JP2002111141A - フレキシブル基板 - Google Patents

フレキシブル基板

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JP2002111141A
JP2002111141A JP2000294886A JP2000294886A JP2002111141A JP 2002111141 A JP2002111141 A JP 2002111141A JP 2000294886 A JP2000294886 A JP 2000294886A JP 2000294886 A JP2000294886 A JP 2000294886A JP 2002111141 A JP2002111141 A JP 2002111141A
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circuit board
board
flexible
base film
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Masaru Yuki
勝 結城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル基板の折り曲げ位置を明確に示
すことにより、折り曲げ作業の効率を向上させるととも
に、フレキシブル基板の取り回しを容易にする。 【解決手段】 ベ−スフィルム8に貼り付けられている
補強板7をフレキシブル基板1を折り曲げる際の折り曲
げ位置まで延長し、補強板7と回路基板2との間の空間
にフレキシブル基板1の折り曲げ部分10をその状態を
保持したまま収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品が実装さ
れた2つ以上の回路基板を電気的に接続するために使用
するフレキシブル基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビドアホンやCCDカメラな
どにおいて、そのキャビネットのデザイン的な自由度が
増してくる反面、回路基板に必要な面積やキャビネット
内での配置条件等の制約から、例えばカメラ基板と信号
処理基板等のように複数の基板に分割して、所望の機能
を得なければならない場合がある。
【0003】回路基板を分割すると、それらの回路基板
を電気的に接続する手段が必要となるが、その際、自由
に折り曲げて変形できるフレキシブル基板を使用するこ
とが多い。
【0004】図11は、従来のフレキシブル基板20を
示す側面図である。フレキシブル基板20は、一般に、
絶縁性樹脂製のベースフィルム21と、ベ−スフィルム
21の上に形成された銅箔からなる導体パタ−ン23
と、導電パタ−ン23を覆う絶縁性樹脂製のカバ−フィ
ルム22とから構成される。ベ−スフィルム21、カバ
−フィルム22および導体パタ−ン23は、ともに厚さ
数十から数百μmの層である。このように、フレキシブ
ル基板20は薄いため、取り回しやすいという利点があ
る。
【0005】また、フレキシブル基板20の両端部は、
導体パタ−ン23が露出しており、回路基板上のコネク
タに接続するための端子部25とされている。ベ−スフ
ィルム21の端子部25と反対側の面には、端子部25
を補強するために、厚さ0.1から2mm程度の絶縁性
樹脂製の補強板24が貼り付けられている。なお、ベ−
スフィルム21とカバ−フィルム22はポリイミド樹脂
製、補強板24はガラスエポキシ樹脂製とされている。
補強板24は、導体パタ−ン23が露出している端子部
25の補強が目的であるため、長手方向の寸法は比較的
短い。通常、補強板24の内端26とカバーフィルムの
端縁27とは、図11中のMで示すように0.1mmか
ら数mm程度しか重なり合っていない。
【0006】ところで、市場や客先の要望により、他の
機種で使用しているものと同じ電子部品が実装された回
路基板を使用し、キャビネットのみを変えて外観変更す
ることがある。その際、外観変更に伴ってキャビネット
内での配置条件が異なり、回路基板間の距離が変更され
てしまう場合が多い。このとき、同一のフレキシブル基
板で異なる基板間距離を持つ製品に対応できるように、
フレキシブル基板は長めに設計され、汎用性を高めてコ
ストを削減している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機種に
よっては、キャビネット内でフレキシブル基板を折り曲
げることにより、他方の回路基板までの距離を調整しな
ければならない。フレキシブル基板は、その薄さゆえに
収まりが悪く、キャビネット等に収める際にフレキシブ
ル基板の余長部分が飛び出して、ひっかかりや噛み込み
の原因となる。またフレキシブル基板の折り曲げを行う
際の位置決め等は、作業者の熟練度による部分が大き
く、未熟な作業者では折り曲げ位置を誤るおそれがあ
る。その結果、フレキシブル基板を取り回しにくくな
る。また、フレキシブル基板がねじれた状態のままキャ
ビネット内に収納されると、導体パタ−ンが断線するお
それがある。
【0008】本発明は、上記に鑑み、折り曲げ作業の効
率を向上させ、取り回しを良くして、キャビネットに収
める際の噛み込みやひっかかりを防止できるフレキシブ
ル基板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題解決手段
は、回路基板同士を電気的に接続する際にフレキシブル
基板が長く設計されている場合、その余長部分を折り曲
げて収納保持することにより、キャビネットに収める際
の噛み込みやひっかかりを防止するものである。また、
フレキシブル基板の折り曲げ位置を明確にすることによ
り、折り曲げ時の作業効率を向上させる。
【0010】そのため、ベ−スフィルムに取り付けられ
た補強板は、回路基板間の距離に応じて予め設定された
フレキシブル基板の折り曲げ位置まで延設されている。
フレキシブル基板の端子部を回路基板のコネクタに接続
した時に、補強板と回路基板との間に空間が形成され
る。この空間にフレキシブル基板を折り曲げて重ね合わ
せた折り曲げ部分を押し込んで、フレキシブル基板の長
さが短くなるように調整する。空間に収容されたフレキ
シブル基板の折り曲げ部分は、元の状態に戻ろうとする
が、補強板の弾性力によって重なり合った状態に保持さ
れる。
【0011】したがって、回路基板同士を接続するとき
に生じるフレキシブル基板の余長部分を一定の場所に保
持できるので、フレキシブル基板は、他の部材と干渉す
ることなく、キャビネット等を取り付ける際のフレキシ
ブル基板の噛み込みやひっかかりを防止できる。また、
補強板により折り曲げ部分が補強され、折り曲げた状態
でフレキシブル基板が任意の方向に曲がってしまうのを
防止できる。
【0012】このとき、折り曲げ位置を示す表示部をベ
−スフィルムの一面側あるいは他面側に形成すれば、折
り曲げ位置をより明確にすることができ、作業効率の一
層の向上が図れる。なお、表示部の態様としては、模様
を印刷する態様や表示片を貼り付ける態様が採用でき
る。
【0013】また、表示部は、ベ−スフィルムの一面
側、すなわちカバ−フィルムに形成するか、あるいはベ
−スフィルムの他面側に形成する。ここで、作業者の視
認性を考慮すると、カバ−フィルムに形成するのが好適
である。
【0014】次に、上記以外の課題解決手段として、ベ
−スフィルムに、回路基板やキャビネット等の他の部材
に固定できる固定部を形成すれば、フレキシブル基板を
折り曲げ状態に保持したまま固定することができる。ま
た、固定部に、折り曲げ位置を示す機能を有せしめると
フレキシブル基板の取り回しを容易に行え、折り曲げ位
置の誤りによるフレキシブル基板の応力集中も防止でき
る。
【0015】ここで、固定部としての態様は、導体から
なる固定パタ−ンをベ−スフィルム上に形成する態様
や、孔を形成する態様のいずれの態様も採用できる。ま
た、固定パタ−ンを回路基板等の他の部材に接合する態
様としては、はんだ付けによる接合、接着剤による接
合、あるいは針等によって係止して接合する態様のいず
れをも含む。また、ベ−スフィルムに孔を形成した場合
には、回路基板あるいはキャビネットに形成されたリブ
に挿入することによって、フレキシブル基板を固定す
る。なお、孔の周縁部に固定パタ−ンが形成されている
場合には、リブに固定する他、はんだ付け等によって回
路基板に接合することもできる。
【0016】また、固定パタ−ンや孔は、本発明の補強
板を延設したフレキシブル基板に形成してもよいが、従
来のフレキシブル基板に形成してもよい。すなわち、補
強板を延設したフレキシブル基板を用いなくても、固定
部を回路基板等の他の部材と固定すれば、フレキシブル
基板を折り曲げたまま保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)本発明の第一実
施形態を図面に基づいて説明する。図1のフレキシブル
基板1を回路基板2上のコネクタ3に挿入したときの電
子回路基板4の側面図であり、図2はフレキシブル基板
1の断面図である。
【0018】本実施形態の電子回路基板4は、テレビド
アホンやCCDカメラ等のキャビネットに内蔵されるも
のであり、回路基板2とフレキシブル基板1とから構成
される。回路基板2上には、電子部品5およびコネクタ
3が実装され、このコネクタ3にフレキシブル基板1の
一端の端子部6が接続される。
【0019】また、フレキシブル基板1の他端の端子部
6は、別の回路基板(図示せず)のコネクタ3に接続さ
れる。ここで、フレキシブル基板1は、一つの回路基板
2と図示しない別の回路基板とを電気的に接続するとき
に使用されるものであり、汎用性を高めるために長めに
設計されている。そのため、フレキシブル基板1の長さ
が回路基板2間の距離よりも大きい場合、フレキシブル
基板1の余長部分を折り曲げることにより、両回路基板
2間の距離に対応させている。
【0020】なお、フレキシブル基板1の構成は、補強
板7以外は従来と同様である。補強板7は、ベ−スフィ
ルム8の導体パタ−ン14と反対面に貼り付けられ、ベ
−スフィルム8の端縁9からフレキシブル基板1の長手
方向に向かって延設されている。補強板7の長さは、フ
レキシブル基板1を補強板7と回路基板2の間に折り曲
げて収容する際の折り曲げ位置(図2中のA)までとさ
れている。
【0021】なお、図2中のA、Bは、フレキシブル基
板1の折り曲げ位置を示している。Aは補強板7の内端
11に沿って位置しており、Aの位置でフレキシブル基
板1を一端側へ山折りに折り曲げた後、所定の距離だけ
離れたBの位置でフレキシブル基板1をさらに反対側に
谷折りに折り曲げて、折り曲げ部分10を形成する。こ
こで、A−B間の長さは、接続する二つの回路基板の距
離とフレキシブル基板の長さとから求まる余長部分に基
づいて決定される。
【0022】フレキシブル基板1の回路基板2への取り
付けは、フレキシブル基板1のAの位置において、補強
板7の裏面側に回して山折りにし、次にBの位置で谷折
りにして、全体として折り曲げ部分10が逆S字形状と
なるようにする。その後、この状態を保持したまま端子
部6をコネクタ3に接続する。このとき、折り曲げ部分
10は、補強板7と回路基板2との間に形成された空間
に押し込まれる。このとき、補強板7の弾性力で重なり
合うフレキシブル基板1の折り曲げ部分10を保持する
ことができるので、収まりがよい。これにより、フレキ
シブル基板1の他方の端子部6までの距離L1が元の距
離Lに比べて短くなる。したがって、キャビネットに電
子回路基板4を取り付ける際に、フレキシブル基板1の
噛み込みやひっかかりを回避できる。
【0023】(第二実施形態)図3は、第二実施形態の
フレキシブル基板1の平面図を示している。このフレキ
シブル基板1では、作業者に対して折り曲げ位置を明確
に示す印刷模様12がカバ−フィルム13に印刷されて
いることを特徴としており、その他の構成は、上記第一
実施形態と同様である。
【0024】この印刷模様12はシルク印刷により施さ
れたものであり、その幅はフレキシブル基板1の幅と同
じとされ、印刷模様12の両端縁はフレキシブル基板1
の長手方向に対して直交する方向に形成されている。ま
た、印刷模様12の長手方向の長さは、回路基板2同士
を接続する際、折り曲げる余長部分の長さに合わせて形
成されている。例えば、補強板側端縁Cから基板側端縁
Dまでの長さは余長部分の長さの約1/2となる。
【0025】本実施形態のフレキシブル基板1を回路基
板2に取り付ける場合、印刷模様12の補強板側端縁C
に合わせて、フレキシブル基板1を補強板7の裏面側に
回して山折りに折り曲げ、次に、印刷模様12の基板側
端縁Dで谷折りに折り曲げて、折り曲げ部分10を形成
する。この状態を保持したままフレキシブル基板1をコ
ネクタ3に接続する。このとき、フレキシブル基板1の
折り曲げ部分10は、補強板7と回路基板2との間に形
成された空間に収容され、折り曲げられた状態が保持さ
れる。
【0026】したがって、フレキシブル基板1に折り曲
げ位置が表示されているので、作業者が折り曲げ位置を
認識しやすくなり、折り曲げるときのミスがなくなっ
て、作業効率を向上させることが可能となる。
【0027】本実施形態では、印刷模様12の端縁C、
Dをフレキシブル基板1の長手方向に対して直交する方
向に形成した場合を例示したが、図3(b)に示すよう
に、両端縁C、Dをフレキシブル基板1の長手方向に対
して傾斜させて、印刷模様12を平行四辺形としたり、
図3(c)に示すように、端縁Cを傾斜させ、端縁Dを
直交させて印刷模様12を台形とした態様等、いずれの
態様であってもよい。平行四辺形に形成した場合には、
フレキシブル基板を折り曲げた際、図4(a)に示すよ
うに、フレキシブル基板1の長手方向の中心線をEだけ
平行移動させることができる。また、台形に形成した場
合には、図4(b)に示すように、フレキシブル基板1
の中心線を角度θだけずらすことができる。すなわち、
他方の回路基板への接続方向に合わせて、印刷模様12
の形状を変更すれば、フレキシブル基板1の方向を容易
に変えることができる。
【0028】したがって、フレキシブル基板1を無理な
角度に折り曲げることを防ぐことができ、導体パタ−ン
14にかかる負荷を軽減できる。また、印刷模様12
は、図5(a)〜(c)に示すように、補強板側端縁C
および基板側端縁Dのみを表示するものであってもよ
い。印刷模様12は、カバ−フィルム13の反対面、す
なわちベ−スフィルム8に形成するか、あるいはカバ−
フィルム13とベ−スフィルム8の両面に形成してもよ
い。
【0029】また、折り曲げ位置を示すには、模様を印
刷する他に、図6(a)〜(c)に示すような表示片1
5をカバ−フィルム13の表面に貼り付けてもよい。こ
の表示片15はベ−スフィルム8等と同様の絶縁性樹脂
からなり、ベ−スフィルム8の幅に合わせて形成されて
いる。
【0030】表示片15の形状としては、印刷模様12
を形成する場合と同様に、図6(a)に示す長方形、
(b)に示す平行四辺形や(c)に示す台形に形成すれ
ば、他方の回路基板の接続方向に合わせてフレキシブル
基板1の方向を容易に変えることができる。
【0031】(第三実施形態)図7は第三実施形態のフ
レキシブル基板1を回路基板2上のコネクタ3に接続し
たときの電子回路基板4の側面図、図8は第三実施形態
のフレキシブル基板の平面図である。本フレキシブル基
板1には、ベ−スフィルム8上に、回路基板2あるいは
キャビネットに固定するための固定部が形成されてい
る。これ以外は、図11に示す従来のものと同様であ
る。
【0032】固定部は、カバ−フィルム13に形成され
た導体からなる固定パタ−ン16である。固定パタ−ン
16は、フレキシブル基板1の幅方向の両側端部に形成
され、回路基板同士を接続する際、フレキシブル基板1
の余長部分を折り曲げる折り曲げ位置に合わせて形成さ
れている。そして、固定パタ−ン16は、ベ−スフィル
ム8上に形成されており、カバ−フィルム13に覆われ
ることなく露出した状態となっている。さらに、導体パ
タ−ン14は、固定パタ−ン16との電気的接触を避け
るために、固定パタ−ン16の近傍において湾曲されて
いる。
【0033】二つの回路基板2をフレキシブル基板1で
接続するとき、はじめに回路基板2上のコネクタ3にフ
レキシブル基板1の端子部6を接続し、その後、フレキ
シブル基板1を必要なだけ折り曲げ、固定パタ−ン16
を回路基板2にはんだ付けして接合する。
【0034】これにより、回路基板2同士を接続する際
にフレキシブル基板1の余長部分の取り回しを容易に行
うことができ、フレキシブル基板1の噛み込みやひっか
かりを防止できる。さらに固定パタ−ン16が形成され
ている位置で折り曲げるようにすれば、固定パタ−ン1
6は、折り曲げ位置を示す機能をも有することから、折
り曲げ時の作業効率を向上させることが可能となる。
【0035】また、固定パタ−ン16は、一つのフレキ
シブル基板1に対して、様々な回路基板2間距離の製品
に対応できるように、二つ以上形成することもできる。
さらに、本実施形態では、回路基板2に接合する際の作
業性を考慮して、固定パタ−ン16がフレキシブル基板
1の側端縁に形成された態様を示したが、フレキシブル
基板1の幅方向略中央部に形成してもよい。
【0036】(第四実施形態)図9は本実施形態のフレ
キシブル基板1を示す平面図、図10は本実施形態のフ
レキシブル基板1を回路基板2上のコネクタ3に接続し
たときの電子回路基板4の側面図である。本実施形態で
は、固定部として、ベ−スフィルム8上に形成された孔
17とその周縁部に固定パタ−ン18とを形成したこと
を特徴としており、この他のフレキシブル基板1の構成
は、第三実施形態と同様である。
【0037】孔17は、回路基板2あるいはキャビネッ
ト30に形成されたリブ31に挿入することにより、フ
レキシブル基板1を固定するためのものである。そし
て、孔17は、フレキシブル基板1の幅方向において両
側端部から等距離の位置に二つ形成されており、フレキ
シブル基板1の長手方向における位置は、回路基板2同
士を接続する際のフレキシブル基板1の余長部分とリブ
31の位置に応じて適宜決定される。
【0038】孔17の周縁部には、導体からなる環状の
固定パタ−ン18がベ−スフィルム8に形成されてお
り、この固定パタ−ン18はカバ−フィルム8に覆われ
ておらず、露出している。また、導体パタ−ン14は、
固定パタ−ン18の周縁を避けるように湾曲している。
【0039】フレキシブル基板1の回路基板2への取付
けは、図10に示すように、回路基板2上のコネクタ3
にフレキシブル基板1を接続し、孔17を例えばキャビ
ネット30に形成されたリブ31に挿入する。すると、
フレキシブル基板1の一部が折れ曲がった状態で位置決
め固定され、余長部分を調整できる。このとき、固定パ
タ−ン18をはんだ付けして接合してもよい。これによ
り、しっかりとフレキシブル基板1を保持することがで
きる。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、
上記第一実施形態では、一端の補強板を延設した態様を
例示したが、両端の補強板を延設してもよい。また、第
一実施形態から第四実施形態における折り曲げ形状は、
逆S字状の態様を例示したが、回路基板間距離に合わせ
て任意の形状に折り曲げてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、フレキシブル基板の補強板を折り曲げ位置まで
延設したので、フレキシブル基板を回路基板に接続した
状態で、補強板と回路基板との間に形成される空間に、
フレキシブル基板の折り曲げ部分を収容することができ
る。したがって、二つの回路基板同士を接続するとき
に、フレキシブル基板の余長部分が突出して邪魔になる
ことを防げる。その結果、キャビネットを取り付ける際
のフレキシブル基板の噛み込みやひっかかりを防げる。
さらに、折り曲げ位置を示す表示部をフレキシブル基板
に形成したので、折り曲げ位置をより明確にすることが
でき、折り曲げミスがなくなって作業効率の一層の向上
を図れる。
【0042】また、ベ−スフィルムに、他の部材に固定
できる固定部を形成しておくことにより、フレキシブル
基板を折り曲げた状態に保持したまま固定できる。した
がって、フレキシブル基板をよりしっかりと固定するこ
とができるので、キャビネット等を取り付ける際のフレ
キシブル基板の噛み込みやひっかかりを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の電子回路基板の側面図
【図2】フレキシブル基板の断面図
【図3】第二実施形態のフレキシブル基板の平面図
【図4】フレキシブル基板を折り曲げたときの平面図
【図5】他の形態の印刷模様を有するフレキシブル基板
の平面図
【図6】別実施形態の表示部を有するフレキシブル基板
の断面図
【図7】第三実施形態の電子回路基板の側面図
【図8】フレキシブル基板の平面図
【図9】第四実施形態のフレキシブル基板の平面図
【図10】第四実施形態の電子回路基板の側面図
【図11】従来のフレキシブル基板の断面図
【符号の説明】
1 フレキシブル基板 2 回路基板 3 コネクタ 4 電子回路基板 7 補強板 8 ベ−スフィルム 12 印刷模様 13 カバ−フィルム 14 導体パタ−ン 16 固定パタ−ン 17 孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性のベ−スフィルムの一面に導電パタ
    −ンが形成され、導電パタ−ンの端部が端子部とされ、
    前記ベ−スフィルムの他面に端子部を補強するための補
    強板が取り付けられ、電子部品が搭載された回路基板の
    コネクタに端子部が接続されるフレキシブル基板であっ
    て、 前記回路基板への接続時に該ベ−スフィルムを折り曲げ
    るために、ベ−スフィルムの折り曲げ位置まで前記補強
    板が延設されたことを特徴とするフレキシブル基板。
  2. 【請求項2】折り曲げ位置を示す表示部が、ベースフィ
    ルムの一面側、あるいは他面側に形成されたことを特徴
    とする請求項1記載のフレキシブル基板。
  3. 【請求項3】表示部は印刷された模様であることを特徴
    とする請求項2記載のフレキシブル基板。
  4. 【請求項4】電子部品およびコネクタが実装された回路
    基板と、前記コネクタに接続される端子部を有するフレ
    キシブル基板とを備え、該フレキシブル基板は、導電パ
    タ−ンが形成されたベ−スフィルムに前記端子部を補強
    するための補強板が装着されてなり、 前記フレキシブル基板の端子部が前記コネクタに接続さ
    れたときに、前記回路基板と前記補強板との間に、折り
    曲げられた前記フレキシブル基板を収容して保持するた
    めの空間が形成されたことを特徴とする電子回路基板。
  5. 【請求項5】絶縁性のベ−スフィルムの一面に導電パタ
    −ンが形成され、電子部品が搭載された回路基板に接続
    されるフレキシブル基板であって、 前記回路基板への接続時に前記ベ−スフィルムを折り曲
    げた状態で保持するために、前記ベースフィルムを他の
    部材に固定する固定部が設けられたことを特徴とするフ
    レキシブル基板。
  6. 【請求項6】固定部は、ベ−スフィルムが形成された固
    定パタ−ンとされ、該固定パタ−ンが回路基板上に接合
    されることを特徴とする請求項5記載のフレキシブル基
    板。
  7. 【請求項7】固定部は、ベ−スフィルムに形成された孔
    とされ、該孔を回路基板あるいは回路基板が装着される
    キャビネットに突設されたリブに挿入して、前記ベ−ス
    フィルムを固定することを特徴とする請求項5記載のフ
    レキシブル基板。
  8. 【請求項8】電子部品およびコネクタが実装された回路
    基板と、前記コネクタが実装された回路基板と、前記コ
    ネクタに接続されるフレキシブル基板とを備え、 該フレキシブル基板には、前記回路基板を含む他の部材
    に固定される固定部が設けられ、前記フレキシブル基板
    が、折り曲げた状態に保持されながら他の部材に固定部
    により固定されたことを特徴とする電子回路基板。
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