JP2001113194A - 粉砕攪拌機 - Google Patents
粉砕攪拌機Info
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】生ゴミ処理機の粉砕攪拌機構として適する粉砕
攪拌機に関し、対流攪拌や粉砕が確実でしかも大量処理
が可能な構造を実現する。 【解決手段】円筒状の処理槽８の底部側において巴状に
配置固定された固定刃３の中心を貫通して立っている回
転軸６の下部に、処理槽外のモータの出力軸が連結され
ている。前記回転軸６の上側に連結された放射状の回転
刃７の外側に、帯状板からなる螺旋状の傾斜板１３を配
設してあり、該螺旋状傾斜板１３と各回転刃７の外端と
の間を連結することで、螺旋状傾斜板１３が処理槽８の
内壁の内側で回転可能に支持してある。
攪拌機に関し、対流攪拌や粉砕が確実でしかも大量処理
が可能な構造を実現する。 【解決手段】円筒状の処理槽８の底部側において巴状に
配置固定された固定刃３の中心を貫通して立っている回
転軸６の下部に、処理槽外のモータの出力軸が連結され
ている。前記回転軸６の上側に連結された放射状の回転
刃７の外側に、帯状板からなる螺旋状の傾斜板１３を配
設してあり、該螺旋状傾斜板１３と各回転刃７の外端と
の間を連結することで、螺旋状傾斜板１３が処理槽８の
内壁の内側で回転可能に支持してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に生ゴミ処理機の粉
砕攪拌機構として適する粉砕攪拌機に関するが、飼料や
セメントなどのような各種の粉砕攪拌にも適用できる。
砕攪拌機構として適する粉砕攪拌機に関するが、飼料や
セメントなどのような各種の粉砕攪拌にも適用できる。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来か
ら、投入された生ゴミと処理菌とを均一に混合したり、
骨や小枝などを粉砕したりする生ゴミ処理機として、種
々の構造が提案されている。
ら、投入された生ゴミと処理菌とを均一に混合したり、
骨や小枝などを粉砕したりする生ゴミ処理機として、種
々の構造が提案されている。
【０００３】ところが、いずれの構造も、処理槽内を筒
状体で区画しているため、被処理物の循環通路が狭く、
大量処理ができないばかりか、被処理物が円滑に移動で
きない。
状体で区画しているため、被処理物の循環通路が狭く、
大量処理ができないばかりか、被処理物が円滑に移動で
きない。
【０００４】その結果、投入量が多かったり、被処理物
に含まれている水分が多いと、攪拌が円滑かつ十分に行
われず、被処理物が処理機の内面に粘着する。このた
め、底部上に空洞が生じて、被処理物の対流作用が妨げ
られ、小さな固まりを核にしたボールができるなど、処
理能力の低下の原因となっていた。
に含まれている水分が多いと、攪拌が円滑かつ十分に行
われず、被処理物が処理機の内面に粘着する。このた
め、底部上に空洞が生じて、被処理物の対流作用が妨げ
られ、小さな固まりを核にしたボールができるなど、処
理能力の低下の原因となっていた。
【０００５】また、骨などのような硬い被処理物や固ま
った被処理物を小さく破砕する機能を有していても、確
実に粉砕できない場合があった。
った被処理物を小さく破砕する機能を有していても、確
実に粉砕できない場合があった。
【０００６】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、対流攪拌や粉砕が確実でしかも大量処理が可能
な構造を実現することにある。
着目し、対流攪拌や粉砕が確実でしかも大量処理が可能
な構造を実現することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項１は、処理槽
の底部側において巴状に配置固定された固定刃の中心を
貫通して立っている駆動軸の下部に、処理槽の外側に配
設されたモータが連結されており、前記駆動軸の上部に
放射状の回転刃が連結されており、しかも前記固定刃の
巴状の各カッター刃が、回転刃の進行方向に向けて凸と
なるように湾曲した形状となっている粉砕攪拌機であ
る。
のような手段によって解決される。請求項１は、処理槽
の底部側において巴状に配置固定された固定刃の中心を
貫通して立っている駆動軸の下部に、処理槽の外側に配
設されたモータが連結されており、前記駆動軸の上部に
放射状の回転刃が連結されており、しかも前記固定刃の
巴状の各カッター刃が、回転刃の進行方向に向けて凸と
なるように湾曲した形状となっている粉砕攪拌機であ
る。
【０００８】このように、処理槽の底部側において配置
固定された巴状の固定刃の上に放射状の回転刃が連結さ
れ、槽外のモータで回転駆動される構造に成っているの
で、固定刃に対し回転刃が鋏のような動きをするので、
両者の間で骨などのような硬い被処理物が確実に粉砕さ
れる。
固定された巴状の固定刃の上に放射状の回転刃が連結さ
れ、槽外のモータで回転駆動される構造に成っているの
で、固定刃に対し回転刃が鋏のような動きをするので、
両者の間で骨などのような硬い被処理物が確実に粉砕さ
れる。
【０００９】特に、固定刃の巴状の各カッター刃が、回
転刃の進行方向に向けて凸となるように湾曲した形状と
なっているので、被処理物が固定刃の湾曲した刃先に沿
って滑りながら移動するので切れ味が良くなる。そし
て、破砕されずに残った被処理物は、最終的には回転刃
の最も回転中心寄りの、最も粉砕力の強い位置で切断さ
れるので、確実に粉砕できる。
転刃の進行方向に向けて凸となるように湾曲した形状と
なっているので、被処理物が固定刃の湾曲した刃先に沿
って滑りながら移動するので切れ味が良くなる。そし
て、破砕されずに残った被処理物は、最終的には回転刃
の最も回転中心寄りの、最も粉砕力の強い位置で切断さ
れるので、確実に粉砕できる。
【００１０】請求項２は、処理槽の底部側において巴状
に配置固定された固定刃の中心を貫通して立っている駆
動軸の下部に、処理槽の外側に配設されたモータの出力
軸が連結されており、前記駆動軸の上部に放射状の回転
刃が連結されており、前記の回転刃の外側に、帯状板か
らなり、しかも前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲し
た螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾斜板と各
回転刃の外端との間を連結することで、螺旋状傾斜板を
処理槽内で支持してなる粉砕攪拌機である。
に配置固定された固定刃の中心を貫通して立っている駆
動軸の下部に、処理槽の外側に配設されたモータの出力
軸が連結されており、前記駆動軸の上部に放射状の回転
刃が連結されており、前記の回転刃の外側に、帯状板か
らなり、しかも前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲し
た螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾斜板と各
回転刃の外端との間を連結することで、螺旋状傾斜板を
処理槽内で支持してなる粉砕攪拌機である。
【００１１】このように、回転刃の外側に、帯状板から
なる螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾斜板は
各回転刃の外端と連結されている。そして、該螺旋状傾
斜板は、前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲している
ので、回転刃とともに螺旋状傾斜板が回転刃と同じ方向
に回転することで、処理槽内の被処理物が螺旋状傾斜板
の上を下方から上方に移動して上昇し、上端近傍で落下
する、という動作を繰り返すことで、連続的に攪拌が行
われる。
なる螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾斜板は
各回転刃の外端と連結されている。そして、該螺旋状傾
斜板は、前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲している
ので、回転刃とともに螺旋状傾斜板が回転刃と同じ方向
に回転することで、処理槽内の被処理物が螺旋状傾斜板
の上を下方から上方に移動して上昇し、上端近傍で落下
する、という動作を繰り返すことで、連続的に攪拌が行
われる。
【００１２】請求項３は、請求項２に記載の螺旋状傾斜
板の坂下側は、回転刃の巴状カッター刃の湾曲と同じ方
向に湾曲しており、しかも次第に捻じられることで幅方
向の内側が次第に高くなり、かき出し板の部分になる
と、殆ど立った形状に形成されており、坂上側の終端
は、次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に低く
なった形状に形成されている粉砕攪拌機である。
板の坂下側は、回転刃の巴状カッター刃の湾曲と同じ方
向に湾曲しており、しかも次第に捻じられることで幅方
向の内側が次第に高くなり、かき出し板の部分になる
と、殆ど立った形状に形成されており、坂上側の終端
は、次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に低く
なった形状に形成されている粉砕攪拌機である。
【００１３】このように、前記の螺旋状傾斜板の坂下側
は、巴状カッター刃と同じ方向に湾曲しており、しかも
次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に高くな
り、かき出し板の部分になると、殆ど立った形状に形成
されているので、固定刃の下側の被処理物は、かき出し
板によって外側にかき出され、続いて螺旋状傾斜板の上
に押し上げられる。
は、巴状カッター刃と同じ方向に湾曲しており、しかも
次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に高くな
り、かき出し板の部分になると、殆ど立った形状に形成
されているので、固定刃の下側の被処理物は、かき出し
板によって外側にかき出され、続いて螺旋状傾斜板の上
に押し上げられる。
【００１４】一方、坂上側の終端は、次第に捻じられる
ことで幅方向の内側が次第に低くなった形状に形成され
ているので、螺旋状傾斜板の上を登って来た被処理物
は、坂上側の終端で、回転刃の回転中心側に下降してい
き、回転刃と固定刃との間で粉砕処理が行われる。
ことで幅方向の内側が次第に低くなった形状に形成され
ているので、螺旋状傾斜板の上を登って来た被処理物
は、坂上側の終端で、回転刃の回転中心側に下降してい
き、回転刃と固定刃との間で粉砕処理が行われる。
【００１５】このようにして、被処理物が螺旋状傾斜板
の上を登っては、回転刃の回転中心側に下降するという
対流動作をすることで、被処理物の攪拌が円滑に行われ
る。
の上を登っては、回転刃の回転中心側に下降するという
対流動作をすることで、被処理物の攪拌が円滑に行われ
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に本発明による粉砕攪拌機が実
際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図
１から図３は本発明による粉砕攪拌機の内部構造を示す
図で、図１は平面図、図２は正面図、図３は右側面図、
図４は固定刃のみを示す平面図である。また、図５は内
部構造の全容を示す斜視図である。
際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図
１から図３は本発明による粉砕攪拌機の内部構造を示す
図で、図１は平面図、図２は正面図、図３は右側面図、
図４は固定刃のみを示す平面図である。また、図５は内
部構造の全容を示す斜視図である。
【００１７】これらの図において、厚板からなる底板１
の中心に円筒２が固定され、この円筒２の上端に、巴状
の固定刃３を固定してあり、各固定刃３の外端をリング
４で連結してある。
の中心に円筒２が固定され、この円筒２の上端に、巴状
の固定刃３を固定してあり、各固定刃３の外端をリング
４で連結してある。
【００１８】底板１の下側に配置されたモータＭの出力
軸５が、前記の円筒２の内部において回転軸６と連結さ
れており、この回転軸６に放射方向に３枚の回転刃７が
固定されている。
軸５が、前記の円筒２の内部において回転軸６と連結さ
れており、この回転軸６に放射方向に３枚の回転刃７が
固定されている。
【００１９】図示例の回転刃７は右回転するが、固定刃
３を回転刃７の到来方向に向けて傾斜させることで、切
れ味を良くしている。また、回転刃７は、固定刃３とは
逆向きに傾けてある。
３を回転刃７の到来方向に向けて傾斜させることで、切
れ味を良くしている。また、回転刃７は、固定刃３とは
逆向きに傾けてある。
【００２０】円盤状の底板１の外周から、円筒状のケー
シング８が立っており、その右上に投入口９が開いてお
り、開閉蓋１０が付いている。また、右下部に排出口１
１が開いており、開閉蓋１２が付いている。
シング８が立っており、その右上に投入口９が開いてお
り、開閉蓋１０が付いている。また、右下部に排出口１
１が開いており、開閉蓋１２が付いている。
【００２１】この円筒状ケーシング８の内面と僅かの隙
間をおいて、螺旋状傾斜板１３を配設してある。この螺
旋状傾斜板１３は、帯状板からなり、始端（坂下端）１
３ａと終端（坂上端）１３ｃとの間の部分１３ｂは、そ
の幅方向の断面形状はほぼ水平になっている。
間をおいて、螺旋状傾斜板１３を配設してある。この螺
旋状傾斜板１３は、帯状板からなり、始端（坂下端）１
３ａと終端（坂上端）１３ｃとの間の部分１３ｂは、そ
の幅方向の断面形状はほぼ水平になっている。
【００２２】この螺旋状傾斜板１３は、前記の巴状固定
刃３の湾曲と同じ方向に湾曲している。そして、この螺
旋状傾斜板１３は、前記の各回転刃７の外端に、連結バ
ー１４で連結固定されている。
刃３の湾曲と同じ方向に湾曲している。そして、この螺
旋状傾斜板１３は、前記の各回転刃７の外端に、連結バ
ー１４で連結固定されている。
【００２３】螺旋状傾斜板１３の坂下端（始端）１３ａ
と一つの回転刃７ａの外端との間は、連結板１５で連結
されている。そして、螺旋状傾斜板１３の坂下端１３ａ
から、前記円筒７に向けて延長したかき出し板１６に続
いている。
と一つの回転刃７ａの外端との間は、連結板１５で連結
されている。そして、螺旋状傾斜板１３の坂下端１３ａ
から、前記円筒７に向けて延長したかき出し板１６に続
いている。
【００２４】このかき出し板１６の部分は、ほぼ立った
状態に成っているのに対し、かき出し板１６から螺旋状
傾斜板１３の坂下端１３ａに向けて、次第に捻じられて
いる。すなわち、図５からも明らかなように、螺旋状傾
斜板１３の坂上側から坂下側に進むにつれて、幅方向に
水平の部分が、次第に捻じられることで、内側が高くな
るように起こされて行く。そして、かき出し板１６の部
分に達すると、殆ど立った状態となる（かき出し板１６
は多少傾いていてもよい）。
状態に成っているのに対し、かき出し板１６から螺旋状
傾斜板１３の坂下端１３ａに向けて、次第に捻じられて
いる。すなわち、図５からも明らかなように、螺旋状傾
斜板１３の坂上側から坂下側に進むにつれて、幅方向に
水平の部分が、次第に捻じられることで、内側が高くな
るように起こされて行く。そして、かき出し板１６の部
分に達すると、殆ど立った状態となる（かき出し板１６
は多少傾いていてもよい）。
【００２５】したがって、回転刃７が図において右回転
すると、螺旋状傾斜板１３も同時に右回転するため、底
板１上の被処理物は、かき出し板１６によって外側にか
き出されて行く。
すると、螺旋状傾斜板１３も同時に右回転するため、底
板１上の被処理物は、かき出し板１６によって外側にか
き出されて行く。
【００２６】そして、螺旋状傾斜板１３の坂下部１３ａ
が被処理物の下に潜り込むような動きをするため、被処
理物は次第に坂下部１３ａから螺旋状傾斜板１３の上に
乗り上げて行く。
が被処理物の下に潜り込むような動きをするため、被処
理物は次第に坂下部１３ａから螺旋状傾斜板１３の上に
乗り上げて行く。
【００２７】螺旋状傾斜板１３の外周のすぐ外側には、
わずかの隙間をおいて、円筒状のケーシング８の内面が
存在するので、被処理物は螺旋状傾斜板１３の外側には
落下できず、螺旋状傾斜板１３の上側に登って行く。
わずかの隙間をおいて、円筒状のケーシング８の内面が
存在するので、被処理物は螺旋状傾斜板１３の外側には
落下できず、螺旋状傾斜板１３の上側に登って行く。
【００２８】螺旋状傾斜板１３の坂上側すなわち終端部
１３ｃは、坂下部１３ａとは逆に、幅方向の内側が下が
るように捻じられている。したがって、螺旋状傾斜板１
３の上を登って来た被処理物は、坂上側１３ｃに到来す
ると、次第に内側にこぼれ落ちていく。このとき、被処
理物は、回転刃７の上に落下するため、回転刃７と固定
刃３との間で骨などが粉砕されながら、回転刃７の回転
中心に向けて下降する。
１３ｃは、坂下部１３ａとは逆に、幅方向の内側が下が
るように捻じられている。したがって、螺旋状傾斜板１
３の上を登って来た被処理物は、坂上側１３ｃに到来す
ると、次第に内側にこぼれ落ちていく。このとき、被処
理物は、回転刃７の上に落下するため、回転刃７と固定
刃３との間で骨などが粉砕されながら、回転刃７の回転
中心に向けて下降する。
【００２９】そして、かき出し板１６によって、再び外
側にかき出された後、螺旋状傾斜板１３の坂下側１３ａ
の上にガイドされ、螺旋状傾斜板１３の上に登って行
く。
側にかき出された後、螺旋状傾斜板１３の坂下側１３ａ
の上にガイドされ、螺旋状傾斜板１３の上に登って行
く。
【００３０】使用方法は、発酵微生物が混入されたチッ
プや米ぬかなどが入っている処理槽内に、投入口９から
生ゴミを投入するが、常に螺旋状傾斜板１３の坂上側１
３ｃが隠れる程度のレベルＬまで被処理物が入ってい
る。したがって、被処理物の上面Ｌでは、坂上側１３ｃ
の部分だけが***しながら旋回するような動作となる。
プや米ぬかなどが入っている処理槽内に、投入口９から
生ゴミを投入するが、常に螺旋状傾斜板１３の坂上側１
３ｃが隠れる程度のレベルＬまで被処理物が入ってい
る。したがって、被処理物の上面Ｌでは、坂上側１３ｃ
の部分だけが***しながら旋回するような動作となる。
【００３１】モータ室１７とケーシング８の上との間が
ダクト１８で連結されているため、モータ室１７で発生
した風がダクト１８を通して、ケーシング８の内部に送
風され、ケーシング８内を通過して、排気口１９から排
出される。その結果、ケーシング８の中に悪臭が漂うの
を抑制できる。
ダクト１８で連結されているため、モータ室１７で発生
した風がダクト１８を通して、ケーシング８の内部に送
風され、ケーシング８内を通過して、排気口１９から排
出される。その結果、ケーシング８の中に悪臭が漂うの
を抑制できる。
【００３２】図２、図３のケーシング８は、太鼓状に膨
らんでいるのに対し、図５のケーシングは、円筒状にな
っている。その結果、螺旋状傾斜板１３の坂下側１３ａ
を円筒の内周に沿わせるように、図２、図３の場合と
は、形状が多少異なっている。また、被処理物の投入口
９は上部に開けてある。
らんでいるのに対し、図５のケーシングは、円筒状にな
っている。その結果、螺旋状傾斜板１３の坂下側１３ａ
を円筒の内周に沿わせるように、図２、図３の場合と
は、形状が多少異なっている。また、被処理物の投入口
９は上部に開けてある。
【００３３】図示例では、螺旋状傾斜板１３の坂下側１
３ａとかき出し板１６とは一体に連続しているが、別体
を連結して一体化した構造も可能である。また、螺旋状
傾斜板１３の幅を大きくすると、より大量の生ゴミを、
押し上げて落下でき、攪拌効率が向上するが、幅方向の
寸法は任意に設定できる。
３ａとかき出し板１６とは一体に連続しているが、別体
を連結して一体化した構造も可能である。また、螺旋状
傾斜板１３の幅を大きくすると、より大量の生ゴミを、
押し上げて落下でき、攪拌効率が向上するが、幅方向の
寸法は任意に設定できる。
【００３４】このように、ケーシング８の内部空間は、
円筒等で分割されていないため、大量の生ゴミを投入で
き、従来と同じ容積の処理槽で、３〜４倍の処理能力が
出る。また、比較的大型の生ゴミでも、途中で引っ掛か
ったり、粘着したりすることなく、円滑に移動して、攪
拌破砕される。
円筒等で分割されていないため、大量の生ゴミを投入で
き、従来と同じ容積の処理槽で、３〜４倍の処理能力が
出る。また、比較的大型の生ゴミでも、途中で引っ掛か
ったり、粘着したりすることなく、円滑に移動して、攪
拌破砕される。
【００３５】
【発明の効果】請求項１によると、処理槽の底部側にお
いて配置固定された巴状の固定刃の上に放射状の回転刃
が連結され、槽外のモータで回転駆動される構造に成っ
ているので、固定刃に対し回転刃が鋏のような動きをす
るので、両者の間で骨などのような硬い被処理物が確実
に粉砕される。
いて配置固定された巴状の固定刃の上に放射状の回転刃
が連結され、槽外のモータで回転駆動される構造に成っ
ているので、固定刃に対し回転刃が鋏のような動きをす
るので、両者の間で骨などのような硬い被処理物が確実
に粉砕される。
【００３６】特に、固定刃の巴状の各カッター刃が、回
転刃の進行方向に向けて凸となるように湾曲した形状と
なっているので、被処理物が固定刃の湾曲した刃先に沿
って滑りながら移動するので切れ味が良くなる。そし
て、破砕されずに残った被処理物は、最終的には回転刃
の最も回転中心寄りの、最も粉砕力の強い位置で切断さ
れるので、確実に粉砕できる。
転刃の進行方向に向けて凸となるように湾曲した形状と
なっているので、被処理物が固定刃の湾曲した刃先に沿
って滑りながら移動するので切れ味が良くなる。そし
て、破砕されずに残った被処理物は、最終的には回転刃
の最も回転中心寄りの、最も粉砕力の強い位置で切断さ
れるので、確実に粉砕できる。
【００３７】請求項２によると、回転刃の外側に、帯状
板からなる螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾
斜板は各回転刃の外端と連結されている。そして、該螺
旋状傾斜板は、前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲し
ているので、回転刃とともに螺旋状傾斜板が回転刃と同
じ方向に回転することで、処理槽内の被処理物が螺旋状
傾斜板の上を下方から上方に移動して上昇し、上端近傍
で落下する、という動作を繰り返すことで、連続的に攪
拌が行われる。
板からなる螺旋状の傾斜板を配設してあり、該螺旋状傾
斜板は各回転刃の外端と連結されている。そして、該螺
旋状傾斜板は、前記の固定刃の湾曲と同じ方向に湾曲し
ているので、回転刃とともに螺旋状傾斜板が回転刃と同
じ方向に回転することで、処理槽内の被処理物が螺旋状
傾斜板の上を下方から上方に移動して上昇し、上端近傍
で落下する、という動作を繰り返すことで、連続的に攪
拌が行われる。
【００３８】請求項３によると、前記の螺旋状傾斜板の
坂下側は、巴状カッター刃と同じ方向に湾曲しており、
しかも次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に高
くなり、かき出し板の部分になると、殆ど立った形状に
形成されているので、固定刃の下側の被処理物は、かき
出し板によって外側にかき出され、続いて螺旋状傾斜板
の上に押し上げられる。
坂下側は、巴状カッター刃と同じ方向に湾曲しており、
しかも次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に高
くなり、かき出し板の部分になると、殆ど立った形状に
形成されているので、固定刃の下側の被処理物は、かき
出し板によって外側にかき出され、続いて螺旋状傾斜板
の上に押し上げられる。
【００３９】一方、坂上側の終端は、次第に捻じられる
ことで幅方向の内側が次第に低くなった形状に形成され
ているので、螺旋状傾斜板の上を登って来た被処理物
は、坂上側の終端で、回転刃の回転中心側に下降してい
き、回転刃と固定刃との間で粉砕処理が行われる。
ことで幅方向の内側が次第に低くなった形状に形成され
ているので、螺旋状傾斜板の上を登って来た被処理物
は、坂上側の終端で、回転刃の回転中心側に下降してい
き、回転刃と固定刃との間で粉砕処理が行われる。
【００４０】このようにして、被処理物が螺旋状傾斜板
の上を登っては、回転刃の回転中心側に下降するという
対流動作をすることで、被処理物の攪拌が円滑に行われ
る。
の上を登っては、回転刃の回転中心側に下降するという
対流動作をすることで、被処理物の攪拌が円滑に行われ
る。
【図１】 本発明による粉砕攪拌機の内部構造を示す平
面図である。
面図である。
【図２】 本発明による粉砕攪拌機の内部構造を示す正
面図である。
面図である。
【図３】 本発明による粉砕攪拌機の内部構造を示す右
側面図である。
側面図である。
【図４】 粉砕攪拌機の固定刃のみを示す平面図であ
る。
る。
【図５】 粉砕攪拌機の内部構造の全容を示す斜視図で
ある。
ある。
１ 底板 ３ 固定刃 ７ 回転刃 ８ ケーシング １３ 螺旋状傾斜板 １３ａ 螺旋状傾斜板の坂下側 １３ｃ 螺旋状傾斜板の坂上側 １４ 連結バー １５ 連結板 １６ かき出し板
Claims (3)
- 【請求項１】 処理槽の底部側において巴状に配置固定
された固定刃の中心を貫通して立っている駆動軸の下部
に、処理槽の外側に配設されたモータが連結されてお
り、前記駆動軸の上部に放射状の回転刃が連結されてお
り、前記の固定刃の各巴状カッター刃は、回転刃の進行
方向に向けて凸となるように湾曲した形状となっている
ことを特徴とする粉砕攪拌機。 - 【請求項２】 処理槽の底部側に配設された、複数のカ
ッター刃からなる固定刃の中心を貫通して立っている駆
動軸の下部に、処理槽の外側に配設されたモータの出力
軸が連結されており、前記駆動軸の上部に放射状の回転
刃が連結されており、 前記の回転刃の外側に、帯状板からなり、前記固定刃の
巴状湾曲と同じ方向に湾曲した螺旋状の傾斜板を配設し
てあり、 該螺旋状傾斜板と各回転刃の外端との間を連結すること
で、螺旋状傾斜板が円筒状の処理槽の内壁の内側で回転
可能に支持してあることを特徴とする粉砕攪拌機。 - 【請求項３】 前記の螺旋状傾斜板の坂下側は、回転刃
の巴状カッター刃の湾曲と同じ方向に湾曲しており、し
かも次第に捻じられることで幅方向の内側が次第に高く
なり、かき出し板の部分になると、殆ど立った形状に形
成されており、 坂上側の終端は、次第に捻じられることで、幅方向の内
側が次第に低くなった形状に形成されていることを特徴
とする粉砕攪拌機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29889999A JP2001113194A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 粉砕攪拌機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29889999A JP2001113194A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 粉砕攪拌機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001113194A true JP2001113194A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17865609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29889999A Pending JP2001113194A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 粉砕攪拌機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001113194A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002204970A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-23 | Okawara Mfg Co Ltd | 円錐型混合破砕乾燥機 |
| EP1464403A1 (en) * | 2003-03-31 | 2004-10-06 | Izumi Products Company | Raw garbage treatment apparatus and a cutter thereof |
| JP2008207113A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Teraoka Seiko Co Ltd | 生ゴミ処理機 |
| JP2010094662A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Woongjin Coway Co Ltd | 粉砕スクリュー、粉砕桶及びこれを備える飲食物処理機の粉砕機 |
-
1999
- 1999-10-20 JP JP29889999A patent/JP2001113194A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7011260B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-03-14 | Izumi Products Company | Raw garbage treatment apparatus and a cutter thereof |
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