JP2002091069A - 静電荷現像用トナー - Google Patents

静電荷現像用トナー

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JP2002091069A
JP2002091069A JP2000277901A JP2000277901A JP2002091069A JP 2002091069 A JP2002091069 A JP 2002091069A JP 2000277901 A JP2000277901 A JP 2000277901A JP 2000277901 A JP2000277901 A JP 2000277901A JP 2002091069 A JP2002091069 A JP 2002091069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、現像スリーブで均一なトナー層
が得られ、適度な光沢性を容易に調整でき、低温定着性
が良好で、長期連続複写における現像スリーブ上及びブ
レードへの融着や、トナー飛散、カブリ等の発生がな
く、かつ、安定した画像特性を実現できる新規な静電荷
現像用トナーを提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも架橋型ポリエステル樹脂また
は/およびポリエーテルポリオール樹脂を含む結着樹
脂、着色剤及び酸変性ワックスを含有した静電荷現像用
トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真複写機、電
子写真プリンターに用いられる静電荷現像用トナー、特
に非磁性一成分現像方法において有用な静電荷現像用ト
ナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電子写真法に使用される現像方
法としては、二成分現像方法と一成分現像方法がある。
上記、二成分現像方法とは、結着樹脂を主成分とする絶
縁性微粉末、すなわち絶縁性トナーと磁性キャリアとを
摩擦により帯電させて磁気ブラシを形成し、感光体上に
形成した静電潜像を現像する方法である。また、上記一
成分現像方法は、さらに磁性一成分現像方法と、非磁性
一成分現像方法に分けることができる。上記磁性一成分
現像方法とは、磁性粉を含有した静電荷現像用トナーで
現像する方法であり、非磁性一成分現像方法とは、磁性
粉を含有させない静電荷現像用トナーを現像スリーブ上
に薄層で形成させ、感光体と接触または非接触で現像す
る方法である。
【0003】前記の非磁性一成分方法では、良好な可視
画像を得るため、二成分現像方法と同様に、静電荷現像
用トナーに十分な帯電量を付与することが必要である。
また、現像スリーブ上の静電荷現像用トナーの厚さを均
一に制御することが必要不可欠である。現在のところ、
十分な帯電量を付与するため、またはトナーの厚さを均
一に制御するため、現像スリーブにゴムまたは金属製の
層規制部材を圧接していることが多い。また、従来の非
磁性一成分方法に用いられる静電荷現像用トナーは、ス
チレン−アクリル共重合体樹脂などの結着樹脂と着色剤
とを主成分とし、これに含金アゾ染料などの帯電制御剤
を含有させることで比較的高い電荷を持たせるという技
術が提案されている。
【0004】しかしながら、従来の静電荷現像用トナー
は、現像スリーブに圧接するように設けられた層規制部
材への圧接力が低いと、トナーへの電荷付与は不十分と
なり、一方、圧接力を高くすると、現像が繰り返し行わ
れるうちにブレード部材や現像スリーブ表面の磨耗が著
しくなり、それらの表面に凹凸が発生し、この凹凸のた
めにトナーがブレード部材と現像スリーブとの間を通過
する際に与えられる力が不均一となったり、部分的に現
像スリーブ上のトナー層が厚くなるという現象が生じ
た。その結果、トナーが必要とする電荷量が不足し、画
像上に濃度ムラやカブリが発生するという問題が生じ
た。特に非接触現像方法においては、連続コピー時に現
像スリーブから感光体へトナーが飛翔する問題が生じ、
現像特性が低下しやすかった。また、従来の静電荷現像
用トナーでは、現像スリーブにトナーが圧接力あるいは
熱により融着する現象、いわゆる現像スリーブ融着の問
題を生ずることがあった。
【0005】一方、近年フルカラー画像の出力ニーズが
高まっており、それに用いられる静電荷現像用トナーは
画質を向上するために、画像面にある程度の光沢性を付
与する必要がある。光沢性を得るためには、画像表面は
適度に平滑である必要がある。この場合、静電荷現像用
トナーに用いる樹脂は定着過程において、速やかに熱融
解し平滑に押し拡がる必要がある。このような熱融解し
やすい静電荷現像用トナーは、一般に機械的な強度が低
く、前記非磁性一成分現像方法に用いられている層規制
部材や現像スリーブなどの部材に融着しやすい問題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、現像スリー
ブで均一なトナー層が得られ、適度な光沢性を容易に調
整でき、低温定着性が良好で、長期連続複写における現
像スリーブ上及びブレードへの融着や、トナー飛散、カ
ブリ等の発生がなく、かつ、安定した画像特性を実現で
きる新規な静電荷現像用トナーを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも架
橋型ポリエステル樹脂または/およびポリエーテルポリ
オール樹脂を含む結着樹脂、着色剤及び酸変性ワックス
を含有したことを特徴とする静電荷現像用トナーであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる架橋型ポリエステ
ル樹脂は、特に限定されないが、2価カルボン酸と2価
のアルコールと3価以上のポリカルボン酸および/また
は3価以上のアルコールとを重縮合して得ることができ
る。2価カルボン酸としては、例えばマロン酸、コハク
酸、マゼライン酸、セバシン酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸などの脂肪族二塩基酸、無水フタル酸、フタル酸、
テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族二塩基酸、イ
ソドデセニルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸などの
側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基を有するアルキルも
しくはアルケニルコハク酸並びにこれらの低級アルキル
エステル及びハロゲン化物等を例示することができる。
【0009】2価のアルコールとしては、例えば、エチ
レングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,
3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シク
ロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、ビス
フェノールAエチレンオキサイド付加物、ビスフェノー
ルAプロピレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール等を例示するこ
とができる。3価以上のポリカルボン酸としては、例え
ば、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−
ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2
−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ
(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オ
クタンテトラカルボン酸などの脂肪族ポリカルボン酸、
1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸などの脂環
式ポリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7
−ナフタレントリカルボン酸および1,2,4−ナフタ
レントリカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸などの芳香族ポリカルボン酸並びにこ
れらの無水物や低級アルキルエステル等を例示すること
ができる。
【0010】3価以上のアルコールとしては、例えば、
ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトラオー
ル、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリ
オール、グリセロール、2−メチルプロパントリオー
ル、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパンなどの脂肪
族多価アルコール、1,3,5−トリヒドロキシルメチ
ルベンゼンなどの芳香族多価アルコール並びにこれらの
アルキレンオキサイド付加物等を例示することができ
る。また、架橋型ポリエステル樹脂においては、分子量
の調整や反応の制御を目的として、カルボン酸類、アル
コール類と共にモノカルボン酸、モノアルコールなどが
必要に応じて使用できる。
【0011】本発明に用いるポリエーテルポリオール樹
脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂と、エポキシと反
応する活性水素を持った化合物を反応させて製造するこ
とができる。エポキシと反応する活性水素を持った化合
物の例としては、一価のフェノール類、二価のフェノー
ル類、カルボン酸類、アルコール類、二価フェノールの
アルキレンオキサイド付加物等を例示することができ
る。本発明において使用するポリエーテルポリオール樹
脂は、テトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミエイショ
ンクロマトグラフィーによって測定されるクロマトグラ
ムでピークトップ分子量(Mp)が3000以上であるこ
とが好ましく、より好ましくは3200以上、更に好ま
しくは3500以上である。Mpが3000未満の場合
は、オリゴマー領域の低分子が増加し、トナーと現像器
部材間での摩擦力により、トナーの部材への融着が発生
しやすくなり、カブリ、トナー飛散などの問題が発生し
好ましくない。また、数平均分子量(Mn)は2700以
上であることが好ましく、より好ましくは3000以
上、更に好ましくは3500以上である。Mnが270
0未満の場合は、オリゴマー領域の低分子が増加し、ト
ナーと現像器部材間での摩擦力により、トナーの部材へ
の融着が発生しやすくなり、カブリ、トナー飛散などの
問題が発生し好ましくない。
【0012】通常、上記本発明におけるポリエーテルポ
リオール樹脂と同等の分子量分布を有する架橋型ポリエ
ステル樹脂をトナーに使用した場合、現像器部材へのト
ナー融着が発生することがある。しかし、本発明に用い
るポリエーテルポリオール樹脂は、トナー融着が発生し
ない。この理由については、必ずしも明らかではない
が、架橋型ポリエステル樹脂との比較で、組成的にじん
性に富み、弾性が高いことが効果的であるものと推測さ
れる。また、じん性が高いことは、定着性においても有
利であり、非オフセット温度幅が広く、定着スリーブに
塗布するオイル量が少なくて済むことなどの他、特に、
ベタ画像を折り曲げた時のトナー剥離が少ないなどの利
点を有する。
【0013】このように、ポリエーテルポリオール樹脂
は、架橋型ポリエステル樹脂と比較して耐久性および定
着性が両立化できるという特性を有する。しかしなが
ら、水酸基が高いポリエーテルポリオール樹脂を使用し
たトナーでは、負帯電性が劣り、カブリ、トナー飛散を
生ずる場合があるため、該樹脂の水酸基価は30KOHmg/
g以下であることが好ましい。一方、架橋型ポリエステ
ル樹脂は、水酸基価を低く抑えることが可能である。ポ
リエーテルポリオール樹脂を単独で使用して、上記のよ
うな、カブリ、トナー飛散などの問題を生ずる場合は、
定着性および耐久性の両立化は若干劣るものの、本発明
の架橋型ポリエステル樹脂を混合、または、単独で用い
ることで良好な帯電性を得ることができ、カブリ、トナ
ー飛散などの不具合を回避することが可能である。
【0014】また、本発明の静電荷現像用トナーには、
テトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミエイションクロ
マトグラフィーによって測定されるクロマトグラムでピ
ークトップ分子量(Mp)が7000以上、数平均分子量
(Mn)が4500以上であり、Mw/Mnが2〜10
の線状ポリエステル樹脂を含有することが好ましい。線
状ポリエステル樹脂はピークトップ分子量(Mp)は上記
のように、7000以上が好ましく、より好ましくは7
500以上、更に好ましくは8000以上である。Mp
が7000未満の場合は、オリゴマー領域の低分子が増
加し、トナーと現像器部材間での摩擦力により、トナー
の部材への融着が発生しやすくなり、カブリ、トナー飛
散などの問題が発生し好ましくない。
【0015】また、数平均分子量(Mn)は4500以上
が好ましく、より好ましくは5000以上、更に好まし
くは5500以上である。Mnが4500未満の場合
は、オリゴマー領域の低分子が増加し、トナーと現像器
部材間での摩擦力により、トナーの部材への融着が発生
しやすくなり、カブリ、トナー飛散などの問題が発生し
好ましくない。また、本発明に用いる線状ポリエステル
樹脂は、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)
が2〜10であることが好ましく、より好ましくは2〜
8、更に好ましくは2〜5である。Mw/Mnが2未満
の場合は、線状ポリエステル樹脂の脆性が強くなり、破
砕しやすくなる。その結果、機械的強度が低下し、現像
器内でトナー粒子が破断され、現像に寄与しない微粉の
増加が発生しやすくなる。一方、Mw/Mn比が10を
越す場合は、分子量分布が拡がりすぎて熱溶融しにくく
なり、カラートナーの場合では画像に光沢性が付与し難
くなる他、低温定着性が損なわれる場合がある。本発明
においては、上記の線状ポリエステル樹脂を架橋型ポリ
エステル樹脂または/およびポリエーテルポリオール樹
脂と併用することで、低温定着性と耐久性の両立化を果
たした上で、トナー画像の光沢度を任意に調整すること
が可能となる。
【0016】本発明に用いる着色剤としては、カーボン
ブラック、アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークスリーブイ
ド、フタロシアニンブルー、マラカイトグルーンオクサ
レート、ランプブラック、ローズベンガル、ローダミン
系染料または顔料、アントラキノン系染料、モノアゾ及
びジスアゾ系染料または顔料等が用いられる。カーボン
ブラックの場合は、一次粒子径が25〜75nm、特に
30〜55nmであり、比表面積が110m2/g以上で
あることが好ましい。このようなカーボンブラックを使
用すると、溶融・混練による解砕性及び材料との分散性
が良好である。着色剤の含有量は現像により可視像を形
成することができるようなトナーを着色するに十分な量
であればよく、例えば樹脂成分100重量部に対して2
〜20重量部が好ましい。
【0017】本発明に用いる酸変性ワックスは、例えば
ポリエチレンワックスの側鎖または末端にマレイン酸を
付加したワックス、空気酸化により酸価を上げたワック
スなどをいい、その酸価が5KOHmg/g以上有するものを
いう。更に酸価が5〜65KOHmg/gであり、且つ軟化点
が105〜150℃のものが好ましい。酸価が5KOHmg/
g未満または軟化点が105℃未満である場合は、酸変
性ワックスの架橋型ポリエステル樹脂または/およびポ
リエーテルポリオール樹脂に対する分散性が劣り、酸変
性ワックスのトナー粒子からの脱離が起きやすく、トナ
ー粒子と現像器部材間での摩擦力により、酸変性ワック
スの部材への融着が発生しやすくなって、カブリ、トナ
ー飛散などの問題が発生しやすい。一方、酸価が65KO
Hmg/gを越える場合または軟化点が150℃を越える場
合は、架橋型ポリエステル樹脂または/およびポリエー
テルポリオール樹脂に対する酸変性ワックスの相溶性が
過度となり定着ロールへの離型性能が低下することで、
オフセットが発生しやすくなる。
【0018】本発明に用いる酸変性ワックスの組成は、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリアルキレンワッ
クスが挙げられるが、必ずしもこれに限られるものでは
なく、パラフィンワックス、高級脂肪酸、脂肪族アミド
等が挙げられる。具体的には、市販されているものとし
て、クラリアント社製の商品名:PED−121(酸
価:17KOHmg/g、軟化点:115℃)、商品名:PE
D−153(酸価:24KOHmg/g、軟化点:119
℃)、商品名:PED−521(酸価:17KOHmg/g、
軟化点:105℃)、商品名:PED−136(酸価:
60KOHmg/g、軟化点:110℃)、商品名:PED−
191(酸価:16KOHmg/g、軟化点:122℃)、商
品名:CERIDUST−3715(酸価:10KOHmg/
g、軟化点:124℃)、三井化学社製の商品名:ハイ
ワックス1105A(酸価:60KOHmg/g、軟化点:1
04℃)、商品名:ハイワックス2203A(酸価:3
0KOHmg/g、軟化点:107℃)などが挙げられる。そ
の含有量は架橋型ポリエステル樹脂または/およびポリ
エーテルポリオール樹脂100重量部に対して0.5〜
10重量部であり、より好ましくは、0.5〜5重量部
である。
【0019】本発明においては、BET比表面積が10
0m2/g以上の無機微粒子とBET比表面積が60m2
/g以下の無機微粒子とをトナー粒子の表面にヘンシェ
ルミキサー等の撹拌手段で付着させることが好ましい。
100m2/g以上の無機微粒子は、主にトナーに流動
性を付与する目的で用いる。60m2/g以下の無機微
粒子は、主に研磨効果が高く、トナー粒子の現像スリー
ブや、ブレードへの融着を防止する目的で用いる。両者
を併用することで、連続複写においてもトナー粒子の流
動性の低下がなく、画像濃度の低下がない安定した画像
が得ることができる。BET比表面積が100m2/g
未満の無機微粒子とBET比表面積が60m2/g以下
の無機微粒子との組み合わせでは、十分な流動性を得る
ことができず、画像濃度が不十分となる。また、BET
比表面積が100m2/g以上の無機微粒子とBET比
表面積が60m2/gより大きい無機微粒子との組み合
わせでは、十分な研磨効果が得られず、トナーが現像ス
リーブやブレードに融着を生ずる場合がある。
【0020】BET比表面積が60m2/g以下の無機
微粒子は、トナー粒子100重量部に対して2.5重量
部以下付着させることが望ましい。2.5重量部より多
く付着させると流動性が低下して十分な画像濃度が得ら
れない場合がある。一方、BET比表面積が100m2
/g以上の無機微粒子は、トナー粒子100重量部に対
して3重量部以下であることが望ましい。3重量部より
多く付着させた場合は無機微粒子のトナー粒子に対する
被覆が過大となり、定着性が低下する場合がある。
【0021】本発明の静電荷現像用トナーを非磁性一成
分現像方法に用い、その現像スリーブが金属製である場
合は、無機微粒子を多く使用する方がトナーの現像スリ
ーブやブレードへの融着が良好に防ぐことができ望まし
い。即ち、BET比表面積が60m2/g以下の無機微
粒子はトナー粒子100重量部に対して0.3〜2.5
重量部の範囲で混合し、BET比表面積が100m2
g以上の無機微粒子は0.5〜3重量部の範囲で混合す
ると耐久性が良好となる。一方、現像スリーブがゴムな
どの弾性体である場合は、BET比表面積が60m2
g以下の無機微粒子はトナー粒子100重量部に対して
0.3〜2重量部の範囲で混合し、BET比表面積が1
00m2/g以上の無機微粒子は0.5〜2重量部の範
囲で混合すると耐久性が良好となるが、流動性との兼ね
合いで添加量は適宜に決めることができる。BET比表
面積が100m2/g以上の無機微粒子及びBET比表
面積が60m2/g以下の無機微粒子としては、シリ
カ、アルミナ、酸化チタン、マグネタイト、酸化亜鉛、
炭化珪素、ジルコニウムなどの他、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸亜鉛など、有機物との化合物など
も好適に用いることができるが、以上例示した化合物に
限られるものではない。
【0022】本発明においては、湿式法により平均粒子
径が0.7μm以下に粉砕された荷電制御剤が、トナー
粒子表面に固着されていることが好ましい。市販の荷電
制御剤そのものの平均粒子径は、ミクロンオーダーであ
り、小さくとも1μm程度である。このように比較的大
きめの荷電制御剤を、ハイブリダイザー(奈良機械製作
所社製)他を使用し、機械的な歪力を用いてトナー粒子
表面に固着する技術は公知のものである。しかし、この
ような方法を用いた場合、殆どの荷電制御剤粒子はトナ
ー粒子表面に埋没、固着されるものの、過大な粒子径を
有する荷電制御剤粒子は、トナー粒子表面に固着しきれ
ず、実使用上、現像器や感光体などの電子写真部材を汚
染することとなり、カブリ、トナー飛散などの問題を生
じさせていた。本発明では、このような問題を解決する
ため鋭意検討した結果、湿式法、すなわちメディア式の
微粉砕装置において、荷電制御剤を湿潤分散した溶媒中
にてサブミクロン領域に微粉砕した荷電制御剤をトナー
粒子表面に固着することで、良好な画像特性が得られる
ことを見出した。この場合、トナー粒子は、その内部に
荷電制御剤を含んでいても、あるいは、含まなくてもよ
い。
【0023】このように湿式法によって微粉砕した荷電
制御剤は、溶媒に湿潤状態のままトナー粒子に混合し乾
燥することでトナー粒子表面に均一に荷電制御剤を分散
付着することが容易にできる。また、上記のように湿式
法によって微粉砕した荷電制御剤を一旦乾燥してからト
ナー粒子に混合してもよい。トナー粒子表面に荷電制御
剤を分散付着させた後、前述のハイブリダイザーや、ヘ
ンシェルミキサーを用いて、トナー粒子表面に荷電制御
剤を埋没、固着することが可能である。前述のように、
ポリオールポリエーテル樹脂は、一般に帯電性が劣る場
合があるが、通常の荷電制御剤をトナー粒子中に内包す
る製法のみならず、更に本発明のごとく、サブミクロン
領域にまで微粉砕した荷電制御剤をトナー粒子表面に埋
没、固着することで、線状ポリエステル樹脂との併用と
合わせて、より帯電性が良好となる結果、メモリーやカ
ブリのない非常に良好な電子写真画像を得ることができ
る。
【0024】本発明の静電荷現像用トナーは、上記の架
橋型ポリエステル樹脂およびポリエーテルポリオール樹
脂以外の下記に述べる結着樹脂を含有してもよい。すな
わち、ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−
メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、
スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル
共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−
プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル
共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(ス
チレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重
合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチ
レン−アクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸オクチル共重合体及びスチ
レン−メタクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−α
−クロルアクリル酸メチル共重合体及びスチレン−アク
リロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレ
ン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単独重
合体または共重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マ
レイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、低分子
ポリエチレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂等が本発明に適用できる。これらの樹脂を含有する
場合の含有量は、上記架橋型ポリエステル樹脂または/
およびポリエーテルポリオール樹脂の総計100重量部
に対して60〜100重量部である。
【0025】本発明の静電荷現像用トナーは他の添加
剤、例えば荷電制御剤、離型剤等を含有してもよい。荷
電制御剤としては、例えば含金アゾ染料、ニグロシン染
料、第4級アンモニウム塩、トリフェニルメタン系制御
剤、オイルブラック等の油溶性染料、ナフテン酸、サリ
チル酸、オクチル酸、及びそれらのマンガン、コバル
ト、鉄、亜鉛、アルミニウム、鉛などの金属塩、アルキ
ルサリチル酸金属キレート等が挙げられる。離型剤とし
ては、例えば低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエ
チレン等のポリアルキレンワックス、パラフィンワック
ス、高級脂肪酸、脂肪族アミド等が挙げられる。その添
加量は樹脂成分100重量部に対して0.5〜5重量部
が好ましい。離型剤をトナーに含有させる方法として
は、トナー内部に添加する方法と外添する方法がある
が、内添する場合が一般的である。荷電制御剤はトナー
に内添してもよい。その他、感光体を保護し、現像特性
の劣化を防止して高品質の画像を得るため、高級脂肪
酸、その他の金属塩を適宜添加してもよい。
【0026】本発明の静電荷現像用トナーは、現像スリ
ーブがアルミニウム等の金属製である非磁性一成分現像
方法、または現像スリーブがウレタンゴム等の金属製以
外の弾性を有する物質からなる非磁性一成分現像方法に
好適に用いることができる。このような非磁性一成分現
像方法の例としては、例えば特開平10−221949
号公報に記載されている接触型の現像方法や、特開平9
−160287号公報に記載されている非接触型の現像
方法が挙げられる。
【0027】
【実施例】以下実施例及び比較例により本発明を更に詳
細に説明する。なお、下記の例中の「部」は「重量部」
を意味する。 <実施例1> ・ポリエーテルポリオール樹脂 30部 (三井化学社製 商品名:TPO−067、Mp:3300、Mn:3050) ・線状ポリエステル樹脂 70部 (三井化学社製 商品名:XPE−2285、Mp:11000、Mn:480 0、Mw/Mn:2) ・フタロシアニン顔料 6部 (大日本インキ化学工業社製 商品名:KET Blue104) ・酸変性ポリエチレンワックス 5部 (クラリアント社製 商品名:PED−153、酸価:24KOHmg/g、軟化点: 119℃) ・含金アゾ染料 1部 (オリエント化学社製 商品名:ボントロンE−89) 以上の材料をヘンシェルミキサーで混合後、エクストル
ーダーで混練し、ジェットミルで微粉砕してトナー粒子
を得た。得られたトナー粒子100部に対して、シリカ
微粒子(日本アエロジル社製 商品名:NAX50、B
ET比表面積:50m2/g)0.5部、及びシリカ微粒
子(クラリアント社製 商品名:H−2000、BET
比表面積:130m2/g)0.7部をヘンシェルミキサ
ーで混合して、体積平均粒子径9.4μmの本発明の静
電荷現像用トナーを得た。
【0028】<実施例2>実施例1において、ポリエー
テルポリオール樹脂 30部を架橋型ポリエステル樹脂
(三井化学社製 商品名:XPE−1954、Mp:5
400、Mn:3500)30部に代えた以外は実施例
1と同様にして本発明の静電荷現像用トナーを得た。こ
の静電荷現像用トナーの体積平均粒子径は9.8μmで
あった。
【0029】<実施例3>実施例1において、ポリエー
テルポリオール樹脂 30部を下記の樹脂に代えた以外
は実施例1と同様にして本発明の静電荷現像用トナーを
得た。この静電荷現像用トナーの体積平均粒子径は9.
1μmであった。 ・ポリエーテルポリオール樹脂 15部 (三井化学社製 商品名:TPO−067、Mp:3300、Mn:3050) ・架橋型ポリエステル樹脂 15部 (三井化学社製 商品名:XPE−1954、Mp:5400、Mn:3500 )
【0030】<実施例4>実施例1において、ポリエー
テルポリオール樹脂 30部及び線状ポリエステル樹脂
70部を架橋型ポリエステル樹脂(三井化学社製 商
品名:XPE−1954、Mp:5400、Mn:35
00)100部に代えた以外は実施例1と同様にして本
発明の静電荷現像用トナーを得た。この静電荷現像用ト
ナーの体積平均粒子径は9.6μmであった。
【0031】<実施例5>実施例3と同様にして着色粒
子を得た。次に得られたトナー粒子100部に対して、
予めメディア式粉砕機で平均粒子径が0.5μmに粉砕
した含金アゾ染料(オリエント化学社製 商品名:ボン
トロンE−89)0.5部をヘンシェルミキサーで混合
した後、ハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)を用い
て、該含金アゾ染料をトナー粒子表面に固着し、更に実
施例1と同様にして2種のシリカ微粒子をヘンシェルミ
キサーで混合して本発明の静電荷現像用トナーを得た。
この静電荷現像用トナーの体積平均粒子径は8.8μm
であった。
【0032】<比較例1>実施例1において、ポリエー
テルポリオール樹脂 30部及び線状ポリエステル樹脂
70部を線状ポリエステル樹脂(三井化学社製 商品
名:XPE−1998、Mp:6600、Mn:340
0、Mw/Mn:2)100部に代えた以外は実施例1
と同様にして比較用の静電荷現像用トナーを得た。この
静電荷現像用トナーの体積平均粒子径は8.9μmであ
った。
【0033】<比較例2>実施例1において、酸変性ポ
リエチレンワックスを除外した以外は実施例1と同様に
して比較用の静電荷現像用トナーを得た。この静電荷現
像用トナーの体積平均粒子径は9.0μmであった。
【0034】<比較例3>実施例3において、酸変性ポ
リエチレンワックスを除外した以外は実施例3と同様に
して比較用の静電荷現像用トナーを得た。この静電荷現
像用トナーの体積平均粒子径9.4μmであった。
【0035】<比較例4>実施例1において、酸変性ポ
リエチレンワックスの代わりにポリエチレンワックス
(クラリアント社製 商品名:PE−130、酸価:0
KOHmg/g、軟化点:124℃)を用いた以外は実施例1と
同様にして比較用の静電荷現像用トナーを得た。この静
電荷現像用トナーの体積平均粒子径9.2μmであっ
た。
【0036】次に以上の操作で得られた実施例及び比較
例の各静電荷現像用トナーに対して下記の評価試験を行
った。 (1)耐久性試験 表1に耐久性試験の結果を示した。耐久性試験は、アル
ミニウム製の現像スリーブを有する非磁性一成分現像装
置及びウレタンゴム製の現像スリーブを有する非磁性一
成分現像装置の各現像器に、トナーを100g入れて現
像器内部に有するスポンジ製の撹拌部材を回転させトナ
ーを撹拌し、撹拌開始から現像器を構成する現像スリー
ブ、層規制部材、撹拌部材のいずれかにトナーが融着す
るまでの時間を記した。撹拌時間は4時間までとし、4
時間を経過しても、上記の部材になんらトナー融着がな
い場合は4時間以上と記した。層規制部材は、アルミニ
ウム製スリーブの場合はウレタンゴム製であり、ウレタ
ンゴム製スリーブの場合はりん青銅製を用いた。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果から、本発明の実施例1〜実施
例5の静電荷現像用トナーは、いずれも良好な耐久性を
有することが確認された。これに対して全ての比較例の
静電荷現像用トナーは、耐久性が劣ることが確認され
た。
【0039】(2)定着試験 次に、定着試験の結果を表2に示した。定着装置は、熱
定着ロールがアルミニウム製の円筒にフッ素樹脂(デュ
ポン社製 商品名:テフロン)コートを施したものであ
り、円筒内部にヒーターランプを挿入した構造を有する
ものを用いた。また圧力ロールはシリコーンゴム製であ
る。定着試験は、まず、用紙に未定着の2cm×2cm
の正方形のベタ画像を多数作製する。次に上記の定着装
置の熱定着ロールの表面温度を130℃に設定してロー
ル回転スピードを100mm/secに調整する。そし
て、未定着の前記ベタ画像の中央部を内側にして折り曲
げた後、上記定着装置に通して定着させる。次に、得ら
れた折り目と直角方向に正方形のベタ画像を再度折り、
再び定着装置に通して定着する。このような定着方法に
よって、前記未定着ベタ画像の定着を、熱定着ロールの
表面温度を130℃〜220℃の間で10℃間隔にて定
着温度を変えて行う。次に面積が5cm2の平坦な円筒
底面にガーゼを巻き付けた部材で、上記で得られた定着
済みの正方形のベタ画像における折り目がベタ画像部内
でクロスする部分を5往復摺動する。このようにして摺
動させた前後のベタ画像の画像濃度をマクベス社製RD
−914で測定し、摺動させたベタ画像の画像濃度が摺
動させる前のベタ画像の画像濃度に比べて何%有するか
定着率を計算し、60%有するときの定着温度を表2に
記した。また、非定着オフセット性は、上記の試験にお
いて、ベタ画像を定着した際に該ベタ画像の残像が熱定
着ロールを介して用紙の余白部分にうつらない定着温度
範囲を記した。
【0040】
【表2】
【0041】表2から明らかなとおり、本発明の静電荷
現像用トナーは、60%の定着率を確保するための定着
温度が比較例の静電荷現像用トナーに比べて低く、ま
た、非定着オフセットの温度幅も90℃あって実用上問
題のない範囲であった。
【0042】(3)画像特性 次に、連続使用時における画像特性の変化について試験
した結果を表3に示した。表3におけるアルミニウム製
の現像スリーブを用いた現像器に関しては、リコー社製
ipsio2100複写装置を用いた。ウレタンゴム製
の現像スリーブを用いた現像器に関しては、NEC社製
マルチライター2150機プリンターを用いた。画像濃
度は、マクベス社製RD−914を用いて測定した。カ
ブリは、ハンター白色度計を用い、撮像前後の非画像部
の白色度差を評価値とした。
【0043】
【表3】
【0044】表3の結果から、本発明の静電荷現像用ト
ナーは、アルミニウム製の現像スリーブを用いた現像器
及びウレタンゴム製の現像スリーブを用いた現像器共
に、初期から5000枚まで画像濃度の変化が殆どな
く、カブリが少ない良好な画像特性を有することが確認
された。また、初期画像について評価した結果、本発明
の静電荷現像用トナーは光沢性に優れる画像であった。
【0045】
【発明の効果】本発明は、現像スリーブで均一なトナー
層が得られ、低温定着性が良好で、長期連続複写におけ
る現像スリーブ上及びブレードへの融着や、トナー飛
散、カブリ等の発生がなく、かつ、安定した画像特性を
多数枚得ることができる静電荷現像用トナーである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 344

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも架橋型ポリエステル樹脂また
    は/およびポリエーテルポリオール樹脂を含む結着樹
    脂、着色剤及び酸変性ワックスを含有したことを特徴と
    する静電荷現像用トナー。
  2. 【請求項2】 ポリエーテルポリオール樹脂が、テトラ
    ヒドロフラン可溶分のゲルパーミエイションクロマトグ
    ラフィーによって測定されるクロマトグラムでピークト
    ップ分子量(Mp)が3000以上、数平均分子量(M
    n)が2700以上であることを特徴とする請求項1記
    載の静電荷現像用トナー。
  3. 【請求項3】 テトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミ
    エイションクロマトグラフィーによって測定されるクロ
    マトグラムでピークトップ分子量(Mp)が7000以
    上、数平均分子量(Mn)が4500以上であり、Mw
    /Mnが2〜10の線状ポリエステル樹脂を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  4. 【請求項4】 酸変性ワックスの酸価が5〜65KOHmg/
    gであり、軟化点が105〜150℃であることを特徴
    とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  5. 【請求項5】 BET比表面積が100m2/g以上の
    無機微粒子とBET比表面積が60m2/g以下の無機
    微粒子とをトナー粒子の表面に付着してなることを特徴
    とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  6. 【請求項6】 湿式法により平均粒子径が0.7μm以
    下に粉砕された荷電制御剤が、トナー粒子表面に固着さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用
    トナー。
  7. 【請求項7】 現像スリーブが金属製である非磁性一成
    分現像方法に用いることを特徴とする請求項1記載の静
    電荷現像用トナー。
  8. 【請求項8】 現像スリーブが金属製以外の弾性を有す
    る物質からなる非磁性一成分現像方法に用いることを特
    徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009122173A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Ricoh Co Ltd トナーの製造方法並びにトナー

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