工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
処理液吸収工程で毛髪の整形を一時中断し、第2の整形工程で毛髪のうち所望する部分のみの整形を再開することで、毛髪の部位毎に時間差をもって整形をおこなうことが可能となる。このことにより、例えば整形され易い部位の整形を処理液吸収工程によって一時中断したままで、整形され難い部位のみに第2の整形工程をおこなうことができ、整形され難い部位にのみ、長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0012】
また、上記パーマネント処理液を一浴式の処理液とすることや、上記パーマネント処理液を二浴式の第1処理液とし,上記第2の整形工程の後に毛髪に第2処理液を浸透接触させることもできる。
【0013】
本発明のパーマネント処理方法において、上記処理粉末は親水性の有機粉末か親水性の無機粉末の少なくとも一種であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のパーマネント処理方法は、第1の整形工程,処理液吸収工程および第2の整形工程を含む方法である。
【0015】
第1の整形工程は、毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する工程であり、この第1の整形工程は従来のパーマネント処理法とほぼ同一のものである。
【0016】
パーマネント処理法は毛髪にパーマネント処理液を付着させその還元力で毛髪の弾性を取り去って可撓性を与え、その後所定の形状に整形したのち、逆に毛髪を酸化して毛髪の弾性を回復して整形状態を固定するものである。通常パーマネント処理液は、一浴式、二浴式および三浴式の処理液が知られている。一浴式のパーマネント処理液は還元剤のみからなるもので、酸化剤としては空気中の酸素を利用する。二浴式のパーマネント処理液は還元剤を主成分とする第1処理液と酸化剤を主成分とする第2処理液とからなる。三浴式の処理液は二浴式のパーマネント処理液に毛髪の膨潤軟化剤を主成分とするワインディング・ローションが加わる。
【0017】
還元剤としてはチオグリコール型のものとシステイン型のものとの2種類がある。チオグリコール型のものとしては、チオグリコール酸またはチオグリコール酸塩を主剤とするものが知られており、加温式のものとコールド式のものに分けられる。システイン型のものとしては、システイン,システインの塩類またはアセチルシステインを主剤とするものが知られており、同様に、加温式のものとコールド式のものに分けられる。また、チオグリコール型のものとシスティン型のものとの両者を含む還元剤もある。還元剤は毛髪に付着されると発生期の水素を出し、この発生期の水素が毛髪の中のシスチン結合という側鎖を開く。これにより毛髪の弾性が失われ、毛髪に可撓性が付与される。
【0018】
酸化剤は還元剤と逆の作用をするもので、毛髪の開いたシスチン結合を酸化してシスチン結合を閉じる働きを奏する。これにより毛髪は可撓性を失い元の弾性を回復する。酸化剤としては臭素酸ナトリウム等の臭素酸塩、過ホウ酸ナトリウム等の過ホウ酸塩、過酸化水素、空気中の酸素等が使用される。
【0019】
第1の整形工程は還元剤の作用を利用するもので、毛髪に還元剤を付着させ、毛髪の弾性を無くし可撓性を発現させる。この状態で毛髪はロット等に巻かれ,あるいは所望の形状に延伸される。可撓性のある毛髪はロットの外周形状や延伸方向に沿って容易に変形し、毛髪に所望の形状が付与される。
【0020】
この状態の毛髪に酸化剤を接触させると、酸化剤の作用により還元されたシスチン結合は酸化されて再び元のシスチン結合の側鎖が閉じられ、毛髪の可撓性が無くなり弾性が回復する。すなわち、毛髪の形状が固定される。これによりパーマネントがかかる。
【0021】
本発明における第1の整形工程は、上述した通常のパーマネント処理法のうち、少なくとも還元剤を毛髪に付着させ、ロット等に巻き上げるあるいは所望の形状に延伸するまでの工程を含む。
【0022】
本発明において、処理液吸収工程は、パーマネント処理液が付着した状態の毛髪の少なくとも一部にパーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、毛髪より処理粉末へパーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する工程である。
【0023】
処理液吸収工程で使用する処理粉末は、パーマネント処理液を吸着,吸収,あるいは部分的に溶解する粉末からなり、この粉末はパーマネント処理液と接触することでその粘度を増し、毛髪表面に一時固定される。このとき毛髪に付着しているパーマネント処理液が、この処理粉末に吸着あるいは吸収されるため、パーマネント処理液は毛髪より処理粉末に移行する。パーマネント処理液が毛髪より処理粉末に移行することで、毛髪の整形は一時中断される。
【0024】
処理粉末は毛髪全体に万遍なく接触するように振りかけることがより好ましいが、例えば毛髪がロット等に巻き付けられている場合には、巻き付けられている毛髪の外側にこの処理粉末を振り掛けて使用することもできる。
【0025】
この処理液吸収工程で用いる処理粉末としては、親水性の有機物粉末あるいは親水性の無機物粉末が好ましい。
【0026】
ここで親水性とは水に良く濡れる性質を持つことを意味する。親水性の有機物粉末とは水酸基やカルボキシル基、エステル基等の親水基をもつ有機物で、糖類、アルコール類、カルボン酸類、エステル類がこれに該当する。なお、これらの有機物は常温で固体である必要がある。親水性の無機物粉末としては多くの金属酸化物をあげることが出来る。具体的には、粘土鉱物、シリカ、アルミナ等の比表面積が大きい物質が好ましい。
【0027】
本発明において、第2の整形工程は、処理粉末が振りかけられた毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する工程である。
【0028】
処理粉末が振りかけられた毛髪の少なくとも一部を加温することで、この部分の処理粉末に吸着あるいは吸収されたパーマネント処理液もまた加温され、処理粉末が毛髪と接触している部分で毛髪に対するパーマネント処理液の反応速度が向上することで、整形が再開される。また、処理粉末に吸着あるいは吸収されたパーマネント処理液が加温によって処理粉末より浸出し再度毛髪に移行することによっても整形が再開される。
【0029】
この第2の整形工程における加温は、既知の加温手段によっておこなうことができ、例えば、ヘアアイロンやランプ等を用いることができる。
【0030】
本発明のパーマネント処理方法において、処理液吸収工程と第2の整形工程とをおこなうことで、毛髪のうち整形され難い部位にのみ長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0031】
毛髪のうち、第2の整形工程をおこなう部位は、一般的に整形され難いとされている部位を選択することもできるし、あるいは、処理粉末が振りかけられた状態の毛髪の整形状態を確認し、整形が充分になされていないと視認される部位のみを選択することもできる。
【0032】
また、所望するパーマネントのデザインによっては、所望する毛髪の部位をデザインにより選択して第2の整形工程をおこなうことで意図的に整形状態に強弱をつけることも可能である。
【0033】
何れの場合も、所定時間で充分に整形がおこなわれる部位とその他の部位とを時間差をもって整形することで、毛髪全体の整形を所望の状態に制御することが可能となる。
【0034】
また、毛髪を延伸して整形する場合には、毛髪に処理粉末を振りかけることで、毛髪の整形状態を従来よりも確実に把握することが可能となり、より容易かつ確実に毛髪全体の整形を所望の状態に制御することができる。
【0035】
すなわち、従来のパーマネント処理方法においては、第1の整形工程において毛髪はパーマネント処理液によって濡れた状態となっている。このため、パーマネント処理完了後、すなわち乾いた状態の毛髪の整形状態をこの濡れた状態より推測することは非常に困難であり、判断は施術者の技倆に依るものとなる。
【0036】
しかし、本発明のパーマネント処理方法においては、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液は処理粉末に吸着あるいは吸収される、このため、毛髪表面は乾いた状態を呈する。したがって、乾いた状態における整形状態を目視にて容易に把握することができ、より容易かつ確実に整形され難い部分のみに第2の整形工程をおこなうことが可能となる。
【0037】
一浴式のパーマネント処理液を用いる場合、第1の整形工程でパーマネント処理液が充分に付着し、ロット等に巻き付けあるいは所定形状に延伸された毛髪に処理粉末を振りかけることで処理液吸収工程がおこなわれる。こののち、毛髪の所望する部位にのみ第2の整形工程をおこなうことで、上述したようにこの部位の整形が再開され、毛髪全体の整形状態を所望の整形状態とすることができる。一浴式の場合、時間経過とともにパーマネント処理液に含まれる還元剤が消失し、空気中の酸素により酸化が進み、毛髪の弾性が回復し、毛髪は所定の形状に整形された状態でその形状が固定される。
【0038】
二浴式のパーマネント処理液を用いる場合は、まず第1処理液である還元剤が毛髪に付着された後、毛髪はロット等に巻かれあるいは所定形状に延伸される。この状態で上述と同様に処理液吸収工程および第2の整形工程がおこなわれる。そののちに、ロット等に巻かれあるいは所定形状に延伸されて、毛髪が充分に可撓性を示し所定形状に整形された後に、第2処理液である酸化剤が毛髪に接触浸透される。酸化剤は毛髪に浸透し、毛髪を酸化してその弾性を回復する。
【0039】
なお、酸化剤を毛髪に浸透接触させる際には、毛髪表面に振りかけられている処理粉末の層を通して酸化剤を毛髪に浸透させることもできるし、あるいは、パーマネント処理液の種類によっては、還元剤および処理粉末を洗い流した後で酸化剤を使用することもできる。
【0040】
酸化剤の作用で毛髪が完全に弾性を回復し、毛髪の形状が固定された状態で水洗し、パーマネント処理液を洗い流す。これにより毛髪に所定のパーマネントがかかる。
【0041】
【作用】
本発明のパーマネント処理方法では、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液が毛髪に付着され所望の形状が付与された状態で処理粉末が振りかけられる。処理粉末は水親性であるためパーマネント処理液に濡れ、毛髪に付着しているパーマネント処理液を吸着あるいは吸収する。したがって、毛髪とパーマネント処理液との接触部位は些少なものとなり、整形は一時中断される。
【0042】
次に第2の整形工程によって、処理粉末が振りかけられた毛髪のうち所望の部位を加温して整形を再開する。このため、所望する部位において、毛髪の整形時間に差を設けることができ、毛髪全体の整形状態を容易に所望の状態とすることが可能となる。
【0043】
【実施例】
パーマネントをかけるにあたり、毛髪診断がなされ、還元剤のタイプが選択される。そして毛髪はシャンプーされ、ドライングされて乾燥され、必要な時にはカツトされる。また、施術者等のカウンセリングによりパーマネント処理液、例えばハードタイプかソフトタイプかが決定される。
【0044】
第1の整形工程では、決定されたタイプの第1処理液である還元剤を含む薬液が毛髪に付けられる。この場合、頭皮に薬液が付着しないように注意する。その後毛髪を所望の形状に延伸する。所定時間の経過後に、毛髪の弾性が失われ可撓性がでて柔軟になり、毛髪に所望の形状が付与される。
【0045】
処理液吸収工程では、第1処理液が付着した毛髪に処理粉末が振りかけられる。本実施例では、処理粉末として、通常CMCとして知られているカルボキシメチルセルロースナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)の粉末を使用した。この工程によって、パーマネント処理液である第1処理液が処理粉末に移行して整形が一時中断される。
【0046】
第2の整形工程では、整形の状態を確認した後、整形が充分におこなわれていない部位を加温手段によって加温して整形を再開する。このとき、加温されていない部位の毛髪は処理液吸収工程がおこなわれている状態となり、整形は一時中断されている。したがって、この第2の整形工程は整形が充分におこなわれていない部分にのみ施されることとなり、毛髪全体の整形が均質なものとなる。
【0047】
さらに、第2処理液である酸化剤を含む薬液を毛髪に浸透接触させる。この工程によって、毛髪は酸化されてその弾性を回復する。
【0048】
毛髪のカールが充分に固定された後、水洗して処理助剤を含む薬液を流し去り、仕上げをおこなう。これにより毛髪に所定のパーマネントがかけられる。
【0049】
【発明の効果】
本発明のパーマネント処理方法によると、処理液吸収工程と第2の整形工程とをおこなうことで、毛髪のうち整形され難い部位にのみ長時間の整形を施すことが可能となる。このため、整形され難い部位と整形され易い部位との整形状態を均質なものとすることが可能となる。
【0050】
また、処理液吸収工程によって、パーマネント処理液は処理粉末に吸着あるいは吸収されるため、毛髪表面は乾いた状態を呈する。したがって、乾いた状態における整形状態を目視にて容易に把握することができ、より容易かつ確実に整形され難い部分のみに第2の整形工程をおこなうことが可能となる。
【0051】
また、所望するパーマネントのデザインによっては、所望する毛髪の部位をデザインにより選択して第2の整形工程をおこなうことで意図的に整形状態に強弱をつけることも可能となる。
【0052】
これらのことにより、本発明のパーマネント処理方法によると、毛髪の整形を容易に所望の状態に制御することが可能となる。
Claims (4)
- 毛髪にパーマネント処理液を付着させて毛髪を整形する第1の整形工程と、
該パーマネント処理液が付着した状態の該毛髪の少なくとも一部に該パーマネント処理液を吸着あるいは吸収する処理粉末を振りかけ、該毛髪より該処理粉末へ該パーマネント処理液を移行させることで整形を一時中断する処理液吸収工程と、
該処理粉末が振りかけられた該毛髪の少なくとも一部を加温して整形を再開する第2の整形工程と、を含むことを特徴とするパーマネント処理方法。 - 前記パーマネント処理液は一浴式の処理液である請求項1に記載のパーマネント処理方法。
- 前記パーマネント処理液は二浴式の第1処理液であり、前記第2の整形工程の後に毛髪に第2処理液を浸透接触させる請求項1に記載のパーマネント処理方法。
- 前記処理粉末は親水性の有機粉末か親水性の無機粉末の少なくとも一種である請求項1〜3の何れかに記載のパーマネント処理方法。
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JP2003023727A JP2004231593A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | パーマネント処理方法 |
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Cited By (1)
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JP2015214578A (ja) * | 2008-12-16 | 2015-12-03 | ロレアル | 加熱機械的緊張化装置を使用した永久再成形法 |
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2003
- 2003-01-31 JP JP2003023727A patent/JP2004231593A/ja active Pending
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