JP2003276866A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003276866A
JP2003276866A JP2002081498A JP2002081498A JP2003276866A JP 2003276866 A JP2003276866 A JP 2003276866A JP 2002081498 A JP2002081498 A JP 2002081498A JP 2002081498 A JP2002081498 A JP 2002081498A JP 2003276866 A JP2003276866 A JP 2003276866A
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cartridge
cassette
paper
stage
recording sheet
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JP2002081498A
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English (en)
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Atsushi Tachibana
淳 立花
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙交換作業の煩わしさを低減することができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録シートを収納するカセットを収納す
る収納部と、この収納部を覆う状態と開放する状態とに
開閉可能な蓋部材とを有し、カセットから送り出される
記録シートに画像形成を行う画像形成装置において、収
納部内に収納されたカセットを、この一部が収納部から
突出する位置に移動させるカセット排出機構と、収納部
内に収納されたカセット内に記録シートが無くなったこ
とを検出するための記録シート検出手段と、蓋部材が開
放状態にあることを検出するための蓋検出手段と、記録
シート検出手段および蓋検出手段の双方からの検出信号
が入力されたときにカセット排出機構を動作させる制御
手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロール紙やカット紙
等の記録シートに画像形成を行う画像形成装置におい
て、記録シートが無くなったときに新たな記録シートを
容易に補充することができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長尺の用紙をロール状に巻いたものから
用紙(ロール紙)を連続して送り出し、この用紙を画像
形成部に搬送して画像形成を行い、画像形成後に用紙を
所定の長さに切断して排出する装置や、給送ローラ等か
らなる給送機構によりカセット内に収納された用紙束か
ら1枚ずつ用紙(カット紙)を給送して画像形成を行う
装置が、複写機やプリンタをはじめとする多くの画像形
成装置に利用されている。
【0003】ここで、上述した画像形成装置において用
紙の交換はユーザにとって煩わしいものであり、できる
限りスムーズに行いたいものである。そこで、用紙交換
の煩わしさを解消するために、装置本体に複数の用紙収
納部を設け、これらの用紙収納部のうち1つの用紙収納
部において用紙が給紙され尽くした場合には他の用紙収
納部から同じ用紙を自動的に給紙するようにして、用紙
交換の回数を減らすことができる画像形成装置(第1の
従来例)が提案されている。
【0004】一方、紙交換ユニットを装置本体内の奥ま
った位置にロックするロック機構と、このロック機構に
よる紙交換ユニットのロックを解除するロック解除スイ
ッチとを備え、ロック解除スイッチの操作により紙交換
ユニットの一部がを装置本体外に突出する位置まで紙交
換ユニットを移動させる画像形成装置(第2の従来例)
が提案されている。ここで、複数の紙交換ユニットを収
納することができる画像形成装置においては、各紙交換
ユニットに対応したロック解除スイッチが設けられてい
る。
【0005】上述した第2の従来例の画像形成装置にお
いて、紙交換作業を行う場合、まず装置本体に設けられ
た表示部の表示内容、具体的には紙が無くなっている
(空の)紙交換ユニットを示す内容を確認するととも
に、装置本体に設けられた蓋部材を開ける。そして、表
示部の表示内容に基づいて空の紙交換ユニットに対応す
るロック解除スイッチを操作することにより空の紙交換
ユニットを装置本体から飛び出させる。これにより、空
の紙交換ユニットを装置本体から引き出すことができ、
新たな紙交換ユニットを装置本体に収納することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来例のように複数の用紙収納部から順に用紙
を給紙して用紙交換の回数を減らすようにしても、ロー
ル紙を交換したり、カット紙を補充したりするという作
業がなくなるわけではない。
【0007】一方、第2の従来例の画像形成装置であっ
て、装置本体内に複数の紙交換ユニットを収納すること
ができる装置では、複数の紙交換ユニットのうちいずれ
の紙交換ユニットにおいて用紙が無くなっているのかを
いちいち表示部で確認しなければならず面倒である。こ
こで、表示部の表示内容を確認しなければロック解除ス
イッチを誤って操作することにより、用紙が収納された
紙交換ユニットを装置本体から飛び出させてしまう恐れ
がある。
【0008】そこで、本発明は簡単な構成で紙交換作業
をスムーズに行えるようにして使い勝手の良い画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録シートを
収納するカセットを収納する収納部と、この収納部を覆
う状態と開放する状態とに開閉可能な蓋部材とを有し、
カセットから送り出される記録シートに画像形成を行う
画像形成装置において、収納部内に収納されたカセット
を、この一部が収納部から突出する位置に移動させるカ
セット排出機構と、収納部内に収納されたカセット内に
記録シートが無くなったことを検出するための記録シー
ト検出手段と、蓋部材が開放状態にあることを検出する
ための蓋検出手段と、記録シート検出手段および蓋検出
手段の双方からの検出信号が入力されたときに、カセッ
ト排出機構を動作させる制御手段とを有することを特徴
とする。
【0010】すなわち、収納部内に収納されたカセット
内に記録シートが無くなった状態で蓋部材が開かれたと
きにカセット排出機構を動作させてカセットを収納部か
ら突出させるようにすることで、従来技術のように蓋部
材を開けてロック解除スイッチを操作することによりカ
セットを収納部から突出させる場合に比べてロック解除
スイッチの操作を不要としカセット交換時の操作を簡略
化している。これにより、カセット交換の作業をスムー
ズに行うことができ、画像形成装置の使い勝手を良くす
ることができる。
【0011】ここで、複数の収納部それぞれにカセット
が収納されている場合には、蓋部材を開くだけで記録シ
ートの無いカセットだけが収納部から突出するので、使
用者はカセット交換を行う際に従来技術のように記録シ
ートが無くなっているカセットを表示部で確認して、こ
のカセットに対応したロック解除スイッチを操作すると
いった面倒がなくなる。しかも、使用者がロック解除ス
イッチを誤操作することにより、記録シートが収納され
ているカセットを誤って収納部から突出させるといった
不都合を防止することができる。
【0012】なお、カセット内に記録シートが収納され
ているか否かに関わらず、使用者操作によりカセット排
出機構を動作させる操作手段を画像形成装置に設けても
よい。これにより、例えば収納部内に収納されたカセッ
ト内に記録シートが残っている状態において記録シート
のサイズを変更するためにカセットを交換したい場合等
のように使用者の意志によりカセット交換を行いたい場
合に、操作手段を操作することで記録シートが残ってい
るカセットを収納部から突出させてカセット交換を行う
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1から図13を用いて本発明の
一実施形態について説明する。
【0014】図1は本実施形態におけるインクジェット
型プリンタの外観斜視図である。この図は、フロントド
ア1を開き、ロール紙用カートリッジ(以下、カートリ
ッジ)2をプリンタ本体(以下、本体)100に形成さ
れたカートリッジ挿入部100aに挿入しようとしてい
る状態を示している。本実施形態では、カートリッジ挿
入部100aが本体100の上下に設けられている。
【0015】同図において、本体100の上段に設けら
れたカートリッジ挿入部100a(収納部)にはカート
リッジ2(カセット)が奥まった状態で収納されてい
る。また、本体100の下段に設けられたカートリッジ
挿入部100aにはカートリッジ2の一部が挿入されて
いる。
【0016】本実施形態のプリンタは、上下に二段のカ
ートリッジ挿入部100aを備えており、これらのカー
トリッジ挿入部100aの構成はそれぞれ同じ構成とな
っている。フロントドア1(蓋部材)は、回転可能に本
体100に取り付けられており、フロントドア1を開閉
させる場合には取手1aに指をかけて図中矢印A方向に
回転させることにより行う。
【0017】フロントドア1の裏面にはマグネット1b
が設けられており、このマグネット1bはフロントドア
1を閉じた際に本体100に設けられている金属片10
0bと吸着する。マグネット1bおよび金属片100b
の吸着によりフロントドア1の閉じ状態が保持される。
【0018】図2はフロントドア1を閉じた状態におけ
るプリンタの外観斜視図である。ここで、マグネット1
bの磁力に抗してマグネット1bおよび金属板100b
を引き離すことにより、フロントドア1を開くことがで
きる。
【0019】上述したフロントドア1の開閉状態は、本
体100に設けられたドア開閉検知SW3(蓋検出手
段)により検出される。ドア開閉検知SW3は、不図示
のバネにより本体100の外側に付勢されており、フロ
ントドア1が開き状態(図1)にあるとき、ドア開閉検
知SW3の先端部3aは本体100の外部に突出してい
る。一方、フロントドア1を閉じたときには、フロント
ドア1が不図示のバネのバネ力に抗してドア開閉検知S
W3の先端部3aを本体100の内部に押し込む。
【0020】このようにフロントドア1の開閉状態に応
じて、ドア開閉検知SW3が本体100から飛び出した
り、本体100の内部に入り込んだりすることで、所定
の信号が本体100内部に設けられた中央集積回路(以
下CPU、制御手段)に送られる。これにより、CPU
はフロントドア1が開き状態および閉じ状態のうちいず
れの状態にあるかを判別することができる。
【0021】次に、図3および図4を用いてカートリッ
ジ2の構成について説明する。このカートリッジ2は、
略直方体状の箱体で構成されており、この長手直交方向
の断面を対角線で切断することにより形成されるカバー
2aおよびカバー2bを有している。そして、カートリ
ッジ2の内部にはロール紙Pが収納される。ここで、カ
バー2a、2bを開いた状態を図3に示し、カバー2
a、2bを閉じた状態を図4に示す。
【0022】ロール紙Pをカートリッジ2に収納する場
合には、まず図3に示すようにカバー2a、2bを開
き、紙管P1を回転受け2cにセットする。そして、ロ
ール紙Pの先端部P2をカバー2bの側縁部2dに押し
当て、支持線P3を側縁部2dのエッジ部分に合わせて
カバー2aを閉じる。これにより、ロール紙Pの先端部
P2は、図4に示すようにカバー2aおよびカバー2b
で形成されるスリット状の隙間から給紙に最適な量だけ
突出するようになる。
【0023】図5は、本体100において下段側に形成
されたカートリッジ挿入部100aからカートリッジ2
が引き出された状態を示している。
【0024】カートリッジ挿入部100aには、カート
リッジ2をセットするためのカートリッジステージ4が
配置されている。このカートリッジステージ4は、カー
トリッジ2をカートリッジ挿入部100aに出し入れす
る際に、このカートリッジ2を本体100の内外に誘導
する。以下、図6から図10を用いてカートリッジステ
ージ4の構成について詳細に説明する。
【0025】ここで、図6はカートリッジステージ4の
構造およびロック機構の構造を示した外観斜視図であ
る。
【0026】カートリッジステージ4は、この長手方向
に並行して延びる2つの摺動溝4aを有しており、これ
らの摺動溝4aには本体100に設けられた摺動ピン5
が係合している。これにより、カートリッジステージ4
は摺動溝4aおよび摺動ピン5の係合作用により矢印B
方向にのみ移動可能となっている。
【0027】カートリッジステージバネ6は、この一端
がカートリッジステージ4に形成された突起部4bに係
合しているとともに、他端が本体100、具体的にはカ
ートリッジ挿入部100aの挿入口近傍に形成された不
図示の突起部に係合している。
【0028】これにより、カートリッジステージ4はカ
ートリッジステージバネ6によりカートリッジ挿入部1
00aの挿入口側に常に付勢されている。また、カート
リッジステージ4は、摺動ピン5と摺動溝4aの長手方
向端部との当接により移動距離が規制されている。な
お、カートリッジステージ4およびカートリッジステー
ジバネ6により本願請求項に記載のカセット排出機構を
構成する。
【0029】一方、カートリッジステージ4を所定位置
にロックするロック機構は、以下に説明するロックレバ
ー7、ロックレバーバネ8およびプランジャ9から構成
されている。
【0030】ロックレバー7は、軸部7aにおいて回転
可能に本体100に固定されている。ロックレバーバネ
8は、この一端がロックレバー7の一端側に形成された
突起部7bに係合するとともに、他端が本体100に形
成された不図示の突起部に係合している。これにより、
ロックレバー7は、ロックレバーバネ8により図6中時
計方向に付勢される。ここで、ロックレバー7は、本体
100に固定されたストッパーピン10に当接すること
でこれ以上回転することはなく、略水平状態が保たれる
ようになっている。
【0031】プランジャ9は本体100に固定されてお
り、このうち稼働する鉄芯の先端部9aはロックレバー
7の一端側に形成されたピン7dと結合している。プラ
ンジャ9は、CPUの制御により通電が行われることで
先端部9aを吸引し、ロックレバー7をロックレバーバ
ネ8のバネ力に抗して図6中反時計方向に回転させる。
【0032】図7から図10は、カートリッジステージ
4およびロック機構の断面図であり、ロック機構の動作
を説明するための図である。
【0033】ここで、図7はカートリッジステージ4が
ロック機構によりロックされている状態を示している。
ここで、図7中点線で示すようにカートリッジステージ
4上にカートリッジ2が保持されているとき、カートリ
ッジ2は図1(本体100の上段)に示すようにカート
リッジ挿入部100a内に奥まった状態で収納されてい
る。
【0034】このロック状態においては、ロックレバー
7の他端部に形成された爪部7cがカートリッジステー
ジ4の穴部4cに係合しており、カートリッジステージ
4はカートリッジステージバネ6により図中左方向に付
勢された状態でロックレバー7との係合位置に保持され
ている。
【0035】また、カートリッジ2がセットされたカー
トリッジステージ4のロック状態において、カートリッ
ジ2内に収納されたロール紙Pの紙管P1は、本体10
0内に配置された不図示の紙送り機構と結合している。
この紙送り機構は、CPUからの制御信号を受けること
によりカートリッジ2からロール紙Pを送り出す。
【0036】上述したロック状態においてプランジャ9
に通電を行うと、ロックレバー7はプランジャ9の動作
によりロックレバーバネ8に抗して図8中矢印C方向に
回転する。これにより、ロックレバー7の爪部7cとカ
ートリッジステージ4の穴部4cとの係合が外れて、ロ
ック状態が解除される。このときの状態を図8に示す。
【0037】ロック状態が解除されると、カートリッジ
ステージ4はカートリッジステージバネ6のバネ力を受
けることにより、摺動ピン5に規制されながら図8中左
方向にスライドする。ここで、カートリッジステージ4
がスライドし始めた状態を図9に示す。
【0038】カートリッジステージ4は、カートリッジ
ステージバネ6のバネ力が無くなるまで図9中矢印D方
向にスライドし、所定の位置で停止する。このとき、カ
ートリッジステージ4上にセットされたカートリッジ2
は、この一部がカートリッジ挿入部100aの挿入口か
ら突出するようになっている。
【0039】この後、プランジャ9の通電を解除する
と、ロックレバー7はロックレバーバネ8のバネ力を受
けてストッパーピン10に当接することにより略水平状
態を保つようになる。このときのカートリッジステージ
4およびロック機構の状態を図10に示す。
【0040】図10に示す状態において、カートリッジ
2をカートリッジステージ4にセットして図10中矢印
E方向に押し込むと、カートリッジステージ4が図10
中右方向にスライドすることにより、カートリッジステ
ージ4の底面が爪部7cのテーパ面に当接する。カート
リッジステージ4が更にスライドすると、カートリッジ
ステージ4の底面がロックレバー7をロックレバーバネ
8のバネ力に抗して図10中反時計方向に回転させる。
そして、爪部7cがカートリッジステージ4の穴部4c
に係合することにより、カートリッジステージ4は再び
図7に示すロック状態となる。
【0041】図11はカートリッジ2をカートリッジス
テージ4にセットした状態を表した斜視図である。ここ
で、カートリッジステージ4は、この長手方向の両側縁
に突条のガイド部4dが形成されているとともに、突起
部4bと対向する側縁にストッパ4eが形成されてい
る。このため、カートリッジ2はガイド部4dによりカ
ートリッジステージ4の長手方向にガイドされながらス
ライドし、ストッパ4eに突き当たることによりカート
リッジステージ4にセットされる。
【0042】ここで、カートリッジ2の下面には、長手
方向に延びる2本の溝部2eが形成されている。この溝
部2eは、本体100に設けられた摺動ピン5との干渉
を避けるためのものである。
【0043】図12は本実施形態におけるインクジェッ
ト型プリンタの構成を示した概略図である。
【0044】同図において、CPUはプリンタの動作制
御を行う。本体100の上下に収納されたカートリッジ
2から給送されるそれぞれのロール紙Pは、途中までそ
れぞれ独自のパスを通り、印字部11の手前で共通のパ
スを通る。ここで、ロール紙Pはそれぞれのパスに配置
されたローラR1〜R14によりガイドされながら移動
する。
【0045】カートリッジ2から送り出されたロール紙
Pは、印字部11で印字された後、カッタ12により所
定の長さに切断され、図中矢印に示すように本体100
の外部に排出される。
【0046】紙終端検出センサ13(記録シート検出手
段)は、カートリッジ2におけるロール紙Pの排出口近
傍に配置されており、カートリッジ2から給送されるロ
ール紙Pの終端が紙終端検出センサ13を通過した時点
でCPUに所定の信号を出力する。CPUは、紙終端検
出センサ13の出力を受けることによりカートリッジ2
内にロール紙Pが無くなったことを認識する。
【0047】本実施形態のプリンタでは、2つのカート
リッジ2に収納されたロール紙Pのうちいずれのロール
紙Pを用いて画像形成を行うのかをユーザが任意に選択
できるようになっている。また、2つのカートリッジ2
に収納されるロール紙Pの紙質はユーザが任意に選択で
きる。
【0048】次に、上述した構成のプリンタにおいて、
カートリッジ2の装填から交換までの一連の動作につい
て図13に示すフローチャートを用いて説明する。
【0049】ステップ1では、カートリッジ2をカート
リッジ挿入部100aの中に配置されたカートリッジス
テージ4にセットし、この状態でカートリッジ2をカー
トリッジ挿入部100aの奥に押し込む。
【0050】ステップ2において、カートリッジ2(カ
ートリッジステージ4)を所定位置まで押し込むと、ロ
ックレバー7の爪部7cがカートリッジステージ4の穴
部4cに係合し、カートリッジステージ4は所定位置に
ロックされる。このとき、装置100内に配置された不
図示の紙送り機構とカートリッジ2内に収納されたロー
ル紙Pの紙管P1とが結合する。そして、必要に応じて
紙送り機構が駆動することによりカートリッジ2からロ
ール紙Pが給紙されて画像形成が行われる。
【0051】ステップ3において、CPUが紙終端検知
センサ13の出力(紙終端検知センサ13がON状態)
によりカートリッジ2内にロール紙Pが無くなったこと
を検知した場合にはステップ4に進み、検知しない場合
はステップ2に戻る。ステップ4において、CPUがド
ア開閉検知SW3の出力(ドア開閉検知SW3がON状
態)に基づいてフロントドア1が開き状態にあることを
検知した場合にはステップ5に進み、検知しない場合に
はステップ2に戻る。
【0052】ステップ5では、プランジャ9が通電され
るまで待機し、通電されるとステップ6に進む。このと
き、不図示の紙送り機構とカートリッジ2内に収納され
たロール紙Pの紙管P1との結合も解除される。
【0053】ステップ6では、ロックレバー7がロック
レバーバネ8のバネ力に抗して駆動され、カートリッジ
ステージ4のロック状態が解除される。ステップ7にお
いて、カートリッジステージ4がカートリッジステージ
バネ6のバネ力を受けてスライドして所定位置に停止す
ることにより、カートリッジ2はカートリッジ挿入部1
00aから飛び出して、使用者によりカートリッジ交換
が行われるまで待機する。すなわち、使用者は、飛び出
しているカートリッジ2をカートリッジ挿入部100a
から引き出し、ロール紙Pを収納した新たなカートリッ
ジ2をカートリッジ挿入部100aに挿入することによ
り、カートリッジ交換を行うことになる。
【0054】なお、本実施形態では、CPUによりプラ
ンジャ9の通電制御を行っているが、紙終端検知センサ
13およびドア開閉検知SW3がON状態となったとき
にプランジャ9に通電が行われるような構成としてもよ
い。
【0055】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、カートリッジ2内にロール紙Pが無くなっている状
態でフロントドア1が開かれると、ロール紙Pの無い空
のカートリッジ2がカートリッジ挿入部100aから飛
び出すため、スムーズにカートリッジ交換を行うことが
できるとともに、フロントドア1を開けただけで紙切れ
に気付くことができる。すなわち、従来技術(第2の従
来例)では蓋部材(フロントドア)を開けてロック解除
スイッチを操作しなければ紙交換ユニット(カートリッ
ジ)を飛び出させることができないが、本実施形態では
フロントドア1を開けるだけでカートリッジ2が飛び出
るのでカートリッジ交換を行う際の使用者の操作が簡略
化されることになる。
【0056】また、本実施形態のように複数のカートリ
ッジを収納することができる画像形成装置では、フロン
トドア1を開けるだけで空のカートリッジ2だけが飛び
出るため、従来技術のように2つのカートリッジのうち
いずれのカートリッジが空になっているかを表示部の表
示内容でいちいち確認して空のカートリッジに対応した
ロック解除スイッチを操作する必要がなくなる。しか
も、ロック解除スイッチの操作が不要となることで、ロ
ック解除スイッチの誤操作により空でないカートリッジ
2を飛び出させるといった不都合を防止することができ
る。
【0057】さらに、カートリッジ2をカートリッジ挿
入部100aから飛び出させることにより、カートリッ
ジ挿入部100aの奥まった位置にあるカートリッジ2
を使用者が手動で引き出す場合に比べてカートリッジ2
の交換作業が容易になる。特に画像形成装置が床置きタ
イプのものである場合、使用者はカートリッジ交換を行
う際に、腰を屈めながらカートリッジ挿入部100aを
覗き込むような姿勢でカートリッジ2を引き出さなけれ
ばならないが、本実施形態のようにカートリッジ2を飛
び出させることでカートリッジ2を容易に引き出すこと
ができる。
【0058】なお、本実施形態では、カートリッジ形態
を持つロール紙を用いたが、画像形成装置内に収納/取
り出し可能なカセット内に複数枚重ねられて収納される
カット紙を用いる場合にも本発明を適用することができ
る。すなわち、カット紙が無くなったときに、このカッ
ト紙を収納するカセットを画像形成装置から飛び出すよ
うに構成することができる。
【0059】また、本体100に、カートリッジ2をカ
ートリッジ挿入部100aから飛び出させるために操作
されるロック解除スイッチを設けてもよい。これによ
り、例えば、カートリッジ2内にロール紙が残っている
状態でロール紙のサイズを変更したい場合等のように使
用者の意志に応じてカートリッジ2を交換したい場合
に、ロック解除スイッチを操作することによりカートリ
ッジ2をカートリッジ挿入部100aから飛び出させて
カートリッジ交換を行うことができる。
【0060】ここで、ロック解除スイッチを操作した際
の画像形成装置の動作は、上述したステップ5、6の動
作と同様の動作が行われる。カートリッジ2内にロール
紙Pが未だ残っている状態であって、画像形成動作が行
われているときにロック解除スイッチが操作されると、
まず画像形成動作を停止した後、ロール紙Pをカートリ
ッジ2内に巻き込ませる。これによりロール紙Pが剪断
されるのを防止することができる。そして、カートリッ
ジステージ4のロックを解除することにより、カートリ
ッジ2をカートリッジ挿入部100aから飛び出させ
る。
【0061】一方、本実施形態のように複数のカートリ
ッジ2を収納することができる画像形成装置において
は、それぞれのカートリッジ2に対応したロック解除ス
イッチを設けてもよい。これにより、複数のカートリッ
ジ2のうち所望のカートリッジ2を飛び出させることが
できる。
【0062】また、本実施形態では、カートリッジステ
ージバネ6のバネ力を利用してカートリッジ2をカート
リッジ挿入部100aから飛び出させているが、ギヤ機
構を用いてカートリッジ2を飛び出させるようにしても
よい。この場合、カートリッジ2内にロール紙が無くな
り、フロントドア1が開かれたことを検出したときに、
モータ等を駆動源としてギヤ機構を駆動することにより
カートリッジ2をカートリッジ挿入部100aから飛び
出させることになる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、収納部内に収納された
カセット内に記録シートが無くなった状態で蓋部材が開
かれたときにカセット排出機構を動作させてカセットを
収納部から突出させるようにしているため、従来技術の
ように蓋部材を開けてロック解除スイッチを操作するこ
とによりカセットを収納部から突出させる場合に比べ
て、ロック解除スイッチの操作が不要となりカセット交
換時の操作を簡略化することができる。
【0064】ここで、複数の収納部それぞれにカセット
が収納されている場合には、蓋部材を開くだけで記録シ
ートの無いカセットだけが収納部から突出するので、使
用者はカセット交換を行う際に従来技術のように記録シ
ートが無くなっているカセットを表示部で確認して、こ
のカセットに対応したロック解除スイッチを操作すると
いった面倒がなくなる。しかも、使用者がロック解除ス
イッチを誤操作することにより、記録シートが収納され
ているカセットを誤って収納部から突出させるといった
不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントドアを開けた状態におけるプリンタの
外観斜視図。
【図2】フロントドアを閉じた状態におけるプリンタの
外観斜視図。
【図3】カバーを開いた状態におけるロール紙用カート
リッジの外観斜視図。
【図4】カバーを閉じた状態におけるロール紙用カート
リッジの外観斜視図。
【図5】カートリッジを取り外した状態におけるプリン
タの外観斜視図。
【図6】本実施形態における主要部分(カートリッジス
テージの構造)を示す外観斜視図。
【図7】本実施形態における主要部分(カートリッジス
テージの構造)を示す断面図。
【図8】本実施形態における主要部分(カートリッジス
テージの構造)を示す断面図。
【図9】本実施形態における主要部分(カートリッジス
テージの構造)を示す断面図。
【図10】本実施形態における主要部分(カートリッジ
ステージの構造)を示す断面図。
【図11】カートリッジおよびカートリッジステージの
外観斜視図。
【図12】本実施形態におけるプリンタの断面図。
【図13】本実施形態におけるプリンタの動作を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
1:フロントドア 2:カートリッジ 3:ドア開閉検知SW 4:カートリッジステージ 5:摺動ピン 6:カートリッジステージバネ 7:ロックレバー 8:ロックレバーバネ 9:プランジャ 10:ストッパピン 11:印字部 12:カッタ 13:紙終端検知センサ 100:プリンタ本体
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA01 AB01 AC02 BA02 BA03 CB03 3F343 FA02 FB01 HA06 HC08 HC28 KB03 KB20 LC12 LC13 LC16 LD11 LD25 MA03 MA10 MA23 MA51 MA55 MB04 MB10 MC20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートを収納するカセットを収納す
    る収納部と、この収納部を覆う状態と開放する状態とに
    開閉可能な蓋部材とを有し、前記カセットから送り出さ
    れる記録シートに画像形成を行う画像形成装置におい
    て、 前記収納部内に収納されたカセットを、この一部が前記
    収納部から突出する位置に移動させるカセット排出機構
    と、 前記収納部内に収納されたカセット内に記録シートが無
    くなったことを検出するための記録シート検出手段と、 前記蓋部材が開放状態にあることを検出するための蓋検
    出手段と、 前記記録シート検出手段および前記蓋検出手段の双方か
    らの検出信号が入力されたときに、前記カセット排出機
    構を動作させる制御手段とを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カセット内に前記記録シートが収納
    されているか否かに関わらず、使用者操作により前記カ
    セット排出機構を動作させる操作手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記収納部が複数設けられており、 前記制御手段は、複数の収納部それぞれに収納されたカ
    セットのうち記録シートが無くなったカセットに対して
    前記カセット排出機構を動作させることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記収納部が複数設けられており、 前記操作手段が収納部毎に設けられていることを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
JP2002081498A 2002-03-22 2002-03-22 画像形成装置 Pending JP2003276866A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018563A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Noritsu Koki Co Ltd ロール紙マガジン及びこれを用いたプリンタ
WO2009034631A1 (ja) * 2007-09-13 2009-03-19 Fujitsu Limited 画像形成装置
JP2018180089A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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