JP2001196285A - レジスト類塗布機 - Google Patents

レジスト類塗布機

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JP2001196285A
JP2001196285A JP2000001049A JP2000001049A JP2001196285A JP 2001196285 A JP2001196285 A JP 2001196285A JP 2000001049 A JP2000001049 A JP 2000001049A JP 2000001049 A JP2000001049 A JP 2000001049A JP 2001196285 A JP2001196285 A JP 2001196285A
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JP
Japan
Prior art keywords
substrate
ridge
resist
polyimide
resist coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000001049A
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English (en)
Inventor
Kenji Kono
健治 河野
Kazutoshi Kato
和利 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスト類を基板に均一に塗布するためのレ
ジスト類塗布機に関し、リッジ両側でレジスト類を対称
に塗布して断線等を防ぐ。 【解決手段】 極性切替スイッチ12は電源スイッチS
と直流電源Eの直列回路とモータ1の間に接続される。
電源スイッチSがオンされているときに極性切替スイッ
チ12を手動操作することで、直流電源Eからモータ1
に印加する電源電圧の極性を反転させて、モータ1を、
すなわち基板3を時計回り方向(CW)のみならず反時
計回り方向(CCW)に回転駆動することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレジスト類塗布機に
関し、特に、レジスト、ポリイミドあるいはPMGIな
どのレジスト類を基板に均一に塗布するための小型のレ
ジスト類塗布機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のレジスト類塗布機の斜視図
を、図4に斜視図中A−A’における断面図を示す。
【0003】両図において5は筐体であり、筐体5中に
は電源(図示せず)によって回転駆動されるモータ1が
配設される。4は基板固定台であり、モータ1の回転軸
2と係合する軸状の係合部4aを備える。基板固定台4
はさらにディスク状の基板載置部4bを備え、当該載置
部に基板3が固定される。
【0004】モータ1は一方向に回転駆動され、図3で
は時計回り方向(CW)に回転して基板固定台4を同方
向に回転させる。基板固定台4の上部には、基板載置部
4b上の基板3にレジスト類を滴下して塗布するための
レジスト滴下手段(図示せず)が設けられる。
【0005】次に、上記構成の従来のレジスト類塗布機
を用いて、リッジを持った基板に例えばポリイミドを塗
布してリッジ構造を平坦化し、リッジの頭に形成した電
極を外部に引き出すプロセスを行った場合の動作と問題
点について考察する。
【0006】図5(A)〜図5(C)はレジスト塗布か
ら電極形成までの工程を説明する動作説明図であり、回
転方向と直交する方向に示している。
【0007】使用する基板3には、図5(A)のよう
に、幅W、高さHのリッジ6が形成されている。なお、
この例においては幅Wは1.5μm程度、高さHは4μ
m程度とするが、以下の議論は、幅W、高さHの値に関
らず成立する。
【0008】図3および図4に示したように基板3を基
板載置部4b上に載置する。この状態で、レジスト滴下
手段によってポリイミド7を滴下した後、基板固定台4
を時計回り方向(CW)に回転させ、図5(A)の通り
に基板3の全面に塗布する。この時、回転方向と慣性の
関係で、リッジ6の図中左側にポリイミド7が堰き止め
られて溜まる。従って、リッジ6の右側にはポリイミド
7が充分には供給されないので、ここにディップ8が生
じてしまう。この形状に形成されたポリイミド7をべー
キングにより固化する。
【0009】次に、図5(B)に示すようにエッチバッ
クを行ってリッジ6の頭出しを行なう。すなわち、基板
3の上方から酸素ガスによるリアクティブイオンエッチ
ング(O2−RIE)を行ってポリイミド7の上部を除
去する。この結果、リッジ6の右側には段差9が生じ
る。
【0010】続いて、ポリイミド7とリッジ6の上部に
電極を形成すると、図5(C)に示すように電極10a
もディップ8にしたがって湾曲した断面形状となり、ま
た、段差9によって電極10bと電極10aが不連続と
なって電極の断線が起こってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のレジスト類塗布
機では、上述した通り電極の断線が起こるという課題が
あった。
【0012】このようにリッジ6の回転方向に対し両側
において塗布された厚みが異なるのはポリイミドの場合
のみでなく、厚みの相異は通常のレジストやPMGI
(Polyglycidal Methacrylate Imede)など粘性のある
液体を塗布した場合には必ず生じてしまう。また本出願
人は、従来のレジスト類塗布機のように同じ方向に回転
させた場合には、レジスト塗布とベーキングを何度繰り
返しても厚みの相異を解決することができないことを実
験的に確認した。
【0013】また従来のレジスト類塗布機では、上述の
ようなエッチバックを行うことなくリッジ6の頭部に微
細なパターンを形成する場合にも、正確なパターン形成
を行えないという課題があった。
【0014】そこで本発明は、リッジ両側に形成される
レジスト類の厚みの相異を解決し、リッジ頭部から電極
を引き出す際の断線を防ぐことができ、またはリッジ頭
部へ微細なパターンを形成することのできるレジスト類
塗布機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、基板を固定する基板固定手段と、駆動電
源から電力を供給されて前記基板固定手段を回転させる
回転手段と、前記回転駆動にしたがって回転する前記基
板固定手段に固定された基板にレジスト類を塗布する塗
布手段と、前記回転手段に供給する電力の極性を切り替
えて、前記回転手段の回転方向を時計回り方向と反時計
回り方向に切り替える回転切り替え手段とを備えたこと
を特徴とするレジスト類塗布機を提供する。
【0016】上記構成の本発明によれば、基板固定手段
は時計回りと反時計回りの両方向に回転可能である。従
って、時計回りに回転させてレジスト類を一旦塗布し、
べーキングにより固化させた後、今度は時計回りに回転
させてレジスト類を塗布してべーキングすると、リッジ
両側で対称となるようにレジスト類を塗布することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る一実施形態の
レジスト類塗布機の構成を示す構成図である。図3中と
同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0018】図1において、12は本発明の特徴である
極性切替スイッチであり、電源スイッチSと直流電源E
の直列回路とモータ1の間に接続される。極性切替スイ
ッチ12には、例えば2回路3接点のコンタクト・スイ
ッチを用いることができる。極性切替スイッチ12の回
路形式はこれに限定されない。
【0019】電源スイッチSがオンされているときに極
性切替スイッチ12を手動操作することで、直流電源E
からモータ1に印加する電源電圧の極性を反転させて、
モータ1を、すなわち基板3を時計回り方向(CW)の
みならず反時計回り方向(CCW)に回転駆動すること
が可能である。基板固定台4の上部には、レジスト滴下
手段(図示せず)が設けられる。
【0020】以下、本実施形態に係るレジスト類塗布機
によるレジスト塗布から電極形成までの工程と、当該工
程により得られる効果について、図2(A)〜図2
(D)の動作説明図(レジスト塗布から電極形成までの
工程)を参照して説明する。図2(A)〜図2(D)は
回転方向と直交する方向に示している。
【0021】まず、従来例と同様に基板固定台4の上に
基板3を載置し、固定する。レジスト類の一例として基
板3上にポリイミド7を滴下した後、電源スイッチSを
オンさせて時計回り方向(CW)に基板固定台4を回転
させて基板3にポリイミド7を塗布した後、べーキング
により固化する。この時、図2(A)に示したように、
従来例と同様にポリイミド7は基板3のリッジ6によっ
てその図中左側に堰き止められ、ここに多く溜まる。一
方、リッジ6の右側にはディップ8が形成される。
【0022】この工程までは従来例と同様である。
【0023】続いて、図2(A)の形状とされたポリイ
ミド7の上にポリイミド11を滴下した後、極性切替ス
イッチ12を手動操作し、反時計回り方向(CCW)に
基板固定台4を回転させてポリイミド7上にポリイミド
11を塗布した後、べーキングにより固化する。このと
き、回転方向が反時計回り方向(CCW)であるため、
最初の工程で形成されたディップ8部分にポリイミド1
1が多く溜まるので、これによってディップが解消さ
れ、リッジ6の両側におけるポリイミド形状はほぼ対称
となる。
【0024】ポリイミドが対称となった状態で、続いて
図2(C)に示すように基板3の上方から酸素ガスによ
るリアクティブイオンエッチング(O2−RIE)を行
ってポリイミド7と11の上部を除去する。この結果、
リッジ両側でポリイミドが対称な形状となるように、リ
ッジ6が頭出しされる。このとき、リッジ側部に段差は
生じていない。
【0025】これに続いて、ポリイミド7,11とリッ
ジ6の上部に電極を形成すると、図2(D)に示すよう
に断線することなく連続した電極10を形成することが
できる。
【0026】なお、上述した例では最初のレジスト塗布
時に時計回りに回転させ、次のレジスト塗布時に反時計
回りに回転させていたが、これとは逆に、最初のレジス
ト塗布時に反時計回りに回転させ、次のレジスト塗布時
に時計回りに回転させても良い。このように両方向に回
転させ、各回転時にレジスト類を塗布することで、ポリ
イミド以外のレジストやPMGIなど、粘性のある液体
であればリッジの左右においてほぼ対称となるように塗
布することができる。
【0027】また、上述した例では時計回りと反時計回
りのレジスト類の塗布手順を一回だけ行う場合を説明し
たが、上記塗布手順を複数回繰返すことにより、より均
一な塗布を可能とすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレジス
ト類塗布機によれば、基板固定手段を時計回りと反時計
回りの両方向に回転可能とすることでリッジ両側で対称
となるようにレジスト類を塗布することができるので、
リッジの頭部付近において微細なパターンを形成するこ
とができ、また、エッチバックによってリッジ頭部を露
出させても断線のない電極を形成できるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のレジスト類塗布機の
構成を示す構成図である。
【図2】本発明に係る一実施形態のレジスト類塗布機に
よるレジスト塗布から電極形成までの工程を説明する動
作説明図である。
【図3】従来のレジスト類塗布機の一例の斜視図であ
る。
【図4】従来のレジスト類塗布機の一例の断面図であ
る。
【図5】従来のレジスト類塗布機によるレジスト塗布か
ら電極形成までの工程を説明する動作説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 回転軸 3 基板 4 基板固定台 5 筐体 6 リッジ 7,11 ポリイミド 8 ディップ 9 段差 10 電極 12 極性切替スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を固定する基板固定手段と、 駆動電源から電力を供給されて前記基板固定手段を回転
    させる回転手段と、 前記回転駆動にしたがって回転する前記基板固定手段に
    固定された基板にレジスト類を塗布する塗布手段と、 前記回転手段に供給する電力の極性を切り替えて、前記
    回転手段の回転方向を時計回り方向と反時計回り方向に
    切り替える回転切り替え手段とを備えたことを特徴とす
    るレジスト類塗布機。
JP2000001049A 2000-01-06 2000-01-06 レジスト類塗布機 Pending JP2001196285A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531994A (ja) * 2012-07-10 2015-11-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated レーザ及びプラズマエッチングを用いたウェハダイシングのための均一なマスキング

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531994A (ja) * 2012-07-10 2015-11-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated レーザ及びプラズマエッチングを用いたウェハダイシングのための均一なマスキング

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420