JP2001300985A - 反応射出成形品の製造方法と反応射出成形用金型 - Google Patents

反応射出成形品の製造方法と反応射出成形用金型

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JP2001300985A
JP2001300985A JP2000126008A JP2000126008A JP2001300985A JP 2001300985 A JP2001300985 A JP 2001300985A JP 2000126008 A JP2000126008 A JP 2000126008A JP 2000126008 A JP2000126008 A JP 2000126008A JP 2001300985 A JP2001300985 A JP 2001300985A
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reaction injection
mold
opening
injection molding
molded article
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JP2000126008A
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Masaya Hirakawa
昌也 平川
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を有する反応射出成形品の製造方法と
金型の改良を図る。 【解決手段】 浄化槽上部槽体50は、その上部にマン
ホールとなる開口部が成形される。反応射出成形金型の
コア金型側に通溝を有する入れ子を取付けて、マンホー
ル蓋60がランナー61、フィルムゲート62、フィル
ムベント63を介して一体に成形される構造を有する。
成形後に、マンホール蓋60をナイフ等で切り出すこと
により、浄化槽上部槽体50とマンホール60を同時に
製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応射出成形品の
製造方法と反応射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】開口部を有する反応射出成形品の一例を
図9に示す。また開口部を有する反応射出成形品を成形
するための従来例に係わる金型の一例を図10に示す。
図9に示すような開口部1を有する反応射出成形品2
は、反応射出成形品2の開口部1に位置する金型構造
を、図10に示す特開平09−314609号公報に開
示されている技術などを用いることにより、容易に反応
射出成形品本体2に開口部1を得られることが知られて
いる。
【0003】図10の金型構造は、金型開口部3の形状
に沿ってシール溝4を形成し、シール溝4に沿ってシー
ル部材5を装着することにより、反応射出成形用金型6
のキャビティ7とコア8の嵌合時に隙間をシールするこ
とができるため反応原液を注入し反応射出成形を行う
と、開口部を有する反応射出成形品2が得られるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、前記反応射出成
形品2以外の部品を反応射出成形法で得るためには、一
般的に新規に金型を製作して、個別に成形しなければな
らない。
【0005】このため、新たな金型費用が必要になると
ともに、部品を個別に成形するための時間、エネルギが
発生する。
【0006】本発明は、このような問題を解消するもの
で、開口部を有する成形品の金型開口部内で成形品本体
と開口部に対応する部材を同時に成形する反応射出成形
品の製造方法と反応射出成形用金型を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、金型開口部を備えている反応射出成形用金型であっ
て、反応射出成形品の金型開口部内に、部品等の反応射
出成形品を成形するための入れ子と反応原液を流入する
通溝を有することにより、部品等の反応射出成形品が複
数個成形できることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1乃至
図3を参照して、以下に説明する。
【0009】図1は、本発明により得られる反応射出成
形品10の基本的な形状構造を示す。反応射出成形品1
0は、本体となる第1の反応射出成形品13の内側に、
開口部に相当する第2の反応射出成形品14がフィルム
ゲートと称する薄肉部15がランド16により連結され
た構造を有する。
【0010】図2は、この反応射出成形に使用される射
出金型を示す説明図、図3は要部の拡大図である。射出
金型は、キャビティ20とコア30を有し、コア30は
開口部を成形する金型31に入れ子32を有する。入れ
子32には、反応原液を開口部31側に流入させるため
の通溝32が適当数設けられる。上述した構造を有する
金型を用いて射出成形を行うことにより、開口部成形品
14が薄肉部15により一体に成形された成形品を得ら
れることができる。
【0011】図3は、本発明の一実施形態に係わる反応
射出成形用金型の要部断面図であり、部品等の反応射出
成形品14に対応する入れ子32と通溝33の材質は、
コア30と同材質にすることにより、線膨張率が同じと
なるため、入れ子32とコア30のパーティングライン
クリアランス35をほぼゼロmmで一定に保つことがで
きる。
【0012】(実施例)次に、本発明の実施例につい
て、図4乃至図8に基づき説明するが、本発明は、これ
らの実施例に限定されない。
【0013】図4は、本発明により成形される浄化槽上
部槽体を示す。浄化槽上部槽体50は、マンホール蓋6
0がランナー61、フィルムゲート62、フィルムベン
ト63により連結された構造を有する。
【0014】図5は上述した浄化槽上部槽体を成形する
金型の説明図、図6は要部の断面図である。金型はキャ
ビティ金型70とコア金型80を有し、キャビティ70
には、浄化槽上部槽体の形状に対応した凹部72が設け
られる。コア80には、凹部72に対応する凸部82
と、凸部82の先端に取付けられる入れ子90が設けら
れる。
【0015】入れ子90は、ボルト96によりコア部材
93とともに、コア金型に一体に固着される。入れ子9
0の先端にはゲート入れ子95が取付けられる。ゲート
入れ子95には通溝91が設けられる。
【0016】マンホール蓋60に対応する入れ子90お
よび通溝91の材質は、コア93と同材質のアルミニウ
ム鋳物(4種C相当)を使用した。また、入れ子90の
寸法は、外径φ560、高さ25mmとし、抜きテーパ
を3°に設定した。
【0017】通溝91の大きさは、長さ10mm、幅1
5mm、深さ2mmとし、マンホール蓋の45度方向に
8箇所を設定した。また、通溝91部のランド94は、
マンホール蓋入れ子90にさらに入れ子(ゲート入れ子
95)を施し、ゲート入れ子95を交換することにより
ゲート仕様の変更にも対応できる可変構造とした。
【0018】入れ子90の固定は、M16六角穴付きボ
ルト96を6本使用し、浄化槽上部槽体用金型のコア8
0と共締めした。なお、M16六角穴付きボルト96の
六角穴部97が成形品に転写することを防止するため、
ボルトを締めた後、エチレン−プロピレン−ジエンタ−
ポリマーゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴ
ムなどの弾性体98によりボルト上部に蓋をすることが
好ましい。
【0019】浄化槽上部槽体50とマンホール蓋60は
通溝に形成したランナー61とフィルムゲート62、フ
ィルムベント63により一体化しているため、カッタナ
イフ等にてランナー61、フィルムゲート62、フィル
ムベント63を切断し、浄化槽上部槽体50とマンホー
ル蓋60を切り離すことにより、1回の成形で複数個の
反応射出成形品が得ることができる。
【0020】図7、図8は、本発明の他の実施例を示
す。浄化槽上部槽体100は、マンホールとなる開口部
110を有する。
【0021】図8は、この浄化槽上部槽体を成形するコ
ア金型の要部の断面図を示す。コア金型120に取付け
られる入れ子123はボルト125により、交換自在に
取付けられる。ボルト125の頭部は蓋127により埋
められる。入れ子123の外周部には、シール溝130
が設けられ、シール溝130内にシール部材132が挿
入される。このシール部材より内側には反応原液は注入
されず、マンホール用の開口部110が形成される。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように、開口部を有する
成形品本体と、開口部に相当する部材とを同時に成形す
ることができるので、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形品を
示す図面。
【図2】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形用金
型を示す図面。
【図3】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形用金
型の要部断面図。
【図4】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形品を
示す図面。
【図5】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形用金
型を示す図面。
【図6】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形用金
型の要部断面図。
【図7】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形品を
示す図面。
【図8】本発明の一実施形態に係わる反応射出成形用金
型の要部断面図。
【図9】従来例の一実施形態に係わる反応射出成形品を
示す図面。
【図10】従来例の一実施形態に係わる反応射出成形用
金型を示す図面。
【符号の説明】
10 反応射出成形用金型 13 第1の反応射出成形品 14 第2の反応射出成形品 15 フィルムゲート 16 ランド 20 キャビティ金型 30 コア金型 32 入れ子 33 通溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティ内に反応原液を射出も
    しくは注入し、開口部を有する成形品を反応射出成形す
    る方法であって、成形品の本体と開口部に対応する部材
    を金型開口部内で同時に成形する反応射出成形用金型を
    用いた反応射出成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 金型のキャビティ内に反応原液を射出も
    しくは注入し、反応射出成形するための金型であって、
    開口部を有する成形品の本体と開口部に対応する部材を
    金型開口部内で同時に成形する反応射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 成形品の開口部に対応する形状を有する
    入れ子と、入れ子に形成されて反応原液を開口部に対応
    する金型内に導入させる通溝を有する請求項2記載の反
    応射出成形用金型。
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