JP2002501532A - 新規血管形成阻害薬 - Google Patents

新規血管形成阻害薬

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JP2002501532A JP50079099A JP50079099A JP2002501532A JP 2002501532 A JP2002501532 A JP 2002501532A JP 50079099 A JP50079099 A JP 50079099A JP 50079099 A JP50079099 A JP 50079099A JP 2002501532 A JP2002501532 A JP 2002501532A
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トーマス,ケニス・エイ,ジユニア
ルビーノ,ロバート
フレイリー,マーク・イー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、チロシンキナーゼ酵素類を阻害する化合物;チロシンキナーゼ阻害性化合物を含有する組成物;ならびにチロシンキナーゼ阻害薬を用いて、哺乳動物における新血管形成、癌、アテローム性動脈硬化、糖尿病性網膜症または炎症性疾患などのチロシンキナーゼ依存性疾患/状態を治療する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規血管形成阻害薬 発明の背景 本発明は、チロシンキナーゼ酵素類を阻害する化合物;チロシンキナーゼ阻害 性化合物を含有する組成物;ならびにチロシンキナーゼ阻害薬を用いて、哺乳動 物における新血管形成、癌、アテローム性動脈硬化、糖尿病性網膜症または炎症 性疾患などのチロシンキナーゼ依存性疾患/状態を治療する方法に関するもので ある。 チロシンキナーゼは、アデノシン三リン酸の末端リン酸が蛋白基質のチロシン 残基へ移動するのを触媒する種類の酵素である。チロシンキナーゼは、基質リン 酸化によって、多くの細胞機能での信号伝達において非常に重要な役割を果たし ていると考えられている。信号伝達の詳細な機構についてはまだ不明であるが、 チロシンキナーゼが、細胞増殖、発癌および細胞分化に寄与する重要な因子であ ることが明らかになっている。従って、それらチロシンキナーゼの阻害薬は、そ の酵素に依存性の増殖性疾患の予防および治療の化学療法において有用である。 例えば、本明細書に記載の治療方法は新血管形成に関するものである。新血管 形成は、腫瘍成長および眼球のある種の疾患に関連して生じるものである。それ は、血管内皮成長因子の過剰な活性を特徴とするものである。 血管内皮成長因子(VEGF)は、高親和性膜に広く存在するチロシンキナー ゼ受容体KDRおよびFlt−1に結合する。細胞培養および遺伝子ノックアウ ト(knockout)実験から、各受容体が血管形成の異なる面に寄与することがわか っている。KDRはVEGFの有糸***性機能に介在し、Flt−1は細胞接着 に関連するものなどの非有糸***性機能を調節するように思われる。従って、K DR阻害により有糸***性VEGF活性のレベルは調節される。 網膜における血管成長により、視力低下が生じ、最終的には失明に至る。糖尿 病性網膜症で網膜内または網膜付近で生じる血管形成活性のほとんどにVEGF が関与している。霊長動物での網膜静脈閉塞およびマウスにおけるpO2レベル 低下などの条件によって、眼球VEGFのmRNAおよび蛋白が活性化され、新 血管形成が起こる。抗VEGFモノクローナル抗体の眼内注射またはVEGF受 容体の免疫融合(immunofusion)に より、霊長類モデルおよび齧類歯類モデルのいずれにおいても、眼球の新血管形 成が阻害される。ヒト糖尿病性網膜症におけるVEGF誘発の原因とは無関係に 、眼球VEGFの阻害が、該疾患の治療において有用である。 VEGFの発現は、壊死領域に隣接する動物およびヒト腫瘍の低酸素領域でも 大幅に増加する。モノクローナル抗VEGF抗体は、ヌードマウスにおけるヒト 腫瘍の成長を阻害する。その同じ腫瘍細胞は培地においてVEGFを発現し続け るが、抗体によってその有糸***速度は低下しない。従って、腫瘍由来のVEG Fは自己分泌有糸***因子として機能しない。従ってVEGFは、それのパラク リン血管内皮細胞走化活性および有糸***活性を介して血管形成を促進すること で、in vivoでの腫瘍成長に寄与する。それらのモノタローナル抗体はさらに、 無胸腺マウスでの代表的には血管形成が不十分なヒト結腸癌の成長を阻害し、接 種細胞から生じる腫瘍の数を低下させる。切断によって細胞質チロシンキナーゼ 領域を除去するが膜アンカーは保持したマウスKDR受容体相同体であるFlk −1のvEGF結合構築物のウィルス発現により、恐らくは膜全体に存在する内 皮細胞VEGF受容体とのヘテロダイマー形成の陰性 機序が優勢となることで、マウスでの可移植性神経膠芽細胞腫の成長が実質的に 停止する。通常はヌードマウスでの固形腫瘍として成長する胚幹細胞は、両方の VEGF対立遺伝子がノックアウトされると、検出可能な腫瘍を産生しない。総 合すると、これらのデータは、固形腫瘍の成長におけるVEGFの役割を示して いる。KDRまたはFlt−1の阻害が、病的新血管形成において示唆されてお り、それらは糖尿病性網膜血管形成および各種形態の癌など、全体的病理の一部 が新血管形成である疾患の治療において有用である。 本発明に従って治療可能な癌は、高い遺伝子および蛋白発現レベルを示す。そ のような癌の例としては、脳、尿生殖器管、リンパ系、胃、喉頭および肺の癌な どがある。それには、組織球性リンパ腫、肺腺癌および小細胞肺癌などがある。 別の例としては、Raf活性化腫瘍遺伝子(例:K−ras、erb−B)の過 剰発現または活性化が認められる癌などがある。詳細には、そのような癌には膵 臓癌および乳癌などがある。発明の概要 下記式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしくはプ ロドラッグが開示される。 式中、 R1は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、ハロゲ ン、OH、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、ア ルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Raから選 択される1〜3個の基で置換されていても良く; R2およびR3は独立に、H、C1-6アルキル、C5-10アリール、C3-6シクロア ルキル、OH、NO2、−NH2またはハロゲンであり; R4は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C1-6アルコキシC2-10 アルケニル、C2-10アルキニル、C5-10アリール、C3-10複素環、C1-6アルコ キシNR78、NO2、OH、−NH2またはC5-10ヘテロアリールであり;前記 アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールお よび複素環は、Raから選択される1〜3個の基で置換されていても良く; R5は、HまたはC1-6アルキル、OR、ハロゲン、NH2もしくはNO2であり ; Raは、H、C1-10アルキル、ハロゲン、NO2、OR、−NR、NR78、R78、C5-10アリール、C5-10ヘテロアリールまたはC3-10複素環であり; Rは、HまたはC1-6アルキルであり; R7およびR8は独立に、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、COR 、COOR、COO−、C5-10アリール、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリ ールであるか、あるいはNR78が閉環して、該窒素原子以外に、N、Oおよび Sからなる群から選択される1〜2個の別のヘテロ原子を有する飽和もしくは不 飽和の5〜10員複素環を形成していても良い。 さらに、式Iによって表される化合物または該化合物の医薬的に許容される塩 もしくは水和物もしくはプロドラッグを担体との組み合わせで含む医薬組成物も 開示される。 式中、R1、R2、R3、R4およびR5は上記の通りである。 さらに、哺乳動物におけるチロシンキナーゼ依存性の疾患または状態の治療方 法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物患者に対して、チロシンキナ ーゼ依存性の疾患もしくは状態を治療する量の式Iの化合物または該化合物の医 薬的に許容される塩、水和物もしくはプロドラッグを投与する段階を有する方法 も含まれる。 さらに、癌治療を必要とする哺乳動物における癌治療方法であって、該患者に 対して、抗癌効果のある量の式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される 塩、水和物もしくはプロドラッグを投与する段階を有する方法も含まれる。 さらに、新血管形成が示唆される疾患の治療方法であって、そのような治療を 必要とする哺乳動物患者に対して、新血管形成を低減するのに有効な量の式Iの 化合物または該化合物の医 薬的に許容される塩、水和物もしくはプロドラッグを投与する段階を有する方法 も含まれる。 詳細には、新血管形成が生じる眼球疾患の治療方法であって、そのような治療 を必要とする哺乳動物患者に対して、前記眼球疾患の治療上有効な量の式Iの化 合物または該化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしくはプロドラッグを投 与する段階を有する方法も本発明に含まれる。 詳細には、網膜血管形成の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺 乳動物患者に対して、網膜血管形成の治療上有効な量の式Iの化合物または該化 合物の医薬的に許容される塩、水和物もしくはプロドラッグを投与する段階を有 する方法も本発明に含まれる。新血管形成または網膜血管形成が疾患の全体的病 因の一部となっている疾患の例としては、糖尿病性網膜症がある。さらには、加 齢性黄斑変性の治療方法も含まれる。 本発明の上述の態様および他の態様は、本明細書に記載の説明から明らかであ ろう。発明の詳細な説明 別段の断りがない限り、以下の本発明の詳細な説明においては、以下に定義の 用語を用いる。 「アルキル」という用語は、別途定義がない限り、炭素数1〜10の1価アル カン(炭化水素)誘導基を指す。それは、直鎖、分岐または環状であることかで きる。好ましい直鎖または分岐アルキル基には、メチル、エチル、プロピル、イ ソプロピル、ブチルおよびt−ブチルなどがある。好ましいシクロアルキル基に は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘプチル、シクロペンチルおよびシ クロヘキシルなどがある。 アルキルにはさらに、シクロアルキレン部分を有するかまたは該部分で中断さ れた直鎖もしくは分岐のアルキル基もある。 例えば以下のものがある。 式中、xとyの合計は0〜10であり、wとzの合計は0〜9である。 アルキル基のアルキレン部分および1価アルキル部分は、いずれか可能な結合 箇所でシクロアルキレン部分に結合することができる。 置換アルキルが存在する場合、それは以下に記載の1〜3個 のRaで置換された、上記で定義の直鎖、分岐または環状アルキル基を指す。 「アルケニル」という用語は、炭素数2〜10であって、1個以上の炭素−炭 素二重結合を有する直鎖、分岐または環状の炭化水素基を指す。好ましくは1個 の炭素−炭素二重結合が存在し、4個以下の非芳香族(非共鳴)炭素−炭素二重 結合が存在することができる。好ましいアルケニル基には、エテニル、プロペニ ル、ブテニルおよびシクロヘキセニルなどがある。アルキルについて前述のよう に、アルケニル基の直鎖、分岐または環状部分は、二重結合を有することができ 、置換アルケニルが提供される場合は1〜3個のRaで置換されていても良い。 「アルキニル」という用語は、炭素数2〜10であって、1個以上の炭素−炭 素三重結合を有する直鎖、分岐または環状の炭化水素基を指す。3個以下の炭素 −炭素三重結合が存在することができる。好ましいアルキニル基には、エチニル 、プロピニルおよびブチニルなどがある。アルキルについて前述のように、アル キニル基の直鎖、分岐または環状部分は、三重結合を有することができ、置換ア ルキニルが提供される場合は1〜3個のRaで置換されていても良い。 アリールとは、例えばフェニル、置換フェニルなどの基ならびにナフチルなど の融合環などの5〜10員の芳香環を指す。そこでアリールには、5個以上の原 子を有する1個以上の環があり、そのような環は2個まで存在して、そこでの原 子数は10個以下であって、隣接する炭素原子間で交互に(共鳴)二重結合があ る。好ましいアリール基はフェニルおよびナフチルである。アリール基も同様に 、本明細書で定義の1〜3個のRa基で置換されていても良い。好ましい置換アリ ールには、1個または2個の基で置換されたフェニルおよびナフチルなどがある 。 別段の記載がある場合を除き、本明細書で使用される複素環またはヘテロアリ ールという用語は、安定な5〜7員の単環式もしくは二環式の複素環系または安 定な7〜10員の二環式複素環系を表し、該環は飽和もしくは不飽和であること ができ、炭素原子とN、OおよびSからなる群から選択される1〜3個のヘテロ 原子とから成り、窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていても良く、窒素ヘテ ロ原子は4級化されていても良く、上記で定義のいずれかの複素環かベンゼン環 に融合している二環式基も含まれる。前記複素環はいずれかのヘテロ原子または 炭素原子で結合して、安定な構造が得られるようにすることができる。複素環ま たはヘテロアリールは、1〜3個のRaで置換されていても良い。そのような複 素環基の例としては、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、 2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、ア ゼピニル、ピロリル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリ ジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピラジ ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオ キサゾリル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリジニ ル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、インドリル、キノ リニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンゾピラニ ル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フリル、テトラヒドロフリル、テ トラヒドロピラニル、チオフェニル、イミダゾピリジニル、テトラゾリル、トリ アジニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモ ルホリニルスルホンおよびオキサジアゾリルなどがある。「アルコキシ」という 用語は、直鎖もしくは分岐の形を有する指定の長さの基を指し、長さ部 分に2個以上の炭素原子がある場合、それには二重結合または三重結合があって も良い。そのようなアルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキ シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキ シ、イソペントキシ、ヘキソキシ、イソヘキソキシ、アリルオキシ、プロパルギ ルオキシなどがある。 「ハロゲン」という用語には、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素というハロゲ ン原子が含まれるものとする。 「プロドラッグ」という用語は、投与および吸収後に、何らかの代謝プロセス を介してin vivoで薬剤を放出する薬剤前駆体である化合物を指す。プロドラッ グの例としては、アルカン(C1-6)酸のアミド類、アリール酸(例:安息香酸 )のアミド類およびアルカン(C1-6)二酸のアミド類等、本発明のアミノ化合 物のアシルアミドなどがある。 チロシンキナーゼ依存性の疾患または状態とは、チロシンキナーゼ酵素活性の 異常によって開始/維持される過剰増殖性障害を指す。それには例えば、乾癬、 癌、免疫調節(移植片拒絶反応)、アテローム性動脈硬化、慢性関節リウマチ、 血管形成(例:腫瘍成長、糖尿病性網膜症)などがある。 本発明の化合物は、下記式Iで表されるものであるか、あるいは該化合物の医 薬的に許容される塩、水和物もしくはプロドラッグである。 式中、 R1は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、ハロゲ ン、OH、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、ア ルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Raから選 択される1〜3個の基で置換されていても良く; R2およびR3は独立に、H、C1-6アルキル、C5-10アリール、C3-6シクロア ルキル、OH、NO2、−NH2またはハロゲンであり; R4は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C1-6アルコキシC2-10 アルケニル、C2-10アルキニル、C5-10 アリール、C3-10複素環、C1-6アルコキシNR78、NO2、OH、−NH2ま たはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ア リール、ヘテロアリールおよび複素環は、Raから選択される1〜3個の基で置 換されていても良く; R5は、HまたはC1-6アルキル、OR、ハロゲン、NH2もしくはNO2であり ; Raは、H、C1-10アルキル、ハロゲン、NO2、OR、−NR、NR78、R78、C5-10アリール、C5-10ヘテロアリールまたはC3-10複素環であり; Rは、HまたはC1-6アルキルであり; R7およびR8は独立に、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、COR 、COOR、COO−、C5-10アリール、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリ ールであるか、あるいはNR78が閉環して、該窒素原子以外に、N、Oおよび Sからなる群から選択される1〜2個の別のヘテロ原子を有する飽和もしくは不 飽和の5〜10員複素環を形成していても良い。 本発明の化合物の好ましい小群では、 R1は、H、C1-10アルキル、C5-10アリール、C3-10 複素環またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、アリール、ヘテロア リールおよび複素環は、Raから選択される1〜3個の基で置換されていても良 く; R2およびR3は独立に、H、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、OHまた はハロゲンであり; R4は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、C3-10 複素環、C1-6アルコキシNR78、NO2、OH、−NH2またはC5-10ヘテロ アリールであり;前記アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Ra から選択される1〜3個の基で置換されていても良く; 他の全ての部分は上記で記載した通りである。 本発明の化合物の例としては、 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ (1,5−A)ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン; 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ( 1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ (1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジ ン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(3−ピリジル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−(2−(4−モルホリニル)エトキシ)フ ェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(シクロヘキシル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(フェニル)−6−(2−(3−カルボキシ)ピリジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン;および 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン などがある。 本発明の新規化合物の製造についての図式1〜3を以下に示してある。図式の 後にある実施例は、図式1〜3によって合成可能な化合物を示したものであるが 、図式1〜3は、表中の化合物や、例示を目的として図式中に使用される特定の 置換基によって限定されるものではない。実施例は、以下の図式を具体的な化合 物に応用した例を具体的に示すものである。 図式1 3,6−ジアリールピラゾロ(1,5−A)ピリミジン類の製造方法では、市 販のマロン酸ジアルデヒド化合物(1)と市販のアミノピラゾール(2)とを、 酢酸などの酸を触媒量で含有するエタノール、メタノール、イソプロパノール、 ブタノールなどのアルコール中で混合して、(3)を生成する段階を有する。図 式中、Ar1およびAr2はそれぞれ、上記で説明したR4およびR1である。 図式2 図式2は、所望のアミノピラゾールが市販されていない場合に、3,6−ジア リールピラゾロ(1,5−A)ピリミジン類を製造する方法を示したものである 。図式1の場合と同様にして、化合物(8)を得る。パラジウム触媒の存在下、 (8)をボロン酸誘導体で処理して、後処理後に所望の材料(9)を得る。Ar1 およびAr2は前述の通りである。図式3 図式3には、3,7−ジアリールピラゾロ(1,5−A)ピリミジン類の別の 製造方法を示してある。市販のケトン(15)とニトリル(18)をそれぞれ別 個に、還流トルエン中でジメチルホルムアミドジメチルアセタール(16)で処 理して、それぞれ生成物(17)および(19)を得る。次に化合物(19)を 還流エタノール中、ヒドラジン塩酸塩で処理して、アミノピラゾール(20)を 得る。次に、化合物(17)と(20)を、前述のようにエタノール中触媒量の 酢酸で処理することで、所望の3,7−ジアリールピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン類(21)を得る。Ar1およびAr2は前述の通り である。 本明細書に記載の発明には、式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容され る塩もしくは水和物を担体とともに含有する医薬組成物も含まれる。本明細書で 使用する場合、「医薬的に許容される塩」および「水和物」という用語は、製薬 関係の化学者には明らかであると考えられる塩および水和物の形の化合物を指す 。すなわち、溶解性、嗜好性、吸収、分布、代謝および***などの化合物の物性 または薬物動態特性に好ましい効果をもたらすものを指す。より実務的に見て、 選択の際に重要である他の要素には、得られる原薬についての原材料のコスト、 結晶化の容易さ、収量、安定性、溶解性、吸湿性および流動性がある。 式Iの化合物が医薬的に許容されない塩や水和物として存在する場合、それを 本発明に従って、医薬的に許容される塩や水和物の形に変換することができる。 化合物が負に帯電している場合、該化合物では、ナトリウムもしくはカリウム などのアルカリ金属カチオンなどの対イオンによって電気的にバランスが取られ ている。他の好適な対イオンには、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アンモニ ウムある いはテトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、コリン、トリエチ ルヒドロアンモニウム、メグルミン、トリエタノールヒドロアンモニウムなどの アルキルアンモニウムのカチオンなどがある。適切な数の対イオンが分子に会合 して、全体的な電荷の中性が維持されている。化合物が正電荷を有する場合、す なわちプロトン化されている場合、適切な数の負電荷対イオンが存在して、全体 的な電荷の中性を維持している。 医薬的に許容される塩には、酸付加塩もある。そこで、該化合物は、無機もし くは有機の酸もしくは塩基から誘導される塩の形で用いることができる。例とし ては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、カンファー スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸 塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩 、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水 素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンス ルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸 塩、ペクチン酸塩、過硫酸 塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩、プロピオン酸 塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩およびウンデカン酸塩 などがある。塩基塩には、アンモニウム塩類;ナトリウム塩およびカリウム塩な どのアルカリ金属塩;カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカリ土類金 属塩;ジシクロヘキシルアミン塩、N−メチル−D−グルカミンなどの有機塩基 との塩;ならびにアルギニン、リジンなどのアミノ酸との塩などがある。さらに 、塩基性窒素含有基は、メチル、エチル、プロピルおよびブチルの塩化物、臭化 物およびヨウ化物などの低級ハロゲン化アルキル;硫酸ジメチル、硫酸ジエチル 、硫酸ジブチルおよび硫酸ジアミルなどの硫酸ジアルキル;デシル、ラウリル、 ミリスチルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物などの長鎖ハロゲ ン化物;ベンジルおよびフェネチルの臭化物などのハロゲン化アラルキルなどが ある。他の医薬的に許容される塩には、硫酸塩エタノラートおよび硫酸塩などが ある。 本発明の化合物は不斉中心を有する場合があり、その場合、ラセミ体、ラセミ 混合物として、ならびに個々のジアステレオマーまたはエナンチオマーとして得 られ、いずれの異性体も本 発明に含まれる。いずれかの要素(例:アリール、複素環、R1など)が、いず れかの構成要素または式Iに複数個ある場合、各場合についてのそれの定義は、 別段の断りがない限り、他のいずれの場合からも独立の定義である。 本発明の化合物は、該化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせること で、医薬組成物の形で製剤することができる。そのような組成物および担体の例 について以下に説明する。 該化合物は、粉剤すなわち結晶の形、液剤または葱濁液で用いることができる 。それらは、経口投与、非経口投与(静脈投与または筋肉投与)、局所投与、経 皮投与することができるか、または吸入させることができる。 従って、使用される担体は例えば、固体もしくは液体であることができる。固 体担体の例としては、ラクトース、白土、ショ糖、タルク、ゼラチン、寒天、ペ クチン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などがある。液体 担体の例としては、シロップ、落花生油、オリーブ油、水などがある。同様に、 経口用担体には、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリル 単独またはロウとの混合物などの当業界で公知の徐放材料などがあり得る。 局所投与剤は、疎水性もしくは親水性の基剤などの担体中で製剤して軟膏、ク リーム、ローションとするか;水系、油系もしくはアルコール系液体中で製剤し て塗布剤とするか;あるいは乾燥希釈剤中で製剤して粉剤とすることができる。 そのような局所投与製剤を用いて、眼球疾患ならびに慢性関節リウマチ、乾癬、 接触皮膚炎、遅発性過敏反応などの炎症疾患を治療することができる。 経口固体製剤の例としては、錠剤、カプセル、トローチ、ロゼンジなどがある 。製剤の大きさは広い範囲の値を取るが、好ましくは約25mg〜約500mg である。経口液体製剤の例には、液剤、懸濁液、シロップ、乳濁液、軟ゼラチン カプセルなどがある。注射製剤の例には、液剤、乳濁液および懸濁液などの無菌 の注射液などがある。注射用固体の例としては、注射前に液体で再生、溶解また は懸濁させる粉剤などがあり得る。 注射用組成物では、担体には代表的には、無菌水、生理食塩水または別の注射 用液体(例:筋肉注射用の落花生油)などがある。さらに、各種緩衝剤、保存剤 などを含有させることもできる。 本明細書に開示の治療方法において、用量は、患者の全身状 態、治療対象の病気の性質および他の各種因子に応じて変動し得る。好適な経口 用量範囲の例としては、単回投与または分割投与で、約0.1〜約80mg/k g/日である。好適な非経口用量範囲の例としては、静脈注射または筋肉注射で の投与にて、単回投与もしくは分割投与で、約0.1〜約80mg/kg/日で ある。局所投与用量範囲の例としては、1日約1〜4回の外用塗布で、約0.1 mg〜約150mgである。吸入用量範囲の例としては、約0.01mg/kg /日〜約1mg/kg/日である。 本発明の化合物は、単独の薬剤として、あるいは他の治療活性な化合物との併 用で、従来の用量にて投与することができる。 実施例1 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1、5−A) ピリミジン 市販のジアルデヒド(4、12.9mg、0.0724mmol)およびアミ ノピラゾール(5、10.4mg、0.0652m mol)のエタノール溶液を、触媒量の酢酸の入った試験管中、80℃で10時 間加熱した。反応液を室温まで冷却し、黄色固体を濾取し、標題化合物を冷エタ ノールで洗浄し、乾燥した(11.7mg、60%)。質量分析(M+1、30 3)。 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン 段階1 4(713mg、4.0mmol)および市販されている上記の7(648m g、4.0mmol)のエタノール(20mL)溶液を、75℃で4時間加熱し た。得られた白色懸濁液を実施例1のように4時間処理し、冷却して20℃とし 、濾過し、 メタノールで洗浄して(5mLで3回)、10を白色粉末として得た(1.07 g、88%、融点=168〜170℃)。 1H NMR(CDCl3)δ8.79(d、1H、J=2.2Hz)、8.7 4(d、1H、J=2.2Hz)、8.12(s、1H)、7.51(d、2H 、J=8.8Hz)、7.05(d、2H、J=8.8Hz)、3.88(s、 3H) 段階2 (10)(250mg、0.82mmol)、チォフェン−3−ボロン酸(1 1)(158mg、1.24mmol)および炭酸ナトリウム水溶液(2、1 mL)のジオキサン(5mL)懸濁液を、排気およびアルゴン導入によって脱気 した(3回)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(20mg、 0.017mmol)を加え、反応混合物を再度脱気した。そのアルゴン充填フ ラスコを、予め90℃まで加熱しておいた油浴に入れ、その温度まで加熱して1 6時間経過させた。冷却して20℃とした後、生成した黄色沈殿を濾取し、メタ ノ ールで洗浄して(5mLで3回)、標題化合物を黄色粉末として得た(220m g)87%、融点=191〜193℃)。 1H NMR(CDCl3)δ8.79(d、1H、J=2.4Hz)、8.7 6(d、1H、J=2.2Hz)、8.37(s、1H)、7.90dd、1) J=2.9,1.3Hz)、7.70(dd、1H、J=4.9,1.2Hz) 、7.54(d、2H、J=8.8Hz)、7.43(d、1H)J=4.9, 2.9Hz)、7.06(d、2H、J=8.8Hz)、3.88(s、3H) 3−(3−チエニル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(23mg、0.98 mmol)の脱水DMF(2mL)懸濁液に、1分間かけてエタンチオール(3 0mg、36μL)を滴下した。15分後、実施例2の化合物(50mg、0. 16mmol)を加え、反応混合物を150℃で1.5時間加熱した。得られた 褐色溶液を冷却し、水(25mL)に投入し、酢酸エチルで洗浄した(25mL で2回)。合わせた有機層を脱水し(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマ トグラフィー(40%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を 黄色固体として得た[11mg、23%、Rf=0.12(40%EtOAc/ ヘキサン)]。 1H NMR(CD3OD)δ8.96(d、1H、J=2.4Hz)、8.8 5(d、1H、J=2.2Hz)、8.44(s、1H)、7.94(dd、1 H、J=2.9,1.2Hz)、7.74(dd、1H、J=4.9,1.2H z)、7.56(d、2H、J=8.8Hz)、7.46(dd、1H、J=4 .9,2.9Hz)、6.94(d、2H、J=8.6Hz) 実施例4 3−(3−チエニル)−6−(4−(2−(4−モルホリニル)エトキシ)フェ ニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン 実施例3の化合物(11mg、0.038mmol)、炭酸セシウム(37m g、0.11mmol)、N−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩(7mg 、0.11mmol)およびヨウ化ナトリウム(0.013mmol)のDMF (3mL)溶液を、アルゴン下、60℃で16時間加熱した。反応混合物を水(2 5mL)に投入し、酢酸エチルで洗浄した(25mLで2回)。合わせた有機層 を脱水し(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー[50%ヘキ サン/CHCl3(NH3)]によって精製して、標題化合物を黄色固体として得 た[10mg、65%、融点=149〜151℃、Rf=0.39(100%C HCl3(NH3))]。 1H NMR(CDCl3)δ8.77(d、1H、J=2.2Hz)、8.7 5(d、1H、J=2.2Hz)、8.36(s、 1H)、7.90(dd、1H、J=2.9,1.3Hz)、7.69(dd、 1H、J=4.9,1.3Hz)、7.52(d、2H、J=8.8Hz)、7 .43(d、1H)J=4.9,2.9Hz)、7.06(d、2H、J=8. 8Hz)、4.18(t、2H、=5.7Hz)、3.76(t、4H、J=4 .6Hz)、2.85(t、2H、J=5.7Hz)、2.61(t、4H、J =4.6Hz) FAB MS(M++1) 元素分析:C222242S 計算値:C、65.00;H、5.46;N、13.78 実測値:C、64.98;H、5.55;N、14.02 実施例5 3−(3−チオフェニル)−7−(4−ピリジル)ピラゾロ(15−A)ピリミ ジン 13×100mm反応管に、アミノピラゾール(22)(16.5mg、0. 100mmol)のEtOH(0.500mL)溶液およびアミドビニローグ( 23)(17.6mg、0.100mmol)のEtOH(0.200mL)溶 液を入れた。氷酢酸(1滴)を加え、反応液を80℃で14時間加熱した。追加 の氷酢酸0.100mLを加え、加熱をさらに6時間続けた。サンプルを濃縮し て乾固させて、所望の標題化合物を得た。質量分析による分析から[M+H]+ 279.2であることがわかった。 3−(3−チエニル)−6−(シクロヘキシル)ピラゾロ(15−A)ピリミジ 段階1 アルゴン雰囲気下、24(5.62g、23.4mmol)のエタノール(1 00mL)溶液に、パラジウム炭素(10%、2g)を加えた。反応容器の排気 およびH2導入を3回繰り返した後、H2充填風船下、黒色懸濁液を16時間高攪 拌した。反応混合物をセライト濾過し、酢酸エチル(200mL)で洗浄し、濃 縮して、25を無色油状物として得た(5.0g、88%)。 1H NMR(CDCl3)d4.18(q、4H、J=7.1Hz)、3.1 3(d、1H、J=9.2Hz)、2.08(m、1H)、1.73〜1.56 (m、5H)、1.35〜1.01(m、5H)、1.26(t、6H、J=7 .0Hz) 段階2 25(2.0g、8.3mmol)の脱水THF(30mL) 溶液を0℃とし、それに5分間かけて水素化リチウムアルミニウム(1.0 THF溶液16.5mL、16.5mmol)を加えた。反応混合物を20分間 かけて徐々に昇温させて15℃とし、再度冷却して0℃とし、水(630μL) 、水酸化ナトリウム水溶液(1N、630μL)および水(630μLで3回) の順で処理して反応停止した。得られた白色懸濁液を15分間攪拌し、脱水し( Na2SO4)、濾過し、THF(100mL)および酢酸エチル(100mL) で洗浄した。濾液を濃縮して、26を白色固体として得た(1.35g、100 %)。 1H NMR(CDCl3)d3.83(ddd、4H)、1.77〜1.62 (m、5H)、1.57(m、1H)、1.42(m、1H)、1.30〜0. 96(m、5H)段階3 オキサリルクロライド(2.39g、1.64mL、18.8mmol)のC H2Cl2(50mL)溶液を−60℃とし、そ れにDMSO(2.94g、2.67mL、37.6mmol)のCH2Cl2( 10mL)溶液を2分間かけて加えた。5分後、26(1.35g、8.5mm ol)のCH2Cl2(20mL)溶液を加え、得られた懸濁液を−60℃で15 分間維持した。トリエチルアミン(8.6g、11.8mL、85mmol)を 加え、反応混合物を昇温させて20℃とした。反応停止した反応液を水(200 mL)に投入し、CH2Cl2で洗浄した(100mLで2回)。合わせた有機層 を脱水し(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(40%ヘキ サン/EtOAc)によって精製して、27を粘稠油状物として得た[135m g、10%、Rf=0.34(40%ヘキサン/EtOAc)]。 1H NMR(CDCl3)d8.26(s、2H)、2.09(tt、1H) 、1.85〜1.68(m、6H)、1.39〜1.13(m、5H) 段階4 27(50mg、0.30mmol)および22(47mg、 0.30mmol)のエタノール(5mL)溶液を75℃で16時間加熱した。 冷却後、反応混合物を濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(25 %EtoAc/ヘキサン)によって精製して、6を黄色固体として得た[54m g、63%、Rf=0.33(25%EtOAc/ヘキサン)]。 1H NMR(CDCl3)δ8.48(d、1H、J=2.2Hz)、8.4 4(d、1H、J=1.5Hz)、8.30(s、1H)、7.86(dd、1 H)J=2.9,1.1Hz)、7.66(dd、1H、J=4.9,1.2H z)、7.41(dd、1H)J=4.9,2.9Hz)、2.64(m、1H )、2.03〜1.80(m、5H)、1.52〜1.27(m、5H) FAB MS(M++1) 計算値:284 実測値:284 元素分析:C16173S(0.05H20) 計算値:C、67.59;H、6.06;N、14.78 実測値:C、67.66;H、6.12;N、15.14 以下の試験計画に従って、キナーゼ阻害を示す。VEGF受容体キナーゼアッセイ ポリグルタミン酸、チロシン、4:1(pEY)基質に放射能標識リン酸を組 み込むことでVEGF受容体キナーゼ活性を測定する。リン酸化pEY産生物を フィルター膜に捕捉し、放射能標識リン酸の取り込みを、シンチレーシヨンカウ ンティングによって定量する。材料 VEGF受容体キナーゼ ヒトKDR(Terman,B.I.,et al,Oncogene(1991)vol.6,pp.1677-1683)お よびFlt−1(Shibuya,M.et al.,Oncogene(1990)vol.5,pp.519-524)の 細胞内チロシンキナーゼ領域を、グルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST )遺伝子融合蛋白としてクローニングした。それは、KDRキナーゼの細胞質領 域をGST遺伝子のC末端でのフレーム内融合としてクローニングすることで行 った。可溶性組換えGSTキナーゼ領域融 合蛋白を、バキュロウイルス発現ベクター(pAcG2T、Pharmingen)を用い て、Spodoptera frugiperda(Sf21)昆虫細胞(Invitrogen)で発現させた。細胞溶解緩衝液 50mMのトリス(pH7.4)、0.5MのNaCl、5mMのDTT、1 mMのEDTA、0.5%のトリトンX−100、10%のグリセリン、10m g/mLの各ロイペプチン、ペプスタチンおよびアプロチニン、1mMのフェニ ルメチルスルホニルフルオライド(いずれもSigma)。洗浄緩衝液 50mMのトリス(pH7.4)、0.5MのNaCl、5mMのDTT、1 mMのEDTA、0.05%のトリトンX−100、10%のグリセリン、10 mg/mLの各ロイペプチン、ペプスタチンおよびアプロチニン、1mMのフェ ニルメチルスルホニルフルオライド。透析緩衝液 50mMのトリス(pH7.4)、0.5MのNaCl、5mMのDTT、1 mMのEDTA、0.05%のトリトンX−100、50%のグリセリン、10 mg/mLの各ロイペプチ ン、ペプスタチンおよびアプロチニン、1mMのフェニルメチルスルホニルフル オライド。10倍反応緩衝液 200mMのトリス(pH7.4)、1.0MのNaCl、5mMのMnCl2 、10mMのDTT、5mg/mLのウシ血清アルブミン(Sigma)。酵素希釈緩衝液 50mMのトリス(pH7.4)、0.1MのNaCl、1mMのDTT、1 0%のグリセリン、100mg/mLのBSA。10倍基質 750μg/mLのポリ(グルタミン酸、チロシン4:1)(Sigma)停止液 30%のトリクロロ酢酸、0.2Mのピロリン酸ナトリウム(いずれもFisher )。洗浄液 15%のトリクロロ酢酸、0.2Mのピロリン酸ナトリウム。フィルタープレート ミリポア(Millipore)#MAFC NOB、GF/Cガラス繊維96ウェル プレート方法 A.蛋白の精製 1.Sf21細胞を、ウィルス粒子5個/細胞の感染多重度で組換えウィルス に感染させ、27℃で48時間成長させた。 2.いずれの段階も4℃で実施した。1000×gの遠心によって感染細胞を 回収し、4℃で30分間、1/10容量の細胞溶解緩衝液によって溶解させ、次 に100000×gで1時間遠心した。上清を、細胞溶解緩衝液で平衡としたグ ルタチオンセファロース(Sepharose)カラム(Pharmacia)に通し、5倍容量の 同緩衝液とそれに続いて5倍容量の洗浄緩衝液によって洗浄した。洗浄緩衝液/ 10mM還元グルタチオン(Sigma)で組換えGST−KDR蛋白を溶出させ、 透析緩衝液で透析した。 B.VEGF受容体キナーゼアッセイ 1.阻害薬または対照5μLを、アッセイ物の50%DMS0溶液に加える。 2.10倍反応緩衝液5μL、25mM ATP/10μCi [33P]ATP(Amersham)5μLおよび10倍基質5μLを含む反応混合物3 5μLを加える。 3.KDR(25nM)の酵素希釈緩衝液溶液10μLを加えることで反応を 開始する。 4.室温で15分間、攪拌・インキュベートする。 5.停止液50μLを加えることで停止する。 6.4℃で15分間インキュベートする。 7.90μLずつをフィルタープレートに移す。 8.吸引および洗浄液による洗浄を3回行う。 9.シンチレーションカクテル30μLを加え、プレートを密封し、シンチレ ーションカウンタ(Wallac Microbeta)でカウンティングする。ヒト臍帯静脈内皮細胞細胞***促進アッセイ 成長因子に対する有糸***応答に介在するVEGF受容体の発現は、血管内皮 細胞に強く限定される。培地中のヒト臍帯静脈内皮細胞細胞(HUVEC)はV EGF処理に反応して増殖し、VEGF刺激へのKDRキナーゼ阻害薬の効果を 定量するためのアッセイ系として使用可能である。このアッセイでは、増殖停止 HUVEC単層を媒体または被験化合物で2時間処理 してから、VEGFまたは塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)を加える。[3 H]チミジンの細胞DNAへの取り込みを測定することで、VEGFまたはb FGFに対する有糸***応答を求める。材料 HUVEC 一次培養単離物として冷凍したHUVECを入手する(Clonetics Corpから) 。細胞を内皮成長培地(EGM;Clonetics)で維持し、3〜7代で有糸***アッセイ に使用する。培養プレート NUNCLON96ウェルポリスチレン製組織培養プレート(NUNC#167008) 。 アッセイ培地 1g/mLのグルコースと10体積%のウシ胎仔血清(Clonetics)を含むイ ーグル培地のダルベッコ修正培地(低グルコースDMEM;Mediatech)。被験化合物 被験化合物の作業用原体を、100%ジメチルスルホキシド(DMSO)で連 続希釈して、所望の最終濃度の400倍濃度 とする。1倍濃度の最終希釈液を直接アッセイ培地で調製し、直ちに細胞に加え る。10倍成長因子 ヒトVEGF165(500ng/mL;R&D Systems)およびbFGF(10n g/mL;R&D Systems)のアッセイ培地溶液を調製する。10倍[3H]チミジン [メチル−3H]チミジン(20Ci/mmol;Dupont-NEN)を低グルコー スDMEMで希釈して、80μCi/mLとする。細胞洗浄培地 1mg/mLのウシ血清アルブミン(Boehringer-Mannheim)を含むハンクス 液(Mediatech)。細胞溶解液 1N NaOH、2%(重量/体積)Na2CO3方法 1.EGM中で維持したHUVEC単層をトリプシン処理によって回収し、9 6ウェルプレートで、細胞4000個/アッセイ培地100μL/ウェルの密度 で平板培養する。37℃で24時間にわたって5%CO2を含む加湿雰囲気下に 置くこと で細胞を成長停止させる。 2.成長停止培地を、媒体(0.25体積%DMSO)または所望の最終濃度 の被験化合物のいずれかを含むアッセイ培地100μLと入れ替える。測定はい ずれも3連で行う。次に、細胞を37℃/5%CO2で2時間インキュベートし て、被験化合物を細胞に取り込ませる。 3.2時間の前処理後、各ウェルにアッセイ培地、10倍VEGF溶液または 10倍bFGF溶液のいずれか10μLを加えることで、細胞を刺激する。次に 、細胞を37℃/5%CO2でインキュベートする。 4.成長因子存在下に24時間経過させた後、10倍[3H]チミジン(10 μL/ウェル)を加える。 5.[3H]チミジンを加えてから3日後、培地を吸引によって除去し、細胞 を細胞洗浄培地によって2回洗浄する(400μL/ウェルと次に200μL/ ウェル)。次に、洗浄した接着細胞を、細胞溶解液(100μL/ウェル)を加 えることで溶解させ、昇温して37℃として30分間経過させる。細胞溶解物を 、水150μLの入った7mLガラス製シンチレーションバイアルに移し入れる 。シンチレーションカクテル(5mL /バイアル)を加え、細胞関連の放射能を液体シンチレーションスペクトル測定 によって求める。 上記のアッセイによれば、式Iの化合物はVEGFの阻害薬であり、従って、 糖尿病性網膜症のような眼球疾患の治療および固形腫瘍のような癌の治療などで の、新血管形成の阻害に有用である。本発明の化合物は、培地でのヒト血管内皮 細胞のVEGF刺激有糸***誘発を阻害し、IC50は150〜650nMである 。これら化合物はさらに、関連するチロシンキナーゼ(例:FGFR1およびS rc類)に対する選択性も示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月25日(1999.6.25) 【補正内容】 請求の範囲 1. 下記式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしく はプロドラッグ。 [式中、 R1は、H、C1-10アルキル、C5-10アリール、C3-10複素環またはC5-10ヘ テロアリールであり;前記アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は 、Raから選択される1〜3個の基で置換されていても良く; R2およびR3は独立に、H、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、OHまた はハロゲンであり; R4は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、C3-10 複素環、C1-6アルコキシNR78、NO2、OH、−NH2またはC5-10ヘテロア リールであり;前記アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Ra から選択される1〜3個の基で置換されていても良く; R5は、HまたはC1-6アルキル、OR、ハロゲン、NH2もしくはNO2であり ; Raは、H、C1-10アルキル、ハロゲン、NO2、OR、−NR、NR78、R78、C5-10アリール、C5-10ヘテロアリールまたはC3-10複素環であり; Rは、HまたはC1-6アルキルであり; R7およびR8は独立に、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、COR 、COOR、COO−、C5-10アリール、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリ ールであるか、あるいはNR78が閉環して、該窒素原子以外に、N、Oおよび Sからなる群から選択される1〜2個の別のヘテロ原子を有する飽和もしくは不 飽和の5〜10員複素環を形成していても良い。] 2. 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5 −A)ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−6−(4−ピ リジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジ ン; 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1 ,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ (1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジ ン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジ ン; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(3−ピリジル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−(2−(4−モルホリニル)エトキシ)フ ェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(シクロヘキシル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(フェニル)−6−(2−(3−カルボキシ)ピリジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン;および 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン である請求項1に記載の化合物。 3. 請求項1に記載の化合物及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。 4. 癌治療を必要とする哺乳動物患者における癌治療方法であって、該患者に 対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法 。 5. 前記癌が、脳、尿生殖器管、リンパ系、冑、喉頭および肺の癌を含む請求 項4に記載の癌治療方法。 6. 前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌、小細胞肺癌、膵 臓癌、神経膠芽細胞腫および乳癌を含む請求項4に記載の癌治療方法。 7. 新血管形成か示唆される疾患の治療方法であって、そのような治療を必要 とする哺乳動物患者に対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与 する段階を有する方法。 8. 前記疾患が眼球疾患である請求項7に記載の方法。 9. 網膜血管形成の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物 患者に対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有す る方法。 10. 糖尿病性網膜症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳 動物患者に対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を 有する方法。 11. 加齢性黄斑変性の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳 動物患者に対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を 有する方法。 12. 炎症疾患の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物患 者に対して、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する 方法。 13. 炎症疾患が、慢性関節合、乾癖、接触皮膚炎お よび遅発性過敏反応を含む請求項12に記載の方法。 14. チロシンキナーゼの阻害方法であって、そのような治療を必要とする哺 乳動物患者に対して、治療上有効量の請求項1に記載の組成物を投与する段階を 有する方法。 15. 癌予防を必要とする哺乳動物における癌予防方法であって、そのような 処置を必要とする患者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載の化合物を投 与する段階を有する方法。 16. 前記癌が、脳、尿生殖器管、リンパ系、胃、喉頭および肺の癌を含む請 求項15に記載の癌予防方法。 17. 前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌、小細胞肺癌、膵臓癌、神経膠芽 細胞腫および乳癌を含む請求項16に記載の癌予防方法。 18. 新血管形成が示唆される疾患の予防方法であって、そのような処置を必 要とする哺乳動物患者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載の化合物を投 与する段階を有する方法。 19. 前記疾患が眼球疾患である請求項19に記載の方法。 20. 網膜血管形成の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動 物患者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載のを投与する段階を有する方 法。 21. 糖尿病性網膜症の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳 動物患者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載の化合物または該化合物の 医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与する段階を有する方 法。 22. 加齢性黄斑変性の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳 動物患者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を 有する方法。 23. 炎症疾患の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物患 者に対して、処置に有効な量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する 方法。 24. 炎症疾患が、慢性関節リウマチ、乾癬、接触皮膚炎および遅発性過敏反 応を含む請求項23に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61P 29/00 101 101 35/00 35/00 37/08 37/08 43/00 111 43/00 111 123 123 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,I D,IL,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX, NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN ,YU (72)発明者 ハンゲイト,ランドル・ダブリユ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ケンドル,リチヤード・エル アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ルートリツジ,ルース アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 トーマス,ケニス・エイ,ジユニア アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ルビーノ,ロバート アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 フレイリー,マーク・イー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしく はプロドラッグ。 [式中、 R1は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、ハロゲ ン、OH、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、ア ルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Raから選 択される1〜3個の基で置換されていても良く; R2およびR3は独立に、H、C1-6アルキル、C5-10アリール、C3-6シクロア ルキル、OH、NO2、−NH2またはハロゲンであり; R4は、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C1-6アルコキシC2-10 アルケニル、C2-10アルキニル、 C5-10アリール、C3-10複素環、C1-6アルコキシNR78、NO2、OH、−N H2またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、アルケニル、アルキニ ル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Raから選択される1〜3個の 基で置換されていても良く; R5は、HまたはC1-6アルキル、OR、ハロゲン、NH2もしくはNO2であり ; Raは、H、C1-10アルキル、ハロゲン、NO2、OR、−NR、NR78、R78、C5-10アリール、C5-10ヘテロアリールまたはC3-10複素環であり; Rは、HまたはC1-6アルキルであり; R7およびR8は独立に、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、COR 、COOR、COO−、C5-10アリール、C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリ ールであるか、あるいはNR78が閉環して、該窒素原子以外に、N、Oおよび Sからなる群から選択される1〜2個の別のヘテロ原子を有する飽和もしくは不 飽和の5〜10員複素環を形成していても良い。] 2. R1が、H、C1-10アルキル、C5-10アリール、 C3-10複素環またはC5-10ヘテロアリールであり;前記アルキル、アリール、ヘ テロアリールおよび複素環は、Raから選択される1〜3個の基で置換されてい ても良く; R2およびR3が独立に、H、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、OHまた はハロゲンであり; R4が、H、C1-10アルキル、C3-6シクロアルキル、C5-10アリール、C3-10 複素環、C1-6アルコキシNR78、NO2、OH、−NH2またはC5-10ヘテロ アリールであり;前記アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、Ra から選択される1〜3個の基で置換されていても良く; 他の全ての部分は上記で記載した通りである請求項1に記載の化合物。 3. 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5 −A)ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ (1,5−A)ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン; 3−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−クロロフェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ( 1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(3−アセトアミドフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ (1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピ リミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−クロロフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メチルフェニル)ピラゾロ(1,5−A) ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジ ン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(フェニル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン; 3−(4−ピリジル)−6−(2−ピラジニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(3−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(フェニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(3−ピリジル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン; 3−(4−ピリジル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A )ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)ピラゾロ(1,5− A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(4−(2−(4−モルホリニル)エトキシ)フ ェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン; 3−(3−チエニル)−6−(シクロヘキシル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ(1,5−A)ピリ ミジン; 3−(ブロモ)−6−(4−ピリミジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミジン ; 3−(フェニル)−6−(2−(3−カルボキシ)ピリジル)ピラゾロ(1, 5−A)ピリミジン;および 3−(3−チエニル)−6−(4−ピリジル)ピラゾロ(1,5−A)ピリミ ジン である請求項1に記載の化合物。 4. 請求項1に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩も、プロ ドラッグもしくは水和物を担体との組み合わせで含む医薬組成物。 5. 癌治療を必要とする哺乳動物患者における癌治療方法であって、該患者に 対して、抗癌効果のある量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方 法。 6. 前記癌が、脳、尿生殖器管、リンパ系、胃、喉頭および肺の癌を含む請求 項5に記載の癌治療方法。 7. 前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌、小細胞肺癌、膵臓癌、神経膠芽細 胞腫および乳癌を含む請求項5に記載の癌治 療方法。 8. 新血管形成が示唆される疾患の治療方法であって、そのような治療を必要 とする哺乳動物患者に対して、新血管形成を低減するのに有効な量の式Iの化合 物または該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与 する段階を有する方法。 9. 前記疾患が眼球疾患である請求項8に記載の方法。 10. 網膜血管形成の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動 物患者に対して、網膜血管形成治療上有効な量の請求項1に記載の化合物または 該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与する段階 を有する方法。 11. 糖尿病性網膜症の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳 動物患者に対して、糖尿病性網膜症治療上有効な量の請求項1に記載の化合物ま たは該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与する 段階を有する方法。 12. 加齢性黄斑変性の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳 動物患者に対して、炎症に対して有効な量の 式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水 和物を投与する段階を有する方法。 13. 炎症疾患の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物患 者に対して、炎症に対して有効な量の式Iの化合物または該化合物の医薬的に許 容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与する段階を有する方法。 14. 炎症疾患が、慢性関節リウマチ、乾癬、接触皮膚炎および遅発性過敏反 応を含む請求項13に記載の方法。 15. チロシンキナーゼの阻害方法であって、そのような治療を必要とする哺 乳動物患者に対して、治療上有効量の請求項4に記載の組成物を投与する段階を 有する方法。 16. 癌予防を必要とする哺乳動物における癌予防方法であって、該患者に対 して、抗癌効果のある量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法 。 17. 前記癌が、脳、尿生殖器管、リンパ系、冑、喉頭および肺の癌を含む請 求項16に記載の癌予防方法。 18. 前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌、小細胞肺癌、膵臓癌、神経膠芽 細胞腫および乳癌を含む請求項17に記載の癌予防方法。 19. 新血管形成が示唆される疾患の予防方法であって、そのような処置を必 要とする哺乳動物患者に対して、新血管形成を低減するのに有効な量の式Iの化 合物または該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投 与する段階を有する方法。 20. 前記疾患が眼球疾患である請求項19に記載の方法。 21. 網膜血管形成の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動 物患者に対して、網膜血管形成を処置する上で有効な量の請求項1に記載の化合 物または該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与 する段階を有する方法。 22. 糖尿病性網膜症の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳 動物患者に対して、糖尿病性網膜症を処置する上で有効な量の請求項1に記載の 化合物または該化合物の医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくは水和物を 投与する段階を有する方法。 23. 加齢性黄斑変性の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳 動物患者に対して、炎症に対して有効な量の式Iの化合物または該化合物の医薬 的に許容される塩、プロド ラッグもしくは水和物を投与する段階を有する方法。 24. 炎症疾患の予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物患 者に対して、炎症に対して有効な量の式Iの化合物または該化合物の医薬的に許 容される塩、プロドラッグもしくは水和物を投与する段階を有する方法。 25. 炎症疾患が、慢性関節リウマチ、乾癬、接触皮膚炎および遅発性過敏反 応を含む請求項24に記載の方法。
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