JP2002061761A - 逆止弁のカウンターウェイト機構 - Google Patents

逆止弁のカウンターウェイト機構

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JP2002061761A
JP2002061761A JP2000246575A JP2000246575A JP2002061761A JP 2002061761 A JP2002061761 A JP 2002061761A JP 2000246575 A JP2000246575 A JP 2000246575A JP 2000246575 A JP2000246575 A JP 2000246575A JP 2002061761 A JP2002061761 A JP 2002061761A
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JP
Japan
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valve
valve body
arm
counterweight
axis
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Application number
JP2000246575A
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English (en)
Inventor
Katsu Morimura
克 森村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正方向の被制御流体に対して弁体が容易に開
動し、かつ逆方向に少流量の流体が流れる場合において
弁体が容易に閉動することができる逆止弁のカウンター
ウェイト機構を提供する。 【解決手段】 弁箱11の内部に水平な弁棒13の軸心
回りに回動して全閉位置と全開位置とにわたって揺動す
る弁体12を設け、弁棒13の軸心回りで弁棒13と一
体に揺動するアーム14を、弁体12が全閉する状態に
おいて鉛直方向に対して弁体12の閉動方向へ所定角度
に傾斜して設け、アーム14の一端にその軸心回りに揺
動するカウンターウェイト15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、逆止弁のカウンタ
ーウェイト機構に関し、下水処理場、浄水場等において
ポンプ、ブロアの吐出側に設置する逆止弁の技術に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の逆止弁としては、図4に示すも
のがある。図4において弁箱1の内部にはポート2を開
閉する弁体3を水平な支軸4の軸心回りに回転自在に設
けており、ポート2の内周面に形成した弁座5には弁体
3に水密に当接する弁座シート6を配置している。支軸
4の一端側にはウェイトレバー7を設け、ウェイトレバ
ー7にカウンターウェイト8を設けている。
【0003】この構成によれば、弁体3には支軸4の軸
心回りにおいて弁体3の自重による閉方向モーメントと
カウンターウェイト8による開方向モーメントが作用し
ている。この閉方向モーメントは開方向モーメントより
大きいので、管路に水流が流れない状態においては弁体
3が閉栓状態を維持し、水流によって双方のモーメント
の差分以上の力を受けると弁体3は容易に開動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、弁体3が小流量の水流によって開動す
るためには、カウンターウェイト8による開方向モーメ
ントを大きく設定すれば良いが、開方向モーメントを大
きくするほどに閉動の動作が緩速となって閉まり難くな
り、逆方向の水流が少流量で流れた時に閉動作のタイミ
ングがずれて逆止機能が阻害され、止水面圧が小さくな
って漏水する問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
正方向の被制御流体に対して弁体が容易に開動し、かつ
逆方向に少流量の流体が流れる場合において弁体が容易
に閉動することができる逆止弁のカウンターウェイト機
構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の逆止弁のカウンターウェイト機構は、弁箱
内に水平な弁棒の軸心回りに回動して全閉位置と全開位
置とにわたって揺動する弁体を設け、弁棒の軸心回りで
弁棒と一体に揺動するアームを、弁体が全閉する状態に
おいて鉛直方向に対して弁体の閉動方向へ所定角度に傾
斜して設け、アームの一端にその軸心回りに揺動するカ
ウンターウェイトを設けたものである。
【0007】上記した構成により、弁体の全閉状態にお
いてアームは鉛直方向に対して弁体の閉動方向へ所定角
度に傾斜する姿勢となり、アームに設けたカウンターウ
ェイトは弁体の閉動方向へ揺動した姿勢となる。このた
め、弁棒の軸心回りには弁体の自重による閉方向モーメ
ントと、アームとカウンターウェイトの自重による閉方
向モーメントが作用する。
【0008】弁体は被制御流体が正方向流で流れ込むと
全閉位置から全開位置に向けて揺動し、弁体の揺動に伴
ってアームが揺動し、弁体が一定開度以上に開くとアー
ムが鉛直方向に対して弁体の開動方向へ傾斜する姿勢と
なり、アームに設けたカウンターウェイトが弁体の開動
方向へ揺動する。このカウンターウェイトの反転によっ
てアームとカウンターウェイトの自重によるモーメント
が急激に反転して開動方向に作用し、弁棒の軸心回りお
いて弁体の自重による閉方向モーメントに対向する。よ
って正方向流による弁体の開動が容易に行なえ、被制御
流体の流量が少流量であっても弁体の円滑な作動を確保
できる。
【0009】被制御流体の正方向流が止まると、弁体は
アームとカウンターウェイトの自重による開方向モーメ
ントと弁体の自重による閉方向モーメントとの差分の力
で閉動し、弁体の揺動に伴ってアームが揺動し、弁体が
一定開度以下に閉じるとアームが鉛直方向に対して弁体
の閉動方向へ傾斜する姿勢となり、アームに設けたカウ
ンターウェイトが弁体の閉動方向へ反転して揺動する。
このカウンターウェイトの反転によってアームとカウン
ターウェイトの自重によるモーメントが急激に反転して
閉動方向に作用し、弁棒の軸心回りにおいて弁体の自重
によるモーメントと、アームとカウンターウェイトの自
重によるモーメントとが共に閉動方向へ作用し、速やか
に弁体が閉動して所定の止水面圧の発生によって確実な
止水性を発揮できる。
【0010】したがって、被制御流体の正方向流が止ま
り、被制御流体が逆方向に少流量で流れる場合にあって
も弁体が全閉付近において迅速に閉動することで、逆止
弁としての逆止機能を確実に発揮できる。
【0011】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図3において、弁箱11の内部に
は弁箱内流路のポート11aを開閉する弁体12を配置
している。弁体12は水平な弁棒13の軸心回りに回動
自在に設けており、鉛直方向に対して所定角度に傾斜す
る全閉位置から弁箱11のストッパー11bに当接する
全開位置との間で揺動する。
【0012】弁箱11は弁棒13を回転自在に支承して
おり、弁体12と一体に揺動する弁棒13の一端にアー
ム14を設けている。アーム14は弁棒13と一体に揺
動し、弁体12が全閉する状態において鉛直方向に対し
て弁体12の閉動方向へ所定角度に傾斜しており、アー
ム14の一端にはその軸心回りに揺動するカウンターウ
ェイト15を設けている。弁棒13にはカウンターウェ
イト15を所定位置で受け止める回止部16、16を設
けており、双方の回止部16、16の間においてカウン
ターウェイト15が弁棒13の軸心回りに揺動する。
【0013】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁体12の全閉状態においてアーム14は鉛直方向
に対して弁体12の閉動方向へ所定角度に傾斜する姿勢
となり、アーム14に設けたカウンターウェイト15は
弁体12の閉動方向へ揺動し、一方の回止部16に係合
する姿勢となる。このため、弁棒13の軸心回りには弁
体12の自重による閉方向モーメントと、アーム14と
カウンターウェイト15の自重による閉方向モーメント
が作用する。
【0014】弁体12は被制御流体が正方向流で流れ込
むと全閉位置から全開位置に向けて揺動する。弁体12
の揺動に伴ってアーム14が揺動し、弁体12が一定開
度以上に開くとアーム14が鉛直方向に対して弁体12
の開動方向へ傾斜する姿勢となり、アーム14に設けた
カウンターウェイト15が弁体12の開動方向へ揺動
し、他方の回止部16に係合する姿勢となる。このカウ
ンターウェイト15の反転によって、アーム14とカウ
ンターウェイト15の自重によるモーメントが急激に反
転して開動方向に作用し、弁棒13の軸心回りおいて弁
体12の自重による閉方向モーメントに対向する。よっ
て正方向流による弁体12の開動が容易に行なえ、被制
御流体の流量が少流量であっても弁体12の円滑な作動
を確保できる。
【0015】被制御流体の正方向流が止まると、弁体1
2はアーム14とカウンターウェイト15の自重による
開方向モーメントと弁体12の自重による閉方向モーメ
ントとの差分の力で閉動する。弁体12の揺動に伴って
アーム14が揺動し、弁体12が一定開度以下に閉じる
と、アーム14が鉛直方向に対して弁体12の閉動方向
へ傾斜する姿勢となり、アーム14に設けたカウンター
ウェイト15が弁体12の閉動方向へ反転して揺動す
る。
【0016】このカウンターウェイト15の反転によっ
て、アーム14とカウンターウェイト15の自重による
モーメントが急激に反転して閉動方向に作用し、弁棒1
3の軸心回りにおいて弁体12の自重によるモーメント
と、アーム14とカウンターウェイト15の自重による
モーメントとが共に閉動方向へ作用し、速やかに弁体1
2が閉動して所定の止水面圧の発生によって確実な止水
性を発揮できる。
【0017】したがって、被制御流体の正方向流が止ま
り、被制御流体が逆方向に少流量で流れる場合にあって
も弁体12が全閉付近において迅速に閉動することで、
逆止弁としての逆止機能を確実に発揮できる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、弁体
の所定開度を境としてアームの姿勢が弁体の閉動方向に
傾斜する姿勢と弁体の開動方向に傾斜する姿勢とに変わ
ることでカウンターウェイトが反転して揺動し、このカ
ウンターウェイトの反転によってアームとカウンターウ
ェイトの自重によるモーメントが急激に反転して反対方
向に作用するので、被制御流体の少流量の正方向流に対
しても弁体が容易に開動し、閉動時には速やかに弁体が
閉動して所定の止水面圧の発生によって確実な止水性を
発揮でき、被制御流体が逆方向に少流量で流れる場合に
あっても弁体が全閉付近において迅速に閉動すること
で、逆止弁としての逆止機能を確実に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す逆止弁の全体断面図
である。
【図2】同逆止弁のカウンターウェイトの正面図であ
る。
【図3】同逆止弁のカウンターウェイトの平面図であ
る。
【図4】従来の逆止弁の全体断面図である。
【符号の説明】
11 弁箱 11a ポート 11b ストッパー 12 弁体 13 弁棒 14 アーム 15 カウンターウェイト 16 回止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に水平な弁棒の軸心回りに回動し
    て全閉位置と全開位置とにわたって揺動する弁体を設
    け、弁棒の軸心回りで弁棒と一体に揺動するアームを、
    弁体が全閉する状態において鉛直方向に対して弁体の閉
    動方向へ所定角度に傾斜して設け、アームの一端にその
    軸心回りに揺動するカウンターウェイトを設けたことを
    特徴とする逆止弁のカウンターウェイト機構。
JP2000246575A 2000-08-16 2000-08-16 逆止弁のカウンターウェイト機構 Pending JP2002061761A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2713084A1 (de) * 2012-09-28 2014-04-02 Enrichment Technology Deutschland GmbH Vakuum-Sicherheits-Verschlusssystem

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2713084A1 (de) * 2012-09-28 2014-04-02 Enrichment Technology Deutschland GmbH Vakuum-Sicherheits-Verschlusssystem
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