JP2001246607A - 古紙ボード及び古紙ボードの製造方法 - Google Patents

古紙ボード及び古紙ボードの製造方法

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JP2001246607A
JP2001246607A JP2000062033A JP2000062033A JP2001246607A JP 2001246607 A JP2001246607 A JP 2001246607A JP 2000062033 A JP2000062033 A JP 2000062033A JP 2000062033 A JP2000062033 A JP 2000062033A JP 2001246607 A JP2001246607 A JP 2001246607A
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waste paper
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JP2000062033A
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Tadaaki Tajiri
忠昭 田尻
Toshio Ishida
敏夫 石田
Yasuhiro Kanzawa
泰弘 神沢
Naohiko Taniguchi
直彦 谷口
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Kimura Chemical Plants Co Ltd
Original Assignee
Kimura Chemical Plants Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットプレス工程における熱板とボードとの
離型性(剥離性)を良好に保って、長期間安定して、所
望の特性を有する古紙ボードを効率よく製造することが
可能な古紙ボードの製造方法及び該製造方法により製造
される所望の特性を備えた古紙ボードを提供する。 【解決手段】 芯層用ボード原料においては、バインダ
ーとしてポリイソシアネート化合物を用い、かつ、表層
用ボード原料においては、解繊ファイバーの少なくとも
一部として、古紙ボードの製造工程で発生する、ボード
切断廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなか
った材料(ボード廃材)を乾式解繊したものを用いると
ともに、バインダーとしてポリイソシアネート以外の離
型性の良好な熱硬化性樹脂を用い、この表層によりホッ
トプレス装置の熱板との離型性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は古紙ボード及びそ
の製造方法に関し、詳しくは、新聞紙、雑誌、段ボール
などの古紙を解繊した解繊ファイバーにバインダーを配
合してなるボード原料を、熱板により加熱・圧締してボ
ード状に成形する工程(ホットプレス工程)を経て製造
される古紙ボード及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】工場や
オフィス、あるいは一般家庭などから排出される多量の
古紙は、環境保護、資源の有効活用などの見地から、近
年、種々の用途に再利用されるようになっている。そし
て、その再利用方法の一つとして、古紙から建材用など
に用いられる古紙ボードを製造する方法が知られてい
る。
【0003】そして、古紙ボードの製造方法の一つに、
例えば、古紙を乾式解繊した解繊ファイバーにバインダ
ーを添加してなるボード原料を熱板により加熱・圧締す
る、いわゆるホットプレス法を用いてボード状に成形す
るようにした古紙ボードの製造方法がある。
【0004】ところで、上記の古紙ボードの製造方法に
おいて用いられるホットプレス装置は、通常、熱板と被
圧着材(ボード)との離型性(剥離性)を良好に保つた
めに、熱板の表面に剥離板(例えば、Al合金からなる
基材の表面にフッ素樹脂コーティングを施したものな
ど)が取り付けられており、熱板がこの剥離板を介して
ボード原料に押し付けられるように構成されている。
【0005】しかし、長期間繰り返して使用すると、フ
ッ素樹脂コーティングからなる剥離層が磨耗して、Al
合金からなる基材が露出し、ボードとの離型性(剥離
性)が低下するという問題点があり、長期間安定操業の
見地からは、必ずしも信頼性が十分とはいえないのが実
情である。
【0006】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、ホットプレス工程における熱板とボードとの離型
性(剥離性)を良好に保って、長期間安定して、所望の
特性を有する古紙ボードを効率よく製造することが可能
な古紙ボードの製造方法及び該製造方法により製造され
る所望の特性を備えた古紙ボードを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明(請求項1)の古紙ボードの製造方法は、
古紙を乾式解繊した解繊ファイバーを主原料とし、芯層
と表層に、成分が異なる原料(ボード原料)を使用す
る、芯層が両面側から表層により挟まれた3層構造を有
する古紙ボードの製造方法であって、芯層用ボード原料
(層)の両面側に表層用ボード原料(層)が配設された
3層構造のボード原料積層体を、熱板により加熱・圧締
してボード状に成形する工程(ホットプレス工程)を備
えており、かつ、芯層用ボード原料として、主原料であ
る古紙を乾式解繊した解繊ファイバーに、バインダーと
して、ポリイソシアネート化合物を乾燥基準で5〜15
重量%の割合で添加してなるボード原料が使用され、表
層用ボード原料として、古紙ボードの製造工程で発生す
る、ボード切断廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品
とならなかった材料(以下「ボード廃材」という)を乾
式解繊した解繊ファイバーが少なくとも一部として用い
られている解繊ファイバーに、バインダーとして、ポリ
イソシアネート化合物以外の、ホットプレス工程におけ
る熱板との離型性の良好な熱硬化性樹脂を添加してなる
表層用ボード原料が使用されていることを特徴としてい
る。
【0008】芯層用ボード原料においては、バインダー
として、ポリイソシアネート化合物を乾燥基準で5〜1
5重量%の割合で用い、かつ、表層用ボード原料におい
ては、解繊ファイバーの少なくとも一部として、古紙ボ
ードの製造工程で発生する、ボード切断廃材、切断屑、
仕損じボードなどの製品とならなかった材料(ボード廃
材)を乾式解繊したものを用いるとともに、バインダー
として、ポリイソシアネート以外の離型性の良好な熱硬
化性樹脂を用いることにより、ボード全体としての機械
的強度などの特性を主として芯層で確保し、ホットプレ
ス装置の熱板との離型性を表層により確保することが可
能になり、所望の特性を備えた古紙ボードを効率よく製
造することが可能になる。なお、芯層用ボード原料に添
加するバインダーとしては、場合によっては、ポリイソ
シアネート化合物に他のバインダーを混合したものを用
いることも可能である。
【0009】また、表層用ボード原料においては、解繊
ファイバーの少なくとも一部として、古紙ボードの製造
工程で発生するボード廃材を乾式解繊したものを用いる
ようにしているので、ボード廃材を効率よく利用して、
コストの低減を図ったり、クローズドシステムを構築し
たりすることが可能になる。また、ボード廃材は、過去
に解繊が行われており、かつ、バインダーが含まれてい
るため、これを再び解繊し、サイドバインダーを添加し
て、表層用ボード原料として使用する場合、 解繊状態が均一になり、古紙(バージン古紙)を解繊
したものに比べて、解繊されていない紙片が大幅に減少
し、芯層との剥離強さ(接着強度)を向上させることが
可能になる 解繊後に、再度バインダーを添加するので、樹脂の含
有量が増大し、耐水性及び寸法安定性を向上させること
が可能になるというような作用を奏する。なお、本願発
明において、芯層は必ずしも単層構造である必要はな
く、場合によっては複数層構造とすることも可能であ
る。
【0010】また、請求項2の古紙ボードの製造方法
は、前記表層用ボード原料に用いられている熱硬化性樹
脂が、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
酢酸ビニル樹脂、及びウレタン系樹脂からなる群より選
ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
【0011】表層用ボード原料に添加される熱硬化性樹
脂として、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、酢酸ビニル樹脂、及びウレタン系樹脂からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種を用いることにより、機械的
強度などを犠牲にすることなく、ホットプレス装置の熱
板との離型性を良好に保つことが可能になり、本願発明
を実効あらしめることができる。
【0012】また、請求項3の古紙ボードの製造方法
は、前記表層用ボード原料に用いられている熱硬化性樹
脂が、水分散型フェノール樹脂であり、かつ、水分散型
フェノール樹脂の配合割合が、乾燥基準で5〜20重量
%の割合であることを特徴としている。
【0013】表層用ボード原料に添加される熱硬化性樹
脂として、水分散型フェノール樹脂を用い、かつ、その
配合割合(添加量)を乾燥基準で5〜20重量%の割合
とすることにより、コストの増大を抑制しつつ、機械的
強度などの特性を確保するとともに、ホットプレス装置
の熱板との離型性を良好に保つことが可能になり、本願
発明をさらに実効あらしめることができる。
【0014】また、請求項4の古紙ボードの製造方法
は、前記表層用ボード原料を構成する解繊ファイバーの
主原料として、ホットプレス工程を経て成形されるボー
ドの周囲をカットする際に発生する端材を用いることを
特徴としている。
【0015】古紙ボードを製造する場合、ホットプレス
工程を経て成形されるボードの周囲をカットする際に相
当量の端材が発生するが、請求項4の古紙ボードの製造
方法のように、表層用ボード原料を構成する解繊ファイ
バーの主原料として、この端材を用いることにより、ボ
ード廃材を極めて効率よく利用することが可能になり、
本願発明を実効あらしめることが可能になる。
【0016】また、請求項5の古紙ボードの製造方法
は、製品である古紙ボードにおける芯層の厚みが4〜2
0mm、表層の厚みが0.3〜1.0mmとなるように、芯
層用ボード原料(層)の両面側に、表層用ボード原料
(層)を配設した3層構造のボード原料積層体をホット
プレス工程に供することを特徴としている。
【0017】製品である古紙ボードにおける芯層の厚み
が4〜20mm、表層の厚みが0.3〜1.0mmとなるよ
うに、芯層用ボード原料(層)の両面側に、表層用ボー
ド原料(層)を配設し、この3層構造のボード原料積層
体をホットプレス工程に供することにより、表層に十分
に離型性向上の機能を果たさせることが可能になり、さ
らに本願発明を実効あらしめることができる。
【0018】また、請求項6の古紙ボードの製造方法
は、本願発明の方法により製造され、使用された古紙ボ
ード(使用済ボード)及び/又はボード切断廃材、切断
屑、仕損じボードなどの製品とならなかった材料(ボー
ド廃材)を、粗粉砕した後、乾式解繊した解繊ファイバ
ーを、芯層用ボード原料の少なくとも一部として使用す
ることを特徴としている。
【0019】使用済ボード及び/又はボード廃材を、粗
粉砕した後、乾式解繊した解繊ファイバー(リサイクル
解繊ファイバー)(広義の古紙解繊ファイバー)を、芯
層用ボード原料の少なくとも一部として使用するように
した場合、使用済みの古紙ボードのリサイクルを図るこ
とが可能になり、省資源の要請によりよく応えることが
可能になる。
【0020】なお、使用済ボード及び/又はボード廃材
を乾式解繊した解繊ファイバー(リサイクル解繊ファイ
バー)を使用する場合、通常は、リサイクル解繊ファイ
バーの割合を、解繊ファイバー全体の60重量%以下の
割合とすることが望ましく、その場合、古紙からの解繊
ファイバーのみを用いた場合に比べて、実質的にほとん
ど遜色のない古紙ボードを得ることができる。
【0021】ただし、製品に対して要求される特性によ
っては、芯層用ボード原料を構成する解繊ファイバーの
全量を、上記のリサイクル解繊ファイバーでまかなうこ
とも可能である。なお、リサイクル解繊ファイバーを芯
層用ボード原料として用いる場合、バインダー(接着
剤)添加量を増やすことにより、所要の曲げ強度を実現
することが可能であり、バインダーの使用量が増えるこ
とのデメリットよりも、リサイクル解繊ファイバーを使
用することのメリットのほうが大きい場合には有効な手
段となる。
【0022】また、本願発明(請求項7)の古紙ボード
は、請求項1〜6の古紙ボードの製造方法により製造さ
れた古紙ボードであって、古紙を解繊した解繊ファイバ
ーを主成分とし、かつ、バインダーとしてポリイソシア
ネート化合物が、乾燥基準で5〜15重量%の割合で用
いられている芯層材と、前記芯層材を挟むようにその表
裏両面側に積層された、少なくとも一部に、ボード切断
廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなかった
ボード廃材を乾式解繊した解繊ファイバーが用いられ、
かつ、バインダーとして、ポリイソシアネート以外の離
型性の良好な熱硬化性樹脂が、乾燥基準で5〜20重量
%の割合で用いられている表層材とを具備することを特
徴としている。
【0023】本願発明の古紙ボードは、請求項1〜6の
古紙ボードの製造方法により製造された古紙ボードであ
って、古紙を解繊した解繊ファイバー(解繊ファイバー
がリサイクル解繊ファイバーである場合を含む)を主成
分とし、かつ、バインダーとしてポリイソシアネート化
合物が、乾燥基準で5〜15重量%の割合で用いられて
いる芯層材と、芯層材を挟むようにその表裏両面側に積
層された、少なくとも一部に、ボード切断廃材、切断
屑、仕損じボードなどの製品とならなかったボード廃材
を乾式解繊した解繊ファイバーが用いられ、かつ、バイ
ンダーとして、ポリイソシアネート以外の離型性の良好
な熱硬化性樹脂が、乾燥基準で5〜20重量%の割合で
用いられている表層材とを備えた積層構造を有している
ので、機械的強度や撥水性などに関し優れた特性を備え
ているとともに、成形工程で用いられるホットプレス装
置の熱板との離型性が優れているため、本願発明の製造
方法により効率よく製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。図
1は本願発明の一実施形態にかかる古紙ボードの製造方
法を示すフローシートである。
【0025】この実施形態の古紙ボードの製造方法は、
図1に示すように、主要な工程として、芯層を形成する
ための一連の工程S1と、表層を形成するための一連の
工程S2と、芯層及び表層を積層し、加熱・圧締し、製
品仕上げを行う一連の工程S3とを備えている。
【0026】芯層を形成するための一連の工程S1は、
主要な工程として、古紙原料を粗粉砕する古紙粉砕工程
A1と、粗粉砕された古紙原料を乾式解繊する古紙乾式
解繊工程B1と、バインダーとしてポリイソシアネート
化合物を添加・混合するバインダー添加工程C1と、ポ
リイソシアネート化合物が添加された古紙原料(芯層用
ボード原料)を広げて層状に成形する芯層フォーミング
工程D1とを備えている。
【0027】上記古紙粉砕工程A1は、新聞紙、雑誌、
段ボールなどの古紙原料を、乾式解繊機に供給できる形
状になるまで粗粉砕する工程である。なお、粗粉砕され
た古紙原料が供給される場合には、粉砕が不要な場合も
ある。
【0028】また、古紙乾式解繊工程B1は、粗粉砕さ
れた古紙原料を乾式解繊する工程であり、この工程で、
古紙原料が十分解繊されファイバー状になる。
【0029】また、バインダー添加工程C1は、バイン
ダーとしてポリイソシアネート化合物を添加、混合する
工程である。なお、ポリイソシアネート化合物として
は、ここでは、ジフェニルメタンジイソシアネートを用
い、乾燥基準で8重量%及び10重量%の割合で添加し
た。
【0030】また、芯層フォーミング工程D1は、ポリ
イソシアネート化合物が添加された古紙原料(芯層用ボ
ード原料)を、所定の形状、厚さの層(マット状の成形
体)に成形する(広げる)工程である。
【0031】また、上記の表層を形成するための一連の
工程S2は、主要な工程として、ボード切断廃材、切断
屑、仕損じボードなどの製品とならなかった材料(ボー
ド廃材)を粗粉砕するボード廃材粉砕工程A2と、粗粉
砕されたボード廃材を乾式解繊する廃材乾式解繊工程B
2と、バインダーとして機能する熱硬化性樹脂を添加・
混合する熱硬化性樹脂添加工程C2と、熱硬化性樹脂が
添加された表層用ボード原料を広げて層状に成形する表
層フォーミング工程D2とを備えている。
【0032】ボード廃材粉砕工程A2は、ボード切断廃
材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなかったボ
ード廃材を、乾式解繊機に供給できる形状になるまで粗
粉砕する工程である。なお、この実施形態では、表層用
ボード原料として、後述のホットプレス工程を経て成形
されたボードの周囲をカットする際に発生する切断端材
を用いた。ただし、切断屑、仕損じボードなどを用いる
ことも可能である。
【0033】また、廃材乾式解繊工程B2は、粗粉砕さ
れた切断端材を乾式解繊する工程であり、この工程で、
切断端材が十分解繊されファイバー状になる。
【0034】また、熱硬化性樹脂添加工程C2は、ポリ
イソシアネート化合物以外の、ホットプレス装置の熱板
との離型性に優れた熱硬化性樹脂を添加する工程であ
る。なお、この実施形態では、離型性に優れた熱硬化性
樹脂として、水分散型フェノール樹脂を用い、乾燥基準
で10重量%の割合で添加した。
【0035】また、表層フォーミング工程D2は、水分
散型フェノール樹脂が添加された表層用ボード原料を、
所定の形状、厚さの層(マット状の成形体)に成形する
(広げる)工程である。
【0036】また、芯層及び表層を積層し、加熱・圧締
し、製品仕上げを行う一連の工程S3は、芯層用ボード
原料(層)の表裏両面側に、表層用ボード原料を配設
(積層)して芯層と表層からなる3層構造のボード原料
積層体を形成する芯層・表層積層工程Eと、このボード
原料積層体を予備的に成形する予備プレス工程Fと、予
備プレスされたボード原料積層体を、熱板により所定条
件で加熱・圧締してボード状に成形する成形工程(ホッ
トプレス工程)Gと、成形体(ボード)を最終製品(古
紙ボード)にまで仕上げる製品仕上工程Hとを備えてい
る。
【0037】上記芯層・表層積層工程Eは、芯層フォー
ミング工程D1でマット状に成形された芯層用ボード原
料(層)の表裏両面側に、上記表層フォーミング工程D
2でマット状に成形された表層用ボード原料(層)を積
層して3層構造のボード原料積層体を形成する工程であ
る。この実施形態では、図2に示すように、製品である
古紙ボード1における芯層2の厚みが約11mm、芯層2
の表裏両面側に配設された表層3a,3bのそれぞれの
厚みが約0.5mmとなるように、芯層用ボード原料
(層)の両面側に、表層用ボード原料(層)を積層し
た。
【0038】なお、この実施形態では、製品である古紙
ボード1において、芯層2の厚みが約11mm、表裏両面
側の表層3a,3bの厚みが約0.5mmになるようにす
るため、予備プレス前の芯層用ボード原料層の厚みが約
280mm、各表層用ボード原料層の厚みが約10mmとな
るように芯層用及び表層用ボード原料を積層した。
【0039】また、予備プレス工程Fは、所定の形状、
厚さに積層された3層構造のボード原料積層体を予備的
にプレスする工程である。
【0040】成形工程(ホットプレス工程)Gは、予備
プレスされた3層構造のボード原料積層体を、所定の厚
みのスペーサを介して、表裏両面側から熱板を押圧する
ことにより加熱・圧締してボード状に成形する工程であ
る。この実施形態では、 (a)圧締圧力 : 18kgf/cm2 (b)加熱温度 :180℃ (c)加熱・圧締時間: 10分 (d)スペーサの厚み: 12mm の条件で加熱・圧締を行った。なお、ホットプレス工程
は、単段方式で行うことも可能であり、また、一次ホッ
トプレス工程、二次ホットプレス工程というように復次
のホットプレス工程を備えた多段方式、あるいは連続方
式で行うことも可能である。
【0041】この工程では、芯層用ボード材料中のポリ
イソシアネート化合物が硬化してバインダー(接着剤)
としての機能を発揮し、また、表層用ボード原料中の水
分散型フェノール樹脂が硬化して、バインダー(接着
剤)としての機能を発揮するとともに、フェノール樹脂
がホットプレス装置の熱板との離型性(剥離性)を発揮
して、成形されたボードが熱板に付着することを阻止す
る機能を果たす。
【0042】また、製品仕上工程Hは、成形体(ボー
ド)を切断、トリミングして、所定の寸法の最終製品
(古紙ボード)に仕上げる工程である。
【0043】上記実施形態の古紙ボードの製造方法によ
れば、ホットプレス装置の熱板とボードとの離型性(剥
離性)が長期間安定して良好に保たれ、十分に安定した
操業を長期間継続して行うことができた。
【0044】また、上記実施形態では、芯層用ボード原
料として、主原料である古紙を乾式解繊した解繊ファイ
バーにバインダーを添加したものを用いているが、本願
発明の方法により製造され、使用された古紙ボード(使
用済ボード)及び/又はボード切断廃材、切断屑、仕損
じボードなどの製品とならなかった材料(ボード廃材)
を、粗粉砕した後、乾式解繊した解繊ファイバー(リサ
イクル解繊ファイバー)を、芯層用ボード原料の少なく
とも一部として使用することも可能である。
【0045】なお、リサイクル解繊ファイバーとして、
ホットプレス工程を経て成形されたボードの周囲をカッ
トする際に発生する端材(切断端材)を乾式解繊した解
繊ファイバーを用い、これを古紙からの解繊ファイバー
と混合して用いた場合における、リサイクル解繊ファイ
バーの配合割合(乾燥基準)と、古紙ボードの特性(
密度、曲げ強さ、密度を0.75に換算した場合の
曲げ強さ、厚さ膨張率、吸水率の関係を表1及び表
2に示す。なお、表1は、バインダーの添加量が乾燥基
準で8重量%の場合であり、表2は、バインダーの添加
量が乾燥基準で10重量%の場合である。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】また、切断端材からのリサイクル解繊ファ
イバーを、古紙からの解繊ファイバーと混合して用いた
場合における、リサイクル解繊ファイバーの配合割合
(主原料中への端材解繊物配合割合)と古紙ボードの曲
げ強さの関係を図3に示し、リサイクル解繊ファイバー
の配合割合(主原料中への端材解繊物配合割合)と古紙
ボードの芯層と表層の剥離強さの関係を図4に示す。
【0049】表1,表2及び図3に示すように、切断端
材からのリサイクル解繊ファイバーの割合が増大すると
曲げ強さはいくらか低下するが、図4に示すように、芯
層と表層の剥離強さは向上する。また、その他の特性に
ついては、大きな変化が認められなかった。
【0050】上記の結果より、使用済ボードやボード切
断廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなかっ
た材料(ボード廃材)を、粗粉砕した後、乾式解繊した
解繊ファイバー(リサイクル解繊ファイバー)を芯層の
少なくとも一部として用いることが可能であることがわ
かる。
【0051】なお、本願発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、芯層及び表層へのバインダーの添加割
合などに関し、発明の要旨の範囲内において種々の応
用、変形を加えることが可能である。
【0052】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)の
古紙ボードの製造方法は、芯層用ボード原料において
は、バインダーとして、ポリイソシアネート化合物を乾
燥基準で5〜15重量%の割合で用い、かつ、表層用ボ
ード原料においては、解繊ファイバーの少なくとも一部
として、古紙ボードの製造工程で発生する、ボード切断
廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなかった
材料(ボード廃材)を乾式解繊したものを用いるととも
に、バインダーとして、ポリイソシアネート以外の離型
性の良好な熱硬化性樹脂を用いるようにしているので、
ボード全体としての機械的強度などの特性を主として芯
層で確保し、ホットプレス装置の熱板との離型性を表層
により確保することが可能になり、所望の特性を備えた
古紙ボードを効率よく製造することが可能になる。
【0053】また、表層用ボード原料においては、解繊
ファイバーの少なくとも一部として、古紙ボードの製造
工程で発生するボード廃材を乾式解繊したものを用いる
ようにしているので、ボード廃材を効率よく利用して、
コストの低減を図ったり、クローズドシステムを構築し
たりすることが可能になる。また、ボード廃材を、表層
用ボード原料として使用する場合、解繊状態が均一に
なり、古紙(バージン古紙)を解繊したものに比べて、
解繊されていない紙片が大幅に減少し、芯層との剥離強
さ(接着強度)を向上させることが可能になる、解繊
後に、再度バインダーを添加するので、バインダーの含
有量が増大し、耐水性及び寸法安定性を向上させること
が可能になるというような効果が得られる。
【0054】また、請求項2の古紙ボードの製造方法の
ように、表層用ボード原料に添加される熱硬化性樹脂と
して、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
酢酸ビニル樹脂、及びウレタン系樹脂からなる群より選
ばれる少なくとも1種を用いるようにした場合、機械的
強度などを犠牲にすることなく、ホットプレス装置の熱
板との離型性を、確実かつ良好に保つことが可能にな
り、本願発明を実効あらしめることができる。
【0055】また、請求項3の古紙ボードの製造方法の
ように、表層用ボード原料に添加される熱硬化性樹脂と
して、水分散型フェノール樹脂を用い、かつ、その配合
割合(添加量)を乾燥基準で5〜20重量%の割合とす
ることにより、コストの増大を抑制しつつ、機械的強度
などの特性を確保するとともに、ホットプレス装置の熱
板との離型性を良好に保つことが可能になり、本願発明
をさらに実効あらしめることができる。
【0056】また、古紙ボードを製造する場合、ホット
プレス工程を経て成形されるボードの周囲をカットする
際に相当量の端材が発生するが、請求項4の古紙ボード
の製造方法のように、表層用ボード原料を構成する解繊
ファイバーの主原料として、この端材を用いることによ
り、ボード廃材を極めて効率よく利用することが可能に
なり、本願発明を実効あらしめることが可能になる。
【0057】また、請求項5の古紙ボードの製造方法の
ように、製品である古紙ボードにおける芯層の厚みが4
〜20mm、表層の厚みが0.3〜1.0mmとなるよう
に、芯層用ボード原料(層)の両面側に、表層用ボード
原料(層)を配設し、この3層構造のボード原料積層体
をホットプレス工程に供することにより、表層に十分に
離型性向上の機能を果たさせることが可能になり、さら
に本願発明を実効あらしめることができる。
【0058】また、請求項6の古紙ボードの製造方法の
ように、使用済ボード及び/又はボード廃材を、粗粉砕
した後、乾式解繊した解繊ファイバー(リサイクル解繊
ファイバー)(広義の古紙解繊ファイバー)を、芯層用
ボード原料の少なくとも一部として使用するようにした
場合、使用済みの古紙ボードのリサイクルを図ることが
可能になり、省資源の要請によりよく応えることが可能
になる。
【0059】また、本願発明(請求項7)の古紙ボード
は、請求項1〜6の古紙ボードの製造方法により製造さ
れた古紙ボードであって、古紙を解繊した解繊ファイバ
ー(解繊ファイバーがリサイクル解繊ファイバーである
場合を含む)を主成分とし、かつ、バインダーとしてポ
リイソシアネート化合物が、乾燥基準で5〜15重量%
の割合で用いられている芯層材と、芯層材を挟むように
その表裏両面側に積層された、少なくとも一部に、ボー
ド切断廃材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならな
かったボード廃材を乾式解繊した解繊ファイバーが用い
られ、かつ、バインダーとして、ポリイソシアネート以
外の離型性の良好な熱硬化性樹脂が、乾燥基準で5〜2
0重量%の割合で用いられている表層材とを備えた積層
構造を有しているので、機械的強度や撥水性などに関し
優れた特性を備えているとともに、成形工程で用いられ
るホットプレス装置の熱板との離型性が優れているた
め、本願発明の製造方法により効率よく製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態にかかる古紙ボードの製
造方法を示すフローシートである。
【図2】本願発明の実施形態において製造した古紙ボー
ドの断面図である。
【図3】切断端材からのリサイクル解繊ファイバーを、
古紙からの解繊ファイバーと混合して用いた場合におけ
る、リサイクル解繊ファイバーの配合割合(主原料中へ
の端材解繊物配合割合)と古紙ボードの曲げ強さの関係
を示す図である。
【図4】切断端材からのリサイクル解繊ファイバーを、
古紙からの解繊ファイバーと混合して用いた場合におけ
る、リサイクル解繊ファイバーの配合割合(主原料中へ
の端材解繊物配合割合)と古紙ボードの芯層と表層の剥
離強さの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 古紙ボード(製品) 2 芯層 3a,3b 表層 A1 古紙粉砕工程 B1 古紙乾式解繊工程 C1 バインダー添加工程 D1 芯層フォーミング工程 A2 ボード廃材粉砕工程 B2 廃材乾式解繊工程 C2 熱硬化性樹脂添加工程 D2 表層フォーミング工程 E 芯層・表層積層工程 F 予備プレス工程 G 成形工程(ホットプレス工程) H 製品仕上げ工程 S1 芯層を形成するための一連の工程 S2 表層を形成するための一連の工程 S3 成形や製品仕上げなどを行う一連の
工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神沢 泰弘 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番2号 木 村化工機株式会社内 (72)発明者 谷口 直彦 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番2号 木 村化工機株式会社内 Fターム(参考) 2B260 AA12 BA04 BA15 BA19 BA23 CA02 CB01 CB04 CD02 DA02 DA04 DA05 DA06 DA08 DA09 DA17 DC14 DD03 EA05 EB02 EB21 EC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】古紙を乾式解繊した解繊ファイバーを主原
    料とし、芯層と表層に、成分が異なる原料(ボード原
    料)を使用する、芯層が両面側から表層により挟まれた
    3層構造を有する古紙ボードの製造方法であって、 芯層用ボード原料(層)の両面側に表層用ボード原料
    (層)が配設された3層構造のボード原料積層体を、熱
    板により加熱・圧締してボード状に成形する工程(ホッ
    トプレス工程)を備えており、かつ、 芯層用ボード原料として、主原料である古紙を乾式解繊
    した解繊ファイバーに、バインダーとして、ポリイソシ
    アネート化合物を乾燥基準で5〜15重量%の割合で添
    加してなるボード原料が使用され、 表層用ボード原料として、古紙ボードの製造工程で発生
    する、ボード切断廃材、切断屑、仕損じボードなどの製
    品とならなかった材料(以下「ボード廃材」という)を
    乾式解繊した解繊ファイバーが少なくとも一部として用
    いられている解繊ファイバーに、バインダーとして、ポ
    リイソシアネート化合物以外の、ホットプレス工程にお
    ける熱板との離型性の良好な熱硬化性樹脂を添加してな
    る表層用ボード原料が使用されていることを特徴とする
    古紙ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】前記表層用ボード原料に用いられている熱
    硬化性樹脂が、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキ
    シ樹脂、酢酸ビニル樹脂、及びウレタン系樹脂からなる
    群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする
    請求項1記載の古紙ボードの製造方法。
  3. 【請求項3】前記表層用ボード原料に用いられている熱
    硬化性樹脂が、水分散型フェノール樹脂であり、かつ、
    水分散型フェノール樹脂の配合割合が、乾燥基準で5〜
    20重量%の割合であることを特徴とする請求項1記載
    の古紙ボードの製造方法。
  4. 【請求項4】前記表層用ボード原料を構成する解繊ファ
    イバーの主原料として、ホットプレス工程を経て成形さ
    れるボードの周囲をカットする際に発生する端材を用い
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の古
    紙ボードの製造方法。
  5. 【請求項5】製品である古紙ボードにおける芯層の厚み
    が4〜20mm、表層の厚みが0.3〜1.0mmとなるよ
    うに、芯層用ボード原料(層)の両面側に、表層用ボー
    ド原料(層)を配設した3層構造のボード原料積層体を
    ホットプレス工程に供することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の古紙ボードの製造方法。
  6. 【請求項6】本願発明の方法により製造され、使用され
    た古紙ボード(使用済ボード)及び/又はボード切断廃
    材、切断屑、仕損じボードなどの製品とならなかった材
    料(ボード廃材)を、粗粉砕した後、乾式解繊した解繊
    ファイバーを、芯層用ボード原料の少なくとも一部とし
    て使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の古紙ボードの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の古紙ボードの製造方法によ
    り製造された古紙ボードであって、 古紙を解繊した解繊ファイバーを主成分とし、かつ、バ
    インダーとしてポリイソシアネート化合物が、乾燥基準
    で5〜15重量%の割合で用いられている芯層材と、 前記芯層材を挟むようにその表裏両面側に積層された、
    少なくとも一部に、ボード切断廃材、切断屑、仕損じボ
    ードなどの製品とならなかったボード廃材を乾式解繊し
    た解繊ファイバーが用いられ、かつ、バインダーとし
    て、ポリイソシアネート以外の離型性の良好な熱硬化性
    樹脂が、乾燥基準で5〜20重量%の割合で用いられて
    いる表層材とを具備することを特徴とする古紙ボード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238502A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 木質系チップ成形体
JP2010280186A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Toyota Boshoku Corp 繊維ボードの製造方法

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