JP2004076368A

JP2004076368A - Structure for constructing bridge and construction method for bridge

Info

Publication number: JP2004076368A
Application number: JP2002237110A
Authority: JP
Inventors: Akira Nitta; 新田　明; Shunzo Okabe; 岡部　俊三; Masaaki Taniguchi; 谷口　正明
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2002-08-15
Filing date: 2002-08-15
Publication date: 2004-03-11
Anticipated expiration: 2022-08-15
Also published as: JP3890529B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce social and economical losses to the utmost when constructing a bridge and reduce the not only costs of the construction itself but also the expense for the repair work. <P>SOLUTION: A foundation frame body 11 arranged along the ground, a plurality of legs 12 erected on the foundation frame body 11, and the upper structure 13 on a bridge installed on the upper ends of the legs 12 are integrally installed. The bridge is constructed by use of a structure 15 for constructing the bridge in which a pile member 14 fixing the foundation frame body 11 is provided in the support ground G1 by penetrating in the support ground G1 in the frame body 11. First, the structure 15 for constructing the bridge is arranged on the ground bearing and the foundation frame body 11 is fixed in the support ground G1 by the pile members 14 while making it possible to pass on the upper structure 13. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁施工用構造物および橋梁の施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば交通量の多い幹線道路等において、渋滞の激しい交差点を立体化する工事は過去にも行われてきたが、従来のこのような立体交差の整備事業は、工事自体の施工費をなるべく安価に抑えることを第一に考えられており、工事期間中の幹線道路やその周辺地域の交通渋滞およびそれに伴う都市機能の停滞、工期の長期化に伴う周辺環境の悪化等によって発生する社会的、経済的な損失については一切考慮されていなかった。
【０００３】
近年、こういった二次的な損失も含めて総合的に社会基盤の整備事業を評価しようという提案がなされている。その提案とは、上記のような社会的、経済的な損失を金額に換算し、工事自体の施工費と合わせて整備事業の支出とし、その支出額によって整備事業の是非を問おうとするものであり、従来型の整備事業の在り方に一石を投じる試みとして注目を集めている。
【０００４】
立体交差の整備事業において周辺地域に最も影響を与えるのは、いうまでもなく工事による交通渋滞である。工事のために道路の閉鎖や一部車線の通行規制が長期化すれば、工事区域とその周辺地域の交通量が低下して周辺住民の移動が妨げられるだけでなく、物資の流通が停滞して周辺社会の経済活動が損なわれる等、直接的、間接的に多大な損失が発生することは想像に難しくない。さらに、工事が長引き、渋滞が増えることで自動車の排気ガスによる環境汚染が起こることも十分予想される。
このような社会的、経済的な損失をできるかぎり抑えるために最も有効な手だてとは、如何に工期を短くするか、もしくはたとえ全体の工期は長くなっても道路の閉鎖や一部車線の通行規制を如何に最小限に抑えるか、ということである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、立体交差の橋梁施工に関して工期が長引く要因のひとつに、地盤の不安定さが挙げられる。軟弱な地盤に橋梁の基礎を施工する場合には、例えば地質改良を行って地盤を強化したり、地中の強固な支持地盤に届く杭を打設しこの杭に基礎を固定したりするが、これらの工事は非常に手間がかかり、しかも現地での作業となるので道路の閉鎖や一部車線の通行規制を行わざるを得ない状況になりがちである。
【０００６】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、軟弱地盤への橋梁の施工をなるべく短期間のうちに、もしくはたとえ全体の工期は長くなっても道路の閉鎖や一部車線の通行規制をなるべく短期間のうちに実施可能にする技術を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、次のような構成の橋梁の施工方法を採用する。
すなわち本発明に係る請求項１記載の橋梁施工用構造物は、地上に沿って配置される板状の基礎躯体と、該基礎躯体に立設される複数の脚部と、該脚部の上端に設置されて車両の通行が可能な橋梁の上部工とが一体的に設けられ、
前記基礎躯体には、地盤に貫入されることで該地盤に前記基礎躯体を固定する杭部材が設けられていることを特徴とする。
【０００８】
本発明においては、板状の基礎躯体を直接基礎として地上に沿って配置することにより、軟弱地盤においても基礎躯体の沈下が抑えられる。さらに、基礎躯体、脚部および上部工が一体となった橋梁施工用構造物を施工現場の地上に配置し、上部工上に車両を通行させながら、基礎躯体の地盤への固定作業を行うことにより、車道の閉鎖や車線規制の実施が最小限に留められる。
【０００９】
請求項２記載の橋梁施工用構造物は、請求項１記載の橋梁施工用構造物において、前記脚部が筒状とされ、該脚部の内側を通じて前記杭部材が前記地盤に貫入されることを特徴とする。
【００１０】
本発明においては、脚部を杭部材のガイドとして使用することにより、杭打設時の施工性が向上する。
【００１１】
請求項３記載の橋梁施工用構造物は、請求項２記載の橋梁施工用構造物において、前記脚部と前記杭部材との間にコンクリートが打設されることを特徴とする。
【００１２】
本発明においては、脚部と杭部材とをコンクリートで一体化することにより、上部工を支持する脚部の強度が高められる。
【００１３】
請求項４記載の橋梁施工用構造物は、請求項１ないし３のいずれか記載の橋梁施工用構造物において、前記杭部材が円筒形の回転圧入杭であることを特徴とする。
【００１４】
本発明においては、円筒形の回転圧入杭を使用することにより、杭を設置する箇所の土砂が杭内に入り込むので、土砂の掘削や排除を行う必要がなくなり、杭打設時の施工性が高まる。
【００１５】
請求項５記載の橋梁施工用構造物は、請求項４記載の橋梁施工用構造物において、前記回転圧入杭の内側にコンクリートが打設されることを特徴とする。
【００１６】
本発明においては、回転圧入杭の内側にコンクリートを打設することにより杭部材の強度が高められる。上記のごとく脚部との間にもコンクリートを打設するとより効果的である。
【００１７】
請求項６記載の橋梁施工用構造物は、請求項１ないし５のいずれか記載の橋梁施工用構造物において、前記基礎躯体に、前記杭部材を前記地盤に貫入させる杭打設機が設けられていることを特徴とする。
【００１８】
本発明においては、基礎躯体に杭打設機を設けておくことにより、別個に杭を打設するための機械を現場に持ち込む必要がなく、杭打設時の施工性が高まる。
【００１９】
請求項７記載の橋梁の施工方法は、地上に沿って配置される板状の基礎躯体と、該基礎躯体に立設される複数の脚部と、該脚部の上端に設置される橋梁の上部工とが一体的に設けられ、前記基礎躯体には、地盤に貫入されることで該地盤に前記基礎躯体を固定する杭部材が設けられている橋梁施工用構造物を用いて行う橋梁の施工方法であって、
前記橋梁施工用構造物を地上に配置し、前記上部工上を通行可能としながら、前記杭部材によって前記地盤に前記基礎躯体を固定することを特徴とする。
【００２０】
本発明においては、基礎躯体、脚部および上部工が一体となった橋梁施工用構造物を施工現場の地上に配置し、上部工上に車両を通行させながら、基礎躯体の地盤への固定作業を行うことにより、車道の閉鎖や車線規制の実施が最小限に留められる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第１の実施形態を図１ないし図５に示して説明する。
図１には、交通量の多い幹線道路の交差点に構築された橋梁の一例を示している。この橋梁１は、主たる一方の道路Ａの中央に、他方の道路Ｂとの交差点を跨ぐようにして架設されている。橋梁１のうち、交差点の前後に位置するアプローチ部２，３は、主桁および横梁の直下に配設された橋脚４によって支持されている。交差点を跨ぐ跨線部５は、交差点の中に配設されたアイランドゾーン６および道路Ａの路側帯７にそれぞれ設置された鋼製の脚部８と、脚部８，８間に架設された横梁９とによって構成される門型橋脚１０によって支持されている。
【００２２】
アプローチ部２，３は、図２に示すように、地上に沿って配置される矩形で平板状の基礎躯体１１と、基礎躯体１１の４隅に立設される４本の脚部１２と、脚部１２の上端に設置されて車両の通行が可能な橋梁の上部工１３とが一体的に設けられ、基礎躯体１１には、地中の強固な支持地盤Ｇ１に貫入されることで支持地盤Ｇ１に基礎躯体１１さらには脚部１２、上部工１３を固定する杭部材１４が設けられた橋梁施工用構造物１５によって構成されている。この橋梁施工用構造物１５を、橋梁１の長さ方向に連設することにより構築されている（上部工１３は、橋梁１の長さ方向に配設される主桁、幅方向に配設される横桁、これら桁上に敷設される床版とからなり、基礎躯体１１とほぼ同様の形状をなしている）。
【００２３】
脚部１２には断面矩形の筒状をなすセル鋼管が使用されている。脚部１２の両端は基礎躯体１１、上部工１３に剛に接合されるとともに両者を貫通し、内側の空間を通じて上下が見通せるようになっており、杭部材１４は脚部１２の内側に挿入されている。杭部材１４には、円筒形の鋼管を使った回転圧入杭が採用されている。回転圧入杭とは、円筒形の鋼管を円周方向に回転させて地中にねじ込むようにした杭であり、鋼管の側面には容易にねじ込みが進むようにネジ状の螺旋条１４ａがあらかじめ形成されている。なお、橋梁１の幅方向に隣り合う杭部材１４は、それぞれ螺旋条１４ａが逆方向に形成されている。
【００２４】
基礎躯体１１には、脚部１２に挿入された杭部材１４を円周方向に回転させる杭打設機１６が設けられている。杭打設機１６は、各杭部材１４に対応して４基設けられており、杭打設後は躯体内に棄て置かれることになる。
【００２５】
上記のような構造の橋梁施工用構造物１５を用いて軟弱な地盤上にアプローチ部２を施工する方法について説明する。
まず、上り線、下り線ともに２車線ずつの道路Ａを全面的に閉鎖し、側方に仮設の道路を設定する等したうえで（図示略）、図３（ａ）に示すように、当初の車道上に橋梁施工用構造物１５を連設する（図４参照）。連設される橋梁施工用構造物１５どうしは図示しない接続金物で強固に接合する。なお、橋梁施工用構造物１５は工場または隣接する作業スペース（車道を占有することはない）において別個製作し、重機等を使って施工現場に搬入、設置する。
【００２６】
橋梁施工用構造物１５を設置したら、基礎躯体１１から舗装路面Ｒを貫通して軟弱地盤Ｇ２に達する仮アンカー１７を打ち込んで橋梁施工用構造物１５を仮止めする。そして、車線▲２▼，▲３▼の閉鎖を解除し、上部工１３上に上り線、下り線を１車線ずつ開放して仮供用を開始する。
【００２７】
上り線、下り線ともに１車線ずつの仮供用を行いながら、図３（ｂ）に示すように、杭打設機１６を駆動して杭部材１４を回転させ、地中に圧入しながら打設する。このとき、橋梁１の幅方向に隣り合う杭部材１４，１４を同時に、かつ逆方向に回転させることにより、橋梁施工用構造物１５に作用する回転反力を打ち消す作用を得る。必要であれば、軟弱地盤Ｇ２との間で仮アンカー１７に生じる水平方向の抵抗力や基礎躯体１１の自重によって軟弱地盤Ｇ２との間に生じる摩擦力を利用して回転反力を打ち消す作用を得る。
【００２８】
杭部材１４を支持地盤Ｇ１に達する所定の深さまで打設し、杭部材１４の上端が上部工１３の上面と同位（もしくはそれ以下）となったら、脚部１２内側の空間、および杭部材１４の内側の空間にコンクリート１８を打設し（図５参照）、脚部１２と杭部材１４とを一体化して上部工１３を支持する脚部１２の強度を高める（図１の橋脚４とする）。コンクリート１８の打設を終えたら上部工１３の両側に高欄１９を取り付ける。なお、高欄１９は短工期化を目指してプレキャスト化しておくことが望ましく、上部工１３に最初から設置しておいてもよい。
高欄１９の取り付けが完了したら、車線▲１▼，▲４▼の閉鎖を解除し、上り線、下り線ともに２車線ずつとして当初の道路Ａと同じ状況とする。
【００２９】
従来の施工では、まず、軟弱地盤Ｇ２に地盤改良を施したり支持地盤Ｇ１に達する杭を打設し、次に改良された地盤上や杭頭に基礎を施工し、基礎上に橋脚を立設してから上部工を施工するといった作業が一般的であり、地盤の補強からアプローチ部２，３の完成までのすべての期間において道路Ａの閉鎖や車線規制が必要であった。しかしながら、上記のような構造の橋梁施工用構造物１５を用いて作業を進めることにより、アプローチ部２，３の施工に際して道路Ａの閉鎖期間を最小限に抑えることができる。
【００３０】
ところで、本実施形態においては杭部材１４を脚部１２のセル鋼管を通じて打設し、その後両者をコンクリート１８で一体化したが、脚部１２がそれ自体で十分に強度を有するものであれば、杭部材１４は脚部１２を通さずに基礎躯体１１に係わらせて打設するようにしても構わない。この場合の脚部１２の構造は鋼管製に限らず、鉄筋コンクリート製その他の構造であっても構わない。
【００３１】
本実施形態においては杭部材１４に回転圧入杭を採用したが、その他の杭構造を採用しても構わない。また、杭打設機１６は必ずしも基礎躯体１１に設ける必要はなく別個に用意してもよいし、基礎躯体１１に捨て置かず杭打設後に撤去して再利用してもよい。
【００３２】
本実施形態においては杭部材１４を強固な支持地盤Ｇ１に達するまで打設して橋梁施工用構造物１５を支持地盤Ｇ１に支持させたが、上記のような構造を採用した橋梁施工用構造物１５を軟弱地盤Ｇ２だけでも充分に支持できることが明らかな場合、橋梁施工用構造物１５を設置する箇所の舗装が橋梁施工用構造物１５を支持できる程度に強固になされている場合等には杭部材１４の打設を軟弱地盤Ｇ２のみに留めても問題ない。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、軟弱地盤上への橋梁の施工にあたって車道の閉鎖や車線規制の実施が最小限に留められるので、周辺地域への社会的、経済的な損失を最小限に抑えることができ、工事自体の施工費と合わせた整備事業の支出を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を示す図であって、立体交差の高架橋を示す斜視図である。
【図２】橋梁施工用構造物の斜視図である。
【図３】アプローチ部を施工する際の状態説明図である。
【図４】連設された複数の橋梁施工用構造物を示す側面図である。
【図５】図３におけるＶ−Ｖ線矢視断面図である。
【符号の説明】
１　　　　橋梁
２，３　　アプローチ部
４　　　　橋脚
１１　　　基礎躯体
１２　　　脚部
１３　　　上部工
１４　　　杭部材
１５　　　橋梁施工用構造物
１６　　　杭打設機
Ｇ１　　　支持地盤
Ｇ２　　　軟弱地盤
Ａ，Ｂ　　道路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bridge construction structure and a bridge construction method.
[0002]
[Prior art]
For example, three-dimensional construction of intersections with heavy traffic has been performed in the past on arterial roads with heavy traffic, etc. The first priority is to reduce social and economic issues caused by traffic congestion on the main roads and surrounding areas during the construction period, the resulting stagnation of urban functions, and the deterioration of the surrounding environment due to the prolonged construction period. No real loss was taken into account.
[0003]
In recent years, proposals have been made to evaluate the social infrastructure development project comprehensively, including such secondary losses. The proposal is to convert the social and economic losses as described above into monetary values, make them into expenditures for the maintenance business together with the construction costs of the construction itself, and use the expenditure to ask whether the maintenance business is right or wrong. Yes, it is drawing attention as an attempt to put a stone in the way of the conventional maintenance business.
[0004]
Needless to say, traffic congestion caused by construction has the greatest impact on the surrounding area in the overpass construction project. If roads are closed or traffic restrictions on some lanes are prolonged due to construction work, the traffic volume in the construction area and surrounding areas will decrease, hindering the movement of local residents and stagnating the distribution of goods. It is not difficult to imagine that large losses will occur directly or indirectly, such as impairing the economic activities of the surrounding society. Further, it is expected that environmental pollution due to automobile exhaust gas will occur due to prolonged construction and increased congestion.
The most effective means of minimizing such social and economic losses is to shorten the construction period, or to close roads or open some lanes even if the overall construction period is longer. How to minimize regulations.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, one of the factors that the construction period is prolonged with respect to the construction of a bridge at an overpass is ground instability. When constructing a bridge foundation on soft ground, for example, improve the geology to strengthen the ground, or place a pile that reaches the strong support ground under the ground and fix the foundation to this pile. However, these constructions are very time-consuming and require local work, so that the roads must be closed or some lanes must be restricted.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the construction of a bridge on soft ground should be completed in a short time as much as possible, or even if the entire construction period is long, road closure and traffic restriction of some lanes. It is an object of the present invention to provide a technology that can be implemented in as short a time as possible.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As means for solving the above problems, a construction method for a bridge having the following configuration is employed.
That is, the bridge construction structure according to claim 1 of the present invention includes a plate-like foundation frame arranged along the ground, a plurality of legs erected on the foundation frame, and upper ends of the legs. It is installed integrally with the superstructure of the bridge that is installed in
The foundation frame is provided with a pile member that penetrates the ground to fix the foundation frame to the ground.
[0008]
In the present invention, the subsidence of the foundation body is suppressed even on soft ground by arranging the plate-like foundation body directly along the ground as the foundation. In addition, a bridge construction structure that integrates the foundation, legs, and superstructure is placed on the ground at the construction site, and the work of fixing the foundation to the ground while passing vehicles over the superstructure This minimizes road closures and lane regulations.
[0009]
The bridge construction structure according to claim 2 is the bridge construction structure according to claim 1, wherein the legs are cylindrical, and the pile member penetrates into the ground through the inside of the legs. It is characterized by.
[0010]
In the present invention, by using the legs as guides for the pile members, the workability at the time of pile driving is improved.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the bridge construction structure according to the second aspect, wherein concrete is cast between the leg portion and the pile member.
[0012]
In the present invention, the strength of the leg supporting the superstructure is increased by integrating the leg and the pile member with concrete.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a bridge construction structure according to any one of the first to third aspects, wherein the pile member is a cylindrical rotary press-fitting pile.
[0014]
In the present invention, the use of the cylindrical rotary press-fitting pile allows the earth and sand at the place where the pile is installed to enter the pile, so that it is not necessary to dig and remove the earth and sand, and the workability at the time of pile driving is improved. Increase.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a bridge construction structure according to the fourth aspect, wherein concrete is cast inside the rotary press-fitting pile.
[0016]
In the present invention, the strength of the pile member is enhanced by placing concrete inside the rotary press-fitting pile. It is more effective to cast concrete between the legs as described above.
[0017]
The bridge construction structure according to claim 6 is the bridge construction structure according to any one of claims 1 to 5, wherein the foundation body is provided with a pile driving machine that penetrates the pile member into the ground. It is characterized by having.
[0018]
In the present invention, by providing the pile driving machine in the foundation frame, it is not necessary to separately bring a machine for driving the pile to the site, and the workability at the time of driving the pile is improved.
[0019]
The bridge construction method according to claim 7 is a method for constructing a bridge-like base body arranged along the ground, a plurality of legs erected on the base body, and a bridge installed at an upper end of the legs. A superstructure is integrally provided, and the foundation frame is formed by using a bridge construction structure in which a pile member is provided to fix the foundation frame to the ground by being penetrated into the ground. Construction method,
The bridge construction structure is arranged on the ground, and the foundation structure is fixed to the ground by the pile members while allowing the structure to pass on the superstructure.
[0020]
In the present invention, a work for fixing a foundation frame to the ground while arranging a bridge construction structure in which a foundation frame, legs and a superstructure are integrated on the ground of a construction site, and allowing vehicles to pass over the superstructure. By doing so, road closures and lane regulation will be minimized.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A first embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 shows an example of a bridge constructed at an intersection of a high-traffic road. The bridge 1 is erected at the center of one main road A so as to cross an intersection with the other road B. The approach portions 2 and 3 of the bridge 1 located before and after the intersection are supported by piers 4 disposed immediately below the main girder and the cross beams. The overpass 5 extending across the intersection is provided between the steel legs 8 provided on the island zone 6 and the roadside zone 7 of the road A provided in the intersection, respectively, and between the legs 8,8. It is supported by a portal pier 10 constituted by a cross beam 9.
[0022]
As shown in FIG. 2, the approach portions 2 and 3 include a rectangular and flat base frame 11 arranged along the ground, and four legs 12 erected at four corners of the base frame 11. A superstructure 13 of a bridge, which is installed at an upper end of the leg portion 12 and through which vehicles can pass, is integrally provided, and the base frame 11 is penetrated into a strong support ground G1 in the ground to support the ground. The bridge construction structure 15 is provided with a foundation frame 11, a leg 12, and a pile member 14 for fixing a superstructure 13 at G <b> 1. The bridge construction structure 15 is constructed by connecting the bridge 1 in the length direction of the bridge 1 (the superstructure 13 is provided in the main girder arranged in the length direction of the bridge 1 and in the width direction). And the floor slabs laid on these girders, and have almost the same shape as the foundation frame 11).
[0023]
A cell steel pipe having a tubular shape with a rectangular cross section is used for the leg 12. Both ends of the leg portion 12 are rigidly joined to the foundation frame 11 and the superstructure 13 and penetrate both, so that the upper and lower sides can be seen through the inner space, and the pile member 14 is inserted inside the leg portion 12. ing. As the pile member 14, a rotary press-fitting pile using a cylindrical steel pipe is employed. The rotary press-fitting pile is a pile in which a cylindrical steel pipe is rotated in the circumferential direction and screwed into the ground, and a screw-shaped spiral strip 14a is formed on the side of the steel pipe in advance so that the screwing can easily proceed. Have been. In the pile members 14 adjacent to each other in the width direction of the bridge 1, spiral threads 14a are formed in opposite directions.
[0024]
The base frame 11 is provided with a pile driving machine 16 for rotating the pile member 14 inserted into the leg 12 in the circumferential direction. Four pile driving machines 16 are provided corresponding to the respective pile members 14, and after the pile driving, the pile driving machines 16 are discarded and placed in the body.
[0025]
A method of constructing the approach portion 2 on soft ground using the bridge construction structure 15 having the above structure will be described.
First, the road A having two lanes for both the up line and the down line is completely closed, a temporary road is set on the side (not shown), and then, as shown in FIG. (See FIG. 4). The bridge construction structures 15 to be continuously connected are firmly joined to each other with connecting hardware (not shown). The bridge construction structure 15 is separately manufactured in a factory or an adjacent work space (which does not occupy a roadway), and is carried into a construction site by using heavy equipment or the like.
[0026]
When the bridge construction structure 15 is installed, the temporary anchor 17 that penetrates the pavement road surface R from the foundation frame 11 and reaches the soft ground G2 is driven in, and the bridge construction structure 15 is temporarily fixed. Then, the closing of the lanes (2) and (3) is released, the up line and the down line on the superstructure 13 are opened one by one, and the temporary operation is started.
[0027]
As shown in FIG. 3B, the pile driving machine 16 is driven to rotate the pile member 14, and the pile member 14 is driven into the ground while the ascending line and the descending line are temporarily operated one by one. I do. At this time, by rotating the pile members 14 adjacent to each other in the width direction of the bridge 1 simultaneously and in the opposite direction, an effect of canceling the rotational reaction force acting on the bridge construction structure 15 is obtained. If necessary, an effect of canceling the rotational reaction force by utilizing the horizontal resistance generated at the temporary anchor 17 between the soft ground G2 and the frictional force generated between the soft ground G2 due to the weight of the foundation 11 and the soft ground G2. obtain.
[0028]
When the pile member 14 is cast to a predetermined depth reaching the support ground G1 and the upper end of the pile member 14 is at the same level (or less) than the upper surface of the superstructure 13, the space inside the leg 12 and the pile member 14 Concrete 18 is poured into the space inside the building (see FIG. 5), and the legs 12 and the pile members 14 are integrated to increase the strength of the legs 12 that support the superstructure 13 (the pier 4 in FIG. 1). ). When the placing of the concrete 18 is completed, the rails 19 are attached to both sides of the superstructure 13. In addition, it is desirable that the railing 19 be precast in order to shorten the construction period, and may be installed in the superstructure 13 from the beginning.
When the installation of the railroad column 19 is completed, the closing of the lanes (1) and (4) is released, and the same situation as the original road A is set with two lanes each for the up line and the down line.
[0029]
In the conventional construction, first, the ground is improved on the soft ground G2 or a pile reaching the support ground G1 is cast, and then the foundation is constructed on the improved ground or the pile head, and the pier is erected on the foundation. After that, work such as constructing a superstructure is generally performed, and it is necessary to close the road A and restrict lanes during the entire period from reinforcement of the ground to completion of the approach portions 2 and 3. However, by proceeding using the bridge construction structure 15 having the above structure, the closing period of the road A can be minimized when the approach sections 2 and 3 are constructed.
[0030]
By the way, in this embodiment, the pile member 14 is cast through the cell steel pipe of the leg portion 12 and then both are integrated with the concrete 18. However, if the leg portion 12 itself has sufficient strength, The pile member 14 may be driven into the base frame 11 without passing through the leg 12. In this case, the structure of the leg portion 12 is not limited to a steel tube, but may be a reinforced concrete or other structure.
[0031]
In the present embodiment, a rotary press-fitting pile is adopted as the pile member 14, but another pile structure may be adopted. In addition, the pile driving machine 16 does not necessarily need to be provided on the foundation frame 11 and may be prepared separately. Alternatively, the pile driving machine 16 may be removed after pile driving without being thrown away on the foundation frame 11 and reused.
[0032]
In the present embodiment, the pile member 14 is driven to reach the strong support ground G1 to support the bridge construction structure 15 on the support ground G1, but the bridge construction structure employing the above structure is used. If it is clear that the soft ground G2 alone can sufficiently support the bridge construction structure 15, the pavement where the bridge construction structure 15 is installed is sufficiently strong to support the bridge construction structure 15. There is no problem if the placing of the member 14 is limited to the soft ground G2 only.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when constructing a bridge on soft ground, roadway closure and lane regulation are minimized, so that social and economic loss to surrounding areas is minimized. And the expenditure of the maintenance business together with the construction cost of the construction itself can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing an embodiment of the present invention, and is a perspective view showing a viaduct at a three-dimensional intersection.
FIG. 2 is a perspective view of a bridge construction structure.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a state when an approach section is constructed.
FIG. 4 is a side view showing a plurality of bridge construction structures connected in series.
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV in FIG. 3;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bridge 2, 3 Approach part 4 Pier 11 Foundation frame 12 Leg 13 Superstructure 14 Pile member 15 Bridge construction structure 16 Pile driving machine G1 Support ground G2 Soft ground A, B Road

Claims

地上に沿って配置される板状の基礎躯体と、該基礎躯体に立設される複数の脚部と、該脚部の上端に設置されて車両の通行が可能な橋梁の上部工とが一体的に設けられ、
前記基礎躯体には、地盤に貫入されることで該地盤に前記基礎躯体を固定する杭部材が設けられていることを特徴とする橋梁施工用構造物。A plate-like foundation frame arranged along the ground, a plurality of legs standing on the foundation frame, and a superstructure of a bridge installed at the upper end of the legs and through which vehicles can pass are integrated. Is provided,
A bridge construction structure, wherein the foundation frame is provided with a pile member that penetrates into the ground to fix the foundation frame to the ground.

前記脚部が筒状とされ、該脚部の内側を通じて前記杭部材が前記地盤に貫入されることを特徴とする請求項１記載の橋梁施工用構造物。2. The bridge construction structure according to claim 1, wherein the leg is cylindrical, and the pile member penetrates into the ground through the inside of the leg. 3.

前記脚部と前記杭部材との間にコンクリートが打設されることを特徴とする請求項２記載の橋梁施工用構造物。The bridge construction structure according to claim 2, wherein concrete is cast between the leg and the pile member.

前記杭部材が円筒形の回転圧入杭であることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか記載の橋梁施工用構造物。The bridge construction structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the pile member is a cylindrical rotary press-fitting pile.

前記回転圧入杭の内側にコンクリートが打設されることを特徴とする請求項４記載の橋梁施工用構造物。The bridge construction structure according to claim 4, wherein concrete is cast inside the rotary press-fitting pile.

前記基礎躯体に、前記杭部材を前記地盤に貫入させる杭打設機が設けられていることを特徴とする請求項１ないし５のいずれか記載の橋梁施工用構造物。The bridge construction structure according to any one of claims 1 to 5, wherein a pile driving machine that penetrates the pile member into the ground is provided on the foundation body.

地上に沿って配置される板状の基礎躯体と、該基礎躯体に立設される複数の脚部と、該脚部の上端に設置される橋梁の上部工とが一体的に設けられ、前記基礎躯体には、地盤に貫入されることで該地盤に前記基礎躯体を固定する杭部材が設けられている橋梁施工用構造物を用いて行う橋梁の施工方法であって、
前記橋梁施工用構造物を地上に配置し、前記上部工上を通行可能としながら、前記杭部材によって前記地盤に前記基礎躯体を固定することを特徴とする橋梁の施工方法。A plate-shaped foundation frame arranged along the ground, a plurality of legs standing on the foundation frame, and a bridge superstructure installed at the upper end of the legs are integrally provided, The foundation frame is a bridge construction method performed using a bridge construction structure provided with a pile member for fixing the foundation frame to the ground by being penetrated into the ground,
A method for constructing a bridge, comprising arranging the bridge construction structure on the ground and allowing the bridge to pass over the superstructure while fixing the foundation frame to the ground by the pile member.