JP2002272727A - X線ct装置の調整方法およびx線ct装置 - Google Patents

X線ct装置の調整方法およびx線ct装置

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JP2002272727A
JP2002272727A JP2001060087A JP2001060087A JP2002272727A JP 2002272727 A JP2002272727 A JP 2002272727A JP 2001060087 A JP2001060087 A JP 2001060087A JP 2001060087 A JP2001060087 A JP 2001060087A JP 2002272727 A JP2002272727 A JP 2002272727A
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ray
aperture
ray tube
detector
ray detector
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JP2001060087A
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Masaya Kumazaki
昌也 熊崎
Masayasu Nukui
正健 貫井
Shigeru Chikamatsu
茂 近松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージング用スキャン時におけるX線管の
焦点とコリメータのアパーチャとX線検出器とを結ぶ直
線をX線管およびX線検出器の回転面と平行にする。 【解決手段】 コリメータ11のアパーチャ11aを基
準位置に固定し、ツインX線検出器40とアパーチャ1
1aとを結ぶ直線Iが回転面αに平行になるようにツイ
ンX線検出器40とコリメータ11とを位置決めし、実
使用上最もなりやすい温度にX線管30をウォームアッ
プしてからX線管30の焦点とアパーチャ11aとX線
検出器40とが直線上に並ぶようにX線管30の位置を
設定する。 【効果】 体軸方向の位置矛盾が小さくなり、アーチフ
ァクトを生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT(Comput
ed Tomography)装置の調整方法およびX線CT装置に
関し、さらに詳しくは、イメージング用スキャン時のX
線ビームがX線管とX線検出器の一方または両方の回転
面に実質的に平行になるように出来るX線CT装置の調
整方法およびX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のX線CT装置の調整方
法を示す説明図である。まず、ツインX線検出器40の
第1検出器列40Aと第2検出器列40Bの境界とX線
管30の焦点を結ぶ直線Iが、X線管30およびツイン
X線検出器40の回転面αに平行になるようにX線管3
0とツインX線検出器40とを位置決めする。次に、コ
リメータ51のアパーチャ(aperture)51aが可動範
囲の中心にある状態で、アパーチャ51aが前記直線I
上に位置するようにコリメータ51の位置を設定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】X線CT装置において
スキャンを繰り返していると、X線管30の温度が上昇
し、その温度上昇につれて、図12に示すように、焦点
fの位置が移動する。焦点fの位置が移動しても、アパ
ーチャ51aを追従制御により移動するため、X線ビー
ムXrは常にツインX線検出器40に入射する。ただ
し、X線ビームXrは、X線管30およびツインX線検
出器40の回転面αに平行でなくなる。
【0004】すなわち、従来のX線CT装置では、イメ
ージング用スキャン時のX線ビームXrが、X線管30
およびツインX線検出器40の回転面αに平行でなくな
っていた。
【0005】しかし、イメージング用スキャン時のX線
ビームXrが、X線管30およびツインX線検出器40
の回転面αに平行でないと、体軸方向の位置矛盾が大き
くなり、アーチファクト(artifact)を生じる問題点が
ある。また、図13に示すように、ツインX線検出器4
0がチャネル方向に円弧状に湾曲しているために、第1
検出器列40Aと第2検出器列40Bのそれぞれに入射
するX線の面積(斜線部分)が中央チャネル群Cと右側
チャネル群Rと左側チャネル群Lとで異なることにな
り、アーチファクトを生じたり、SNR(Signalto Noi
se Ratio)が不安定になる問題点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、イメージング用
スキャン時にX線ビームがX線管とX線検出器の一方ま
たは両方の回転面に実質的に平行になるように出来るX
線CT装置の調整方法およびX線CT装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、X線検出器を位置決めし、コリメータのアパーチャ
を基準位置に固定し、X線検出器とアパーチャとを結ぶ
直線がX線管とX線検出器の一方または両方の回転面に
平行になるようにコリメータを位置決めし、実使用上最
もなりやすい温度にX線管をウォームアップし、X線管
の焦点とアパーチャとX線検出器とが直線上に並ぶよう
にX線管の位置を設定することを特徴とするX線CT装
置の調整方法を提供する。なお、「X線管とX線検出器
の一方または両方の回転面」とは、X線管およびX線検
出器の両方が回転するX線CT装置では「X線管とX線
検出器の両方の回転面」を意味し、X線管またはX線検
出器の一方のみが回転するX線CT装置では「X線管ま
たはX線検出器の回転面」を意味する。上記第1の観点
によるX線CT装置の調整方法では、X線検出器とアパ
ーチャとを結ぶ直線がX線管とX線検出器の一方または
両方の回転面に平行になるようにX線検出器とコリメー
タとを位置決めし、実使用上最もなりやすい温度(すな
わち、イメージング用スキャン時の温度)にX線管をウ
ォームアップしてからX線管の焦点とアパーチャとX線
検出器とが直線上に並ぶようにX線管の位置を設定す
る。このため、イメージング用スキャン時のX線ビーム
がX線管またはX線検出器の一方または両方の回転面に
実質的に平行(実使用上平行とみなせる程度に平行)に
なり、体軸方向の位置矛盾が小さくなり、アーチファク
トを生じなくなる。また、ツインX線検出器の場合で
も、第1検出器列と第2検出器列それぞれに入射するX
線の面積が中央チャネルと右側チャネルと左側チャネル
とで略同一になり、アーチファクトを生じなくなり、S
NRも安定になる。
【0008】第2の観点では、本発明は、X線検出器を
位置決めし、コリメータのアパーチャを基準位置に固定
し、X線検出器とアパーチャとを結ぶ直線がX線管とX
線検出器の一方または両方の回転面に平行になるように
コリメータを位置決めし、実使用上最もなりやすい温度
でのX線管の焦点位置と調整時の温度でのX線管の焦点
位置の差に相当するオフセット量だけ基準位置よりオフ
セットした調整位置にアパーチャを固定し、X線管の焦
点とアパーチャとX線検出器とが直線上に並ぶようにX
線管の位置を設定することを特徴とするX線CT装置の
調整方法を提供する。上記第2の観点によるX線CT装
置の調整方法では、コリメータのアパーチャを基準位置
に固定し、X線検出器とアパーチャとを結ぶ直線がX線
管とX線検出器の一方または両方の回転面に平行になる
ようにX線検出器とコリメータとを位置決めし、実使用
上最もなりやすい温度でのX線管の焦点位置と調整時の
温度でのX線管の焦点位置の差に相当するオフセット量
を見込んで基準位置からオフセットした調整位置にアパ
ーチャを固定し、X線管の焦点とアパーチャとX線検出
器とが直線上に並ぶようにX線管の位置を設定する。こ
のため、調整時の温度ではX線ビームがX線管とX線検
出器の回転面に平行にならないが、イメージング用スキ
ャン時にはX線ビームがX線管とX線検出器の回転面に
実質的に平行になり、体軸方向の位置矛盾が小さくな
り、アーチファクトを生じなくなる。また、ツインX線
検出器の場合でも、第1検出器列と第2検出器列それぞ
れに入射するX線の面積が中央チャネルと右側チャネル
と左側チャネルとで略同一になり、アーチファクトを生
じなくなり、SNRも安定になる。
【0009】第3の観点では、本発明は、上記構成のX
線CT装置の調整方法において、X線管の焦点とコリメ
ータのアパーチャとX線検出器とが直線上に並ぶように
アパーチャを追従制御しながらX線管をウォームアップ
し、基準位置にアパーチャが移動した状態でキャリブレ
ーションを行うことを特徴とするX線CT装置の調整方
法を提供する。上記第3の観点によるX線CT装置の調
整方法では、基準位置にアパーチャが移動した状態でキ
ャリブレーションを行う。すなわち、イメージング用ス
キャン時と略同じ状態でキャリブレーションを行うか
ら、イメージング用スキャンで得たデータを補正するの
に最適のキャリブレーションデータ(Air Cal、Water C
al、CT値補正等)を得ることが出来る。
【0010】第4の観点では、本発明は、上記構成のX
線CT装置の調整方法において、イメージング用スキャ
ンの前に、実使用上最もなりやすい温度でのX線管の焦
点位置とイメージング用スキャン時の温度でのX線管の
焦点位置の差に相当するオフセット量だけ前記基準位置
よりオフセットした位置にアパーチャを移動することを
特徴とするX線CT装置の調整方法を提供する。あるイ
メージング用スキャンと次のイメージング用スキャンの
間は、X線照射が停止されるため、アパーチャの追従制
御を行えない。このため、次のイメージング用スキャン
でのX線照射で追従制御を開始しても、制御が遅れる可
能性がある。上記第4の観点によるX線CT装置の調整
方法では、X線管の焦点位置を予測しそれに合わせた位
置にアパーチャを予め移動した如き結果が得られるの
で、次のイメージング用スキャンでのX線照射で追従制
御を開始しても、制御が遅れることがなくなる。
【0011】第5の観点では、本発明は、X線管の焦点
とコリメータのアパーチャとX線検出器とが直線上に並
ぶようにアパーチャ位置を追従制御するX線CT装置で
あって、前記X線管が実使用上最もなりやすい温度にな
った時に、前記直線が、前記X線管と前記X線検出器の
一方または両方の回転面に平行になることを特徴とする
X線CT装置を提供する。上記第5の観点によるX線C
T装置では、イメージング用スキャン時のX線ビームが
X線管とX線検出器の回転面に実質的に平行になり、体
軸方向の位置矛盾が小さくなり、アーチファクトを生じ
なくなる。また、ツインX線検出器の場合でも、第1検
出器列と第2検出器列それぞれに入射するX線の面積が
中央チャネルと右側チャネルと左側チャネルとで略同一
になり、アーチファクトを生じなくなり、SNRも安定
になる。
【0012】第6の観点では、本発明は、X線管の焦点
とコリメータのアパーチャとX線検出器とが直線上に並
ぶようにアパーチャ位置を追従制御するX線CT装置で
あって、X線検出器とアパーチャとを結ぶ直線がX線管
とX線検出器の一方または両方の回転面に平行になるア
パーチャ位置を基準位置とするとき、アパーチャ位置が
前記基準位置に一致したことを検出する手段を具備した
ことを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第6の
観点によるX線CT装置では、上記第1〜第4の観点に
よるX線CT装置の調整方法を実施しやすくなる。
【0013】第7の観点では、本発明は、X線管の焦点
とコリメータのアパーチャとX線検出器とが直線上に並
ぶようにアパーチャ位置を追従制御するX線CT装置で
あって、X線検出器とアパーチャとを結ぶ直線がX線管
とX線検出器の一方または両方の回転面に平行になるア
パーチャ位置を基準位置とするとき、アパーチャ位置と
前記基準位置の差を検出する手段を具備したことを特徴
とするX線CT装置を提供する。上記第7の観点による
X線CT装置では、上記第1〜第4の観点によるX線C
T装置の調整方法を実施しやすくなる。
【0014】第8の観点では、本発明は、上記構成のX
線CT装置において、アパーチャ位置を固定する手段を
具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。上
記第8の観点によるX線CT装置では、上記第1〜第4
の観点によるX線CT装置の調整方法を実施しやすくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。なお、これにより本発明が限
定されるものではない。
【0016】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるX線CT装置
100の構成ブロック図である。このX線CT装置10
0は、操作コンソール1と、撮影テーブル10と、走査
ガントリ20とを具備している。
【0017】前記操作コンソール1は、操作者の指示入
力や情報入力などを受け付ける入力装置2と、前記撮影
テーブル10の制御処理や前記走査ガントリ20の制御
処理や画像再構成処理などを実行する中央処理装置3
と、制御信号などを前記撮影テーブル10や前記走査ガ
ントリ20とやり取りする制御インタフェース4と、前
記走査ガントリ20で取得したデータを収集するデータ
収集バッファ5と、メッセージや前記データから再構成
した画像を表示するCRT6と、プログラムやデータを
記憶する記憶装置7とを具備している。
【0018】前記撮影テーブル10は、被検体を乗せて
体軸方向に移動させる。
【0019】前記走査ガントリ20は、X線管30と、
X線管30を制御するX線コントローラ21と、コリメ
ータ11と、コリメータ11のアパーチャ位置やアパー
チャ幅を制御するコリメータコントローラ22と、2つ
の検出器列を持つツインX線検出器40と、データ収集
部23と、被検体の体軸の回りに前記X線管30や前記
ツインX線検出器40などを回転させる制御を行う回転
コントローラ24とを具備している。
【0020】図2は、X線管30,コリメータ11およ
びツインX線検出器40を示す概念図である。X線管3
0は、焦点位置fからX線Xaを放射する。前記焦点位
置fは、X線管30の温度により変動する。
【0021】コリメータ11は、細長いアパーチャ11
aにより前記X線Xaを偏平なX線ビームXrに整形す
る。また、コリメータ11は、サーボモータ221およ
び位置センサ222によりアパーチャ11aの位置を移
動でき、サーボモータ223および幅センサ224によ
りアパーチャ11aの幅を変更できる。
【0022】ツインX線検出器40は、X線を検出する
多数のチャネルをチャネル方向に配列した第1検出器列
40Aおよび第2検出器列40Bからなる。各検出器列
の全体のチャネル数は、例えば793である。図2の最
も左側のチャネルを第1チャネルとし、最も右側のチャ
ネルを第793チャネルとするとき、第1〜第50チャ
ネルを左側チャネル群Lと呼び、第372〜第421チ
ャネルを中央チャネル群Cと呼び、第744〜第793
チャネルを右側チャネル群Rと呼ぶ。
【0023】前記コリメータコントローラ22は、追従
制御がオフの時、サーボモータ221を停止し、アパー
チャ11aの位置を固定する。一方、追従制御がオンの
時、サーボモータ221を駆動し、第1検出器列40A
の全チャネルの合計カウント値と第2検出器列40Bの
全チャネルの合計カウント値の比が所望範囲内になる位
置にアパーチャ11aを移動する。
【0024】図3は、X線CT装置100の調整処理を
示すフロー図である。この調整処理は、X線CT装置1
00の組立時や、X線管30,コリメータ11,ツイン
X線検出器40等の交換時に行われる。ステップP1で
は、作業者は、機械的配置を考慮して、ツインX線検出
器40を位置決めする。ステップP2では、作業者は、
アパーチャ11aを可動範囲の中心に移動し、その位置
に固定する(追従制御をオフにする)。ステップP3で
は、作業者は、図4に示すように、ツインX線検出器4
0の第1検出器列40Aと第2検出器列40Bの境界と
アパーチャ11aの中心を結ぶ直線Iが、X線管30お
よびツインX線検出器40の回転面αに平行になるよう
にコリメータ11を位置決めする。中央処理装置3は、
この時のアパーチャ位置を位置センサ222で読み取
り、これを基準位置として記憶する。
【0025】ステップP5では、中央処理装置3は、X
線管30から低出力のX線を放射させてX線管30をウ
ォームアップし、実使用上最もなりやすい温度にする。
この温度としては、使用限界温度を100%として温度
を定義したとき、例えば60%である。
【0026】ステップP6,P7では、中央処理装置3
は、第1検出器列40Aの全チャネルの合計カウント値
と第2検出器列40Bの全チャネルの合計カウント値の
比を計算し、この比が規定範囲内になる位置に移動させ
るのに必要なX線管30の移動量を算出し、CRT7に
表示する。前記規定範囲は、例えば0.9〜1.1であ
る。作業者は、X線管30からのX線放射を止めてか
ら、前記移動量だけX線管30を移動する。
【0027】ステップP8では、中央処理装置3は、X
線管30から低出力のX線を放射させてX線管30をウ
ォームアップし、実使用上最もなりやすい温度にする。
【0028】ステップP9,P10では、中央処理装置
3は、第1検出器列40Aの右側チャネル群Rのカウン
ト値合計,中央チャネル群Cのカウント値合計,左側チ
ャネル群Lのカウント値合計の総計に対する各カウント
値合計の比を計算し、この比が規定範囲内になる位置に
移動させるのに必要なツインX線検出器40の移動量を
算出し、CRT7に表示する。前記規定範囲は、例え
ば、いずれのカウント値合計についても0.30〜0.3
6である。作業者は、X線管30からのX線放射を止め
てから、前記移動量だけツインX線検出器40を移動す
る。
【0029】上記ステップP1〜P10(P5〜P10
を複数回繰り返すのが好ましい)により、X線管30が
実使用上最もなりやすい温度(すなわち、イメージング
用スキャン時の温度)で、図5に示すように、X線管3
0の焦点fとアパーチャ11aとX線検出器40とが直
線I上に並ぶようになる。このため、イメージング用ス
キャン時のX線ビームXrがX線管30およびツインX
線検出器40の回転面αに実質的に平行になり、体軸方
向の位置矛盾が小さくなり、アーチファクトを生じなく
なる。また、第1検出器列40Aと第2検出器列40B
のそれぞれに入射するX線の面積が中央チャネル群Cと
右側チャネル群Rと左側チャネル群Lとで略同一にな
り、アーチファクトを生じなくなり、SNRも安定にな
る。
【0030】で、なお、X線管30が実使用上最もなり
やすい温度より低温では、図6に示すように、X線ビー
ムXrがX線管30およびツインX線検出器40の回転
面αに非平行になる。
【0031】−第2の実施形態− 本発明の第2の実施形態にかかるX線CT装置では、図
3の調整処理に代えて図7の調整処理を実行する。
【0032】図7は、本発明の第2の実施形態にかかる
X線CT装置100の調整処理を示すフロー図である。
この調整処理は、X線CT装置100の組立時や、X線
管30,コリメータ11,ツインX線検出器40等の交
換時に行われる。ステップP1では、作業者は、機械的
配置を考慮して、ツインX線検出器40を位置決めす
る。ステップP2では、作業者は、アパーチャ11aを
可動範囲の中心に移動し、その位置に固定する(追従制
御をオフにする)。ステップP3では、作業者は、図4
に示すように、ツインX線検出器40の第1検出器列4
0Aと第2検出器列40Bの境界とアパーチャ11aの
中心を結ぶ直線Iが、X線管30およびツインX線検出
器40の回転面αに平行になるようにコリメータ11を
位置決めする。中央処理装置3は、この時のアパーチャ
位置を位置センサ222で読み取り、これを基準位置と
して記憶する。
【0033】ステップP4では、中央処理装置3は、図
8に示すように、実使用上最もなりやすい温度でのX線
管の焦点位置と調整時の温度でのX線管の焦点位置の差
に相当するオフセット量Δを計算し、そのオフセット量
Δだけ基準位置よりオフセットした調整位置にアパーチ
ャ11aを移動し、固定する(追従制御をオフにす
る)。前記調整温度は、実使用上最もなりやすい温度よ
り低い温度であり、使用限界温度を100%として温度
を定義したとき、例えば30%である。
【0034】ステップP5’では、中央処理装置3は、
X線管30から低出力のX線を放射させてX線管30を
ウォームアップし、調整温度にする。なお、調整温度を
室温とする場合は、ウォームアップは不要になる。
【0035】ステップP6,P7では、中央処理装置3
は、第1検出器列40Aの全チャネルの合計カウント値
と第2検出器列40Bの全チャネルの合計カウント値の
比を計算し、この比が規定範囲内になる位置に移動させ
るのに必要なX線管30の移動量を算出し、CRT7に
表示する。前記規定範囲は、例えば0.9〜1.1であ
る。作業者は、X線管30からのX線放射を止めてか
ら、前記移動量だけX線管30を移動する。
【0036】ステップP8’では、中央処理装置3は、
X線管30から低出力のX線を放射させてX線管30を
ウォームアップし、調整温度にする。
【0037】ステップP9’,P10では、中央処理装
置3は、第1検出器列40Aの右側チャネル群Rのカウ
ント値合計,中央チャネル群Cのカウント値合計,左側
チャネル群Lのカウント値合計の総計に対する各カウン
ト値合計の比を計算し、この比が規定範囲内になる位置
に移動させるのに必要なツインX線検出器40の移動量
を算出し、CRT7に表示する。前記規定範囲は、例え
ば、右側チャネル群Rのカウント値合計および左側チャ
ネル群Lのカウント値合計については0.35〜0.4
1、中央チャネル群Cのカウント値合計については0.
25〜0.31である。作業者は、X線管30からのX
線放射を止めてから、前記移動量だけツインX線検出器
40を移動する。
【0038】上記ステップP1〜P10(P5’〜P1
0を複数回繰り返すのが好ましい)により、X線管30
が実使用上最もなりやすい温度(すなわち、イメージン
グ用スキャン時の温度)で、図5に示すように、X線管
30の焦点fとアパーチャ11aとX線検出器40とが
直線上に並ぶようになる。このため、イメージング用ス
キャン時のX線ビームXrがX線管30およびツインX
線検出器40の回転面αに実質的に平行になり、体軸方
向の位置矛盾が小さくなり、アーチファクトを生じなく
なる。また、第1検出器列40Aと第2検出器列40B
のそれぞれに入射するX線の面積が中央チャネル群Cと
右側チャネル群Rと左側チャネル群Lとで略同一にな
り、アーチファクトを生じなくなり、SNRも安定にな
る。
【0039】で、なお、X線管30が実使用上最もなり
やすい温度より低温では、図6に示すように、X線ビー
ムXrがX線管30およびツインX線検出器40の回転
面αに非平行になる。
【0040】−第3の実施形態− 本発明の第3の実施形態にかかるX線CT装置では、図
9の調整処理を実行する。
【0041】図9は、本発明の第3の実施形態にかかる
X線CT装置100の調整処理を示すフロー図である。
この調整処理は、キャリブレーション時に行われる。ス
テップC1では、中央処理装置3は、アパーチャ11a
の追従制御をオンにする。ステップC2,C3では、中
央処理装置3は、アパーチャ11aが基準位置に来るま
で、X線管30から低出力のX線を放射させてX線管3
0をウォームアップする。アパーチャ11aが基準位置
に来た時、X線管30は、実使用上最もなりやすい温度
になっている。
【0042】ステップC4では、キャリブレーションデ
ータ(Air Cal、Water Cal、CT値補正等)を収集す
る。
【0043】上記ステップC1〜C4により、イメージ
ング用スキャン時と略同じ状態でキャリブレーションデ
ータを収集できるから、イメージング用スキャンで得た
データを補正するのに最適のキャリブレーションデータ
が得られる。
【0044】−第4の実施形態− 本発明の第4の実施形態にかかるX線CT装置では、図
10の調整処理を実行する。
【0045】図10は、本発明の第4の実施形態にかか
るX線CT装置100の調整処理を示すフロー図であ
る。この調整処理は、あるイメージング用スキャンを実
行した後、次のイメージング用スキャンを実行する前に
行われる。ステップS1では、中央処理装置3は、アパ
ーチャ11aの追従制御をオフにする。ステップS2で
は、中央処理装置3は、実使用上最もなりやすい温度で
のX線管30の焦点位置と次に実行するイメージング用
スキャン時の温度でのX線管30の焦点位置の差に相当
するオフセット量を計算し、そのオフセット量だけ基準
位置よりオフセットした位置にアパーチャ11aを移動
する。ステップS3では、中央処理装置3は、アパーチ
ャ11aの追従制御をオンにする。この後、中央処理装
置3は、次のイメージング用スキャンを実行する。
【0046】上記ステップS1〜S3により、X線管3
0の焦点位置を予測しそれに合わせた位置に予めアパー
チャ11aを移動した如き結果が得られるので、次のイ
メージング用スキャンでのX線照射で追従制御を開始し
ても、制御が遅れることがなくなる。
【0047】
【発明の効果】本発明のX線CT装置の調整方法および
X線CT装置によれば、次の効果が得られる。 (1)実使用上最もなりやすい温度までX線管をウォー
ムアップしてからX線管の位置を設定するから、イメー
ジング用スキャン時のX線ビームがX線管とX線検出器
の一方または両方の回転面に実質的に平行になり、体軸
方向の位置矛盾が小さくなり、アーチファクトを生じな
くなる。また、ツインX線検出器を用いた場合に第1検
出器列と第2検出器列のそれぞれに入射するX線の面積
が中央チャネル群と右側チャネル群と左側チャネル群と
で略同一になり、アーチファクトを生じなくなり、SN
Rも安定になる。 (2)実使用上最もなりやすいX線管の温度とは異なる
調整温度でX線管の位置を設定するが、前記温度差に相
当するオフセットを入れてX線管の位置を設定するか
ら、イメージング用スキャン時のX線ビームがX線管と
X線検出器の一方または両方の回転面に実質的に平行に
なり、体軸方向の位置矛盾が小さくなり、アーチファク
トを生じなくなる。また、ツインX線検出器を用いた場
合に第1検出器列と第2検出器列のそれぞれに入射する
X線の面積が中央チャネル群と右側チャネル群と左側チ
ャネル群とで略同一になり、アーチファクトを生じなく
なり、SNRも安定になる。また、調整温度を低くすれ
ば、ウォームアップ時間をなくす又は短縮することが出
来る。 (3)イメージング用スキャン時と略同じ状態でキャリ
ブレーションデータを収集できるから、イメージング用
スキャンで得たデータを補正するのに最適のキャリブレ
ーションデータが得られる。 (4)X線管の焦点位置を予測しそれに合わせた位置に
予めアパーチャを移動した如き結果が得られるので、次
のイメージング用スキャンでのX線照射で追従制御を開
始しても、制御が遅れることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるX線CT装置の構成ブ
ロック図である。
【図2】X線管,コリメータおよびツインX線検出器の
配置を示す概念図である。
【図3】第1の実施形態にかかるX線CT装置の調整処
理を示すフロー図である。
【図4】コリメータとツインX線検出器の位置決めを示
す説明図である。
【図5】イメージング用スキャン時のX線ビームと回転
面の関係を示す説明図である。
【図6】低温時のX線ビームと回転面の関係を示す説明
図である。
【図7】第2の実施形態にかかるX線CT装置の調整処
理を示すフロー図である。
【図8】コリメータ位置のオフセットを示す説明図であ
る。
【図9】第3の実施形態にかかるX線CT装置の調整処
理を示すフロー図である。
【図10】第4の実施形態にかかるX線CT装置の調整
処理を示すフロー図である。
【図11】従来の低温時のX線管の焦点とコリメータの
アパーチャとツインX線検出器の位置関係を示す説明図
である。
【図12】従来の高温時のX線管の焦点とコリメータの
アパーチャとツインX線検出器の位置関係を示す説明図
である。
【図13】回転面に非平行なX線ビームがツインX線検
出器に入射した時の入射面積を示す説明図である。
【符号の説明】
3 中央処理装置 11 コリメータ 11a アパーチャ 22 コリメータコントローラ 30 X線管 40 ツインX線検出器 100 X線CT装置 221 サーボモータ 222 位置センサ f 焦点 I 直線 Xr X線ビーム
フロントページの続き (72)発明者 熊崎 昌也 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 貫井 正健 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 近松 茂 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 CA13 EA02 EA14 EB18 FA16 FA44 FA60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線検出器を位置決めし、コリメータの
    アパーチャを基準位置に固定し、X線検出器とアパーチ
    ャとを結ぶ直線がX線管とX線検出器の一方または両方
    の回転面に平行になるようにコリメータを位置決めし、
    実使用上最もなりやすい温度にX線管をウォームアップ
    し、X線管の焦点とアパーチャとX線検出器とが直線上
    に並ぶようにX線管の位置を設定することを特徴とする
    X線CT装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 X線検出器を位置決めし、コリメータの
    アパーチャを基準位置に固定し、X線検出器とアパーチ
    ャとを結ぶ直線がX線管とX線検出器の一方または両方
    の回転面に平行になるようにコリメータを位置決めし、
    実使用上最もなりやすい温度でのX線管の焦点位置と調
    整時の温度でのX線管の焦点位置の差に相当するオフセ
    ット量だけ基準位置よりオフセットした調整位置にアパ
    ーチャを固定し、X線管の焦点とアパーチャとX線検出
    器とが直線上に並ぶようにX線管の位置を設定すること
    を特徴とするX線CT装置の調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のX線C
    T装置の調整方法において、X線管の焦点とアパーチャ
    とX線検出器とが直線上に並ぶようにアパーチャ位置を
    追従制御しながらX線管をウォームアップし、基準位置
    にアパーチャが移動した状態でキャリブレーションを行
    うことを特徴とするX線CT装置の調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のX線CT装置の調整方法において、イメージング用ス
    キャンの前に、実使用上最もなりやすい温度でのX線管
    の焦点位置とイメージング用スキャン時の温度でのX線
    管の焦点位置の差に相当するオフセット量だけ前記基準
    位置よりオフセットした位置にアパーチャを移動するこ
    とを特徴とするX線CT装置の調整方法。
  5. 【請求項5】 X線管の焦点とコリメータのアパーチャ
    とX線検出器とが直線上に並ぶようにアパーチャ位置を
    追従制御するX線CT装置であって、前記X線管が実使
    用上最もなりやすい温度になった時に、前記直線が、前
    記X線管と前記X線検出器の一方または両方の回転面に
    平行になることを特徴とするX線CT装置。
  6. 【請求項6】 X線管の焦点とコリメータのアパーチャ
    とX線検出器とが直線上に並ぶようにアパーチャ位置を
    追従制御するX線CT装置であって、X線検出器とアパ
    ーチャとを結ぶ直線がX線管とX線検出器の一方または
    両方の回転面に平行になるアパーチャ位置を基準位置と
    するとき、アパーチャ位置が前記基準位置に一致したこ
    とを検出する手段を具備したことを特徴とするX線CT
    装置。
  7. 【請求項7】 X線管の焦点とコリメータのアパーチャ
    とX線検出器とが直線上に並ぶようにアパーチャ位置を
    追従制御するX線CT装置であって、X線検出器とアパ
    ーチャとを結ぶ直線がX線管とX線検出器の一方または
    両方の回転面に平行になるアパーチャ位置を基準位置と
    するとき、アパーチャ位置と前記基準位置の差を検出す
    る手段を具備したことを特徴とするX線CT装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載のX線C
    T装置において、アパーチャ位置を固定する手段を具備
    したことを特徴とするX線CT装置。
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KR100718671B1 (ko) * 2005-07-05 2007-05-15 (주)디알젬 2차원 참조검출기 및 참조 검출기용 콜리메이터를 포함하는고해상도 콘빔 엑스선 단층 촬영 장치
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