JP2003239994A - 転がり摺動部材および転動装置 - Google Patents

転がり摺動部材および転動装置

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JP2003239994A
JP2003239994A JP2002042282A JP2002042282A JP2003239994A JP 2003239994 A JP2003239994 A JP 2003239994A JP 2002042282 A JP2002042282 A JP 2002042282A JP 2002042282 A JP2002042282 A JP 2002042282A JP 2003239994 A JP2003239994 A JP 2003239994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな接触応力が作用するような条件下や無
潤滑下においても好適に使用可能な転動装置を提供す
る。 【解決手段】 相手部材との間で相対的な転がり接触又
はすべり接触が生じる鋼製の転がり摺動部材において、
前記相手部材との接触面に、潤滑性を有するダイヤモン
ドライクカーボン層5を設け、該ダイヤモンドライクカ
ーボン層を、少なくとも1種類の金属を有する金属層A
と、前記金属及び炭素を有する第1の複合層Bと、炭素
を有するカーボン層Cと、フッ素化合物及び炭素を有す
る第2の複合層Dと、最表面のフッ素化合物層Eとの5
層で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑性に優れた転
がり摺動部材及び該転がり摺動部材で構成された転動装
置に係り、特に、潤滑油やグリースを使用できない無潤
滑条件下においても好適に使用可能な転がり摺動部材及
び転動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドライクカーボン(DLC)
は、その表面がダイヤモンドに準ずる硬さを有し、摺動
抵抗も摩擦係数が0.2以下と二硫化モリブデンやフッ
素樹脂と同様に小さいことから、従来から潤滑性材料と
して使用されている。例えば、磁気ディスク装置におい
ては、磁気素子又は磁気ディスクの表面に数10オング
ストロームのDLC層を形成することにより、磁気素子
と磁気ディスクとの潤滑性を高めて磁気ディスクの表面
を保護している。
【0003】一方、上記のような特異な表面の性質か
ら、DLCは転がり摺動部材の新たな潤滑性材料として
注目されており、近年、軸受への潤滑性の付与に利用さ
れている。例えば、WO99/14512号公報には、
軌道輪の軌道面や転動体の表面に金属を含有するDLC
層を形成して接触応力を緩和するようにした転がり軸受
が開示されている。
【0004】また、CVD法、プラズマCVD法、イオ
ンビーム形成法、イオン化蒸着法等によって、軌道輪の
軌道面や転動体の表面にDLC層を形成した転がり軸受
等の転動装置が知られている(例えば、特開平9−14
4764号公報、特開2000−136828号公報、
特開2000−205277号公報、特開2000−2
05279号公報、特開2000−205280号公報
など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の転がり軸受等の転動装置においては、接触面が
面積の小さい点接触や線接触となり、軌道輪の軌道面や
転動体の表面に大きな接触応力が作用するので、繰り返
し応力やせん断抵抗によって軌道輪の軌道面やDLC層
が破壊してしまうおそれがあった。
【0006】このような破壊が起きる原因としては、以
下の2点が考えられる。まず、1点目は、DLC層は、
応力が作用しても非常に変形しにくい性質を有している
という問題である。DLCは硬く高弾性であるので、ス
テンレス鋼や軸受鋼等のような弾性定数の小さい金属材
料に被覆されていると、両者の弾性定数の違いから、母
材の変形にDLCが追従することができずに、DLC層
が破損する場合がある。
【0007】二点目は、DLCの潤滑性能が期待されて
いるが、グリースや潤滑油等に比べて潤滑性能が劣り、
せん断抵抗に弱いという問題である。そこで、本発明
は、上記のような従来技術の有する問題点を解決し、大
きな接触応力が作用するような条件下や無潤滑下におい
ても好適に使用可能な転がり摺動部材および転動装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、相手部材との間で相対的な
転がり接触又はすべり接触が生じる鋼製の転がり摺動部
材において、前記相手部材との接触面に、潤滑性を有す
るダイヤモンドライクカーボン層を設け、該ダイヤモン
ドライクカーボン層を、少なくとも1種類の金属を有す
る金属層と、前記金属及び炭素を有する第1の複合層
と、炭素を有するカーボン層と、フッ素化合物及び炭素
を有する第2の複合層と、最表面のフッ素化合物層との
5層で構成したことを特徴とする。
【0009】ここで、金属層の金属成分としては、C
r,W,Ti,Si,Ni及びFe等が挙げられ、これ
らのうちから母材の種類に応じて一種類若しくは二種類
以上を適宜選択して用いることができ、特に好ましくは
Cr,Wの二種類の金属を用いるとよい。また、ダイヤ
モンドライクカーボン層(DLC層)を構成する層の配
置は、請求項2のように表面側から母材側に向けて前記
フッ素化合物層、前記第2の複合層、前記カーボン層、
前記第1の複合層及び前記金属層の順に配するのが好ま
しい。
【0010】上記構成によれば、DLC層の最表面にフ
ッ素化合物層を設けることによって、せん断抵抗に強い
優れたDLC層を形成することができると共に、潤滑性
能が大幅に向上する。また、母材である鋼とカーボン層
との間に第1の複合層及び金属層が介在しているので、
潤滑性に優れたDLC層と母材である鋼との密着性が優
れたものとなる。
【0011】これにより、大きな接触応力が作用しても
破壊しにくい潤滑膜と最表面の潤滑層を備えたDLC層
を形成できるため、大きな接触応力が作用する装置(例
えば、転動装置等)を構成する部材等に好適に適用する
ことが可能になる。また、優れた潤滑性を有しているの
で、無潤滑下においても好適に使用することが可能であ
る。そして、摩耗や発熱が少ない上、繰り返し応力に対
して強く、長寿命である。
【0012】特に、請求項3のように、前記第1の複合
層中の炭素の割合が、前記金属層側から前記カーボン層
側に向かって徐々に増加するように構成すれば、DLC
層と母材である鋼との密着性がより優れたものとするこ
とができ、また、前記第2の複合層中の炭素の割合が、
前記カーボン層から前記フッ素化合物層側に向かって徐
々に減少するように構成すれば、フッ素化合物層の密着
性をより優れたものとすることができる。
【0013】また、請求項4のように、DLC層の等価
弾性定数は、80GPa以上、240GPa以下とする
ことが好ましい。このようにすると、母材である鋼より
もDLCの方が小さい等価弾性定数を有することになる
ので、繰り返し応力が作用した際にDLC層が変形する
ことが可能となる。その結果、母材の変形にDLC層が
追従することになるので、DLC層の破壊を生じにくく
することができる。
【0014】ここで、DLC層の等価弾性定数が240
GPaを超えると、母材の鋼よりもDLC層の方が大き
い等価弾性定数を有することとなるので、繰り返し応力
が作用した際の母材の変形にDLC層が追従しにくくな
る。一方、80GPa未満であると、DLC層の硬さが
低くなって、摩耗が生じやすくなる。なお、DLC層の
ような薄膜については、通常の方法では弾性定数を測定
することはできないため、本発明においては以下の方法
により測定された、弾性定数に準拠する等価弾性定数を
用いる。
【0015】即ち、押し込み深さを少なくともDLC層
の厚さ内として微小硬度計による測定を行い、得られた
荷重一除荷曲線により等価弾性定数を求める。例えば、
DLC層の厚さが2μmである場合は、押し込み荷重を
0.4〜50mNの間で適宜設定して測定を行う。本発
明においては、エリオニクス社製の微小硬度計を使用
し、押し込み荷重を50mNとして測定した等価弾性定
数を用いる。
【0016】その他の等価弾性定数の測定方法として
は、フィッシャー社製の微小硬度測定装置を用いる方法
がある。この方法においては、(マイクロ)ビッカース
硬度計は使用せず、静電容量で制御できる微小硬度計又
はナノインデンテータを用いることが望ましく、且つ、
押し込み深さはDLC層の厚さ内とする必要がある。そ
して、前記微小硬度計又はナノインデンテータにより得
られた荷重一除荷曲線の弾性変形量から等価弾性定数を
求める。
【0017】さらに、前記DLC層は、請求項5のよう
に、非平衡型マグネトロンを用いたスパッタリング(U
BMS)により形成されたものであることが好ましい。
UBMS装置は、スパッタリングに用いるターゲットを
複数装着でき、各ターゲットのスパッタ電流を独立に制
御することにより、各成分のスパッタ効率を任意に制御
することができるので、上記のような成膜に好適であ
る。
【0018】例えば、第1の複合層及びカーボン層を成
膜する工程においては、金属ターゲットのスパッタ電源
(DC電源)の電力を低減させながら、同時にカーボン
ターゲットのスパッタ電源(DC電源)の電力を増加さ
せればよい(このとき、転がり摺動部材には負のバイア
ス電圧を印加する)。また、フッ素化合物層及び第2の
複合層を成膜する工程においては、カーボンターゲット
の電源(DC電源)の電力を低下させながら、例えば導
電性を付与した4弗化エチレン樹脂をターゲットに用
い、そのスパッタ電源(DC電源)の電力を増加させれ
ばよい(このとき、転がり摺動部材には適宜負のバイア
ス電圧を印加する)。
【0019】このような物理的成膜法は、CVD法、プ
ラズマCVD法、イオンビーム形成法、イオン化蒸着法
等と比較して、転動装置のような大きな接触応力が作用
する装置を構成する部品に対して好適であり、多層膜を
傾斜組成で変化させながら作成するのに最も好適な手法
である。被処理体のバイアス電圧を制御することで、イ
オンアシスト効果によって被膜の厚さをコントロールす
ることが可能であり、弾性定数も制御することができる
ため、低弾性体で且つ表面硬さの大きい被膜物性を得る
ことができる。
【0020】また、ターゲットの種類によって金属、カ
ーボン、潤滑性樹脂等の機能的な複合膜を任意の厚み、
硬さおよび弾性で作成することが可能である。さらに、
請求項6に係る転動装置は、外面に軌道面を有する内方
部材と、該内方部材の軌道面に対向する軌道面を内面に
有して前記内方部材の外側に配置された外方部材と、前
記両軌道面間に転動自在に配置された転動体とを備える
転動装置において、前記内方部材、前記外方部材および
前記転動体の内の少なくとも一つを請求項1〜5のいず
れか一項に記載の転がり摺動部材としたことを特徴とす
る。
【0021】このような構成であれば、転動装置を構成
する転がり摺動部材のDLC層は大きな接触応力が作用
しても破壊しにくいので、大きな接触応力が作用するよ
うな条件下や無潤滑下において使用されても長寿命であ
る。なお、本発明の転動装置としては、転がり軸受、直
動案内軸受装置(リニアガイド装置)、ボールねじ装
置、直動ベアリング等があげられる。
【0022】そして、前記内方部材とは、転動装置が転
がり軸受の場合は内輪、同じく直動案内軸受装置の場合
は案内レール、同じくボールねじ装置の場合はねじ軸、
同じく直動ベアリングの場合は軸を、それぞれ意味す
る。また、前記外方部材とは、転動装置が転がり軸受の
場合は外輪、同じく直動案内軸受装置の場合はスライ
ダ、同じくボールねじ装置の場合はナット、同じく直動
ベアリングの場合は外筒を、それぞれ意味する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である転動装置としての深溝玉軸受を説明するため
の縦断面図、図2は図1のX部の部分拡大断面図、図3
はDLC層の深さと炭素、鉄、タングステンおよびクロ
ムの含有量との関係を示すグラフ図、図4は揺動耐久試
験機の概略断面図、図5はスラスト軸受耐久試験機の概
略断面図、図6はDLC層の等価弾性定数と軸受の総回
転数(耐久性)との関係を示すグラフ図である。
【0024】図1に示すように、この深溝玉軸受(転動
装置)は、外周面に軌道面1a を有する内輪(内方部
材:転がり摺動部材)1と、軌道面1a に対向する軌道
面2aを内周面に有する外輪(外方部材:転がり摺動部
材)2と、両軌道面1a 、2a間に転動自在に配置され
た複数の玉3(転動体:転がり摺動部材)と、複数の玉
3を円周方向に等配に保持する保持器4とを備えてい
る。
【0025】内輪1、外輪2及び玉3はSUJ2等の鋼
製で、軸受寸法は内径7.94mm、外径12.7m
m、幅3.97mmのものである。また、図示は省略す
るが軸受外輪の両端部には非接触スチールシール(Z
形)が装着されている。さらに、内輪1の軌道面1a 及
び外輪2の軌道面2a には、潤滑性を有し且つ等価弾性
定数が80GPa以上、240GPa以下であるダイヤ
モンドライクカーボン(DLC)層5が設けられてい
る。
【0026】このDLC層5は、図2に示すように、C
r,W,Ti,Si,NiおよびFe等の内のCrとW
の2種類の金属を有する金属層Aと、前記金属及び炭素
を有する第1の複合層Bと、炭素を有するカーボン層C
と、炭素とフッ素化合物を有する第2の複合層Dと、フ
ッ素化合物層Eの5層で構成されており、該5層は表面
側から母材側(軌道面側)に向けてフッ素化合物層E、
第2の複合層D、カーボン層C、複合層F、金属層Mの
順に配置されている。
【0027】この実施の形態では、第1の複合層Bが、
Cr,W,Ti,Si,Ni及びFe等の内のCrとW
の2種類の金属と炭素とで構成されるため、1種類の金
属と炭素とで構成した場合に比べて、金属と炭素との結
合により生成した金属カーバイドの脆さを小さくするこ
とができ、この結果、第1の複合層Bの脆さが小さくな
る。なお、勿論、第1の複合層BをCr,W,Ti,S
i,Ni及びFe等の内の1種類の金属と炭素とで構成
することもでき、本発明に含まれるのは言うまでもな
い。
【0028】次に、DLC層を形成する方法を、第1の
複合層BがCr(クロム)の1種類の金属と炭素とで構
成される場合とCr(クロム)とW(タングステン)の
2種類の金属と炭素とで構成される場合について、外輪
2を例に説明する。まず、第1の複合層BがCrの1種
類の金属と炭素とで構成される場合は、油分を脱脂した
外輪2を株式会社神戸製鋼所社製のアンバランスドマグ
ネトロンスパッタリング装置504(以下、UBMS装
置と記す)に設置し、アルゴンプラズマによるスパッタ
リングを用いて、軌道面2a にボンバード処理を15分
間施した。
【0029】そして、クロムをターゲットとして、軌道
面2a にスパッタリングで金属層Aを成膜した。次に、
クロムのスパッタリングを続けながら、カーボンをター
ゲットとした炭素のスパッタリングを開始した。このよ
うなスパッタリングによって、一種類の金属と炭素とが
結合した第1の複合層Bが、金属層Aの上に形成され
た。
【0030】さらに、前記の金属のスパッタ効率を徐々
に減少させながら、炭素のスパッタ効率を徐々に増加さ
せた。次に、前記の金属のスパッタリングを終了し、炭
素のスパッタリングのみとして第1の複合層Bの上にカ
ーボン層Cを形成した。これに連続して、炭素のスパッ
タリングのスパッタ効率を徐々に減少させながら、4弗
化エチレン樹脂のスパッタ効率を徐々に増加させて炭素
とフッ素化合物の第2の複合層Dを形成した。次に、前
記炭素のスパッタリングを終了し、4弗化エチレン樹脂
のスパッタリングのみとして、第2の複合層Dの上にフ
ッ素化合物層Eを形成した(DLC層全体の厚さは2.
3μm)。
【0031】これにより、前記1種類の金属で構成され
た層(金属層A)から炭素で構成された層(カーボン層
C)に向かって、層の組成が連続的に徐々に変化してい
く傾斜層(第1の複合層B)、さらにこれに連続したカ
ーボン層C、炭素とフッ素化合物の第2の複合層Dおよ
びフッ素化合物層Eを形成することができる。このよう
な構成のDLC層5は、各層(金属層A、第1の複合層
B、カーボン層C、第2の複合層Dおよびフッ素化合物
層E)の間の密着性が非常に優れ、且つ、潤滑性に優れ
たものとなる。
【0032】次に、第1の複合層BがCr(クロム)と
W(タングステン)の2種類の金属と炭素とで構成され
る場合についても、同様に、油分を脱脂した外輪2を株
式会社神戸製鋼所社製のアンバランスドマグネトロンス
パッタリング装置504(以下、UBMS装置と記す)
に設置し、アルゴンプラズマによるスパッタリングを用
いて、軌道面2a にボンバード処理を15分間施した。
【0033】そして、タングステン及びクロムをターゲ
ットとして、軌道面2a に前記2種類の金属をスパッタ
リングして成膜し、金属層Aを形成した。次に、前記2
種類の金属のスパッタリングを続けながら、カーボンを
ターゲットとした炭素のスパッタリングを開始した。こ
のようなスパッタリングによって、前記2種類の金属と
炭素とが結合した金属カーバイドからなる第1の複合層
Bが、金属層Aの上に形成された。
【0034】さらに、前記2種類の金属のスパッタ効率
を徐々に減少させながら、炭素のスパッタ効率を徐々に
増加させた。次に、前記2種類の金属のスパッタリング
を終了し、炭素のスパッタリングのみとして、第1の複
合層Bの上にカーボン層Cを形成した。なお、第2の複
合層Dおよびフッ素化合物層Eの成膜方法は上記と同様
であり、DLC層全体の厚さは2.2μmであった。
【0035】これにより、前記2種類の金属で構成され
た層(金属層A)から炭素で構成された層(カーボン層
C)に向かって、層の組成が連続的に徐々に変化してい
く傾斜層(第1の複合層B)、さらにこれに連続したカ
ーボン層C、炭素とフッ素化合物の第2の複合層Dおよ
びフッ素化合物層Eを形成することができる。このよう
な構成のDLC層5は、上記同様に、各層(金属層A、
第1の複合層B、カーボン層C、第2の複合層Dおよび
フッ素化合物層E)の間の密着性が非常に優れ、且つ、
潤滑性に優れたものとなる。
【0036】図3に、グロー放電発光分析装置(島津製
作所株式会社製のGDLS−9950)を使用して、第
1の複合層BがCr(クロム)とW(タングステン)の
2種類の金属と炭素とで構成される場合のDLC層5を
形成する元素を分析した結果を示す。図3の横軸はDL
C層5の表面からの深さを示し、0nmがDLC層5の
表面である。また、縦軸は、その深さ位置における各元
素の含有量を示す。
【0037】なお、アルゴンガスを使用した放電によっ
て深さ方向の情報を得ているため、母材である鋼とDL
C層5との界面において、各元素の含有量を示す曲線が
ブロードとなっている。また、鋼とDLC層5との界面
が8000nm付近に位置していることから、この図か
らはDLC層5の厚さは約8μmであることが読み取れ
るが、この分析法は直径2mmの円形部分について放電
発光により分析するため、深さ方向の精度上約8μmと
なって現れるものであって、実際のDLC層5の厚さは
2.2μmである。
【0038】UBMS装置は、スパッタリングに用いる
ターゲットを複数装着でき、各ターゲットのスパッタ電
流を独立に制御することにより、各成分のスパッタ効率
を任意に制御することができるので、上記のような傾斜
層を構成する複合層の成膜に好適である。例えば、上記
の場合の第1の複合層B及び第2の複合層Dを成膜する
工程においては、各ターゲットのスパッタ電源(DC電
源)の電力を低減させながら、同時に他の成分のスパッ
タ電源(DC電源)の電力を増加させればよい(このと
き、外輪2には負のバイアス電圧を印加する)。
【0039】次に、図4に示す揺動耐久試験機を用いて
実施例1、比較例1,2の試験軸受の耐久試験を行っ
た。揺動耐久試験機は、ワッシャと予圧バネからなる軸
方向付勢手段10が軸11に固定されており、軸11は
回転止め12で固定されている。下部をサポート軸受1
4で支持したハウジング16はACサーボモータ17に
連結されており、設定した角度および回数で揺動回転駆
動される。20は4個の試験軸受で、20Aは転動体で
ある。
【0040】各試験軸受20は、その外輪20−1をハ
ウジング16の内径に嵌合するとともに内輪20−2を
軸11に通し、軸11とは別体のスリーブ21A,21
Bを交互に重ねて装着され、軸11、内輪20−2は回
転せず、ハウジング16、外輪20−1が回転可能に支
持される。軸方向付勢手段10の皿バネ22でスリーブ
21A,21Bが軸方向に押圧されており、試験軸受2
0の内輪20−2,外輪20−1,転動体20Aに予圧
(Fa)が加えられる。
【0041】そして、以下の条件で揺動耐久試験を行っ
た後、試験軸受の回転トルクを計測した。トルク性能は
回転初期に要するトルク及びトルク変動を測定した。 試験軸受:内径7.94mm、外径12.7mm、幅
3.97mm 揺動周波数:30Hz 外輪揺動角度:8° アキシャル荷重:29.4N 揺動繰り返し回数:500万回 そして、揺動試験前後でトルク変動を確認した。なお、
内輪の回転に要する試験前のトルクは約19.6mN・
cmであった。
【0042】また、比較例1の試験軸受は内外輪の軌道
面にホロカソード型のイオンプレーティング法によって
チタン金属層を成膜してその上にプラズマCVD法によ
ってカーボン層を成膜したものを用い、比較例2の試験
軸受は内外輪の軌道面にUBMSで成膜した最表面が炭
素のDLC層(フッ素化合物なし)を形成したものを用
い、実施例1の試験軸受は内外輪の軌道面に図2のDL
C層5と同様のDLC層(最表面にフッ素化合物層有)
を形成したものを用いた(第1の複合層BをCr(クロ
ム)の1種類の金属と炭素とで構成)。
【0043】試験結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】上記試験条件での揺動耐久試験によって、
比較例1,2の試験軸受には軌道面に表面損傷が発生し
ていることが確認された。即ち、比較例1,2の試験軸
受は、試験前と比べて軌道面に面荒れと摩耗が発生して
試験後のトルクが異常に上昇していた。このような揺動
を伴う使用条件は、情報機器の磁気読取装置やワイヤー
ボンダー等を支持する転がり軸受で多く、初期のトルク
に比べそのトルク変化が問題になる。
【0046】表1の結果より、比較例1の試験軸受は中
間層のチタンと炭素層が界面を構成しているため、DL
Cの膜強度が弱く、揺動耐久試験によって軌道面の表面
が摩耗して試験後のトルク異常上昇(180%)の要因
となった。また、比較例2の試験軸受では、UBMSで
DLC層を作成することで、DLC層の膜強度は向上す
るが、DLC層表面の潤滑性が乏しいため、軌道面表面
が摩耗して試験後のトルク異常上昇(150%)の要因
となった。
【0047】これに対し、本発明例である実施例1はD
LC層の最表面(4弗化エチレン樹脂のフッ素化合物層
E)までUBMSで作成した例であり、金属層Aからカ
ーボン層Cの移行部分(第1の複合層B)、およびカー
ボン層Cからフッ素化合物層Eの移行部分(第2の複合
層D)が傾斜層を形成しているため、DLC層の膜強度
は向上する。
【0048】また、DLC層の最表面のフッ素化合物層
Eが潤滑性に優れ、フレッチング等の揺動に強い耐摩耗
表面を構成するため、試験後のトルク上昇は僅かであっ
た(103%)。次に、図1の深溝玉軸受とほぼ同様の
DLC層を備えたスラスト軸受において、DLC層の等
価弾性定数を種々変更した試験軸受を用意して、図5の
スラスト軸受耐久試験機を用い、等価弾性定数とDLC
層の耐久性との相関を評価する回転試験を行った。
【0049】但し、この試験においては、外輪は軌道溝
を有していない平板状の部材とし、玉の接触する軌道部
分にDLC層を形成した。また、内外輪の軌道面間に配
設した玉の数は11個とした。DLC層の形成は前述と
同様にUBMS装置により行い、金属層及び第1の複合
層に用いる金属はCrとW等、軸受母材と原子半径が近
いものなら特に限定されない。
【0050】また、DLC層の等価弾性定数は、外輪に
印加するバイアス電圧を制御するか、又は導入するガス
の分圧を制御することにより、変化させることができ
る。この導入するガス(アルゴン、水素、メタン等の炭
化水素系ガス)の種類や分圧比を制御すれば、DLC層
の等価弾性定数とともに、表面の摺動抵抗を自在にコン
トロールすることが可能であるので、前記ガスを単独又
は混合することにより、目的に合ったDLC層を形成す
ることができる。
【0051】さらに、DLC層の厚さ(膜厚)は、スパ
ッタ時間により精度よく制御することができる。回転試
験はスラスト荷重3.5kN、回転速度6000rpm
で、潤滑油はパープロロポリエーテル油を用いた。そし
て、軸受支持部に装着したエンデプコ社製の加速度セン
サーにより振動を測定し、この振動値の増加によりDL
C層の破壊を検知した。また、DLC層が破壊するまで
の軸受の総回転数によって、DLC層の耐久性を評価し
た。
【0052】等価弾性係数と総回転数(耐久性)との関
係を図6に示す。図6から明らかなように、DLC層の
等価弾性定数が80GPa以上、240GPa以下であ
ると、DLC層の耐久性が優れていることが判る。等価
弾性定数が80GPa未満だと、DLCの表面硬さが低
下して接触応力に対して摩耗が生じやすい。
【0053】一方、240GPaを超えると、軸受鋼等
のような母材の等価弾性定数が小さい表面では、軸受鋼
の等価弾性定数より大きくなり母材がDLCより先に変
形するため、繰り返し応力に対して膜が破壊されやすく
なる。なお、本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜
変更可能である。
【0054】例えば、上記実施の形態では、転動装置と
して深溝玉軸受を例に採って説明したが、これに限定さ
れず、例えば、アンギュラ玉軸受、円筒ころ軸受、円す
いころ軸受、針状ころ軸受、自動調心ころ軸受等のラジ
アル型の転がり軸受や、スラスト玉軸受、スラストころ
軸受等のスラスト型の転がり軸受に本発明を適用しても
よい。
【0055】また、上記実施の形態では、転動装置とし
て転がり軸受を例示して説明したが、これに限定され
ず、例えば、直動案内軸受装置、ボールねじ装置、直動
ベアリング等の他の転動装置にも本発明を適用してもよ
いのは勿論である。さらに、上記実施の形態では、非平
衡型マグネトロンを用いたスパッタリングによりDLC
層を成膜した場合を例に採ったが、これに代えて、パス
ルレーザーアーク蒸着法やプラズマCVD法等を用いて
DLC層を成膜することもできる。ただし、DLC層の
等価弾性定数及び塑性変形硬さ等を独立に制御すること
が容易な非平衡型マグネトロンを用いたスパッタリング
が最も好適である。
【0056】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、請求項
1又は2の発明によれば、大きな接触応力が作用しても
破壊しにくい潤滑膜と最表面の潤滑層を備えたDLC層
を形成できるため、大きな接触応力が作用する装置(例
えば、転動装置等)を構成する部材等に好適に適用する
ことができる。
【0057】また、優れた潤滑性を有しているので、無
潤滑下においても好適に使用することが可能であり、更
に、摩耗や発熱が少ない上、繰り返し応力に対して強
く、長寿命である。請求項3の発明では、請求項1又は
2の発明に加えて、DLC層と母材である鋼との密着性
をより優れたものとすることができると共に、フッ素化
合物層の密着性をより優れたものとすることができる。
【0058】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れか一項の発明に加えて、母材の変形にDLC層が追従
しやすくなるので、DLC層の破壊を生じにくくするこ
とができる。請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れか一項の発明に加えて、容易にDLC層の等価弾性定
数及び塑性変形硬さ等を独立に制御することができる。
請求項6の発明では、大きな接触応力が作用するような
条件下や無潤滑下において使用されても長寿命な転動装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である転動装置とし
ての深溝玉軸受を説明するための縦断面図である。
【図2】図1のX部の部分拡大断面図
【図3】DLC層の深さと炭素、鉄、タングステンおよ
びクロムの含有量との関係を示すグラフ図である。
【図4】揺動耐久試験機の概略断面図である。
【図5】スラスト軸受耐久試験機の概略断面図である。
【図6】DLC層の等価弾性定数と軸受の総回転数(耐
久性)との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…内輪(内方部材) 1a …軌道面 2…外輪(外方部材) 2a …軌道面 3…玉(転動体) 3a…転動面 4…保持器 5…ダイヤモンドライクカーボン(DLC)層 A…金属層 B…第1の複合層 C…カーボン層 D…第2の複合層 E…フッ素化合物層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J062 AB22 AC07 BA27 CD27 CD45 CD75 3J101 AA02 AA32 AA42 AA52 AA62 BA53 BA54 BA55 DA05 EA53 FA15 FA32 GA53 3J104 AA23 BA03 CA20 DA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手部材との間で相対的な転がり接触又
    はすべり接触が生じる鋼製の転がり摺動部材において、 前記相手部材との接触面に、潤滑性を有するダイヤモン
    ドライクカーボン層を設け、該ダイヤモンドライクカー
    ボン層を、少なくとも1種類の金属を有する金属層と、
    前記金属及び炭素を有する第1の複合層と、炭素を有す
    るカーボン層と、フッ素化合物及び炭素を有する第2の
    複合層と、最表面のフッ素化合物層との5層で構成した
    ことを特徴とする転がり摺動部材。
  2. 【請求項2】 表面側から母材側に向けて前記フッ素化
    合物層、前記第2の複合層、前記カーボン層、前記第1
    の複合層及び前記金属層の順に配したことを特徴とする
    請求項1記載の転がり摺動部材。
  3. 【請求項3】 前記第1の複合層中の炭素の割合が、前
    記金属層側から前記カーボン層側に向かって徐々に増加
    し、前記第2の複合層中の炭素の割合が、前記カーボン
    層から前記フッ素化合物層側に向かって徐々に減少して
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の転がり摺
    動部材。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤモンドライクカーボン層の等
    価弾性定数を80GPa以上、240GPa以下とした
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    転がり摺動部材。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤモンドライクカーボン層は、
    非平衡型マグネトロンを用いたスパッタリングにより形
    成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の転がり摺動部材。
  6. 【請求項6】 外面に軌道面を有する内方部材と、該内
    方部材の軌道面に対向する軌道面を内面に有して前記内
    方部材の外側に配置された外方部材と、前記両軌道面間
    に転動自在に配置された転動体とを備える転動装置にお
    いて、前記内方部材、前記外方部材および前記転動体の
    内の少なくとも一つを請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の転がり摺動部材としたことを特徴とする転動装置。
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