JP2003025960A - 自動車セキュリティシステム及び自動車セキュリティプログラム - Google Patents

自動車セキュリティシステム及び自動車セキュリティプログラム

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JP2003025960A
JP2003025960A JP2001216371A JP2001216371A JP2003025960A JP 2003025960 A JP2003025960 A JP 2003025960A JP 2001216371 A JP2001216371 A JP 2001216371A JP 2001216371 A JP2001216371 A JP 2001216371A JP 2003025960 A JP2003025960 A JP 2003025960A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第三者による自動車の不正使用を確実に排除
すると共に、不正使用が発生した場合には、自動車の位
置を容易に検出することができるようにした、自動車セ
キュリティシステムを提供する。 【解決手段】 ドア解錠時またはエンジン始動時に利用
者の指紋情報123を読み込んで、この読取指紋情報1
23を前もって登録した登録指紋情報242と照合し
て、当該読取指紋情報が登録指紋情報と一致した場合に
は、ドア解錠またはエンジン始動を許可し、また一致し
ない場合には、不正使用情報244を、自動車位置検出
部からの自動車位置情報,当該自動車固有の識別情報と
共に、通信ネットワークを介して管理センターに送信
し、上記管理センター300が、自動車から送信されて
くる不正使用情報,自動車位置情報および識別情報に基
づいて、当該識別情報により特定される自動車の不正使
用を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第三者による自動
車の不正使用を防止するようにした自動車セキュリティ
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車においては、第三者による
不正使用を防止するために、自動車のドアに取り付けら
れた錠と、所有者または使用者が有する鍵とを利用し
て、当該自動車の錠に適合した鍵を使用して、解錠を行
なうようにしている。このような錠と鍵によれば、所有
者または使用者が自動車を使用する場合には、先ず鍵を
錠の鍵穴に挿入して、鍵を回動させる等の操作によっ
て、解錠を行なう。これにより、自動車のドアが開放可
能となる。さらに、所有者または使用者は、自動車の車
内に乗り込んで、エンジン始動用の錠に、上記鍵を挿入
して、鍵を回動させる等の操作によって、エンジンを始
動させる。これにより、自動車を運転することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動車の錠および鍵においては、第三者が鍵を不正入手
したり、あるいは鍵を使用せずに、解錠が可能であるこ
とから、容易に第三者が自動車の不正使用を行なうこと
ができる。さらに、近年自動車特に高級車の盗難が多発
するようになってきており、これに対して、第三者によ
る自動車の不正使用を防止するための自動車セキュリテ
ィシステムが開発されるようになってきている。
【0004】このような自動車セキュリティシステムと
しては、鍵なしでは容易に解錠することができない錠
や、自動車の車体の振動を検出して大きな警告音を発生
するようにした警報装置や、自動車のステアリングを物
理的にロックするようにしたもの等、各種手段が知られ
ている。また、盗難後の自動車の現在位置を検出するた
めに、GPSを利用した位置検出システムを自動車に搭
載しておくことも既に実用化されてきている。しかしな
がら、何れの手段も決定的に自動車の盗難を防止するこ
とは困難である。また、例えば特開2000−1908
16号には、鍵の回転を許可するために、固有情報の一
致が必要であるが、これには錠自体をセキュリティシス
テムの一部として、構成する必要があり、錠自体が高価
になってしまう。さらに、例えば特開平02−1713
65号には、指紋情報認証を利用したセキュリティシス
テムが開示されているが、指紋情報読取装置が自動車の
車体に一体化されているため、指紋情報データの偽装,
偽造のおそれがある。
【0005】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、第三者による自動車の不正使用を確実に
排除すると共に、不正使用が発生した場合には、自動車
の位置を容易に検出することができるようにした、自動
車セキュリティシステムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の自動車セキュリティシステ
ムは、自動車に搭載された利用者確認装置が、利用者の
確認を行なって、鍵によるドア解錠およびエンジン始動
を許可すると共に、利用者確認ができない場合に、通信
ネットワークを介して管理センターにて自動車不正使用
の旨を検知する自動車セキュリティシステムであって、
上記利用者確認装置が、自動車の位置を検出して自動車
位置情報を出力する自動車位置検出部と、自動車のドア
施錠およびエンジン始動用の鍵の把持部に設けられ、利
用者のドア解錠時または利用者のエンジン始動時に、当
該利用者の指紋を読み込んで、読取指紋情報をドア施錠
用およびエンジン始動用の錠の鍵穴内の接点部を介して
処理部に出力する指紋読取部と、指紋読取部により読み
取った読取指紋情報を、前もって登録されてある利用者
の登録指紋情報と照合して、当該読取指紋情報が登録指
紋情報と一致した場合には、ドア解錠またはエンジン始
動を許可し、また上記読取指紋情報が登録指紋情報と一
致しない場合には、不正使用情報を送信部に送出する処
理部と、上記処理部から不正使用情報が入力されたと
き、処理部からの不正使用情報,自動車位置検出部から
の自動車位置情報および当該自動車固有の識別情報を通
信ネットワークを介して管理センターに送信する送信部
と、を備えており、上記管理センターが、受信部によ
り、当該送信部からの不正使用情報,自動車位置情報お
よび識別情報を受信し、これらに基づいて、当該識別情
報により特定される自動車の不正使用を検知する構成と
してある。
【0007】自動車セキュリティシステムをこのような
構成とすると、利用者、すなわち自動車の所有者または
所有者が許可した使用者が、ドア解錠またはエンジン始
動を行なうとき、鍵の把持部を持って、鍵を自動車のド
アの錠またはエンジン始動用の錠の鍵穴に挿入し、鍵を
回動させる等により、解錠操作またはエンジン始動操作
を行なう。このとき、指紋読取部は、鍵の把持部を持つ
利用者の指紋情報を読み取って、読取指紋情報を鍵穴の
接点部を介して、処理部に伝送する。これにより、処理
部は、指紋読取部により読み取った読取指紋情報を、前
もって登録されてある利用者の登録指紋情報と照合し、
当該読取指紋情報が登録指紋情報と一致したときには、
ドア解錠またはエンジン始動を許可する。これにより、
当該自動車に合う正規の鍵を第三者が不正に入手して、
当該自動車のドア解錠またはエンジン始動を行なおうと
しても、第三者の指紋情報が登録指紋情報と異なること
から、処理部がドア解錠またはエンジン始動を許可しな
い。したがって、第三者による自動車の不正使用が確実
に防止されることになる。
【0008】さらに、当該読取指紋情報が登録指紋情報
と一致しないときには、処理部は、不正使用情報を送信
部に送出し、送信部は、処理部からの不正使用情報,自
動車位置検出部からの自動車位置情報そして当該自動車
固有の識別情報を通信ネットワークを介して管理センタ
ーに送信する。これにより、管理センターは、当該自動
車の送信部からの不正使用情報,自動車位置情報および
識別情報を受信して、これらに基づいて、当該識別情報
により特定される自動車の不正使用を検知し、当該自動
車の位置を検出することができる。
【0009】このようにして、本発明によれば、利用者
を識別するために、当該利用者の指紋情報を鍵の把持部
を持つ利用者の手から指紋読取部により読み取って、前
もって登録してある利用者の登録指紋情報と照合するこ
とにより、自動車の第三者による不正使用を確実に防止
することができると共に、指紋データの偽装・偽造を防
止することができる。また、不正使用時に、当該自動車
の自動車位置検出部で検出した現在位置に関する自動車
位置情報が、送信部から通信ネットワークを介して管理
センターに送信されるので、第三者による不正使用時
に、当該自動車の現在位置を確実に追跡することができ
る。
【0010】請求項2記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記処理部が、ドア解錠を許可していない状態
で、自動車位置検出部からの自動車位置情報が変化して
いる場合に、不正使用情報を送信部に出力する構成とし
てある。自動車セキュリティシステムをこのような構成
とすると、ドア解錠を行なわずに、第三者が不正に当該
自動車のエンジンを始動させて運転しているとき、自動
車位置情報の変化に基づいて、処理部が不正使用情報を
送信部に出力する。したがって、第三者が不正にドアを
こじあけて自動車を不正使用すると、不正使用情報が送
信部から管理センターに送信されるので、管理センター
は当該自動車の不正使用を検知することができる。
【0011】請求項3記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記処理部が、エンジン始動を許可していない状
態で、自動車位置検出部からの自動車位置情報が変化し
ている場合に、不正使用情報を送信部に出力する構成と
してある。自動車セキュリティシステムをこのような構
成とすると、第三者が鍵を使用せずに不正に当該自動車
のエンジンを始動させて運転しているとき、自動車位置
情報の変化に基づいて、処理部が不正使用情報を送信部
に出力する。したがって、第三者がバッテリ直結等の不
正な手段によりエンジン始動を行なって、自動車を不正
使用すると、不正使用情報が送信部から管理センターに
送信されるので、管理センターは当該自動車の不正使用
を検知することができる。
【0012】請求項4記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記管理センターが、自動車の不正使用を検知し
たとき、当該自動車の所有車または使用者に対して不正
使用の旨および自動車位置情報の連絡を行なう構成とし
てある。自動車セキュリティシステムをこのような構成
とすると、当該自動車の所有者または使用者は、当該自
動車の不正使用が発生した場合に、いち早く不正使用の
事実を知ることができると共に、当該自動車の現在位置
を知ることができるので、自ら当該自動車の現在位置に
出向いたり、あるいは警察等に通報することができる。
【0013】請求項5記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記処理部が、読取指紋情報が登録指紋情報と一
致しないとき、不正使用情報と共に読取指紋情報を送信
部に送出し、送信部が、不正使用情報と共に読取指紋情
報を通信ネットワークを介して管理センターに送信し、
上記管理センターが、受信した読取指紋情報を、前もっ
て不正使用者データベースに登録してある不正使用者指
紋情報と照合して、不正使用者を特定する構成としてあ
る。自動車セキュリティシステムをこのような構成とす
ると、管理センターが独自に不正使用者データベースを
構築することにより、不正使用の自動車から送信される
読取指紋情報に基づいて、不正使用者を特定することが
できる。
【0014】請求項6記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記管理センターが、受信した読取指紋情報と一
致する不正使用者指紋情報がないときには、当該読取指
紋情報を不正使用者指紋情報として、不正使用者データ
ベースに登録する構成としてある。自動車セキュリティ
システムをこのような構成とすると、不正使用の自動車
から送信される読取指紋情報と一致する不正使用者指紋
情報がないとき、当該読取指紋情報を、新たに不正使用
者指紋情報として不正使用者データベースに追加するこ
とにより、不正使用者データベースが常に更新されるこ
とになる。
【0015】請求項7記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記指紋読取部が、自動車から鍵穴を介して給電
される。自動車セキュリティシステムをこのような構成
とすると、指紋読取部は、自動車側から給電が行なわれ
るので、鍵内部に指紋読取部のための電源を用意する必
要がなく、低コストで鍵を構成することができる。
【0016】請求項8記載の自動車セキュリティシステ
ムは、上記指紋読取部が、鍵内に備えられた電源電池か
ら給電される。自動車セキュリティシステムをこのよう
な構成とすると、指紋読取部は、鍵内に備えられた電源
電池から給電が行なわれるので、自動車側からの給電が
必要なく、鍵及びドア施錠用の錠そしてエンジン始動用
の錠の鍵穴内に、給電用接点を設ける必要がない。
【0017】また、この目的を達成するため、本発明の
請求項9記載の自動車セキュリティプログラムは、自動
車に搭載された利用者確認装置により利用者の確認を行
なって、鍵によるドア解錠およびエンジン始動を許可す
ると共に、利用者確認ができない場合に、通信ネットワ
ークを介して管理センターにて自動車不正使用の旨を検
知する処理をコンピュータに実行させる、自動車セキュ
リティプログラムであって、上記利用者確認装置にて、
自動車位置検出部により自動車の位置を検出し、利用者
のドア解錠時または利用者のエンジン始動時に、指紋読
取部により、当該利用者の指紋情報を読み込んで、指紋
読取部により読み取った読取指紋情報を、前もって登録
されてある利用者の登録指紋情報と照合し、当該読取指
紋情報が登録指紋情報と一致した場合には、ドア解錠ま
たはエンジン始動を許可し、また上記読取指紋情報が登
録指紋情報と一致しない場合には、不正使用情報,自動
車位置情報および当該自動車固有の識別情報を通信ネッ
トワークを介して管理センターに送信する処理を自動車
側コンピュータに実行させ、上記管理センターにて、受
信した不正使用情報,自動車位置情報および識別情報に
基づいて、当該識別情報により特定される自動車の不正
使用を検知する処理を管理センター側コンピュータに実
行させる構成としてある。
【0018】自動車セキュリティプログラムをこのよう
な構成とすると、利用者、すなわち自動車の所有者また
は所有者が許可した使用者が、自分の指を指紋読取部に
当てながら、当該自動車用の鍵を、当該自動車のドアの
錠またはエンジン始動用の錠の鍵穴に挿入し、鍵を回動
させる等により、解錠操作またはエンジン始動操作を行
なう。このとき、自動車側コンピュータは、指紋読取部
により読み取った読取指紋情報を、前もって登録されて
ある利用者の登録指紋情報と照合し、当該読取指紋情報
が登録指紋情報と一致したときには、ドア解錠またはエ
ンジン始動を許可する。これにより、当該自動車に合う
正規の鍵を第三者が不正に入手して、当該自動車のドア
解錠またはエンジン始動を行なおうとしても、第三者の
指紋情報が登録指紋情報と異なることから、自動車側コ
ンピュータがドア解錠またはエンジン始動を許可しな
い。したがって、第三者による自動車の不正使用が確実
に防止され得ることになる。
【0019】さらに、当該読取指紋情報が登録指紋情報
と一致しないときには、自動車側コンピュータは、不正
使用情報と、自動車位置検出部からの自動車位置情報そ
して当該自動車固有の識別情報を通信ネットワークを介
して管理センターに送信する。これにより、管理センタ
ー側コンピュータは、受信した不正使用情報,自動車位
置情報および識別情報に基づいて、当該識別情報により
特定される自動車の不正使用を検知すると共に、当該自
動車の位置を検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態に
おける処理部および管理センターの情報処理装置での処
理は、プログラムに制御されたコンピュータにより実行
される。記録媒体としては、例えば磁気ディスク,半導
体メモリ,その他の任意のコンピュータで読み取り可能
なものを使用することができる。また、記録媒体に記録
されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装
着して当該コンピュータに読み込ませてもよく、また通
信ネットワークを介してコンピュータに読み込ませても
よい。
【0021】本発明の自動車セキュリティシステムの第
一の実施形態について、図1〜図6を参照して説明す
る。図1は、本実施形態の自動車セキュリティシステム
の概略構成を示すブロック図である。
【0022】図1に示すように、自動車セキュリティシ
ステム10は、利用者100と、自動車200と、管理
センター300と、通信ネットワーク400と、を設け
てある。なお、図1においては、利用者100,自動車
200は、一つだけ図示されているが、一つに限定され
るものではない。
【0023】また、通信ネットワーク400は、携帯電
話,PHS,衛星電話等を含む無線式の一般公衆回線網
あるいは専用回線網等の通信ネットワークである。
【0024】利用者100は、自動車200を利用しよ
うとする者、例えば当該自動車200の所有者または所
有者から使用を許可された使用者であって、そのドア施
錠およびエンジン始動のための鍵110を持っている。
また、利用者100は、前もって管理センター300に
対して、不正使用発生時の連絡先等の利用者情報101
を登録してある。
【0025】上記鍵110は、図2および図3に示すよ
うに、自動車200のドア施錠用の錠201およびエン
ジン始動用の錠202の鍵穴の物理的形状に適合した形
状を有する一般的な鍵としての機能を有すると共に、指
紋読取部120を備えている。なお、上記鍵110は、
指紋読取部120を備えていれば、例えば電気的あるい
は磁気的に解錠を行なうような構成のものでもよい。
【0026】この指紋読取部120は、上記鍵穴内に設
けられた給電用接点に接触する電源入力接点121(図
2参照)を介して、外部すなわち自動車200側から給
電される。さらに、上記指紋読取部120は、同様に上
記鍵穴内に設けられた制御用接点に接触する制御用接点
122(図2参照)を介して、指紋読取制御が行なわれ
ると共に、読み取った指紋情報(読取指紋情報123)
を出力するようになっている。なお、指紋読取部120
は、制御用接点122から制御信号が入力されることに
より、鍵110の把持部111を持つ利用者の手指の指
紋を読み取るように構成されている。
【0027】上記自動車200は、一般的な構成の自動
車として、ドア施錠用の錠201およびエンジン始動用
の錠202と、電源としてのバッテリ203と、エンジ
ン204と、ドアロック205と、を備えていると共
に、自動車セキュリティシステム10の自動車側システ
ムである利用者確認装置210を備えている。ここで、
ドア施錠用の錠201およびエンジン始動用の錠202
は、図3に示すように、それぞれ従来と同様の鍵穴20
1aおよび鍵穴部品201bを備えていると共に、それ
ぞれ鍵穴内に、鍵110の電源入力接点121および制
御用接点122に対応する給電用接点201cおよび制
御用接点201dを備えている。また、上記ドアロック
205は、処理部240からの制御信号により、ドアの
施錠または解錠を行なうように構成されている。
【0028】上記利用者確認装置210は、自動車内に
設けられた情報処理装置としてのコンピュータから構成
されており、上述した指紋読取部120を制御する指紋
読取制御部220と、自動車位置検出部230と、処理
部240と、送信部250と、を設けてある。
【0029】上記指紋読取制御部220は、処理部24
0からの制御信号に基づいて、ドア施錠用の錠201お
よびエンジン始動用の錠202の鍵穴内の制御用接点か
ら、上記鍵穴内に挿入された鍵110の制御用接点12
2を介して、指紋読取部120を制御して、鍵110の
把持部111を持つ利用者の手指の指紋の読取を行なわ
せるようになっている。なお、読み取られた読取指紋情
報123は、再び制御用接点122から指紋読取制御部
220を介して、処理部240に送出されるようになっ
ている。
【0030】上記自動車位置検出部230は、例えばG
PSを利用して、GPSアンテナ231による受信デー
タに基づいて、そのときの自動車200の現在位置を取
得して、自動車位置情報232を生成するようになって
いる。
【0031】上記処理部240は、指紋読取部120か
らの読取指紋情報123が指紋読取制御部220を介し
て入力され、この読取指紋情報123を前もって登録さ
れてある利用者の登録指紋情報と照合する。ここで、上
記処理部240は、記憶部241を備えており、この記
憶部241には、当該自動車の利用者、すなわち当該自
動車の所有者そしてこの所有者から使用を許可された使
用者の指紋情報が、登録指紋情報242として登録され
ている。さらに、この記憶部241には、当該自動車2
00を一意に特定するための識別情報243が登録され
ている。
【0032】そして、上記処理部240は、読取指紋情
報123が登録指紋情報242と一致したとき、許可信
号をドアロック205またはエンジン204に出力し
て、ドア解錠およびエンジン始動を許可する。また、上
記処理部240は、読取指紋情報123が登録指紋情報
242と一致しないとき、不正使用情報244を生成し
て、この不正使用情報244および指紋読取部120か
らの読取指紋情報123を送信部250に送出する。さ
らに、上記処理部240は、指紋照合が行なわれていな
い場合にも、同様に不正使用情報244および指紋読取
部120からの読取指紋情報123を送信部250に送
出するようになっている。
【0033】上記送信部250は、処理部240から不
正使用情報244および読取指紋情報123が入力され
たとき、この不正使用情報244および読取指紋情報1
23と、当該自動車200の識別情報243そして自動
車位置検出部230からの自動車位置情報232と、を
通信ネットワーク400を介して、管理センター300
に送信する。
【0034】これに対して、上記管理センター300
は、適宜の場所に設けられており、図4に示すように、
受信部310と、処理部320と、記憶部330とを設
けてある。上記受信部310は、各自動車200の利用
者確認装置210の送信部250から送信されてくる不
正使用情報244,読取指紋情報123,当該自動車2
00の識別情報243および自動車位置情報232を受
信し、これらを処理部320に出力する。
【0035】上記処理部320は、受信部310からの
不正使用情報244や当該自動車の識別情報243に基
づいて、不正使用発生の旨を検出すると共に、識別情報
243から当該自動車200を特定し、当該自動車20
0の利用者100の利用者情報101を記憶部330か
ら読み出して、当該利用者100に不正使用発生の旨を
通知する。なお、利用者100に対する通知は、前もっ
て記憶部330に登録された利用者100の利用者情報
101に含まれる連絡先にしたがって、例えば利用者1
00の自宅または携帯電話宛の通話あるいはメール等に
より行なわれる。
【0036】上記記憶部330は、利用者100の連絡
先等を含む利用者情報101が前もって登録されている
と共に、不正使用者データベース331が登録されてい
る。この不正使用者データベース331は、不正使用発
生時の読取指紋情報123を逐次不正使用者指紋情報3
32として追加登録されることにより、不正使用者指紋
情報332が蓄積されている。
【0037】さらに、上記処理部320は、不正使用発
生により、読取指紋情報123を、記憶部330に登録
してある不正使用者データベース331の不正使用者指
紋情報と照合することにより、不正使用者を特定する。
ここで、読取指紋情報123が不正使用者データベース
331にない場合には、上記処理部320は、この読取
指紋情報123を、新たな不正使用者指紋情報332と
して、記憶部330の不正使用者データベース331に
追加登録する。これにより、当該管理センター300で
管理する自動車200に関する不正使用者が、管理セン
ター300の記憶部330の不正使用者データベース3
31に登録され、蓄積されることにより、不正使用者の
管理を行なうことができる。
【0038】次に、本実施形態の自動車セキュリティシ
ステム10の動作について、図5〜図6を参照して説明
する。自動車セキュリティシステム10は、図5に示す
自動車200側での利用者確認作業および図6に示す管
理センター300側での不正利用発生時の作業の処理の
各ステップで利用される。
【0039】まず、自動車200側での利用者確認作業
について図5を参照して説明する。図5において、先ず
ステップA1で示すように、自動車200に搭載された
利用者確認装置210の処理部240が、指紋読取制御
部230からの信号を検出して、ドア施錠用の錠201
またはエンジン始動用の錠202に鍵110が挿入され
ているか否かを判定する。
【0040】そして、鍵110が挿入されていない場合
には、ステップA2で示すように、制御部240は、自
動車位置検出部230からの自動車位置情報232の変
化を検出する。そして、自動車位置情報が変化している
場合には、ステップA3で示すように、不正使用情報2
44を送信部250に送出する。これにより、送信部2
50は、ステップA4で示すように、不正使用情報24
4,自動車識別情報243,自動車位置情報232,を
通信ネットワーク400を介して管理センター300に
送信する。これを受けて、管理センター300は、ステ
ップA5にて、後述するように不正使用発生時の作業を
行なって、処理が終了する。なお、上記ステップA2
で、自動車位置検出部230からの自動車位置情報23
2が変化していない場合には、ステップA1に戻る。
【0041】また、上記ステップA1で、ドア施錠用の
錠201またはエンジン始動用の錠202に鍵110が
挿入されている場合には、鍵110の指紋読取部120
には、バッテリ203から電源電圧が指紋読取部120
に印加されることにより、指紋読取部120が、指紋読
取制御部220により駆動制御される。そして、ステッ
プA6にて、利用者100が鍵110の把持部111を
手で持って、ドア解錠またはエンジン始動のために鍵1
10を回動させると、ステップA7にて、指紋読取部1
20が利用者100の指紋を読み取って、読取指紋情報
123を指紋読取制御部220を介して処理部240に
送出する。
【0042】これにより、処理部240は、ステップA
8にて、指紋読取部120からの読取指紋情報123
を、記憶部241に登録してある登録指紋情報242と
照合する。ここで、照合の結果、読取指紋情報123が
登録指紋情報242と一致した場合には、処理部240
は、ステップA9にて、ドアロック205またはエンジ
ン204に対して許可信号を送出し、ドア解錠またはエ
ンジン始動を許可して、処理を終了する。これにより、
鍵110が正規のものであれば、鍵110の形状等がド
ア施錠用の錠201またはエンジン始動用の錠202の
鍵穴の形状と合致して、ドア解錠またはエンジン始動が
行なわれ得る。
【0043】これに対して、照合の結果、読取指紋情報
123が登録指紋情報242と一致しない場合には、ス
テップA3〜A5の処理が行なわれる。以上で、自動車
200側の利用者確認作業が完了する。
【0044】次に、管理センター300側の不正使用発
生時の作業について、図6を参照して説明する。図6に
おいて、先ずステップB1で示すように、自動車200
の利用者確認装置210の送信部250から、不正使用
情報244等の情報が通信ネットワーク400を介して
送信されてくると、管理センター300の受信部310
が、これらの情報を受信して、処理部320に送出す
る。
【0045】そして、処理部320は、受信した不正使
用情報244により、ステップB2で示すように、不正
使用発生の旨を検出すると共に、ステップB3にて、識
別情報243から不正使用が発生した自動車200を特
定し、さらにステップB4にて、記憶部330から当該
自動車200の利用者100の利用者情報101を読み
出して、ステップB5にて、当該利用者100に対し
て、利用者情報101に含まれる連絡先にしたがって、
不正使用発生の旨そして自動車位置情報232を通知す
る。これにより、利用者100は、自分が使用する自動
車200が不正使用されている旨、そして自動車位置情
報232により、当該自動車200の現在位置を知るこ
とができる。
【0046】さらに、処理部320は、ステップB6で
示すように、受信した読取指紋情報123を、記憶部3
30に登録されている不正使用者データベース331の
不正使用者指紋情報332と照合して、ステップB7に
て、読取指紋情報123が不正使用者データベース33
1の不正使用者指紋情報332と一致したときには、ス
テップB8にて、当該不正使用者を特定する。また、読
取指紋情報123が不正使用者データベース331の不
正使用者指紋情報332と一致しないときには、処理部
320は、ステップB9にて、当該読取指紋情報123
を、新たな不正使用者指紋情報332として、不正使用
者データベース331に追加登録する。これにより、当
該管理センター300で管理する自動車200に関する
不正使用者が、管理センター300の記憶部330の不
正使用者データベース331に登録され、蓄積されるこ
とにより、管理センター300にて、不正使用者の管理
を行なうことができる。以上で、管理センター300側
の不正使用発生時の作業が完了する。
【0047】このようにして、本実施形態による自動車
セキュリティシステム10によれば、利用者100が鍵
110を使用して自動車200のドア施錠用の錠201
またはエンジン始動用の錠202に鍵110を挿入した
とき、鍵110内の指紋読取部120が利用者100の
指紋を読み取って、処理部240が前もって登録された
正規利用者の登録指紋情報242と照合することによ
り、第三者が利用者100の自動車200の正規の鍵1
10を入手して、第三者がこの鍵110により当該自動
車200のドア解錠またはエンジン始動を行なおうとし
た場合に、ドア解錠またはエンジン始動を許可せずに、
不正使用情報244と自動車位置情報232を、通信ネ
ットワーク400を介して管理センター300に送信す
る。これにより、管理センター300は、当該自動車2
00の不正使用発生を検知することができると共に、自
動車位置情報232により、当該自動車200の現在位
置を把握することができる。したがって、管理センター
300は、例えば盗難等の発生の際に、いち早く不正使
用発生の旨を検出して、自動車の現在位置に急行した
り、あるいは警察に通報することが可能となる。
【0048】図7は、本発明の自動車セキュリティシス
テムの第二の実施形態の概略構成を示すブロック図であ
る。図7に示すように、自動車セキュリティシステム2
0は、図1に示した自動車セキュリティシステム10と
ほぼ同様の構成であるから、同じ構成要素には同じ符号
を付して、その説明を省略する。
【0049】図7において、自動車セキュリティシステ
ム20は、利用者100の鍵110が、指紋読取部12
0のための電源としての電池130を備えている。これ
により、鍵110は、電源入力接点が不要である。
【0050】また、自動車200の利用者確認装置21
0は、送信部250の代わりに送受信部260を備えて
いると共に、処理部240が記憶部241を備えていな
い。これに対して、管理センター300は、受信部32
0の代わりに、送受信部340を備えていると共に、そ
の記憶部330に、自動車200の利用者100の登録
指紋情報242が登録されている。
【0051】次に、この実施形態の自動車セキュリティ
システム20の動作について、説明する。自動車セキュ
リティシステム20の動作は、基本的には自動車セキュ
リティシステム10とほぼ同じであるが、鍵110がド
ア施錠用の錠201またはエンジン始動用の錠202に
挿入されたときの指紋読取部120による読取指紋情報
123と登録指紋情報242との照合作業(ステップA
8)が異なる。
【0052】この照合作業において、処理部240は、
読取指紋情報123を当該自動車200の認識情報24
3と共に、送受信部260から通信ネットワーク400
を介して管理センター300に送信する。これを受け
て、管理センター300の送受信部340は、この読取
指紋情報123および識別情報243を受信して、処理
部320に送出し、処理部320は、この認識情報24
3に基づいて自動車200の利用者100を特定し、こ
の読取指紋情報123を、記憶部330に登録してある
当該利用者100の登録指紋情報242と照合する。
【0053】そして、管理センター300の処理部32
0は、その照合結果、読取指紋情報123が登録指紋情
報242と一致した場合には、照合完了の旨を、送受信
部340から通信ネットワーク400を介して、自動車
200に送信する。これを受けて、自動車200の送受
信部260は、この照合完了の旨を受信して、処理部2
40に送出する。なお、この場合、処理部240が指紋
照合の結果、読取指紋情報123が登録指紋情報242
と一致しない場合に、不正使用情報244を通信ネット
ワーク400を介して管理センター300に送信する必
要はない。
【0054】また、管理センター300の処理部320
は、読取指紋情報123が登録指紋情報242と一致し
ない場合には、図6に示すステップB2〜B9の作業を
行なう。これにより、自動車セキュリティシステム20
は、図1に示した自動車セキュリティシステム10と同
様に動作することになる。
【0055】上述した実施形態においては、自動車20
0の利用者確認装置210の送信部250は、管理セン
ター300の受信部310に対して直接に各種情報を送
信するようになっているが、これに限らず、中継局を介
して各種情報の送信を行なうようにしてもよい。この場
合、例えば送信手段として、携帯電話やPHS等の無線
式の一般公衆回線網を利用すれば、通信ネットワークの
構築のためのコストが大幅に削減されることになる。ま
た、中継局として、通信衛星局を利用するようにすれ
ば、地形による送信の影響が大幅に低減されるので、自
動車200の移動範囲が制限されるようなことはない。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用者
を識別するために、当該利用者の生体情報を生体情報読
取部により読み取って、前もって登録してある利用者の
登録生体情報と照合することにより、読取生体情報と登
録生体情報が一致しない場合には、ドア解錠またはエン
ジン始動を許可しないので、自動車の第三者による不正
使用を確実に防止することができる。また、不正使用時
に、当該自動車の自動車位置検出部で検出した現在位置
に関する自動車位置情報が、送信部から通信ネットワー
クを介して管理センターに送信されるので、第三者によ
る不正使用時に、当該自動車の現在位置を確実に追跡す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の自動車セキュリティ
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の自動車セキュリティシステムにおける自
動車の構成を示す図である。
【図3】図1の自動車セキュリティシステムにおける鍵
の詳細な構成を示す図である。
【図4】図1の自動車セキュリティシステムにおける管
理センターの構成を示す図である。
【図5】図1の自動車セキュリティシステムにおける自
動車側の作業を示すフローチャートである。
【図6】図1の自動車セキュリティシステムにおける管
理センター側の不正使用発生時の作業を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第二の実施形態の自動車セキュリティ
システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
100 利用者 101 利用者情報 110 鍵 120 指紋読取部 123 読取指紋情報 200 自動車 210 利用者確認装置 220 指紋読取制御部 230 自動車位置検出部 232 自動車位置情報 240 処理部 241 記憶部 242 登録指紋情報 243 識別情報 244 不正使用情報 250 送信部 260 送受信部 300 管理センター 310 受信部 320 処理部 330 記憶部 340 送受信部 400 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 49/00 E05B 49/00 S G08B 13/00 G08B 13/00 B 13/06 13/06 25/04 25/04 C 25/10 25/10 D Fターム(参考) 2E250 AA21 BB05 BB42 BB46 BB47 BB64 DD06 DD09 FF02 FF18 HH01 JJ05 KK03 LL01 TT01 5C084 AA04 AA10 AA14 BB40 CC02 CC16 CC29 EE06 FF02 FF27 5C087 AA02 AA03 BB21 BB74 DD05 DD13 EE05 EE08 FF01 FF04 GG10 GG20 GG66 GG70 GG83

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載された利用者確認装置が、
    利用者の確認を行なって、鍵によるドア解錠およびエン
    ジン始動を許可すると共に、利用者確認ができない場合
    に、通信ネットワークを介して管理センターにて自動車
    不正使用の旨を検知する自動車セキュリティシステムで
    あって、 上記利用者確認装置が、 自動車の位置を検出して自動車位置情報を出力する自動
    車位置検出部と、 自動車のドア施錠およびエンジン始動用の鍵の把持部に
    設けられ、利用者のドア解錠時または利用者のエンジン
    始動時に、当該利用者の指紋を読み込んで、読取指紋情
    報をドア施錠用およびエンジン始動用の錠の鍵穴内の接
    点部を介して処理部に出力する指紋読取部と、 指紋読取部により読み取った読取指紋情報を、前もって
    登録されてある利用者の登録指紋情報と照合して、当該
    読取指紋情報が登録指紋情報と一致した場合には、ドア
    解錠またはエンジン始動を許可し、また上記読取指紋情
    報が登録指紋情報と一致しない場合には、不正使用情報
    を送信部に送出する処理部と、 上記処理部から不正使用情報が入力されたとき、処理部
    からの不正使用情報,自動車位置検出部からの自動車位
    置情報および当該自動車固有の識別情報を通信ネットワ
    ークを介して管理センターに送信する送信部と、 を備えており、 上記管理センターが、受信部により、当該送信部からの
    不正使用情報,自動車位置情報および識別情報を受信
    し、これらに基づいて、当該識別情報により特定される
    自動車の不正使用を検知することを特徴とする自動車セ
    キュリティシステム。
  2. 【請求項2】 上記処理部が、ドア解錠を許可していな
    い状態で、自動車位置検出部からの自動車位置情報が変
    化している場合に、不正使用情報を送信部に出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車セキュリティシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記処理部が、エンジン始動を許可して
    いない状態で、自動車位置検出部からの自動車位置情報
    が変化している場合に、不正使用情報を送信部に出力す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車セ
    キュリティシステム。
  4. 【請求項4】 上記管理センターが、自動車の不正使用
    を検知したとき、当該自動車の所有車または使用者に対
    して不正使用の旨および自動車位置情報の連絡を行なう
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動
    車セキュリティシステム。
  5. 【請求項5】 上記処理部が、読取指紋情報が登録指紋
    情報と一致しないとき、不正使用情報と共に読取指紋情
    報を送信部に送出し、 送信部が、不正使用情報と共に読取指紋情報を通信ネッ
    トワークを介して管理センターに送信し、 上記管理センターが、受信した読取指紋情報を、前もっ
    て不正使用者データベースに登録してある不正使用者指
    紋情報と照合して、不正使用者を特定することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の自動車セキュリテ
    ィシステム。
  6. 【請求項6】 上記管理センターが、受信した読取指紋
    情報と一致する不正使用者指紋情報がないときには、当
    該読取指紋情報を不正使用者指紋情報として、不正使用
    者データベースに登録することを特徴とする請求項5に
    記載の自動車セキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 上記指紋読取部が、自動車から鍵穴を介
    して給電されることを特徴とする、請求項1〜6のいず
    れかに記載の自動車セキュリティシステム。
  8. 【請求項8】 上記指紋読取部が、鍵内に備えられた電
    源電池から給電されることを特徴とする、請求項1〜6
    のいずれかに記載の自動車セキュリティシステム。
  9. 【請求項9】 自動車に搭載された利用者確認装置によ
    り利用者の確認を行なって、鍵によるドア解錠およびエ
    ンジン始動を許可すると共に、利用者確認ができない場
    合に、通信ネットワークを介して管理センターにて自動
    車不正使用の旨を検知する処理をコンピュータに実行さ
    せる、自動車セキュリティプログラムであって、 上記利用者確認装置にて、自動車位置検出部により自動
    車の位置を検出し、 利用者のドア解錠時または利用者のエンジン始動時に、
    自動車のドア施錠およびエンジン始動用の鍵の把持部に
    設けられた指紋読取部により、当該利用者の指紋情報を
    読み込み、 指紋読取部により読み取った読取指紋情報を、前もって
    登録されてある利用者の登録指紋情報と照合し、当該読
    取指紋情報が登録指紋情報と一致した場合には、ドア解
    錠またはエンジン始動を許可し、また上記読取指紋情報
    が登録指紋情報と一致しない場合には、不正使用情報,
    自動車位置情報および当該自動車固有の識別情報を通信
    ネットワークを介して管理センターに送信する処理を自
    動車側コンピュータに実行させ、 上記管理センターにて、受信した不正使用情報,自動車
    位置情報および識別情報に基づいて、当該識別情報によ
    り特定される自動車の不正使用を検知する処理を管理セ
    ンター側コンピュータに実行させることを特徴とする自
    動車セキュリティプログラム。
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