JP2004053461A - 道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置 - Google Patents

道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】細街路を含む迂回路の提供を可能にする。
【解決手段】それぞれ車載端末を搭載した多数の車両3A、3B・・・の現在位置が、ネットワーク2を介して道路情報センタ1によって常時監視される。センタ1は、主要路(例えば31〜35)と主要路の渋滞情報の他に、車両の通過が可能であるか否か不明な細街路(例えば41〜43)の道路地図を記憶しており、例えば図6に示すような道路地図を車両に提供する。特定車両(例えば車両3A)からセンタ1に対して、渋滞地域J1〜J4を回避して、現在位置JPから目的地TGまでの迂回路の要求があったとき、センタ1は、他の車両(例えば車両3B等)が通過した細街路は車両の通過が可能であると判断して、この他の車両が通過した細街路を含めて迂回路を決定して(図6矢印参照)、特定車両に送信する。迂回路に用いる細街路としては、細街路を通過した他の車両の大きさが特定車両の大きさ以上であった場合に限定することもできる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は迂回路を提供する道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の車両では、GPSを利用したナビゲーションシステムを搭載したものが多くなっている。このナビゲーションシステムは基本的には、地図情報を記憶した記憶媒体と、自車位置を取得するGPSアンテナと、ディスプレイとを備えており、ディスプレイ上に表示された道路地図上にGPSアンテナによって取得された自車位置を表示するものとなっている。そして、最近では、VICSによって、主要路の渋滞情報を取得して、この取得した渋滞情報をディスプレイに表示されている道路地図上に表示することも行われている。また、現在地から設定された目的地までの誘導経路を決定(演算)して、ディスプレイに表示された道路地図上にこの誘導経路を表示することも行われている。
【0003】
一方、最近では、道路地図に関連させた特別のサービスを、特別に契約した会員の車両に対して提供することが行われており、この特別のサービスを行うために、上記会員となった者の車両(の車載端末)にネットワークを介して接続された道路情報センタが設置されている(例えば特開平11−143358号公報参照)。この道路情報センタが提供する特別なサービスの一態様として、例えば車両周辺の詳細な道路地図の提供や、より詳細な渋滞情報の提供、さらにはこの渋滞を避けて現在地から目的地までの迂回路の提供等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、渋滞情報は、通常は、車両の通過が可能であることがあらかじめ分かっている主要路についてのみ行われると共に、渋滞を迂回する迂回路も、主要路のみを利用して決定するようにしているのが現状である。
【0005】
一方、ナビゲーションシステムのディスプレイに表示される道路地図としては、主要路の他に、車両の通過が可能であるかが確認されていない細街路をも含めて表示されるのが一般的である。すなわち、例えば、幅員が4m以上の道路が車両の通過可能な主要路とされ、幅員が4m未満の道路は車両の通過が可能か否かが不明な細街路とされる。
【0006】
上述のように、ディスプレイに表示される道路地図としては細街路を含んでいても、迂回路の決定に際しては、この細街路が全く利用されていないのが現状である。このことは、実際には車両が通過できる細街路が存在しているにもかかわらず、迂回路の決定に際しては車両が通過可能な細街路が全く無視されているということになる。
【0007】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、迂回路の決定を細街路を含めて行えるようにした道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的には、他の車両の位置報を利用することによって、この他の車両が通過したことが確認された細街路は車両が通過可能な道路であると判断して、この車両の通過が確認された細街路を迂回路の決定に利用するようにしてある。
【0009】
具体的には、本発明による道路情報センタにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
それぞれ車載端末を搭載した多数の車両に対してネットワークを介して接続されると共に、主要路と主要路の渋滞情報と細街路とを記憶した記憶手段を備えており、現在地と目的地とを送信してきた特定車両に対して、渋滞情報のある道路を迂回して現在地から目的地までの迂回路を返信する道路情報センタであって、
前記道路情報センタは、
前記特定車両以外の他の車両についての前記細街路の通過状況を監視する機能と、
上記監視の結果に基づいて前記特定車両が通過可能な細街路を決定する機能と、
前記特定車両が通過可能であると決定された細街路を含めて前記現在地から目的地までの迂回路を決定する機能と、
を備えているようにしてある。
【0010】
上記解決手法によれば、他の車両から送られてくるその位置情報に基づいて、この他の車両が細街路を通過したか否かが確認され、この他の車両が通過した細街路については、車両の通過が可能な道路であると判断することが可能になる。そして、迂回路の決定に際して、細街路のうち上記他の車両の通過が確認された細街路を用いることにより、従来は迂回路を決定することができなかった場合でも迂回路を提供することが可能になる。
【0011】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項8に記載のとおりである。すなわち、
前記道路情報センタは、
前記細街路を通過した他の車両の大きさをも監視するようにされ、
前記迂回路の決定に用いる細街路として、前記特定車両以上の大きさの車両が通過したことが確認された細街路のみに限定するようにされている、
ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、細街路を他の車両が通過したとしても、この他の車両よりも大きい車両が通過できるか否かは不明であるが、他の車両が通過した細街路のうち迂回路を要求している特定車両以上の大きさの他の車両が通過したことが確認されている細街路のみを利用して迂回路を決定するので、特定車両が確実に細街路を通過することが可能となる。
【0012】
前記迂回路の決定に用いる細街路が、それぞれ他の車両が通過したことが確認された複数の細街路を組み合わせて構成される、ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、複数の他の車両がそれぞれ別々に通過したことが確認された細街路を組み合わせて迂回路を決定することができるので、迂回路の決定に利用できる細街路を極力多く確保することができ、より好ましい迂回路を決定する上で好ましいものとなる。
【0013】
前記道路情報センタは、まず、前記細街路を用いることなく前記主要路のみについて迂回路が存在するか否かを決定して、主要路のみでは迂回路が存在しないことが確認されたときにのみ前記細街路を含めて迂回路を決定するようにされている、ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、確実に通過することができる主要路を優先して迂回路が決定されるので、提供された迂回路に対する不安を運転者に対して極力与えないようにする上で好ましいものとなる。
【0014】
前記主要路のみによって迂回路が決定できるときは、該主要路のみによる迂回路を前記特定車両に送信すると共に、前記細街路を含む迂回路の情報は該特定車両に送信しないようにされている、ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、上記請求項5に対応した効果をより一層助長させる上で好ましいものとなる。
【0015】
前記道路情報センタは、前記他の車両の前記細街路の通過状況に応じて該細街路の渋滞情報をも監視するにされ、
前記細街路を含む迂回路の決定に際しては、細街路についての渋滞情報をも考慮して行うようにされている、
ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、細街路の渋滞をも避けつつ迂回路を提供することができる。
【0016】
前記迂回路の決定に用いる細街路として、渋滞のないことが確認されている細街路のみに限定するようにされている、ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、上記請求項6に対応した効果をより十分に発揮させることができる。
【0017】
前記迂回路の決定に用いる細街路として、前記他の車両が現時点から過去の所定期間までに通過したことが確認されている細街路のみに限定するようにされている、ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、細街路を他の車両が通過したことが確認された時点を極力新しい時点のものとして、提供された迂回路が通過不能であったというような事態を極力防止する上で好ましいものとなる。
【0018】
前記目的を達成するため、本発明における迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項9に記載のように
特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路の情報を提供するためのコンピュータ用プログラムであって、
受信装置によって受信される他の車両の位置情報に基づいて、あらかじめ記憶手段に記憶されている主要路と細街路との中から該他の車両が通過した細街路を決定する手順Aと、
手順Aで決定された細街路を用いて、前記現在地から目的地までの迂回路を決定する手順Bと、
を実行させるようにしてある。これにより、請求項1に記載された発明と同様の効果を得ることができる。とりわけ、本発明によるコンピュータ用プログラムを道路情報センタに導入すれば、請求項1に記載されたような効果を発揮する道路情報センタを構築することができる。また、本発明によるコンピュータ用プログラムを各車両のナビゲーションシステムに導入すれば、別途道路情報センタのようなものを利用しなくても、他の車両からの位置情報を受信するだけで細街路を利用した迂回路を知ることができる。
【0019】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項10〜請求項12に記載のとおりである。すなわち、
受信装置によって受信される主要路についての渋滞情報を記憶手段に記憶させることを実行させる手順Cをさらに備え、
前記手順Bでは、前記記憶手段に記憶されている主要路についての渋滞を迂回するように迂回路を決定する、
ようにすることができる(請求項10対応)。この場合、主要路の渋滞を迂回する迂回路を知ることができる。
【0020】
前記手順Aでは、さらに、前記受信装置の受信情報に含まれる他の車両の大きさをも前記記憶手段に記憶させることを実行するようにされ、
前記手順Bでは、細街路のうち前記特定車両以上の大きさの他の車両が通過された細街路のみを用いて迂回路を決定することを実行させるようにされている、ようにすることができる(請求項11対応)。この場合、迂回路とされた細街路を、迂回路が提供された特定車両が確実に通過できることになる。
【0021】
前記手順Bでは、迂回路の決定に用いる細街路が、それぞれ他の車両が通過したことが確認された複数の細街路を組み合わせて構成される、ようにすることができる(請求項12対応)。この場合、請求項3に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0022】
前記目的を達成するため、本発明における道路情報処理装置にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項13に記載のように、
通信機能と、
主要路と細街路との道路地図情報を記憶した地図情報記憶機能と、
主要路の渋滞情報を得る渋滞情報入手機能と、
前記通信機能を介して得られた他の車両の位置情報に基づいて、前記記憶されている細街路を通過可能か否かを判断する判断機能と、
現在地から目的地までの間に前記主要路に渋滞が存在するときに、この渋滞を避けるための迂回路を、前記通過可能と判断された細街路を利用して決定する迂回路決定機能と、
を備えているようにしてある。これにより、各機能を道路情報センタに構築することにより、請求項1に対応した効果と同様の効果を得ることができる。また、各機能を各車両、特に各車両のナビゲーションシステムに組み込むことにより、別途道路情報センタを利用することなく細街路を利用した迂回路を得ることができる。
【発明の効果】
本発明によれば、従来は迂回路としては全く利用されていなかった細街路を迂回路として有効に利用することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1において、1は道路情報センタ、2は例えばインターネット等を利用したネットワーク、3A、3Bはそれぞれ車載端末を装備した多数の車両である(図1では例示的に2台の車両のみを示す)。道路情報センタ1は、例えば有線によってネットワーク2に対して送受信可能に接続されており、各車両3A、3Bは、ネットワーク2に対してアンテナ4を利用して無線によって送受信可能とされており、これにより、各車両3A、3Bと道路情報センタ1とは、ネットワーク2を介して送受信可能に接続されることになる。
【0024】
道路情報センタ1は、演算処理装置としてのサーバ10と、それぞれサーバ10に接続された3つの記憶手段11、12、13とを有する。記憶手段11は、主要路と細街路とを含む道路地図情報を記憶しており、通常のナビゲーションシステムに搭載される道路地図情報よりもより詳細なものとなっている。なお、主要路は車両の通過が可能なことが確認されている例えば所定の幅員以上の道路であり、これに対して細街路は例えば所定の幅員未満であって車両が通過できるか否かが確認されていない道路とされる。記憶手段12は、記憶手段11に記憶されている主要路についての渋滞情報を記憶している。なお、この渋滞情報は、渋滞情報を配信する各種情報センタとの間での交信等を利用して、常時最新のものに更新される。記憶手段13は、記憶手段11に記憶されている細街路についての車両通過情報等を記憶しており、この記憶される情報としては、後述するように、車種(車両の大きさ)、通過時間、通過状況(距離に比して通過時間が長いか短いかで、渋滞情報となる)が含まれる。
【0025】
各車両3A、3Bは、それぞれ車載端末を装備しており、この実施形態ではナビゲーションシステムに組み込まれて構成されている。すなわち、実施形態では、図2に示すように、ナビゲーションシステムNBは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ21と、道路地図情報を記憶している記憶装置22(例えばCD−ROM、CVD−ROM、HDD等の記憶媒体を利用して構成される)と、道路地図等を表示するディスプレイ23と、自車位置情報を取得するGPSアンテナ24と、渋滞情報を取得するVICS25と、各種の操作を行うためのリモコン26の他、前述の道路情報センタ1との交信を行うための無線用アンテナ27とを有する。
【0026】
ナビゲーションシステムNBは、道路情報センタ1からの情報を利用しない通常の使用状態では、既知のナビゲーションシステムと全く同様に作用する。すなわち、基本的には、ディスプレイ23上において、GPSアンテナ24で取得された自車位置と、その周辺の道路地図とが表示される(表示される道路地図は、自車位置の周辺のものが記憶装置22に記憶されている道路地図情報中から選択されて表示)。また、現在地からマニュアル設定された目的地までの経路誘導や、その途中にある主要路が渋滞しているときは、この渋滞を避ける迂回路を提供(表示)する機能をも有する。なお、上述したことは、既に市販のナビゲーションシステムにおいて行われていることなので、これ以上詳細な説明は省略する。
【0027】
道路情報センタ1と交信可能な各車両3A、3Bは、道路情報センタ1を運営する運営会社との間で会員契約を締結しており、通常市販のナビゲーションシステムでは提供されていない特別なサービスが道路情報センタ1を利用して受けることが可能となっている。上記特別なサービスとして、自車位置付近の極めて詳細な道路地図情報の提供、周辺の各種施設の詳細情報、後述する細街路を利用した渋滞の迂回路の提供等がある。すなわち、例えば車両3Aが上記特別なサービスを受けることを要求することを例えばリモコン26を利用して操作すると、コントローラ21はこの特別なサービスを受ける特別なモードとなって、ディスプレイ23には、記憶装置22に記憶されている道路地図情報に優先して、道路情報センタ1から送信される道路地図情報を表示する(記憶装置22に記憶されている道路地図情報に、道路情報センタ1から送信される道路地図情報を付加したものを表示するようにすることも可)。
【0028】
次に、道路情報センタ1を利用した細街路を利用した迂回路の提供について説明するが、このような迂回路の提供は、リモコン26を操作することによって、例えば車両3Aから道路情報センタ1に対して迂回路の提供の要求に加えて現在地と目的地とを合わせて送信することによって行われる。そして、以下の説明において、現在地と目的地とを送信して迂回路を要求した車両3Aが特定車両となり、その他の車両3Bが他の車両となる。勿論、車両3Bが現在地と目的地とを道路情報センタ1に送信して迂回路の要求をしているときは、この車両3Bが特定車両となり、車両3Aが他の車両となる(複数の車両が、同時に特定車両となる場合、同時に他の車両になる場合、さらには同時に特定車両と他の車両との両方になる場合がある)。勿論、前述したように、図2では2台の車両のみが示されるが、実際には車両は多数存在するものである。
【0029】
まず、図3は、ディスプレイ23に表示されている道路地図の一例が示され、表示される道路地図は道路情報センタ1から配信された詳細地図である。この図3において、特定車両となる自車JPがその現在位置と共にディスプレイ23上に表示される。表示されている道路のうち車両の通過が可能な主要路は、実線で示されていて、自車JPが現在走行している第1主要路31と、第1主要路31とほぼ並行して途中で第1主要路31と交差する第2主要路32と、環状の第3主要路33と、各主要路31〜33と交差する2本の第4主要路34、第5主要路35とがある。また、車両が通過できるか否かが不明な細街路としては、第1主要路31〜第3主要路33と交差する第1細街路41と、第4主要路34と第1細街路41と交差する第2細街路42、第5主要路35と第1細街路41と交差する第3細街路43とされている。
【0030】
上記各道路の交差点が、a〜tで示される。すなわち、第1主要路31の交差点としては、a、b、c、d、e、fが存在する。第2主要路32の交差点としては、g、h、i、j、e、kが存在する。第3主要路33の交差点としては、a、g、m、n、o,f、kが存在する。第4主要路34の交差点としては、b、h、q、mが存在する。第5主要路35の交差点としては、d、j、t、oが存在する。第1細街路41の交差点としては、c、i、r、s、nが存在する。第2細街路42の交差点としては、q、rが存在する。第3細街路43の交差点としては、s、tが存在する。
【0031】
ここで、道路のある部分を示すときは、交差点の符号をもって示すこととする。すなわち、道路a−bということは、第1主要路31のうち交差点aとbの間の部分を示し、道路a−b−c−dということは、第1主要路31のうち交差点aからb、cを通ってdに到るまでの部分を示す。同様に、道路i−rということは、第1細街路41のうち交差点iからrまでの部分を示し、道路i−r−sというときは、第1細街路41のうち交差点iからrを通って交差点sに到るまでの部分を示す。また、細街路を特に区分して、▲1▼〜▲5▼で示してある。細街路▲1▼は、第3細街路43であって道路s−tに相当する。同様に、細街路▲2▼は、第1細街路41のうち道路s−nに相当する。細街路▲3▼は、第2細街路42であって、道路q−rに相当する。細街路▲4▼は、第1細街路41のうち道路r−sに相当する。細街路▲5▼は、第1細街路41のうち道路i−rに相当する。細街路▲6▼は、第1細街路41のうち道路c−iに相当する。
【0032】
図3において、マニュアル設定された自車JPの目的地がTGとして示され、この目的地TGは交差点kに相当するものとなっている。主要路についての渋滞状況つまり渋滞地域が、ハッチングを付して符号J1〜J4で示される。渋滞地域J1は、第1主要路31についてのものであり、渋滞地域J2は第2主要路32についてのものであり、渋滞地域J3は第3主要路33についてのものであり、渋滞地域J4は第4主要路34についてのものである。
【0033】
上記渋滞地域J1〜J4が存在するために、自車JPの現在地から目的地TGに到るまでの間において、主要路を利用するのみでは、渋滞地域をどうしても通過しなければならない状況となっている。この一方、細街路となる道路q−r−s−tを利用することができれば、渋滞地域J1〜J4を通過しなくても、目的地TGに行くことが可能な状況ともなっている。すなわち、細街路の出発点となる交差点qまでは、主要路の道路a−g−h−q(あるいは道路a−g−m−q)を通って到達することができ、細街路の終点となる交差点tからは、主要路の道路t−o−fを通って目的地となる交差点kに到達することが可能である。
【0034】
細街路を通過できるか否かが、他の車両の位置情報を利用して判断される。すなわち、他の車両が上記道路q−r−s−tを通過したことが当該他の車両の位置情報によって確認されれば、道路q−r−s−tを迂回路として利用することが可能となる。このため、道路情報センタ1は、多数の他の車両からの位置情報に基づいて、細街路を通過したか否かを常時監視するようにしている。他の車両からは、その位置情報に加えて、その車種(車体の大きさ)、通過に要した時間(つまり渋滞情報)も合わせて道路情報センタ1に送信されるようになっている。なお、車種は、道路情報センタの運営会社と車両との契約のときに判明しているものであり、道路情報センタ1と車両との交信の際に車両から送られる送信情報には契約によって与えられたID符号が付加されていて、送信されてきた車両の車種が自動的に道路情報センタ1が取得できるようになっている。
【0035】
図4には、他の車両から送信されてきた上記情報の一例をまとめて示すものである。この図4において、縦欄に示す▲1▼〜▲5▼は、前述した細街路の特定部分を示すものである。横欄に示すD1〜D4は、車種の区別を示すもので、車体の大きい方から小さい方に順次、D1、D2,D3,D4となっている(D1>D2>D3>D4)。
【0036】
図4において、細街路▲1▼に着目してみると、車種D1が3日前に通過しており、車種D2が2分前に通過しており、渋滞はいずれもなしということになっている。車種D3、D4については、車両の通過情報は無いが、それよりも大きい車種D2、D1が通過していることから、車種D3,D4についても通過可能な細街路であることを示すべく左向き矢印が示されている)。同様に、細街路▲3▼について着目してみると、車種D2が1分前に通過しており、渋滞は無しであるということが確認されている。この細街路▲3▼については、もっとも大きい車種D1については通過可能であるか否か未だ不明状態であり、車種D2よりも小さい車種D3,D4についてはいずれも通過可能となる。他の細街路▲2▼、▲4▼、▲5▼も上述の場合と同様の観点から示されており、このような図4の情報は、道路情報センタ1の記憶装置13にまとめて記憶されている。
【0037】
図4の情報から、細街路▲5▼、▲6▼は渋滞しており、この細街路▲5▼、▲6▼が渋滞していることが、ディスプレイ23に表示され、この表示状態が図5に示される。すなわち、図5において、あらたに、細街路▲5▼、▲6▼についての渋滞地域J5が追加表示されることになる。
【0038】
現在地から目的地TGまでの迂回路としては、渋滞地域J1〜J5を通らないようにするには、細街路をどうしても利用しなければならない状況となる。この場合、図4の状況からすれば、車種D2〜D4については、全ての細街路▲1▼〜▲6▼が通過可能であることが確認されているので、迂回路を要求してきた特定車両が車種D2、D3、D4のいずれかである場合は、図6矢印で示すように、迂回路がディスプレイ23に表示される。すなわち、提供される迂回路としては、道路a−g−h−q−r−s−t−o−f−kとされる。
【0039】
一方、もっとも大きい車両D1については、細街路▲3▼、▲4▼、▲5▼を通過した他の車両が存在しないために、迂回路として利用することは不可能となる。ただし、細街路▲1▼、▲2▼は通過可能であることが確認されている。したがって、この車両D1については、渋滞を完全に避けることは不可能ではあるが、渋滞地域を通過する距離(あるいは時間)がもっとも短くなるように、細街路▲1▼、▲2▼を利用した迂回路が決定される。図7には、この車両D1について提供される迂回路が矢印で示すように表示される。すなわち、迂回路は、道路a−g−m−n−o−f−kとなる。なお、迂回路の決定に際しては、通過可能な細街路▲1▼、▲2▼を利用できるという前提で、従来同様に、例えば目的地までの距離がもっとも短くなるように、あるいは目的地までの予測到達時間がもっとも短くなる条件でもって決定される。なお、迂回路の決定(演算)において、時間優先とするか距離優先とするか等は、従来同様に、リモコン26を利用したマニュアル選択によって選択させることができる。
【0040】
次に、前述した迂回路の決定を行う道路情報センタ1の具体的な制御手法について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でQあるいはRはステップを示す。まず、図8のQ1において、会員契約している各車両からの位置情報が入力される(位置情報の監視)。次いで、Q2において、監視している車両の位置からして、当該車両が走行している道路が記憶装置11に記憶されている道路地図に存在しない道路であるか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、Q3において、上記車両の走行軌跡に沿った道路が、記憶装置11に対して、あらたに細街路として追加(登録)される。なお、あらたに細街路として追加するには、車両が所定以上の複数回(例えば3回以上)通過したという条件を満足したときのみとすることもできる。
【0041】
上記Q3の後あるいはQ2の判別でNOのときは、それぞれQ4に移行して、記憶装置11に記憶されている細街路を走行している車両が存在するか否かが判別される。このQ4の判別でYESのときは、Q5において、細街路を走行している車両の車種(大きさでD1、D2、D3、D4のいずれかでるかの識別)が判別される。この車種の判別は、前述したように、例えば車両から送信されてくるそのID符号に基づいて行うことができる。この後、Q6において、細街路における車両の通過状況が、記憶装置13に記憶、更新される(図4におけるデータ表へのデータの書込と更新に相当)。なお、Q6においては、車両が通過したことの確認時期が現時点から所定以上古い時期(例えば1ヶ月以上前)となっているデータについては、車両の通過なしに更新(クリア)される。
【0042】
Q6の後あるいはQ4の判別でNOのときは、それぞれQ7において、迂回路の要求が、その現在地と目的地と共に送信されてきているか否かが判別される。このQ7の判別でYESのときは、Q8において、主要路と主要路の渋滞情報とから、渋滞を回避できる迂回路が演算により決定される。この後、Q9において、迂回路が決定できたか否かが判別される。このQ9の判別でYESのときは、Q8において主要路のみによって迂回路を決定できたときであり、このときは、Q10に移行して、決定された迂回路が誘導経路として最終設定されて、この最終設定された誘導経路が、迂回路を要求してきた車両に返信される。
【0043】
前記Q9の判別でNOのときは、主要路のみでは迂回路を決定できないときであり、このときは、Q11へ移行される。このQ11では、前述したように、細街路とその渋滞情報とを含めて、迂回路が演算される(図6、図7の矢印で示す細街路を含む迂回路の決定に相当)。すなわち、主要路と主要路の渋滞情報と細街路と細街路の渋滞情報とから、迂回路が決定される。この後、Q12において、迂回路が決定できたか否かが判別される。このQ12の判別でYESのときは、Q10において、Q11で決定された迂回路を誘導経路として最終設定された後、迂回路を要求してきた車両に返信される。
【0044】
上記Q12の判別でNOのときは、細街路を含めても迂回路を決定することができなかった場合である。このときは、主要路の渋滞を避けることは不可能なときであり、このときは、Q13において、主要路と主要路の渋滞情報から、目的地までもっとも距離の短くなるあるいはもっとも短時間で到達できる経路が、誘導経路として決定された後、Q10に移行される。なお、Q10では、誘導経路をどのような理由で形成したのかの情報を、迂回路を要求してきた車両に対して合わせて返信するようにすることもできる(Q8、Q11、Q13のうちいずれで決定された誘導経路であるかの識別情報の提供)。
【0045】
Q10の後あるいはQ7の判別でNOのときは、それぞれQ14に移行される。Q14では、道路情報センタ1が提供するサービスのうち、特定車両に対する迂回路の提供のサービス以外のサービスの提供が行われる。
【0046】
図9は、道路情報センタ1に対して迂回路を要求している特定車両における制御手法の一例を示し、図2に示すナビゲーションシステムのうち、道路情報センタ1から迂回路の提供を受ける特定のモードでの制御例となる。勿論、迂回路の要求であるからして、少なくともこの迂回路の要求信号を道路情報センタ1に対して送信していることが前提となる(図8のQ7に対応で、実際には現在地と目的地と自車のID符号をも送信している)。
【0047】
以上のことを前提として、まず、R1において、GPSアンテナ24からの自車位置情報が取得される。次いで、R2において、道路情報センタ1に対して自車データが送信されるが、このとき、現在地と目的地が再度送信される他、自車のID符号も再度送信され(図8のQ7に対応)、さらに他の車両としても機能すべく自車の位置情報も送信される(図8のQ10に対応)。R3では、道路情報センタ1から、迂回路に関するデータを受信する(図8のQ10に対応)。この後、受信したデータに基づいて、迂回路がディスプレイ23に誘導経路として表示される(図6あるいは図7の矢印で示すような誘導経路の表示)。
【0048】
ここで、細街路においては、右折禁止や左折禁止の場合が考えられる。このような事態に対応するために、他の車両の位置情報を利用して、細街路に入る前および/または出るときの状況、つまり他の車両の曲がり方をも合わせて監視、記憶しておき(例えば図4の曲がり方の欄に記憶)、この曲がり方の状況を含めて迂回路として利用できる細街路の決定を行うようにすることもできる。例えば、細街路▲1▼について、細街路▲4▼からの進入は確認されたが、細街路▲2▼からの進入が確認できない場合は、細街路▲4▼から細街路▲1▼を通る経路は迂回路として利用可能であるが、細街路▲2▼から細街路▲1▼を通る経路は迂回路として利用しないようにする等のことができる。また、以上に加えてあるいは代えて、細街路を走行する方向をも監視、記憶することもでき(一方通行を考慮)、この場合、他の車両が細街路を進行した方向と同一方向を走行する場合についてのみ迂回路として利用するようにすればよい。
【0049】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。道路情報センタ1の機能は、各車両3A、3Bにもたせることもできる。すなわち、図8に示すフローチャート(プログラム)を、図2に示すナビゲーションシステムNB用のコントローラ21に組み込むことによって、道路情報センタ1を利用することなく、細街路を含む迂回路の決定を行うことが可能になる(ただし、多数の他の車両との通信を行うための通信機能の充実と、他の車両の位置情報を多数記憶しておくための大容量の記憶媒体を装備しておくことが必要になる)。
【0050】
細街路を利用した迂回路の決定(演算)に際しては、渋滞のない細街路のみを利用するようにしてもよいが、渋滞の程度の小さい(渋滞距離の短い)細街路については迂回路の決定に利用するようにすることもできる。他の車両が通過した時期が所定以上古い細街路についても迂回路の決定に利用するようにすることもできる。細街路を利用した迂回路の決定および表示を、主要路のみによって迂回路を決定できる場合にも行うようにしてもよい(例えば細街路を利用した迂回路の方が、主要路のみによって迂回路を決定した場合よりも目的地までの距離あるいは時間が十分に短くなる場合に、細街路を利用した迂回路を誘導経路として選択する)。
【0051】
フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)の機能は、サーバやコントローラ内に設定された機能部の機能として表現することもできる(機能部の存在)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。さらに、本発明は、コンピュータ用プログラムの記憶媒体、道路情報処理方法として表現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路情報センタを利用して迂回路を得るための全体システム図。
【図2】車両に組み込まれたナビゲーションシステムの一例を示すシステム図。
【図3】道路情報センタから車両に提供される詳細道路地図の一例を、ナビゲーションシステムのディスプレイに表示された状態で示す図。
【図4】他の車両から得た情報をまとめて示す図。
【図5】他の車両からの細街路についての渋滞情報がナビゲーションシステムのディスプレイに表示された一例を示すもので、図3に対応するもの。
【図6】細街路を利用した迂回路を誘導経路ととする一例を示すもので、図3に対応するもの。
【図7】細街路を利用した迂回路を誘導経路とする別の例を示すもので、図3に対応するもの。
【図8】道路情報センタでの細街路を利用した迂回路の決定を行う制御例を示すフローチャート。
【図9】ナビゲーションシステムにおいて細街路を利用した迂回路を得るための制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1:道路情報センタ
2:ネットワーク
3A、3B:車両
4:アンテナ
10:サーバ(迂回路決定用)
11:記憶装置(主要路と細街路)
12:記憶装置(主要路の渋滞情報)
13:記憶装置(細街路の車両通過状況)
21:コントローラ
22:記憶装置(道路地図)
23:ディスプレイ
24:GPSアンテナ
25:VICS
26:リモコン
27:通信用アンテナ
31〜35:主要路
41〜43:細街路
▲1▼〜▲6▼:細街路(の特定部分)
JP:自車位置
TG:目的地
NB:ナビゲーションシステム
J1〜J4:主要路の渋滞地域
J5:細街路の渋滞地域
D1〜D4:車種(車両の大きさ)

Claims (13)

  1. それぞれ車載端末を搭載した多数の車両に対してネットワークを介して接続されると共に、主要路と主要路の渋滞情報と細街路とを記憶した記憶手段を備えており、現在地と目的地とを送信してきた特定車両に対して、渋滞情報のある道路を迂回して現在地から目的地までの迂回路を返信する道路情報センタであって、
    前記道路情報センタは、
    前記特定車両以外の他の車両についての前記細街路の通過状況を監視する機能と、
    上記監視の結果に基づいて前記特定車両が通過可能な細街路を決定する機能と、
    前記特定車両が通過可能であると決定された細街路を含めて前記現在地から目的地までの迂回路を決定する機能と、
    を備えていることを特徴とする道路情報センタ。
  2. 請求項1において、
    前記道路情報センタは、
    前記細街路を通過した他の車両の大きさをも監視するようにされ、
    前記迂回路の決定に用いる細街路として、前記特定車両以上の大きさの車両が通過したことが確認された細街路のみに限定するようにされている、
    ことを特徴とする道路情報センタ。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記迂回路の決定に用いる細街路が、それぞれ他の車両が通過したことが確認された複数の細街路を組み合わせて構成される、ことを特徴とする道路情報センタ。
  4. 請求項1において、
    前記道路情報センタは、まず、前記細街路を用いることなく前記主要路のみについて迂回路が存在するか否かを決定して、主要路のみでは迂回路が存在しないことが確認されたときにのみ前記細街路を含めて迂回路を決定するようにされている、ことを特徴とする道路情報センタ。
  5. 請求項4において、
    前記主要路のみによって迂回路が決定できるときは、該主要路のみによる迂回路を前記特定車両に送信すると共に、前記細街路を含む迂回路の情報は該特定車両に送信しないようにされている、ことを特徴とする道路情報センタ。
  6. 請求項1において、
    前記道路情報センタは、前記他の車両の前記細街路の通過状況に応じて該細街路の渋滞情報をも監視するにされ、
    前記細街路を含む迂回路の決定に際しては、細街路についての渋滞情報をも考慮して行うようにされている、
    ことを特徴とする道路情報センタ。
  7. 請求項6において、
    前記迂回路の決定に用いる細街路として、渋滞のないことが確認されている細街路のみに限定するようにされている、ことを特徴とする道路情報センタ。
  8. 請求項1において、
    前記迂回路の決定に用いる細街路として、前記他の車両が現時点から過去の所定期間までに通過したことが確認されている細街路のみに限定するようにされている、ことを特徴とする道路情報センタ。
  9. 特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路の情報を提供するためのコンピュータ用プログラムであって、
    受信装置によって受信される他の車両の位置情報に基づいて、あらかじめ記憶手段に記憶されている主要路と細街路との中から該他の車両が通過した細街路を決定する手順Aと、
    手順Aで決定された細街路を用いて、前記現在地から目的地までの迂回路を決定する手順Bと、
    を実行させることを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。
  10. 請求項9において、
    受信装置によって受信される主要路についての渋滞情報を記憶手段に記憶させることを実行させる手順Cをさらに備え、
    前記手順Bでは、前記記憶手段に記憶されている主要路についての渋滞を迂回するように迂回路を決定する、
    ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。
  11. 請求項9または請求項10において、
    前記手順Aでは、さらに、前記受信装置の受信情報に含まれる他の車両の大きさをも前記記憶手段に記憶させることを実行するようにされ、
    前記手順Bでは、細街路のうち前記特定車両以上の大きさの他の車両が通過された細街路のみを用いて迂回路を決定することを実行させるようにされている、ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。
  12. 請求項9または請求項10において、
    前記手順Bでは、迂回路の決定に用いる細街路が、それぞれ他の車両が通過したことが確認された複数の細街路を組み合わせて構成される、ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。
  13. 通信機能と、
    主要路と細街路との道路地図情報を記憶した地図情報記憶機能と、
    主要路の渋滞情報を得る渋滞情報入手機能と、
    前記通信機能を介して得られた他の車両の位置情報に基づいて、前記記憶されている細街路を通過可能か否かを判断する判断機能と、
    現在地から目的地までの間に前記主要路に渋滞が存在するときに、この渋滞を避けるための迂回路を、前記通過可能と判断された細街路を利用して決定する迂回路決定機能と、
    を備えていることを特徴とする道路情報処理装置。
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