JP2003003778A - 自走式苗木植穴掘削機 - Google Patents

自走式苗木植穴掘削機

Info

Publication number
JP2003003778A
JP2003003778A JP2001187087A JP2001187087A JP2003003778A JP 2003003778 A JP2003003778 A JP 2003003778A JP 2001187087 A JP2001187087 A JP 2001187087A JP 2001187087 A JP2001187087 A JP 2001187087A JP 2003003778 A JP2003003778 A JP 2003003778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
root cutting
shaft
excavation
planting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001187087A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Aoshiba
則宏 青柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEDA KOGYOSHO KK
Komatsu Ltd
Original Assignee
TAKEDA KOGYOSHO KK
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEDA KOGYOSHO KK, Komatsu Ltd filed Critical TAKEDA KOGYOSHO KK
Priority to JP2001187087A priority Critical patent/JP2003003778A/ja
Publication of JP2003003778A publication Critical patent/JP2003003778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜地にでも苗木植穴を垂直で、しかも容易
に掘削できると共に、掘削した苗木植穴内に苗木の根が
入れ易い自走式苗木植穴掘削機とすることである。 【解決手段】 油圧ショベルの作業機アーム7に穴掘削
機2を俯仰自在に取付け、その作業機アーム7及び穴掘
削機2を上下に揺動、俯仰して傾斜地にでも苗木植穴を
垂直で、しかも容易に掘削できるようにする。前記穴掘
削機2は、取付部20と回転駆動部21と掘削部22と
根切り部23を有し、掘削した穴の内周面に沿って草木
の根を切断して苗木を入れ易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地面に苗木を植え
る苗木植穴を掘削する自走式苗木植穴掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】植林作業は、一般的に、苗木を植える穴
(以下苗木植穴という)を地面に掘る作業と、掘った苗
木植穴に苗木を入れる作業の2つの作業に大きく分けら
れる。前述の苗木植穴を掘る作業は、スコップや特殊形
状の掘削具を作業者が手で持って行うのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】苗木植穴を作業者が手
作業で掘るのは重労働である。特に、山の斜面に植林す
る場合には、傾斜地に苗木植穴を掘るので、作業者は傾
斜地で身体のバランスを保ちながら苗木植穴を掘ること
になり、大変な重労働である。
【0004】苗木は垂直に植えるので、苗木植穴は垂直
に掘ることが好ましい。しかしながら、前述のように作
業者が手作業で掘るので、苗木植穴を垂直に掘るのは難
しい。特に前述のように、傾斜地に苗木植穴を垂直に掘
るのは難しい。
【0005】山や原野などの雑草や竹などの草木が生育
している場所に植林する場合には、その雑草や竹などの
草木を伐採した後に苗木植穴を掘る。この場合に、地中
に雑草や竹などの草木の根が残存しているので、その草
木の根のために苗木植穴を掘るのが大変である。また、
掘った苗木植穴に根が突出し、苗木を入れづらい。
【0006】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたものである。本発明の第1の目的は、苗木植穴を
容易に掘削できる自走式苗木植穴掘削機とすることであ
る。本発明の第2の目的は、苗木植穴を垂直に掘削でき
る自走式苗木植穴掘削機とすることである。本発明の第
3の目的は、地中に根があっても苗木植穴を容易に掘削
できると共に、その地中の根が苗木を入れる時に邪魔に
ならない自走式苗木植穴掘削機とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、回転して土を削り、削り取った土を排出して地層面
にカップ状の穴を形成する掘削部22と、その穴の内周
面の草木の根を切断する根切り部23を有する穴掘削機
2を、走行体3の上部に旋回自在に搭載した上部旋回体
6に設置の作業機アーム7に俯仰自在に取付けたことを
特徴とする自走式苗木植穴掘削機である。
【0008】第1の発明によれば、作業車両1を傾斜
地、平地において走行すると共に、上部旋回体6を旋回
することで、穴掘削機2を傾斜地、平地の任意に位置と
することができる。前述の状態で、作業機アーム7を下
方に揺動することで傾斜地、平地の任意の位置に苗木植
穴を、人力によらず容易に掘削できる。したがって、傾
斜地、平地の任意の位置に苗木植穴を容易に掘削でき
る。
【0009】また、地面の傾斜角に応じて作業機アーム
7、穴掘削機2を上下に揺動することで穴掘削機2を地
面と垂直とすることができる。したがって、傾斜地、平
地の任意の位置に苗木植穴を垂直に掘削することができ
る。
【0010】また、地中の根は、掘削した穴の周囲に沿
って切断され、掘削した苗木植穴の内面には根が突出せ
ずにきれいな状態である。したがって、地中に草木の根
があっても苗木植穴を容易に掘削できると共に、苗木植
穴に苗木を入れる時に草木の根が邪魔にならないので、
苗木を入れ易い。
【0011】以上のことが相俟って植林作業の一部を機
械化でき、植林作業効率を向上できる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において穴掘削
機2は、作業機アーム7に取付ける取付部20と、この
取付部20と一体組合せられ、掘削部22、根切り部2
3を回転駆動する回転駆動部21を有し、この回転駆動
部21と、前記掘削部22、根切り部23が分離連結可
能である自走式苗木植穴掘削機である。
【0013】第2の発明によれば、取付部20を作業機
アーム7に上下揺動自在に取付けることで、穴掘削機2
を作業機アーム7に上下揺動自在に容易に取付けるでき
る。
【0014】また、回転駆動部21で掘削部22、根切
り部23を回転することで、穴掘削、根切りを行うこと
ができる。したがって、苗木植穴を容易で、しかも確実
に掘削することができる。
【0015】掘削部22、根切り部23を径の異なるも
のに取り替え可能であるから、穴径の異なる苗木植穴を
掘削できる。
【0016】第3の発明は、第2の発明において取付部
20は、作業機アーム7とチルトリンク14に連結され
る連結部を有し、回転駆動部21は、取付部20に取付
けた油圧モータ30と、その出力軸42に同心状に連結
した回転体32を有し、この回転体32の前記出力軸4
2と同心状の位置に、前記掘削部22を連結する連結部
33を有している自走式苗木植穴掘削機である。
【0017】第3の発明によれば、油圧モータ30によ
って掘削部22、根切り部23を回転できる。また、油
圧モータ30の出力軸42と回転体32が同心状で、そ
の回転体32と掘削部22、根切り部23が同心状であ
るから、掘削部22、根切り部23を油圧モータ30の
出力軸42によって振れ動くことなしに回転駆動でき
る。したがって油圧モータ30によって苗木植穴を正確
に掘削できる。
【0018】第4の発明は、第3の発明において掘削部
22は、軸60の先端部に螺旋状の掘削羽根61を固着
した形状で、この軸60は回転体32の連結部33に着
脱自在に連結され、根切り部23は、前記軸60に抜け
出し自在に嵌合して取付けられた形状で、前記軸60に
おける掘削羽根61と根切り部23との間にジョイント
用筒体72を着脱自在に嵌合可能とした自走式苗木植穴
掘削機である。
【0019】第4の発明によれば、軸60を回転体32
から取り外すことで、その軸60から土押しのけ部24
を抜け出しできる。したがって、掘削部22、根切り部
23のいずれかが破損した時に交換できる。
【0020】また、軸60にはジョイント用筒体72を
嵌合することができるから、前述の状態でジョイント用
筒体72、根切り部23を順次嵌合することで、掘削部
22と根切り部23との距離を変えることができる。し
たがって、根切り部23の高さを調節できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に示すように、自走式苗木植
穴掘削機Aは作業車両1と穴掘削機2を備えている。前
記作業車両1は、クローラ式の走行体3を備えた下部車
体4と、この下部車体4に旋回機構5によって360度
の範囲で旋回自在に取付けた上部旋回体6と、この上部
旋回体6に上下揺動自在に取付けた作業機アーム7を有
する。前記作業機アーム7は、上下旋回体6に上下揺動
自在に設けた第1アーム(ブーム)8と、この第2アー
ム8の先端部に上下揺動自在に設けた第2アーム(アー
ム)9を備えている。前記第1アーム8は第1アームシ
リンダ(ブームシリンダ)10で上下に揺動される。前
記第2アーム9は第2アームシリンダ(アームシリン
ダ)11で上下に揺動される。前記第2アーム9には、
穴掘削機用シリンダ(バケットシリンダ)12とリンク
13が設けてある。この穴掘削機用シリンダ12のピス
トンロット12aとリンク13が上下揺動自在に連結さ
れ、その連結部にチルトリンク14が上下揺動自在に連
結してある。
【0022】前述したように、この実施の形態では作業
車両1はクローラ式走行油圧ショベルで、その第2アー
ム9にバケットの代わりに穴掘削機2を取付けてある。
よって、この穴掘削機2はクローラ式走行油圧ショベル
のアタッチメントである。前記作業車両1はクローラ式
走行油圧ショベルに限ることはなく、上部旋回体6に作
業機アーム7を上下揺動自在に取付けた自走式の車両で
あれば良い。また、走行体3は傾斜地走行性などからク
ローラ式が好ましいが、クローラ式に限ることはなく、
タイヤ式でも良いし、クローラ式とタイヤ式を組み合わ
せたものでも良い。
【0023】前記穴掘削機2は、前記作業車両1の作業
機アーム7に俯仰自在に取付けてある。この穴掘削機2
は、回転して土を削り、削り取った土を上方に移動して
排出し、地層面にカップ状の穴を形成し、その穴の内周
面の草木の根を穴に沿って切断し、前記排出した土を穴
の周縁から押しのけるものである。
【0024】例えば、前記穴掘削機2は、取付部20
と、回転駆動部21と、掘削部22と、根切り部23
と、土押しのけ部24を有する。前記取付部20は第2
アーム9の先端部とチルトリンク14の先端部に上下揺
動自在に連結されている。前記回転駆動部21は取付部
20の下部に一体組合せられる。前記掘削部22は回転
駆動部21で回転されて土を削り、削り取った土を上方
に移動して排出し、地層面にカップ状の穴を形成(掘
削)する。。前記根切り部23は掘削部22よりも上方
位置に設けてある。この根切り部23は前記回転駆動部
21で回転駆動され、掘削部22で掘削した穴の円周面
の草木の根を穴に沿って切断する。前記土押しのけ部2
4は根切り部23よりも上方位置に設けてある。この土
押しのけ部24は前記回転駆動部21で回転駆動され、
上方に移動して排出した土を穴の周縁から押しのけ、そ
の穴の周縁に掘った土が堆積しないようにする。前記掘
削部22と根切り部23と土押しのけ部24は分離自在
に連結してある。
【0025】次に、穴掘削機2の具体形状の一例を図
2、図3、図4、図5に基づいて説明する。前記取付部
20は、図2に示すように横板20aと一対の縦板20
bで略上向きコ字形状で、その一対の縦板20bに第1
ピン孔25と第2ピン孔26が形成してある。図1に示
すように、一対の縦板20b間に第2アーム9の先端部
が突出し、第1ピン孔25を挿通した第1ピン27で上
下揺動自在に連結してある。一対の縦板20b間にチル
トリンク14の先端部が突出し、第2ピン孔26に挿通
した第2ピン28で上下揺動自在に連結してある。よっ
て、穴掘削機用シリンダ12のピストンロット12aを
伸縮することで取付部20(穴掘削機2)が第2アーム
9(作業機アーム7)に対して上下に揺動する。
【0026】前記回転駆動部21は、油圧モータ30
と、その出力側に設けた減速機31と、その出力側に設
けられた前記油圧モータ30で回転駆動される回転体3
2と、その回転体32の下面における回転中心位置に設
けた連結体33を有する。前記油圧モータ30が取付部
20の横板20aの下面に固着してある。この油圧モー
タ30の上部が一対の縦板20b間に突出し、その上部
を保護している。前記減速機31の出力側に回転体32
が着脱自在、例えばボルトで固着してある。
【0027】前記油圧モータ30と減速機31の具体形
状の一例を図3に基づいて説明する。油圧モータ本体4
0は円筒形状で、取付用フランジ41を備えている。こ
の取付用フランジ41がボルト34で横板20aに固着
される。この油圧モータ本体40内に、シリンダーブロ
ック、斜板などが設けてあり、そのシリンダーブロック
の複数のシリンダー孔に嵌挿した複数のピストンが斜板
に沿って摺動する。そして、シリンダ孔に圧油を供給す
ることで出力軸42が回転する。この構成は従来公知で
あるので、図示を省略する。前記油圧モータ本体40の
外周面に筒体43が回転自在に取付けてある。この筒体
43は取付用フランジ44を有する。この筒体43が減
速機31の出力側である。この筒体43の取付用フラン
ジ44に前記回転体32がボルト45で固着してある。
【0028】前記減速機31は、出力軸42に連結(ス
プライン嵌合)した入力軸46と、この入力軸46に設
けた第1サンギヤ(太陽歯車)47、第2サンギヤ48
と、第1サンギヤ47に噛合した第1プラネタリヤギヤ
(遊星歯車)49を有する第1キャリヤ50と、第2サ
ンギヤ48に噛合した第2プラネタリヤギヤ(遊星歯
車)51を有する第2キャリヤ52を備えている。前記
第1サンギヤ47は出力軸46に固定してある。前記第
1プラネタリヤギヤ49は筒体43の内周面に形成した
リングギヤ53に噛合し、第1キャリヤ50は第2サン
ギヤ48に固定(スプライン嵌合)してある。前記第2
サンギヤ48は出力軸46の周りに回転自在である。前
記第2プラネタリヤギヤ51は、前記筒体43のリング
ギヤ53に噛合し、第2キャリヤ52は油圧モータ本体
40に支持(スプライン嵌合)されて回転しない。
【0029】前記出力軸42の回転は入力軸46、第1
サンギヤ47に伝達し、第1キャリヤ50が回転する。
第1キャリヤ50の回転は第2サンギヤ48に伝達し、
第2プラネタリヤギヤ51を回転して筒体43を低速回
転する。つまり、前記減速機31は二段遊星歯車式の減
速機である。
【0030】前記回転体32は有底の筒状体で、前記筒
体43の外周に嵌め込みされる。この回転体32の開口
縁部が筒体43の取付用フランジ44に当接し、前記ボ
ルト45で固着される。前記回転体32は油圧モータ3
0の出力軸42と同心状である。前記連結体33は回転
体31の回転中心位置に設けてあり、この連結体33は
油圧モータ30の出力軸42と同心状である。このよう
に、減速機31と油圧モータ30の下部が回転体32で
覆われているので、その減速機31と油圧モータ30の
下部を保護し、破損を防止できる。
【0031】前記回転駆動部21は減速機31を用いず
に、油圧モータ30の出力軸42を回転体32に直接的
に連結しても良い。つまり、回転駆動部21は、油圧モ
ータ30と、この出力軸42に同心状に連結した回転体
32を有し、その回転体32に連結部33が出力軸42
と同心状に有する形状であれば良い。好ましくは、回転
体32を筒状とし、その回転体32を油圧モータ本体4
0の外周面に回転自在に支承する。
【0032】前記掘削部22は、図2、図4に示すよう
に、軸60に螺旋状の掘削羽根61を固着したオーガー
で、このオーガーの形状は、苗木を入れたポットに合致
した穴、例えばカップ状の穴を掘削できる形状である。
前記軸60の先端部に先部掘削刃62が固着してある。
前記軸60は断面円形の中空形状で、その上端部が前記
回転体32の連結体33に着脱自在に連結される。例え
ば軸60の上端部に角軸63が固着してある。この角軸
63が前記連結体33の角孔33a内に嵌合し、ボルト
ナット64で連結される。よって、掘削部22は回転駆
動部21に、油圧モータ30の出力軸42と同心状に、
着脱自在に連結される。また、軸60は中空形状である
から軽量で、穴掘削機2を小さな力で上下に揺動でき
る。
【0033】前記根切り部23は、図2、図4、図5に
示すように、筒体65に複数のステー66を放射状に固
着し、そのステー66に複数の円弧状切刃67を略円筒
状に固着してある。前記筒体65は前記軸60の外周面
に抜け出し自在に嵌合される。前記各円弧状切刃67は
尖端形状の刃部67aが掘削回転方向(矢印a)に向か
うように周方向に間隔を置いて配設してある。この複数
の円弧状切刃67は、前記軸60の中心(掘削部22の
回転中心)と同心状の円形軌跡に沿って配設してある。
これにより、略円筒状の切刃を形成している。前記円形
軌跡の直径は掘削部22の最大掘削径よりも若干大き
い。
【0034】前記軸60の掘削羽根61よりも若干上方
位置に支持リング68が固着してある。この支持リング
68に前記筒体65の下端部が相互に回転しないように
係合している。例えば、支持リング68の突部68aに
筒体65の下端面に形成した凹部65aが係合してい
る。このようであるから、軸60(掘削部22)ととも
に筒体65(根切り部23)が回転する。
【0035】前記土押しのけ部24は図2、図4、図5
に示すように、前記軸60の外周面に抜け出し自在に嵌
合した筒体69と、この筒体69に径方向に向けて固着
した複数、例えば一対の押しのけ板70を備えている。
前記一対の押しのけ板70は径方向に相対向し、かつ回
転方向に向けて凸湾曲している。前記一対の押しのけ板
70は根切り部23の円弧状切刃67よりも外方に突出
している。前記筒体69の下端部と前記筒体65の上端
部が、相互に回転しないように係合している。例えば、
筒体69の下端面に形成した凹部69aが筒体65の上
端面に形成した突部65bに嵌合している。前記筒体6
9と軸60はボルトナット71で連結してある。
【0036】このようであるから、軸60(掘削部2
2)とともに筒体69(排土部24)が回転する。
【0037】前記軸60は押しのけ部24の筒体69よ
りも上方に突出している。この突出部分に複数のジョイ
ント用筒体72が抜け出し自在に順次嵌合されている。
この各ジョイント用筒体72は軸60にボルトナット7
3で連結してある。この各ジョイント用筒体72は下端
面に凹部72a、上端面に突部72bを有し、上下に隣
接するジョイント用筒体72は相互に回転しないように
係合している。つまり、各ジョイント用筒体72、前記
筒体65、筒体69は同一形状である。
【0038】このようであるから、ボルトナット64を
弛めて抜き出すことで、軸60の角軸63を連結体33
から抜き出すことができる。よって、掘削部22を、根
切り部23、排土部24とともに回転駆動部21から取
り外しできる。
【0039】前述の状態で、各ボルトナット73,71
を弛めて抜き出すことで、各ジョイント用筒体72、排
土部24、根切り部23を軸60から抜き出して取り外
しすることで掘削部22と根切り部23と土押しのけ部
24を分離でき、前述の反対の操作で連結できる。つま
り、掘削部22、根切り部23、土押しのけ部24は分
離自在に連結してある。よって、掘削部22、根切り部
22、排土部23の少なくとも一つが破損した場合に、
その破損したものだけを交換できる。
【0040】なお、掘削部22と根切り部23、根切り
部23と土押しのけ部24をそれぞれボルト等で連結
し、土押しのけ部24に軸60を連結することで、掘削
部22と根切り部23と土押しのけ部24を分離自在に
連結しても良い。
【0041】また、支持リング68と筒体65との間に
ジョイント用筒体72を嵌合することで、根切り部23
が掘削部22から離れ、その根切り部23の取付け位置
を高くできる。また、筒体65と筒体69との間にジョ
イント用筒体72を嵌合することで、土押しのけ部24
が根切り部23(掘削部22)から離れ、その土押しの
け部24の取付け位置を高くできる。
【0042】次に、苗木植穴の掘削動作を説明する。地
面の水平に対する角度(傾斜角)に応じて第1アーム
8、第2アーム9を上下に揺動すると共に、穴掘削機2
を俯仰することで、その穴掘削機2(軸60)を地面に
対して垂直とする。回転駆動部21で掘削部22、根切
り部23、排土部24を回転駆動しながら第1アーム
8、第2アーム9を下方に揺動して穴掘削機2を順次下
方に移動する。
【0043】これにより、図6に示すように掘削部22
の掘削羽根61で土を削り、削った土を上方に移動して
排出し、地層面にカップ状の穴Bを掘削する。掘削した
穴Bの内周面の草木の根を根切り部23の円弧状切刃6
7で平面円形状に根切りし、苗木植穴Cとする。地表面
まで移動された土は、土押しのけ部24の押しのけ板7
0で穴の周縁から押しのけられ、穴の周縁は土がない平
坦な状態となる。これにより、苗木植穴Cにポットに入
れた苗木を入れる際に、掘削した土が邪魔にならずに入
れ易いし、掘削した土が苗木植林穴Cに入り込むことが
ない。なお、前述のポットは地中で腐る材質である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す自走式苗木植穴掘削
機の側面図である。
【図2】穴掘削機の拡大側面図である。
【図3】油圧モータと減速機の詳細断面図である。
【図4】掘削部と根切り部と土押しのけ部を分離した状
態の側面図である。
【図5】図2のE−E断面図である。
【図6】苗木植穴の掘削動作説明図である。
【符号の説明】
1…作業車両、2…穴掘削機、6…上部旋回体、7…作
業機アーム、20…取付部、21…回転駆動部、22…
掘削部、23…根切り部、24…土押しのけ部、30…
油圧モータ、31…減速機、32…回転体、33…軸連
結部、40…油圧モータ本体、41…取付用フランジ、
42…出力軸、43…筒体(減速機の出力側)、44…
取付用フランジ、46…入力軸(減速機の入力側)、6
0…軸、61…掘削羽根、65…筒体、67…円弧状切
刃、69…筒体、70…押しのけ板、72…ジョイント
用筒体。
フロントページの続き Fターム(参考) 2D012 DA00 2D029 CA04 CB01 CC02 CD03 2D044 DA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転して土を削り、削り取った土を排出
    して地層面にカップ状の穴を形成する掘削部(22)
    と、その穴の内周面の草木の根を切断する根切り部(2
    3)を有する穴掘削機(2)を、 走行体(3)の上部に旋回自在に搭載した上部旋回体
    (6)に設置の作業機アーム(7)に俯仰自在に取付け
    たことを特徴とする自走式苗木植穴掘削機。
  2. 【請求項2】 穴掘削機(2)は、作業機アーム(7)
    に取付ける取付部(20)と、この取付部(20)と一
    体組合せられ、掘削部(22)、根切り部(23)を回
    転駆動する回転駆動部(21)を有し、 この回転駆動部(21)と、前記掘削部(22)、根切
    り部(23)が分離連結可能である請求項1記載の自走
    式苗木植穴掘削機。
  3. 【請求項3】 取付部(20)は、作業機アーム(7)
    とチルトリンク(14)に連結される連結部を有し、回
    転駆動部(21)は、取付部(20)に取付けた油圧モ
    ータ(30)と、その出力軸(42)に同心状に連結し
    た回転体(32)を有し、 この回転体(32)の前記出力軸(42)と同心状の位
    置に、前記掘削部(22)を連結する連結部(33)を
    有している請求項2記載の自走式苗木植穴掘削機。
  4. 【請求項4】 掘削部(22)は、軸(60)の先端部
    に螺旋状の掘削羽根(61)を固着した形状で、この軸
    (60)は回転体(32)の連結部(33)に着脱自在
    に連結され、 根切り部(23)は、前記軸(60)に抜け出し自在に
    嵌合して取付けられた形状で、 前記軸(60)における掘削羽根(61)と根切り部
    (23)との間にジョイント用筒体(72)を着脱自在
    に嵌合可能とした請求項3記載の自走式苗木植穴掘削
    機。
JP2001187087A 2001-06-20 2001-06-20 自走式苗木植穴掘削機 Pending JP2003003778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187087A JP2003003778A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 自走式苗木植穴掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187087A JP2003003778A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 自走式苗木植穴掘削機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003003778A true JP2003003778A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19026433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187087A Pending JP2003003778A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 自走式苗木植穴掘削機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003003778A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185159A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Furukawa Co Ltd 植栽装置
JP2007006715A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Forestry & Forest Products Research Institute 自動耕耘植付機
CN104620699A (zh) * 2015-02-09 2015-05-20 李阳铭 一种避免堆土的深松耕种机的螺旋钻头
JP2016086764A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 博 小野寺 木の根処理用アタッチメント
CN105594343A (zh) * 2016-02-26 2016-05-25 西南大学 一种锥形螺旋式成穴装置
KR101652964B1 (ko) * 2015-12-09 2016-09-02 대한민국 굴착기 장착용 식생제거장치
CN113179904A (zh) * 2021-05-06 2021-07-30 山东炎黄工业设计有限公司 一种植物移栽苗搬运车
CN113207609A (zh) * 2021-05-13 2021-08-06 湖南科技大学 一种适合于坡地的景观树木的种植设备
CN117136816A (zh) * 2023-10-25 2023-12-01 山西体育职业学院 一种荒山治理开垦植树设备

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185159A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Furukawa Co Ltd 植栽装置
JP4531386B2 (ja) * 2003-12-25 2010-08-25 古河機械金属株式会社 植栽装置
JP2007006715A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Forestry & Forest Products Research Institute 自動耕耘植付機
JP2016086764A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 博 小野寺 木の根処理用アタッチメント
CN104620699A (zh) * 2015-02-09 2015-05-20 李阳铭 一种避免堆土的深松耕种机的螺旋钻头
KR101652964B1 (ko) * 2015-12-09 2016-09-02 대한민국 굴착기 장착용 식생제거장치
CN105594343A (zh) * 2016-02-26 2016-05-25 西南大学 一种锥形螺旋式成穴装置
CN105594343B (zh) * 2016-02-26 2017-11-28 西南大学 一种锥形螺旋式成穴装置
CN113179904A (zh) * 2021-05-06 2021-07-30 山东炎黄工业设计有限公司 一种植物移栽苗搬运车
CN113207609A (zh) * 2021-05-13 2021-08-06 湖南科技大学 一种适合于坡地的景观树木的种植设备
CN113207609B (zh) * 2021-05-13 2022-06-14 湖南科技大学 一种适合于坡地的景观树木的种植设备
CN117136816A (zh) * 2023-10-25 2023-12-01 山西体育职业学院 一种荒山治理开垦植树设备
CN117136816B (zh) * 2023-10-25 2024-01-02 山西体育职业学院 一种荒山治理开垦植树设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101250012B1 (ko) 수목근 굴취 장치
CN106900485A (zh) 一种履带式挖树机
CA2441988C (en) Vertical underground stump grinding apparatus
US20060156590A1 (en) Tree root pruning apparatus and method of use
JP2003003778A (ja) 自走式苗木植穴掘削機
CN207885157U (zh) 挖坑机
CN211340922U (zh) 一种园林施工挖沟装置
US5875573A (en) Vertical spin ditcher with 3 point hitch
KR100439380B1 (ko) 이식용 수목 절취장치
CN212306147U (zh) 山药收获机
KR101269133B1 (ko) 수목 이식용 굴취장치
CN111527861A (zh) 山药收获机
CN112359900A (zh) 一种开边沟一体机
JP6438064B2 (ja) 草刈機
CN216195030U (zh) 一种建设施工用管道开挖装置
JP2004027699A (ja) 開孔機及び樹勢回復工法
CN218337103U (zh) 一种造林用栽培坑挖土器
JPH11200763A (ja) 地中掘削機
CN215500477U (zh) 一种便于破土的根茎药材挖掘机
CN214497639U (zh) 一种开边沟一体机
KR20110126392A (ko) 땅속작물 수확장치
JPH0974930A (ja) 樹木根切り掘り取りバケット
JPS5811233A (ja) 溝掘ロ−タリ
KR200285793Y1 (ko) 트랙터용 과수묘목굴취기
JP2925110B2 (ja) 回転式表面剥離装置