JP2001258345A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2001258345A
JP2001258345A JP2000079439A JP2000079439A JP2001258345A JP 2001258345 A JP2001258345 A JP 2001258345A JP 2000079439 A JP2000079439 A JP 2000079439A JP 2000079439 A JP2000079439 A JP 2000079439A JP 2001258345 A JP2001258345 A JP 2001258345A
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transmission
shaft
clutch
input shaft
fertilizer
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JP2000079439A
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Yuichi Takeda
裕一 竹田
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リングコーン変速機を変速操作して施
肥機の施肥量を調節する田植機において、変速機の駆動
及び駆動停止に関係なく変速機の容易な変速操作を可能
とさせる。 【解決手段】 施肥装置(36)の繰出部(38)の
駆動軸(64)にリングコーン式変速機(79)を介し
エンジン出力を伝達するようにした田植機において、エ
ンジン出力による前記変速機(79)入力軸(80)の
駆動の入切を行うクラッチ(83)を設けると共に、該
クラッチ(83)の切時にエンジン出力とは別系統で変
速機(79)の入力軸を駆動する動力機構(84)を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を
備えて連続的に苗植作業を行う田植機にあって、植付条
の側方に施肥を同時に行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、施肥装置の繰出
部を駆動する駆動軸に対しリングコーン式変速機を介し
エンジン出力を伝達させて、変速機の変速によって繰出
部から繰出させる肥料の繰出量を調節して適正施肥量を
保っている。しかし乍ら、このようなリングコーン式変
速機を用いて施肥量の調節を行う構造の場合、変速機の
入出力軸が回転していない停止状態のとき、変速操作す
ると変速リングの無理な移動で遊星コーンが損傷し、異
音の発生や耐久性が低下するなどの不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、施
肥装置の繰出部の駆動軸にリングコーン式変速機を介し
エンジン出力を伝達するようにした田植機において、エ
ンジン出力による前記変速機入力軸の駆動の入切を行う
クラッチを設けると共に、該クラッチの切時にエンジン
出力とは別系統で変速機の入力軸を駆動する動力機構を
設けて、作業中以外の機械停止時や施肥機或いは植付部
の作動停止時などでおいても変速機を支障なく容易に変
速操作可能とさせて、施肥量の調節作業の作業能率向上
化を図ると共に、変速機の性能の安定保持と耐久性向上
を図るものである。
【0004】また、変速機の変速動作に動力機構を連動
させ、変速動作時に入力軸を回転させて、変速機の変速
動作時には入力軸も常に回転状態とさせて、スムーズな
変速を促進させて、この変速機の操作性の向上を図るも
のである。
【0005】さらに、入力軸にエンジン出力を伝達する
伝達軸と入力軸間にクラッチを介設すると共に、前記変
速機の変速調節部を操作するハンドルを備え、前記クラ
ッチの切操作時に結合部材を介しハンドルにクラッチを
連動連結させて、ハンドルによって変速機の変速操作と
入力軸の回転とを行って、クラッチ切時のみ入力軸にハ
ンドルを連結状態とさせて、ハンドルにエンジン出力が
伝達される不都合など確実に防止すると共に、入力軸の
回転停止中に変速操作を行うなどの誤操作も確実に防止
して、ハンドルによる常に容易にして良好な施肥量の調
節を可能とさせるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行機体
である走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム
(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前
方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用
前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース
(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前
記リヤアクスルケース(7)に車輪である水田走行用後
輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を
覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付
けると共に、足掛台(11)を介して作業者が搭乗する
車体カバーであるステップ(12)によって前記ミッシ
ョンケース(4)等を覆い、前記ステップ(12)上部
に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方
で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を
設ける。
【0007】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0008】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度設定器、(32)は主クラッチペダ
ル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)
は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均
平用サイドフロート、(36)は6条用の施肥装置であ
る施肥機である。
【0009】さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入
れる肥料ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰
出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(3
4)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬
送ホース(40)を介して肥料を排出させる送風機(4
1)とを前記施肥機(36)に備えるもので、6条分6
組の肥料繰出ケース(38)の下方に、6条分6組の送
風機(41)をそれぞれ配置させ、繰出ケース(38)
と送風機(41)とを合流ジョイント(42)を介し搬
送ホース(40)に接続させている。前記各送風機(4
1)はケーシング(41a)内のファン(41b)を左
右方向のファン軸(41c)で連動連結すると共に、フ
ァン軸(41c)の左右一端側で単一の電動ファンモー
タ(41d)に連動連結して、単一のモータ(41d)
で6組の送風機(41)の駆動を行うように構成してい
る。
【0010】また、前記車体フレーム(3)後端の左右
支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両
側にベース取付板などを介して左右ベースフレーム(4
5)を連結させ、前後方向に略水平な前記ベースフレー
ム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステ
ー(46)を連結させ、左右ベースフレーム(45)
(45)に立設させる施肥フレーム(47)に前後の横
フレーム(48)(49)を介し施肥機(36)を支持
させている。
【0011】図5に示す如く、前記繰出ケース(38)
の上面前側の取入口(50)に前記ホッパ(37)の下
部出口(51)を嵌着させると共に、前記繰出ケース
(38)前面下側に取出筒(52)を形成し、該取出筒
(52)の入口を開閉プラグ(53)によって閉塞して
いる。
【0012】また、前記繰出ケース(38)下面に前傾
状(上端側が前、下端側が後方向に傾斜)の底蓋(5
4)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の
前記底蓋(54)下面に出口(55)を形成するもの
で、送風機(41)の後端に硬質合成樹脂製の合流ジョ
イント(42)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前
記ジョイント(42)後端に前記搬送ホース(40)を
嵌着させ、前記送風機(41)の送風をジョイント(4
2)を介しホース(40)に吹出させ、底蓋(54)の
出口(55)からジョイント(42)中間に落下する肥
料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フ
ランジを形成する前記ジョイント(42)中間に入口
(56)を上向き開放に形成し、底蓋(54)の出口
(55)に嵌合キャップ(57)を固定させ、該キャッ
プ(57)を前記入口(56)の外壁に着脱自在に嵌着
させ、出口(55)を入口(56)に接続させている。
【0013】さらに、取入口(58)を有する入口板
(59)と、同一円周上に複数の繰出口(60)…を有
する繰出板(61)と、排出口(62)を有する出口板
(63)を備え、略円形平板製の前記各板(59)(6
1)(63)を繰出ケース(38)と底蓋(54)の間
に前傾且つ多層状に配設させると共に、繰出ケース(3
8)の後側に繰出軸(64)を前傾姿勢で回転自在に軸
支させ、各板(59)(61)(63)の中央部に繰出
軸(64)下端側を貫通させ、入口板(59)と出口板
(63)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(5
9)(63)に対して繰出軸(64)を遊転させると共
に、繰出板(61)を繰出軸(64)に係合軸支させ、
繰出軸(64)によって繰出板(61)を強制的に回転
させ、取入口(58)から繰出口(60)に入った肥料
を排出口(62)に移動させて出口(55)方向に落下
させるように構成している。
【0014】また、前記底蓋(54)内に肥料詰りを防
止する掃除部材(65)を設けるもので、掃除部材(6
5)は線径の細い線状体で形成して、上半部を底蓋(5
4)の内壁面に沿わせ傾斜形状に形成すると共に、下半
部を底蓋(54)の出口(55)と合流ジョイント(4
2)の入口(56)との合流部内壁面に沿わせて略U字
形状に形成し、前記繰出軸(64)の下端に取外し自在
に固定するバネ座(66)にバネ(67)を介して首振
り自在に支持させて、繰出軸(64)の回転するとき掃
除部材(65)も一体回転させて、底蓋(54)と出口
(55)及び入口(56)の各内壁面に付着する肥料粉
等を掃除部材(65)で掻落して、肥料による詰りを防
止するように構成している。
【0015】前記取出筒(52)の入口側下面に肥料取
出口(68)を開設し、取出筒(52)に開閉プラグ
(53)を摺動自在に内挿させ、開閉プラグ(53)一
端側の開閉操作体(69)を取出筒(52)より外側に
突出させ、操作体(69)の押込操作時にはプラグ(5
3)の外周面で取出口(68)を閉塞すると共に、操作
体(69)の前方向への引出操作時には取出口(68)
を開放して、繰出ケース(38)内の肥料を送風機(4
1)の送風口(41e)に連通接続させる放出パイプ
(70)内に放出して搬送ホース(40)を介し回収容
器などに回収するように構成している。
【0016】図4、図6乃至図11にも示す如く、前記
エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPT
O軸(71)をミッションケース(4)から後方に延出
させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(7
2)を溶接またはボルト止め固定させ、軸受ケース(7
2)の入力軸(73)を前記PTO軸(71)中間にチ
ェン(74)を介して連動連結させ、軸受ケース(7
2)内で入力軸(73)にチェン(75)を介し伝達軸
である出力軸(76)を連動連結させ、各繰出軸(6
4)に1対のベベルギヤ(77)を介し連動連結する左
右方向の繰出入力軸(78)にリングコーン無段変速機
(79)を介し前記軸受ケース(72)の出力軸(7
6)を連動連結させている。
【0017】前記変速機(79)は変速入力軸(80)
と変速出力軸(81)間に円板・遊星コーン・変速リン
グなどの変速機構(図示省略)を有し、変速調節部であ
る変速調節軸(82)の回転操作によって変速リングを
移動させ変速出力軸(81)に取出される回転を無段変
速させて繰出ケース(38)から繰出される肥料の繰出
量を調節するもので、軸受ケース(72)の出力軸(8
1)と変速機(79)の入力軸(80)間に施肥クラッ
チ(83)を介設させると共に、変速機(79)上方に
施肥量動力機構である調節ハンドル(84)を配設さ
せ、該ハンドル(84)のハンドル軸(85)と前記調
節軸(82)とをプーリ(86)(87)及びタイミン
グベルト(88)を介して連動連結して、前記ハンドル
(84)の回動操作によって調節軸(82)を回転させ
て肥料の繰出量を調節するように構成している。
【0018】また前記施肥クラッチ(83)は、変速入
力軸(80)のスプライン軸部(80a)に常時嵌合さ
せるクラッチ体(89)を設け、揺動軸(90a)を中
心として揺動する操作アーム(90)によってクラッチ
体(89)を移動させて、前記出力軸(76)のスプラ
イン軸部(76a)にクラッチ体(89)を嵌合させる
とき、施肥クラッチ(83)を入として出力軸(76)
と入力軸(80)とをクラッチ体(89)によって相互
に連結するように構成している。
【0019】さらに、前記変速入力軸(80)の上方に
は、入力軸(80)と直交する左右方向にウオームギヤ
軸(91)を配設させ、施肥クラッチ(83)の切時に
該ギヤ軸(91)の結合部材であるウオームギヤ(9
2)に噛合せる結合部材であるウオームホイル(93)
をクラッチ体(89)に一体形成すると共に、前記変速
調節軸(82)にプーリ(94)(95)及びタイミン
グベルト(96)を介してギヤ軸(91)を連動連結さ
せ、施肥クラッチ(83)上方で調節ハンドル(84)
近傍にレバーガイド(97a)とともに配設する施肥ク
ラッチレバー(97)に連結ロッド(98)を介し前記
操作アーム(91)を連動連結させて、図6、図8に示
す如く、レバー軸(99)を中心としたクラッチレバー
(97)の下動操作によって施肥クラッチ(83)を切
とするとき、ウオームギヤ(92)にウオームホイル
(93)を噛合せて、調節軸(82)とウオームギヤ軸
(91)とを連動状態とさせるように構成している。そ
して前記ハンドル(84)の回動操作によって繰出量の
調節を行う場合には変速入力軸(80)も同時に回転さ
せることによって、変速機(79)の遊星コーンと変速
リングとの摩擦係合位置を抵抗なく容易に変化させて、
田植機の駆動停止時や植付部(15)及び施肥機(3
6)の駆動停止時に施肥量の調節を行う場合にも変速リ
ングの無理な移動で遊星コーンを損傷させ、異音を発生
させたり耐久性を低下させるなどの不都合のない良好な
調節を可能とさせるように構成している。
【0020】また図9、図11に示す如く、前記調節ハ
ンドル(84)の回動を規制するハンドルストッパ(1
00)を前記ベルト(88)のベルトカバー(101)
に設けるもので、ストッパ(100)は略U字形に折曲
形成して、ベルトカバー(101)外壁の取付板(10
2)にストッパ(100)の開脚基端を枢軸(103)
を介し回動自在に取付け、カバー(101)外壁とスト
ッパ(100)外壁間に支点越えバネ(103a)を張
設して、該バネ(103a)力でハンドル(84)の操
作円板(84a)にストッパ(100)を当接させ、ハ
ンドル(84)の握り部(84b)をストッパ(10
0)の折曲側板(100a)間に位置させるとき、ハン
ドル(84)の操作位置の保持を図る一方、図11仮想
線に示す如く、枢軸(103)を中心としてハンドル
(84)を下動させるとき、前記握り部(84b)に対
するハンドル(84)の規制を解除させて施肥量の調節
を可能とさせるように構成している。
【0021】前記ハンドル軸(85)にはネジ部(85
a)を形成し、該ネジ部(85a)に結合体(104)
を移動自在に結合させ、結合体(104)外側の指針部
(104a)先端を目盛板(105)外側に突出させ
て、指針部(104a)位置によって施肥量を検出する
ように構成している。
【0022】また、前記変速機(79)は左車体フレー
ム(3)の左外側に固設するベース(105)に固設し
て、変速機(79)上部を左右方向に貫通する調節軸
(82)の左端側に前記ハンドル(84)からのベルト
(88)を、また調節軸の右端側に入力軸(80)回転
用のベルト(96)を配設したものである。
【0023】さらに、変速機(79)の後方に突出させ
る出力軸(81)をベベルケース(106)内に臨ませ
て、ベベルケース(106)の上方に突出させる第1伝
達軸(107)に安全クラッチ(108)及び1対のベ
ベルギヤ(109)を介して出力軸(81)を連動連結
させると共に、前記繰出入力軸(78)にベベルケース
(110)内の1対のベベルギヤ(111)を介して第
2伝達軸(112)を連動連結させ、第1及び第2伝達
軸(107)(112)間を自在継手軸(113)で連
結して、変速機(79)の変速出力を繰出入力軸(7
8)を介して繰出軸(64)に伝えて適正量の肥料の繰
出しを行うように構成している。
【0024】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、田植機の駆動停止や植付部(15)及び施肥機(3
6)の駆動停止などで軸受ケース(72)の出力軸(7
6)が非回転状態のときには、前記クラッチレバー(9
7)操作によって施肥クラッチ(83)を切とすること
によって、ウオームギヤ(92)及びホイル(93)が
噛合って変速入力軸(80)と調節軸(82)とが連動
状態となり、前記調節ハンドル(84)による施肥量の
調節操作時には入力軸(80)も同時に回転して、変速
機(79)の遊星コーンなど損傷させることのないスム
ーズな変速機(79)の変速が行える。
【0025】また施肥クラッチ(83)を入とさせた通
常の作業中の施肥量調節時にあっては、ウオームギヤ
(92)とウオームホイル(93)との噛合せを確実に
解除させて、エンジン出力が調節軸(82)やハンドル
(84)に逆に伝わるのを防止し、ハンドル(84)の
回転操作による施肥量調節時にはエンジン出力或いはハ
ンドル(84)からの操作力で入力軸(80)が常に回
転している状態での変速機(79)の良好な変速が行わ
れる。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、施肥装置(36)の繰出部(38)の駆動軸(6
4)にリングコーン式変速機(79)を介しエンジン出
力を伝達するようにした田植機において、エンジン出力
による前記変速機(79)入力軸(80)の駆動の入切
を行うクラッチ(83)を設けると共に、該クラッチ
(83)の切時にエンジン出力とは別系統で変速機(7
9)の入力軸を駆動する動力機構(84)を設けたもの
であるから、作業中以外の機械停止時や施肥機(36)
或いは植付部(15)の作動停止時などでおいても変速
機(79)を支障なく容易に変速操作可能とさせて、施
肥量の調節作業の作業能率向上化を図ることができると
共に、変速機(79)の性能の安定保持と耐久性向上を
図ることができるものである。
【0027】また、変速機(79)の変速動作に動力機
構(84)を連動させ、変速動作時に入力軸(80)を
回転させるものであるから、変速機(79)の変速動作
時には入力軸(80)も常に回転状態とさせて、スムー
ズな変速を促進させて、この変速機(79)の操作性の
向上を図ることができるものである。
【0028】さらに、入力軸(80)にエンジン出力を
伝達する伝達軸(76)と入力軸(80)間にクラッチ
(83)を介設すると共に、前記変速機(79)の変速
調節部(82)を操作するハンドル(84)を備え、前
記クラッチ(83)の切操作時に結合部材(92)(9
3)を介しハンドル(84)にクラッチ(83)を連動
連結させて、ハンドル(84)によって変速機(79)
の変速操作と入力軸(80)の回転とを行うものである
から、クラッチ(83)切時のみ入力軸(80)にハン
ドル(84)を連結状態とさせて、ハンドル(84)に
エンジン出力が伝達される不都合など確実に防止するこ
とができると共に、入力軸(80)の回転停止中に変速
操作を行うなどの誤操作も確実に防止して、ハンドル
(84)による常に容易にして良好な施肥量の調節を可
能とさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図。
【図2】田植機の全体平面図。
【図3】植付部の側面図。
【図4】施肥機の背面図。
【図5】繰出ケース部の断面説明図。
【図6】変速駆動部の側面説明図。
【図7】変速駆動部の正面説明図。
【図8】クラッチ部の切状態の側面説明図。
【図9】クラッチ部の入状態の説明図。
【図10】変速部の正面説明図。
【図11】ハンドルストッパ部の説明図。
【符号の説明】
(36) 施肥機(施肥装置) (38) 繰出ケース(繰出部) (64) 軸 (76) 出力軸(伝達軸) (79) 変速機 (80) 入力軸 (83) クラッチ (84) ハンドル(動力機構) (92) ウオームギヤ(結合部材) (93) ウオームホイル(結合部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥装置の繰出部の駆動軸にリングコー
    ン式変速機を介しエンジン出力を伝達するようにした田
    植機において、エンジン出力による前記変速機入力軸の
    駆動の入切を行うクラッチを設けると共に、該クラッチ
    の切時にエンジン出力とは別系統で変速機の入力軸を駆
    動する動力機構を設けたことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 変速機の変速動作に動力機構を連動さ
    せ、変速動作時に入力軸を回転させるように設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 入力軸にエンジン出力を伝達する伝達軸
    と入力軸間にクラッチを介設すると共に、前記変速機の
    変速調節部を操作するハンドルを備え、前記クラッチの
    切操作時に結合部材を介しハンドルにクラッチを連動連
    結させて、ハンドルによって変速機の変速操作と入力軸
    の回転とを行うように設けたことを特徴とする請求項1
    及び2記載の田植機。
JP2000079439A 2000-03-22 2000-03-22 田植機 Pending JP2001258345A (ja)

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JP2009033776A (ja) * 2008-11-14 2009-02-12 Kts:Kk デジタル放送受信装置
JP2010110239A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Yoka Ind Co Ltd 施肥機の変速装置
CN105993341A (zh) * 2016-07-01 2016-10-12 王秀红 农田播种机播种器动力输入离合调节机构

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