JP2002301953A - 車両の表示装置 - Google Patents

車両の表示装置

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JP2002301953A
JP2002301953A JP2002007578A JP2002007578A JP2002301953A JP 2002301953 A JP2002301953 A JP 2002301953A JP 2002007578 A JP2002007578 A JP 2002007578A JP 2002007578 A JP2002007578 A JP 2002007578A JP 2002301953 A JP2002301953 A JP 2002301953A
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JP2002007578A
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Takahiro Ueda
隆弘 上田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】モニタパネルの画面上に建設機械の状態、異常
に関する多数の情報を、個々の表示部品を小さくするこ
となく表示できるようにする。 【解決手段】表示画面が、異常表示画面21に遷移した
とき、異常表示画面21上のスイッチ手段21fを操作
すれば、所定時間(たとえば2分間)、この異常表示画
面21に、固定される。また異常表示画面21′上の解
除用のスイッチ手段21hが操作されるまで、異常表示
画面21′に固定したままとしておいてもよい。またモ
ニタ表示画面11、異常表示画面21、22、23がサ
イクリックに表示される場合に、異常表示画面21上の
スイッチ手段21gを操作すれば、表示装置の表示画面
が異常表示画面21からモニタ表示画面11に戻され、
モニタ表示画面11が所定時間(たとえば5分間)表示
される。またモニタ表示画面11に戻したままとする実
施も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械などの車
両の運転室等に備えられ、車両各部の状態および車両で
発生した故障等の異常を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】建設
機械の運転室内には冷却水などの建設機械の状態および
エンジン油圧低下などの故障等の異常を表示する表示装
置が設けられている。この表示装置はモニタパネルと呼
ばれている。
【0003】近年、建設機械の構造の複雑化などによ
り、モニタパネルで監視すべき建設機械内部状態、異常
の種類、数が増加している。一方で、モニタパネルは建
設機械の運転室内の限られたスペースに設けなければな
らないため、小型化が求められている。
【0004】このためモニタパネルの画面上に多数の情
報を表示しようとすると、画面上の個々の表示部品が小
さくなり、読み取りが困難になる。
【0005】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、モニタパネルの画面上に建設機械の状態、異
常に関する多数の情報を、個々の表示部品を小さくする
ことなく表示できるようにすることを第1の解決課題と
するものである。
【0006】また建設機械は作業機を複合して作動させ
て作業を行う。この場合複数の操作レバー等を操作しな
ければならないことから、一般の自動車を運転する場合
と比較して運転中の殆どは両手が自由にならない。この
ため運転、作業中にモニタパネルを手動で操作すること
はオペレータにとって煩雑であり作業効率の低下を招
く。
【0007】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、建設機械の作業中に、モニタパネルを手動操
作することなく多数の情報を、視認できるようにするこ
とを第2の解決課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用効果】そこで第
1発明は、第1の解決課題を達成するために、車両に、
車両各部の状態を表示するモニタ表示画面または車両で
発生した異常を表示する異常表示画面を表示する表示装
置を設け、複数のモニタ表示画面または複数の異常表示
画面またはモニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む
複数の表示画面を、前記表示装置の同一画面上に順次表
示することを特徴とする。
【0009】モニタパネルの表示画面を図1に例示す
る。
【0010】図1は建設機械の運転状態をモニタ表示す
るモニタ表示画面11、12、13を示している。
【0011】モニタパネルでは表示画面11、12、1
3上の所定箇所をタッチすることにより表示画面を遷移
させることができる。
【0012】すなわちエンジンキースイッチがオンさ
れ、電源が投入されると、モニタパネルの表示画面は初
期画面を経て図1(a)のモニタ表示画面に遷移する。
【0013】建設機械のエンジンの燃料残量、作業機の
作動油の油温、エンジンのクーラントの温度、エンジン
のオイルの油圧等の各部の状態は、建設機械の各部に設
けられた各センサによって検出される。そしてセンサの
検出信号がコントローラを介してモニタパネルに入力さ
れる。そしてモニタパネルでは各センサの検出信号に基
づいて建設機械の現在の状態が、モニタ表示画面に表示
される。
【0014】すなわち図1(a)に示すようにモニタ表
示画面11には、燃料の現在の残量を表示する表示部1
1a、作業機の作動油の現在の油温を表示する表示部1
1b、エンジンのクーラントの現在の温度を表示する表
示部11c、エンジンのオイルの現在の油圧を表示する
表示部11dなどが配置されている。モニタ表示画面1
1の各表示部11a〜11dを視認することによりオペ
レータは、建設機械の各部の状態を確認することができ
る。
【0015】モニタ表示画面11上のボタン11eが操
作されると、図1(b)に示すつぎのモニタ表示画面1
2に遷移される。さらにモニタ表示画面12上のボタン
12eが操作されると、図1(c)に示すつぎのモニタ
表示画面13に遷移される。さらにモニタ表示画面13
上のボタン13eが操作されると、図1(a)に示す初
期のモニタ表示画面11に戻る。以後同様に操作すれば
同様な遷移が繰り返される。以上のようにモニタ表示画
面を11→12→13と順次サイクリックに遷移させる
ことにより、建設機械の全ての状態を確認することがで
きる。
【0016】またモニタ表示画面を手動操作で、固定的
な順序で遷移させるのではなく、特定のモニタ表示画面
を選択する選択ボタンを設け、この選択ボタンによって
選択された特定のモニタ表示画面に遷移させることもで
きる。たとえばモニタ表示画面11上の選択ボタンを操
作することにより、図1(b)にモニタ表示画面12で
はなくて、図1(c)に示すモニタ表示画面13に遷移
させることができる。
【0017】また自動的にモニタ表示画面を順次遷移さ
せることもできる。
【0018】建設機械の各部に設けられたセンサの検出
値が異常値に達すると、車体内部のコントローラでその
異常に対応したエラーコードが生成されるとともに、モ
ニタパネルの表示画面は図1に示すモニタ表示画面から
故障等の異常を表示する異常表示画面に自動的に遷移さ
れる。
【0019】たとえばモニタパネルで図1(a)に示す
モニタ表示画面11を表示中に、ポンプコントローラで
故障等の異常が発生したならば、図2(a)に示す異常
表示画面21に遷移する。異常表示画面21では「ポン
プコントローラの異常」の内容を示す異常表示がなされ
る。異常表示画面21の異常表示を視認することにより
オペレータは、建設機械で発生した異常を確認すること
ができる。
【0020】図1(a)に示すモニタ表示画面11と図
2(a)に示す異常表示画面21とが所定の間隔、たと
えば5秒毎に交互に表示される。これによりオペレータ
は建設機械で発生した異常内容を確認しつつ、建設機械
の運転操作を継続して行うことができる。
【0021】建設機械では、同時に複数の異常、たとえ
ば3種類の異常が発生することがある。たとえばモニタ
パネルで図1(a)に示すモニタ表示画面11を表示中
に、3種類の異常(第1異常、第2異常、第3異常とい
う)が発生したならば、図4に示すように、モニタ表示
画面11と、第1異常が表示された第1異常表示画面2
1と、第2異常が表示された第2異常表示画面22と、
第3異常が表示された第3異常表示画面23とがサイク
リックに表示される。つまり、たとえばモニタ表示画面
11、第1異常表示画面21、第2異常表示画面22、
第3異常表示画面23が5秒毎に表示される。
【0022】この場合、モニタ表示画面と同様に、手動
操作によって、複数の異常表示画面を、第1異常表示画
面21、第2異常表示画面22、第3異常表示画面23
の順序で遷移させることができる。
【0023】また異常表示画面を手動操作で、固定的な
順序で遷移させるのではなく、特定の異常表示画面を選
択する選択ボタンを設け、この選択ボタンによって選択
された特定の異常表示画面に遷移させることもできる。
たとえば第1異常表示画面21上の選択ボタンを操作す
ることにより、第2異常表示画面22ではなくて、第3
異常表示画面23に遷移させることができる。
【0024】また自動的に異常表示画面を順次遷移させ
ることもできる。
【0025】またモニタ表示画面と、異常表示画面が混
在して順次表示される場合に、一の表示画面からつぎの
表示画面へと固定的な順序で手動操作で遷移させてもよ
く、選択ボタンによって任意の表示画面に選択的に遷移
させてもよい。またモニタ表示画面と、異常表示画面が
混在して順次表示される場合に、これら複数の表示画面
を自動的に遷移させてもよい。
【0026】以上のように第1発明によれば、モニタパ
ネルの同一画面上に複数の表示画面が順次表示されるの
で、モニタパネルの画面上に建設機械の状態、異常に関
する多数の情報を、個々の表示部品を小さくすることな
く表示でき視認性が向上する。
【0027】第2発明は、第2の解決課題を達成するた
めに、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ表示画
面または車両で発生した異常を表示する異常表示画面を
表示する表示装置を設け、複数のモニタ表示画面または
複数の異常表示画面またはモニタ表示画面と異常表示画
面の両方を含む複数の表示画面を、自動的に前記表示装
置の同一画面上に順次表示することを特徴とする。
【0028】第2発明によれば、図1に示すように、手
動操作することなく、モニタ表示画面が11→12→1
3の順序で順次、自動的に遷移する。これによりオペレ
ータはモニタパネルを手動操作することなく建設機械の
内部状態に関する全ての情報を確認することができる。
【0029】また図4に示すように、複数の異常が発生
すると、手動操作することなく、第1異常が表示された
第1異常表示画面21と、第2異常が表示された第2異
常表示画面22と、第3異常が表示された第3異常表示
画面23とが順次自動的に表示される。つまり、たとえ
ばモニタ表示画面11、第1異常表示画面21、第2異
常表示画面22、第3異常表示画面23が5秒毎に表示
される。これによりオペレータはモニタパネルを手動操
作することなく建設機械の異常に関する全ての情報を確
認することができる。
【0030】第2発明によれば、建設機械の作業中にオ
ペレータの両手が操作レバー等に拘束されて自由になら
ない場合であっても、容易に運転に必要なすべての情報
を確認することができる。
【0031】ところで、上述したように建設機械で異常
が発生して、モニタ表示画面11と異常表示画面21と
が交互に、あるいはモニタ表示画面11、異常表示画面
21、22、23がサイクリックに自動的に表示される
と、オペレータは異常表示画面21の表示内容を短時間
(たとえば5秒)のうちに確認しなければならなくな
る。このためオペレータは異常表示画面21の表示内容
を十分に確認することができなくなる。
【0032】さらにオペレータとしては、異常表示画面
でなくモニタ表示画面11を、十分に確認したい場合も
ある。またオペレータとしては現在表示されている表示
画面でなく将来表示されるであろう表示画面や既に表示
された表示画面を、十分に確認したい場合もある。
【0033】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、建設機械等の車両で異常が発生してモニタ表
示画面と異常表示画面が自動的に順次表示されたり、複
数のモニタ表示画面が自動的に順次表示されたりして、
一の表示画面が短期間しか表示されなくなる場合であっ
たとしても、特定の表示画面の内容を十分に把握できる
ようにすることを第3の解決課題とするものである。
【0034】そこで第3発明は、第3の解決課題を達成
するために、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ
表示画面または車両で発生した異常を表示する異常表示
画面を表示する表示装置を設け、複数のモニタ表示画面
または複数の異常表示画面またはモニタ表示画面と異常
表示画面の両方を含む複数の表示画面を、自動的に前記
表示装置の同一画面上に順次表示するとともに、スイッ
チ手段が操作されるに応じて、前記表示装置の表示画面
を、特定の表示画面に固定することを特徴とする。
【0035】第3発明を図1、図2、図4を参照して説
明する。
【0036】第3発明によれば、表示装置の表示画面
が、図1(a)に示すモニタ表示画面11から図2
(a)に示す異常表示画面21に遷移したとき、異常表
示画面21上のスイッチ手段21fを操作すれば、所定
時間(たとえば2分間)、この異常表示画面21に、固
定される。また図2(b)に示す異常表示画面21′上
の解除用のスイッチ手段21hが操作されるまで、異常
表示画面21′に固定したままとしておいてもよい。ま
た図4に示すように、モニタ表示画面11、異常表示画
面21、22、23がサイクリックに表示される場合
に、図2(a)に示す特定の異常表示画面21上のスイ
ッチ手段21fを操作すれば、所定時間(たとえば2分
間)、この特定の異常表示画面21に、固定される。ま
た図2(b)に示す異常表示画面21′上の解除用のス
イッチ手段21hが操作されるまで、異常表示画面2
1′に固定したままとしておいてもよい。
【0037】さらに図4において異常表示画面21が現
在表示されている場合に、この現在表示されている異常
表示画面21上のスイッチ手段の操作によって、将来表
示されるであろう異常表示画面22あるいは23に遷移
して、この異常表示画面22あるいは23に固定しても
よい。また図4において異常表示画面23が現在表示さ
れている場合に、この現在表示されている異常表示画面
23上のスイッチ手段の操作によって、既に表示された
異常表示画面22あるいは21に遷移して、この異常表
示画面22あるいは21に固定してもよい。
【0038】また異常表示画面でなくモニタ表示画面1
1に固定してもよい。
【0039】すなわち図4においてモニタ表示画面11
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
モニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によって、
この現在のモニタ表示画面11に固定してもよい。また
図4において異常表示画面23が現在表示されている場
合に、この現在表示されている異常表示画面23上のス
イッチ手段の操作によって、将来表示されるであろうモ
ニタ表示画面11に遷移して、このモニタ表示画面11
に固定してもよい。図4において異常表示画面21が現
在表示されている場合に、この現在表示されている異常
表示画面21上のスイッチ手段の操作によって、既に表
示されたモニタ表示画面11に遷移して、このモニタ表
示画面11に固定してもよい。
【0040】さらに図1においてモニタ表示画面11が
現在表示されている場合に、この現在表示されているモ
ニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によって、こ
の現在のモニタ表示画面11に固定してもよい。また図
1においてモニタ表示画面11が現在表示されている場
合に、この現在表示されているモニタ表示画面11上の
スイッチ手段の操作によって、将来表示されるであろう
モニタ表示画面12に遷移して、このモニタ表示画面1
2に固定してもよい。また図1においてモニタ表示画面
11が現在表示されている場合に、この現在表示されて
いるモニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によっ
て、既に表示されたモニタ表示画面13に遷移して、こ
のモニタ表示画面13に固定してもよい。
【0041】以上のように、特定の表示画面の表示に固
定されるので、オペレータは特定の表示画面の表示内容
を十分に確認することができる。
【0042】また第3発明を図1、図2、図5を参照し
て説明する。
【0043】第3発明によれば、図5に示すように、モ
ニタ表示画面11上の一部に異常表示画面21、22、
23がサイクリックに表示される場合に、図2(a)に
示す異常表示画面21上のスイッチ手段21fを操作す
れば、所定時間(たとえば2分間)、この異常表示画面
21に、固定される。また図2(b)に示す異常表示画
面21′上の解除用のスイッチ手段21hが操作される
まで、異常表示画面21′に固定したままとしておいて
もよい 以上のように、モニタ表示画面11上の一部の表示内容
が、特定の異常表示画面21に固定されるので、オペレ
ータは特定の異常表示画面21の表示内容を十分に確認
することができる。
【0044】ところで、上述したようにモニタ表示画面
11、異常表示画面21、22、23が順次表示される
と、オペレータは、モニタ表示画面11を確認する機会
が少なくなる。このため建設機械の状態を十分に把握す
ることができず建設機械の運転操作に支障が生じるおそ
れがある。
【0045】また、モニタ表示画面が複数順次表示され
ている場合に異常が発生すると、異常表示画面21、モ
ニタ表示画面11、12、13が順次表示されるため、
オペレータは、異常表示画面21を確認する機会が少な
くなる。
【0046】このため建設機械の異常を十分に把握する
ことができず建設機械で発生した故障等の発見が遅れる
おそれがある。
【0047】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、複数の異常表示画面が順次表示される場合に
モニタ表示画面を確認する機会を多くして建設機械の運
転操作を支障なく行えるようにすることを第4の解決課
題とするものである。また複数のモニタ表示画面が順次
表示される場合に異常表示画面を確認する機会を多くし
て、建設機械の故障等の発見の遅れをなくすことを第5
の解決課題とするものである。
【0048】第4発明は、第4の解決課題を達成するた
めに、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ表示画
面または車両で発生した異常を表示する異常表示画面を
表示する表示装置を設け、複数の異常表示画面を、前記
表示装置の同一画面上に順次表示するとともに、異常表
示画面の表示間隔の途中で、モニタ表示画面を、前記表
示装置の同一画面上に表示することを特徴とする。
【0049】第4発明を図4、図10を参照して説明す
る。
【0050】第4発明によれば、図4に示すように、モ
ニタ表示画面11、異常表示画面21、22、23が順
次表示される場合に、これら複数種類の異常表示画面2
1、22、23の表示間隔の途中で(矢印C、矢印Dに
て示す)、モニタ表示画面11を表示させるように、表
示装置の表示が制御される。たとえば図10に示すよう
に、異常表示画面23と異常表示画面21との間でモニ
タ表示画面11が表示されるばかりでなく、異常表示画
面21と異常表示画面22との間でモニタ表示画面11
が表示されるとともに、異常表示画面22と異常表示画
面23との間でモニタ表示画面11が表示される。
【0051】第4発明によれば、たとえ複数の異常表示
画面21、22、23が順次表示されたとしてもモニタ
表示画面11が表示される機会が多くなるので、車両の
状態を十分に確認することが可能となり建設機械の運転
操作を支障なく行うことができる。
【0052】また第5発明は、第5の解決課題を達成す
るために、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ表
示画面または車両で発生した異常を表示する異常表示画
面を表示する表示装置を設け、複数のモニタ表示画面
を、前記表示装置の同一画面上に順次表示するととも
に、モニタ表示画面の表示間隔の途中で、異常表示画面
を、前記表示装置の同一画面上に表示することを特徴と
する。
【0053】第5発明によれば、図1において、モニタ
表示画面11、12、13が順次表示される場合に、異
常が発生すると、これら複数種類のモニタ表示画面1
1、12、13の表示間隔の途中で、異常表示画面21
を表示させるように、表示装置の表示が制御される。
【0054】第5発明によれば、たとえ複数のモニタ表
示画面11、12、13が順次表示されたとしても異常
表示画面21が表示される機会が多くなるので、車両の
異常を十分に確認することが可能となり建設機械の故障
等の発見の遅れをなくすことができる。
【0055】ところで、建設機械のオペレータには、異
常が発生した場合であっても異常に配慮しながら建設機
械の運転操作を継続して行うことが要求される。
【0056】しかしながらモニタ表示画面11と異常表
示画面21とが交互に、あるいはモニタ表示画面11、
異常表示画面21、22、23がサイクリックに表示さ
れるため、オペレータは、モニタ表示画面11の表示内
容を短時間(たとえば5秒)しか継続して視認すること
ができない。また異常表示画面が複数表示される場合に
は、モニタ表示画面11を、異常表示画面21、22、
23が表示されている長い期間の間、視認することがで
きない。このため建設機械の状態を十分に把握すること
ができず建設機械の運転操作に支障が生じるおそれがあ
る。
【0057】さらにオペレータとしては、複数のモニタ
表示画面が順次表示される場合に、特定のモニタ表示画
面に戻して特に知りたい車両の運転状態を十分に確認し
たい場合もある。
【0058】またモニタ表示画面に戻すのではなく、異
常表示画面に戻して車両の異常内容を十分に確認したい
場合がある。
【0059】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、建設機械等の車両で異常が発生してモニタ表
示画面と異常表示画面が順次表示されたり、複数のモニ
タ表示画面が順次表示されたりして、一のモニタ表示画
面が短期間しか表示されなくなる場合であったとして
も、一のモニタ表示画面に戻して車両の運転状態を十分
に確認できるようにするとともに、建設機械等の車両で
異常が発生してモニタ表示画面と異常表示画面が順次表
示されて、一の異常表示画面が短期間しか表示されなく
なる場合であったとしても、一の異常表示画面に戻して
車両の異常内容を十分に確認できるようにすることを第
6の解決課題とするものである。
【0060】第6発明は、第6の解決課題を達成するた
めに、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ表示画
面または車両で発生した異常を表示する異常表示画面を
表示する表示装置を設け、複数のモニタ表示画面または
複数の異常表示画面またはモニタ表示画面と異常表示画
面の両方を含む複数の表示画面を、前記表示装置の同一
画面上に順次表示するとともに、スイッチ手段が操作さ
れるに応じて、前記表示装置の表示画面を、特定の表示
画面に戻すことを特徴とする。
【0061】第6発明を図2、図8、図9を参照して説
明する。
【0062】第6発明によれば、図9に示すように、モ
ニタ表示画面11、異常表示画面21、22、23がサ
イクリックに表示される場合に、図2(a)に示す異常
表示画面21上のスイッチ手段21gを操作すれば、表
示装置の表示画面が異常表示画面21からモニタ表示画
面11に戻され、モニタ表示画面11が所定時間(たと
えば5分間)表示される。また図2(b)に示す異常表
示画面21′上のスイッチ手段21eを操作すること
で、モニタ表示画面11に戻したままとする実施も可能
である。
【0063】また第6発明によれば、図8に示すよう
に、モニタ表示画面11と異常表示画面21とが交互に
表示される場合に、図2(a)に示す異常表示画面21
上のスイッチ手段21gを操作すれば、表示装置の表示
画面が異常表示画面21からモニタ表示画面11に戻さ
れ、モニタ表示画面11が所定時間(たとえば5分間)
表示される。また図2(b)に示す異常表示画面21′
上のスイッチ手段21eを操作することで、モニタ表示
画面11に戻したままとする実施も可能である。
【0064】また異常表示画面からでなくモニタ表示画
面から他のモニタ表示画面に戻してもよい。
【0065】すなわち図1においてモニタ表示画面12
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
モニタ表示画面12上のスイッチ手段の操作によって、
モニタ表示画面11に戻してもよい。また図1において
モニタ表示画面13が現在表示されている場合に、この
現在表示されているモニタ表示画面13上のスイッチ手
段の操作によって、モニタ表示画面11に戻してもよ
い。
【0066】またモニタ表示画面に戻すのではなく、異
常表示画面に戻してもよい。
【0067】第6発明によれば、建設機械等の車両で異
常が発生してモニタ表示画面と異常表示画面が順次表示
されたり、複数のモニタ表示画面が順次表示されたりし
て、一のモニタ表示画面が短期間しか表示されなくなる
場合であったとしても、一のモニタ表示画面に戻るの
で、車両の運転状態を十分に確認することができる。ま
た建設機械等の車両で異常が発生してモニタ表示画面と
異常表示画面が順次表示されて、一の異常表示画面が短
期間しか表示されなくなる場合であったとしても、一の
異常表示画面に戻るので、車両の異常内容を十分に確認
することができる。
【0068】第7発明は、第6の解決課題を達成するた
めに、車両に、車両各部の状態を表示するモニタ表示画
面または車両で発生した異常を表示する異常表示画面を
表示する表示装置を設け、モニタ表示画面と異常表示画
面の両方を含む複数の表示画面を、前記表示装置の同一
画面上に順次表示するとともに、前記表示装置で現在、
モニタ表示画面と異常表示画面のうち一方の表示画面が
表示されている場合に、スイッチ手段が操作されるに応
じて、前記表示装置の表示画面を、現在表示されている
一方の表示画面に関連する他方の表示画面に戻すことを
特徴とする。
【0069】「エンジンのクーラントの温度の異常」
(第2異常)が発生した場合を想定する。この場合図9
に示すようにモニタパネルで、現在「エンジンのクーラ
ントの温度」を示すモニタ表示画面が表示されている場
合に、ボタンが押されると、このエンジンクーラント温
度に関連する異常を示す第2異常表示画面22に戻る。
すなわちモニタ表示画面11上においてエンジンクーラ
ント温度はゲージにて示されているが、これだけだとオ
ペレータは無視して運転を継続することが多い。そこで
ボタンを押すことによりエンジンクーラント温度に関連
する第2異常表示画面22に戻るので、オペレータに注
意を喚起することができる。
【0070】また逆にモニタパネルで、現在エンジンク
ーラント温度異常を示す第2異常表示画面22が表示さ
れているときに、ボタンが押されると、このエンジンク
ーラント温度に関連するモニタ表示画面11に戻る。す
なわちエンジンクーラント温度の異常表示画面22だけ
では、現在の温度が正常に近い値を示しているのか、致
命的な温度を示しているのかを把握することができな
い。エンジンクーラント温度のゲージを示すモニタ表示
画面11に戻ることにより現在の温度を正確に把握する
ことができるので、運転を継続すべきか否かを判断する
ことが可能になる。
【0071】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
車両の表示装置の表示制御装置の実施の形態について説
明する。
【0072】実施形態では車両として油圧ショベル、ホ
イールローダなどの建設機械を想定する。
【0073】表示装置としてのモニタパネルは建設機械
の運転室に設けられている。モニタパネルの外面には、
表示画面と各操作スイッチからなる操作スイッチ群とが
配置されている。モニタ用コントローラはモニタパネル
に内蔵されている。
【0074】建設機械のエンジンの燃料残量、作業機の
作動油の油温、エンジンのクーラントの温度、エンジン
のオイルの油圧等の各部の状態は、建設機械の各部に設
けられた各センサによって検出される。そしてセンサの
検出信号がモニタパネルのモニタ用コントローラに入力
される。
【0075】モニタ用コントローラは各センサで検出さ
れたセンサ検出値を収集するとともに、センサ検出値が
異常値に達している場合にはエラーコードを生成する。
そしてモニタ用コントローラはクーラント温度などの建
設機械の現在の状態およびエンジン油圧低下などの建設
機械の特定の異常状態を示すエラーコードを、モニタパ
ネルの表示画面に表示する。
【0076】またモニタパネルの操作スイッチ群を操作
することにより、建設機械の走行装置や作業機を制御す
る制御データがモニタ用コントローラで生成される。制
御データはモニタ用コントローラから外部に出力され、
制御データに応じて建設機械の駆動が制御される。たと
えば操作スイッチ群のうちいずれかの設定スイッチを操
作することによって、作業機用操作レバーの操作量と作
業機の作動量との関係、つまり作業モードを、「重掘
削」、「掘削」、「整正」、「微操作」のいずれかに設
定することができる。また操作スイッチ群のうちいずれ
かの設定スイッチを操作することによって、油圧ポンプ
の容量と走行用油圧モータの容量が制御される。このた
め走行用油圧モータの変速位置つまり履帯の走行速度を
「高速(Hi)」、「中速(Mi)」、「低速(Lo)」
のいずれかに選択することができる。
【0077】・第1の実施形態 実施形態のモニタパネルの表示画面を図1に例示する。
【0078】図1は建設機械の運転状態をモニタ表示す
るモニタ表示画面11、12、13を示している。
【0079】モニタパネルでは表示画面11、12、1
3上の所定箇所をタッチすることにより表示画面を遷移
させることができる。
【0080】すなわちエンジンキースイッチがオンさ
れ、電源が投入されると、モニタパネルの表示画面は初
期画面を経て図1(a)のモニタ表示画面11に遷移す
る。
【0081】モニタ用コントローラは各センサの検出信
号に基づいて建設機械の現在の状態を、モニタ表示画面
11に表示するように表示内容を制御する。
【0082】すなわち図1(a)に示すようにモニタ表
示画面11には、燃料の現在の残量を表示する表示部1
1a、作業機の作動油の現在の油温を表示する表示部1
1b、エンジンのクーラントの現在の温度を表示する表
示部11c、エンジンのオイルの現在の油圧を表示する
表示部11dなどが配置されている。モニタ表示画面1
1の各表示部11a〜11dを視認することによりオペ
レータは、建設機械の各部の状態を確認することができ
る。またモニタ表示画面11上に、現在選択されている
作業モードと現在選択されている変速位置(走行速度)
を併せて表示することもできる。
【0083】モニタ表示画面11上のボタン11eが操
作されると、図1(b)に示すつぎのモニタ表示画面1
2に遷移される。図1(b)に示すようにモニタ表示画
面12には、エンジンオイルの現在の油温を表示する表
示部12a、PTO軸の現在の油温を表示する表示部1
2b、ボードネットの現在の電圧を表示する表示部12
c、バッテリの現在の電圧を表示する表示部12dなど
が配置されている。
【0084】さらにモニタ表示画面12上のボタン12
eが操作されると、図1(c)に示すつぎのモニタ表示
画面13に遷移される。図1(c)に示すようにモニタ
表示画面13には、作業機の作動油の現在の油量を表示
する表示部13a、エンジンオイルの現在の油量を表示
する表示部13b、CLSのグリースの現在の量を表示
する表示部13c、SLSのグリースの現在の量を表示
する表示部13dなどが配置されている。
【0085】さらにモニタ表示画面13上のボタン13
eが操作されると、図1(a)に示す初期のモニタ表示
画面11に戻る。以後同様に操作すれば同様な遷移が繰
り返される。以上のようにモニタ表示画面を11→12
→13と順次サイクリックに遷移させることにより、建
設機械の全ての状態を確認することができる。
【0086】またモニタ表示画面を手動操作で、固定的
な順序で遷移させるのではなく、特定のモニタ表示画面
を選択する選択ボタンを設け、この選択ボタンによって
選択された特定のモニタ表示画面に遷移させることもで
きる。たとえばモニタ表示画面11上の選択ボタンを操
作することにより、図1(b)にモニタ表示画面12で
はなくて、図1(c)に示すモニタ表示画面13に遷移
させることができる。
【0087】建設機械の各部に設けられたセンサの検出
値が異常値に達すると、モニタ用コントローラでその異
常に対応したエラーコードが生成されるとともに、モニ
タパネルの表示画面は図1に示す現在のモニタ表示画面
11、12、13から故障等の異常を表示する異常表示
画面に自動的に遷移される。
【0088】たとえばモニタパネルで図1(a)に示す
モニタ表示画面11を表示中に、ポンプコントローラで
故障等の異常が発生したならば、図2(a)に示す異常
表示画面21に遷移する。異常表示画面21では「ポン
プコントローラの異常」の内容を示す異常表示がなされ
る。
【0089】図2(a)に示すように異常表示画面21
(これを第1異常表示画面21という)には、異常内容
に対応したアイコン21aと、異常内容を示すエラーメ
ッセージ21bと、これに対処するための処置内容21
cと、エラーコード21dとが、第1異常表示として表
示される。また第1異常表示画面21上には、キャンセ
ルボタン21e、ポーズボタン21f、ジャンプボタン
21gが配置されている。
【0090】第1異常表示画面21の第1異常表示を視
認することによりオペレータは、建設機械で発生した第
1異常(「ポンプコントローラの異常」)の詳細を確認
することができる。
【0091】図1(a)に示すモニタ表示画面11と図
2(a)に示す第1異常表示画面21とが所定の間隔、
たとえば5秒毎に交互に表示される。これによりオペレ
ータは建設機械で発生した異常内容を確認しつつ、建設
機械の運転操作を継続して行うことができる。
【0092】上述した第1異常以外の異常たとえば「エ
ンジンのクーラントの温度の異常」という異常(第2異
常という)が発生した場合には、図3に示すように、現
在のモニタ表示画面11から、この第2異常表示がなさ
れた第2異常表示画面22に遷移される。図3に示すよ
うに第2異常表示画面22には、異常内容に対応したア
イコン22aと、異常内容を示すエラーメッセージ22
bと、これに対処するための処置内容22cと、エラー
コード22dとが、第2異常表示として表示される。ま
た第2異常表示画面22上には、キャンセルボタン22
e、ポーズボタン22f、ジャンプボタン22gが配置
されている。そしてモニタ表示画面11と第2異常表示
画面22とが所定の間隔で交互に表示される。同様にし
て第1異常、第2異常とは異なる第3異常が発生した場
合には、第3異常表示がなされた第3異常表示画面23
とモニタ用表示画面11とが交互に表示される。
【0093】建設機械では、同時に複数の異常、たとえ
ば3種類の異常が発生することがある。たとえばモニタ
パネルで図1(a)に示すモニタ表示画面11を表示中
に、3種類の第1異常、第2異常、第3異常が発生した
ならば、図4に示すように、モニタ表示画面11と、第
1異常表示がなされた第1異常表示画面21と、第2異
常表示がなされた第2異常表示画面22と、第3異常表
示がなされた第3異常表示画面23とがサイクリックに
表示される。つまり、たとえばモニタ表示画面11、第
1異常表示画面21、第2異常表示画面22、第3異常
表示画面23が5秒毎に表示される。
【0094】この場合、モニタ表示画面と同様に、手動
操作によって、複数の異常表示画面を、第1異常表示画
面21、第2異常表示画面22、第3異常表示画面23
の順序で遷移させることができる。
【0095】また異常表示画面を手動操作で、固定的な
順序で遷移させるのではなく、特定の異常表示画面を選
択する選択ボタンを設け、この選択ボタンによって選択
された特定の異常表示画面に遷移させることもできる。
たとえば第1異常表示画面21上の選択ボタンを操作す
ることにより、第2異常表示画面22ではなくて、第3
異常表示画面23に遷移させることができる。
【0096】またモニタ表示画面と、異常表示画面が混
在して順次表示される場合に、一の表示画面からつぎの
表示画面へと固定的な順序で手動操作で遷移させてもよ
く、選択ボタンによって任意の表示画面に選択的に遷移
させてもよい。
【0097】またモニタ表示画面と、異常表示画面が混
在して順次表示される場合に、これら複数の表示画面を
自動的に遷移させてもよい。
【0098】以上のように本実施形態によれば、モニタ
パネルの同一画面上に複数の表示画面が順次表示される
ので、モニタパネルの画面上に建設機械の状態、異常に
関する多数の情報を、個々の表示部品を小さくすること
なく表示でき視認性が向上する。
【0099】・第2の実施形態 第1の実施形態では手動操作でモニタ表示画面が遷移す
る場合について説明した。しかし、手動操作することな
く、モニタ表示画面を11→12→13の順序で順次、
自動的に遷移させてもよい。これによりオペレータはモ
ニタパネルを手動操作することなく建設機械の内部状態
に関する全ての情報を確認することができる。
【0100】また図4に示すように、複数の異常が発生
すると、手動操作することなく、第1異常が表示された
第1異常表示画面21と、第2異常が表示された第2異
常表示画面22と、第3異常が表示された第3異常表示
画面23とを順次自動的に表示させてもよい。つまり、
たとえばモニタ表示画面11、第1異常表示画面21、
第2異常表示画面22、第3異常表示画面23が5秒毎
に表示される。これによりオペレータはモニタパネルを
手動操作することなく建設機械の異常に関する全ての情
報を確認することができる。
【0101】またモニタ表示画面と、異常表示画面が混
在して順次表示される場合に、これら複数の表示画面を
自動的に遷移させてもよい。
【0102】以上のように本実施形態によれば、建設機
械の作業中にオペレータの両手が操作レバー等に拘束さ
れて自由にならない場合であっても、容易に運転に必要
なすべての情報を確認することができる。
【0103】ところでモニタ表示画面11と異常表示画
面21とが交互に、あるいはモニタ表示画面1、異常表
示画面21、22、23がサイクリックに表示されるこ
とになると、オペレータとしては異常表示画面21の表
示内容を短時間(たとえば5秒)のうちに確認すること
を強いられる。このためオペレータは異常表示画面21
の表示内容を十分に確認することができない。つぎに発
生した異常の内容を十分に把握できる実施形態について
説明する。
【0104】・第3の実施形態 第3の実施形態について図6に示すフローチャートを併
せ参照して説明する。
【0105】本実施形態ではモニタパネル上で図1
(a)に示すモニタ表示画面11と図2(a)に示す異
常表示画面21とが交互に表示される場合を想定する
(ステップ101、102)。モニタパネルの表示画面
が異常表示画面21に遷移したときに(ステップ10
2)、図2(a)に示すように異常表示画面21上のポ
ーズボタン21fをタッチ操作すると(ステップ10
3)、モニタパネルの表示画面は規定時間(たとえば2
分間)だけ、この異常表示画面21に固定される(ステ
ップ104)。そして上記規定時間が経過すると再びモ
ニタパネルの表示画面は、モニタ表示画面11に戻る
(ステップ101)。
【0106】また別の実施例では、図2(a)に示すよ
うに異常表示画面21上のポーズボタン21fをタッチ
操作すると(ステップ103)、モニタパネルの表示画
面は図2(b)に示す異常表示画面21′に遷移して、
ポーズボタン21fがリスタートボタン21hに切り替
わり、ボタン21hの表示色がたとえば赤色(これを破
線にて示す)に変化する。そして異常表示画面21′上
のリスタートボタン21hが操作されるまで、この異常
表示画面21′に固定される(ステップ104)。異常
表示画面21′上のリスタートボタン21hがタッチ操
作されると再びモニタパネルの表示画面は、モニタ表示
画面11に戻る(ステップ101)。
【0107】以上のように第3の実施形態によれば、異
常表示画面21の表示に固定されるので、オペレータは
異常表示画面21の表示内容を十分に確認することがで
きるようになる。
【0108】・第4の実施形態 第4の実施形態について図6に示すフローチャートを併
せ参照して説明する。
【0109】本実施形態では図4に示すようにモニタパ
ネル上で、モニタ表示画面11、第1異常表示画面2
1、第2異常表示画面22、第3異常表示画面23がサ
イクリックに表示される場合を想定する(ステップ10
1、102)。モニタパネルの表示画面がたとえば第1
異常表示画面21に遷移したときに(ステップ10
2)、図2(a)に示すように第1異常表示画面21上
のポーズボタン21fをタッチ操作すると(ステップ1
03)、モニタパネルの表示画面は規定時間(たとえば
2分間)だけ、この第1異常表示画面21に固定される
(ステップ104)。そして上記規定時間が経過すると
再びモニタパネルの表示画面は、つぎの第2異常表示画
面22、第3異常表示画面23に順次遷移した後に、モ
ニタ表示画面11に戻る(ステップ101)。
【0110】また別の実施例では、図2(a)に示すよ
うに第1異常表示画面21上のポーズボタン21fをタ
ッチ操作すると(ステップ103)、モニタパネルの表
示画面は図2(b)に示す第1異常表示画面21′に遷
移して、ポーズボタン21fがリスタートボタン21h
に切り替わり、ボタン21hの表示色がたとえば赤色
(これを破線にて示す)に変化する。そして第1異常表
示画面21′上のリスタートボタン21hが操作される
まで、この第1異常表示画面21′に固定される(ステ
ップ104)。第1異常表示画面21′上のリスタート
ボタン21hがタッチ操作されると、モニタパネルの表
示画面は、つぎの第2異常表示画面22、第3異常表示
画面23に順次遷移した後に、モニタ表示画面11に戻
る(ステップ101)。
【0111】以上のように第4の実施形態によれば、異
常表示画面21の表示に固定されるので、オペレータは
異常表示画面21の表示内容を十分に確認することがで
きるようになる。
【0112】上述した第3、第4の実施形態では異常表
示画面21が現在表示されている場合に、この現在の異
常表示画面21に固定する場合を想定した。
【0113】しかし図4において第1異常表示画面21
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
第1異常表示画面21上のスイッチ手段の操作によっ
て、将来表示されるであろう第2異常表示画面22ある
いは第3異常表示画面23に遷移して、この第2異常表
示画面22あるいは第3異常表示画面23に固定しても
よい。また図4において第3異常表示画面23が現在表
示されている場合に、この現在表示されている第3異常
表示画面23上のスイッチ手段の操作によって、既に表
示された第2異常表示画面22あるいは第1異常表示画
面21に遷移して、この第2異常表示画面22あるいは
第1異常表示画面21に固定してもよい。
【0114】また異常表示画面でなくモニタ表示画面1
1に固定してもよい。
【0115】すなわち図4においてモニタ表示画面11
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
モニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によって、
この現在のモニタ表示画面11に固定してもよい。また
図4において第3異常表示画面23が現在表示されてい
る場合に、この現在表示されている第3異常表示画面2
3上のスイッチ手段の操作によって、将来表示されるで
あろうモニタ表示画面11に遷移して、このモニタ表示
画面11に固定してもよい。図4において第1異常表示
画面21が現在表示されている場合に、この現在表示さ
れている第1異常表示画面21上のスイッチ手段の操作
によって、既に表示されたモニタ表示画面11に遷移し
て、このモニタ表示画面11に固定してもよい。
【0116】さらに異常表示画面を表示することなく複
数のモニタ表示画面が表示されている場合に特定のモニ
タ表示画面に固定する実施も可能である。
【0117】すなわち図1においてモニタ表示画面11
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
モニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によって、
この現在のモニタ表示画面11に固定してもよい。また
図1においてモニタ表示画面11が現在表示されている
場合に、この現在表示されているモニタ表示画面11上
のスイッチ手段の操作によって、将来表示されるであろ
うモニタ表示画面12に遷移して、このモニタ表示画面
12に固定してもよい。また図1においてモニタ表示画
面11が現在表示されている場合に、この現在表示され
ているモニタ表示画面11上のスイッチ手段の操作によ
って、既に表示されたモニタ表示画面13に遷移して、
このモニタ表示画面13に固定してもよい。
【0118】以上のように本実施形態によれば、特定の
表示画面の表示に固定されるので、オペレータは特定の
表示画面の表示内容を十分に確認することができる。
【0119】上述した第3の実施形態、第4の実施形態
では異常内容をモニタ表示画面とは別の画面に表示させ
ているが、異常内容をモニタ表示画面内に表示させるよ
うな実施も可能である。
【0120】・第5の実施形態 第5の実施形態について図6に示すフローチャートを併
せ参照して説明する。
【0121】本実施形態では図5に示すようにモニタ表
示画面11の一部に異常内容が表示される場合を想定す
る。すなわちモニタ表示画面11上の各表示部11a〜
11dのうち表示部11c、11dに相当する箇所が、
モニタ表示11c、11d、第1異常表示21、第2異
常表示22、第3異常表示23にサイクリックに変化す
る(ステップ101、102)。モニタ表示画面11上
の一部の表示箇所がたとえば第1異常表示21に遷移し
たときに(ステップ102)、図2(a)に示すように
第1異常表示21上のポーズボタン21fをタッチ操作
すると(ステップ103)、モニタ表示画面11上の一
部の表示箇所は規定時間(たとえば2分間)だけ、この
第1異常表示21に固定される(ステップ104)。そ
して上記規定時間が経過すると再びモニタ表示画面11
上の一部の表示箇所は、つぎの第2異常表示22、第3
異常表示23に順次遷移した後に、モニタ表示11c、
11dに戻る(ステップ101)。
【0122】また別の実施例では、図2(a)に示すよ
うに第1異常表示21上のポーズボタン21fをタッチ
操作すると(ステップ103)、モニタ表示画面11上
の一部の表示箇所は図2(b)に示す第1異常表示2
1′に遷移して、ポーズボタン21fがリスタートボタ
ン21hに切り替わり、ボタン21hの表示色がたとえ
ば赤色(これを破線にて示す)に変化する。そして第1
異常表示21′上のリスタートボタン21hが操作され
るまで、この第1異常表示21′に固定される(ステッ
プ104)。第1異常表示21′上のリスタートボタン
21hがタッチ操作されると、モニタ表示画面11の一
部の表示箇所は、つぎの第2異常表示22、第3異常表
示23に順次遷移した後に、モニタ表示11c、11d
に戻る(ステップ101)。
【0123】以上のように第5の実施形態によれば、モ
ニタ表示画面11上で一部の表示箇所が特定の異常表示
21に固定されるので、オペレータは異常表示21の内
容を十分に確認することができるようになる。
【0124】上述した第5の実施形態では、図5に示す
ように、モニタ表示画面11上の各表示部11a〜11
dのうち表示部11c、11dに相当する箇所に、第1
異常表示21、第2異常表示22、第3異常表示23を
表示させている。
【0125】しかしモニタ表示画面11上で第1異常表
示21、第2異常表示22、第3異常表示23を表示さ
せる箇所は任意に設定することができる。
【0126】たとえばモニタ表示画面11上の各表示部
11a〜11dのうち表示部11a、11bに相当する
箇所に、第1異常表示21、第2異常表示22、第3異
常表示23を表示させてもよい。
【0127】またモニタ表示画面11上の各表示部11
a〜11dのうち表示部11c、11dに相当する箇所
に、第1異常表示21、第2異常表示22、第3異常表
示23を表示させるとともに、モニタ表示11c、11
dを、表示部11a、11bに相当する箇所に表示させ
てもよい。
【0128】また第1異常表示21、第2異常表示2
2、第3異常表示23毎に、表示箇所を異ならせること
もできる。
【0129】たとえば第1異常表示21を表示するとき
は、モニタ表示画面11上の各表示部11a〜11dの
うち表示部11c、11dに相当する箇所に、表示さ
せ、第2異常表示22を表示するときは、モニタ表示画
面11上の各表示部11a〜11dのうち表示部11
a、11bに相当する箇所に、表示させることができ
る。
【0130】ところで、第1の実施形態、第2の実施形
態で説明したようにモニタ表示画面11、異常表示画面
21、22、23が順次表示されると、オペレータは、
モニタ表示画面11を確認する機会が少なくなる。この
ため建設機械の状態を十分に把握することができず建設
機械の運転操作に支障が生じるおそれがある。
【0131】つぎに複数の異常表示画面が順次表示され
る場合にモニタ表示画面を確認する機会を多くして建設
機械の運転操作を支障なく行える実施形態について説明
する。
【0132】・第6の実施形態 図4に示すように、モニタ表示画面11、異常表示画面
21、22、23がサイクリックに表示される場合に、
これら3種類の異常表示画面21、22、23の表示間
隔の途中で(矢印C、矢印Dにて示す)、モニタ表示画
面11を表示させるように、表示順序を変更する。この
ような表示の制御はモニタ用コントローラの設定内容を
変更することで容易に実行することができる。
【0133】たとえば図10に示すように、モニタ表示
画面11、第1異常表示画面21、モニタ表示画面1
1、第2異常表示画面22、モニタ表示画面11、第3
異常表示画面23がサイクリックに表示される。このた
め図4に示す表示順序と比較すると、第3異常表示画面
23と第1異常表示画面21との間でモニタ表示画面1
1が表示されるばかりでなく、第1異常表示画面21と
第2異常表示画面22との間でモニタ表示画面11が表
示されるとともに、第2異常表示画面22と第3異常表
示画面23との間でモニタ表示画面11が表示されるよ
うになり、一周期の間にモニタ表示画面11が表示され
る機会が多くなる。このように一周期の間にモニタ表示
画面11が表示されている時間が長くなるので、建設機
械で異常が発生した場合であっても、建設機械の状態を
十分に確認することができるようになる。
【0134】なお図4において第1異常表示画面21と
第2異常表示画面22の間でだけ、矢印Cで示すよう
に、モニタ表示画面11を表示させてもよく、また第2
異常表示画面22と第3異常表示画面23の間でだけ、
矢印Dで示すように、モニタ表示画面11を表示させて
もよい。
【0135】ところで第1の実施形態、第2の実施形態
で説明したように、モニタ表示画面が複数順次表示され
ている場合に異常が発生すると、異常表示画面21、モ
ニタ表示画面11、12、13が順次表示されるため、
オペレータは、異常表示画面21を確認する機会が少な
くなる。このため建設機械の異常を十分に把握すること
ができず建設機械で発生した故障等の発見が遅れるおそ
れがある。
【0136】つぎに、複数のモニタ表示画面が順次表示
される場合に異常表示画面を確認する機会を多くして、
建設機械の故障等の発見の遅れをなくすことができる実
施形態について説明する。
【0137】・第7の実施形態 図1において、モニタ表示画面11、12、13が順次
表示される場合に、異常が発生すると、これら複数種類
のモニタ表示画面11、12、13の表示間隔の途中
で、異常表示画面21を表示させるように、表示装置の
表示が制御される。たとえば、異常表示画面21、モニ
タ表示画面11、異常表示画面21、モニタ表示画面1
2、異常表示画面21、モニタ表示画面13がサイクリ
ックに表示される。
【0138】本実施形態によれば、たとえ複数のモニタ
表示画面11、12、13が順次表示されたとしても異
常表示画面21が表示される機会が多くなるので、車両
の異常を十分に確認することが可能となり建設機械の故
障等の発見の遅れをなくすことができる。
【0139】ところで建設機械のオペレータには、異常
が発生した場合であっても異常に配慮しながら建設機械
の運転操作を継続して行うことが要求される。
【0140】しかしながらモニタ表示画面11と異常表
示画面21とが交互に、あるいはモニタ表示画面1、異
常表示画面21、22、23がサイクリックに表示され
ることになると、オペレータとしては、モニタ表示画面
11の表示内容を短時間(たとえば5秒)しか継続して
視認することができない。また異常表示画面が複数表示
される場合には、モニタ表示画面11を、異常表示画面
21、22、23が表示されている長い期間の間、視認
することができない。そこで、つぎに建設機械の状態を
十分に把握することができる実施形態について説明す
る。
【0141】・第8の実施形態 第8の実施形態について図7に示すフローチャートを併
せ参照して説明する。
【0142】本実施形態では図9に示すようにモニタパ
ネル上で、モニタ表示画面11、第1異常表示画面2
1、第2異常表示画面22、第3異常表示画面23がサ
イクリックに表示される場合を想定する(ステップ20
1、202)。モニタパネルの表示画面がたとえば第1
異常表示画面21に遷移したときに(ステップ20
2)、図2(a)に示すように第1異常表示画面21上
のジャンプボタン21gをタッチ操作すると(ステップ
203)、図9の破線で示す矢印31に示すように、モ
ニタパネルの表示画面は元のモニタ表示画面11に戻
り、規定時間(たとえば5分間)だけ、このモニタ表示
画面11に固定される(ステップ204)。そして上記
規定時間が経過するとモニタパネルの表示画面は、図9
の破線で示す矢印32に示すようにモニタ表示画面11
から第1異常表示画面21に遷移し、以後第2異常表示
画面22、第3異常表示画面23に順次遷移した後に
(ステップ205)、モニタ表示画面11に戻る(ステ
ップ201)。
【0143】なおモニタパネルで第2異常表示画面22
を表示中に、第2異常表示画面22上のジャンプボタン
22gをタッチ操作すると(ステップ203)、図9の
破線で示す矢印33に示すように、モニタパネルの表示
画面は元のモニタ表示画面11に戻り、規定時間(たと
えば5分間)だけ、このモニタ表示画面11に固定され
(ステップ204)、上記規定時間が経過するとモニタ
パネルの表示画面は、図9の破線で示す矢印34に示す
ように第2異常表示画面22に遷移する。同様にモニタ
パネルで第3異常表示画面23を表示中に、第3異常表
示画面23上のジャンプボタン23gをタッチ操作する
と(ステップ203)、図9の破線で示す矢印35に示
すように、モニタパネルの表示画面は元のモニタ表示画
面11に戻り、規定時間(たとえば5分間)だけ、この
モニタ表示画面11に固定され(ステップ204)、上
記規定時間が経過するとモニタパネルの表示画面は、図
9の破線で示す矢印36に示すように第3異常表示画面
23に遷移する。
【0144】また別の実施例では、図2(a)に示すよ
うに第1異常表示画面21上のキャンセルボタン21e
をタッチ操作することで、モニタパネルの表示画面を第
1異常表示画面11からモニタ表示画面11に戻したま
まにすることもできる。この場合エンジンキースイッチ
を再投入する等、特別な操作をすることで、再度図9に
示すサイクリックな表示を再開させることができる。
【0145】以上のように第8の実施形態によれば、モ
ニタパネルの表示画面がモニタ表示画面11に戻される
ので、建設機械で異常が発生した場合であっても、建設
機械の状態を十分に確認することができるようになる。
【0146】・第9の実施形態 第9の実施形態について図7に示すフローチャートを併
せ参照して説明する。
【0147】本実施形態では図8に示すようにモニタパ
ネル上で、モニタ表示画面11と異常表示画面21とが
交互に表示される場合を想定する(ステップ201、2
02)。モニタパネルの表示画面が異常表示画面21に
遷移したときに(ステップ202)、図2(a)に示す
ように異常表示画面21上のジャンプボタン21gをタ
ッチ操作すると(ステップ203)、図8の破線で示す
矢印31に示すように、モニタパネルの表示画面は元の
モニタ表示画面11に戻り、規定時間(たとえば5分
間)だけ、このモニタ表示画面11に固定される(ステ
ップ204)。そして上記規定時間が経過するとモニタ
パネルの表示画面は、図8の破線で示す矢印32に示す
ようにモニタ表示画面11から異常表示画面21に遷移
し、モニタ表示画面11に戻る(ステップ201)。
【0148】また別の実施例では、図2(a)に示すよ
うに異常表示画面21上のキャンセルボタン21eをタ
ッチ操作することで、モニタパネルの表示画面を異常表
示画面11からモニタ表示画面11に戻したままにする
こともできる。この場合エンジンキースイッチを再投入
する等、特別な操作をすることで、再度図8に示す交互
の表示を再開させることができる。
【0149】以上のように第9の実施形態によれば、モ
ニタパネルの表示画面がモニタ表示画面11に戻される
ので、建設機械で異常が発生した場合であっても、建設
機械の状態を十分に確認することができるようになる。
【0150】上述した第8の実施形態、第9の実施形態
では、異常表示画面からモニタ表示画面に戻すようにし
ているが、モニタ表示画面から他のモニタ表示画面に戻
す実施も可能である。
【0151】すなわち図1においてモニタ表示画面12
が現在表示されている場合に、この現在表示されている
モニタ表示画面12上のスイッチ手段の操作によって、
モニタ表示画面11に戻してもよい。また図1において
モニタ表示画面13が現在表示されている場合に、この
現在表示されているモニタ表示画面13上のスイッチ手
段の操作によって、モニタ表示画面11に戻してもよ
い。
【0152】この場合たとえば現在モニタ表示画面12
が表示されているとすると、この現在表示されているモ
ニタ表示画面12上に、モニタ表示画面11、モニタ表
示画面13のいずれかに、選択的に戻すスイッチ手段を
設けて、任意のモニタ表示画面11、13に戻してもよ
く、現在表示されているモニタ表示画面12上に、特定
のモニタ表示画面11に戻すスイッチ手段を設けて、特
定のモニタ表示画面11に戻してもよい。
【0153】またモニタ表示画面に戻すのではなく、異
常表示画面に戻してもよい。
【0154】なお第8の実施形態、第9の実施形態は、
モニタパネルの表示画面が自動的に順次遷移される場
合、手動操作にて表示画面を順次遷移させる場合の両方
について適用することができる。手動操作で表示画面を
順次遷移させる場合に本実施形態を適用した場合には、
ボタンの操作回数を減らすことができオペレータの労力
が軽減されるとともに迅速に特定の表示画面に切り換え
ることができる。
【0155】以上のように本実施形態によれば、建設機
械で異常が発生してモニタ表示画面と異常表示画面が順
次表示されたり、複数のモニタ表示画面が順次表示され
たりして、一のモニタ表示画面が短期間しか表示されな
くなる場合であったとしても、一のモニタ表示画面に戻
るので、建設機械の運転状態を十分に確認することがで
きる。また建設機械で異常が発生してモニタ表示画面と
異常表示画面が順次表示されて、一の異常表示画面が短
期間しか表示されなくなる場合であったとしても、一の
異常表示画面に戻るので、建設機械の異常内容を十分に
確認することができる。
【0156】・第10の実施形態 「エンジンのクーラントの温度の異常」(第2異常)が
発生した場合を想定する。この場合図9に示すようにモ
ニタパネルで、現在「エンジンのクーラントの温度」を
示すモニタ表示画面が表示されている場合に、ボタンが
押されると、このエンジンクーラント温度に関連する異
常を示す第2異常表示画面22に戻る。すなわちモニタ
表示画面11上においてエンジンクーラント温度はゲー
ジにて示されているが、これだけだとオペレータは無視
して運転を継続することが多い。
【0157】本実施形態ではボタンを押すことによりエ
ンジンクーラント温度に関連する第2異常表示画面22
に戻るので、オペレータに注意を喚起することができ
る。
【0158】また逆にモニタパネルで、現在エンジンク
ーラント温度異常を示す第2異常表示画面22が表示さ
れているときに、ボタンが押されると、このエンジンク
ーラント温度に関連するモニタ表示画面11に戻る。
【0159】すなわちエンジンクーラント温度の異常表
示画面22だけでは、現在の温度が正常に近い値を示し
ているのか、致命的な温度を示しているのかを把握する
ことができない。
【0160】本実施形態ではボタンが押されるとエンジ
ンクーラント温度のゲージを示すモニタ表示画面11に
戻るので現在の温度を正確に把握することができ、運転
を継続すべきか否かを判断することが可能になる。
【0161】なお第10の実施形態は、モニタパネルの
表示画面が自動的に順次遷移される場合、手動操作にて
表示画面を順次遷移させる場合の両方について適用する
ことができる。手動操作で表示画面を順次遷移させる場
合に本実施形態を適用した場合には、ボタンの操作回数
を減らすことができオペレータの労力が軽減されるとと
もに迅速に特定の表示画面に切り換えることができる。
【0162】以上の各実施形態では、建設機械に搭載さ
れるモニタパネルを想定して説明した。しかし本発明
は、一般自動車等、任意の車両に搭載される表示装置に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)、(b)、(c)は実施形態のモニ
タ表示画面の遷移例を示す図である。
【図2】図2(a)、(b)は実施形態の異常表示画面
の表示内容を示す図である。
【図3】図3はモニタ表示画面と異常表示画面とが交互
に表示される様子を示す図である。
【図4】図4はモニタ表示画面、複数の異常表示画面が
サイクリックに表示される様子を示す図である。
【図5】図5はモニタ表示画面上の一部の箇所に、複数
の異常表示がサイクリックに表示される様子を示す図で
ある。
【図6】図6は実施形態のフローチャートを例示した図
である。
【図7】図7は実施形態のフローチャートを例示した図
である。
【図8】図8はモニタ表示画面と異常表示画面とが交互
に表示される場合に、任意にモニタ表示画面に戻ること
ができる実施形態を説明する図である。
【図9】図9はモニタ表示画面、複数の異常表示画面が
サイクリックに表示される場合に、任意にモニタ表示画
面に戻ることができる実施形態を説明する図である。
【図10】図10はモニタ表示画面、第1異常表示画
面、モニタ表示画面、第2異常表示画面、モニタ表示画
面、第3異常表示画面がサイクリックに表示される実施
態様を示す図である。
【符号の説明】
フロントページの続き Fターム(参考) 3D044 BA04 BA16 BA20 BA21 BA26 BB07 BC01 BD01 5C082 AA00 AA12 BA02 BA12 BA27 BB53 CA62 CA76 CA81 CB05 DA73 DA89 MM02 MM10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数のモニタ表示画面または複数の異常表示画面または
    モニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む複数の表示
    画面を、前記表示装置の同一画面上に順次表示すること
    を特徴とする車両の表示装置。
  2. 【請求項2】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数のモニタ表示画面または複数の異常表示画面または
    モニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む複数の表示
    画面を、自動的に前記表示装置の同一画面上に順次表示
    することを特徴とする車両の表示装置。
  3. 【請求項3】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数のモニタ表示画面または複数の異常表示画面または
    モニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む複数の表示
    画面を、自動的に前記表示装置の同一画面上に順次表示
    するとともに、 スイッチ手段が操作されるに応じて、前記表示装置の表
    示画面を、特定の表示画面に固定することを特徴とする
    車両の表示装置。
  4. 【請求項4】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数の異常表示画面を、前記表示装置の同一画面上に順
    次表示するとともに、 異常表示画面の表示間隔の途中で、モニタ表示画面を、
    前記表示装置の同一画面上に表示することを特徴とする
    車両の表示装置。
  5. 【請求項5】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数のモニタ表示画面を、前記表示装置の同一画面上に
    順次表示するとともに、 モニタ表示画面の表示間隔の途中で、異常表示画面を、
    前記表示装置の同一画面上に表示することを特徴とする
    車両の表示装置。
  6. 【請求項6】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 複数のモニタ表示画面または複数の異常表示画面または
    モニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む複数の表示
    画面を、前記表示装置の同一画面上に順次表示するとと
    もに、 スイッチ手段が操作されるに応じて、前記表示装置の表
    示画面を、特定の表示画面に戻すことを特徴とする車両
    の表示装置。
  7. 【請求項7】 車両に、車両各部の状態を表示する
    モニタ表示画面または車両で発生した異常を表示する異
    常表示画面を表示する表示装置を設け、 モニタ表示画面と異常表示画面の両方を含む複数の表示
    画面を、前記表示装置の同一画面上に順次表示するとと
    もに、 前記表示装置で現在、モニタ表示画面と異常表示画面の
    うち一方の表示画面が表示されている場合に、スイッチ
    手段が操作されるに応じて、前記表示装置の表示画面
    を、現在表示されている一方の表示画面に関連する他方
    の表示画面に戻すことを特徴とする車両の表示装置。
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