JP2003306919A - 道床面などの洗浄車両 - Google Patents

道床面などの洗浄車両

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JP2003306919A JP2002111303A JP2002111303A JP2003306919A JP 2003306919 A JP2003306919 A JP 2003306919A JP 2002111303 A JP2002111303 A JP 2002111303A JP 2002111303 A JP2002111303 A JP 2002111303A JP 2003306919 A JP2003306919 A JP 2003306919A
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Norihiko Ogasawara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道用車両が走行する軌道面内道床などを高
圧水ジェットなどで洗浄、清掃する洗浄車両を提供す
る。 【解決手段】 洗浄車両のシャシーから下向きに突き出
す配置でブラストノズルが設置され、ブラストノズルを
所定大きさの半径で旋回又は往復回転させる支持及び駆
動手段が設置されている。シャシーの上には、洗浄に必
要な水を収容するタンクと、硬い微粒状の重炭酸ナトリ
ウムを収容するホッパーと、ブラストノズルに高圧水を
供給する手段、並びに高圧水に重炭酸ナトリウムを混入
させる手段、及び発電機その他の動力装置が設置されて
いる。ブラストノズルから重炭酸ナトリウムを混入させ
た高圧水ジェットを道床面に噴射して、道床面をショッ
トブラスト効果を伴って洗浄、清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として軌道用
車両が走行する軌道面内道床を、また必要に応じて道路
のトンネルや地下鉄などの側壁面や天井面などを高圧水
ジェットなどで洗浄、清掃する洗浄車両の技術分野に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道用車両が走行する軌道面内の
道床は、軌道用車両が走行中に落とす油脂分など、およ
びブレーキをかけたりした際に車輪とブレーキシュー、
或いは車輪とレールがこすれて発生する金属粉の酸化な
どによって黒く汚れてくることが関係者の悩みの種であ
る。
【0003】そのため、前記軌道用車両が走行する軌道
面内の道床を清掃、洗浄する種々の清掃(洗浄)車両が
開発されている。例えば、特開平7−127027号公
報に記載された「道床清掃装置」の発明、或いは特開平
8−338012号公報に記載された「鉄道線路清掃用
機械装置」の発明等が公知である。
【0004】前記公知の清掃車両は、いずれも軌道上を
走行する形式であり、清掃用ブラシを回転させて、或い
はブラシの回転に洗浄水の噴射を組み合わせて清掃、洗
浄する構成である。
【0005】なお、しつこい汚れの洗浄、清掃の手段と
して、水溶性の重炭酸ナトリウムを硬い微粒状粉末とし
て噴射することにより、所謂ショットブラスト効果で洗
浄、清掃の効果を上げる技術も、例えば特公平6−69
668号(特許第1943329号)公報或いは特開平
8−168729号公報などに開示されて公知に属す
る。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】従来公知の上述した
清掃車両は、主に清掃用ブラシを回転させて清掃する構
成であるから、清掃作業時には猛烈にほこりや水しぶき
を巻き上げ、或いは小石などを跳ね飛ばす等して作業場
周辺の環境を悪化させる。したがって、人が多い駅の近
くでは使用できないし、現場の作業員の安全性と健康上
に甚だ宜しくない。そして、巻き上げたほこりが完全に
沈静化し、或いは跳ね上げた小石などを元に戻す処理を
終えるまでの間は、再使用の原状復帰ができないという
問題もあり、その分だけ清掃の所要時間が長引くという
問題点も大きい。また、ブラシを回転させる関係上、道
床が粒径が小さい採石などを敷き詰めて構成されている
場合には使用が難しい。主にコンクリート製の道床(コ
ンクリート直結軌道、スラブ軌道)にしか適用できない
という問題点もある。
【0007】その上、道路のトンネルや地下鉄のように
トンネル構造となっている場合に、トンネル内壁面が煤
けて汚れても、上記の清掃車両の構成と機能では、前記
トンネル内壁面まで清掃、洗浄することができない。
【0008】本発明の目的は、回転ブラシなどは一切使
用せず、基本的に高圧水ジェットによる洗浄を行う構成
であり、特に油脂分や金属粉などの酸化によって黒く汚
れた道床面は、その洗浄、剥離を促進して事後は水に溶
けて後処理を必要とせず、人体に安全で無公害である水
溶性の洗浄剤又は剥離剤を高圧水ジェットに混入してし
つこい汚れを効率よく綺麗に清掃、洗浄する、洗浄車両
を提供することである。
【0009】本発明の次の目的は、道床面のみならず、
道路や地下鉄におけるトンネル内の壁面等の清掃、洗浄
も並行して行うことができる洗浄車両を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1記載の発明に係る道
床面などの洗浄車両は、洗浄車両のシャシーから下向き
に突き出す配置でブラストノズルが設置され、前記ブラ
ストノズルを所定大きさの半径で旋回又は往復回転させ
る支持及び駆動手段が設置されており、前記シャシーの
上には、少なくとも洗浄に必要な水を収容するタンク
と、硬い微粒状の重炭酸ナトリウムを収容するホッパー
と、上記ブラストノズルに高圧水を供給する手段、並び
に前記高圧水に重炭酸ナトリウムを混入させる手段、及
び発電機その他の動力装置が設置されており、前記ブラ
ストノズルから重炭酸ナトリウムを混入させた高圧水ジ
ェットを道床面に噴射して、道床面をショットブラスト
効果を伴って洗浄、清掃することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
た発明に係る道床面などの洗浄車両において、洗浄車両
は、レール等の軌道上を自装備の走行駆動手段により自
力走行する軌道式車両として構成されていることを特徴
とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載した発明に係る道床面などの洗浄車両において、重
炭酸ナトリウムは、粒径が200マイクロメートル程
度、モース硬度が2.5程度とされ、コンプレッサの高
圧空気によりブラストノズルの近傍位置にて高圧水へ混
入させることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか一に記載した発明に係る道床面などの洗浄車両に
おいて、洗浄車両のシャシー上には、車両の走行方向と
ほぼ直角な面に沿って横向きに配置され上下方向へ一定
の角度で往復回転してトンネル側壁面などを洗浄する側
壁用ブラストノズル、及び同車両の走行方向とほぼ垂直
な面に沿って上向きに配置され左右方向へ一定の角度で
往復回転してトンネル天井面などを洗浄する天井用ブラ
ストノズルが設置されていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか一に記載した発明に係る道床面などの洗浄車両に
おいて、洗浄車両には、トンネル側壁や天井、或いは道
床面の障害物等を検出するセンサーが装備されており、
前記側壁用ブラストノズル、天井用ブラストノズル、道
床面洗浄用ブラストノズルは、それぞれ前記検出センサ
ーの検出信号に基づいて洗浄動作が制御されることを特
徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか一に記載した発明に係る道床面などの洗浄車両に
おいて、洗浄車両の左右側面の少なくとも一側から下向
きに突き出す配置で、道床面洗浄用ブラストノズルの洗
浄幅を拡幅する道床面洗浄拡幅用ブラストノズルが設置
され、前記道床面洗浄拡幅用ブラストノズルを、一定の
角度まで往復回転させる支持及び駆動手段が設置されて
おり、道床面の幅に応じて道床面洗浄拡幅用ブラストノ
ズルを併用して、前記道床面洗浄用ブラストノズルの洗
浄幅を拡幅することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか一に記載した発明に係る道床面などの洗浄車両に
おいて、洗浄車両には、同車両の底面から下向きの軌道
下部洗浄用ブラストノズル、架線洗浄用ブラストノズ
ル、道床の中央溝および側溝洗浄用ブラストノズルが設
置されていることを特徴とする。
【0017】
【本発明の実施形態及び実施例】以下に、本発明の実施
形態を、図面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図5は、本発明に係る道床面などの
洗浄車両を、レール1の軌道上を自装備の走行駆動手段
により自力走行する軌道式車両として構成した実施形態
を示している(請求項2記載の発明)。そのため、前記
洗浄車両の車輪は、軌道用車輪2として構成されてい
る。なお、前記軌道用車輪2と共通の車軸には、図4等
に示したように、軌道用車輪2の外側に広軌道用軌道車
輪2’が設けられている。狭軌道のみならず、広軌道に
もそのまま適用可能とするためである。
【0019】この洗浄車両は、作業現場までは図示を省
略したモーターカー等により高速で牽引される。作業現
場到着後は、前記走行駆動手段により自力走行して洗
浄、清掃の作業をする。そのため、前記洗浄車両の特定
の車輪2は、走行駆動手段である走行モータ20と連結
されている。この走行モータ20には、後述するディー
ゼルエンジンで駆動される発電機から電源が供給され自
力走行する構成とされている。なお、図示例の洗浄車両
は、作業員の遠隔操作により無人走行する構成とされて
いる。即ち、図示を省略したが、作業現場から少し離れ
た作業員が遠隔操作する操縦装置から制御信号が送信さ
れ、同制御信号を車両側のコントローラが受信して、走
行モータ20の走行制御、及び洗浄車両の下記する各洗
浄機構を制御する構成とされている。もっとも、洗浄車
両に運転席を設けて有人走行する構成で実施することも
できる。
【0020】前記洗浄車両には、シャシー3から下向き
に突き出す配置で2基のブラストノズル12、12が横
並びに設置されている。各ブラストノズル12は、下向
きにYの字形状に二股に分かれた形態である。その中央
上部の回転軸部12aが、洗浄車両のシャシー3の前端
部分において、垂直方向へ上下動可能に支持されたスイ
ベルジョイント機構部14に支持されている。
【0021】具体的には、前記シャシー3上の前端部
に、垂直方向へ上下動する2基のジャッキ21、21が
横並びに設けられている。各ジャッキ21を支持手段と
してスイベルジョイント機構部14が上下動可能に支持
され、ジャッキ21の作動により各ブラストノズル12
が、垂直方向に昇降する構成とされている。そして、図
示することを省略したセンサーが、道床面に前記ブラス
トノズル12の進行及び作動状態に支障をきたす障害物
の有無を検出するように設置されている。前記センサー
が障害物などを検出すると、直ちに検出信号が駆動制御
部13のジャッキ用コントローラに送信され、同ジャッ
キ用コントローラがジャッキ21を駆動制御して、ブラ
ストノズル12を急速に引き上げて障害物を避ける(請
求項5記載の発明)。したがって、前記ブラストノズル
12が障害物に接触し、損傷することを防ぐことができ
る。
【0022】前記スイベルジョイント機構部14には、
ブラストノズル12を所定大きさの半径で旋回させる回
転モータ(図示省略)が設置されており、この回転モー
タの駆動によってブラストノズル12が回転又は旋回す
る構成とされている。
【0023】前記二股に分かれたブラストノズル12の
先端部12d、12dは、図3に示すように、その回転
中心Oからの半径RとLとに大小差があり、内外二重の
同心円を描いて回転する。したがって、ブラストノズル
12の先端部12d、12dが噴射する高圧水ジェット
は一部重複して洗浄面を形成し、確実に強力な洗浄、清
掃の効果を実現するように構成されている。一例とし
て、前記半径Rは650mm、Lは500mmであり、差寸
の約150mm幅で高圧水ジェットが洗浄面へ重複して噴
射するように構成され、1基のブラストノズル12が一
回転する間に、洗浄車両が150mm前進(又は後進)す
る条件で運転されると、道床面は洗浄車両の走行方向に
最大1300mmの洗浄幅で洗浄、清掃を前後2回にわた
り重複して確実に行うことになる。また、図2に示した
ように横並びに設置した2基の二股状ブラストノズル1
2、12によれば、最大2600mmの洗浄幅(横幅)で
道床面の洗浄、清掃作業を連続的に行うことができるの
である。
【0024】シャシー3上には、洗浄に必要な量の水
(例えば、2時間の作業を目安として17.5キロリッ
トル程度)を収容する前後2基のタンク4、4と、粒径
が200マイクロメートル程度、モース硬度が2.5程
度とされた硬い微粒状の重炭酸ナトリウムを収容するホ
ッパー5と、上記ブラストノズル12に高圧水を供給す
る手段としてのプランジャポンプ8、並びに前記高圧水
に重炭酸ナトリウムを混入させる手段としてのコンプレ
ッサ9、及び前記コンプレッサ9等に電源を供給する発
電機6、そして、前記発電機6及びプランジャポンプ8
を駆動する動力装置としてのディーゼルエンジン7など
が、防塵、防水用並びに静音化のカバーケース10に覆
われて設置されている。シャシー3上の前後2基のタン
ク4、4は、各々に収容した水を共通に使用できるよう
に、複数本の連通管11…で相互に接続されている。
【0025】図3に基づいてブラストノズル12の働き
を更に詳細に説明する。先ずディーゼルエンジン7で駆
動されたプランジャポンプ8が、タンク4から洗浄用の
水を吸い込み、コントローラ15で設定した圧力(17
〜20Mpa程度)と流量(40〜45L/min程
度)で吐き出し、スイベルジョイント機構部14を通じ
てブラストノズル12の先端部(ノズル)12dから噴
射させる。一方、発電機6の発電力で駆動されるコンプ
レッサ9で発生した高圧空気は、やはりコントローラ1
6で設定した圧力(8〜10Mpa程度)と流量(80
L/min程度)で送り出され、途中の重炭酸ナトリウ
ムを収容したホッパー5の出口に設けられた分配器17
を通過させることにより、同分配器17で設定した量
(0.5〜1kg/min程度)の重炭酸ナトリウムを
吸い込んで搬送し、やはりスイベルジョイント機構部1
4を通じてブラストノズル12のエアーホース12e
で、ブラストノズル12の先端部(ノズル)12dの近
傍に設けられた混合器12cへ供給し、重炭酸ナトリウ
ムは高圧空気と共に強制的に高圧水の中へ混入され、ブ
ラストノズル12の先端部(ノズル)12dから道床面
に噴射される(請求項3記載の発明)。
【0026】上記2基のブラストノズル12、12が設
置された洗浄車両は、上述の走行モータ20で軌道上を
自力走行しながら、2基のブラストノズル12、12を
回転させて、硬い微粒状の重炭酸ナトリウムを混入させ
た高圧水ジェットを道床面に噴射し、道床面をショット
ブラスト効果を伴って洗浄、清掃する。一例として、前
記洗浄車両は100m/hで走行させ、上記構成の2基
のブラストノズル12、12を10〜30rpmで回転
させた場合、洗浄能力は毎分当たり3.6mに及ぶ。
もちろん、道床面の汚れ具合等により、前記洗浄車両の
走行速度、及び2基のブラストノズル12、12から噴
射される高圧水ジェットの圧力、重炭酸ナトリウムの混
合量等が制御される。
【0027】上記のショットブラスト効果については、
建機車両の泥落としやグリース落とし、頑固な油汚れの
厨房機器や厨房床の洗浄、或いはコンクリート壁面のペ
イント落としや落書き落とし、車両のエンジンルームの
油落としなどに優れた効果のあることが既に実証されて
いる。よって、本発明が目的とする軌道車両が落とした
油脂分や金属粉などの酸化によって黒く汚れた道床面の
洗浄、清掃に効果のあることは明白である。
【0028】したがって、従来のように回転ブラシなど
を一切使用することなく、道床面の油脂分や金属粉など
の酸化で黒く汚れたしつこい汚れを、高圧水ジェットの
みで確実に洗浄、清掃することができる。そのため、洗
浄作業中に猛烈なほこりを巻き上げたり、道床面に敷き
詰めた小石等を跳ね飛ばすことが無く、作業場環境の健
全化を図ることができる。
【0029】また、小石等を跳ね飛ばすことがないの
で、洗浄後の後処理の必要性はない。しかも、前記重炭
酸ナトリウムは、水溶性のため、使用後には時間の経過
と共に水に溶けて消失する。その水はPHが8.0〜
8.5程度の弱アルカリ性であるから廃水基準をクリア
しており、やはり後処理の必要性はなく、公害問題が生
じる懸念もないのである。
【0030】洗浄車両には、2基のブラストノズル1
2、12より少し後方位置に、同車両の左側面から下向
きに突き出す配置で、前記2基のブラストノズル12、
12の洗浄幅を拡幅する道床面洗浄拡幅用ブラストノズ
ル22(以下、拡幅用ブラストノズル22という。)が
設置されている。図示した拡幅用ブラストノズル22
は、形状こそクランク形の片腕式であるが、構造原理は
図3のブラストノズル12と略同様である。即ち、重炭
酸ナトリウムが、コンプレッサ9の高圧空気により拡幅
用ブラストノズル22の近傍位置にて高圧水へ混入さ
れ、同重炭酸ナトリウムが混入された高圧水ジェットを
道床面に噴射して、道床面をショットブラスト効果を伴
って洗浄、清掃する構成とされている。
【0031】前記クランク形状の拡幅用ブラストノズル
22の上端部は、ジャッキ24で上下動可能に支持され
たスイベルジョイント機構部23に一定の角度まで往復
回転できるように支持されている。
【0032】具体的には、前記シャシー3上の左前方部
に、垂直方向へ上下動するジャッキ24が設けられてい
る。このジャッキ24を支持手段としてスイベルジョイ
ント機構部23が支持され、ジャッキ24の作動により
スイベルジョイント機構部23に支持された拡幅用ブラ
ストノズル22が、垂直方向へ昇降する構成とされてい
る。もちろん、前記ジャッキ24は、上述のジャッキ2
1と同様に、洗浄車両に設けられたセンサーの障害物の
検出信号に基づいて制御される。そのため、前記拡幅用
ブラストノズル22が障害物と接触し、損傷することを
防ぐことができる。
【0033】前記スイベルジョイント機構部23には、
拡幅用ブラストノズル22を所定大きさの半径で旋回さ
せる回転モータ(図示省略)が設けられている。この回
転モータの駆動によって、拡幅用ブラストノズル22
は、道床面の幅に応じて回転し、道床面の洗浄幅を拡幅
する(請求項6記載の発明)。一例として、旋回半径が
約500mmの拡幅用ブラストノズル22が、上記2基の
ブラストノズル12、12と共に併用されると、最大約
3100mmの幅で道床面を洗浄、清掃することができ
る。
【0034】洗浄車両におけるシャシー3の中央部位、
更に詳しくは上記発電機6やディーゼルエンジン7その
他を収納した防塵、防水用のカバーケース10の前面位
置に、図5に概略構成を示したように、前記洗浄車両の
走行方向とほぼ直角な面に沿って横向きに配置され上下
方向へ一定の角度α(約110°)で往復回転してトン
ネル30の側壁面30aを洗浄する側壁用ブラストノズ
ル31、31が設置されている。前記ブラストノズル3
1、31は、カバーケース10の中に設けられた駆動部
34、34から前方へ水平に突き出されたスイベルジョ
イント機構部32、32にそれぞれ支持され、まるで車
両のワイパーの如く往復回転する構成で左右に2基設置
されている。
【0035】また、洗浄車両におけるシャシー3の後端
位置にも、図6に概略構成を示したように、前記洗浄車
両の走行方向とほぼ垂直な面に沿って上向きに配置され
左右方向へ一定の角度β(約105°)で往復回転して
トンネル30の天井面30bを洗浄する天井用ブラスト
ノズル42が設置されている。前記ブラストノズル42
は、シャシー3上に設けられた駆動部40から後方へ水
平に突き出されたスイベルジョイント機構部41に連結
され、やはり車両のワイパーの如く往復回転する構成で
設置されている(請求項4記載の発明)。
【0036】なお、前記スイベルジョイント機構部3
2、41には、それぞれ制御モータ(図示省略)が設置
されている。即ち、前記制御モータの駆動により側壁用
ブラストノズル31、及び天井用ブラストノズル42が
往復回転する構成とされている。
【0037】よって、この洗浄車両は、道床面を洗浄、
清掃するだけでなく、トンネル30の側壁面30a、天
井面30bも同時に並行して洗浄、清掃することができ
る。したがって、作業効率に優れ、作業時間を短縮する
ことができる。なお、前記側壁用ブラストノズル31、
及び天井用ブラストノズル42は、トンネル内面のあま
り汚れていない汚れ落としを考慮して、原則として高圧
水ジェットのみを噴射する構成とされている。
【0038】前記側壁用ブラストノズル31、及び天井
用ブラストノズル42の洗浄動作も、当然のことなが
ら、洗浄車両に装備された側壁、天井を検出する各種の
センサー(図示省略)の検出信号に基づいて制御される
(請求項5記載の発明)。したがって、側壁面の切れ
目、例えば駅のホーム等に洗浄車両が差し掛かっても、
確実にトンネル30の側壁面30aを洗浄する高圧水ジ
ェットを止めることができ、駅のホーム等が水に浸され
ることはない。
【0039】前記洗浄車両には、上記した各ノズルの他
に、図4及び図6に示したように、同車両の底面から下
向きの軌道(レール)下部洗浄用ブラストノズル50、
架線洗浄用ブラストノズル51、道床の中央溝60及び
側溝61の洗浄用ブラストノズル52、53なども設置
されている(請求項7記載の発明)。
【0040】よって、この洗浄車両は、道床面の外、軌
道下部、架線部分、あるいは道床の中央溝60および側
溝61等も同時に並行して洗浄、清掃することができ
る。なお、前記軌道下部洗浄用ブラストノズル50等
も、上記の側壁用ブラストノズル31等と同様に、高圧
水ジェットのみを噴射する。
【0041】上記構成の洗浄車両は、硬い微粒状の重炭
酸ナトリウムが混入された高圧水ジェットを道床面に噴
射して、同道床面の油脂分や金属粉などの酸化によるし
つこい汚れを所謂ショットブラスト効果を伴って確実に
洗浄、清掃することができるし、また、作業場環境の健
全化を図ることができる。
【0042】また、道床面のみならず、トンネル内面、
及び軌道(レール)の下部や架線の下部、さらには道床
の中央溝、側溝なども同時に並行して洗浄、清掃するこ
とができるので、作業効率に優れ、作業時間を短縮する
ことができる。
【0043】なお、前記洗浄車両には、前方及び後方を
照らす照明装置70が設けられている。
【0044】高圧水ジェットの圧力は、道床面の汚れ具
合などに応じて適宜変更される。また、道床面の幅に応
じて異なる半径R及びLのブラストノズルが用いられ
る。
【0045】洗浄車両におけるブラストノズル12に高
圧水を供給する手段としてのプランジャポンプ8、並び
に前記高圧水に重炭酸ナトリウムを混入させる手段とし
てのコンプレッサ9、及び前記コンプレッサ9等に電源
を供給する発電機6、そして、前記発電機6及びプラン
ジャポンプ8を駆動する動力装置としてのディーゼルエ
ンジン7などは、上記の構成に限らない。即ち、各ブラ
ストノズルに高圧水を供給することができ、特に道床面
を洗浄するブラストノズル12、22には、重炭酸ナト
リウムを混入した高圧水を供給することができる構成で
あれば良い。
【0046】上記実施形態では、道床面洗浄用ブラスト
ノズル12と拡幅用ブラストノズル22との高圧水にの
み重炭酸ナトリウムを混入するが、この限りではない。
前記側壁用ブラストノズル31や天井用ブラストノズル
42その他のブラストノズル50等の高圧水に重炭酸ナ
トリウムを混入しても良い。
【0047】上記実施形態では、洗浄車両が軌道式車両
として構成されているが、これに限らない。即ち、路面
(一般道及び高速道など)を走行するタイヤ式洗浄車両
として構成し実施することもできる。
【0048】
【本発明が奏する効果】請求項1〜7に記載した発明に
係る道床面などの洗浄車両は、硬い微粒状の重炭酸ナト
リウムが混入された高圧水ジェットを道床面に噴射し
て、同道床面の油脂分や金属粉などの酸化によるしつこ
い汚れを所謂ショットブラスト効果を伴って確実に洗
浄、清掃することができ、作業場環境の健全化を図るこ
とができる。
【0049】また、洗浄後の後処理の必要もない。即
ち、前記重炭酸ナトリウムは、水溶性のため使用後には
時間の経過と共に水に溶けて消失するからである。その
水はPHが8.0〜8.5程度の弱アルカリ性であるか
ら廃水基準をクリアしており、公害問題が生じる懸念も
ないのである。
【0050】更に、道床面のみならず、トンネル内面、
及び軌道(レール)の下部や架線の下部、さらには道床
の中央溝、側溝なども同時に並行して洗浄、清掃するこ
とができるので、軌道や道路の洗浄、清掃に威力を発揮
し、作業効率に優れ、作業時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道床面などの洗浄車両を示した側
面図である。
【図2】同洗浄車両の平面図である。
【図3】重炭酸ナトリウムが混入された高圧水ジェット
を噴射するブラストノズルの構成説明図である。
【図4】図1の左側面図(洗浄車両の前面図)である。
【図5】図1のV−V線矢視図である。
【図6】図1の右側面図(洗浄車両の後面図)である。
【符号の説明】
1 軌道(レール) 2 軌道車輪 3 シャシー 4 タンク 5 ホッパー 6 発電機 7 ディーゼルエンジン 8 プランジャポンプ 9 コンプレッサ 12 ブラストノズル 14、23、32、41 スイベルジョイント機構部 22 道床面洗浄拡幅用ブラストノズル 30 トンネル 30a トンネル側壁面 30b トンネル天井面 31 側壁用ブラストノズル 42 天井用ブラストノズル 50 軌道下部洗浄用ブラストノズル 51 架線洗浄用ブラストノズル 52 道床の中央溝洗浄用ブラストノズル 53 道床の側溝洗浄用ブラストノズル 60 道床の中央溝 61 道床の側溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八塚 慎二 大阪市東成区深江北2丁目3番21号 有光 工業株式会社内 (72)発明者 正木 烝司 東京都中央区京橋2丁目4番12号 株式会 社泰正内 (72)発明者 小笠原 規彦 東京都中央区京橋2丁目4番12号 株式会 社泰正内 Fターム(参考) 2D026 DA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄車両のシャシーから下向きに突き出す
    配置でブラストノズルが設置され、前記ブラストノズル
    を所定大きさの半径で旋回又は往復回転させる支持及び
    駆動手段が設置されており、 前記シャシーの上には、少なくとも洗浄に必要な水を収
    容するタンクと、硬い微粒状の重炭酸ナトリウムを収容
    するホッパーと、上記ブラストノズルに高圧水を供給す
    る手段、並びに前記高圧水に重炭酸ナトリウムを混入さ
    せる手段、及び発電機その他の動力装置が設置されてお
    り、 前記ブラストノズルから重炭酸ナトリウムを混入させた
    高圧水ジェットを道床面に噴射して、道床面をショット
    ブラスト効果を伴って洗浄、清掃することを特徴とす
    る、道床面などの洗浄車両。
  2. 【請求項2】洗浄車両は、レール等の軌道上を自装備の
    走行駆動手段により自力走行する軌道式車両として構成
    されていることを特徴とする、請求項1に記載した道床
    面などの洗浄車両。
  3. 【請求項3】重炭酸ナトリウムは、粒径が200マイク
    ロメートル程度、モース硬度が2.5程度とされ、コン
    プレッサの高圧空気によりブラストノズルの近傍位置に
    て高圧水へ混入させることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載した道床面などの洗浄車両。
  4. 【請求項4】洗浄車両のシャシー上には、車両の走行方
    向とほぼ直角な面に沿って横向きに配置され上下方向へ
    一定の角度で往復回転してトンネル側壁面などを洗浄す
    る側壁用ブラストノズル、及び同車両の走行方向とほぼ
    垂直な面に沿って上向きに配置され左右方向へ一定の角
    度で往復回転してトンネル天井面などを洗浄する天井用
    ブラストノズルが設置されていることを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれか一に記載した道床面などの洗浄車
    両。
  5. 【請求項5】洗浄車両には、トンネル側壁や天井、或い
    は道床面の障害物等を検出するセンサーが装備されてお
    り、前記側壁用ブラストノズル、天井用ブラストノズ
    ル、道床面洗浄用ブラストノズルは、それぞれ前記検出
    センサーの検出信号に基づいて洗浄動作が制御されるこ
    とを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した
    道床面などの洗浄車両。
  6. 【請求項6】洗浄車両の左右側面の少なくとも一側から
    下向きに突き出す配置で、道床面洗浄用ブラストノズル
    の洗浄幅を拡幅する道床面洗浄拡幅用ブラストノズルが
    設置され、 前記道床面洗浄拡幅用ブラストノズルを、一定の角度ま
    で往復回転させる支持及び駆動手段が設置されており、 道床面の幅に応じて道床面洗浄拡幅用ブラストノズルを
    併用して、前記道床面洗浄用ブラストノズルの洗浄幅を
    拡幅することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一
    に記載した道床面などの洗浄車両。
  7. 【請求項7】洗浄車両には、同車両の底面から下向きの
    軌道下部洗浄用ブラストノズル、架線洗浄用ブラストノ
    ズル、道床の中央溝および側溝洗浄用ブラストノズルが
    設置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいず
    れか一に記載した道床面などの洗浄車両。
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