JP2001049501A - 下着の開口部 - Google Patents
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Landscapes
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Corsets Or Brassieres (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 身体への密着性を失わずにずり上がりを防ぐ
ことができ、しかも、食い込みの発生や圧迫感を防止す
る下着の開口部を提供すること。 【解決手段】 弾性編地より成る下着の開口部Aは、開
口縁に向けてその緊迫力を段階的に弱くしてある。編立
て方向が下着の周方向に沿う弾性経編地より成る場合
は、基部に比べて細い弾性経糸を用いた周方向の列の割
合を多くすることにより、緊迫力を弱くする。弾性丸編
地より成る場合は、弾性糸を細いものに切り換えるか、
周方向の一部に弾性糸の本数を減じた領域を形成する
か、度目を粗くするか、或いは編み組織を変えることに
より、緊迫力を弱くする。
ことができ、しかも、食い込みの発生や圧迫感を防止す
る下着の開口部を提供すること。 【解決手段】 弾性編地より成る下着の開口部Aは、開
口縁に向けてその緊迫力を段階的に弱くしてある。編立
て方向が下着の周方向に沿う弾性経編地より成る場合
は、基部に比べて細い弾性経糸を用いた周方向の列の割
合を多くすることにより、緊迫力を弱くする。弾性丸編
地より成る場合は、弾性糸を細いものに切り換えるか、
周方向の一部に弾性糸の本数を減じた領域を形成する
か、度目を粗くするか、或いは編み組織を変えることに
より、緊迫力を弱くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性編地より成る
アンダーシャツの袖口部や裾口部、ガードルの脚口部や
ウエスト部のように、ずり上がり易い下着の開口部に関
する。
アンダーシャツの袖口部や裾口部、ガードルの脚口部や
ウエスト部のように、ずり上がり易い下着の開口部に関
する。
【0002】
【従来の技術】弾性編地によって形成したアンダーシャ
ツの袖口やガードルの脚口は、ずり上がりを防止するた
めに、伸縮性テープを装着するなどして開口縁の締め付
ける力を大きくするのが普通である。このため、袖口や
脚口が皮膚に食い込んで苦痛を感じたり、血行障害を起
こす虞があるばかりか、身体に密着した衣服を着用する
と、食い込んだラインが衣服外面に出現して体裁が悪か
った。
ツの袖口やガードルの脚口は、ずり上がりを防止するた
めに、伸縮性テープを装着するなどして開口縁の締め付
ける力を大きくするのが普通である。このため、袖口や
脚口が皮膚に食い込んで苦痛を感じたり、血行障害を起
こす虞があるばかりか、身体に密着した衣服を着用する
と、食い込んだラインが衣服外面に出現して体裁が悪か
った。
【0003】また、ライン状の食い込みを防ぐために、
裾廻り部分を平滑で段差を少なくし、且つ、その伸度を
小さくしたガードルが実開平6−25308号公報に開
示されている。しかし、人間の腕や太もも部は、通常付
け根側が太くなっているため、上記従来のガードルのよ
うに開口部の伸度が小さいか、又は、緊迫力が大きい
と、ずり上がったときの圧迫感や食い込みを避けること
ができなかった。
裾廻り部分を平滑で段差を少なくし、且つ、その伸度を
小さくしたガードルが実開平6−25308号公報に開
示されている。しかし、人間の腕や太もも部は、通常付
け根側が太くなっているため、上記従来のガードルのよ
うに開口部の伸度が小さいか、又は、緊迫力が大きい
と、ずり上がったときの圧迫感や食い込みを避けること
ができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、身体への
密着性を失わずにずり上がりを防ぐことができ、しか
も、食い込みの発生や圧迫感を防止する下着の開口部を
提供することを課題とする。
密着性を失わずにずり上がりを防ぐことができ、しか
も、食い込みの発生や圧迫感を防止する下着の開口部を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性編地より
成る下着の開口部に関し、開口縁に向けて緊迫力を段階
的に弱くしてある。開口縁に向けて緊迫力を段階的に弱
くした構成により、開口縁の食い込みを防ぎ、万が一ず
り上がったときの圧迫感を無くす。また、弾性編地より
成るため、緊迫力が弱くなっても密着性は失われない。
成る下着の開口部に関し、開口縁に向けて緊迫力を段階
的に弱くしてある。開口縁に向けて緊迫力を段階的に弱
くした構成により、開口縁の食い込みを防ぎ、万が一ず
り上がったときの圧迫感を無くす。また、弾性編地より
成るため、緊迫力が弱くなっても密着性は失われない。
【0006】編立て方向が下着の周方向に沿う弾性経編
地より成る場合は、基部に比べて細い弾性経糸を用いた
周方向の列の割合を多くすることにより、緊迫力を弱く
することができる。弾性丸編地より成る場合は、弾性糸
を細いものに切り換えるか、周方向の一部に弾性糸の本
数を減じた領域を形成するか、度目を粗くするか、或い
は、編み組織を変えることにより、緊迫力を弱くするこ
とが可能である。
地より成る場合は、基部に比べて細い弾性経糸を用いた
周方向の列の割合を多くすることにより、緊迫力を弱く
することができる。弾性丸編地より成る場合は、弾性糸
を細いものに切り換えるか、周方向の一部に弾性糸の本
数を減じた領域を形成するか、度目を粗くするか、或い
は、編み組織を変えることにより、緊迫力を弱くするこ
とが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の第1の
実施形態に関するセミロング丈のガードル1を示す。ガ
ードル1は、左右の前身片2,2’と、前身片2,2’
の両側方にそれぞれ一体に連設される脇腰片3,3’
と、前身片2,2’及び脇腰片3,3’の下端両側に一
体に連設される左右の脚片4,4’と、これらと別体の
左右の臀部片5,5’とから成る。そして、左右の臀部
片5,5’の内側縁どうしを縫着すると共に、脇腰片
3,3’の側縁を臀部片5,5’の外側縁に縫着し、各
脚片4,4’の両側縁を互いに縫着して、パンティ部6
の下部両側に筒状のレッグ部7,7’を形成してある。
実施形態に関するセミロング丈のガードル1を示す。ガ
ードル1は、左右の前身片2,2’と、前身片2,2’
の両側方にそれぞれ一体に連設される脇腰片3,3’
と、前身片2,2’及び脇腰片3,3’の下端両側に一
体に連設される左右の脚片4,4’と、これらと別体の
左右の臀部片5,5’とから成る。そして、左右の臀部
片5,5’の内側縁どうしを縫着すると共に、脇腰片
3,3’の側縁を臀部片5,5’の外側縁に縫着し、各
脚片4,4’の両側縁を互いに縫着して、パンティ部6
の下部両側に筒状のレッグ部7,7’を形成してある。
【0008】また、パンティ部6の下端中央部の裏面に
は図示しない股当布が重合され、前身片2,2’、脇腰
片3,3’及び臀部片5,5’の上端縁が連続して構成
されるウエスト部に沿って、伸縮性テープ8が裏打ちさ
れている。さらに、ヒップアップ効果を高めるために、
脇腰片3,3’から臀部片5,5’の下端部にかけて、
緊迫力の強い補強布を裏打ちすると共に、腹部補整効果
を高めるために、前身片2,2’の裏面に腹当片を裏打
ちしても良い。
は図示しない股当布が重合され、前身片2,2’、脇腰
片3,3’及び臀部片5,5’の上端縁が連続して構成
されるウエスト部に沿って、伸縮性テープ8が裏打ちさ
れている。さらに、ヒップアップ効果を高めるために、
脇腰片3,3’から臀部片5,5’の下端部にかけて、
緊迫力の強い補強布を裏打ちすると共に、腹部補整効果
を高めるために、前身片2,2’の裏面に腹当片を裏打
ちしても良い。
【0009】前身片2,2’、脇腰片3,3’及び脚片
4,4’は、スパンデックス等のポリウレタン系弾性糸
とナイロン,綿等を交編すると共に、編縁部にヘムが形
成されたラッセル編地等の弾性経編地より成り、編地の
編立て方向がガードル1の周方向と一致するよう裁断さ
れている。臀部片5,5’は、スパンデックス等のポリ
ウレタン系弾性糸とナイロン,綿等を交編したラッセル
編地等の弾性経編地より成り、編地の編立て方向がガー
ドル1の周方向に対して斜めになるようバイアス裁断さ
れている。
4,4’は、スパンデックス等のポリウレタン系弾性糸
とナイロン,綿等を交編すると共に、編縁部にヘムが形
成されたラッセル編地等の弾性経編地より成り、編地の
編立て方向がガードル1の周方向と一致するよう裁断さ
れている。臀部片5,5’は、スパンデックス等のポリ
ウレタン系弾性糸とナイロン,綿等を交編したラッセル
編地等の弾性経編地より成り、編地の編立て方向がガー
ドル1の周方向に対して斜めになるようバイアス裁断さ
れている。
【0010】また、脚片4,4’は、基部9と、脚口上
部10、脚口中間部11及び脚口下部12から成る脚口
部Aを、上方から順に連続して形成される。これら脚口
上部10、脚口中間部11及び脚口下部12には、基部
9の弾性経糸と同じ太さの弾性経糸を用いた周方向の列
と、これより細い弾性経糸を用いた周方向の列とが混在
されると共に、細い弾性経糸を用いた列の割合を開口縁
に向けて段階的に多くしてある。すなわち、基部9は、
前身片2,2’及び臀部片5,5’の身生地と同じ糸使
いとなっており、比較的パワーのある280デニールの
スパンデックス等のポリウレタン系弾性糸を連続して用
いる。
部10、脚口中間部11及び脚口下部12から成る脚口
部Aを、上方から順に連続して形成される。これら脚口
上部10、脚口中間部11及び脚口下部12には、基部
9の弾性経糸と同じ太さの弾性経糸を用いた周方向の列
と、これより細い弾性経糸を用いた周方向の列とが混在
されると共に、細い弾性経糸を用いた列の割合を開口縁
に向けて段階的に多くしてある。すなわち、基部9は、
前身片2,2’及び臀部片5,5’の身生地と同じ糸使
いとなっており、比較的パワーのある280デニールの
スパンデックス等のポリウレタン系弾性糸を連続して用
いる。
【0011】脚口上部10は、280デニールのスパン
デックス等のポリウレタン系弾性糸を用いた列が2列
と、140デニールのスパンデックス等のポリウレタン
系弾性糸を用いた列が1列リピートする配列となってい
る。また、脚口中間部11には、280デニールのスパ
ンデックス等のポリウレタン系弾性糸を用いた列と、1
40デニールのスパンデックス等のポリウレタン系弾性
糸を用いた列とが交互に連続して配列される。脚口下部
12には、140デニールのスパンデックス等のポリウ
レタン系弾性糸を連続して用いる。
デックス等のポリウレタン系弾性糸を用いた列が2列
と、140デニールのスパンデックス等のポリウレタン
系弾性糸を用いた列が1列リピートする配列となってい
る。また、脚口中間部11には、280デニールのスパ
ンデックス等のポリウレタン系弾性糸を用いた列と、1
40デニールのスパンデックス等のポリウレタン系弾性
糸を用いた列とが交互に連続して配列される。脚口下部
12には、140デニールのスパンデックス等のポリウ
レタン系弾性糸を連続して用いる。
【0012】このように、開口縁に向かって、デニール
数の大きい経糸を用いた周方向の列の割合を順次少なく
してある。従って、レッグ部7の脚口部Aは、緊迫力が
開口縁に向かって段階的に弱くなっており、このため、
開口縁が太ももに食い込んで痕がつくことが無く、脚口
部Aが上方にずり上がってもきつくならない。なお、ガ
ードル1の各部の糸使い及び脚口部Aの緊迫力を弱くす
る段階数は、レッグ部7の長さや、ガードル1の締付け
力によって適宜選択可能である。
数の大きい経糸を用いた周方向の列の割合を順次少なく
してある。従って、レッグ部7の脚口部Aは、緊迫力が
開口縁に向かって段階的に弱くなっており、このため、
開口縁が太ももに食い込んで痕がつくことが無く、脚口
部Aが上方にずり上がってもきつくならない。なお、ガ
ードル1の各部の糸使い及び脚口部Aの緊迫力を弱くす
る段階数は、レッグ部7の長さや、ガードル1の締付け
力によって適宜選択可能である。
【0013】図3は、本発明の第2の実施形態に関する
アンダーシャツ100を示す。アンダーシャツ100
は、前身頃101と、後身頃102と、左右の袖10
3,103’とから構成され、前身頃101の両脇及び
肩を、後身頃102の両脇及び肩にそれぞれ縫着すると
共に、前身頃101及び後身頃102の袖刳に袖10
3,103’の上端縁を縫着して形成される。前身頃1
01、後身頃102及び袖103,103’は、スパン
デックス等のポリウレタン系弾性糸を軸方向に編み立て
た弾性平編地等の弾性丸編地より成る。
アンダーシャツ100を示す。アンダーシャツ100
は、前身頃101と、後身頃102と、左右の袖10
3,103’とから構成され、前身頃101の両脇及び
肩を、後身頃102の両脇及び肩にそれぞれ縫着すると
共に、前身頃101及び後身頃102の袖刳に袖10
3,103’の上端縁を縫着して形成される。前身頃1
01、後身頃102及び袖103,103’は、スパン
デックス等のポリウレタン系弾性糸を軸方向に編み立て
た弾性平編地等の弾性丸編地より成る。
【0014】左右の袖103,103’は、それぞれ、
袖本体部104と、袖口上部105と、袖口下部106
とを上方から順に連続して形成される。これら袖本体部
104、袖口上部105及び袖口下部106は、編糸で
ある弾性糸を順次細いものに切り換えてある。具体的に
は、袖本体部104は、前身頃101及び後身頃102
と同じ糸使いであり、30デニールのスパンデックス等
のポリウレタン系弾性糸を用いる。また、袖口上部10
5には、20デニールのスパンデックス等のポリウレタ
ン系弾性糸を用い、袖口下部106には、10デニール
のスパンデックス等のポリウレタン系弾性糸を用いる。
袖103,103’の袖口部Bは、このように開口縁に
向かってデニール数の小さいスパンデックス等のポリウ
レタン弾性糸を用いることにより、緊迫力が開口縁に向
かって段階的に弱くなるようにしてある。
袖本体部104と、袖口上部105と、袖口下部106
とを上方から順に連続して形成される。これら袖本体部
104、袖口上部105及び袖口下部106は、編糸で
ある弾性糸を順次細いものに切り換えてある。具体的に
は、袖本体部104は、前身頃101及び後身頃102
と同じ糸使いであり、30デニールのスパンデックス等
のポリウレタン系弾性糸を用いる。また、袖口上部10
5には、20デニールのスパンデックス等のポリウレタ
ン系弾性糸を用い、袖口下部106には、10デニール
のスパンデックス等のポリウレタン系弾性糸を用いる。
袖103,103’の袖口部Bは、このように開口縁に
向かってデニール数の小さいスパンデックス等のポリウ
レタン弾性糸を用いることにより、緊迫力が開口縁に向
かって段階的に弱くなるようにしてある。
【0015】また、アンダーシャツ100の裾口部Cに
も、袖口上部105と同じ糸使いの裾口上部108及び
袖口下部106と同じ糸使いの裾口下部108を連続し
て形成し、これによって、アンダーシャツ100の裾口
部Cの緊迫力を、開口縁に向かって順次弱くしても良
い。なお、アンダーシャツ100の各部の糸使いは、そ
の厚みによって適宜変更する。
も、袖口上部105と同じ糸使いの裾口上部108及び
袖口下部106と同じ糸使いの裾口下部108を連続し
て形成し、これによって、アンダーシャツ100の裾口
部Cの緊迫力を、開口縁に向かって順次弱くしても良
い。なお、アンダーシャツ100の各部の糸使いは、そ
の厚みによって適宜変更する。
【0016】図4は、本発明の第3の実施形態に関する
アンダーシャツ100の袖口部Bを示す。袖103の袖
口上部105及び袖口下部106において、その周方向
の一部に、弾性糸の本数を減じた領域107,107a
をそれぞれ形成する。すなわち、袖本体部104、前身
頃101及び後身頃102を3本の弾性糸で編んだ場合
には、袖口上部105の領域107において弾性糸を1
本減じて2本とし、袖口下部106の領域107aにお
いて弾性糸を2本減らして1本とする。
アンダーシャツ100の袖口部Bを示す。袖103の袖
口上部105及び袖口下部106において、その周方向
の一部に、弾性糸の本数を減じた領域107,107a
をそれぞれ形成する。すなわち、袖本体部104、前身
頃101及び後身頃102を3本の弾性糸で編んだ場合
には、袖口上部105の領域107において弾性糸を1
本減じて2本とし、袖口下部106の領域107aにお
いて弾性糸を2本減らして1本とする。
【0017】また、袖口上部105及び袖口下部106
の弾性糸を減じた領域107,107a以外の部分は、
袖本体部104、前身頃101及び後身頃102と同じ
糸使いとする。この結果、袖口部Bの緊迫力は、開口縁
に向かって段階的に弱くなり、開口縁の腕への食い込み
が防止される。なお、領域107,107aは、周方向
の1カ所に形成しても、複数箇所に形成しても良い。
の弾性糸を減じた領域107,107a以外の部分は、
袖本体部104、前身頃101及び後身頃102と同じ
糸使いとする。この結果、袖口部Bの緊迫力は、開口縁
に向かって段階的に弱くなり、開口縁の腕への食い込み
が防止される。なお、領域107,107aは、周方向
の1カ所に形成しても、複数箇所に形成しても良い。
【0018】袖口部Bの緊迫力を開口縁に向かって段階
的に弱くするために、袖本体部104、袖口上部105
及び袖口下部106の度目を順次粗くし、編み目のルー
プを大きくすることも可能である。また、袖本体部10
4、袖口上部105及び袖口下部106の編み方を、メ
ッシュ編み、平編み、リブ編み等の丸編み方式から適宜
選択して、その編み組織を互いに変えることにより、緊
迫力を開口縁に向けて弱くすることもできる。
的に弱くするために、袖本体部104、袖口上部105
及び袖口下部106の度目を順次粗くし、編み目のルー
プを大きくすることも可能である。また、袖本体部10
4、袖口上部105及び袖口下部106の編み方を、メ
ッシュ編み、平編み、リブ編み等の丸編み方式から適宜
選択して、その編み組織を互いに変えることにより、緊
迫力を開口縁に向けて弱くすることもできる。
【0019】なお、弾性丸編地より成るインナーボトム
の脚口部も、アンダーシャツの袖口部と同様にして、開
口縁に向かって緊迫力を段階的に弱くすることが可能で
ある。
の脚口部も、アンダーシャツの袖口部と同様にして、開
口縁に向かって緊迫力を段階的に弱くすることが可能で
ある。
【0020】さらに、半袖のアンダーシャツの袖口部及
びガードルのウエスト部を、開口縁に向かって段階的に
弱くすることもある。また、弾性丸編地より成る下着の
開口部において、緊迫力を弱くするための手段を複数併
用することができる。例えば、弾性糸の太さを細くする
と共に、編み組織を変えても良い。
びガードルのウエスト部を、開口縁に向かって段階的に
弱くすることもある。また、弾性丸編地より成る下着の
開口部において、緊迫力を弱くするための手段を複数併
用することができる。例えば、弾性糸の太さを細くする
と共に、編み組織を変えても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明の下着の開口部によれば、開口縁
が腕や太ももに食い込むことが無く、袖やレッグ部が腕
或いは太股の付け根側にずり上がっても、圧迫感を感じ
たり、食い込み痕が衣服の表面に出現する心配がない。
また、緊迫力を弱くしても、編地自体の弾性によって、
密着性及びずり上がり防止効果を保持することができ
る。
が腕や太ももに食い込むことが無く、袖やレッグ部が腕
或いは太股の付け根側にずり上がっても、圧迫感を感じ
たり、食い込み痕が衣服の表面に出現する心配がない。
また、緊迫力を弱くしても、編地自体の弾性によって、
密着性及びずり上がり防止効果を保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るガードルの正面
斜視図
斜視図
【図2】同上の背面斜視図
【図3】本発明の第2の実施形態に係るアンダーシャツ
の正面図
の正面図
【図4】本発明の第3の実施形態に係るアンダーシャツ
の袖口部の斜視図
の袖口部の斜視図
1 ガードル 2,2’ 前身片 3,3’ 脇腰片 4,4’ 脚片 5,5’ 臀部片 6 パンティ部 7 レッグ部 8 伸縮テープ 9 基部 10 脚口上部 11 脚口中間部 12 脚口下部 100 アンダーシャツ 101 前身頃 102 後身頃 103,103’ 袖 104 袖本体部 105 袖口上部 106 袖口下部 107,107a 弾性糸を減じた領域 108 裾口上部 109 裾口下部 A 脚口部 B 袖口部 C 裾口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41C 1/00 A41C 1/00 D D04B 1/18 D04B 1/18 1/24 1/24
Claims (6)
- 【請求項1】 弾性編地より成る下着の開口部におい
て、開口縁に向けて緊迫力を段階的に弱くしたことを特
徴とする下着の開口部。 - 【請求項2】 編立て方向が下着の周方向に沿う弾性経
編地より成り、基部に比べて細い弾性経糸を用いた周方
向の列の割合を多くすることにより、緊迫力を弱くした
請求項1に記載の下着の開口部。 - 【請求項3】 弾性丸編地より成り、弾性糸を細いもの
に切り換えることにより、緊迫力を弱くした請求項1に
記載の下着の開口部。 - 【請求項4】 弾性丸編地より成り、周方向の一部に弾
性糸の本数を減じた領域を形成することにより、緊迫力
を弱くした請求項1に記載の下着の開口部。 - 【請求項5】 弾性丸編地より成り、度目を粗くするこ
とにより、緊迫力を弱くした請求項1に記載の下着の開
口部。 - 【請求項6】 弾性丸編地より成り、編み組織を変える
ことにより、緊迫力を弱くした請求項1に記載の下着の
開口部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22359099A JP2001049501A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 下着の開口部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22359099A JP2001049501A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 下着の開口部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001049501A true JP2001049501A (ja) | 2001-02-20 |
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ID=16800562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22359099A Pending JP2001049501A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 下着の開口部 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001049501A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-08-06 JP JP22359099A patent/JP2001049501A/ja active Pending
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