JP2001350392A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001350392A
JP2001350392A JP2000171237A JP2000171237A JP2001350392A JP 2001350392 A JP2001350392 A JP 2001350392A JP 2000171237 A JP2000171237 A JP 2000171237A JP 2000171237 A JP2000171237 A JP 2000171237A JP 2001350392 A JP2001350392 A JP 2001350392A
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JP
Japan
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unit
intermediate transfer
roller
belt
units
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Application number
JP2000171237A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamauchi
孝一 山内
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ユニットと中間転写ユニットとにおけ
る互いの位置関係を精度よく再現することの可能な印刷
装置を提供する。 【解決手段】 本印刷装置では、感光体ユニット3にお
ける感光体従動ローラ14の中心軸14aが、中間転写
ユニット6における転写ローラ21a・21bの略中間
部分に配置されている。従って、中間転写ユニット6か
ら感光体ユニット3に働く圧接力F1が、感光体ユニッ
ト3の挿入方向Wと垂直に、中心軸14aの中心に向か
って働くようになっている。さらに、ユニット3・6
は、中心軸14aを中心としてユニット3・6の全体が
回転することを防止するためのロック部材によって固定
されている。これにより、ユニット3・6を、互いの位
置関係をずらすことなく堅固に固定できるようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ユニットに
形成した画像を、中間転写ユニットを介してシートに転
写するように設定されている印刷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式の画像形成装置
(複写機,ファクシミリ装置,プリンター等;以下、単
にプリンターとする)は、感光体を中心にして、帯電
器,露光装置,現像装置,定着装置を備えている。帯電
装置は、感光体の表面を均一に帯電するものである。露
光装置は、帯電された感光体表面を画像情報に従って露
光し、静電潜像を形成するものである。現像装置は、こ
の静電潜像を現像してトナー像を生成するものである。
定着装置は、トナー像をシートに定着させるためのもの
である。
【0003】また、この種のプリンターにおいて、4色
(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のトナーを
用いてカラー画像を形成できるカラープリンターが開発
されている。このカラープリンターは、感光体と中間転
写体とを備えている。そして、各色に応じた4つのトナ
ー像を感光体上に生成し、これらのトナー像を中間転写
体に重ねて転写するようになっている。これにより、中
間転写体上に、カラーのトナー像が形成される。そし
て、このトナー像をシートに転写・定着するように設定
されている。
【0004】ところで、このようなカラープリンターに
おいて、感光体や中間転写体は消耗部材である。従っ
て、所定の時期毎に取り外して、点検や交換(保守作
業)を行う必要がある。このとき、感光体・中間転写体
をプリンター内に挿入(再挿入)することになるが、感
光体と中間転写体とを正確に装着し、これらの位置関係
を精度よく再現しなければ、画像形成を良好に行えなく
なる。
【0005】従って、従来では、感光体・中間転写体を
ユニット化するとともに、プリンター内に位置決め部材
を備えることで、これらの正確な装着を実現できるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、感光体と中
間転写体とを1つのユニットに構成した場合、以下に示
すような問題がある。すなわち、この場合には、感光体
と中間転写体との双方(ユニット全体)を同時に交換す
ることになる。しかしながら、これらの寿命は互いに異
なるため、一方の寿命の尽きた段階で、未だ使用できる
他方の部材を捨てることになり、カラープリンターの使
用コストを増加させてしまう。また、寿命の長い方に合
わせてユニットを交換するのでは、画像を良好に形成で
きないことは勿論である。
【0007】一方、感光体と中間転写体とを別々にユニ
ット化した場合には、上記のような交換時における経済
的な問題はない。しかしながら、2つのユニットにおけ
る互いの位置関係を正確に再現しなければならない。こ
れら消耗品の交換は、大型の複写機・プリンターでは、
保守点検を専門とするサービスマンが行うようになって
いる。しかしながら、小型のプリンターでは、ユーザー
自身によって交換を行う必要がある。従って、ユニット
の装着に困難が伴う場合には、画像形成品位の低下を招
くばかりか、最悪の場合には装置故障を引き起こしてし
まうという問題がある。
【0008】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るために成されたものである。そして、その目的は、感
光体ユニットと中間転写ユニットとにおける互いの位置
関係を精度よく再現することの可能な印刷装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる印刷装置(本印刷装置)は、互い
に接触するように配置された像形成ユニットおよび中間
転写ユニットを備え、像形成ユニットに形成した画像
を、両ユニットの接触部分において中間転写ユニットに
転写した後、中間転写ユニットに転写された画像を用い
て印刷を行うように設定されている印刷装置であって、
上記2つのユニットにおける一方のユニットが突起部を
有している一方、他方のユニットが係止溝を有する係止
片を備えており、係止片の係止溝に突起部を挿入するこ
とで、両ユニットを連結するように設定されており、さ
らに、両ユニットの接触部分において係止片を有するユ
ニットから突起部を有するユニットに働く圧接力の方向
と、上記の係止溝に対する突起部の挿入方向とのなす角
度が、90度以下に設定されていることを特徴としてい
る。
【0010】本印刷装置は、像形成体(感光体等)を備
えた像形成ユニットと、この像形成ユニットの画像をい
ったん保持しておくための中間転写体を備えた中間転写
ユニットとを有している。そして、これら両ユニットを
接触させて、像形成体の画像を中間転写体に転写し、さ
らに、中間転写体上の画像をシートに印刷(転写・定
着)するように設定されているものである。このような
印刷装置は、例えば、複数の像形成体を用いて複数の画
像を生成し、これらの画像を重ねてシートに印刷したい
ような場合に、好適に用いることが可能である。
【0011】また、本印刷装置では、上記2つのユニッ
トにおける一方のユニットに、突起部が形成されてい
る。また、他方のユニットに、係止溝を有する係止片が
備えられている。そして、これらのユニットを本印刷装
置に設置する際、係止片の係止溝に突起部を挿入するこ
とで、両ユニットを連結できるようになっている。
【0012】ところで、本印刷装置では、中間転写体に
画像を転写すべく両ユニットを接触させているため、接
触部分において、両ユニット間に圧接力が作用する。そ
こで、このような圧接力によるユニットの位置ずれを防
止するために、本印刷装置では、係止片を有するユニッ
トから突起部を有するユニットに働く圧接力の方向と、
上記の係止溝に対する突起部の挿入方向とのなす角度
を、90度以下に設定している。
【0013】すなわち、上記の両ユニット,接触部分,
係止片,突起部等の形成位置を調整することで、上記の
圧接力が、突起部の挿入方向と逆向き(両ユニットを離
す向き)に作用しないように設定されている。これによ
り、両ユニットを、互いの位置関係をずらすことなく堅
固に固定できるようになっている。
【0014】また、通常、像形成ユニットは、中間転写
ユニットよりも印刷装置に対して後に装着される。ま
た、突起部を有するユニットを、係止片を有するユニッ
トよりも後に装着する方が、両ユニットどうしの連結を
スムースに行える。このため、本印刷装置では、突起部
を有するユニットを像形成ユニットとする一方、係止片
を有するユニットを中間転写ユニットとすることが好ま
しい。
【0015】また、本印刷装置における像形成ユニット
は、画像を形成するための像形成体としての像形成ベル
トと、この像形成ベルトを張架して回転させるためのロ
ーラ対とをフレーム等に固定することで構成できる。同
様に、中間転写ユニットは、画像を保持するための中間
転写体としての中間転写ベルトと、この中間転写ベルト
を張架して回転させるためのローラ対とをフレーム等に
固定することで構成できる。
【0016】また、この場合には、上記の突起部とし
て、像形成ユニットのローラ対における一方のローラの
中心軸を用いることが好ましい。また、係止溝を有する
係止片は、中間転写ユニットのフレームに形成すること
が好ましい。このようにすれば、突起部および係止片を
容易に形成できる。なお、像形成ユニットにおいて、中
心軸を突起部として利用するローラ(以下、固定ローラ
と称する)としては、中心軸の回転しない従動ローラを
用いることが好ましい。
【0017】また、上記の構成では、両ユニットの接触
部分において、中間転写ユニットの中間転写ベルトが、
像形成ユニットの固定ローラに像形成ベルトを押しつけ
るように設定されていることが好ましい。この構成で
は、両ユニットの連結部位である像形成ユニットの突起
部を、ユニット間の接触部分と隣接させられる。これに
より、接触部分の安定を図ることができ、像形成ベルト
から中間転写ベルトへの画像転写を良好に行える。
【0018】また、この構成では、両ユニットの接触部
分において、中間転写ベルトを像形成ベルトに押しつけ
る圧接部を備えていることが好ましい。これにより、両
ベルトどうしを確実に接触させられるので、像形成ベル
トから中間転写ベルトへの画像転写をより良好に行え
る。
【0019】また、この圧接部は、両ユニットの接触部
分を挟んで中間転写ベルトを支持する圧接ローラ対から
構成できる。また、この場合には、圧接ローラ対におけ
る2つのローラを結ぶ線が、係止溝に対する突起部の挿
入方向と略平行となっていることが好ましい。このよう
にすれば、中間転写ベルトの回転を妨げることなく、圧
接を行える。
【0020】そして、この場合には、圧接ローラ対の略
中間部分を、上記の係止溝に対する突起部の挿入方向に
おいて、突起部(ユニットの接触部分)と同様の位置、
あるいは、突起部より上流側に位置させることが好まし
い(係止溝の挿入口側を上流側、係止溝の奥側を下流側
とする)。
【0021】この構成では、中間転写ベルトは、圧接ロ
ーラ対に端部を固定された弦と同様に作用する。従っ
て、中間転写ベルトからの圧接力(中間転写ユニットか
らの圧接力)の方向は、圧接ローラ対の中間部分と突起
部(接触部分)との位置関係(係止溝に対する突起部の
挿入方向に沿った位置の関係)に依存する。すなわち、
圧接ローラ対の中間部分が突起部(接触部分)より下流
側に位置している場合には、圧接力に、突起部を上流側
に移動させようとする成分(突起部の挿入方向と反対向
きの成分)が生じるため、好ましくない。
【0022】一方、上記の構成のように、圧接ローラ対
の中間部分が突起部(接触部分)と同様の位置、あるい
は、上流側に位置している場合には、突起部を上流側に
移動させようとする成分が生じない。これにより、両ユ
ニットを、互いの位置関係をずらすことなく堅固に固定
することが可能となる。
【0023】また、上記の圧接部として、両ユニットの
接触部分において、中間転写ベルトを支持する圧接ロー
ラを用いてもよい。また、この場合には、突起部の挿入
方向において、圧接ローラを、突起部(接触部分)と同
様の位置、あるいは、突起部(接触部分)より上流側に
位置させることが好ましい。
【0024】すなわち、圧接ローラが突起部(接触部
分)より下流側に位置している場合には、圧接力に、突
起部を上流側に移動させようとする成分(突起部の挿入
方向と反対向きの成分)が生じるため、好ましくない。
一方、上記の構成のように、圧接ローラが突起部(接触
部分)と同様の位置、あるいは、上流側に位置している
場合には、突起部を上流側に移動させようとする成分が
生じない。これにより、両ユニットを、互いの位置関係
をずらすことなく堅固に固定することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の第1の
実施形態について説明する。図2は、本実施の形態にか
かるカラープリンター(本プリンター)の構成を示す説
明図である。本プリンターは、外部から伝達された画像
データに応じて、所定の記録用紙(シート)に対してカ
ラー画像を形成するものである。そして、図2に示すよ
うに、光学ユニット1,現像部2,感光体ユニット3,
中間転写ユニット6,第2クリーナユニット7,定着ユ
ニット8と、用紙搬送路L,給紙トレイ9および排紙ト
レイ10とを有している。
【0026】感光体ユニット(像形成ユニット)3は、
本プリンターのほぼ中心部に配置(装着)されており、
感光体ベルト13,感光体従動ローラ14,感光体駆動
ローラ15,帯電器4および第1クリーナユニット5を
備えている。
【0027】感光体ベルト13は、無端ベルト形状を有
する、本プリンターにおける静電潜像担持体である。ロ
ーラ14・15は、感光体ベルト13を張架し、矢印A
方向に回転駆動させるものである。帯電器4は、感光体
ベルト13の表面を所定の電位に均一に帯電させるため
の、チャージャー型の帯電器である。第1クリーナユニ
ット5は、現像・画像転写後における感光体ベルト13
の表面に残留したトナーを、除去・回収するものであ
る。なお、感光体ユニット3の構成については、後に詳
細に説明する。
【0028】光学ユニット1は、レーザー照射部11お
よび反射ミラー12を備えた、本プリンターにおけるレ
ーザースキャニングユニット(LSU)である。そし
て、帯電された感光体ベルト13をレーザー光によって
露光することにより、その表面に、画像データに応じた
静電潜像を形成する機能を有するものである。なお、本
プリンターにおいて扱われる画像データは、ブラック
(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、光学ユニット1は、感光体ベルト13に、各色
に応じた4種類の潜像を順次的に形成するように設定さ
れている。
【0029】現像部2は、感光体ベルト13に形成され
た静電潜像を現像してトナー像を生成するものである。
そして、図2に示すように、現像器16a〜16dから
なる現像器ユニット16と、離接カム17a〜17dを
備えたカムユニット17とを有している。
【0030】現像器16a〜16dは、感光体ベルト1
3に接離可能に設けられている。そして、感光体ベルト
13に接触することによって、感光体ベルト13上の潜
像をそれぞれK,C,M,Yのトナーによって現像し、
感光体ベルト13上にトナー像を生成する機能を有して
いる。
【0031】離接カム17a〜17dは、現像器16a
〜16dにおける感光体ベルト13への接触状態を制御
するものである。すなわち、離接カム17a〜17d
は、感光体ベルト13上の潜像に設定されている色に応
じて、現像器16a〜16dのいずれかを選択し、感光
体ベルト13に接触させるようになっている。なお、カ
ムユニット17は、K点を中心に回動するように設けら
れているが、この点については後述する。
【0032】感光体ユニット3の下方に配置されている
中間転写ユニット6は、転写ベルト駆動ローラ18,転
写ベルトテンションローラ19,中間転写ベルト20,
転写ローラ21a・21bを備えている。ローラ18・
19は、中間転写ベルト20を張架し、矢印B方向に回
転駆動させるものである。転写ローラ21a・21b
は、感光体ベルト13のトナー像を、中間転写ベルト2
0に転写するものである。
【0033】中間転写ベルト20は、感光体ベルト13
に接触するように設けられている、本プリンターにおけ
る中間転写体である。そして、感光体ベルト13に形成
された各色のトナー像を順次的に重ねて転写することに
よって、カラーのトナー像(多色トナー像)を一時的に
保持する機能を有している。
【0034】また、中間転写ベルト20に転写されずに
感光体ベルト13の表面に残留したトナーは、感光体ユ
ニット3の上部に設けられた第1クリーナユニット5に
よって除去・回収されるように設定されている。なお、
中間転写ユニット6の詳細な構成については後述する。
【0035】給紙トレイ9は、印刷に使用するシート
(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本プ
リンターの外壁に設けられている。また、本プリンター
の上部に設けられている排紙トレイ10は、印刷済みの
シートを載置するためのトレイである。また、本プリン
ターには、給紙トレイ9のシートを中間転写ユニット6
や定着ユニット8を経由させて排紙トレイ10に送るた
めの、用紙搬送路Lが設けられている。さらに、これら
トレイ9・10および用紙搬送路Lの近傍には、ピック
アップローラ22,レジストローラ23,シート転写ロ
ーラ24,定着ユニット8,搬送ローラ25が配されて
いる。
【0036】搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・
補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Lに
沿って複数設けられている。ピックアップローラ22
は、給紙トレイ9の後端部に備えられ、給紙トレイ9か
ら、シートを1枚毎に用紙搬送路Lに供給する呼び込み
ローラである。
【0037】また、ピックアップローラ22とレジスト
ローラ23との間には、レジスト前検知スイッチ(図示
せず)が設けられている。このレジスト前検知スイッチ
は、用紙搬送路Lに向けて搬送されているシートが所定
の位置を通過したことを検知し、規定の検知信号を出力
するためのものである。
【0038】レジストローラ23は、用紙搬送路Lを搬
送されているシートをいったん保持するものである。そ
して、中間転写ベルト20上の多色トナー像をシートに
良好に転写できるように、中間転写ベルト20の回転に
あわせて、シートをシート転写ローラ24にタイミング
よく搬送する機能を有している。
【0039】すなわち、レジストローラ23は、レジス
ト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、中間
転写ベルト20上の多色トナー像の先端をシートにおけ
る印刷範囲の先端に押し付けるように、シートを搬送す
るように設定されている。
【0040】シート転写ローラ24は、中間転写ベルト
20とともにシートを挟み込んで回転するように設定さ
れている。そして、図示しない高圧電源の電力を用い
て、中間転写ベルト20の多色トナー像を、シートに転
写するものである。
【0041】また、シートに転写されずに中間転写ベル
ト20の表面に残留したトナーは、中間転写ユニット6
の側部に設けられた第2クリーナユニット7によって除
去・回収されるように設定されている。なお、この第2
クリーナユニット7は、中間転写ユニット6(中間転写
ベルト20)に対して、離接可能となるように設けられ
ている。
【0042】定着ユニット8は、ヒートローラ31,駆
動ローラ32,従動ローラ33を備えている。ヒートロ
ーラ31および従動ローラ33は、駆動ローラ32の駆
動力により、シートを挟んで回転するようになってい
る。また、ヒートローラ31は、所定の定着温度となる
ように設定されており、従動ローラ33とともにシート
を熱圧着することにより、シートに転写された多色トナ
ー像を溶融・圧接し、シートに対して熱定着させる機能
を有している。
【0043】なお、多色トナー像の定着後のシートは、
搬送ローラ25…によって用紙搬送路Lを搬送され、離
接カム17a〜17dの背面側を通過して、反転された
状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ1
0上に排出されるようになっている。
【0044】次に、上記した感光体ユニット3と中間転
写ユニット6との詳細な構成について説明する。図3
は、ユニット3・6の構成を詳細に示す説明図である。
この図に示すように、感光体ユニット3および中間転写
ユニット6は、感光体ベルト13における感光体従動ロ
ーラ14に張架されている部位と、中間転写ベルト20
とが、接触部分Pで当接するように配置されている。
【0045】すなわち、両ユニット3・6は、この接触
部分Pにおいて、中間転写ベルト20が感光体従動ロー
ラ14に感光体ベルト13を押しつけるように、それぞ
れ配置されている。そして、本プリンターは、この接触
部分Pにおいて、感光体ベルト13に形成された各色の
トナー像が中間転写ベルト20に転写されるように設定
されている。また、この接触部分Pでは、両ユニット3
・6間に、後述する圧接力が作用するようになってい
る。
【0046】図3に示すように、感光体ユニット3は、
上記した帯電器4,第1クリーナユニット5,感光体従
動ローラ14および感光体駆動ローラ15と、テンショ
ンローラ42および補助ローラ43とが、フレーム41
に固定されている構成である。また、感光体ユニット3
における各ローラ14・15・42・43は、フレーム
41上で回転可能に軸支されている。
【0047】テンションローラ42は、ローラ14・1
5に張架されている感光体ベルト13の張力(テンショ
ン)を一定値に保つためのものである。また、補助ロー
ラ43は、感光体ベルト13の回転を円滑化するための
ものである。
【0048】感光体駆動ローラ15は、図示しないモー
ターの駆動力により回転軸15aとともに回転し、感光
体ベルト13をA方向に回転駆動するように設定されて
いる。一方、感光体従動ローラ14は、感光体ベルト1
3とともに、中心軸14aを中心に回転するようになっ
ている。これにより、感光体ベルト13は、感光体駆動
ローラ15の回転に応じて、スリップすることなく円滑
に回転するようになっている。
【0049】また、図3に示すように、中間転写ユニッ
ト6は、上記した転写ベルト駆動ローラ18,転写ベル
トテンションローラ19,中間転写ベルト20,転写ロ
ーラ21a・21bが、フレーム51に固定されている
構成である。また、中間転写ユニット6における各ロー
ラ18・19・21a・21bは、フレーム51上で回
転可能に軸支されている。
【0050】転写ローラ(圧接部;圧接ローラ対)21
a・21bは、直径8〜10mmの金属(例えばステン
レス)ローラである。中間転写ベルト20の内側(裏
側)における、接触部分Pの前後のほぼ等しい位置に、
10〜60mmの間隔をおいて設けられている。また、
これら転写ローラ21a・21bには、高圧電源53よ
り、トナー像の帯電極性(負)と逆極性(正)の高電圧
が印加されている。そして、この高電圧を用いて、感光
体ベルト13のトナー像を中間転写ベルト20に転写す
るように設定されている。
【0051】中間転写ベルト20は、100μmの厚さ
を有する、ポリカーボネート製のフィルムからなる無端
ベルトであり、転写ベルト駆動ローラ18,転写ベルト
テンションローラ19および転写ローラ21a・21b
によって張架(支持)されている。
【0052】転写ベルト駆動ローラ18は、図示しない
モーターの駆動力により回転軸18aとともに回転し、
中間転写ベルト20をB方向に回転駆動するように設定
されている。一方、転写ベルトテンションローラ19
は、中間転写ベルト20とともに、中心軸19aを中心
に回転するようになっている。これにより、中間転写ベ
ルト20は、転写ベルト駆動ローラ18の回転に応じ
て、スリップすることなく円滑に回転するようになって
いる。
【0053】また、中間転写ベルト20には、転写ベル
トテンションローラ19および転写ローラ21a・21
bによって所定の転写テンションが与えられている。こ
のテンションにより、中間転写ベルト20は、ベルト1
3・20の接触部分Pにおいて、感光体ベルト13(感
光体従動ローラ14の中心)に対して、100〜300
gの圧接力で接するようになっている。
【0054】次に、感光体ユニット3と中間転写ユニッ
ト6との接続状態について説明する。上記したように、
感光体ユニット3と中間転写ユニット6とは、接触部分
Pにおいて、感光体ベルト13と中間転写ベルト20と
を互いに当接させるように(中間転写ベルト20が感光
体従動ローラ14に感光体ベルト13を押しつけるよう
に)位置している。
【0055】図4は、本プリンターから取り外した状態
の中間転写ユニット6を示す説明図である。この図に示
すように、中間転写ユニット6におけるフレーム51の
側部には、U字型の係止溝(凹所)Hを有する係止片5
2が設けられている。そして、図3に示すように、係止
片52は、感光体従動ローラ14における中心軸(突起
物)14aに、係止溝Hを係止させるように設けられて
いる。
【0056】係止片52における係止溝Hは、互いに平
行で、同一の長さを有する側壁h1・h2と、これら側
壁h1・h2の端部に形成された、半円形の底部hとを
有している。また、側壁h1・h2は、転写ローラ21
a・21b間を結ぶ線と平行な方向に延びている。さら
に、これら側壁h1・h2間の距離(係止溝Hの幅)
は、中心軸14aの太さとほぼ同一の長さに設定されて
いる。また、係止溝Hの底部hは、中心軸14aと隙間
なく密着できるように、中心軸14aの外周と同様の形
状(半径)を有している。
【0057】そして、係止片52は、中心軸14aを係
止溝Hに係止したときに、中心軸14aの中心が、転写
ローラ21a・21bの略中間部に配置されるように設
けられている。従って、感光体ベルト13と中間転写ベ
ルト20との接触部分Pは、転写ローラ21a・21b
の略中間部に位置するようになっている。なお、上記し
た中心軸14aにおける中心の位置とは、側壁h1・h
2の延びる方向に沿った位置、すなわち、感光体ユニッ
ト3の挿入方向に沿った位置のことである。また、感光
体ユニット3の挿入方向は、転写ローラ21a・21b
を結ぶ線と平行な方向である。
【0058】さらに、転写ローラ21a・21b間の中
間転写ベルト20は、転写ローラ21a・21bに端部
を固定された弦と同様に作用する。従って、図1に示す
ように、中間転写ベルト20のテンションに起因する圧
接力F1(中間転写ユニット6から感光体ユニット3に
働く圧接力F1)は、接触部分Pにおいて、転写ローラ
21a・21bを結ぶ直線と垂直な方向から、感光体従
動ローラ14の中心軸14aに向かって働くようになっ
ている。
【0059】すなわち、本プリンターでは、この圧接力
F1が、感光体従動ローラ14の中心軸14aに対し、
感光体ユニット3の挿入方向W(係止溝Hにおける2つ
の側壁h1の延びる方向)と垂直に、中心軸14aを側
壁h1に押しつけるように働くように設定されている。
【0060】また、ユニット3・6は、中心軸14aを
中心としてユニット3・6の全体が回転することを防止
するためのロック部材(図示せず)によって、本プリン
ターに固定されている。次に、ユニット3・6の着脱に
ついて説明する。本プリンターにおける各ユニットに対
して点検・交換等を行う際には、図5に示すように、K
点を中心としてカムユニット17を外側に回動するよう
になっている。これにより、各ユニットを、現像器ユニ
ット16,感光体ユニット3,中間転写ユニット6の順
に、本プリンターから取り外すことが可能となる。
【0061】また、各ユニットを本プリンターに再装着
するときには、同様にカムユニット17を回動させる。
そして、まず、中間転写ユニット6を本プリンターに装
着する。そして、図6に示すように、中間転写ユニット
6における係止片52の係止溝Hに中心軸14aを係止
させるように、感光体ユニット3を本プリンターに取り
付ける。その後、現像器ユニット16の装着を行うこと
となる。
【0062】以上のように、本プリンターでは、感光体
ユニット3における感光体従動ローラ14の中心軸14
aが、転写ローラ21a・21bの略中間部に配置され
るように設定されている。従って、感光体ベルト13と
中間転写ベルト20との接触部分Pが、転写ローラ21
a・21bの略中間部に位置している。
【0063】このため、中間転写ユニット6から感光体
ユニット3に働く圧接力F1(図1参照)が、係止溝H
における2つの側壁h1の延びる方向、すなわち、感光
体ユニット3の挿入方向Wと垂直に、中心軸14aを側
壁h1に押しつけるように働くように設定されている。
【0064】また、ユニット3・6は、中心軸14aを
中心としてユニット3・6の全体が回転することを防止
するためのロック部材(図示せず)によって、本プリン
ターに固定されている。これにより、本プリンターで
は、ユニット3・6を、互いの位置関係をずらすことな
く堅固に固定できるようになっている。
【0065】すなわち、感光体ユニット3と中間転写ユ
ニット6とを本プリンターに固定したときに、中心軸1
4aが転写ローラ21a・21bの中心より転写ローラ
21a側(挿入方向Wの下流側)に位置する場合、感光
体ベルト13と中間転写ベルト20との接触部分Pも、
転写ローラ21a側に位置する。
【0066】また、上記したように、転写ローラ21a
・21b間の中間転写ベルト20は、転写ローラ21a
・21bに端部を固定された弦と同様に作用する。この
ため、転写ローラ21a側に接触部分Pが位置している
場合には、中間転写ベルト20のテンションに起因する
圧接力(中間転写ユニット6から感光体ユニット3に働
く圧接力)の方向と、感光体ユニット3の挿入方向Wと
のなす角度は、90度より大きくなる。従って、感光体
ユニット3に対する圧接力は、感光体ユニット3の挿入
方向Wと反対向きの成分(感光体ユニット3を取り外す
方向の成分;中心軸14aを係止溝Hの底部hから離す
成分)を有するようになり、ユニット3・6を安定して
固定させられない。
【0067】一方、本プリンターのように、中心軸14
aが転写ローラ21a・21bの中間部に配置される場
合には、感光体ベルト13と中間転写ベルト20との接
触部分Pも、転写ローラ21a・21bの中間部に位置
する。従って、中間転写ユニット6から感光体ユニット
3に働く圧接力F1(図1参照)と感光体ユニット3の
挿入方向Wとのなす角度は90度となる。このため、圧
接力F1が感光体ユニット3を取り外す方向の成分を持
たないので、ユニット3・6を、互いの位置関係をずら
すことなく堅固に固定できる。
【0068】なお、中心軸14aが、転写ローラ21a
・21bの中心より転写ローラ21b側(挿入方向Wの
上流側)に配置される場合には、感光体ベルト13と中
間転写ベルト20との接触部分Pも、転写ローラ21b
側に位置する。従って、中間転写ユニット6から感光体
ユニット3に働く圧接力と、感光体ユニット3の挿入方
向Wとのなす角度は、90度より小さくなる。
【0069】このため、感光体ユニット3に対する圧接
力は、感光体ユニット3の挿入方向Wと同じ向きの成分
(中心軸14aを係止溝Hの底部hに押しつける成分)
を有するようになる。従って、中心軸14aを転写ロー
ラ21a・21bの中心に配置する場合と同様に、ユニ
ット3・6を、互いの位置関係をずらすことなく堅固に
固定できる。
【0070】従って、本プリンターでは、感光体ユニッ
ト3における感光体従動ローラ14の中心軸14aを係
止溝Hに係止したときに、中心軸14aの中心が、転写
ローラ21a・21bの略中間部、あるいは、略中間部
より転写ローラ21b側(挿入方向Wの上流側)に配置
されるように、中間転写ユニット6の係止片52を設け
るように設定することが好ましいといえる。すなわち、
本プリンターでは、中間転写ユニット6から感光体ユニ
ット3に働く圧接力と、感光体ユニット3の挿入方向W
とのなす角度を90度以下とするように、係止片52
(あるいは中心軸14a)の設置位置を調整することが
好ましい。
【0071】〔実施の形態2〕本発明の第2の実施形態
について説明する。なお、本実施の形態では、上記した
実施の形態1に示した部材と同一の機能を有する部材に
は同一の符号を付し、その説明を省略している。
【0072】本実施の形態にかかるカラープリンター
(本プリンター)は、実施の形態1に示したカラープリ
ンターの構成において、図7に示すように、転写ローラ
21a・21bに代えて、従動ローラ61a・61bを
備えている。さらに、本プリンターは、両ユニット3・
6の接触部分Pにおいて、中間転写ベルト20を感光体
ベルト13に圧接するための圧接転写ローラ(圧接部;
圧接ローラ)62を、中間転写ユニット6に有してい
る。
【0073】従動ローラ61a・61bは、中間転写ベ
ルト20の回転を補助するためのものである。圧接転写
ローラ62は、表面に導電性の弾性材(例えばEPD
M,発泡ウレタン等)を有する直径8〜10mmのロー
ラであり、図7に示すように、中間転写ベルト20の内
側(裏側)における従動ローラ61a・61bの中心部
位に設けられている。
【0074】また、この圧接転写ローラ62には、高圧
電源54より、トナー像の帯電極性(負)と逆極性
(正)の高電圧が印加されている。そして、この高電圧
を用いて、感光体ベルト13のトナー像を中間転写ベル
ト20に転写するように設定されている。
【0075】また、図7に示すように、圧接転写ローラ
62は、従動ローラ61a・61bの中心部分におい
て、中間転写ベルト20の裏側(内側)から、中間転写
ユニット6の挿入方向Wと垂直な方向に、500〜10
00gの圧接力F2を与えるように設定されている。
【0076】すなわち、本プリンターでは、中間転写ユ
ニット6から感光体ユニット3に働く圧接力F2が、圧
接転写ローラ62によって与えられるようになってい
る。そして、この圧接力F2は、従動ローラ61a・6
1bの中心部分から、中間転写ユニット6の挿入方向W
と垂直な方向に働くように設定されている。
【0077】さらに、本プリンターでは、実施の形態1
に示したカラープリンターと同様に、感光体ユニット3
における感光体従動ローラ14の中心軸14aが、従動
ローラ61a・61bの略中間部に配置されるようにな
っている。従って、上記の働く圧接力F2は、感光体ユ
ニット3の挿入方向Wと垂直な方向から、感光体従動ロ
ーラ14の中心軸14aに向かって働くようになってい
る。すなわち、本プリンターでは、この圧接力F2が、
感光体従動ローラ14の中心軸14aに対し、感光体ユ
ニット3の挿入方向Wと垂直に、中心軸14aを側壁h
1(図4参照)に押しつけるように働くように設定され
ている。
【0078】また、ユニット3・6は、中心軸14aを
中心としてユニット3・6の全体が回転することを防止
するためのロック部材(図示せず)によって、本プリン
ターに固定されている。これにより、本プリンターで
は、ユニット3・6を、互いの位置関係をずらすことな
く堅固に固定できるようになっている。
【0079】すなわち、図8および図9に示すように、
圧接転写ローラ62が、従動ローラ61a・61bの中
心より従動ローラ61a側(感光体ユニット3における
挿入方向Wの下流側;線分XのL側)に位置している場
合には、感光体ユニット3を安定して固定させることは
困難であるといえる。なお、これらの図における線分X
は、感光体ユニット3の挿入方向Wに垂直な、中心軸1
4aの中心を通る線分である。
【0080】すなわち、図8に示すように、圧接転写ロ
ーラ62の圧接力F2が中心軸14aの中心に向かって
いても、圧接転写ローラ62が線分XのL側に位置して
いる場合には、感光体ユニット3の挿入方向Wと圧接力
F2との角度θが90度より大きくなる。従って、圧接
力F2は、感光体ユニット3の挿入方向Wと反対向きの
成分F2a(感光体ユニット3を取り外す方向の成分;
中心軸14aを係止溝Hの底部h(図4参照)から離す
成分)を有するようになり、感光体ユニット3を安定し
て固定させられない。
【0081】また、図9に示すように、圧接転写ローラ
62の圧接力F2と、感光体ユニット3の挿入方向Wと
の角度θが90度であっても、圧接転写ローラ62が線
分XのL側に位置している場合には、圧接力F2によっ
て、感光体ユニット3に、中心軸14aの中心に向かう
分力F2bと、感光体ユニット3の挿入方向Wと反対向
の分力F2cとが作用する。このため、感光体ユニット
3を安定して固定させることは不可能である。
【0082】一方、本プリンターでは、圧接転写ローラ
62が従動ローラ61a・61bの中心に位置してお
り、さらに、圧接転写ローラ62の圧接力F2と感光体
ユニット3の挿入方向Wとの角度θが90度となってい
る。従って、感光体ユニット3に対し、挿入方向Wと反
対向きの力が作用しないため、ユニット3・6を、互い
の位置関係をずらすことなく堅固に固定できる。
【0083】なお、図10および図11に示すように、
圧接転写ローラ62が、従動ローラ61a・61bの中
心より従動ローラ61b側(感光体ユニット3における
挿入方向Wの上流側;線分XのR側)に位置している場
合には、ユニット3・6を、互いの位置関係をずらすこ
となく堅固に固定できるといえる。
【0084】すなわち、図10に示すように、圧接転写
ローラ62の圧接力F2が中心軸14aの中心に向かっ
ており、圧接転写ローラ62が線分XのR側に位置して
いる場合には、感光体ユニット3の挿入方向Wと圧接力
F2との角度θが90度より小さくなる。従って、圧接
力F2は、感光体ユニット3の挿入方向Wと同じ向きの
成分F2d(中心軸14aを係止溝Hの底部hに押しつ
ける成分)を有するようになる。従って、中心軸14a
を転写ローラ21a・21bの中心に配置する場合と同
様に、感光体ユニット3を安定して固定できる。
【0085】また、図11に示すように、圧接転写ロー
ラ62の圧接力F2と、感光体ユニット3の挿入方向W
との角度θが90度であって、圧接転写ローラ62が線
分XのR側に位置している場合には、圧接力F2によっ
て、感光体ユニット3に、中心軸14aの中心に向かう
分力F2bと、感光体ユニット3の挿入方向Wと同じ向
きの分力F2eとが作用する。従って、図10に示す場
合と同様に、感光体ユニット3を安定して固定させるこ
とが可能となる。
【0086】以上より、本プリンターでは、圧接転写ロ
ーラ62の設置位置(感光体ユニット3の挿入方向Wに
沿った位置)を、中心軸14aの中心に応じた位置であ
る従動ローラ61a・61bの中心、あるいは、中心よ
り従動ローラ61b側(感光体ユニット3における挿入
方向Wの上流側;線分XのR側)とすることが好ましい
といえる。
【0087】なお、実施の形態1・2では、係合部52
を中間転写ユニット6に設け、感光体ユニット3の中心
軸14aを係合部52の溝Hに挿入するとしている。し
かしながら、これに限らず、係合部52を感光体ユニッ
ト3に設け、中間転写ユニット6の中心軸19aを係合
部52の溝Hに挿入するようにしてもよい。
【0088】また、実施の形態1・2では、本印刷装置
に対して、中間転写ユニット6を先に、感光体ユニット
3を後に装着するとしている。しかしながら、これに限
らず、感光体ユニット3を先に、中間転写ユニット6を
後に装着するようにしてもよい。また、先に装着する方
のユニットに係合部52を設け、後に装着する方のユニ
ットにおけるローラの中心軸を、係合部52に装着する
ように設定することが好ましい。
【0089】また、実施の形態1・2では、圧接力F1
・F2の方向と、感光体ユニット3の挿入方向Wとが、
同一面内において働くようになっている。しかしなが
ら、これに限らず、圧接力F1・F2の方向と、感光体
ユニット3の挿入方向Wとが同一面内にない場合でも、
互いのなす角度が90度以下であれば、ユニット3・6
を安定して固定させることが可能である。
【0090】また、転写ローラ21a・21bの表面
に、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン
等)を設けるようにしてもよい。
【0091】また、本発明の印刷装置を、互いに接触す
るように配置された像形成ユニットおよび中間転写ユニ
ットを備え、像形成ユニットに形成した画像を、両ユニ
ットの接触部分において中間転写ユニットに転写した
後、中間転写ユニットに転写された画像を用いて印刷を
行うように設定されている印刷装置であって、上記2つ
のユニットにおける一方のユニットが突起部を有してい
る一方、他方のユニットが係止溝を有する係止片を備え
ており、係止片の係止溝に突起部を挿入することで、両
ユニットを連結するように設定されており、さらに、両
ユニットの接触部分において係止片を有するユニットか
ら突起部を有するユニットに働く圧接力が、上記の係止
溝に対する突起部の挿入方向と反対向きの成分を有する
ことを回避するように、上記突起部および係止片が配置
されている構成である、と表現することもできる。
【0092】また、本発明の印刷装置を、互いに接触す
るように配置された像形成ユニットおよび中間転写ユニ
ットを備え、像形成ユニットに形成した画像を、両ユニ
ットの接触部分において中間転写ユニットに転写した
後、中間転写ユニットに転写された画像を用いて印刷を
行うように設定されている印刷装置であって、上記2つ
のユニットにおける一方のユニットが突起部を有してい
る一方、他方のユニットが係止溝を有する係止片を備え
ており、係止片の係止溝に突起部を挿入することで、両
ユニットを連結するように設定されており、さらに、両
ユニットの接触部分において係止片を有するユニットか
ら突起部を有するユニットに働く圧接力が、上記の係止
溝に対する突起部の挿入方向と同一方向の成分を有して
いる構成である、と表現することもできる。
【0093】また、画像形成装置では、感光体と中間転
写体との位置関係が正確に装着されなければ、保守作業
や交換作業を行った後に良好な画像形成ができなくなっ
てしまうために、それぞれをユニット化し位置決め部材
を用いて正確な位置関係に装着できるようにしたり、一
体的な構造とし画像形成装置に対して着脱できるように
している。また、装着時にそれぞれのユニットの位置関
係が正確に行われなければ、画像形成品位の低下を招く
ばかりか、最悪の場合に故障してしまう等の問題がある
といえる。また、本発明の目的は、感光体ユニットと中
間転写ユニットとに分離して構成し、両ユニットの位置
関係を精度よくに保つ位置決め機構を提供することであ
ると表現することもできる。
【0094】また、本プリンターでは、感光体ベルト1
3が、ローラ14・15にて回転移動可能に支持されて
いるといえる。また、帯電器4、第1クリーナユニット
5、および中間転写ベルト20は、感光体ベルト13の
表面に対向して配置されているといえる。また、感光体
ベルト13における帯電器4の下流には、光ビーム照射
部があり、本プリンター上部に位置している光学ユニッ
ト1によりここへ光ビームが照射されて、感光体ベルト
13の面上に静電潜像が形成されるといえる。また、感
光体ベルト13における光ビーム照射部の下流には、光
学ユニット1に与えられる複数成分の色画像信号に応じ
て顕像化を行う複数色の現像器16a〜16dが、該感
光体ベルト13に対向して配置されている。これら現像
器16a〜16dは、感光体ベルト13とは反対側に配
置されている離接カム17a〜17dによって、各色成
分の画像の形成に応じて感光体ベルト5に当接したり離
間したりするようになっており、各色のトナー像が順次
形成される。
【0095】また、本プリンターでは、中間転写ベルト
20に対して、感光体ベルト13に形成された1色毎の
トナー像を順次重ねて転写していき、最終的に、中間転
写ベルト20上に多色のトナー像を形成してもよい。ま
た、本プリンターでは、ピックアップローラ22にピッ
クアップされたシートは、レジストローラ23により、
中間転写ベルト20上に形成されたトナー像とのタイミ
ングが合わせられて転写ポイント(すなわち、中間転写
ベルト20とこれに対向するシート転写ローラ24との
間)に搬送されるようにしてもよい。また、上記転写ポ
イントでは、中間転写ベルト20とシート転写ローラ2
4との間に挟み込まれたシートに対して、中間転写ベル
ト20上に形成された多色のトナー像が一括転写される
ようにしてもよい。
【0096】また、本プリンターでは、定着ユニット8
において、加熱および加圧によりシート上のトナーが溶
融および圧接され、カラー画像がシート上に定着される
ようにしてもよい。さらに、定着の完了したシートは、
用紙搬送路Lの後半であり、離接カム17a〜17dの
背面側に配置される反転排紙経路を通り、カラープリン
タの上部の排紙部に排紙されるようにしてもよい。
【0097】また、本プリンターでは、中間転写ベルト
20は、転写ベルト駆動ローラ18と転写ベルトテンシ
ョンローラ19および中間転写ユニット6のフレーム5
1に回転可能に軸支されている2本の転写ローラ21a
・21bにより支持され、転写ベルトテンションローラ
19の両端に設けられた転写テンションSPにより張ら
れ、すべり無く回転動作可能にすると共に、中間転写ベ
ルト20が感光体ベルト13に対して100〜300g
の圧接力が働くように設定されていてもよい。また、実
施の形態2に示した圧接転写ローラ21cを、両端の軸
受け支持部に圧接(SP)を設け中間転写ベルト20の
裏側より500〜1000gの押し圧力を与えるように
設定してもよい。
【0098】また、圧接転写ローラ62の圧接力(中間
転写ベルト20の張力により感光体ユニット3の受ける
力)が中心軸14aの中心に向かっていても、図8で
は、分力F2aにより位置決めが不安定となる。すなわ
ち、挿入方向Wに対して直角の線(線分X)を境に圧接
転写ローラ62の位置がL側では、分力がF2aのよう
に挿入方向Wと逆の方向に働くため不安定となる。ま
た、図10のように、挿入方向Wと鋭角の方向に圧接力
が働く場合(圧接転写ローラ62の位置がR側にある場
合)は位置決めが安定する。従って、感光体ユニット3
と中間転写ユニット6との接点部分の位置および挿入方
向と圧接力の働く方向により決まり、R側で鋭角の条件
がそろったときに位置決めが安定するといえる。
【0099】また、図9・図11は、圧接力F2の方向
が90度のときの当接部(圧接転写ローラ62における
感光体ユニット3に対する接触部分)の位置の違いによ
る状況を説明した図であるといえる。これらの図では、
分力F2c・F2eにより位置決めの安定性が決まる。
すなわち、図9のように、挿入方向に対して直角の線
(線分X)を境に圧接転写ローラ62の位置がL側で圧
接力がF2のように働く場合は、位置決めされる中心軸
にF2bで示す力が働き、分力がF2cのように挿入方
向Wと逆の方向に働くため位置決めが不安定となる。ま
た、図11のように、圧接転写ローラ62の位置がR側
では、分力F2eが挿入方向Wと同じ方向になり位置決
めが安定する。
【0100】また、本発明の画像形成装置(印刷装置)
は、以下の第1〜第5の画像形成装置として表現するこ
ともできる。すなわち、第1の画像形成装置は、画像形
成装置本体に着脱自在に設けられた中間転写ユニットと
像担持体ユニットとのうち先に装着されるユニットを形
成するフレーム部材に後から装着されるユニットに対す
る位置決め部を設け、先に装着されるユニットから後に
装着されるユニットに働く力の方向と、位置決め部に後
から装着するときの挿入方向との成す角度が90度以下
である構成である。これによれば、後から装着するユニ
ットに対して働く先に装着したユニットからの力によ
り、後から装着されるユニットが食込む方向(抜けない
方向)に押さえられ確実に位置決めされる。
【0101】また、第2の画像形成装置は、第1の画像
形成装置において、前記の先に装着するユニットを中間
転写ユニットとし、後から装着するユニットを像担持体
ユニットとした構成である。これによれば、中間転写ユ
ニットの中間転写体は、転写のために感光体ユニットの
感光体に対して押圧力を与えるため、この力により感光
体ユニットが中間転写ユニットに確実に位置決めされ
る。
【0102】また、第3の画像形成装置は、第1あるい
は第2の画像形成装置において、前記先に装着される中
間転写ユニットに設けた位置決め部に対して後から装着
される感光体ユニットの感光体を回転移動させる回転軸
が係合するようにした構成である。これによれば、中間
転写ユニットの中間転写体に対して感光体ユニットの感
光体が正確かつ確実に接触できるように位置決めされ
る。
【0103】また、第4の画像形成装置は、第1〜第3
のいずれかの画像形成装置において、前記力の働く方向
が位置決め部の略中心に向かうようにした構成である。
これによれば、位置決めされるユニットに対して安定し
た力が働き、位置決めされたユニットを押し出すような
力が働かないため、正確で確実な両者の位置関係を維持
できる。
【0104】また、第5の画像形成装置は、画像形成装
置本体に着脱自在に設けられた中間転写ユニットと像担
持体ユニットとのうち先に装着されるユニットを形成す
るフレーム部材に後から装着されるユニットに対する位
置決め部を設け、先に装着するユニットの回転部材の方
向が後に装着するユニットの挿入方向と略同一方向とし
た構成である。これによれば、回転部材の動作時の回転
方向が後から装着されるユニットに対して働くために、
先に装着されたユニットと後から装着されたユニットと
の正確な位置関係を確実に維持させることができる。
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる印刷装置
(本印刷装置)は、互いに接触するように配置された像
形成ユニットおよび中間転写ユニットを備え、像形成ユ
ニットに形成した画像を、両ユニットの接触部分におい
て中間転写ユニットに転写した後、中間転写ユニットに
転写された画像を用いて印刷を行うように設定されてい
る印刷装置であって、上記2つのユニットにおける一方
のユニットが突起部を有している一方、他方のユニット
が係止溝を有する係止片を備えており、係止片の係止溝
に突起部を挿入することで、両ユニットを連結するよう
に設定されており、さらに、両ユニットの接触部分にお
いて係止片を有するユニットから突起部を有するユニッ
トに働く圧接力の方向と、上記の係止溝に対する突起部
の挿入方向とのなす角度が、90度以下に設定されてい
る構成である。
【0106】本印刷装置では、上記2つのユニットにお
ける一方のユニットに、突起部が形成されている。ま
た、他方のユニットに、係止溝を有する係止片が備えら
れている。そして、これらのユニットを本印刷装置に設
置する際、係止片の係止溝に突起部を挿入することで、
両ユニットを連結できるようになっている。
【0107】また、本印刷装置では、中間転写体に画像
を転写すべく両ユニットを接触させているため、接触部
分において、両ユニット間に圧接力が作用する。そこ
で、このような圧接力によるユニットの位置ずれを防止
するために、本印刷装置では、係止片を有するユニット
から突起部を有するユニットに働く圧接力の方向と、上
記の係止溝に対する突起部の挿入方向とのなす角度を、
90度以下に設定している。
【0108】すなわち、上記の両ユニット,接触部分,
係止片,突起部等の位置を調整することで、上記の圧接
力が、突起部の挿入方向と逆向き(両ユニットを離す向
き)に作用しないように設定されている。これにより、
両ユニットを、互いの位置関係をずらすことなく堅固に
固定できるようになっている。
【0109】また、通常、像形成ユニットは、中間転写
ユニットよりも印刷装置に対して後に装着される。ま
た、突起部を有するユニットを係止片を有するユニット
よりも後に装着する方が、両ユニットどうしの連結をス
ムースに行える。このため、本印刷装置では、突起部を
有するユニットを像形成ユニットとする一方、係止片を
有するユニットを中間転写ユニットとすることが好まし
い。
【0110】また、本印刷装置における像形成ユニット
は、画像を形成するための像形成体としての像形成ベル
トと、この像形成ベルトを張架して回転させるためのロ
ーラ対とをフレーム等に固定することで構成できる。同
様に、中間転写ユニットは、画像を保持するための中間
転写体としての中間転写ベルトと、この中間転写ベルト
を張架して回転させるためのローラ対とをフレーム等に
固定することで構成できる。
【0111】また、この場合には、上記の突起部とし
て、像形成ユニットのローラ対における一方のローラの
中心軸を用いることが好ましい。また、係止溝を有する
係止片は、中間転写ユニットのフレームに形成すること
が好ましい。このようにすれば、突起部および係止片を
容易に形成できる。なお、像形成ユニットにおいて、中
心軸を突起部として利用するローラ(以下、固定ローラ
と称する)としては、中心軸の回転しない従動ローラを
用いることが好ましい。
【0112】また、上記の構成では、両ユニットの接触
部分において、中間転写ユニットの中間転写ベルトが、
像形成ユニットの固定ローラに像形成ベルトを押しつけ
るように設定されていることが好ましい。この構成で
は、両ユニットの連結部位である像形成ユニットの突起
部を、ユニット間の接触部分と隣接させられる。これに
より、接触部分の安定を図ることができ、像形成ベルト
から中間転写ベルトへの画像転写を良好に行える。
【0113】また、この構成では、両ユニットの接触部
分において、中間転写ベルトを像形成ベルトに押しつけ
る圧接部を備えていることが好ましい。これにより、両
ベルトどうしを確実に接触させられるので、像形成ベル
トから中間転写ベルトへの画像転写をより良好に行え
る。
【0114】また、この圧接部は、両ユニットの接触部
分を挟んで中間転写ベルトを支持する圧接ローラ対から
構成できる。また、この場合には、圧接ローラ対におけ
る2つのローラを結ぶ線が、係止溝に対する突起部の挿
入方向と略平行となっていることが好ましい。このよう
にすれば、中間転写ベルトの回転を妨げることなく、圧
接を行える。
【0115】そして、この場合には、圧接ローラ対の略
中間部分を、上記の係止溝に対する突起部の挿入方向に
おいて、突起部(ユニットの接触部分)と同様の位置、
あるいは、突起部より上流側に位置させることが好まし
い(係止溝の挿入口側を上流側、係止溝の奥側を下流側
とする)。この場合には、突起部を上流側に移動させよ
うとする成分が生じない。これにより、両ユニットを、
互いの位置関係をずらすことなく堅固に固定することが
可能となる。
【0116】また、上記の圧接部として、両ユニットの
接触部分において、中間転写ベルトを支持する圧接ロー
ラを用いてもよい。また、この場合には、突起部の挿入
方向において、圧接ローラを、突起部(接触部分)と同
様の位置、あるいは、突起部(接触部分)より上流側に
位置させることが好ましい。この場合には、突起部を上
流側に移動させようとする成分が生じないため、両ユニ
ットを、互いの位置関係をずらすことなく、堅固に固定
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態にかかるカラー
プリンターにおいて、中間転写ユニットから感光体ユニ
ットに働く圧接力を示す説明図である。
【図2】上記のカラープリンターの構成を示す説明図で
ある。
【図3】図2に示したカラープリンターに備えられた中
間転写ユニットおよび感光体ユニットの構成を示す説明
図である。
【図4】図2に示したカラープリンターから取り外した
状態の中間転写ユニットを示す説明図である。
【図5】図2に示したカラープリンターから、図3に示
した中間転写ユニットおよび感光体ユニットを取り外す
動作を示す説明図である。
【図6】中間転写ユニットにおける係止片の溝に中心軸
を係合させるように、感光体ユニットを取り付ける状態
を示す説明図である。
【図7】本発明における第2の実施形態にかかるカラー
プリンターにおける中間転写ユニットおよび感光体ユニ
ットの構成を示す説明図である。
【図8】中間転写ユニットの圧接転写ローラが、従動ロ
ーラの中心からずれて配置されている場合における、中
間転写ユニットと感光体ユニットとの間に働く圧接力を
示す説明図である。
【図9】中間転写ユニットの圧接転写ローラが、従動ロ
ーラの中心からずれて配置されている場合における、中
間転写ユニットと感光体ユニットとの間に働く圧接力を
示す他の説明図である。
【図10】中間転写ユニットの圧接転写ローラが、従動
ローラの中心からずれて配置されている場合における、
中間転写ユニットと感光体ユニットとの間に働く圧接力
を示すさらに他の説明図である。
【図11】中間転写ユニットの圧接転写ローラが、従動
ローラの中心からずれて配置されている場合における、
中間転写ユニットと感光体ユニットとの間に働く圧接力
を示すさらに他の説明図である。
【符号の説明】
3 感光体ユニット(像形成ユニット) 6 中間転写ユニット 13 感光体ベルト(像形成ベルト) 14 感光体従動ローラ 14a 中心軸 15 感光体駆動ローラ 18 転写ベルト駆動ローラ 19 転写ベルトテンションローラ 20 中間転写ベルト 21a・21b 転写ローラ(圧接部;圧接ローラ対) 41 フレーム 42 テンションローラ 43 補助ローラ 51 フレーム 52 係止片 53・54 高圧電源 61a・61b 従動ローラ 62 圧接転写ローラ(圧接部;圧接ロー
ラ) H 係止溝 F1・F2 圧接力 P 接点部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接触するように配置された像形成ユ
    ニットおよび中間転写ユニットを備え、像形成ユニット
    に形成した画像を、両ユニットの接触部分において中間
    転写ユニットに転写した後、中間転写ユニットに転写さ
    れた画像を用いて印刷を行うように設定されている印刷
    装置であって、 上記2つのユニットにおける一方のユニットが突起部を
    有している一方、他方のユニットが係止溝を有する係止
    片を備えており、係止片の係止溝に突起部を挿入するこ
    とで、両ユニットを連結するように設定されており、 さらに、両ユニットの接触部分において係止片を有する
    ユニットから突起部を有するユニットに働く圧接力の方
    向と、上記の係止溝に対する突起部の挿入方向とのなす
    角度が、90度以下に設定されていることを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】上記の突起部を有するユニットが像形成ユ
    ニットである一方、上記の係止片を有するユニットが中
    間転写ユニットであることを特徴とする請求項1に記載
    の印刷装置。
  3. 【請求項3】上記像形成ユニットは、画像を形成するた
    めの像形成ベルトと、この像形成ベルトを張架して回転
    させるためのローラ対とを備えているとともに、このロ
    ーラ対における一方のローラの中心軸が上記の突起部と
    なっており、 上記中間転写ユニットは、画像を保持するための中間転
    写ベルトと、この中間転写ベルトを張架して回転させる
    ためのローラ対とが、上記の係止片を有するフレームに
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載の印刷
    装置。
  4. 【請求項4】上記両ユニットの接触部分において、中間
    転写ベルトが上記の突起部となっている中心軸を有する
    ローラに像形成ベルトを押しつけるように設定されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】上記両ユニットの接触部分において、中間
    転写ベルトを像形成ベルトに押しつける圧接部を備えて
    いることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】上記圧接部は、上記の接触部分を挟んで中
    間転写ベルトを支持する圧接ローラ対であり、 この圧接ローラ対における2つのローラを結ぶ線が、係
    止溝に対する突起部の挿入方向と略平行となっていると
    ともに、 これら2つのローラにおける略中間部分が、上記の係止
    溝に対する突起部の挿入方向において、突起部と同様の
    位置、あるいは、突起部より上流側に位置していること
    を特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】上記圧接部は、上記接触部分において中間
    転写ベルトを支持する圧接ローラであり、上記の係止溝
    に対する突起部の挿入方向において、突起部と同様の位
    置、あるいは、突起部より上流側に位置していることを
    特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262077A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Konica Minolta Business Technologies Inc イメージングユニットおよび画像形成装置
JP2010134325A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置及びこれを備えた画像形成装置

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