JP2002095323A - 側条施肥機 - Google Patents

側条施肥機

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JP2002095323A
JP2002095323A JP2000284600A JP2000284600A JP2002095323A JP 2002095323 A JP2002095323 A JP 2002095323A JP 2000284600 A JP2000284600 A JP 2000284600A JP 2000284600 A JP2000284600 A JP 2000284600A JP 2002095323 A JP2002095323 A JP 2002095323A
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residual fertilizer
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JP2000284600A
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Yuichi Takeda
裕一 竹田
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の側条施肥機では、施肥ホッパーと、該
施肥ホッパーの下方に配設した肥料繰出ケース等からな
る施肥ユニットを各条ごとに設け、該施肥ユニットを機
体左右方向に複数並設し、施肥作業後の残留肥料の排出
除去は、各施肥ユニットの肥料繰出ケースに設けた残留
肥料排出口より行っていたが、この際、残留肥料排出口
の下方に容器を保持した状態で、開閉操作部材を操作し
て残留肥料排出口を開にし、残留肥料を排出容器内に落
入させるようにしていたため、施肥ユニットの数の分だ
け、同じ作業を繰り返さねばならず、作業者にかかる負
担が大きく、作業効率も悪い、という問題があった。 【解決手段】 肥料繰出ケース38に設けた残留肥料取
出口65を、中間部材84を介して残留肥料ガイド部材
85に連通連結し、該残留肥料ガイド部材85の底面を
出口側に向けて移動可能とする残留肥料排出機構87を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機等の施肥作
業車における側条施肥機の残留肥料排出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の側条施肥機においては、肥料を入
れる施肥ホッパーと、該施肥ホッパーの下方に肥料を供
給する肥料繰出部として配設した肥料繰出ケース等から
なるユニット(以下「施肥ユニット」)を各条ごとに設
け、該施肥ユニットを機体左右方向に複数並設し、施肥
作業後の残留肥料の排出除去は、各施肥ユニットの肥料
繰出ケースに設けた残留肥料排出口より行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の残留肥料排出作業では、残留肥料排出口の下方に排
出容器を保持した状態で、作業者が開閉操作部材を操作
して残留肥料排出口を開放し、残留肥料を排出容器内に
落入させるようにしていたため、条数分設けた施肥ユニ
ットの数だけ、同じ作業を繰り返さねばならず、作業者
にかかる負担が大きく、作業効率も低い、という問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
施肥ホッパーと肥料繰出ケースを有する施肥ユニットを
設け、該施肥ユニットを複数並設した側条施肥機におい
て、前記各肥料繰出ケースに設けた残留肥料取出口を、
中間部材を介して残留肥料ガイド部材に連通連結し、該
残留肥料ガイド部材の底面を出口側に向けて移動可能と
する残留肥料排出機構を設けたものである。
【0005】請求項2においては、前記残留肥料ガイド
部材の底面は、出口側に低く傾斜するものである。
【0006】請求項3においては、前記残留肥料ガイド
部材は、複数に分割された構成とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を乗用田植
機を例にし図面に基づいて説明する。図1は田植機の全
体側面図、図2は同じく平面図、図3は植付部の側面
図、図4は側条施肥機の背面図、図5は施肥ユニットの
側面図、図6は繰出ケースの側面一部断面図、図7は残
留肥料排出機構を示す側条施肥機の正面図、図8は傾斜
タイプの残留肥料排出機構を示す側条施肥機の正面図、
図9は分割タイプの残留肥料排出機構を示す側条施肥機
の正面図、図10は残留肥料排出機構の側面一部断面
図、図11は手動タイプの残留肥料排出機構を示す側条
施肥機の正面図、図12は同じく側面図である。
【0008】まず、側条施肥機を搭載した乗用田植機に
ついて、図1、図2により説明する。但し、本実施例に
おいて乗用田植機は六条植え式であるが、これに拘ら
ず、例えば四条植え式や八条植え式であっても構わな
い。
【0009】作業者が搭乗する走行機体である走行車1
は、エンジン2を車体フレーム3前部上方に搭載し、ミ
ッションケース4前方にフロントアクスルケース5を介
して水田走行用前輪6を支持すると共に、前記ミッショ
ンケース4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、前
記リヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持して
いる。そして、前記エンジン2等を覆うボンネット9両
側に予備苗載台10を取り付けると共に、足掛台11を
介して作業者が搭乗する車体カバーであるステップ12
によって前記ミッションケース4等を覆い、前記ステッ
プ12上部に運転席13を取り付け、該運転席13の前
方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設けて
いる。
【0010】また、植付部15は六条植え用の苗載台1
6並びに複数の植付爪17等を具備し、前高後低の前傾
式苗載台16を下部レール18及びガイドレール19を
介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させる
と共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を
前記植付ケース20に支持させ、該ケース21の回転軸
心を中心に対称位置に一対の爪ケース22を配設し、該
爪ケース22の先端に植付爪17・17を設けている。
また、前記植付ケース20の前側にローリング支点軸2
3を介して支持フレーム24を設け、トップリンク25
及びロワリンク26を含むリンク機構27を介して走行
車1後側に支持フレーム24を連結させ、前記リンク機
構27を介して植付部15を昇降させる昇降シリンダ2
8をロワリンク26に連結させ、前記前後輪6・8を走
行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗
載台16から一株分の苗を植付爪17によって取り出し
連続的に苗植え作業を行うように構成している。
【0011】また、主変速レバー29、植付昇降レバー
30,主クラッチペダル32及び左右ブレーキペダル3
3・33等を前記運転席13の周囲に配し、該運転席1
3の後部に六条用の施肥装置である側条施肥機36を搭
載して、ミッドマウント型の側条施肥機36としてい
る。また、植付部15の下方には二条分均平用センター
フロート34、二条分均平用サイドフロート35・35
を設けている。
【0012】次に、前記側条施肥機36について、その
概略構成を図3及び図6により説明する。図3、図4に
示すように、前記側条施肥機36は、肥料を入れる施肥
ホッパー37と、肥料を供給する肥料繰出部である肥料
繰出ケース38と、フロート34・35・35の側条作
溝器39・39にフレキシブル型搬送ホース40・40
を介して肥料を排出させるターボブロワ型送風機41
と、円筒形のエアタンク42とを備えると共に、該エア
タンク42右側端に送風機41を取り付け、六条分六組
の肥料繰出ケース38・38・・・をエアタンク42上
に配設している。そして、前記施肥ホッパー37、肥料
繰出ケース38、及び搬送ホース40などより施肥ユニ
ット83が構成され、該施肥ユニット83は機体左右方
向に並設して配置されている。
【0013】また、前記車体フレーム3後端の左右支柱
43上端間に横架する水平フレーム44両側に、ベース
取付板等を介して左右ベースフレーム45を連結させ、
前後方向に略水平な前記ベースフレーム45後端部と車
体フレーム3との間には、サイドステー46を連結さ
せ、左右ベースフレーム45・45に立設させる施肥フ
レーム47には、前記施肥ユニット83・83・・・を
支持させている。
【0014】そして、図6に示す如く、各施肥ユニット
83においては、前記繰出ケース38の上面前側の取入
口50に前記施肥ホッパー37の下部出口51を嵌着さ
せると共に、前記繰出ケース38前面下側に取出筒52
を形成し、該取出筒52の入口を開閉プラグ53によっ
て閉鎖している。
【0015】また、前記繰出ケース38の下面に前傾状
(上端側が前、下端側が後方向に傾斜)の底蓋54を着
脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製で漏斗型
(逆円錐型)の前記底蓋54下部にジョイント部55を
一体成形し、底蓋54とジョイント部55を小さな口面
積の出口56を介して連通させ、前記エアタンク42に
前端を嵌着させる接合パイプ57後端にジョイント部5
5前端を連結接続させると共に、ジョイント部55後端
に搬送ホース40を嵌着させ、前記送風機41からの空
気をエアタンク42からジョイント部55及びホース4
0に吹き出させ、底蓋54の出口56からジョイント部
55中間に落下する肥料を、ホース40を介して作溝器
39位置まで空気搬送するように構成している。
【0016】さらに、取入口58を有する入口板59
と、同一円周上に複数の繰出口60・60・・を有する
繰出板61と、排出口62を有する出口板63とを備
え、略円形平板状の前記各板59・61・63を繰出ケ
ース38と底蓋54との間に前傾且つ多層状に配設させ
ると共に、繰出ケース38の内路側に繰出軸64を前傾
姿勢で回転自在に軸支させ、各板59・61・63の中
央部に繰出軸64下端側を貫通させ、入口板59と出口
板63を繰出ケース38に係止させ、各板59・63に
対して繰出軸64を遊転させると共に、繰出板61を繰
出軸64に係合軸支させ、繰出軸64によって繰出板6
1を強制的に回転させ、取入口58から繰出口60に入
った肥料を排出口62に移動させて出口56方向に落下
させるように構成している。
【0017】そして、前記底蓋54とジョイント部55
とを一体成形することにより、底蓋54とジョイント部
55を別体とした場合に、係合連結部の段差等で発生す
る肥料のよどみを無くし、湿った肥料の滞留などを解消
できるように構成している。
【0018】また、底蓋54の円錐中心線とジョイント
部55の排出方向とは鈍角に形成すると共に、底蓋54
とジョイント部55とは直線部を設けることなく逆円錐
形状のまま底蓋54をジョイント部55に一体接続させ
て、エアタンク42からジョイント部55に流出する空
気の底蓋54への分流を防止し、肥料の繰出ケース38
方向への吹き返しを解消させるように構成している。さ
らに、底蓋54の入口側を、施肥ホッパー37の下部出
口51側に極力近接させる状態として、施肥ホッパー3
7から底蓋54への肥料の落下をスムーズなものとさせ
ると共に、底蓋54とジョイント部55間の肥料の滞留
を起こり難くし、底蓋54からジョイント部55への肥
料排出を促進させて、施肥量を安定維持させるように構
成している。
【0019】一方、前記取出筒52の入口側下面に残留
肥料取出口65を開設し、取出筒52には開閉プラグ5
3を摺動自在に内挿させ、開閉プラグ53一端側の開閉
操作体66を取出筒52より外側に突出させており、操
作体66の押込操作時にはプラグの外周面で残留肥料取
出口65を閉塞し、操作体66の前方向への引出操作時
には残留肥料取出口65を開放して、該残留肥料取出口
65に連通連結する本発明に係わる残留肥料排出機構を
介して、繰出ケース38内の残留肥料を外部に排出除去
させるようにしているのである。
【0020】また、図4乃至図6に示す如く、前記エン
ジン2を植付部15に伝達させるPTO軸67をミッシ
ョンケース4から後方に延出させると共に、前記左支柱
43に軸受ケース68を溶接又はボルト止め固定させ、
該軸受ケース68の入力軸69を前記PTO軸67中間
にチェン70を介して連結連動させ、軸受ケース68内
で入力軸69にチェン71を介し出力軸72を連結連動
させる。
【0021】さらに、軸受ケース68の出力軸72後端
には、リングコーン無段変速機73の入力軸74を連結
させ、無段変速機73後端の変速軸75に一対のベベル
ギヤ76を介して変速出力軸77を連結連動させる。一
方、前記繰出軸64に一対のベベルギヤ78を介して連
結連動する左右方向の繰出駆動軸79には、一対のベベ
ルギヤ80を介して繰出入力軸81を連結連動させ、該
繰出入力軸81は前記変速出力軸77と自在継手軸82
で連結しており、エンジンからの出力で側条施肥機36
の駆動を行うと共に、無段変速機73の変速操作で繰出
ケース38から繰り出される肥料の繰出量を調整するよ
うにしている。
【0022】次に、本発明に係わる残留肥料排出機構に
ついて、図7乃至図12により説明する。図7、図10
に示すように、残留肥料排出機構87においては、下方
に開放した断面視U字状の残留肥料ガイド部材85が、
機体左右方向に水平に横設され、該残留肥料ガイド部材
85の後面から斜め上後方には、肥料取込口85aが突
設され、該肥料取込口85aは、ホースや蛇腹などの中
間部材84を介して前記残留肥料取出口65と連結連通
されている。そして、このような残留肥料ガイド部材8
5の下方には搬送部99が配設されている。
【0023】この搬送部99では、前記水平フレーム4
4右端より機体右方向に、右支持フレーム91が延設さ
れ、該右支持フレーム91の右端部前面には、断面視U
字状の支持台93が固設され、該支持台93の前側板9
3aには、側面視逆L字状の固定台98が取り付けられ
ている。そして、該固定台98には搬送モータ97が固
設され、該搬送モータ97から延出された出力軸は、前
記前側板93a及び後側板93b間に枢支された駆動プ
ーリ96の駆動軸96aに連結されているのである。
【0024】また、前記水平フレーム44の左右略中央
部前面、及び水平フレーム44より機体左方向に延設さ
れた左支持フレーム92の左端部前面にも、支持台93
が取り付けられており、該支持台93の前後側板93a
・93b間には、それぞれ従動軸94a・95aが枢支
され、該従動軸94a・95aには従動プーリ94・9
5が外嵌・固定されている。そして、該従動プーリ94
・95と前記駆動プーリ96との間には搬送ベルト86
が巻回されると共に、該搬送ベルト86により、搬送面
86aが前記残留肥料ガイド部材85底面の開放部を閉
塞可能としている。
【0025】このような構成において、図示せぬ排出ス
イッチを「入」にすると、コントローラに信号が伝達さ
れ、この信号に基づいて前記搬送モータ97が駆動して
駆動軸96aが回転駆動され、前記駆動プーリ96と従
動プーリ95との間で搬送ベルト86が回動される。そ
して、前記操作体66を前に引き出すと、残留肥料取出
口65が開放されて、残留肥料は中間部材84から取入
口85aを通って残留肥料ガイド部材85内に落入さ
れ、回動中の搬送面86a上に落下する。落下した残留
肥料は、搬送ベルト86出口側端まで搬送されると、下
方に配置した残留肥料容器100内に落下し回収される
のである。
【0026】すなわち、施肥ホッパー37と肥料繰出ケ
ース38を有する施肥ユニット83を設け、該施肥ユニ
ット83を複数並設した側条施肥機36において、前記
各肥料繰出ケース38に設けた残留肥料取出口65を、
中間部材84を介して残留肥料ガイド部材85に連通連
結し、該残留肥料ガイド部材85の底面を出口側に向け
て移動可能とする残留肥料排出機構87を設けたので、
従来のように施肥ユニット83の数の分だけ排出作業を
繰り返す、といった手間を省くことができ、残留肥料取
出口65を開放するだけで自動的に残留肥料容器100
に残留肥料を回収できるため、作業者にかかる負担を大
きく軽減することができ、作業効率も著しく向上させる
ことができるのである。
【0027】次に、前記搬送ベルト86を水平ではな
く、出口側の方が低い傾斜タイプの残留肥料排出機構8
8について説明する。図8に示すように、該残留肥料排
出機構88においては、残留肥料ガイド部材106が、
機体左右方向に傾斜角104で傾斜して横設されてい
る。そして、残留肥料ガイド部材106の後面から斜め
上後方に突設された図示せぬ肥料取込口は、入口側から
出口側にかけて除々に長くなる中間部材102a・10
2b・・102fを介して前記残留肥料取出口65・6
5・・と連結連通できるようにしている。
【0028】このような残留肥料ガイド部材106の下
方に設けた搬送部107では、搬送モータ97を設けた
駆動プーリ96は、前記右支持フレーム91右端部で残
留肥料排出機構87と同位置に配設され、従動プーリ9
4は、水平フレーム44の左右略中央部前面のうち下部
に固設された支持台93に枢支され、更に、従動プーリ
95は、前記左支持フレーム92の左端部から垂設され
た調整フレーム101に固設された支持台93に枢支さ
れている。そして、これら従動プーリ94・95と駆動
プーリ96との間には、搬送ベルト86が巻回されると
共に、該搬送ベルト86により、傾斜した搬送面86a
が残留肥料ガイド部材106底面の開放部を閉塞可能と
している。
【0029】このような構成においては、残留肥料ガイ
ド部材106内に落入された残留肥料は、傾斜した搬送
面86aに落下し、その残留肥料の一部は、搬送面86
a上、または先に落下した残留肥料堆積層上を、転動又
は滑動しながら搬送ベルト86出口側端まで移動し、そ
のまま、下方に配置した残留肥料容器100内に落下す
る。
【0030】すなわち、残留肥料ガイド部材106の底
面は出口側に低く傾斜するので、落下した残留肥料は効
率よく出口側まで搬送されると共に、搬送途中での残留
肥料の目詰まり発生なども防止することができる。
【0031】次に、前記搬送ベルト86を傾斜させた上
に、複数に分割した分割タイプの残留肥料排出機構89
について説明する。図9に示すように、該残留肥料排出
機構89は、左残留肥料排出機構89aと右残留肥料排
出機構89bに分割されており、それぞれの残留肥料ガ
イド部材108a・108bや搬送部109a・109
bは、いずれも機体左右外側に向かって傾斜角105で
傾斜して横設されている。
【0032】このうち、残留肥料ガイド部材108a・
108bの後面から斜め上後方に突設された図示せぬ肥
料取込口は、入口側から出口側にかけて長くなる中間部
材103a・103b・103cを介して前記残留肥料
取出口65・65・・と連結連通されている。
【0033】そして、搬送部109a・109bでは、
搬送モータ97を設けた駆動プーリ110及び従動プー
リ111は、前記水平フレーム44に立設した取付フレ
ーム114の上下端に固設された支持台93・93に枢
支され、従動プーリ112は、水平フレーム44より機
体外側に延出された支持フレーム115a・115bの
外側端に、調整フレーム113a・113b及び支持台
93・93を介して枢支されている。これら従動プーリ
111・112と駆動プーリ110との間には、搬送ベ
ルト116が巻回されると共に、該搬送ベルト116の
傾斜した搬送面116aが、前記残留肥料ガイド部材1
08a・108b底面の開放部を閉塞可能としている。
【0034】このような構成においては、たとえ残留肥
料排出機構89a・89b全体の設置高さが前記残留肥
料排出機構88と略同一であっても、設置幅は狭くでき
るため、搬送面116aの傾斜角105は、前記傾斜角
104よりも大きくすることが可能である。
【0035】すなわち、残留肥料ガイド部材108は、
複数に分割された構成にすると、残留肥料ガイド部材1
08が一個の場合に比べ、搬送面の出口側への傾斜を、
より大きくすることができ、搬送効率を一層向上させる
ことができるのである。
【0036】なお、以上挙げた残留肥料排出機構87・
88・89のいずれも、モータ駆動によりベルトで残留
肥料を搬送するようにしているが、残留肥料ガイド部材
内に落下してくる残留肥料を、効率よく搬送できるもの
であればエンジンからの駆動でもよく、駆動方式や搬送
方式については特に限定されるものではない。
【0037】次に、前述したようなモータによるベルト
搬送ではなく、手動で残留肥料を揺動搬送する、手動タ
イプの残留肥料排出機構90について説明する。ただ
し、本実施例では、残留肥料排出機構90の機体左側を
例に説明するが、機体右側についても、機体左側と左右
対称関係にあるだけであり、略同一の構成を示すもので
ある。
【0038】図11、図12に示すように、角筒状の残
留肥料ガイド部材90が、機体左右方向に傾斜角120
で出口側に低く傾斜して横設されている。そして、残留
肥料ガイド部材118の後面から斜め上後方に突設され
た図示せぬ肥料取込口は、入口側から出口側にかけて除
々に長くなる中間部材117a・117b・117cを
介し、前記残留肥料取出口65・65・65と連結連通
されている。
【0039】このような残留肥料ガイド部材118の底
面118b上には、揺動部材119を構成する板状の残
留肥料受け119aが摺動可能に内挿され、該残留肥料
受け119aの左側端部には、上方に開放した断面視コ
字状の操作枠119bが形成され、該操作枠119bの
左側面は、機体外側に開放されている。
【0040】このような構成において、前記操作体66
を引き出すと、残留肥料取出口65が開放されて、残留
肥料は中間部材117から取入口118aを通って残留
肥料ガイド部材118内に落入され、前記残留肥料受け
119a上に落下する。この後、前記操作枠119bを
把持して機体左右方向に往復動させると、残留肥料受け
119a上の残留肥料は、残留肥料受け119a上、ま
たは先に堆積した残留肥料堆積層上を転動又は滑動しな
がら出口側端まで移動し、そのまま、下方に配置した残
留肥料容器100内に落下する。
【0041】これにより、ベルトやその駆動装置などを
別途設ける必要がなく、製造コストの低減やメンテナン
ス性の向上を図ることができ、しかも、狭いスペースで
も、十分に残留肥料排出機構90を配設することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、施肥ホッパーと肥料繰出ケースを有する施肥ユ
ニットを設け、該施肥ユニットを複数並設した側条施肥
機において、前記各肥料繰出ケースに設けた残留肥料取
出口を、中間部材を介して残留肥料ガイド部材に連通連
結し、該残留肥料ガイド部材の底面を出口側に向けて移
動可能とする残留肥料排出機構を設けたので、従来のよ
うに施肥ユニットの数の分だけ排出作業を繰り返す、と
いった手間を省くことができ、残留肥料取出口を開放す
るだけで自動的に残留肥料容器に残留肥料を回収できる
ため、作業者にかかる負担を大きく軽減することがで
き、作業効率も著しく向上させることができるのであ
る。
【0043】請求項1記載の残留肥料ガイド部材の底面
は、出口側に低く傾斜するので、落下した残留肥料は効
率よく出口側まで搬送されると共に、搬送途中での残留
肥料の目詰まり発生なども防止することができる。
【0044】請求項3記載の残留肥料ガイド部材は、複
数に分割された構成とするので、残留肥料ガイド部材が
一個の場合に比べ、搬送面の出口側への傾斜を、より大
きくすることができ、搬送効率が一層向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】植付部の側面図である。
【図4】側条施肥機の背面図である。
【図5】施肥ユニットの側面図である。
【図6】繰出ケースの側面一部断面図である。
【図7】残留肥料排出機構を示す側条施肥機の正面図で
ある。
【図8】傾斜タイプの残留肥料排出機構を示す側条施肥
機の正面図である。
【図9】分割タイプの残留肥料排出機構を示す側条施肥
機の正面図である。
【図10】残留肥料排出機構の側面一部断面図である。
【図11】手動タイプの残留肥料排出機構を示す側条施
肥機の正面図である。
【図12】同じく側面図である。
【符号の説明】
37 施肥ホッパー 38 肥料繰出ケース 83 施肥ユニット 36 側条施肥機 65 残留肥料取出口 84・102・103・117 中間部材 85・106・108・118 残留肥料ガイド部材 87・88・89a・89b・90 残留肥料排出機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥ホッパーと肥料繰出ケースを有する
    施肥ユニットを設け、該施肥ユニットを複数並設した側
    条施肥機において、前記各肥料繰出ケースに設けた残留
    肥料取出口を、中間部材を介して残留肥料ガイド部材に
    連通連結し、該残留肥料ガイド部材の底面を出口側に向
    けて移動可能とする残留肥料排出機構を設けたことを特
    徴とする側条施肥機。
  2. 【請求項2】 前記残留肥料ガイド部材の底面は、出口
    側に低く傾斜することを特徴とする請求項1記載の側条
    施肥機。
  3. 【請求項3】 前記残留肥料ガイド部材は、複数に分割
    された構成とすることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の側条施肥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018068144A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 井関農機株式会社 作業車両
CN109618627A (zh) * 2018-12-28 2019-04-16 北京农业智能装备技术研究中心 一种追肥机

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