JP2001097534A - 移動体 - Google Patents

移動体

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JP2001097534A
JP2001097534A JP27349799A JP27349799A JP2001097534A JP 2001097534 A JP2001097534 A JP 2001097534A JP 27349799 A JP27349799 A JP 27349799A JP 27349799 A JP27349799 A JP 27349799A JP 2001097534 A JP2001097534 A JP 2001097534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム体間や被案内装置の連結を、簡単か
つコンパクトに行える移動体を提供する。 【解決手段】 複数の被案内装置30を介してレール3
に支持案内されることで一定経路5上を移動自在で、か
つ被搬送物の支持部40を有する移動体10である。移
動体10の本体11を、連結装置20を介して連結した
複数本のフレーム体12,13,14により形成した。
連結装置20は、縦方向軸21を介してフレーム体12
〜14間を左右方向で相対回動自在に連結した。縦方向
軸21の端部に被案内装置30を相対回動自在に連結し
た。フレーム体12〜14間や被案内装置30の連結
を、連結用軸の使用数を少なくして行うことができ、移
動体10は、構造を簡単かつコンパクトにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば被搬送物
を支持した状態で一定経路上を移動される移動体、詳し
くは複数の被案内装置を介してレールに支持案内される
ことで一定経路上を移動自在であるとともに、被搬送物
の支持部を有する移動体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動体としては、たとえ
ば特開平7−25441号公報に見られる構成が提供さ
れている。すなわち、レールに支持案内されて一定経路
上を移動自在な移動体(可動体)の本体は、連結装置を
介して相対回動自在に連結された三本のフレーム体によ
り形成されている。そしてフレーム体は、一定経路の方
向に長い四角状体からなるとともに、その側面が受動面
に形成されている。また連結装置としては、中間部フレ
ーム体の前後端に左右方向の横ピンを介して連結体が上
下揺動自在に取り付けられるとともに、これら連結体
が、前後のフレーム体に縦ピンを介して左右揺動自在に
連結されたところの、トラニオン形式が採用されてい
る。
【0003】前記中間部フレーム体には、被搬送物支持
部と、レールに支持案内される被案内装置とが設けら
れ、また前後端の両フレーム体には、レールに支持案内
される被案内装置が設けられている。その際に被案内装
置は、対応するフレーム体に設けた端部材に回動自在に
取り付けた上下方向ピンと、この上下方向ピンの下端に
左右方向ピンを介して回動自在に連結したトロリ本体
と、このトロリ本体取り付けられた被支持ローラ、なら
びに被ガイドローラとにより、トロリ形式に構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
構成によると、連結装置には横ピンと縦ピンが必要であ
り、被案内装置には上下方向ピンと左右方向ピンが必要
であるなど、多数のピン連結が行われることで、構造が
複雑になるなどの問題がある。そこで本発明のうち請求
項1記載の発明は、フレーム体間や被案内装置の連結
を、簡単かつコンパクトに行える移動体を提供すること
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の移動体は、複数
の被案内装置を介してレールに支持案内されることで一
定経路上を移動自在であるとともに、被搬送物の支持部
を有する移動体であって、この移動体の本体を、連結装
置を介して連結した複数本のフレーム体により形成し、
前記連結装置は、縦方向軸を介してフレーム体間を左右
方向で相対回動自在に連結するとともに、この縦方向軸
の端部に被案内装置を相対回動自在に連結したことを特
徴としたものである。
【0006】したがって請求項1の発明によると、一定
経路における直線状経路部では、移動体を、その本体、
すなわち各フレーム体を平面視ならびに側面視で直線状
姿勢として移動し得る。また左右のカーブ経路部では、
各フレーム体を平面視において連結装置の部分でカーブ
に沿って屈折した姿勢で移動し得る。その際に屈曲は、
縦方向軸の周りに相対回動することで行える。また被案
内装置は、縦方向軸を介して回動することで、レールの
左右方向のカーブに沿って向きを自動的に変更しながら
円滑に移動し得る。
【0007】また本発明の請求項2記載の移動体は、上
記した請求項1記載の構成において、縦方向軸の端部と
被案内装置との連結を、縦方向軸の端部を貫通する横方
向ピンを介して行うことを特徴としたものである。した
がって請求項2の発明によると、被案内装置は、横方向
ピンを介して回動することで、レールの上下方向の変
位、変形に対して向きを自動的に変更しながら円滑に移
動し得る。
【0008】そして本発明の請求項3記載の移動体は、
上記した請求項1または2記載の構成において、連結装
置は、縦方向軸を介してフレーム体間を左右方向で相対
回動自在に連結するとともに、横方向軸を介してフレー
ム体間を上下方向で相対回動自在に連結したことを特徴
としたものである。したがって請求項3の発明による
と、一定経路における上下のカーブ経路部では、各フレ
ーム体を、平面視において連結装置の部分でカーブに沿
って屈折した姿勢で移動し得る。その際に屈曲は、横方
向軸の周りで相対回動することで行える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
床側走行形式に採用した状態として図に基づいて説明す
る。図1〜図6において、床1側からの機枠2に、チャ
ンネル状のレール3が、その開放部を相対向して左右一
対に配設してあり、そしてレール3の開放部側の上縁部
には、その上縁から上方へ曲げ成形することでガイド部
3aが形成されている。前記レール3により一定経路5
を形成するものであり、ここで一定経路5は平面視にお
いて、たとえば平行した一対の直線状経路部5aと、こ
れら直線状経路部5aの始終端間を接続したカーブ経路
部5bとにより無端状に形成されている。
【0010】両レール3に支持案内されて一定経路5上
を移動自在な移動体10が設けられる。この移動体10
は、その本体11が三本(複数本)のフレーム体12,
13,14により形成されている。ここで各フレーム体
12,13,14は、一定経路5の方向に長い四角筒状
体(四角棒状体)12A,13A,14Aと、これら四
角筒状体12A,13A,14Aの前端に一体化された
前端部材12B,13B,14Bと、後端に一体化され
た後端部材12C,13C,14Cとにより形成されて
いる。
【0011】そして少なくとも一側面、すなわち、たと
えば無端状経路における内側に向いた側面が受動面15
に形成されている。なお、本体11の前面と後面、すな
わち前端部材12Bの前面(遊端部分)と、後端部材1
4Cの後面(遊端部分)とは、当接部16,17に形成
されている。そして前部フレーム体12と中間部フレー
ム体13との間、ならびに中間部フレーム体13と後部
フレーム体14との間が、それぞれ連結装置20を介し
て左右方向ならびに上下方向に相対回動自在に連結され
ている。ここで両連結装置20は、前部フレーム体12
の後端部材12Cと中間部フレーム体13の前端部材1
3Bとの間、ならびに中間部フレーム体13の後端部材
13Cと後部フレーム体14の前端部材14Bとの間に
設けられている。
【0012】すなわち連結装置20としては、前記中間
部フレーム体13の前端部材13Bや後端部材13Cに
縦方向軸21を介して連結体22が左右方向に相対回動
自在に連結されるとともに、この連結体22が前部フレ
ーム体12の後端部材12Cや後部フレーム体14の前
端部材14Bに横方向軸23を介して上下方向に相対回
動自在に連結されたところの、トラニオン形式が採用さ
れている。
【0013】前記移動体10は、複数の被案内装置30
を介してレール3に支持案内されることで、一定経路5
上を移動自在に構成されている。その際に、各被案内装
置30は同様なトロリ形式に構成されている。すなわ
ち、トロリ本体31は、左右一対の板体31Aと、これ
ら板体31Aの上部間に嵌め込み状に固定された前後一
対のC型体31Bとにより構成され、ここでC型体31
Bは前や後に開放される状態で配設されている。
【0014】そして板体31Aの下部間には前後一対の
横ピン32が貫通して固定され、これら横ピン32の両
突出部分に、前記レール3に嵌合して支持案内される被
支持ローラ33が遊転自在に取り付けられている。また
両C型体31Bにはそれぞれ縦ピン34が貫通して固定
され、これら縦ピン34の中間部分、すなわちC型体3
1Bの中の部分に、前記ガイド部3aに当接して案内さ
れる被ガイドローラ35が遊転自在に取り付けられてい
る。
【0015】これにより各被案内装置30は、そのトロ
リ本体31の両側にそれぞれ前後一対の被支持ローラ3
3が設けられるとともに、その上部に前後一対の被ガイ
ドローラ35が設けられて構成されている。そして被案
内装置30は、両縦方向軸21、ならびに前端部材12
Bや後端部材14Cに設けられた縦方向軸24の端部に
相対回動自在に連結されている。すなわち、縦方向軸2
1,24は、両板体31A間でかつ両C型体31B間に
挿入され、そして両板体31A間に通される横方向ピン
26が各縦方向軸21,24の端部に貫通されている。
これにより縦方向軸21,24の端部と被案内装置30
との連結が、縦方向軸21,24の端部を貫通する横方
向ピン26を介して行われる。
【0016】前記移動体10には被搬送物の支持部40
が設けられている。すなわち、前記フレーム体12,1
3,14のうち中間部フレーム体13には、被搬送物の
支持部40が設けられている。この支持部40は、前記
中間部フレーム体13と前端部材13Bまたは後端部材
13Cとの上面間から立設された前後一対の縦材41
と、これら縦材41の上面間に設けらた前後材42と、
この前後材42の前後端面にそれぞれ固定された左右材
43と、これら左右材43上に設けられた被搬送物の支
持具(図示せず。)などにより構成されている。
【0017】前記支持部40の部分には遊転輪(ガイド
ローラ)45が取り付けられている。すなわち、縦材4
1の左右側面からブラケット46が連設され、これらブ
ラケット46から左右外方へ突設された軸47に前記遊
転輪45が取り付けられている。そして、前記遊転輪4
5を下方から支持案内する一対のガイドレール7が、前
記一定経路5に沿って配設されている。
【0018】なおガイドレール7は一定経路5の全長に
沿って設けてもよく、また主として被搬送物を支持して
作業を行う直線状経路部5aにのみ設けてもよい。さら
にガイドレール7の部分にはカバー体8が設けられてお
り、ここでカバー体8により遊転輪45を下方から支持
案内する形式であってもよい。そして遊転輪45は、図
2に示される4輪形式のほか、1輪形式、片持ち状の2
輪形式、3輪形式、4輪以上の複数輪形式などであって
もよい。
【0019】両直線状経路部5aの所定箇所には、前記
受動面15に作用して移動体10に走行力を付与する送
り装置50が設けられている。この送り装置50は図
3、図7、図8に示すように、そのベース枠51が片側
のレール3の外面に取り付けられ、そしてベース枠51
からのブラケット52には縦軸53が回転自在に支持さ
れている。この縦軸53にはリンク体54が取り付けら
れるとともに、このリンク体54の遊端には支持部材5
5が設けられている。
【0020】そして支持部材55の下面側には、回転駆
動装置の一例である減速機付きのインダクションモータ
56が配設され、このインダクションモータ56から上
方に取り出された出力軸57には、たとえば外周部分が
ウレタン製の送りローラ58が固定されている。なおイ
ンダクションモータ56は、前記送りローラ58に送り
回転力Aを付与するように構成されている。
【0021】前記縦軸53を中にして前記レール3とは
反対側において、前記ベース枠51と支持部材55との
間には、ボルト・ナット形式で調整自在な揺動規制具5
9が貫通されて配設され、さらにベース枠51と支持部
材55との間には、ボルトに外嵌されて圧縮ばね60が
配設されている。なお送りローラ58の非作用箇所部分
はカバー体61により覆われている。以上の51〜61
などにより送り装置50の一例が構成される。
【0022】したがって送り装置50は、圧縮ばね60
の弾性反発力により支持部材55やリンク体54を縦軸
心62の周りで内側へ揺動させ、以て送りローラ58を
受動面15に対して当接させる方向に付勢し得る。その
際に、最大の接近位置は揺動規制具59により規制され
る。なお、直線状経路部5aの前記送り装置50の下手
には、前記受動面15に作用して移動体10に制動力を
付与する制動装置65が設けられる。この制動装置65
は前記送り装置50と同様の構造であって、前記本体1
1における受動面15に対して側方から当接自在で、か
つたとえばウレタン製の制動ローラ66と、この制動ロ
ーラ66に連動しかつ制動ローラ66に送り回転力Bを
付与する回転駆動装置67などから構成される。なお回
転駆動装置67はトルクモータなどからなり、その送り
回転力Bは前記インダクションモータ56の送り回転力
Aよりも小に、すなわちA>Bに設定されている。
【0023】したがって直線状経路部5aにおいては、
送り装置50と制動装置65との間において、複数台の
移動体10が、その前後端間に隙間を生じめることな
く、すなわち前後の当接部16,17を相当接させた状
態で、密に後押し状態で整列されて走行するように構成
されている。前記送り装置50の少し上手には送り込み
装置68が設けられ、そして前記制動装置65の少し下
手には送り出し装置69が設けられている。ここで送り
込み装置68や送り出し装置69としては、前記送り装
置50と同様な構造のものが採用される。なお、各装置
50,65,68,69の配置パターンは種々変更され
るものであり、また制動装置65と送り込み装置68と
送り出し装置69は、その一部あるいは全部を省略して
もよい。
【0024】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。図6に示されるように、直線状経路部5a
の始端側部分において、送り込み装置68の送り回転力
によって送り装置50の部分に送り込まれてきた移動体
10は、この送り装置50の送り回転力Aによって走行
力が付与される。すなわち、図8の仮想線イに示される
ように、圧縮ばね60の弾性力により内側に突出されて
いる送りローラ58は、送り込まれてきた移動体10の
受動面15に当接されることで、図8の実線に示される
ように、圧縮ばね60の弾性力に抗して後退された状態
で受動面15に圧接されることになる。
【0025】このとき送りローラ58はインダクション
モータ56によって回転駆動されており、したがって強
制回転されている送りローラ58を受動面15に圧接さ
せることで、その送りの回転力Aにより移動体10に走
行力を与えることになる。その際に直線状経路部5a上
に密な列車状で位置している移動体10群の最後尾の移
動体10における後端部の当接部17に、この送り込ま
れた移動体10の前端部の当接部16が当接され、以て
直線状経路部5a上で密な列車状で位置している移動体
10群は、送り装置50の送り回転力Aによって所望の
速度で走行され、図2に示されるように、直線状経路部
5aに密な列車状で位置している移動体10群を後押し
走行させることになる。
【0026】このようにして直線状経路部5a上で移動
され、そして終端側に達した移動体10に対して制動装
置65によって制動が付与されている。すなわち制動装
置65では、送り装置50と同様の作用によって受動面
15に圧接させている制動ローラ66が強制回転され、
その送り回転力Bによって、移動体10に対して制動力
が付与されている。
【0027】ここで制動ローラ66の送り回転力Bに対
して送り装置50側の送り回転力Aが大であることか
ら、その差に相応して、制動装置65に対応した移動体
10は制動作用を受けた状態で走行されることになる。
したがって直線状経路部5aにおいては、送り装置50
から制動装置65の間で、複数台の移動体10が、その
前後端間に隙間を生じめることなく密に後押し状態で整
列されて走行されることになる。
【0028】このように直線状経路部5a上で移動体1
0群が間欠的にまたは連続的に走行されている間に、あ
るいは間欠停止している間に、床1上の作業者や本体1
1上に乗り移った作業者が、支持部40に支持されてい
る被搬送物に対して各種の作業を遂行する。そして制動
装置65の部分から押し出され状に走行される移動体1
0は、送り出し装置69によってカーブ経路部5bへ送
り出され、そして適宜の送り手段によってカーブ経路部
5bで走行されたのち、次の直線状経路部5aにおける
送り込み装置68の部分に達することで、循環走行され
る。なお、制動装置65の部分から押し出されたのち次
の直線状経路部5aにおける送り込み装置68の部分に
達するまでの間に、作業済みの被搬送物が支持部40か
ら降ろされるとともに、支持部40に新たな被搬送物が
積込まれる。
【0029】このような移動(走行)の際に各被案内装
置30は、各被支持ローラ33を介してレール3に支持
案内され、そして各被ガイドローラ35がガイド部3a
に当接して案内される。これにより移動体10の移動
は、ガタ付いたり横倒れしたりすることなく安定して行
われ、以て被搬送物に対する各種作業や被搬送物の積み
降ろしは、常に正確に行える。
【0030】上述した送り装置50による移動体10の
移動は、その送りローラ58を、前部フレーム体12の
受動面15から中間部フレーム体13の受動面15、な
らびに後部フレーム体14の受動面15へと順次作用さ
せることで行われる。さらに連結装置20における連結
体22の側面も受動面として送りローラ58が作用され
る。
【0031】その際に、送りローラ58が前部フレーム
体12に作用しているとき、中間部フレーム体13と後
部フレーム体14は連結装置20を介して引っ張り移動
され、また中間部フレーム体13に作用しているとき、
前部フレーム体12は連結装置20を介して押し移動さ
れるとともに後部フレーム体14は連結装置20を介し
て引っ張り移動され、さらに後部フレーム体14に作用
しているとき、中間部フレーム体13と前部フレーム体
12は連結装置20を介して押し移動されることにな
る。
【0032】上述した一定経路5上での列車状の後押し
移動において、直線状経路部5aでは図2に示されるよ
うに、各移動体10の本体11、すなわち各フレーム体
12,13,14が平面視ならびに側面視で直線状姿勢
になることから、当接部17に対して当接部16が真後
ろから当接する状態になり、その後押し移動は円滑に確
実に行える。
【0033】また、左右のカーブ経路部5bでは図9に
示されるように、各フレーム体12,13,14は、平
面視において連結装置20の部分でカーブに沿って屈折
した姿勢で後押し移動されることになる。これにより、
平面視において、先行移動体10の後部フレーム体14
と後続移動体10の前部フレーム体12とが成す相対角
度Θが鈍角となり、当接部17に対して当接部16が鈍
角で当接することになって、その後押し移動は円滑に確
実に行える。
【0034】なお屈曲は、連結装置20において、縦方
向軸21の周りで相対回動することで行われる。また被
案内装置30は、縦方向軸21,24を介して回動され
ることで、レール3の左右方向のカーブに沿って向きを
自動的に変更しながら円滑に移動される。図10に示さ
れるように、一定経路5中に、側面視において上方(ま
たは下方)へのカーブ経路部5bを形成されている場合
も、側面視において、先行移動体10の後部フレーム体
14と後続移動体10の前部フレーム体12とが成す相
対角度Θが鈍角となり、当接部17に対して当接部16
が鈍角で当接することになって、その後押し移動は円滑
に確実に行える。
【0035】なお屈曲は、連結装置20において、横方
向軸23の周りで相対回動することで行われる。また被
案内装置30は、横方向ピン26を介して回動されるこ
とで、レール3の上下方向のカーブに沿って向きを自動
的に変更しながら円滑に移動される。上記した実施の形
態では、本体11の一側面が受動面15に形成され、こ
の受動面15に作用される送り装置50が設けられた形
式が示されているが、これは本体11の他側面に作用さ
れる受けローラを設けて、本体11を両側から挟みつけ
て強い摩擦力を得、以て充分な走行力を与え得る形式で
あってもよい。さらに挟みつける形式は、制動装置65
や送り込み装置68や送り出し装置69にも採用し得
る。その際に他側面に作用される受けローラは、強制駆
動形式や遊転形式のいずれであってもよい。
【0036】上記した実施の形態では、移動体10の本
体11として、三本のフレーム体12,13,14から
なる形式を示したが、これは前部フレーム体12の前方
や後方、後部フレーム体14の前方や後方に単数または
複数のフレーム体を連結した三本以上の形式や、中間部
フレーム体13を複数本とした三本以上の形式などであ
ってもよい。またフレーム体12,13,14のうちい
ずれかを省略した二本形式であってもよい。
【0037】上記した実施の形態では、連結装置20と
して、中間部フレーム体13側に縦方向軸21を設ける
とともに前後のフレーム体12,14側に横方向軸23
を設けた形式を示したが、これは中間部フレーム体13
側に横方向軸を設けるとともに前後のフレーム体12,
14側に縦方向軸を設けた形式などであってもよい。上
記した実施の形態では、床1側からの機枠2にレール3
を配設しているが、これは床面下のピット内にレール3
を配設した構成であってもよい。これによると、移動体
10を含めた全体の高さを低く形成できる。またレール
3は、チェーンなどメンテナンスを必要とする部分がな
いので、床面1a下のピット内配設は何ら支障なく行え
る。
【0038】上記した実施の形態では、床1側を走行自
在な移動体10を示したが、これは天井側に配設したレ
ールに支持案内されて移動自在な移動体であってもよ
い。上記した実施の形態では、送り装置50から制動装
置65の間で、複数台の移動体10が、その前後端間に
隙間を生じめることなく密に後押し状態で整列されて走
行される駆動形式とされているが、これは前後端間に隙
間を生じる状態で移動体10が走行駆動される形式であ
ってもよい。そして送り手段としては、駆動チェーンと
係脱構造との組み合せ形式などを採用し得る。
【0039】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、一
定経路における直線状経路部では、移動体を、その本
体、すなわち各フレーム体を平面視ならびに側面視で直
線状姿勢として移動できる。また左右のカーブ経路部で
は、各フレーム体を平面視において連結装置の部分でカ
ーブに沿って屈折した姿勢で移動でき、その際に屈曲
は、縦方向軸の周りに相対回動することで自動的にかつ
確実に行うことができる。また被案内装置は、縦方向軸
を介して回動することで、レールの左右方向のカーブに
沿って向きを自動的に変更しながら円滑に移動できる。
これにより、フレーム体間や被案内装置の連結を、連結
用軸の使用数を少なくして行うことができ、移動体は、
構造を簡単かつコンパクトにして提供できる。
【0040】また上記した本発明の請求項2によると、
被案内装置は、横方向ピンを介して回動することで、レ
ールの上下方向の変位、変形に対して向きを自動的に変
更しながら円滑に移動できる。そして上記した本発明の
請求項3によると、一定経路における上下のカーブ経路
部では、各フレーム体を、平面視において連結装置の部
分でカーブに沿って屈折した姿勢で移動でき、その際に
屈曲は、横方向軸の周りで相対回動することで自動的に
かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、移動体の側
面図である。
【図2】同移動体の直線状経路部での平面図である。
【図3】同移動体の正面図である。
【図4】同移動体の要部の側面図である。
【図5】同移動体の要部の平面図である。
【図6】同移動体を使用した搬送設備の概略平面図であ
る。
【図7】同移動体を使用した搬送設備における送り装置
部分の側面図である。
【図8】同移動体を使用した搬送設備における送り装置
部分の平面図である。
【図9】同移動体の左右のカーブ経路部での平面図であ
る。
【図10】同移動体の上下のカーブ経路部での側面図で
ある。
【符号の説明】
1 床 3 レール 5 一定経路 5a 直線状経路部 5b カーブ経路部 7 ガイドレール 10 移動体 11 本体 12 前部フレーム体 13 中間部フレーム体 14 後部フレーム体 15 受動面 16 当接部 17 当接部 20 連結装置 21 縦方向軸 22 連結体 23 横方向軸 24 縦方向軸 26 横方向ピン 30 被案内装置 31 トロリ本体 33 被支持ローラ 35 被ガイドローラ 40 支持部 45 遊転輪(ガイドローラ) 50 送り装置 58 送りローラ 60 圧縮ばね 65 制動装置 66 制動ローラ 67 回転駆動装置 68 送り込み装置 69 送り出し装置 A 送り回転力 B 送り回転力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被案内装置を介してレールに支持
    案内されることで一定経路上を移動自在であるととも
    に、被搬送物の支持部を有する移動体であって、この移
    動体の本体を、連結装置を介して連結した複数本のフレ
    ーム体により形成し、前記連結装置は、縦方向軸を介し
    てフレーム体間を左右方向で相対回動自在に連結すると
    ともに、この縦方向軸の端部に被案内装置を相対回動自
    在に連結したことを特徴とする移動体。
  2. 【請求項2】 縦方向軸の端部と被案内装置との連結
    を、縦方向軸の端部を貫通する横方向ピンを介して行う
    ことを特徴とする請求項1記載の移動体。
  3. 【請求項3】 連結装置は、縦方向軸を介してフレーム
    体間を左右方向で相対回動自在に連結するとともに、横
    方向軸を介してフレーム体間を上下方向で相対回動自在
    に連結したことを特徴とする請求項1または2記載の移
    動体。
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