JP2001122251A - トレイ - Google Patents

トレイ

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JP2001122251A
JP2001122251A JP30384399A JP30384399A JP2001122251A JP 2001122251 A JP2001122251 A JP 2001122251A JP 30384399 A JP30384399 A JP 30384399A JP 30384399 A JP30384399 A JP 30384399A JP 2001122251 A JP2001122251 A JP 2001122251A
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JP30384399A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Hasui
善文 蓮井
Kyoko Kanao
京子 金尾
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Sun Pack Co Ltd
Original Assignee
Sun Pack Co Ltd
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Publication date
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触物に対するトレイの付着を効果的に防止
可能であるトレイを提供することを課題とする。 【解決手段】 冷凍対象物を載置させる平板状部材(2
0)を有するトレイであって、前記平板状部材(20)
に接することなく前記平板状部材(20)を移動させ得
るべく構成された保持部材(30)を有し、前記平板状
部材(20)が金属材料を用いて形成され、前記保持部
材(30)が前記平板状部材(20)に比して熱伝導率
の低い樹脂材料を用いて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイに関するも
のであって、詳しくは、肉類や魚類等の食材、および冷
凍食品等についての冷凍、解凍を効率的に行うことがで
きるトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、家庭等においては、肉類や魚
類等の食材、および冷凍食品等(以下、「冷凍対象物」
ともいう。)についての冷凍、解凍が頻繁に行われてい
る。このような冷凍対象物については、その変質等を防
止するために冷凍処理が行われ、調理等を行う際におい
て解凍処理が行われる。
【0003】上記冷凍処理・解凍処理を効果的に行うた
めに、従来技術においては、熱伝導率が高いアルミニウ
ム等の金属材料を用いて一体的に形成されたトレイが用
いられている。従来技術によれば、冷凍処理を行う場合
には、トレイに冷凍対象物を載置させた状態で、冷凍対
象物を冷凍庫等に収納して、冷凍庫等内の冷気によって
冷凍対象物の冷凍が行われている。また、解凍処理を行
う場合には、トレイに冷凍対象物を載置させた状態で、
冷凍対象物を冷凍庫等から取り出して、室温等の雰囲気
中に放置することによって冷凍対象物の解凍(自然解
凍)が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係るトレイにおいては、次のような問題があっ
た。
【0005】冷凍対象物を冷凍庫等から取り出す際に
は、トレイを手に取る必要がある。すなわち、冷凍対象
物が載置されたトレイの周囲のいずれかの箇所を把持し
て、冷凍庫等から冷凍対象物を取り出さなければならな
い。ここで、トレイは、上述したように熱伝導率の高い
金属材料を用いて一体的に形成されている。よって、従
来技術においては、トレイ全体が、冷凍対象物の載置さ
れた面と同様の冷凍状態となる。したがって、従来技術
に係るトレイによれば、把持する部位たるトレイ周囲も
冷凍対象物が載置された面と同様の状態となっているの
で、トレイ周囲を把持した際に、把持した部位に手がく
っついてしまうという問題があった。また、解凍処理を
行うために室温等の雰囲気中にトレイを放置した際にお
いても、トレイの下面と、トレイを放置した面(トレイ
の下面が接触している面)とがくっついてしまうという
問題があった。
【0006】また、トレイ上にて冷凍処理が行われた冷
凍対象物は、冷凍された状態においては、どのような冷
凍対象物であっても、その周囲が一様に白色となってし
まうので、冷凍処理した後において、冷凍対象物の特定
を行うことが困難であるという問題があった。さらに、
冷凍対象物の特定が困難であると共に、冷凍対象物の冷
凍日等の確認も困難であるという問題があった。すなわ
ち、冷凍対象物に関する情報(内容、期日等)を認識す
ることが困難であるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記従来技術に係る問題
を解決するためになされたものであって、接触物(手あ
るいはトレイ接触面)に対するトレイの付着を効果的に
防止可能であるトレイを提供することを課題とする。ま
た、冷凍対象物に関する情報を容易に認識可能であるト
レイを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、冷凍対象物を載置させる平板状
部材20を有するトレイであって、前記平板状部材20
に接することなく前記平板状部材20を移動させ得るべ
く構成された保持部材30を有し、前記平板状部材20
が金属材料を用いて形成され、前記保持部材30が前記
平板状部材20に比して熱伝導率の低い樹脂材料を用い
て形成されていることを特徴としている。ここで、「冷
凍対象物」とは、これから冷凍される物および既に冷凍
された物のいずれをも含む概念である。
【0009】本発明に係るトレイによれば、前記冷凍対
象物を載置させる前記平板状部材20が熱伝導性が良好
である金属材料(例えば、アルミニウム等)を用いて形
成されているので、前記冷凍対象物を冷凍あるいは解凍
する際において、急速冷凍および急速冷凍を実現するこ
とができる。また、本発明に係るトレイは、熱伝導性が
良好な前記平板状部材20と、樹脂等から形成された前
記保持部材30とを用いて構成されているので、前記冷
凍対象物を移動させる(例えば、冷凍庫から取り出す)
際において、前記保持部材30を把持することによっ
て、前記平板状部材20と共に、前記冷凍対象物を移動
させることができる。したがって、本発明によれば、前
記平板状部材20に接することなく、前記冷凍対象物を
移動等させ得るので、従来発生していた、前記トレイに
手がくっつく等の不具合を解消することができる。さら
に、前記冷凍対象物を自然解凍させるために机上等に載
置する場合であっても、前記平板状部材20が直接的に
机上等に接することはなく、前記保持部材30を介する
ので、従来発生していた、前記トレイの下面と、前記ト
レイを放置した机上等の面とがくっついてしまうという
不具合を解消することができる。
【0010】また、本発明に係るトレイにおいては、前
記保持部材30が、前記平板状部材20の裏面側に位置
する底面部31と、前記平板状部材20を移動させる際
に把持するフランジ部とを用いて一体的に構成されてお
り、前記底面部31には複数個の貫通孔31aが形成さ
れ、前記フランジ部が前記平板状部材20の外側方向に
延設して形成されている構成が好ましい。
【0011】この好ましい構成によれば、前記複数個の
貫通孔31aを有することにより、前記冷凍対象物を解
凍等の際、前記トレイ内に水等がたまりにくくなるの
で、適切な冷凍・解凍等を実現することが可能となる。
また、前記フランジ部が前記平板状部材20の外側方向
に延設されているので、使用者が把持しやすい前記トレ
イ(の前記保持部材30)を得ることができる。
【0012】また、本発明に係るトレイにおいては、前
記フランジ部に、前記冷凍対象物に関する情報を示す情
報表示部が設けられた構成が好ましい。
【0013】この好ましい構成によれば、前記トレイ上
にて冷凍処理が行われ、前記冷凍対象物の周囲が一様に
白色となってしまったとしても、冷凍前に、前記情報表
示部にて適宜設定を行うことによって、後日、冷凍対象
物の特定、冷凍日の確認等を容易に行うことができる。
【0014】また、本発明に係るトレイにおいては、前
記情報表示部が、情報記載面61,62と、該情報記載
面61,62上を移動可能である情報指示部71,72
とを用いて構成されたことが好ましい。具体的には、複
数の前記情報記載面61,62を設け、適宜、必要な情
報を選択して指示(設定)可能である前記情報指示部7
1,72を設ければよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態に係るトレイの
概略斜視図を示したものである。また、図2は、図1に
示したトレイの分解斜視図を示したものである。さら
に、図3は、図1のIII−III断面図を示したものであ
る。
【0017】図1から図3に示された本実施形態に係る
トレイ10は、冷凍対象物を直接的に(接触させて)載
置させる平板状部材20と、平板状部材20に接するこ
となく、この平板状部材20を移動させ得るべく構成さ
れた保持部材30とを用いて構成されている。ここで、
「冷凍対象物」とは、これから冷凍される物および既に
冷凍された物のいずれをも含む概念である。
【0018】これらの図面に示すように、トレイ10を
構成する平板状部材20は、平板本体部21に、二つの
取付孔22が形成されている。ここで、平板状部材20
は、熱伝導性が良好であるアルミニウム、銅等の金属材
料を用いて形成されている。
【0019】また、トレイ10を構成する保持部材30
は、平板状部材20の裏面(冷凍対象物が接しない面)
側に位置する底面部31と、この底面部31から略垂直
に起立している起立部(前面側起立部32、後面側起立
部33、側面側起立部34,35)と、底面部31から
離間した側の各起立部の端部から保持部材30の外側方
向に延設されたフランジ部(前面側フランジ部42、後
面側フランジ部43、側面側フランジ部44,45)
と、フランジ部の下側の側面側起立部34,35に設け
られたリブ部50等とを用いて構成されている。本実施
形態において、この保持部材30は、上述した底面部3
1、起立部32,33,34,35、およびフランジ部
42,43,44,45等が、PP(ポリプロピレ
ン)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン)、AS(アクリロニトリル−スチレン)、PS(ポ
リスチレン)等の樹脂材料を用いて一体的に形成されて
いる。
【0020】底面部31には、複数個の貫通孔31aが
形成されており、また、平板状部材20に形成された取
付孔22に対応した二つの突起部31bが設けられてい
る。
【0021】前面側起立部32の上方側端部から延設さ
れた前面側フランジ部42は、底面部31と略平行に設
けられた第一の前面側フランジ部42aと、この第一の
前面側フランジ部42aからさらに延設された第二の前
面側フランジ部42bとを用いて形成されている。ここ
で、第二の前面側フランジ部42bは、第一の前面側フ
ランジ部42aから離間した側の端部が、下向きに傾く
べく構成されている。また、この第二の前面側フランジ
部42bには、後述する情報表示部80が設けられてい
る。
【0022】後面側起立部33の上方側端部から延設さ
れた後面側フランジ部43は、後面側起立部33から離
間した側の端部が、下向きに傾くべく構成されている。
【0023】側面側起立部34,35は、前面側起立部
32および後面側起立部33近傍と比較して、その中央
部が適当な窪みを有するべく構成されている。すなわ
ち、底面部31から側面側起立部34,35の上方側端
部までの高さが、前面側起立部32および後面側起立部
33近傍よりも、側面側起立部34,35の中央部の方
が低く形成されている。そして、側面側起立部34,3
5の上方側端部から延設された側面側フランジ部44,
45は、側面側起立部34,35の窪み形状に対応して
構成されている。すなわち、側面側フランジ部44,4
5は、側面側起立部34,35の窪み部から延設された
第一の側面側フランジ部44a,45aと、前面側およ
び後面側起立部32,33と同様の高さに形成された側
面側起立部34,35から延設された第二の側面側フラ
ンジ部44b,45bとを用いて構成されている。
【0024】上述した第二の前面側フランジ部42bに
設けられた情報表示部80は、図2等に示すように、情
報記載面(第一の情報記載面61、第二の情報記載面6
2)と、情報指示部(第一の情報指示部71、第二の情
報指示部72)とを用いて構成されている。第一の情報
記載面61は、冷凍対象物の品目に関する情報を記載し
たものであり、ここでは、例えば、豚肉61a、牛肉6
1b、鶏肉61c、魚類61d、およびその他の物61
eの5種類の品目に関する情報が記載されている。ま
た、第二の情報記載面62は、冷凍対象物に冷凍日等の
期日に関する情報を記載したものであり、ここでは、1
日から31日までの間の5日毎に数値が記載され、適宜
目盛りも記載されている。また、各情報指示部71,7
2のそれぞれは、第二の前面側フランジ部42b上を矢
印Xの方向に移動可能であるように構成されている。本
実施形態においては、基本的に、第一の情報指示部71
によって、第一の情報記載面61から適当な冷凍対象物
の品目を指示し、第二の情報指示部72によって、第二
の情報記載面62から冷凍対象物の冷凍期日等(数値あ
るいは目盛り)を指示する。
【0025】図4は、図1のトレイのIV−IV断面図を示
したものである。具体的には、前面側フランジ部42お
よびこれに設けられた情報指示部72等の拡大断面図を
示したものである。図4によれば、第二の前面側フラン
ジ部42bの先端部に、第二の情報指示部72を係止可
能であるべく形成された被係止部42cが設けられてい
る。本実施形態においては、樹脂等で形成されることに
よって、適当な弾性力を有する第二の情報指示部72
が、被係止部42cと適当に係合する。また、本実施形
態においては、この係合状態で、第二の情報指示部72
が、図2に示した矢印X方向に適当に移動可能である。
さらに、本実施形態においては、第二の前面側フランジ
部42の下面側であって、第二の情報指示部72の近傍
上方部に、第二の情報指示部72のガイドとしての役割
と、第二の情報指示部72に対する接触防止を図るため
に、接触防止部42dが設けられている。この接触防止
部42dは、第二の前面側フランジ部42bの下面側の
略全体に渡って、矢印X方向に延設されている。すなわ
ち、情報指示部71,72の可動範囲全体に渡って、接
触防止部42dが設けられている。なお、ここでは、第
二の情報指示部72およびその周辺について説明した
が、第一の情報指示部71およびその周辺についても、
上述した構成と同様である。また、本実施形態におい
て、接触防止部42dは、各情報指示部71,72の可
動範囲全体に渡って、一体的に形成されている。
【0026】本実施形態に係るトレイ10は、以上の図
1から図4に示すように構成されているので、次のよう
な効果を得ることができる。
【0027】まず、本実施形態に係るトレイ10を構成
する平板状部材20は、冷凍対象物を載置させる面が熱
伝導性が良好であるアルミニウム等の金属材料を用いて
形成されている。したがって、冷凍対象物を冷凍あるい
は解凍する際において、本実施形態によれば、急速冷凍
および急速冷凍を実現することができる。
【0028】また、本実施形態に係るトレイ10は、熱
伝導性が良好な平板状部材20と、樹脂等から形成され
た保持部材30とを用いて構成されている。すなわち、
本実施形態に係るトレイ10によれば、冷凍対象物を移
動させる(例えば、冷凍庫から取り出す)際において、
保持部材30を把持することによって、平板状部材20
と共に、冷凍対象物を移動させることが可能となる。し
たがって、本実施形態によれば、熱伝導性が良好なアル
ミニウム等に接することなく、冷凍対象物を移動等させ
得るので、従来発生していた、トレイに手がくっつく等
の不具合を解消することができる。さらに、冷凍対象物
を自然解凍させるために机上等に載置する場合であって
も、本実施形態に係るトレイ10によれば、平板状部材
20が直接的に机上等に接することはなく、保持部材3
0を介して、机上等に載置されることとなる。したがっ
て、本実施形態に係るトレイ10によれば、従来発生し
ていた、トレイの下面と、トレイを放置した机上等の面
とがくっついてしまうという不具合を解消することがで
きる。
【0029】また、本実施形態に係るトレイ10を構成
する平板状部材20と保持部材30とは、簡単に分離さ
せることが可能であるから、平板状部材20および保持
部材30を容易に洗浄等することができる。
【0030】また、本実施形態に係るトレイ10におい
ては、保持部材30の底面部31に複数の貫通孔31a
が設けられている。したがって、本実施形態に係るトレ
イ10によれば、冷凍対象物を解凍等の際、トレイ10
内に水等がたまりにくくなり、適切な冷凍・解凍等を実
現することが可能となる。
【0031】また、本実施形態に係るトレイ10におい
ては、保持部材30に情報表示部が設けられている。こ
の情報表示部においては、冷凍対象物の品目、冷凍日等
を容易に設定することができる。したがって、本実施形
態によれば、トレイ10上にて冷凍処理が行われ、冷凍
対象物の周囲が一様に白色となってしまったとしても、
冷凍前に、情報表示部にて適宜設定を行うことによっ
て、後日、冷凍対象物の特定、冷凍日の確認等を容易に
行うことができる。
【0032】また、本実施形態に係る情報表示部を構成
する情報指示部71,72は、図4に示すように、前面
側フランジ部42(の被係止部42c)に取り付けられ
ており、第二の前面側フランジ部42bの下面側且つ情
報指示部71,72の上方には、接触防止部42dが設
けられている。すなわち、本実施形態においては、使用
者がトレイ10を移動させる際に前面側フランジ部42
を把持する場合であっても、使用者の指Y(図4参照)
は、前面側起立部32、第一の前面側フランジ部42
a、第二の前面側フランジ部42b、および接触防止部
42dで囲まれた領域に位置することとなる。したがっ
て、本実施形態によれば、使用者がトレイ10を移動等
させるために前面側フランジ部42を把持する場合であ
っても、使用者の指Yが情報指示部71,72に干渉し
にくいので、設定が完了した情報指示部71,72の指
示情報を、適当に保持することが可能となる。換言すれ
ば、本実施形態によれば、情報指示部71,72の指示
がずれにくい構成を実現することができる。
【0033】また、本実施形態に係るトレイ10におい
ては、各起立部32〜35の上方側端部から外側に向け
てフランジ部42〜45が形成されているので、使用者
は、フランジ部42〜45のいずれかを把持することに
よって、トレイ10およびこれに載置された冷凍対象物
を容易に移動等させることができる。すなわち、本実施
形態に係るトレイ10は、非常に持ちやすい構成を有し
ている。さらに、前面側フランジ部42および後面側フ
ランジ部43の端部は、下側に傾けて形成されているの
で、より容易に把持することができる。この前面側フラ
ンジ部42(の第二の前面側フランジ部42b)の下側
に対する傾きは、把持しやすいという効果に加えて、前
面側フランジ部42に設けられた情報表示部が見知しや
すくなるという効果をも発揮する。
【0034】なお、本発明に係る情報表示部は、上述し
た本実施形態に係るトレイ10を構成する情報表示部の
構成に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更
可能である。例えば、磁石を用いたり、あるいはデジタ
ル表示等を行うべく構成してもよい。また、その情報の
記載内容も、上述した実施形態の内容に限定されるもの
ではない。
【0035】さらに、本実施形態に係るトレイ10は、
複数個積み重ねて使用することもできる。図5は、図1
から図4にて説明したトレイ10を二つ積み重ねて使用
した状態を示した概略斜視図である。図5においては、
下段に位置するトレイ10の第二の側面側フランジ部4
5b,45b(および44b,44b(図示省略))の
上面に対して、上段に位置するトレイ10のリブ部5
0,50が接することによって、トレイ10が適当に積
み重ねられている。本実施形態に係るトレイ10によれ
ば、上述したように、簡単な構成に基づいて積み重ねを
実現し、積み重ねた状態においても、情報表示部等の機
能を損なわず、上述したトレイ10単独の種々の効果を
全て得ることができる。さらに加えて、本実施形態に係
るトレイ10によれば、各トレイ10の側面側起立部3
4,35が窪み部を有することから、トレイ10を積み
重ねた状態において、下段のトレイ10の側面側起立部
34,35と上段のトレイ10の側面側起立部34,3
5との間に、間隙領域Sが生ずることとなる。したがっ
て、本実施形態によれば、トレイ10を積み重ねて使用
した場合であっても、間隙領域Sから、冷凍庫等内の冷
気等を循環させることが可能となるので、下段のトレイ
10上に載置された冷凍対象物についても効果的に冷凍
処理等を行うことができる。
【0036】なお、本実施形態に係るトレイ10は、図
5の実線にて示したように、二つ積み重ねる構成に限定
されるものではなく、図5の仮想線(二点鎖線)にて示
したように、三つ積み重ねて使用してもよく、また四つ
以上積み重ねて使用してもよい。すなわち、積み重ねる
数は、冷凍庫の大きさ、冷凍対象物の大きさ等に応じ
て、適宜変更可能である。
【0037】また、本実施形態においては、冷気等の循
環を促進するために側面側起立部34,35に窪み部を
設けた構成について説明したが、本発明はこの構成に限
定されるものではなく、例えば、側面側起立部34,3
5に貫通孔等を設けて、冷気等の循環を促進すべく構成
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
触物(手あるいはトレイ接触面)に対するトレイの付着
を効果的に防止可能であるトレイを得ることができる。
また、冷凍対象物に関する情報を容易に認識可能である
トレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るトレイの概略斜視図
【図2】図1に示したトレイの分解斜視図
【図3】図1に示したトレイのIII−III断面図
【図4】図1に示したトレイのIV−IV断面図
【図5】図1に示したトレイを複数個積み重ねた状態の
概略斜視図
【符号の説明】
10…トレイ、20…平板状部材、21…平板本体部、
22…取付孔、30…保持部材、31…底面部、31a
…貫通孔、31b…突起部、32…前面側起立部、33
…後面側起立部,34,35…側面側起立部、42…前
面側フランジ部、42a…第一の前面側フランジ部、4
2b…第二の前面側フランジ部、42c…被係止部、4
2d…接触防止部、43…後面側フランジ部、44,4
5…側面側フランジ部、44a,45a…第一の側面側
フランジ部、44b,45b…第二の側面側フランジ
部、50…リブ部、61…第一の情報記載面、62…第
二の情報記載面、71…第一の情報指示部、72…第二
の情報指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA02 AA30 AB04 AB09 DA01 DA04 3E062 AA03 AB14 AC02 AC03 DA02 HA02 HB02 HB09 HC01 4B022 LT10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍対象物を載置させる平板状部材(2
    0)を有するトレイであって、前記平板状部材(20)
    に接することなく前記平板状部材(20)を移動させ得
    るべく構成された保持部材(30)を有し、前記平板状
    部材(20)が金属材料を用いて形成され、前記保持部
    材(30)が前記平板状部材(20)に比して熱伝導率
    の低い樹脂材料を用いて形成されていることを特徴とす
    るトレイ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材(30)が、前記平板状部
    材(20)の裏面側に位置する底面部(31)と、前記
    平板状部材(20)を移動させる際に把持するフランジ
    部とを用いて一体的に構成されており、前記底面部(3
    1)には複数個の貫通孔(31a)が形成され、前記フ
    ランジ部が前記平板状部材(20)の外側方向に延設し
    て形成されている請求項1に記載のトレイ。
  3. 【請求項3】 前記フランジ部に、前記冷凍対象物に関
    する情報を示す情報表示部が設けられた請求項2に記載
    のトレイ。
  4. 【請求項4】 前記情報表示部が、情報記載面(6
    1),(62)と、該情報記載面(61),(62)上
    を移動可能である情報指示部(71),(72)とを用
    いて構成されている請求項3に記載のトレイ。
JP30384399A 1999-10-26 1999-10-26 トレイ Pending JP2001122251A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015152065A1 (ja) * 2014-04-02 2015-10-08 寿秀 松井 冷凍具および冷凍庫

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