JP2003522692A - タバコ製品用包装物の製造に使用される包装材料を用意するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 タバコ製品（典型的にはシガレットパケット及びカートン）用の包装物（２０）の形成に使用される包装材料を、包装機械に余分な機械を設置することなく用意する方法において、予め符号化された又は記録可能な磁性リボン（２５）からなる細片（２８）又は連続するストライプ（４４）は、包装材料（２１、３５）が有する選定された領域（２９）に適用され、材料はそこでより小さいストリップ（３１）又はシート（３７）に分割される。次にこれらは、ロール（３３）に巻かれるか、又はシート（４６）若しくはブランク材（４１）のスタック（４２）に配列され、必要な時には包装機械上に積載される一時的蓄積装置（３４）として機能する。各々の包装物（２０）は、少なくとも１つの特有かつ本質的な包装要素（４、８、１２、１３、１６、１９）を有する。包装要素は、一時的蓄積装置（３４）から得られるとともに、磁性リボン（２５）からなる少なくとも１つの細片（２８）又はストライプ（４４）を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 技術分野 本発明は、タバコ製品包装物の製造に使用される包装材料を用意するための方
法に関する。

【０００２】 特に、本発明は、シガレット、葉巻又はそれに類似するタバコ製品を収容する
包装物の製造に使用される包装材料を用意するための方法に関し、それは、特許
請求の範囲を限定することなく、本願明細書の全体を通じて参照される。本発明
はまた、軟性及び剛性の双方のパケットを製造するための材料、すなわち、剛性
のカートン及び軟性の包装物の双方のパケット群を包装するための材料に関する
。

【０００３】 背景技術 一般的に言うと、軟性のシガレットパケットは、実質的な平行六面体形状を呈
し、好ましくは、一群のシガレットを完全に包む通常は紙又は金属薄膜形態の内
部包装材と、シート状の包装材料（通常は紙）を折って作られる外部包装材又は
ラベルとを有し、それにより内部包装材は、部分的に包まれて上端面が露出状態
となる。

【０００４】 またある種の軟性のシガレットパケットは、ラベル及び上端面の双方を構成す
る１つの包装材の形態であってもよい。

【０００５】 ヒンジ式の蓋を有する剛性のシガレットパケットは、同じく実質的な平行六面
体を呈し、予め折目を付与された平坦なダイカットブランク材（通常は厚紙又は
ボール紙）から形成される箱状形態の外部包装材を有し、外部包装材の内部に適
合する通常は紙又は金属薄膜の内部包装材は、一群のシガレットを完全に包むと
ともに、形状に関しては軟性パケットの内部包装材と同一である。

【０００６】 箱状の外部包装材は、典型的には、容器及び容器の後方エッジにヒンジ式に取
付けられる蓋を有し、容器内側に部分的に露出して蓋を閉止位置に保持する補強
フレームをさらに有する。フレームは、同一容器の前面及び２つの側面に固定さ
れる。

【０００７】 外部包装材には、通常は収入印紙が貼付される。収入印紙は、全く共通点のな
い要求に適応するために、多数の異なる位置に貼付可能である。一方、例えば消
費者向けの種々のメッセージを有する情報、図形又はより一般的な絵が記された
厚紙、リーフレット又はその類似物を有するインサート又はクーポンにより特徴
付けられるような種類のパケットの製造が慣習である場合もある。

【０００８】 上述の内容に従い、シート状の包装材料又は予め折目を付与された平坦なダイ
カットブランク材から形成される内部包装材及び外部包装材は、関連する種類の
パケットの特有かつ本質的な包装要素を構成し、一方、収入印紙及びクーポンは
、付加的な包装要素を構成する。

【０００９】 一群のパケットが集合体として包装されるときは、剛性の外部包装材及び軟性
の外装材の双方が、特有かつ本質的な包装要素を構成する。

【００１０】 最終的には、個別のシガレットパケット及び集合体包装物は、特有の包装要素
を構成する透明なプラスチック材料（典型的にはポリプロピレン）からなる保護
的外装材の内側に包まれてシールされることができる。記号又はバーコードを、
パケット及びカートン若しくはカートンサイズの包装物の外部包装材に印刷する
ことは慣習となっている。その印刷により、光学式読取装置を用いて、包装物を
開放せずに、例えばその種の製品に関する情報を直ちに識別できる。その情報と
は、製造場所、製造日並びに卸売業者及び小売業者が自らの在庫を組織的に管理
するために使用する他の情報アイテムである。

【００１１】 パケットのさらなるデータ及び情報を、一般的に不正防止のために外部からは
見えないように記憶するために、磁性を有するリボン材料を、情報記憶媒体（す
なわちスキャナーによる随時の読取及び記録が可能な磁気ストライプ）として使
用することが慣習となっている。

【００１２】 慣習的に、タバコ産業においては、製造されるシガレットパケットの付加的な
データ及び情報を記憶するために、異なる種類のリボンが広く使用されている。
特に、利用されるリボンは、磁化可能であるか又は予め符号化される。

【００１３】 磁化可能な種類のリボンは、偽造防止コード及び製造情報を用いて再記録可能
である。もう一方の予め符号化されたリボンは、好ましくは既に磁化された状態
で供給され、偽造防止ストライプに記録された情報コードが独自のものであると
きは、特にそれらのストライプのための原料物質として使用される。

【００１４】 上述の磁性ストライプは、データを記録する磁気的性質を有する手段を構成し
、外部から見える状態又は見えない状態を維持するような方法で、シガレットパ
ケットの包装材上の異なる部位に供給可能である。

【００１５】 ＥＰ９６７１６１号は、少なくとも１つの特有のパケット包装要素が有する予
め定めた領域に対する磁性材料のリボンの応用について開示している。

【００１６】 特に、ＥＰ９６７１６１号は、典型的な包装機械の一部を示しており、そこに
おいては、特有の包装要素の１つが、その機械に配置された固定ステーションに
送られる。その包装要素は、その包装要素を一時的に蓄積する装置を構成するロ
ール上に巻き取られた連続的ストリップとして入手可能な包装材料から得ること
ができる。磁性を有するリボンもまた、同じ固定ステーションに同時に供給され
、磁性ストライプを備えるパケットの製造に使用できる材料を調製するような方
法で、包装材料が有する予め定めた領域に適用される。

【００１７】 固定ステーションの下方において、包装材料が、切断ステーションに向けられ
て、各々がそれぞれの磁性ストライプを備える個別のシートに分割されると、次
にそのシートは、個別のパケットの製造に使用される複数の連続するステーショ
ンを通る。

【００１８】 ＥＰ９６７１６１号はまた、剛性パケットの製造に使用されるような機械の典
型的部分を示す。そこにおいては、特有の包装要素の１つが、その機械に配置さ
れた固定ステーションに送られる。その包装要素は、ダイカットブランク材の形
状で入手可能な包装材料から得ることができる。個別の長さを有する磁性リボン
もまた、同じ固定ステーションに同時に供給され、磁性ストライプを備えるパケ
ットの製造に使用できる材料を調製するような方法で、包装材料が有する予め定
めた領域に適用される。固定ステーションの下方において、包装材料は、個別の
パケットの製造に使用される複数の連続するステーションを通る。

【００１９】 ストックされた包装材料に磁性リボンを適用するためには、その包装材料が連
続するストリップ材料又はブランク材を有する場合は、付加的な製造ステップが
機械において実行されねばならない。

【００２０】 従って、その種の磁性媒体を備えるパケットは、必ず、包装材料を用意するた
めの付加的な装置を具備する包装機械において組立てられねばならない。磁性ス
トライプが上述の付加的な包装要素、すなわち収入印紙及び厚紙若しくはクーポ
ンに適用される場合も、当然に同じことが言える。

【００２１】 そのような装置を伝統的な包装機械に組み込むためには、実質的な改良が必要
である。なぜならば、その装置自体がやや嵩張るために、その設置において、タ
バコ産業の製造環境内への実機の組立て及び改良された機械の組付けのいずれに
おいても重大な***が生じるからである。

【００２２】 本発明の目的は、タバコ製品用パケットの製造に使用される包装材料と、その
ようなパケットのための、上述の欠点に影響されない状態を維持するカートンと
を用意するための方法を提供することである。

【００２３】 発明の開示 上述の目的は、タバコ製品用包装物の製造に使用される包装材料を用意する方
法に関する本発明により理解され、各々の包装物が少なくとも１つの特有の包装
要素を有する。本発明に係る方法は、包装材料を予め定めた送り通路に沿って第
１操作ステーションに進めるステップと、第１操作ステーションにおいて、包装
材料が有するそれぞれの予め定めた領域に、磁性を有しデータを保持可能な媒体
を適用するステップと、磁性を有する媒体を備える包装材料を第２操作ステーシ
ョンに進めるステップと、第２ステーションにある包装材料を、タバコ製品用包
装物を製造するそれぞれの機械において使用可能であるようなそれぞれの一時的
蓄積装置内に配置するステップとを有することを特徴とし、各々の包装物は、一
時的蓄積装置から得られる特有の包装要素を有し、その包装要素は、にデータを
保持可能な磁性を有する少なくとも１つの媒体を具備することを特徴とする。

【００２４】 本発明を、添付図面を用いて、一例として以下に詳細に説明する。

【００２５】 添付の図１、図２及び図３を参照すると、参照符号１は、実質的に平行六面体
である、シガレット３の集合体２（図２にのみ図示）を収容するパケット全体を
表す。図１においては、集合体２は、内部包装材４によって完全に包まれ、内部
包装材４は、金属箔紙の形状であり、４つの側面５、底端面６及び上端面７を提
供する。

【００２６】 図１及び図３のパケット１においては、内部包装材４は、外部包装材８の中に
収容される。軟性のパケット１を示す図１の実施例においては、外部包装材８は
、上端面７を除く内部包装材４全てを包むラベル９を有し、一方、剛性のパケッ
ト１を示す図３の実施例においては、当該の外部包装材８は、カップ状の実施形
態である容器１０を有する。容器１０は、同様にカップ状の実施形態である蓋１
１をその上に有する。蓋１１は、容器１０にヒンジ式に取付けられるため、図３
に示される閉鎖位置と図示されていない開放位置との間を回転式に移動すること
ができる。

【００２７】 剛性のパケット１はまた、容器１０の内側に部分的に配置される不撓性のフレ
ーム１２を有する。フレーム１２は、同一の容器１０により表される前面５及び
２つの側面５の内側に固定される。

【００２８】 図２の実施例においては、パケット１は、他の実施例である内部包装材４及び
外部包装材８の双方と置換されるただ１つの包装材１３を有する。

【００２９】 剛性及び軟性の双方のパケットが有する内部包装材４及び外部包装材８は、１
枚の軟性パケットである包装材１３と同様に、剛性パケットにおいてはフレーム
１２とともに、パケット１のそれぞれの種類における特有かつ本質的な包装要素
を構成する。

【００３０】 上述のパケット１は、軟性も剛性も同様に、通常は収入印紙１４を有する。収
入印紙１４は、図１及び図２に示される軟性のパケットの場合は、上端面７を跨
ぐように貼付され、一方、剛性のパケットの場合は、印紙（図示されていない）
は、典型的には容器１０及び蓋１１の結合部に沿う線の上に貼付される。

【００３１】 図３に示されるように、剛性のパケット１は、例えば厚紙、クーポン又はその
類似物を有するインサート１５を具備することができ、インサート１５は、喫煙
者に示されるいかなる種類のメッセージをも伝達するテキスト、絵又は通常の画
像を有する。スタンプ１１及びインサート１５は、パケット１の付加的な包装要
素を構成する。

【００３２】 図４及び図５を参照すると、パケット１は、複数で配置されてそれぞれの外装
材１６により包装可能である。外装材１６は、図４の実施例においては、剛性の
カートン１７を構成し、図５の実施例においては、カートンサイズの軟性の包装
物１８を構成する。これら２つの実施例においては、それぞれの外装材１６は同
様に特有の包装要素を構成する。

【００３３】 さらに、図１、図２及び図３に示された３種類のパケット１、図４に示された
剛性カートン１７並びに図５の示されたカートンサイズの軟性包装物１８の全て
は、特有の包装要素を構成するポリプロピレンのような透明なプラスチック材料
の保護外装材１９に包まれてシールされることができる。

【００３４】 パケット１並びに剛性及び軟性のカートン１７及び１８のいずれも、シガレッ
ト３のようなタバコ製品用の包装物２０を構成することがわかるであろう。

【００３５】 図６を参照すると、包装材料のストリップ２１は、予め定めた送り通路２２に
沿って第１操作ステーション２３に向けて進ませられる。データを記録可能な磁
性リボン２５（図６の実施例では３つ）もまた、送り通路２２及び２４を横切っ
て伸びる共通軸２７の回りを回転可能なそれぞれのロール２６から巻戻されて、
予め定めた第２の送り通路２４に沿って第１操作ステーション２３に向かう。

【００３６】 第１操作ステーション２３において、各々のリボン２５は、離散的な細片（sl
iver）２８に分割される。細片２８は、包装材料２１が有する複数の予め定めた
領域２９のそれぞれに、選定されたピッチ「ｐ」だけ離れて適用される。リボン
２５は、リボン２５が自動接着性又は第１操作ステーションの一部を形成する粘
着手段（図示されていない）を利用して固定可能であるかどうかによって、様々
な方法でストリップ２１に適用可能である。

【００３７】 このようにして磁性リボン２５の細片２８のそれぞれが適用された第１ステー
ション２３から、包装材料のストリップ２１が第２操作ステーション３０に向け
て進ませられる。ストリップ２１は、第２操作ステーション３０において、第１
送り通路２２に平行な方向Ｄ１に沿って、第２操作ステーションの一部を形成す
る通常の切断手段（図示されていない）の作用によって、複数のストリップ３１
に分割される。ストリップ３１の数は、それぞれのロール２６から巻戻された磁
性リボン２５の数に等しい。ストリップ３１の各々は、他のストリップと実質的
に同じ横断方向寸法を有し、上述の複数の予め定めた領域２９と一致する磁性リ
ボン２５の細片２８を連続的に有する。

【００３８】 第１送り通路２２に関連して考慮された第２操作ステーション３０以降の所定
の場所において、ストリップ３１の各々は、それぞれのコア３２の上に再巻取り
され、それぞれの一時的蓄積装置３４として機能するロール３３を提供する。

【００３９】 上述の操作によって得られたストリップ３１のロール３３は、上述の包装物２
０が製造される機械に移送され、また、ストリップ２１を構成する包装材料の種
類によって、特有の包装要素、例えば図１に示されるパケット１の内部包装材４
、図１のパケット１の外部包装材８若しくはラベル９、図２のパケット１の１枚
の包装材１３及び図３のパケット１のフレーム１２を形成するために使用される
。

【００４０】 さらに、ロール３３は、図５に示されるカートンサイズの軟性包装物１８のた
め、また実際には、いかなる性質であっても図１〜図５に示される包装物２０の
いずれにも適用可能な透明保護外装材１９を調製するための、外装材１６を用意
するために使用可能である。

【００４１】 同様に、異なる種類の包装物２０の製造に使用される関連機械に適用される場
合は、ロール３３は、上述の付加的な包装要素を構成する収入印紙１４又はクー
ポン１５の適用に使用可能である。

【００４２】 図７の実施例において、図６に示された実施例と同様に、包装材料のストリッ
プ３５は、予め定めた送り通路２２に沿って第１操作ステーション２３に向けて
進ませられる。データを記録可能な磁性リボン２５（図７の実施例では４つ）も
また、送り通路２２及び２４を横切って伸びる共通軸線２７の回りを回転可能な
それぞれのロール２６から巻戻されて、予め定めた第２の送り通路２４に沿って
第１操作ステーション２３に向かう。

【００４３】 図６の実施例に関する既述の方法にて磁性リボン２５の細片２８をストリップ
３５に適用するステップに続いて、ストリップ３５は、適切に配置された磁性リ
ボン２５の細片２８とともに、第２操作ステーション３６に向けて進ませられる
。ストリップ３５は、第２操作ステーション３６において、シート３７を連続的
に形成するような、第１送り通路２２を実質的に横切る方向Ｄ２に沿ってなされ
る切断によって、周期的に分割される。シート３７は、複数の軸線４０の回りを
回転可能な一対のダイローラー３９を有する第３操作ステーション３８内に送ら
れる。一対のダイローラー３９は、ストリップ３５を伴う第１送り通路２２の両
面上に１つずつ配置される。第３操作ステーション３８は、複数のブランク材４
１を各々のシート３７から切断するために役立ち、各々のブランク材４１は、磁
性リボン２５のそれぞれの細片２８を備える。

【００４４】 次にブランク材４１は、上述のロール３３の場合は一時的蓄積装置３４の提供
に役立つスタック４２に配列される。

【００４５】 このようにして得られたダイカットブランク材４１からなるスタック４２は、
タバコ製品のための上述の包装物２０が製造される機械の送り装置に供給される
。

【００４６】 ブランク材４１を用意する異なる方法においては、切断されたシート３７は、
第３操作ステーション３８を通されるよりもむしろ、図示されていない操作ステ
ーションに移送されて、グループとして一方を他方の上に配置されていく（図示
されていない）ことができ、次に通常の１つの操作で打ち抜かれて、所定の数の
スタック４２が同時に作製されることができる。

【００４７】 ストリップ３５から作製された個別のブランク材４１からなるスタック４２は
、上述の包装物２０が製造される機械に移送され、また、ストリップ３５を構成
する包装材料の種類によって、特有の包装要素（例えば図３に示されるパケット
１の外部包装材８、又は図４に示される剛性カートン１７の外装材１６）を形成
するために使用される。

【００４８】 図８の実施例においては、本発明に係る方法は、第１操作ステーション２３に
おいて、複数の磁性リボン２５を、上述の複数の予め定めた領域２９に沿って連
続的に伸びるとともに送り通路２２を横切る方向に等間隔Ｔで配置されるように
、包装材料２１又は３５に適用することを有する。

【００４９】 この特殊な場合においては、磁性リボン２５は連続するストライプ４４として
適用される。

【００５０】 さらに図８において、第２操作ステーション４５は、上述の複数のストリップ
３１を作製するために、磁性リボン２５の連続するストライプ４４を有するスト
リップ材料２１が従うＤ１方向に沿う長手方向の切断を行うだけでなく、各々の
ストリップ３１を複数の離散的シート４６に連続的に分割することに役立つよう
な、横断方向Ｄ２に沿う周期的な横断方向の切断も行う。適切な種類の材料から
得られる複数のシート４６は、例えば収入印紙１４として役立つことができる。
上述の実施例と同様の方法においては、複数のシート４６は、一時的蓄積装置３
４として役立つスタック４７に配列され、スタック４７は、タバコ製品のための
上述の包装物２０を製造する機械の送り装置に供給される。

【００５１】 図６及び図７の実施例と同様に、磁性リボン２５は、連続するストライプ４４
に適用可能である。

【００５２】 当然、一時的蓄積装置３４がロール３３を有する図６の実施例においては、第
２操作ステーション３０は、横断方向Ｄ２に沿って作動する通常の種類の切断手
段（図示されていない）を具備する。その切断手段は、巻取りロール３３が選定
された直径に達する度に作動する。

【００５３】 包装材料のストリップ２１及び３５に対する磁性リボン２５の配置は、各々の
実施例におけるそれぞれの特有又は付加的な包装要素上にある磁性リボン２５か
らなる離散的細片２８又は連続するストライプ４４の位置を確認しかつ選定する
ような方法で行われる。

【００５４】 磁性リボンからなる離散的細片２８又は連続するストライプ４４は、包装物が
図１〜図５の異なる実施例においては磁性リボンからなる少なくとも２つの細片
２８を用いて一例として例示されているけれども、特有又は付加的な包装要素の
１つに適用されるだけでもよいことが理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】 明確化のために部分的に切取られた内部包装材及び外部包装材を有するタバコ
製品用の軟性パケットの概略斜視図である。

【図２】 １つのシート材料を有するタバコ製品用の軟性パケットの概略斜視図である。

【図３】 ヒンジ式の蓋を有するタバコ製品用の剛性パケットを、明確化のために外部包
装材が部分的に切取られた状態で示した概略斜視図である。

【図４】 剛性のカートン包装物の概略斜視図である。

【図５】 軟性のカートン包装物の概略斜視図である。

【図６】 タバコ製品包装物の製造に使用される包装材料を用意するための包装ラインの
第１の実施形態の一部の概略斜視図である。

【図７】 タバコ製品包装物の製造に使用される包装材料を用意するための包装ラインの
第２の実施形態の一部の概略斜視図である。

【図８】 図６及び図７に示すような包装材料を用意するための包装ラインの選択的な実
施形態の一部の概略斜視図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ， ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ベルティネリ，イメルデ イタリア国，イ−40133 ボローニャ，ビ ア マルツァボット 11 Ｆターム(参考） 3E043 AA01 AA02 BA11 BA12 3E062 AA01 AB20 AC02 AC05 DA07 DA08 3E068 AA21 AB04 BB06 BB08 BB12 CC04 CD01 CE02 CE03 DD17 DE11 DE13 EE17 EE25 EE28

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各々の包装物（２０）が少なくとも１つの特有の包装要素（
   ４、８、１２、１３、１６、１９）を有するタバコ製品用包装物の製造に使用さ
   れる包装材料を用意する方法において、 包装材料（２１、３５）を予め定めた送り通路（２２）に沿って第１の定めら
   れた方向（Ｄ１）に向けて第１操作ステーション（２３）に進めるステップと、
   前記第１操作ステーション（２３）において、前記包装材料（２１）が有する複
   数の予め定めた領域（２９）のそれぞれに、磁性を有しデータを保持できる媒体
   （２５）を適用するステップと、前記磁性を有する媒体（２５）を備える前記包
   装材料（２１）を第２操作ステーション（３０）に進めるステップと、前記第２
   操作ステーション（３０）にある前記包装材料（２１）を、タバコ製品用の前記
   包装物（２０）を製造するそれぞれの機械において使用可能であるようなそれぞ
   れの一時的蓄積装置（３４）内に配列するステップとを有することを特徴とし、
   前記各々の包装物（２０）は、前記一時的蓄積装置（３４）から得られる特有の
   包装要素を有し、前記特有の包装要素は、データを保持可能な磁性を有する少な
   くとも１つの媒体（２５）を具備することを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 前記配列ステップに関連して、前記包装材料（２１）を、前
   記送り通路（２２）に平行な第１方向（Ｄ１）に沿って、前記磁性を有する媒体
   （２５）が適用される前記複数の予め定めた領域（２９）を各々が提供する少な
   くとも２つのストリップ（３１）が作製されるように切断するステップと、その
   後に各々のストリップ（３１）を、一時的蓄積装置（３４）を構成する関連する
   ロール（３３）に再巻取りするステップとを具備する請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 前記配列ステップに関連して、前記包装材料を、前記送り通
   路（２２）に平行な第１方向（Ｄ１）に沿って、少なくとも２つのストリップ（
   ３１）に分割するように切断するステップと、前記磁性を有する媒体（２５）が
   適用される前記複数の予め定めた領域（２９）を各々が提供する前記包装材料（
   ２１、３５）の複数のシート（４６）を作製するために、前記第１方向（Ｄ１）
   を横切る第２方向（Ｄ２）に沿ってさらに切断するステップと、その後に前記複
   数のシート（４６）を、各々が一時的蓄積装置（３４）を構成する関連する複数
   のスタック（４７）内に集積するステップとを具備する請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記配列するステップに関連して、前記予め定めた送り通路
   （２２）に沿って進む前記包装材料（２１、３５）が従う前記第１方向（Ｄ１）
   を横切る第２方向（Ｄ２）に沿って前記材料を切断して複数のシート（３７）に
   分割するステップと、前記磁性を有する媒体（２５）が適用される前記複数の予
   め定めた領域（２９）を各々が提供する複数のブランク材（４１）を作製するた
   めに前記複数のシート（３７）を次にダイカットするステップと、その後に前記
   複数のブランク材（４１）を、各々が一時的蓄積装置（３４）を構成する関連す
   る複数のスタック（４２）内に集積するステップとを具備する請求項１に記載の
   方法。
5. 【請求項５】 前記配列するステップに関連して、同一の材料からなる複数
   のシート（３７）を作製するために、前記予め定めた送り通路（２２）に沿って
   進む前記包装材料（２１、３５）が従う前記第１方向（Ｄ１）を横切る第２方向
   （Ｄ２）に沿って切断するステップと、前記磁性を有する媒体（２５）が適用さ
   れる前記複数の予め定めた領域（２９）を各々が提供する複数のブランク材（４
   １）の複数のスタック（４２）を作製するためにグループとして一方が他方の上
   に配置された前記複数のシート（３７）をダイカットするステップとを具備する
   請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記磁性を有する媒体（２５）は、データを保持可能な磁性
   リボン材料（２５）からなる連続するストライプ（４４）を構成し、前記包装材
   料（２１、３５）に沿って連続的に伸びる複数の予め定めた領域（２９）に適用
   される請求項１に記載の方法。
7. 【請求項７】 前記磁性を有する媒体（２５）は、データを保持可能な磁性
   リボン材料からなる離散的な細片（２８）を構成し、複数の予め定めた領域（２
   ９）に適用されて、前記包装材料（２１、３５）に沿って予め定めたピッチ（ｐ
   ）だけ離れて断続的に配置される請求項１に記載の方法。
8. 【請求項８】 各々の包装物（２０）は少なくとも２つの特有の包装要素を
   有し、該少なくとも２つの特有の包装要素の少なくとも１つは、対応する一時的
   蓄積装置（３４）から得られ、かつデータを保持可能な磁性を有する少なくとも
   １つの媒体（２５）を具備する請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
9. 【請求項９】 前記包装物（２０）は２つの特有の包装要素を有し、該２つ
   の特有の包装要素の一方は内部包装材（４）を構成し、他方は、ヒンジ式の蓋と
   不撓性のフレーム（１２）を構成する第３の特有の包装要素とを備えた剛性の外
   部包装材（８）を構成し、前記２つの特有の包装要素は、対応する一時的蓄積装
   置（３４）から得られ、データを保持可能な磁性を有する少なくとも１つの媒体
   （２５）を具備する及び請求項８に記載の方法。
10. 【請求項１０】 各々の包装物（２０）は、少なくとも２つの特有の包装要
    素及び少なくとも１つの付加的な包装構成要素（１４、１５）を有し、前記付加
    的な包装構成要素（１４、１５）は、対応する一時的蓄積装置（３４）から得ら
    れ、データを保持可能な磁性を有する少なくとも１つの媒体（２５）を具備する
    請求項８又は９に記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記付加的な包装構成要素（１４）が収入印紙である請求
    項１０に記載の方法。
12. 【請求項１２】 前記付加的な包装構成要素（１５）がインサート又はクー
    ポンである請求項１０に記載の方法。