JP2001345567A - 蓋体係止機構 - Google Patents

蓋体係止機構

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JP2001345567A
JP2001345567A JP2000166084A JP2000166084A JP2001345567A JP 2001345567 A JP2001345567 A JP 2001345567A JP 2000166084 A JP2000166084 A JP 2000166084A JP 2000166084 A JP2000166084 A JP 2000166084A JP 2001345567 A JP2001345567 A JP 2001345567A
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locking
lid
lock lever
locking mechanism
piece
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Satoru Shindo
哲 新藤
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】別部材でカバーしたり、キャビネットとの距離
を長くすることなく、可動部品を外部からの力が及ばな
いように保護できるようにした蓋体係止機構とする。 【解決手段】ロック片9を有した蓋体3を装置本体14
に対して係止する機構であって、蓋体3のロック片9を
係止する凹部状の係止爪部17aとロック片9によって
押圧される被押出し部17cとを有し、蓋体3のロック
片9による押圧によって回動支点を変化させながら、予
め定義された係止位置と解除位置との間をスライドする
ロックレバー17と、ロックレバー17を常に一定方向
に付勢するバネ部材23と、ロックレバー17及びバネ
部材23を支持するベース板13とを備え、ベース板1
3の内側にロックレバー17及びバネ部材23が設けら
れている蓋体係止機構12とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドホンステ
レオのカセット蓋開閉機構等に適用して好適な蓋体係止
機構に係り、詳しくは、バネ部材により常に一定方向に
付勢されると共に、開閉蓋に設けられたロック片の押圧
によって回動支点を変化させながら、スライドするロッ
クレバーを装置本体側に設け、ロックレバーとバネ部材
をベース板の内側に設けることにより、可動部品である
ロックレバーやバネ部材に外部からの力が加わることを
防止して、可動部品を確実に保護し作動させることがで
きる蓋体係止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘッドホンステレオなどのポ
ータブル・オーディオ機器には、カセット蓋が設けられ
ており、カセットテープなどの記録媒体が収納室から脱
落しないようになされている。
【0003】一般に、カセット蓋は後端部がヘッドホン
ステレオ本体のリヤキャビネット等にヒンジで係合され
ており、そのヒンジによって開閉できるようになってい
る。また、一旦閉じたカセット蓋が不用意に開くことが
ないように、リヤキャビネットとカセット蓋との間には
ロック装置が設けられていることが多い。ロック装置は
回転方式とスライド方式とに分類され、いずれの方式の
場合も、リヤキャビネット等に設けられたロック用の凹
部状の係止爪部と蓋体に設けられたロック片からなる。
【0004】図7はこのような回転方式のロック装置を
備えたヘッドホンステレオ30を示す図である。カセッ
トテープはヘッドホンステレオ30の装置本体としての
リヤキャビネット31の内側に形成された収容室31a
に収められている。
【0005】リヤキャビネット31には収容室31aを
開閉するカセット蓋32が取り付けられている。カセッ
ト蓋32の後端部とリヤキャビネット31との間にはヒ
ンジ33が取り付けられている。ヒンジ33を中心にカ
セット蓋32を上下に動作させると、収容室31aが開
閉する。カセット蓋32の前端部であって、その内側に
はロック片35が設けられ、蓋体係止機構36によって
係止される。蓋体係止機構36はリヤキャビネット31
の前端部の内側に配置されており、カセット蓋32のロ
ック片35を係止(ロック)するようになっている。つ
まり、カセット蓋32が不用意に開くのを蓋体係止機構
36によって防止できる。
【0006】図8は蓋体係止機構36のロックレバー3
7の正常開蓋状態を示している。ロックレバー37がシ
ャーシ39に立設された第1、第2ピン40,41を結
ぶ線の延長線に対して傾きを持った状態、つまり、第2
ピン41がL形スライド孔43の解除位置P2にあり、
しかも、第1ピン40がI形スライド孔42の下端に位
置している状態を正常開蓋状態とする。この状態をロッ
クレバー37のホームポジションとする。そして、トグ
ルバネ45の付勢力によりロックレバー37はこの状態
で位置保持されている。
【0007】このホームポジションから、カセット蓋3
2をリヤキャビネット31に係止する場合は、図9に示
すように、カセット蓋32を徐々に閉めて行くと、ロッ
ク片35によってロックレバー37の被押出し部37c
が押される。これにより、I形スライド孔42,L形ス
ライド孔43に沿ってロックレバー37が下降し、トグ
ルバネ45の付勢力によって第1ピン40を軸として、
ロックレバー37が時計方向に回動することにより、見
かけ上、第2ピン41がL形スライド孔43の解除位置
P2から係止位置P1へ移行し、この状態でトグルバネ
45の付勢力のために位置保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な蓋体係止機構36では、可動部品であるロックレバー
37及びトグルバネ45がシャーシ39の外側にあるた
め、リヤキャビネット31の図示せぬオープンノブの操
作等による外部からの力に弱く、ロックレバー37及び
トグルバネ45の作動が阻害されたり、ロックレバー3
7やトグルバネ45を変形させる虞があった。
【0009】このため、蓋体係止機構36を別部材でカ
バーするか、蓋体係止機構36とリヤキャビネット31
との距離を取って、蓋体係止機構36に悪影響が及ばな
いようにする必要があった。
【0010】そこで、本発明は、別部材でカバーした
り、リヤキャビネットとの距離を長くすることなく、可
動部品を外部からの力が及ばないように保護できるよう
にした蓋体係止機構を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蓋体係止機
構は、ロック片を有した蓋体を装置本体に対して係止す
る機構であって、前記蓋体のロック片を係止する凹部状
の係止爪部と該ロック片によって押圧される被押出し部
とを有し、前記蓋体のロック片による押圧によって回動
支点を変化させながら、予め定義された係止位置と解除
位置との間をスライドするロックレバーと、前記ロック
レバーを常に一定方向に付勢するバネ部材と、前記ロッ
クレバー及び前記バネ部材を支持するベース板とを備
え、前記ベース板の内側に前記ロックレバー及び前記バ
ネ部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】本発明に係る蓋体係止機構では、ベース板
の内側に可動部品であるロックレバーやバネ部材が設け
られているので、外部から力が加わっても、ロックレバ
ーやバネ部材に外部からの力が加わることはなく、可動
部品を確実に保護し、確実に作動させることができ、蓋
体係止機構の安全性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る蓋体係止機構
の実施の形態の一例について、図面を参照して詳細に説
明する。図4は本発明の実施の形態としての蓋体係止機
構を適用したヘッドホンステレオの構成を示す斜視図で
ある。
【0014】本発明は、常に一定方向に付勢されると共
に、カセット蓋3に設けられたロック片9の押圧によっ
て回動支点を変化させながら、スライドするロックレバ
ー17を本体2側に設け、ロックレバー17をベース板
13の内側に設けることにより、ロックレバー17に外
部からの力が加わることを防止して、ロックレバー17
を確実に保護し作動させることができるようにしたもの
である。
【0015】図4に示すように、ヘッドホンステレオ1
は本体2と蓋体である開閉式のカセット蓋3とから構成
されている。カセットテープは本体2の内側に形成され
た収容室2aに収められる。カセット蓋3の後端部と本
体2との間にはヒンジ部5が設けられており、図中の矢
印Aで示すようにヒンジ部5を中心にカセット蓋3を上
下方向に回動動作させると、収容室2aが開閉するよう
になっている。カセット蓋3には収容室2a内のカセッ
トテープの有無、カセットテープのラベル、カセットテ
ープの巻き取り状態等を目視するための透明な窓部6が
設けられている。カセット蓋3の前端部の内側にはロッ
ク片9が設けられ、本体2のキャビネット11の内側に
設けられた蓋体係止機構12によって係止される。
【0016】図1は蓋体係止機構12の分解斜視図であ
る。キャビネット11の内側には金属製のベース板13
が設けられている。ベース板13は、ロックレバー17
を収納するための突部13aと、その両側に連設されメ
カカバー14(図2参照)に固定するための固定部13
bと、突部13aの下部に設けられロックレバー17の
後述するリブ17dを移動可能にするための溝13cか
ら形成されている。ベース板13の突部13aの内面上
には、2つの突起部としての第1、第2ピン15,16
が設けられている。例えば、ベース板13の突部13a
にはネジ孔13a-1,13a-2が設けられ、このネジ孔
13a-1,13a-2に先端にネジを有する第1、第2ピ
ン15,16が螺合して固定されている。
【0017】これらの第1、第2ピン15,16はカセ
ット蓋3のロック片9に対して概ね同一線上に並ぶよう
に配置されている。これらを同一線上に配置したのはロ
ック片9を蓋体係止機構12が係止しているときに強制
的に手等でカセット蓋3を開こうとしてもロックレバー
17が回転しないようにするためである。
【0018】このベース板13上の第1,第2ピン1
5,16には板状のロックレバー17が取り付けられ
る。ロックレバー17の図で見て右側には、略I字状の
開孔部としてのI形スライド孔19が設けられ、その下
部にはL字状の開孔部としての逆さL形スライド孔20
が設けられている。
【0019】第1ピン15にはI形スライド孔19が挿
嵌され、第2ピン16にはL形スライド孔20が挿嵌さ
れる。L形スライド孔20の右側端部を係止位置P1と
し、その左下端部を解除位置P2とする。
【0020】また、ロックレバー17の上部には、係止
凹部17bを有した係止爪部17aが設けられ、カセッ
ト蓋3のロック片9を係止凹部17bにより係止するよ
うになっている。この係止凹部17bの右先端にはロッ
ク片9によって押されるための凸部状の被押出し部17
cが設けられている。
【0021】このロックレバー17の左端中央から延び
た部分の先端には小孔21が穿設され、この小孔21に
はバネ部材であるトグルバネ23の一端23aが挿入さ
れ取り付けられる。一方、トグルバネ23の他端23b
はベース板13に穿設された小孔13a-3に挿入され取
り付けられる。ロックレバー17の左端下部にはリブ1
7dが前方に向けて突出されている。このリブ17dは
ベース板13の溝13c内に進出し、溝13c内を移動
可能となっている。更に、リブ17dの先端は、キャビ
ネット11に左右方向に摺動可能に設けられたオープン
ノブ27と係合するようになっている。オープンノブ2
7は図示せぬバネ部材により常に左方向(図中Y方向)
に位置するように付勢されている。
【0022】ベース板13の両側の固定部13bにはそ
れぞれ取付孔13b-1が開けられ、この取付孔13b-1
にネジ25のネジ部が挿入され、その先端をメカカバー
14の図示せぬネジ孔に螺合させることによりベース板
13をメカカバー14に固定するようになっている。
【0023】図2は、組立状態の蓋体係止機構12を示
す正面図であり、分かりやすくするためベース板13を
二点鎖線で示している。ロックレバー17が時計方向に
回転したロック状態では、ベース板13に固定された第
1ピン15を軸にしてトグルバネ23はロックレバー1
7を時計方向に回転させるように付勢し、第2ピン16
が係止位置P1に保持されるので、ロックレバー17が
ロック片9をロックする状態を維持することができる。
【0024】図3は、組立状態の蓋体係止機構12を示
す正面図であり、ベース板13を実線で示している。ベ
ース板13の突部13a内にロックレバー17、第1,
第2ピン15,16及びトグルバネ23が収納されカバ
ーされており、ベース板13の外側にはロックレバー1
7のオープンノブ27と係合するためのリブ17dが突
出するのみである。従って、キャビネット11のオープ
ンノブ27の操作等により外部から力が加わっても、可
動するロックレバー17及びトグルバネ23がベース板
13の内側にあるので、それら可動部品を確実に保護し
作動させることができる。
【0025】次に、図5を参照しながらカセット蓋3の
係止動作について説明する。図5(a)はロックレバー
17の正常開蓋状態を示している。ロックレバー17が
第1、第2ピン15,16を結ぶ線の延長線に対してθ
の傾きを持った状態、つまり、第2ピン16がL形スラ
イド孔20の解除位置P2にあり、しかも、第1ピン1
5がI形スライド孔19の下端に位置している状態を正
常開蓋状態とする。この状態をロックレバー17のホー
ムポジションとする。そして、トグルバネ23の付勢力
によりロックレバー17はこの状態で位置保持されてい
る。
【0026】このホームポジションから、カセット蓋3
を本体2に係止する場合は、図5(b)に示すように、
カセット蓋3を徐々に閉めて行くと、ロック片9によっ
てロックレバー17の被押出し部17cが押される。こ
れにより、I形スライド孔19,L形スライド孔20に
沿ってロックレバー17が下降する。次いで、第1ピン
15,第2ピン16が両スライド孔19,20の上端に
くると、第2ピン16の右側が開放されるため、トグル
バネ23の付勢力によって第1ピン15を軸として、ロ
ックレバー17が時計方向に回動することにより、図5
(c)に示すように、見かけ上、第2ピン16がL形ス
ライド孔20の解除位置P2から係止位置P1へ移行
し、この状態でトグルバネ23の付勢力のために位置保
持される。この移動に従って、ロック片9が係止爪部1
7aの上部に触れることなく、ロックレバー17の係止
爪部17aが上部からカセット蓋3のロック片9を覆う
ようになる。
【0027】勿論、第1,2ピン15,16はベース板
13に固定されているから、第1,第2ピン15,16
が実際に動くわけではなく、ロックレバー17が上下動
及び回動して姿勢を変えることにより、第1,2ピン1
5,16が見かけ上、移動したように見える。
【0028】従って、ロックレバー17が回動を終了し
た時点では図5(c)に示すように、第1ピン15がI
形スライド孔19の上端に位置するようになる。これと
共に、第2ピン16がL形スライド孔20の係止位置P
1に収まるようになる。この結果、ロックレバー17の
係止凹部17bによってカセット蓋3のロック片9を係
止する状態になる(正常係止時)。
【0029】このように正常係止時にはロックレバー1
7の係止爪部17aの上部をロック片9がスライドしな
いで、ロックレバー17を少し下方向にスライドさせる
だけのわずかな押圧力によって、係止爪部17aがロッ
ク片9を係止するようになる。従って、カセット蓋3の
開閉に関して従来のスライド方式のような摩擦を伴った
ような違和感が無く、ユーザに対して良い感触を与える
ことができる。
【0030】次に、図6を参照しながら、ロックレバー
17がホームポジションに無い状態からカセット蓋3を
本体2に係止する場合について説明する。
【0031】この状態はカセット蓋3が本体2に係止さ
れていないにも係わらず、ロックレバー17が係止状態
となっている場合である。つまり、図6(a)に示すよ
うに第1ピン15がI形スライド孔19の上端に位置し
ており、第2ピン16がL形スライド孔20の係止位置
P1にある状態(異常開蓋状態)である。
【0032】このような異常開蓋状態においても、従来
の回転方式のようにロックレバー17をホームポジショ
ンまで戻すことなく、図6(b)に示すようにロックレ
バー17の上部から下部へ向かってカセット蓋3のロッ
ク片9によって、そのまま係止爪部17aを押せばカセ
ット蓋3を係止できる。
【0033】つまり、図6(b)に示すように、カセッ
ト蓋3のロック片9によって係止爪部17aのテーパー
面17a-1が押されると、このテーパー面17a-1がガ
イドとなりロック片9を案内することでロックレバー1
7が第1ピン15を軸にしてトグルバネ23により付勢
される方向とは逆方向(反時計方向)に回動し、第2ピ
ン16がL形スライド孔20の係止位置P1から見かけ
上わずかに移動するようになる。その後、カセット蓋3
のロック片9が係止爪部17aを交わした時点で、トグ
ルバネ23によって付勢される時計方向にロックレバー
17が回動する。これにより、すぐに係止位置P1に第
2ピン16が戻るようになる。
【0034】従って、ロックレバー17が移動を終了し
た時点では、図5(c)に示した正常開蓋状態からの係
止動作と同様に第1ピン15がI形スライド孔19の上
端に位置するようになる。これと共に、第2ピン16が
L形スライド孔20の係止位置P1に収まる。このた
め、ロックレバー17の係止凹部17bがカセット蓋3
のロック片9を係止する状態になる。
【0035】これにより、異常開蓋状態からカセット蓋
3を係止動作させる場合においても、カセット蓋3のロ
ック片9によってそのまま係止爪部17aを押すことに
より、本体2に対してカセット蓋3を正常係止状態に復
帰させることができる。
【0036】また、カセット蓋3を本体2から解除する
ときは、正常開蓋状態及び異常開蓋状態からの係止動作
のいずれの場合も、オープンレバー27を右方向(図1
ではX方向)へスライドさせることにより、図5(c)
に示すように、図で見て右方向にロックレバー17のリ
ブ17dを押し出す。これにより、ロックレバー17が
反時計方向に回転し、回転しきると今度はトグルバネ2
3の付勢力の上方向の成分によりロックレバー17が上
方向にスライドし、第2ピン16がL形スライド孔20
の係止位置P1から解除位置P2へ見かけ上移行され、
トグルバネ23の付勢力によってこの状態が位置保持さ
れる。
【0037】よって、ロックレバー17が移動を終了し
た時点では、図5(a)に示すように、第1ピン15が
I形スライド孔19の下端に位置するようになる。これ
と共に、第2ピン16がL形スライド孔20の解除位置
P2に収まる。このため、ロックレバー17の係止爪部
17aからカセット蓋3のロック片9が解除された状態
に位置保持される。
【0038】従って、可動するロックレバー17及びト
グルバネ23といった可動部品がベース板13の突部1
3aの内側に収納されカバーされているので、キャビネ
ット11のオープンノブ27の操作等により外部から力
が加わっても、ロックレバー17及びトグルバネ23に
外部からの力が加わることはなく、可動部品を確実に保
護し、確実に作動させることができ、蓋体係止機構の安
全性を向上させることができる。
【0039】なお、上述実施の形態では、トグルバネ2
3をロックレバー17の後方に設けたが、これに限ら
ず、トグルバネ23をロックレバー17の前方に設けて
もよい。また、ロックレバー17を付勢する手段にはト
グルバネ以外にもコイルスプリング、トーションバネ
等、ロックレバー17を所定方向に付勢する手段であれ
ば何を用いてもよい。
【0040】蓋体係止機構をヘッドホンステレオに適用
したが、これに限らず、MD(ミニディスク)プレーヤ
やCD(コンパクトディスク)プレーヤ等の他のポータ
ブル電子機器に適用してもよいことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベース板の内側に可動部品であるロックレバーやバネ部
材が設けられているので、外部から力が加わっても、ロ
ックレバーやバネ部材に外部からの力が加わることはな
く、可動部品を確実に保護し、確実に作動させることが
でき、安全性を向上させることができる。
【0042】更に、ベース板の内側に可動部品であるロ
ックレバーやバネ部材が支持されているので、別部材で
蓋体係止機構を保護しカバーする必要がなく、コストの
削減を図ることができ、装置本体のキャビネットとの距
離を長くして蓋体係止機構を設けなくてもよいので、設
計の自由度が増し、装置本体の小型化も図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋体係止機構の分解斜視図であ
る。
【図2】組立状態の蓋体係止機構の正面図で、ベース板
が二点鎖線で示されている。
【図3】組立状態の蓋体係止機構の正面図で、ベース板
が実線で示されている。
【図4】本発明に係る蓋体係止機構を備えたヘッドホン
ステレオの一部切り欠いた斜視図である。
【図5】正常開蓋状態からの係止動作を示す図である。
【図6】異常開蓋状態からの係止動作を示す図である。
【図7】従来の蓋体係止機構を備えたヘッドホンステレ
オの一部切り欠いた斜視図である。
【図8】従来の蓋体係止機構のロックレバーの正常開蓋
状態を示す図である。
【図9】従来の蓋体係止機構のロックレバーの係止状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッドホンステレオ 2 本体(装置本体) 3 カセット蓋(蓋体) 5 ヒンジ部 9 ロック片 11 キャビネット 12 蓋体係止機構 13 ベース板 13a 突部 13b 固定部 15 第1ピン 16 第2ピン 17 ロックレバー 17a 係止爪部 17a-1 テーパー面 17b 係止凹部 17c 被押出し部 17d リブ 19 I形スライド孔 20 L形スライド孔 23 トグルバネ(バネ部材) 25 ネジ 27 オープンノブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック片を有した蓋体を装置本体に対し
    て係止する機構であって、 前記蓋体のロック片を係止する凹部状の係止爪部と該ロ
    ック片によって押圧される被押出し部とを有し、前記蓋
    体のロック片による押圧によって回動支点を変化させな
    がら、予め定義された係止位置と解除位置との間をスラ
    イドするロックレバーと、 前記ロックレバーを常に一定方向に付勢するバネ部材
    と、 前記ロックレバー及び前記バネ部材を支持するベース板
    とを備え、 前記ベース板の内側に前記ロックレバー及び前記バネ部
    材が設けられていることを特徴とする蓋体係止機構。
  2. 【請求項2】 前記ベース板に突部が設けられ、この突
    部内に前記ロックレバー及び前記バネ部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の蓋体係止機構。
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