JP2003214861A - 経路探索装置、経路表示方法及び経路表示プログラム - Google Patents

経路探索装置、経路表示方法及び経路表示プログラム

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JP2003214861A JP2002008657A JP2002008657A JP2003214861A JP 2003214861 A JP2003214861 A JP 2003214861A JP 2002008657 A JP2002008657 A JP 2002008657A JP 2002008657 A JP2002008657 A JP 2002008657A JP 2003214861 A JP2003214861 A JP 2003214861A
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Toshiro Muramatsu
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浩一 黒田
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Mitsunobu Kaminuma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大まかな場所を経由地に指定する場合に、そ
の操作を極めて簡便且つ適切に行えるようにして、操作
性の向上を図る。 【解決手段】 経路算出部11により算出された推奨経
路を表す地図画像を表示部5に表示する際に、ユーザが
経由地として指定する可能性が高いと思われる領域の領
域名称を領域名称選択部14が選択して、この選択され
た領域名称を地図画像の適所にアイコンとして表示す
る。そして、このアイコンとして表示された領域名称を
経由地として指定する旨のユーザの指示入力がなされる
と、経路算出部11が、その領域名称で示される領域内
の少なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再
計算し、新たな地図画像を表示部5に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載ナビゲ
ーション装置等に適用して好適な経路探索装置、経路表
示方法及び経路表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の快適な走行を支援するため
のものとして、車載ナビゲーション装置が広く普及して
きている。車載ナビゲーション装置は、ユーザにより指
定された出発地(始点)と目的地(終点)とを結ぶ推奨
経路を地図データに基づいて探索する経路探索機能を備
えているのが一般的である。
【0003】経路探索機能によって探索された推奨経路
は、通常、地図画像上に重ね合わされて液晶表示器等の
表示手段に表示されるようになっている。そして、この
表示手段に表示された推奨経路を確認したユーザが、必
要に応じて、他に立ち寄りたい場所を経由地として指定
すると、この経由地を経由する新たな経路が再計算さ
れ、新たに求められた推奨経路が地図画像上に重ね合わ
されて、表示手段に再度表示されるようになっている。
そして、この推奨経路が最終的に車両の走行経路として
設定されると、車両がこの走行経路に沿って走行するよ
うに、音声ガイド等によって車両の走行が案内されるよ
うになっている。
【0004】このような車載ナビゲーション装置でユー
ザが経由地を指定する場合、ユーザは、まず立ち寄りた
い経由地付近の地図画像を拡大表示させて、その地図画
像の中から特定の地点を選び出し、その地点を経由地と
して指定するといった操作を行うのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザが立
ち寄りたい場所を経由地として指定する場合、このユー
ザが立ち寄りたいと考える場所は、必ずしも地点で示さ
れるような正確な場所であるとは限らず、例えば「箱根
あたりに寄ってから目的地に行きたい。」といったよう
に、大まかな場所を経由地に指定したいと考える場合も
ある。
【0006】このようにユーザが大まかな場所を経由地
に指定したいと考えた場合でも、従来の車載ナビゲーシ
ョン装置では、ユーザは、例えば「箱根あたり」の地図
画像を拡大表示させて、その中から任意の地点を選択し
て経由地として指定する必要があり、操作が煩わしいと
いう問題があった。
【0007】そこで、本発明は、大まかな場所を経由地
に指定する場合に、その操作を極めて簡便且つ適切に行
えるようにした経路探索装置、経路表示方法及び経路表
示プログラムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、指定された始点と終点とを結ぶ推奨経路を地図デー
タに基づいて探索し、探索した推奨経路を表す地図画像
を表示手段に表示させる経路探索装置において、前記推
奨経路を表す地図画像内から特定の領域を選択する領域
選択手段と、前記領域選択手段により選択された領域を
示す領域名称を前記地図データから取得する名称データ
取得手段と、前記名称データ取得手段により取得された
領域名称を前記地図画像上の適所にアイコンとして表示
させる表示制御手段と、前記地図画像上にアイコンとし
て表示された領域名称が指定されたときに、この領域名
称で示される領域内の少なくとも1つの地点を経由する
新たな推奨経路を再計算する経路算出手段とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の経路探索装置において、前記領域選択手段が、
前記地図画像内において前記推奨経路から所定距離以上
離れた領域を特定の領域として選択することを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、指定され
た始点と終点とを結ぶ推奨経路を地図データに基づいて
探索し、探索した推奨経路を表す地図画像を表示手段に
表示させる経路表示方法において、前記推奨経路を表す
地図画像内から特定の領域を選択し、前記選択された領
域を示す領域名称を前記地図データから取得し、前記取
得された領域名称を前記地図画像上の適所にアイコンと
して表示させ、前記地図画像上にアイコンとして表示さ
れた領域名称が指定されたときに、この領域名称で示さ
れる領域内の少なくとも1つの地点を経由する新たな推
奨経路を再計算し、前記再計算された新たな推奨経路を
表す地図画像を前記表示手段に表示させることを特徴と
するものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の経路表示方法において、前記地図画像内におけ
る前記推奨経路から所定距離以上離れた領域を特定の領
域として選択することを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、指定され
た始点と終点とを結ぶ推奨経路を地図データに基づいて
探索し、探索した推奨経路を表す地図画像を表示手段に
表示させる経路探索装置に、前記推奨経路を表す地図画
像内から特定の領域を選択する領域選択手段としての機
能と、前記領域選択手段により選択された領域を示す領
域名称を前記地図データから取得する名称データ取得手
段としての機能と、前記名称データ取得手段により取得
された領域名称を前記地図画像上の適所にアイコンとし
て表示させる表示制御手段としての機能と、前記地図画
像上にアイコンとして表示された領域名称が指定された
ときに、この領域名称で示される領域内の少なくとも1
つの地点を経由する新たな推奨経路を再計算する経路算
出手段としての機能とを実現させることを特徴とする経
路表示プログラムである。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る経路探索装置によれば、探
索された推奨経路を表す地図画像の適所に、その地図画
像内における特定の領域を示す領域名称がアイコンとし
て表示され、このアイコンとして表示された領域名称が
指定されると、その領域名称で示される領域内の少なく
とも1つの地点を経由する新たな推奨経路が再計算され
るので、ユーザは、推奨経路に対して大まかな範囲で経
由地を指定する場合に、推奨経路とその周囲の領域との
位置関係を視覚的に確認しながら、経由地の指定を極め
て簡便且つ適切に行うことができる。
【0014】また、本発明に係る経路表示方法では、探
索された推奨経路を表す地図画像の適所に、その地図画
像内における特定の領域を示す領域名称をアイコンとし
て表示させ、このアイコンとして表示された領域名称が
指定されると、その領域名称で示される領域内の少なく
とも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再計算し
て、新たな推奨経路を表す地図画像を再度表示させるよ
うにしているので、ユーザは、推奨経路に対して大まか
な範囲で経由地を指定する場合に、推奨経路とその周囲
の領域との位置関係を視覚的に確認しながら、経由地の
指定を極めて簡便且つ適切に行うことができる。
【0015】また、本発明に係る経路表示プログラムに
基づいて経路探索装置を動作させるようにすれば、経路
探索装置が、探索された推奨経路を表す地図画像の適所
に、その地図画像内における特定の領域を示す領域名称
をアイコンとして表示させ、このアイコンとして表示さ
れた領域名称が指定されると、その領域名称で示される
領域内の少なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経
路を再計算するようになるので、ユーザは、推奨経路に
対して大まかな範囲で経由地を指定する場合に、推奨経
路とその周囲の領域との位置関係を視覚的に確認しなが
ら、経由地の指定を極めて簡便且つ適切に行うことがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明を適用した車載ナビゲーション装置
の一構成例を図1に概略的に示す。この図1に示す車載
ナビゲーション装置1は、ユーザによる指示入力を受け
付けてそれに応じて推奨経路の探索を行い、探索した推
奨経路を表す地図画像を表示する機能を有するものであ
り、入力部2と、自車位置検出部3と、記録媒体駆動部
4と、表示部5と、制御部6とを備えて構成される。
【0018】入力部2は、ユーザが車載ナビゲーション
装置1に対して各種指示入力を行うためのものであり、
具体的には、例えば音声入力認識装置等よりなる。入力
部2として音声入力認識装置を用いた場合、ユーザは、
経路探索のための目的地設定や、探索された推奨経路に
対して経由地を指定する等の各種指示入力を音声にて行
うことができる。なお、入力部2としては、例えば操作
スイッチやジョイスティック、タッチパネル等のような
他の入力手段を用いるようにしてもよく、また、音声入
力認識装置やこれら他の入力手段の何れかを組み合わせ
て用いるようにしてもよい。この入力部2から入力され
たユーザによる指示入力は、制御部6へと送られるよう
になっている。
【0019】自車位置検出部3は、車載ナビゲーション
装置1が搭載された車両の現在位置を検出するためのも
のであり、例えば、GPS(Global Positioning Syste
m)受信機と、地磁気センサやジャイロスコープ、距離
センサ等の各種センサとから構成される。そして、自車
位置検出部3は、GPS受信機により得られた絶対位置
及び方位を、地磁気センサやジャイロスコープ、距離セ
ンサ等の各種センサからの出力をもとに補正して、車両
の正確な現在位置を検出するようになっている。この自
車位置検出部3により検出された車両の現在位置を示す
位置情報は、制御部6へと送られるようになっている。
【0020】記録媒体駆動部4は、地図データや各種表
示データ、各種プログラム等が記録されたDVD−RO
M(Digital Versatile Disc−Read Only Memory)等の
記録媒体7を駆動して、この記録媒体7に記録された各
種データやプログラムを読み出すものである。
【0021】ここで、地図データには、道路の交差点等
のように地図画像上で点で示されるノードのデータや、
各ノード間を連結する線で示されるリンクのデータの他
に、地図画像上で所定の面積を有する領域の面積データ
が含まれている。そして、各領域を構成するノードやリ
ンクに対して、その領域を示す名称(領域名称)データ
がそれぞれ付与されている。例えば、地図画像上に表さ
れる行政区内の各ノードに対しては、その行政区の名称
が領域名称データとして与えられており、その行政区の
面積が面積データとして与えられている。また、道路は
一般的に地図画像上において線で表されるものである
が、本発明においては、主要な道路については仮想的に
所定の面積を有する領域として捉えており、主要な道路
を構成するリンクに対しては、その道路名が領域名称デ
ータとして与えられ、また、その道路と直交する方向に
所定の幅を持たせた帯状領域の面積が、便宜的にその道
路の面積データとして与えられている。なお、領域名称
データは、正式な行政区名や道路名以外に、一般的に呼
称される俗称も含むものである。
【0022】記録媒体駆動部4により記録媒体7から読
み出された地図データや各種表示データ、各種プログラ
ム等は、制御部6へと送られるようになっている。
【0023】表示部5は、制御部6による制御のもと
で、経路探索によって探索した推奨経路を表す地図画像
や、ユーザによる指示入力に応じて拡大或いは縮小され
た地図画像、各種情報等を表示するものであり、具体的
には、例えば液晶表示器等よりなる。なお、入力部2と
してタッチパネルを用いる場合、入力部2と表示部5と
が一体の装置として構成されることになる。
【0024】制御部6による制御のもとで表示部5に表
示される画面の一例を図2に示す。この図2に示す表示
画面は、入力部2として音声入力認識装置が用いられた
場合に表示されるものであり、地図画像表示エリアと音
声入力ガイドエリアとから構成されている。地図画像表
示エリアには、制御部6によって探索された推奨経路を
表す地図画像が表示されると共に、この地図画像上に、
制御部6により選択された地名等の領域名称がアイコン
として重ねて表示されるようになっている。また、音声
入力ガイドエリアには、ユーザがどのような音声入力を
行えばよいかをガイドする定型文等が表示されている。
【0025】そして、ユーザがこの音声入力ガイドエリ
アを参照して、例えば「道路名を表示」という音声入力
を行えば、制御部6による制御のもとで、地図画像表示
エリアにアイコンとして表示されている領域名称の種別
が道路名に切り替えられるようになっている。
【0026】また、ユーザが、地図画像表示エリアにア
イコンとして表示されている地名(領域名称)を指定し
て、その後に「…を通る」をつなげて音声入力を行え
ば、制御部6によって、指定された地名で示される領域
内の少なくとも1つの地点を経由地とする新たな推奨経
路が再計算され、この新たな推奨経路を表す地図画像が
地図画像表示エリアに表示されるようになっている。具
体的には、例えば図2に示す画面を参照したユーザが、
「A市を通る」という音声入力を行えば、制御部6によ
ってA市内の任意の地点を経由する新たな推奨経路が計
算され、図3に示すように、A市内の任意の地点を経由
する新たな推奨経路を表す地図画像が地図画像表示エリ
アに表示されることになる。
【0027】また、ユーザが、地図画像表示エリアにア
イコンとして表示されている地名を指定して、その後に
「…を拡大」をつなげて音声入力を行えば、制御部6に
よる制御のもとで、指定された地名を中心としてその周
囲を拡大して示す地図画像が地図画像表示エリアに表示
されるようになっている。
【0028】また、ユーザが音声入力ガイドエリアを参
照して、例えば「他のを見せて」という音声入力を行え
ば、制御部6により領域名称の再選択が行われて、改め
て選択された領域名称が地図画像表示エリアにアイコン
として表示され、「全体を縮小」という音声入力を行え
ば、制御部6による制御のもとで、地図画像表示エリア
に縮尺率の大きな地図画像が表示されるようになってい
る。
【0029】制御部6は、本発明を適用した車載ナビゲ
ーション装置1全体の動作を制御するものであり、CP
U8やROM9及びRAM10、CPU周辺回路等を備
え、これらがバスを介して接続されたマイクロプロセッ
サ構成を有している。そして、この制御部6では、CP
U8が、ROM9に格納された各種制御プログラムに基
づいて、RAM10をワークエリアとして利用して各種
演算処理を実行することによって、車載ナビゲーション
装置1全体の動作を制御するようになっている。
【0030】特に、本発明を適用した車載ナビゲーショ
ン装置1では、制御部6のCPU8が、制御プログラム
の1つとしてROM9に格納された経路表示プログラム
を実行することによって、図4の機能ブロック図で示す
ように、制御部6に、経路算出部11、表示領域決定部
12、名称データ取得部13、領域名称選択部14、表
示画像作成部15、表示制御部16の各機能が実現され
ることになる。
【0031】なお、制御部6に以上の各機能を実現させ
るための経路表示プログラムは、ROM9に予め格納さ
れていてもよいし、記録媒体駆動部4によって記録媒体
7から読み出されてROM9に格納されるようになって
いてもよい。また、車載ナビゲーション装置1が無線通
信等を利用して情報提供を行うデータサーバからのデー
タを受信する機能を有している場合、経路表示プログラ
ムは、データサーバから取得されてROM9に格納され
るようになっていてもよい。
【0032】経路算出部11は、自車位置検出部3によ
り検出された車両の現在位置や、入力部2を利用したユ
ーザの指示入力によって指定される出発地(始点)と目
的地(終点)とを結ぶ推奨経路を算出するものである。
すなわち、経路算出部11は、自車位置検出部3からの
位置情報をもとに車両の現在位置を始点として設定する
と共に、入力部2から送られるユーザの指示入力を解析
してユーザにより指定された目的地を終点として設定
し、記録媒体7に記録された地図データに基づいて、こ
れら始点と終点とを結ぶ推奨経路を経路計算により算出
する。この経路計算の手法としては、例えば、始点を示
すノード及び終点を示すノードと、これら始点と終点と
を結びつける全てのノード及びリンクとで経路探索用ネ
ットワークを構築し、この経路探索用ネットワークをも
とに、始点と終点とを結ぶ複数のリンクの組み合わせを
求めていき、これらの組み合わせの中から、累積された
リンクの通行コスト(例えば距離や平均走行時間)が最
小となる組み合わせを推奨経路として算出する手法が用
いられる。なお、経路算出部11は、入力部2を利用し
たユーザの指示入力に応じて、車両の現在位置以外の位
置を始点として設定するようにしてもよい。
【0033】また、経路算出部11は、算出した推奨経
路を示す地図画像上にアイコンとして表示された領域名
称を経由地として指定する旨の指示入力がユーザによっ
てなされた場合には、この領域名称で示される領域内の
少なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再計
算するようになっている。経路を再計算する場合には、
基本的には、上述したように、累積されたリンクの通行
コストが最小となる組み合わせを求める手法が用いられ
るが、ユーザにより指定された領域名称で示される領域
内の少なくとも1つの地点を経由させるために、図5に
示すような拡大ネットワークを用いた経路計算が行われ
る。
【0034】すなわち、ユーザにより指定された領域名
称で示される領域内の少なくとも1つの地点を経由する
新たな推奨経路を再計算する場合、経路算出部11は、
元の推奨経路を算出する際に用いた経路探索用ネットワ
ークを計算開始ネットワークとすると共に、この経路探
索用ネットワークを複製して、複製されたネットワーク
を計算終了ネットワークとする。そして、計算開始ネッ
トワーク内の出発地を示すノードを始点として設定する
と共に、計算終了ネットワーク内の目的地を示すノード
を終点として設定し、また、ユーザにより指定された領
域に含まれる全てのノードを、計算開始ネットワークと
計算終了ネットワークとの間で相互にリンクにより接続
して、拡大ネットワークを構築する。
【0035】そして、経路算出部11は、この拡大ネッ
トワークをもとに、計算開始ネットワーク内の始点と計
算終了ネットワーク内の終点とを結ぶ複数のリンクの組
み合わせを求めていき、これらの組み合わせの中から、
累積されたリンクの通行コストが最小となる組み合わせ
を求める。これにより、ユーザにより指定された領域名
称で示される領域内の少なくとも1つの地点を経由する
新たな推奨経路を算出することができる。
【0036】この経路算出部11により算出された推奨
経路に関する情報は、表示領域決定部12及び表示画像
作成部16に供給されるようになっている。
【0037】表示領域決定部12は、経路算出部11か
らの情報に基づいて、算出された推奨経路全体が表示部
5に表示されるように、表示部5に表示させる地図画像
を決定するものである。すなわち、表示領域決定部12
は、経路算出部11によって算出された推奨経路の大き
さを判断し、この推奨経路全体を1画面内で表示できる
ように、表示部5に表示させる地図画像の領域範囲及び
その縮尺を決定する。そして、記録媒体駆動部4を駆動
制御して、該当する地図データを記録媒体7から取得す
る。この表示領域決定部12により決定された表示領域
に関する情報は、名称データ取得部13に供給されるよ
うになっている。
【0038】名称データ取得部13は、表示領域決定部
12により記録媒体7から取得された地図データの中か
ら、各ノードやリンクに付与された領域名称のデータを
抽出するものである。すなわち、記録媒体7に記録され
た地図データには、上述したように、各ノードやリンク
毎に、これらノードやリンクが属する領域を示す領域名
称が与えられており、名称データ取得部13は、表示対
象の地図画像を示す地図データの中から、この地図画像
内に含まれる各領域を示す領域名称のデータを抽出す
る。また、名称データ取得部13は、これら各領域を示
す領域名称のデータと併せて、これら各領域の領域面積
を示す面積データも取得する。この名称データ取得部1
3により取得された領域名称データ及び面積データは、
領域名称選択部14に供給されるようになっている。
【0039】領域名称選択部14は、名称データ取得部
13により取得された各領域名称の中から、経路算出部
11により算出された推奨経路と共に地図画像上にアイ
コンとして表示する領域名称を選択するものである。す
なわち、領域名称選択部14は、表示領域決定部12に
より決定された地図画像(推奨経路を表す地図画像)内
からユーザが経由地に指定する可能性が高いと思われる
特定の領域を選択し、この領域を示す領域名称を、名称
データ取得部13により取得された各領域名称の中から
選び出して表示画像作成部15に供給するようにしてい
る。
【0040】ここで、ユーザが推奨経路全体を表す地図
画像を参照しながら経由地を指定する場合を考えると、
このような経由地の指定は、推奨経路を大まかに修正す
ることを目的としたものである場合が多い。詳細な経由
地の指定を行う場合には、ユーザは、該当する領域の地
図画像を拡大表示してその地図画像内で特定の地点を経
由地に指定するものと考えられる。したがって、ここで
は、推奨経路との位置関係からユーザが大まかな経由地
として指定する可能性が高い領域の領域名称を表示候補
として選択する。
【0041】以上のような観点から表示候補の領域名称
を選択する場合、地図画像内に含まれる領域の中で、推
奨経路に近接した領域は対象から外すことが望ましい。
すなわち、領域名称選択部14は、地図画像内に含まれ
る領域のうちで、推奨経路から所定距離以上離れた領域
の領域名称を表示候補として選択することにより、大ま
かな経由地の指定をする上でユーザが指定する可能性の
高い領域名称が地図画像上にアイコンとして表示される
ことになる。
【0042】推奨経路を表す地図画像内からユーザが経
由地に指定する可能性が高いと思われる特定の領域を選
択する基準としては、様々な基準が考えられるが、ここ
では、面積比を基準に特定領域を選択するようにした例
について、具体的に説明する。
【0043】面積比を基準にして、領域名称を地図画像
上にアイコンとして表示する特定の領域を選択する場
合、領域名称選択部14は、まず、図6に示すように、
推奨経路を表す地図画像全体を予め定められた大きさで
細分割する。そして、各細分割エリアのうち、推奨経路
が通過する細分割エリアを経路近傍エリアRrとして設
定する。
【0044】また、領域名称選択部14は、領域名称選
択の基準となる基準面積S0を、例えば推奨経路を表す
地図画像全体の面積をN等分した値に設定する。ここで
Nは、アイコンとして表示する領域名称の個数として予
め設定した数である。この領域名称の個数Nは、表示の
見やすさ等を考慮して予め設定しておけばよく、例えば
N=5に設定される。そして、領域面積選択部14は、
推奨経路を表す地図画像に含まれる領域であって、且
つ、経路近傍エリアRrに含まれない各領域を処理対象
の領域とし、それら各領域の面積データから、その領域
の領域面積Sを把握して、領域面積Sが基準面積S0に
近いN個の領域を示す領域名称を、地図画像上にアイコ
ンとして表示する領域名称として選択する。以上のよう
に、推奨経路を表す地図画像全体の面積をN等分した値
を基準面積S0とし、領域面積Sが基準面積S0に近い
N個の領域を示す領域名称を表示対象として選択するこ
とにより、ユーザが経由地に指定する可能性が高いと思
われる特定の領域の領域名称を、地図画像内に適度に分
散させたかたちでアイコンとして表示させることができ
る。
【0045】表示対象の領域名称を選択する処理につい
て更に詳述すると、領域名称選択部14は、まず、推奨
経路を表す地図画像内に含まれ、且つ、経路近傍エリア
Rrに含まれない領域のうちで、基準面積S0に近い領
域面積Sを有する領域を表示候補領域として抽出する。
そして、表示候補領域の領域面積Sの基準面積S0に対
する面積比をそれぞれ算出する。ここで、各領域面積S
の基準面積S0に対する面積比は、領域面積Sが基準面
積S0よりも大きい場合はS/S0により求められ、領
域面積Sが基準面積S0よりも小さい場合はS0/Sに
より求められる。したがって、算出された面積比は、領
域面積Sが基準面積S0に対してどれだけ近いかを示す
値となる。
【0046】次に、領域名称選択部14は、算出した面
積比をもとにして、表示候補領域の領域名称を、領域面
積Sが基準面積S0に近い順からソートする。具体的な
例を挙げると、例えば図2や図3の表示例で示した地図
画像が表示部5に表示させる地図画像として決定され、
基準面積S0が5.1に設定された場合、表示候補領域
の領域面積Sの基準面積S0に対する面積比はそれぞれ
図7に示す値に算出され、表示候補領域の各領域名称が
図7に示す順番でソートされることになる。
【0047】次に、領域名称選択部14は、図7に示す
ようにソートされた表示候補領域の領域名称をリストの
先頭からN個(例えば5個)選択する。そして、選択し
た領域名称のデータを表示画像作成部15に供給する。
【0048】また、領域名称選択部14は、ユーザから
他の名称をアイコンとして表示させる旨の指示入力があ
ったときは、図7に示すようにソートされた表示候補領
域の領域名称のリストの中から他の領域名称を選択し
て、選択した領域名称のデータを表示画像作成部16に
供給する。
【0049】表示画像作成部15は、図2や図3に示し
たような画面を表示部5に表示させるための画像データ
を作成するものである。すなわち、表示画像作成部15
は、表示領域決定部12により取得された地図データ
に、経路算出部11により算出された推奨経路のデータ
や、領域名称選択部14により選択された領域名称のデ
ータ、記録媒体7から読み出された地図データ以外の各
種データ等を重畳して、目的地までの推奨経路や領域名
称のアイコン等が重ね合わされた地図画像と各種情報と
を表示するための画像データを作成する。この表示画像
作成部15により作成された画像データは、表示制御部
16に供給される。
【0050】表示制御部16は、表示部5による画像の
表示動作を制御するためのものである。すなわち、この
表示制御部16は、表示部5の動作を制御するための制
御信号を生成して、この制御信号を、表示画像作成部1
5により作成された画像データと共に表示部5に供給す
るようになっている。そして、この表示制御部16から
供給される制御信号及び画像データに基づいて表示部5
が駆動されることによって、表示部5に、図2や図3に
示したような画面が表示されることになる。
【0051】ここで、以上のように構成される車載ナビ
ゲーション装置1において、ユーザの指示入力に応じて
推奨経路を算出する処理の一例について、図8のフロー
チャートを参照して説明する。
【0052】まず、ステップS1−1において、入力部
2を利用したユーザの指示入力により目的地が指定され
ると、ステップS1−2において、制御部6の経路算出
部11が、自車位置検出部3により検出された車両の現
在位置を始点とし、ユーザにより指定された目的地を終
点とする推奨経路を算出する。
【0053】次に、ステップS1−3において、制御部
6の表示領域決定部12が、経路算出部11により算出
された推奨経路が1画面内に収まるように、表示対象の
地図画像を決定する。また、ステップS1−4におい
て、制御部6の名称データ取得部13が、表示対象の地
図画像を示す地図データの中から、この地図画像内に含
まれる各領域を示す領域名称のデータ及びこの領域の面
積データを抽出する。
【0054】次に、ステップS1−5において、制御部
6の領域名称選択部14が、表示対象として決定された
地図画像で示される領域全体を細分割して、各細分割エ
リアのうちで推奨経路が通過する細分割エリアを経路近
傍エリアRrとして設定する。また、領域名称選択部1
4は、地図画像で示される領域全体の面積に基づいて、
基準面積S0を設定する。
【0055】そして、領域名称選択部14は、経路近傍
エリアRr、基準面積S0をそれぞれ設定すると、次
に、ステップS1−6において、表示対象の地図画像に
含まれる領域であって、且つ、経路近傍エリアRrに含
まれない領域のうちで、領域面積Sが基準面積S0に近
い領域の領域名称を、表示候補の領域名称として認識す
る。
【0056】次に、領域名称選択部14は、ステップS
1−7において、領域面積Sが基準面積S0に近い順か
ら表示候補の領域名称をソートして、表示候補の領域名
称のリストとする。そして、ステップS1−8におい
て、リストの先頭からN個の領域名称を、アイコンとし
て表示する領域名称として選択する。
【0057】領域名称選択部14によりアイコンとして
表示するN個の領域名称が選択されると、ステップS1
−9において、表示画像作成部15により画像データが
作成され、表示制御部16による制御のもとで表示部5
が動作されて、表示部5に図2に示したような表示画
面、すなわち、経路算出部11により算出された推奨経
路と共に、その周囲の領域の領域名称がアイコンで示さ
れた地図画像が表示されることになる。
【0058】次に、ステップS1−10において、入力
部2を利用したユーザの指示入力があると、ステップS
1−11において、その指示入力が地図画像の変更を指
示するものであるかどうかが制御部6によって判断さ
れ、地図画像の変更を指示するものである場合には、ス
テップS1−3に戻って、制御部6の表示領域決定部1
2により、表示対象の地図画像が再度決定されて、その
後の処理が繰り返し行われる。
【0059】一方、ユーザによる指示入力が地図画像の
変更を指示するものではない場合には、次に、ステップ
S1−12において、この指示入力がアイコンとして表
示されている領域名称の変更を指示するものであるかど
うかが判断される。そして、この指示入力が領域名称の
変更を指示するものである場合には、次に、ステップS
1−13において、制御部6の特定名称選択部14が、
現在アイコンとして地図画像上に表示されている領域名
称を、図6に示したような表示候補の領域名称のリスト
の末尾に移動させ、ステップS1−14において、リス
トの先頭からN個の領域名称をアイコンとして表示する
領域名称として選択する。そして、ステップS1−9に
戻って、新たに選択された領域名称が地図画像上にアイ
コンとして表示され、ユーザからの指示入力待ち状態と
なる。
【0060】一方、ユーザによる指示入力が領域名称の
変更を指示するものではない場合には、次に、ステップ
S1−15において、この指示入力が、地図画像上にア
イコンとして表示された領域名称で示される領域を経由
地として指定するものであるかどうかが判断される。そ
して、この指示入力が経由地を指定するものである場合
には、ステップS1−2に戻って、制御部6の経路算出
部11により、この指定された領域名称で示される領域
内の少なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路が
再計算されて、その後の処理が繰り返し行われる。
【0061】一方、ユーザによる指示入力が経由地を指
定するものでない場合には、次に、ステップS1−16
において、この指示入力が、経路算出部11により算出
された推奨経路、すなわち、表示部5に表示された地図
画像で表される推奨経路を車両の走行経路として設定す
る旨の指示入力であるかどうかが判断される。そして、
この指示入力が推奨経路を車両の走行経路として設定す
る旨の指示入力ではない場合には、ステップS1−10
に戻って、ユーザによる指示入力待ちの状態が継続され
る。
【0062】一方、ユーザによる指示入力が推奨経路を
車両の走行経路として設定する旨の指示入力である場合
には、次に、ステップS1−17において、経路算出部
11により算出された推奨経路が車両の走行経路に設定
されて、一連の処理が終了する。
【0063】以上説明したように、本発明を適用した車
載ナビゲーション装置1では、経路算出部11により算
出された推奨経路を表す地図画像を表示部5に表示する
際に、ユーザが経由地として指定する可能性が高いと思
われる領域の領域名称が領域名称選択部14により選択
されて、この選択された領域名称が地図画像の適所にア
イコンとして表示されるようになっており、このアイコ
ンとして表示された領域名称を経由地として指定したユ
ーザの指示入力がなされると、その領域名称で示される
領域内の少なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経
路が経路算出部11により再計算されるようになってい
るので、ユーザは、推奨経路に対して大まかな範囲で経
由地を指定する場合に、推奨経路とその周囲の領域との
位置関係を視覚的に確認しながら、経由地の指定を極め
て簡便且つ適切に行うことができる。
【0064】なお、以上の例では、表示対象の地図画像
に含まれる領域であって、且つ、経路近傍エリアRrに
含まれない領域のうちで、領域面積Sが基準面積S0に
近い順からN個の領域の領域名称を、アイコンとして表
示する領域名称として選択するようにしているが、図9
に示すように、表示対象の地図画像を複数の処理対象エ
リアRnに分割しておき、各処理対象エリアRnに含ま
れる領域であって、且つ、経路近傍エリアRrに含まれ
ない領域のうちで、領域面積Sが基準面積S0に近い領
域の領域名称を各処理対象エリアRn毎に1つずつ選択
して、これらをアイコンとして表示する領域名称として
もよい。この場合、領域面積Sが基準面積S0に近い領
域が存在しない処理対象エリアRnについては、領域名
称を表示しないようにしてもよい。
【0065】以下、処理対象エリアRn毎にアイコンと
して表示する領域名称を選択する処理の流れについて、
図10のフローチャートを参照して説明する。
【0066】まず、ステップS2−1において、入力部
2を利用したユーザの指示入力により目的地が指定され
ると、ステップS2−2において、制御部6の経路算出
部11が、自車位置検出部3により検出された車両の現
在位置を始点とし、ユーザにより指定された目的地を終
点とする推奨経路を算出する。
【0067】次に、ステップS2−3において、制御部
6の表示領域決定部12が、経路算出部11により算出
された推奨経路が1画面内に収まるように、表示対象の
地図画像を決定する。また、ステップS2−4におい
て、制御部6の名称データ取得部13が、表示対象の地
図画像を示す地図データの中から、この地図画像内に含
まれる各領域を示す領域名称のデータ及びこの領域の面
積データを抽出する。
【0068】次に、ステップS2−5において、制御部
6の領域名称選択部14が、表示対象として決定された
地図画像で示される領域全体を細分割して、各細分割エ
リアのうちで推奨経路が通過する細分割エリアを経路近
傍エリアRrとして設定する。また、領域名称選択部1
4は、地図画像で示される領域全体を複数(例えば6
個)の処理対象エリアRnに分割する。ここで、各処理
対象エリアRnは、細分割エリアの集積として求められ
る。
【0069】更に、領域名称選択部14は、地図画像で
示される領域全体の面積に基づいて、基準面積S0を設
定する。このとき、領域名称選択部14は、処理対象エ
リアRnの面積を基準面積S0として設定するようにし
てもよい。
【0070】領域名称選択部14は、経路近傍エリアR
r、処理対象エリアRn、基準面積S0をそれぞれ設定
すると、次に、ステップS2−6において、各処理対象
エリアRnに含まれる領域であって、且つ、経路近傍エ
リアRrに含まれない領域のうちで、領域面積Sが基準
面積S0に近い領域の領域名称を、各処理対象エリアR
n毎の表示候補の領域名称として認識する。
【0071】次に、領域名称選択部14は、ステップS
2−7において、各処理対象エリアRn毎に、領域面積
Sが基準面積S0に近い順から表示候補の領域名称をソ
ートして、各処理対象エリアRn毎の表示候補の領域名
称リストとする。そして、ステップS2−8において、
各処理対象エリアRn毎に、リストの先頭の領域名称を
アイコンとして表示する領域名称として選択する。
【0072】領域名称選択部14によりアイコンとして
表示する領域名称が各処理対象エリアRn毎に選択され
ると、ステップS2−9において、表示画像作成部15
により画像データが作成され、表示制御部16による制
御のもとで表示部5が動作されて、複数の処理対象エリ
アRn毎に領域名称がアイコンで示された地図画像が表
示されることになる。そして、この地図画像を参照した
ユーザにより指示入力がなされると、上述した例(図8
のフローチャートで示した例)と同様に、推奨経路の再
計算等の処理が行われることになる。
【0073】この例では、地図画像上にアイコンとして
表示される領域名称が各処理対象エリアRn毎に1つず
つ選択されるので、上述した例と同様の効果が得られる
ことに加えて、地図画像上でアイコンを適度に分散させ
て表示させることができ、表示を見易いものとすること
ができる。
【0074】なお、以上は、車両に搭載される車載ナビ
ゲーション装置1に本発明を適用した場合を例に挙げて
具体的に説明したが、本発明は、車載ナビゲーション装
置1に限らず、地図画像の表示機能を備えるあらゆる機
器に対して有効に適用可能である。例えば、地図画像の
表示機能を備える携帯電話機やPDA(Personal Digita
l Assistant)等の携帯機器に本発明を適用した場合で
も、これら携帯機器に対するユーザの指示入力が簡便に
行えるようになり、操作性の向上が実現されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車載ナビゲーション装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】前記車載ナビゲーション装置の表示部に表示さ
れる画面の一例を示す図である。
【図3】前記車載ナビゲーション装置の表示部に表示さ
れる画面の他の例を示す図であり、ユーザにより指定さ
れた領域内の少なくとも1つの地点を経由する新たな推
奨経路を表す地図画像が表示された例である。
【図4】前記車載ナビゲーション装置の制御部を詳細に
示す機能ブロック図である。
【図5】ユーザにより指定された領域内の少なくとも1
つの地点を経由する新たな推奨経路を算出する際に用い
られる拡大ネットワークを示す図である。
【図6】表示対象の地図画像を細分割し、経路近傍エリ
アを設定した様子を概念的に示す図である。
【図7】領域面積が基準面積に近い順からソートされた
領域名称のリストを示す図である。
【図8】前記車載ナビゲーション装置において、ユーザ
の指示入力に応じて推奨経路を算出する処理の一例を示
すフローチャートである。
【図9】表示対象の地図画像を複数の処理対象エリアに
分割した様子を概念的に示す図である。
【図10】前記車載ナビゲーション装置において、処理
対象エリア毎にアイコンとして表示する領域名称を選択
する処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車載ナビゲーション装置 2 入力部 5 表示部 6 制御部 11 経路算出部 12 表示領域決定部 13 名称データ取得部 14 領域名称選択部 15 表示画像作成部 16 表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 浩一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 大野 健 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 神沼 充伸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 中山 沖彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB22 HC08 HC14 HC16 HD03 HD07 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC14 AD07 5H180 AA01 CC12 FF05 FF22 FF24 FF27 FF33 FF35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された始点と終点とを結ぶ推奨経路
    を地図データに基づいて探索し、探索した推奨経路を表
    す地図画像を表示手段に表示させる経路探索装置におい
    て、 前記推奨経路を表す地図画像内から特定の領域を選択す
    る領域選択手段と、 前記領域選択手段により選択された領域を示す領域名称
    を前記地図データから取得する名称データ取得手段と、 前記名称データ取得手段により取得された領域名称を前
    記地図画像上の適所にアイコンとして表示させる表示制
    御手段と、 前記地図画像上にアイコンとして表示された領域名称が
    指定されたときに、この領域名称で示される領域内の少
    なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再計算
    する経路算出手段とを備えることを特徴とする経路探索
    装置。
  2. 【請求項2】 前記領域選択手段は、前記地図画像内に
    おいて前記推奨経路から所定距離以上離れた領域を特定
    の領域として選択することを特徴とする請求項1に記載
    の経路探索装置。
  3. 【請求項3】 指定された始点と終点とを結ぶ推奨経路
    を地図データに基づいて探索し、探索した推奨経路を表
    す地図画像を表示手段に表示させる経路表示方法におい
    て、 前記推奨経路を表す地図画像内から特定の領域を選択
    し、 前記選択された領域を示す領域名称を前記地図データか
    ら取得し、 前記取得された領域名称を前記地図画像上の適所にアイ
    コンとして表示させ、 前記地図画像上にアイコンとして表示された領域名称が
    指定されたときに、この領域名称で示される領域内の少
    なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再計算
    し、 前記再計算された新たな推奨経路を表す地図画像を前記
    表示手段に表示させることを特徴とする経路表示方法。
  4. 【請求項4】 前記地図画像内において前記推奨経路か
    ら所定距離以上離れた領域を特定の領域として選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の経路表示方法。
  5. 【請求項5】 指定された始点と終点とを結ぶ推奨経路
    を地図データに基づいて探索し、探索した推奨経路を表
    す地図画像を表示手段に表示させる経路探索装置に、 前記推奨経路を表す地図画像内から特定の領域を選択す
    る領域選択手段としての機能と、 前記領域選択手段により選択された領域を示す領域名称
    を前記地図データから取得する名称データ取得手段とし
    ての機能と、 前記名称データ取得手段により取得された領域名称を前
    記地図画像上の適所にアイコンとして表示させる表示制
    御手段としての機能と、 前記地図画像上にアイコンとして表示された領域名称が
    指定されたときに、この領域名称で示される領域内の少
    なくとも1つの地点を経由する新たな推奨経路を再計算
    する経路算出手段としての機能とを実現させることを特
    徴とする経路表示プログラム。
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