JP2003193113A - 焼結製品、焼結製品の成形方法および成形用金型 - Google Patents

焼結製品、焼結製品の成形方法および成形用金型

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂インサートに好適な、抜け止め形状およ
び回転止め形状を有する焼結製品を、容易にかつ低コス
トで提供する。 【解決手段】 材料粉末を圧縮成形して得られた圧粉体
を焼結して形成された焼結製品10に、軸方向に延びる
凹凸形状部12と、周方向に延びる拡径部13とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂インサートに
適した焼結製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インサート品を装てんした金型内
に樹脂を注入して、インサート品と溶融樹脂とを一体化
した複合部品を製造するインサート工法が知られてい
る。インサート工法では、樹脂と金属のように異なる性
質を有する複数種の材質を一体に備える複合部品を作業
性よく製造することができ、たとえばインサート品とし
て焼結部品を樹脂部品と一体化することにより、無給油
駆動が可能な複合部品を容易に得ることができる。
【0003】樹脂部品と焼結部品とからなる複合部品に
は一般に、ラジアル荷重、スラスト荷重あるいはその両
方が加えられるため、樹脂インサートされる焼結部品に
は、樹脂部品に対する回転を防止する回転止め形状や、
埋め込まれた樹脂部品からの軸方向脱落を防止する抜け
止め形状を設ける必要がある。
【0004】焼結部品の樹脂部品に対する回転は、たと
えば図5に示すような部品50の外周面51に、軸方向
全長にわたる直線溝52を設けて、この直線溝52に樹
脂を入り込ませることにより防止することができる。こ
の直線溝52は、部品50を成形する金型の内周面に圧
縮方向に延びる凸条を形成することにより、圧粉体を形
成する圧縮成形時あるいは焼結後のサイジング(再圧
縮)時に形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、焼結部品の樹脂
部品からの軸方向脱落は、上述した部品50の外周面5
1に、たとえば図6に示すように周溝53を設けて、こ
の周溝53に樹脂を入り込ませることにより防止するこ
とができる。しかしながら、この周溝53の形状はアン
ダーカット形状となるため、直線溝52のように金型で
形成することができず、機械加工により形成しなければ
ならない。このため、抜け止め形状と回転止め形状の両
方を有する焼結部品の製造には、樹脂インサート成形の
他にさらに機械加工を行うための装置、加工時間を要し
ており、加工性が悪く、製造コストがかさんでしまい、
生産性が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、樹脂インサートに好適な、抜け止め形状お
よび回転止め形状を有する焼結部品を、容易にかつ低コ
ストで提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る焼結製品は、材料粉末を圧縮
成形して得られた圧粉体を焼結して形成され、軸方向に
延びる凹凸形状部と、周方向に延びる拡径部とを有する
ことを特徴としている。この発明によれば、焼結製品に
軸方向に延びる凹凸形状部と周方向に延びる拡径部とが
設けられているので、この製品をインサート品として樹
脂インサート成形した場合には、凹凸形状部と樹脂とが
噛み合うように一体化されることにより焼結製品と樹脂
部分との相対回転を抑止できるとともに、拡径部が樹脂
部分に食い込むように一体化されることにより軸方向へ
の相対移動すなわち抜けを抑止することができる。この
ような凹凸形状部および拡径部は、材料粉末の圧縮成形
金型あるいは焼結体のサイジング(再圧縮用)の矯正金
型により容易に形成することができるので、抜け止め形
状および回転止め形状を有する焼結製品を、容易かつ低
コストで提供することができる。
【0008】請求項2の発明に係る焼結製品の成形方法
は、材料粉末を圧縮成形して圧粉体を形成する圧縮工程
と、この圧粉体を焼結した焼結体をサイジングするサイ
ジング工程とを有する、焼結製品の成形方法であって、
圧縮工程において軸方向に延びる凹凸形状部を成形し、
サイジング工程において、周方向に延びる拡径部を形成
することを特徴としている。この発明によれば、圧縮工
程で軸方向に延びる凹凸形状部を有する圧粉体を形成し
た後、この圧粉体を焼結して得られた焼結体をサイジン
グするサイジング工程で、焼結体に周方向に延びる拡径
部を形成するので、抜け止め用の溝を形成するための機
械加工等の、焼結製品の製造に必ずしも必要ではない工
程を行うことなく、抜け止めおよび回転止め形状を有す
る焼結製品を容易に成形することができる。
【0009】請求項3の発明に係る成形用金型は、材料
粉末の圧縮成形あるいは焼結体のサイジングに用いられ
る成形用金型であって成形体の内周面を成形するコアロ
ッドと、外周面を成形する上第1パンチおよび下第1パ
ンチと、コアロッドと上第1パンチとの間に位置して成
形体の上端面を成形する上第2パンチと、コアロッドと
下第1パンチとの間に位置して成形体の下端面を成形す
る下第2パンチとを備え、互いに当接される上第1パン
チおよび下第1パンチ先端部の内周面に、先端側が開放
された凹部が設けられていることを特徴としている。こ
の発明によれば、上第1パンチおよび下第1パンチの先
端部の内周面にそれぞれ凹部が形成されていることによ
り、これら上第1パンチおよび下第1パンチが当接され
ると各凹部が一体となった帯状の凹溝を有するキャビテ
ィが形成されるので、この凹溝の内周側に被成形体を配
置して、上下から上第2パンチおよび下第2パンチによ
り被成形体の上下端面を圧縮することにより、キャビテ
ィ形状に従い拡径部を有する成形体を容易に形成するこ
とが可能となる。
【0010】請求項4の発明に係る成形用金型は、材料
粉末の圧縮成形あるいは焼結体のサイジングに用いられ
る成形用金型であって、成形体の内周面を成形するコア
ロッドと、外周面を成形する上第1パンチおよび下第1
パンチと、コアロッドと上第1パンチとの間に位置して
成形体の上端面を成形する上第2パンチと、コアロッド
と下第1パンチとの間に位置して成形体の下端面を成形
する下第2パンチとを備え、上第2パンチと下第2パン
チとによる成形体上下端面の軸方向圧縮時に、上第1パ
ンチと下第1パンチとが互いに当接しないように設けら
れていることを特徴としている。この発明によれば、上
第1パンチと下第1パンチとが当接しないことにより、
成形用金型には、被成形体外周面の軸方向中央部近傍を
径方向に拘束しない部分が帯状に設けられることとな
る。したがって、上下から圧縮された被成形体がこの部
分に押し出されるように変形することにより、拡径部を
有する成形体を容易に形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1および図2を参照して説明する。図1に、本発
明の一実施形態による成形体(焼結製品)10を示す。
この成形体10は、材料粉末を圧縮成形して得られた圧
粉体を焼結、サイジング(再圧縮)して形成されてい
て、外周面11に溝部(凹凸形状部)12が1本以上
(本実施形態では等間隔に4本)、拡径部13が1本設
けられている。溝部12は、成形体10の一方の端面1
4から軸方向に沿って他方の端面14まで延びている。
拡径部13は、周方向に延び、溝部12によって分断さ
れた凸条に形成されている。
【0012】このような形状の成形体10は、インサー
ト品として樹脂部品中にインサートされると、溝部12
内に樹脂が入り込んで硬化することにより、樹脂部分と
の相対回転が抑止されるとともに、拡径部13が樹脂に
食い込むようにインサートされることにより、樹脂部分
の軸方向への相対移動すなわち抜けが抑止される。した
がって、この溝部12および拡径部13を有する成形体
10は、樹脂部品内でラジアル荷重あるいはスラスト荷
重を受けても樹脂部品から脱落しにくく、安定して使用
することができる。なお、図では拡径部13を成形体1
0の外周面11から大きく突出させているが、図に示す
よりも小さな突出量であっても、十分な抜け止め効果を
得ることができる。
【0013】上述した溝部12および拡径部13は、材
料粉末の圧縮成形時や、焼結後のサイジング(再圧縮)
時に形成することができる。以下に、サイジング時に拡
径部13を形成する場合について説明する。
【0014】図2および図3に、材料粉末を圧縮成形し
て得られた圧粉体を焼結した円筒状の焼結体15に、本
実施形態の成形体10の拡径部13を形成するための金
型の概略を示す。この金型は、焼結体15を再圧縮して
形状精度を向上させるためのサイジング(再圧縮)用の
矯正金型20であって、軸方向に移動される下パンチ2
2、上パンチ27およびコアロッド26を備えている。
下パンチ22、上パンチ27およびコアロッド26は、
図3に示すように、ダイ21に形成された貫通孔21a
内に配置されて、成形体10を成形するための円筒状の
キャビティCを形成する。なお、図2は圧縮前、図3は
圧縮時の金型を示しており、この矯正金型20によって
再圧縮される前の焼結体15には、円筒外面に溝部12
が形成されている。
【0015】下パンチ22は、ダイ21の貫通孔21a
に嵌挿された円筒状の下第1パンチ23と、この下第1
パンチ23の内側に嵌挿された円筒状の下第2パンチ2
4とを備えている。下第1パンチ23の上端内周部分に
は、成形体10の外周面の下半分を形成する円筒状のブ
ロック25が固定されている。一方上パンチ27は、ダ
イ21の貫通孔21aに嵌挿される円筒状の上第1パン
チ28と、この上第1パンチ28の内側に嵌挿された円
筒状の上第2パンチ29とを備えている。上第1パンチ
28の下端内周部分には、成形体10の外周面の上半分
を形成する円筒状のブロック30が固定されている。
【0016】ブロック25は、焼結体15の外径にほぼ
等しい内径の内周面25aを有し、キャビティCの外周
面下半分の形成面を形成している。この内周面25aの
上端部(先端部)には、先端側が開放された凹部25b
が設けられている。さらに内周面25aには、焼結体1
5の溝部12に嵌る凸条部(図示せず)が、軸方向に延
設されている。一方ブロック30は、焼結体15の外径
にほぼ等しい内径の内周面30aを有し、キャビティC
の外周面上半分の形成面を形成している。この内周面3
0aの下端部(先端部)には、先端側が開放された凹部
30bが設けられている。さらに内周面30aには、焼
結体15の溝部12に嵌る凸条部(図示せず)が、軸方
向に延設されている。
【0017】つぎに、以上のように構成された矯正金型
20による拡径部13の形成について、図2および図3
を参照して説明する。まず、図2に示すように、上パン
チ27(上第1パンチ28および上第2パンチ29)を
上昇させ、下パンチ22の上面をダイ21上面に一致さ
せておき、下第2パンチ24上に焼結体15を載置す
る。そして、上パンチ27を下降させて、焼結体15の
両端面14を上第2パンチ29下面と下第2パンチ24
上面とにより拘束するとともに、ブロック30およびブ
ロック25を焼結体15の外側に嵌め、コアロッド26
を焼結体15の内側に嵌め込む。
【0018】さらに、図3に示すように、ダイ21内で
上第1パンチ28(ブロック30)下面と下第1パンチ
23(ブロック25)上面とが当接するまで上パンチ2
7と下パンチ22とを下降させて、凹部25bと凹部3
0bとが一体となった帯状の凹溝Bを有するキャビティ
Cを形成する。このように上第1パンチ28と下第1パ
ンチ23とを当接させた状態で、下第2パンチ24と上
第2パンチ29とを互いに軸方向に押圧して焼結体15
を圧縮することにより、焼結体15はキャビティCの形
状に沿うように塑性変形される。すなわち、焼結体15
は、矯正金型20により各部が精度の良好な形状に再圧
縮成形されるとともに、外周面11が凹溝Bに入り込む
ように変形して、拡径部13が形成される。
【0019】つぎに、本発明の他の実施形態について、
図4を参照して説明する。図4に示す成形用金型は、上
記第1の実施形態と同様に、被成形体(焼結体)を再圧
縮して形状精度を向上させるためのサイジング(再圧
縮)用であって、軸方向に移動可能な下パンチ41、上
パンチ44およびコアロッド47を、ダイ48に形成さ
れた貫通孔48a内に配置して被成形体を圧縮成形し、
軸方向中央部近傍に周方向に延設された拡径部49aを
有する成形体49を形成する矯正金型40である。
【0020】下パンチ41は、ダイ48の貫通孔48a
に嵌挿された円筒状の下第1パンチ42と、この下第1
パンチ42の内側に嵌挿された円筒状の下第2パンチ4
3とを備えている。一方上パンチ44は、ダイ48の貫
通孔48aに嵌挿される円筒状の上第1パンチ45と、
この上第1パンチ45の内側に嵌挿された円筒状の上第
2パンチ46とを備えている。これら下第1パンチ4
2、下第2パンチ43、上第1パンチ45および上第2
パンチ46の軸方向端面は、全て平坦に形成されてい
る。
【0021】この矯正金型40では、図4に示すよう
に、圧縮成形時の下第1パンチ42と上第1パンチ45
とが、互いに当接しないように設けられている。したが
って、被成形体は、内周面49bをコアロッド47によ
って拘束され、間隔をおいて配置された下第1パンチ4
2および上第1パンチ45によって上下端寄りの外周面
49c、49dをそれぞれ拘束された状態で、下第2パ
ンチ43と上第2パンチ46とによって軸方向に圧縮さ
れることにより、拘束されていない下第1パンチ42と
上第1パンチ45との間に押し出されるように変形し
て、拡径部49aが形成されることになる。
【0022】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や組合せ等は一例であって、本発明の趣旨
から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変
更可能である。前記実施形態では、拡径部をサイジング
用の矯正金型により形成したが、図2および図3に示す
ような閉鎖したキャビティを形成する金型を用いて、圧
粉成形の段階で溝部および拡径部を有する形状に形成す
ることも可能である。この場合、下第2パンチ24、ブ
ロック25およびコアロッド26の間に形成される空間
に成形体の形成に必要な量の材料粉末を充填できるよう
に、下第2パンチ24を大きく下降させて、この空間に
材料粉末を充填して、図3に示すように下パンチ22お
よび上パンチ27をダイ21内に下降させて圧縮成形す
ればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る焼結製品によれば、焼結製品に軸方向に延びる凹凸
形状部と周方向に延びる拡径部とが設けられているの
で、この製品をインサート品として樹脂インサート成形
した場合には、凹凸形状部と樹脂とが噛み合うように一
体化されることにより焼結製品と樹脂部分との相対回転
を抑止できるとともに、拡径部が樹脂部分に食い込むよ
うに一体化されることにより軸方向への相対移動すなわ
ち抜けを抑止することができる。このような凹凸形状部
および拡径部は、材料粉末の圧縮成形金型あるいは焼結
体のサイジング(再圧縮用)の矯正金型により容易に形
成することができるので、抜け止め形状および回転止め
形状を有する焼結製品を、容易かつ低コストで提供する
ことができる。
【0024】請求項2の発明に係る焼結製品の成形方法
によれば、圧縮工程で軸方向に延びる凹凸形状部を有す
る圧粉体を形成した後、この圧粉体を焼結して得られた
焼結体をサイジングするサイジング工程で、焼結体に周
方向に延びる拡径部を形成するので、抜け止め用の溝を
形成するための機械加工等の、焼結製品の製造に必ずし
も必要ではない工程を行うことなく、抜け止めおよび回
転止め形状を有する焼結製品を容易に成形することがで
きる。
【0025】請求項3の発明に係る成形用金型によれ
ば、上第1パンチおよび下第1パンチが、先端部の内周
面に凹部を有していることにより、これら上第1パンチ
および下第1パンチが当接されて各凹部が一体となった
帯状の凹溝を有するキャビティが形成されるので、この
凹溝の内周側に被成形体を配置して、上下から上第2パ
ンチおよび下第2パンチにより被成形体を軸方向に圧縮
することにより、キャビティ形状に従い拡径部を有する
成形体を容易に形成することが可能となる。
【0026】請求項4の発明に係る成形用金型によれ
ば、上第1パンチと下第1パンチとが当接しないことに
より、成形用金型には、被成形体外周面の軸方向中央部
近傍を拘束しない凹溝が帯状に設けられるので、この凹
溝の内側で被成形体が軸方向に圧縮されると、被成形体
は凹溝に押し出されるように変形する。したがって、特
殊な金型構造や、特殊な形状の金型を用いなくても、拡
径部を有する成形体を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による焼結製品を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の一実施形態による成形用金型の圧縮
前の状態を示す断面図である。
【図3】 図2に示す成形用金型の圧縮時の状態を示す
断面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態による成形用金型を示
す断面図である。
【図5】 従来の回転止め形状を有する焼結製品を示す
斜視図である。
【図6】 従来の回転止めおよび抜け止め形状を有する
焼結製品を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、49 焼結製品(成形体) 11 外周面 12 凹凸形状部(溝部) 13、49a 拡径部 15 焼結体 20、40 成形用金型(矯正金型) 23、42 下第1パンチ 24、43 下第2パンチ 25a 内周面 25b 凹部 26、47 コアロッド 28、45 上第1パンチ 29、46 上第2パンチ 30a 内周面 30b 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料粉末を圧縮成形して得られた圧粉体
    を焼結して形成され、軸方向に延びる凹凸形状部と、周
    方向に延びる拡径部とを有することを特徴とする焼結製
    品。
  2. 【請求項2】 材料粉末を圧縮成形して圧粉体を形成す
    る圧縮工程と、該圧粉体を焼結した焼結体をサイジング
    するサイジング工程とを有する、焼結製品の成形方法で
    あって、 前記圧縮工程において、軸方向に延びる凹凸形状部を成
    形し、 前記サイジング工程において、周方向に延びる拡径部を
    形成することを特徴とする焼結製品の成形方法。
  3. 【請求項3】 材料粉末の圧縮成形あるいは焼結体のサ
    イジングに用いられる成形用金型であって、 成形体の内周面を成形するコアロッドと、外周面を成形
    する上第1パンチおよび下第1パンチと、前記コアロッ
    ドと前記上第1パンチとの間に位置して成形体の上端面
    を成形する上第2パンチと、前記コアロッドと前記下第
    1パンチとの間に位置して成形体の下端面を成形する下
    第2パンチとを備え、 互いに当接される前記上第1パンチおよび下第1パンチ
    先端部の内周面に、先端側が開放された凹部が設けられ
    ていることを特徴とする成形用金型。
  4. 【請求項4】 材料粉末の圧縮成形あるいは焼結体のサ
    イジングに用いられる成形用金型であって、 成形体の内周面を成形するコアロッドと、外周面を成形
    する上第1パンチおよび下第1パンチと、前記コアロッ
    ドと前記上第1パンチとの間に位置して成形体の上端面
    を成形する上第2パンチと、前記コアロッドと前記下第
    1パンチとの間に位置して成形体の下端面を成形する下
    第2パンチとを備え、 前記上第2パンチと下第2パンチとによる成形体上下端
    面の軸方向圧縮時に、前記上第1パンチと下第1パンチ
    とが互いに当接しないように設けられていることを特徴
    とする成形用金型。
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