JP2003194069A - 複列円すいころ軸受装置 - Google Patents

複列円すいころ軸受装置

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JP2003194069A JP2001400344A JP2001400344A JP2003194069A JP 2003194069 A JP2003194069 A JP 2003194069A JP 2001400344 A JP2001400344 A JP 2001400344A JP 2001400344 A JP2001400344 A JP 2001400344A JP 2003194069 A JP2003194069 A JP 2003194069A
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    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H48/42Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
    • F16H2048/423Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤の還流を維持しつつ、潤滑剤の不足を
回避して、最適な潤滑を可能とする複列円すいころ軸受
装置を提供する。 【解決手段】 この複列円すいころ軸受装置では、一体
外輪2に、軸方向外側の円すいころ列7が転動する転動
面2Bよりも軸方向外側の内周面17から外周面18に
貫通するオイルベント20を形成した。したがって、一
体外輪2の油供給孔13から供給された潤滑油は、その
一部が外側の円すいころ列7を経由して、オイルベント
20を通って、ハウジング1の通路31を経由して、ハ
ウジング1内の空間に戻される。つまり、オイルベント
20によって、軸方向外側の円すいころ列7を経由する
潤滑油の循環経路を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
のデファレンシャルギヤを構成するピニオン軸をハウジ
ング内に回転自在に支持する複列円すいころ軸受装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複列円すいころ軸受装置
としては、図3に示すものがある。この複列円すいころ
軸受装置は、リングギヤに噛み合うピニオン122を有
するピニオン軸110をハウジング111に対して片持
ち支持する複列円すいころ軸受100からなる。この複
列円すいころ軸受100は、軸方向内側の円すいころ列
101と軸方向外側の円すいころ列102を備えてい
る。上記円すいころ列101は、第1内輪103と一体
外輪105の第1軌道面との間に配置されており、円す
いころ列102は、第2内輪107と一体外輪105の
第2軌道面との間に配置されている。この一体外輪10
5の外周面は、ハウジング111の開口部の内周面に嵌
合,固定され、第1,第2内輪103,107の内周面は
ピニオン軸110の外周面に嵌合,固定されている。
【0003】上記一体外輪105は、その第1軌道面と
第2軌道面との間の内周面から外周面に貫通する貫通孔
112,113を有している。この貫通孔112は、円
すいころ列101と円すいころ列102との間の軸受内
空間を通路123を経由してハウジング111内の上部
空間に連通させている。また、上記貫通孔113は、上
記軸受内空間をハウジング111の通路115を経由し
て、ハウジング111の下部空間に連通させている。
【0004】また、上記第2内輪107の端面に隣接し
てハブ116がピニオン軸110に嵌合,固定されてい
る。そして、このハブ116と一体外輪105との間に
は、シール部121が嵌合されている。
【0005】この複列円すいころ軸受装置では、上記複
列円すいころ軸受100がハウジング111に対して軸
支するピニオン軸110の回転により、ピニオン122
が回転し、このピニオン122に噛合するリングギヤ
(図示せず)が回転する。
【0006】この回転するリングギヤは、ハウジング1
11の下部空間に所定のレベルで溜まった潤滑油をかき
あげて、上部空間からハウジング111の通路123と
外輪105の貫通孔112を経由して、上記軸受内部空
間に供給する。この軸受内部空間に供給された潤滑油
は、ピニオン側の円すいころ列101および開口側の円
すいころ列102に供給され、複列円すいころ軸受10
0を潤滑する。なお、この複列円すいころ軸受100に
供給された潤滑油は、円すいころ列101を通って、下
部空間に戻される。また、上記潤滑油は、一体外輪10
5の貫通穴113とハウジング111の通路115を経
由して、下部空間に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第2内輪1
07の大径端外周面107Aと一体外輪105の端部内
周面105Aとシール部121とが袋小路空間Nを構成
する。その結果、上方の貫通孔112から軸方向外側の
円すいころ列102への潤滑剤の流れが阻害されたり、
上記袋小路空間Nで滞留した潤滑剤の劣化が生じ、結果
として潤滑不良を引き起こすことがある。
【0008】たとえば、上記リングギヤからの潤滑油の
散布が少なくなった場合には、上方の貫通孔112から
の潤滑油の供給が少なくなり、特に、外側の円すいころ
列102での潤滑不足を招く可能性があった。すなわ
ち、内部側の円すいころ列101については、この内部
側の円すいころ列101を挟む内輪103と外輪105
との間の空間がハウジング111内の空間に向かって開
口しているので、上記貫通孔112への潤滑油の供給が
乏しくなった場合でも、外側の円すいころ列102に較
べて、潤滑油が供給され易く、潤滑油不足になりにく
い。これに対し、外側の円すいころ列102では、この
円すいころ列102を挟む内輪107と外輪105との
間の空間がシール部121で閉塞されているので、潤滑
油不足になり易いのである。特に、上記リングギヤとピ
ニオン122とが自動車のデファレンシャルギヤを構成
している場合、自動車の姿勢やコーナリング時の横G
(加速度)等により、リングギヤによる潤滑油のはねかけ
がなくなることがあり、ときとして、開口側の円すいこ
ろ列102が焼き付くことがある。
【0009】そこで、この発明の目的は、潤滑剤の還流
を維持しつつ、潤滑剤の不足を回避して、最適な潤滑を
可能とする複列円すいころ軸受装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の複列円すいころ軸受装置は、ハウ
ジングの開口部で回転軸を片持ち支持する複列円すいこ
ろ軸受装置において、複列の軌道面を有する一体外輪を
有し、上記一体外輪の外周面から上記複列の軌道面間に
貫通した油供給孔と、上記一体外輪の外周面から上記複
列の軌道面間に貫通した油排出孔と、上記一体外輪に形
成され、軸方向外側の円すいころ列が転動する転動面よ
りも軸方向外側の内周面から外周面に貫通するオイルベ
ントとを備えたことを特徴としている。
【0011】この請求項1の発明の複列円すいころ軸受
装置によれば、上記一体外輪に、上記軸方向外側の円す
いころ列が転動する転動面よりも軸方向外側の内周面か
ら外周面に貫通するオイルベントを形成した。
【0012】したがって、請求項1の発明の複列円すい
ころ軸受装置によれば、上記一体外輪の油供給孔から供
給された潤滑油は、その一部が上記軸方向外側の円すい
ころ列を経由して、上記オイルベントを通って、上記ハ
ウジング内の空間に戻される。このように、上記オイル
ベントによって、上記軸方向外側の円すいころ列を経由
する潤滑油の循環経路を形成できるので、軸方向外側の
円すいころ列への潤滑剤の流れを促進でき、潤滑不良の
心配をなくすることができ、軸方向外側の円すいころ列
の焼き付きを未然に防止できる。
【0013】また、請求項2の発明の複列円すいころ軸
受装置は、請求項1に記載の複列円すいころ軸受装置に
おいて、上記オイルベントは、上記一体外輪の内周面の
鉛直下端から周方向に所定の角度だけずれた位置に形成
され、上記オイルベントよりも軸方向外側で上記一体外
輪と内輪との間に配置されたシール部材と上記一体外輪
の内周面とが、上記一体外輪の内周面における上記オイ
ルベントの位置よりも下方で油溜まりを形成しているこ
とを特徴としている。
【0014】この請求項2の発明の複列円すいころ軸受
装置によれば、一体外輪の内周面の鉛直下端から周方向
に所定の角度だけずれた位置に形成されたオイルベント
よりも軸方向外側で上記一体外輪と内輪との間に配置さ
れたシール部材と上記一体外輪の内周面とが、上記一体
外輪の内周面におけるオイルベントの位置よりも下方で
油溜まりを形成した。
【0015】この発明では、上記ハウジング内の上部空
間から一体外輪に形成された油供給孔に潤滑油が供給さ
れ、この潤滑油は、一体外輪と内輪との間に配置された
複列の円すいころ列に供給される。
【0016】上記複列の円すいころ列のうちの軸方向外
側の円すいころ列に供給された潤滑油は、上記円すいこ
ろ列が転動する一体外輪および内輪の軌道面を潤滑し、
上記円すいころ列を通って、上記油溜まりに達する。こ
の油溜まりに溜まった潤滑油が上記オイルベントに達す
ると、この潤滑油はオイルベントから一体外輪の外周面
に排出され、ハウジングの下部空間に戻される。
【0017】この発明によれば、上記油供給孔への潤滑
油の供給が乏しくなった場合でも、上記油溜まりに溜め
た潤滑油でもって、軸方向外側の円すいころ列を潤滑す
ることができる。したがって、この発明の複列円すいこ
ろ軸受装置によれば、上記オイルベントによって潤滑剤
の還流を維持しつつ、上記油溜まりによって潤滑剤の不
足を回避して、最適な潤滑が可能となる。
【0018】なお、上記複列の円すいころ列のうちの上
記軸方向外側の円すいころ列よりも軸方向内側の円すい
ころ列に供給された潤滑油は、この円すいころ列が転動
する一体外輪および内輪の軌道面を潤滑し、この円すい
ころ列を通って、一体外輪と内輪との間から上記ハウジ
ングの下部空間に戻される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0020】図1(A)に、この発明の複列円すいころ軸
受装置の実施形態の断面を示す。この実施形態は、ハウ
ジング1の開口部1Aの内周面1A-1に圧入された一
体外輪2と、この一体外輪2の内部側軌道面2Aに対向
配置された内部側内輪3と、この一体外輪2の外部側軌
道面2Bに対向配置された外部側内輪5を備える。ま
た、この実施形態は、一体外輪2の内部側軌道面2Aと
内部側内輪3との間に配置された内部側の円すいころ列
6と、一体外輪2の外部側軌道面2Bと外部側内輪5と
の間に配置された外部側の円すいころ列7とを備える。
上記内部側の円すいころ列6は環状保持器10に嵌合さ
れ、上記外部側の円すいころ列7は環状保持器11に嵌
合されている。
【0021】上記一体外輪2は、その内部側軌道面2A
と外部側軌道面2Bとの間の内周面から外周面に貫通し
た貫通孔12を有し、この貫通孔12は、図1(A)に示
すように、周方向に所定の間隔を隔てて6個だけ形成さ
れている。例えば、この6個の貫通孔12のうち、回転
中心線Jよりも上に位置する貫通孔12は油供給孔13
となり、回転中心線Jよりも下に位置する貫通孔12は
油排出孔15となる。
【0022】また、上記一体外輪2は、その外周面の軸
方向の内部側の端に取付けフランジ16を有し、この取
付けフランジ16は、上記ハウジング1の開口部1Aの
端面1A-2に密接され、ボルト(図示せず)で固定され
る。
【0023】また、一体外輪2はその外部側軌道面2B
よりも外部側の内周面17から外周面18に貫通するオ
イルベント20を有している。このオイルベント20
は、図1(A)に示すように、一体外輪2の最下点から所
定の角度だけ周方向に位置ずれした2箇所に形成されて
いる。また、一体外輪2のオイルベント20よりも外部
側の内周面22と上記外部側内輪5との間にシール部材
23が配置されている。このシール部材23は一体外輪
2の内周面22に固定されている。
【0024】このオイルベント20,20よりも軸方向
外側で一体外輪2と内輪5との間に配置されたシール部
材23と一体外輪2の内周面17とが、一体外輪2の内
周面17におけるオイルベント20の位置よりも下方で
油溜まり33を形成している。また、このオイルベント
20の内周側の開口20Aは、外部側の円すいころ列7
の最下点の円すいころの大径側端面の中心点よりも上方
に位置している。
【0025】この実施形態の複列円すいころ軸受装置
は、図2に示すように、ピニオン25を一端に有するピ
ニオン軸26が内輪3,5の内周面に圧入されて固定さ
れ、上記ピニオン25はリングギア27に噛合して、例
えば、自動車のデファレンシャルギアを構成している。
【0026】上記構成の複列円すいころ軸受装置によれ
ば、上記一体外輪2に、上記ハウジング1の軸方向外側
の円すいころ列7が転動する転動面2Bよりも軸方向外
側の内周面17から外周面18に貫通するオイルベント
20を形成した。したがって、この複列円すいころ軸受
装置によれば、一体外輪2の油供給孔13から供給され
た潤滑油は、その一部が上記軸方向外側の円すいころ列
7を経由して、オイルベント20を通って、ハウジング
1の通路31を経由して、ハウジング1内の空間に戻さ
れる。このように、上記オイルベント20によって、外
側の円すいころ列7を経由する潤滑油の循環経路を形成
できるので、外側の円すいころ列7への潤滑剤の流れを
促進でき、潤滑不良の心配をなくすることができ、外側
の円すいころ列7の焼き付きを未然に防止できる。
【0027】また、この実施形態の複列円すいころ軸受
装置によれば、外側の円すいころ列7に供給された潤滑
油は、円すいころ列7が転動する一体外輪2および内輪
5の軌道面を潤滑し、円すいころ列7を通って、油溜ま
り33に達する。この油溜まり33に溜まった潤滑油が
オイルベント20に達すると、この潤滑油はオイルベン
ト20から一体外輪2の外周に排出され、ハウジング1
の通路31を経由して下部空間に戻される。
【0028】したがって、この実施形態によれば、油供
給孔13への潤滑油の供給が乏しくなった場合でも、油
溜まり33に溜めた潤滑油でもって、外側の円すいころ
列7を潤滑できる。したがって、この複列円すいころ軸
受装置によれば、オイルベント20によって潤滑剤の還
流を維持しつつ、油溜まり33によって潤滑剤の不足を
回避して、最適な潤滑が可能となる。
【0029】また、このオイルベント20の内周側の開
口20Aは、外部側の円すいころ列7の最下点の円すい
ころの大径側端面の中心点よりも上方に位置しているの
で、油溜まり33に溜めた潤滑油でもって、円すいころ
列7を確実に潤滑できる。
【0030】なお、軸方向内側の円すいころ列6に供給
された潤滑油は、この円すいころ列6が転動する一体外
輪2および内輪3の軌道面を潤滑し、この円すいころ列
6を通って、一体外輪2と内輪3との間からハウジング
1内に戻される。また、一体外輪2と内輪3,5との間
に配置された円すいころ列6と7との間の空間からあふ
れた潤滑油は、回転中心線Jよりも下に位置する貫通孔
12からなる油排出孔15から排出されることになる。
【0031】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の複列円すいころ軸受装置は、一体外輪に、軸方向外
側の円すいころ列が転動する転動面よりも軸方向外側の
内周面から外周面に貫通するオイルベントを形成した。
したがって、請求項1の発明の複列円すいころ軸受装置
によれば、一体外輪の油供給孔から供給された潤滑油
は、その一部が軸方向外側の円すいころ列を経由して、
オイルベントを通って、ハウジング内の空間に戻され
る。このように、オイルベントによって、外側の円すい
ころ列を経由する潤滑油の循環経路を形成できるので、
外側の円すいころ列への潤滑剤の流れを促進でき、潤滑
不良の心配をなくすることができ、開口側の円すいころ
列の焼き付きを未然に防止できる。
【0032】また、請求項2の発明の複列円すいころ軸
受装置は、一体外輪の内周面の鉛直下端から周方向に所
定の角度だけずれた位置に形成されたオイルベントより
も軸方向外側で一体外輪と内輪との間に配置されたシー
ル部材と一体外輪の内周面とが、一体外輪の内周面にお
けるオイルベントの位置よりも下方で油溜まりを形成し
た。この発明では、ハウジング内の上部空間から一体外
輪に形成された油供給孔に潤滑油が供給され、この潤滑
油は、一体外輪と内輪との間に配置された複列の円すい
ころ列に供給される。
【0033】上記軸方向外側の円すいころ列に供給され
た潤滑油は、円すいころ列が転動する一体外輪および内
輪の軌道面を潤滑し、円すいころ列を通って、油溜まり
に達する。この油溜まりに溜まった潤滑油が上記オイル
ベントに達すると、この潤滑油はオイルベントから一体
外輪の外周面に排出され、ハウジングの下部空間に戻さ
れる。
【0034】この発明によれば、油供給孔への潤滑油の
供給が乏しくなった場合でも、油溜まりに溜めた潤滑油
でもって、上記軸方向外側の円すいころ列を潤滑でき
る。したがって、この発明の複列円すいころ軸受装置に
よれば、オイルベントによって潤滑剤の還流を維持しつ
つ、油溜まりによって潤滑剤の不足を回避して、最適な
潤滑が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、この発明の複列円すいころ軸受
装置の実施形態の平面図であり、図1(B)は、上記実施
形態の断面図である。
【図2】 上記実施形態を有するデファレンシャルギア
の要部を示す断面図である。
【図3】 従来の複列円すいころ軸受装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ハウジング、1A…開口部、1A−1…内周面、1
A−2…端面、2…一体外輪、2A…内部側軌道面、2
B…外部側軌道面、3…内部側内輪、5…外部側内輪、
6,7…円すいころ列、12…貫通孔、13…油供給
孔、15…油排出孔、16…取付けフランジ、17…内
周面、20…オイルベント、20A…開口、23…シー
ル部材、25…ピニオン、26…ピニオン軸、33…油
溜まり。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの開口部で回転軸を片持ち支
    持する複列円すいころ軸受装置において、 複列の軌道面を有する一体外輪を有し、 上記一体外輪の外周面から上記複列の軌道面間に貫通し
    た油供給孔と、 上記一体外輪の外周面から上記複列の軌道面間に貫通し
    た油排出孔と、 上記一体外輪に形成され、軸方向外側の円すいころ列が
    転動する転動面よりも軸方向外側の内周面から外周面に
    貫通するオイルベントとを備えたことを特徴とする複列
    円すいころ軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の複列円すいころ軸受装
    置において、 上記オイルベントは、上記一体外輪の内周面の鉛直下端
    から周方向に所定の角度だけずれた位置に形成され、 上記オイルベントよりも軸方向外側で上記一体外輪と内
    輪との間に配置されたシール部材と上記一体外輪の内周
    面とが、上記一体外輪の内周面における上記オイルベン
    トの位置よりも下方で油溜まりを形成していることを特
    徴とする複列円すいころ軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016185799A1 (ja) * 2015-05-20 2016-11-24 ヤンマー株式会社 作業車両の動力伝達装置
JP2016217453A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 ヤンマー株式会社 潤滑油供給構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016185799A1 (ja) * 2015-05-20 2016-11-24 ヤンマー株式会社 作業車両の動力伝達装置
JP2016217453A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 ヤンマー株式会社 潤滑油供給構造

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