JP2000282587A - 木造建築物における筋かい構造 - Google Patents

木造建築物における筋かい構造

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JP2000282587A
JP2000282587A JP11121596A JP12159699A JP2000282587A JP 2000282587 A JP2000282587 A JP 2000282587A JP 11121596 A JP11121596 A JP 11121596A JP 12159699 A JP12159699 A JP 12159699A JP 2000282587 A JP2000282587 A JP 2000282587A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建築物における筋かい構造において、震
度の異なる大きな地震が発生する場合でも、それに応じ
て随時、衝撃力を吸収緩和して木造建築物の確実な保全
を図る。 【解決手段】 土台11と2階梁12とを、中途部に免
震手段17を備える長手の筋かい構造体Aにより結合す
る。その筋かい構造体Aに備える免震手段17に、地震
の衝撃力の強さに応じてバネ力の異なる2つの圧縮コイ
ルバネ30,31を、筋かい構造体Aの長手方向に圧縮
可能に、間に仕切材を介在させて軸心周りに重ねて設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、木造建築物にお
ける筋かい構造に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来技術】 従来、木造建築物における筋かい構造の
中に、地震発生時における横揺れ縦揺れを吸収緩和して
木造建築物の保全を図るベく、たとえば図14に示すよ
うに構成したものがある。
【0003】その従来の筋かい構造は、コンクリート基
礎B上の土台1と2階梁2とを約45度に傾斜した筋か
い構造体Dにて連結し、ターンバックル構造からなるテ
ンション調整機構3と、その調整機構3を構成する一方
のスクリューロッド4端に止着され、かつ、2階梁2に
囲繞かけ止めされる帯状鋼板製で2ツ折り構造の連結体
5と、テンション調整機構3を構成する他方のスクリュ
ーロッド6の端部に着脱自在に連結される免震手段7
と、その免震手段を構成する作動ロッド8端に止着さ
れ、かつ、土台1に囲繞かけ止めされる帯状鋼板製で2
ツ折り構造の連結体9とにより構成している。
【0004】そして、特に、免震手段7に、たとえばゴ
ム板の集合体で形成して一定の弾性力を有する弾性体a
を配設し、地震発生時、地震による衝撃力を受けると、
その衝撃力を弾性体aにより吸収・緩和できるようにし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上述のよ
うな従来の筋かい構造では、免震手段7に弾性体aを備
えるが、震度の異なる、たとえば大きな地震が発生した
ときには、それに応じて衝撃力を十分に吸収することが
できず、その結果、木造建築物の確実に保全することが
できないという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そこで、この課題を解
決すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下の図
面を用いて説明する実施の形態のとおり、土台側の下桁
又は下梁と階上側の上桁又は上梁とを、中途部に免震手
段17を備える長手の筋かい構造体Aにより結合する木
造建築物における筋かい構造において、前記免震手段1
7に、地震の衝撃力の強さに応じてバネ力の異なる複数
の圧縮コイルバネ30,31を、前記筋かい構造体Aの
長手方向に圧縮可能に、軸心周りに多段に重ねて設けた
ことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の木造建築物における筋かい構造において、たとえば以
下の図面を用いて説明する実施の形態のとおり、前記各
圧縮コイルバネ30,31間に、その間を仕切る仕切材
35を介在させてなることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図面を用いて説明する実施の形態のとおり、土台側の下
桁又は下梁と階上側の上桁又は上梁とを、中途部に免震
手段55を備える長手の筋かい構造体Aにより結合する
木造建築物における筋かい構造において、それぞれ中間
側を厚肉に形成するとともにその厚肉部60a,61a
側から両端側に漸次薄肉に形成した2枚の半円形板バネ
60,61を用い、それら板バネ60,61を両端の薄
肉部60b,61b側で互いに連結して前記免震手段5
5を環状に構成し、この免震手段における一側の板バネ
60をその厚肉部60aで前記筋かい構造体Aの土台側
端部に固着する一方、他側の板バネ61をその厚肉部6
01aで前記筋かい構造体の階上側端部に固着したこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照して発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0010】図1に、この発明の木造建築物における筋
かい構造の一例を示す。この例では、図中下側のコンク
リート基礎10上にゴム製土台保護板(図示省略)を介
して付設された土台(下梁)11と、2階梁(上梁)1
2とを、45度に傾斜させた筋かい構造体Aで連結した
構造を示す。筋かい構造体Aは、ターンバックル構造か
らなるテンション調整機構13と、該テンション調整機
構を構成する一方のスクリューロッド14端に止着さ
れ、かつ、2階梁12に囲繞かけ止めされる帯状鋼板製
で2ツ折り構造の連結体15と、該テンション調整機構
を構成する他方のスクリューロッド16の端部に着脱自
在に連結した免震手段17と、該免震手段17に備える
作動ロッド18端に止着され、かつ、前記土台11に囲
撓かけ止めされる帯状鋼板製で2ツ折り構造の連結体1
9とによって構成される。
【0011】次に、この筋かい構造体Aの架設工法につ
いて説明すると、土台11と2階梁12の筋かい構造体
Aの架設位置に、予じめ正面形状が直角三角形状の切欠
き20,21を刻設し、この切欠き20,21に夫々連
結体15,19を掛け回しておく。そして、上方の連結
体15の両端をテンション調整機構13のスクリューロ
ッド14端にボルト止めするとともに、下方の連結体1
9の両端を作動ロッド18端にボルト止めする。そうし
て、ターンバックル構造からなるテンション調整機構1
3を作動せしめて筋かい構造体Aに適度のテンションを
付与して取り付けを終る。
【0012】また、連結体15には、図示省略したが、
その両端に案内長孔を設け、上端側の案内長孔は2階梁
12の表裏面に対応し、この案内長孔に2階梁12を貫
通したボルト23が挿入され、該ボルト23に対して連
結体15が、案内長孔を介して長手軸線方向に摺動しう
るように構成する。また、連結体15の下端側の案内長
孔は土台11と2階梁12間に架設した柱24の表裏面
に対応し、同様に柱24を貫通したボルト25が挿入さ
れ、該ボルトに対して連結体15が、案内長孔を介して
長手軸線方向に摺動できるように構成する。詳細な構成
の説明は省略するが、同様にして、連結体19にも、そ
の両端に、前記と同様の作用をなす案内長孔を設ける。
【0013】ところで、図2,図3および図4に、前記
免震手段17の詳細を示す。この免震手段17は、前記
作動ロッド18の上端に螺子部26を形成するととも
に、この螺子部26の上端にナット27を螺合してお
く。更に、作動ロッド18の上端には、ナット27に当
接する平面形状が長方形状の押圧作用板28を上下動可
能に設け、この押圧作用板28と同形状で、かつ、これ
と対向的に作動ロッド18を挿入して支持板29を設
け、その支持板29と押圧作用板28との間に2つの圧
縮コイルバネ30,31を介装する。
【0014】一方、押圧作用板28と支持板29の相対
向する両辺中央部に切欠き凹部32,33を設けるとと
もに、スクリューロッド16の下端に、2又構造のアー
ム部34aを有する支持体34を螺着せしめ、この両ア
ーム部34aの垂直辺部に押圧作用板28と支持板29
に設けた両切欠き凹部32,33を、夫々スライド可能
に係合させてなる。また、両アーム部34aの垂直辺部
の下端に、それぞれ螺子部38を形成するとともに、両
螺子部38にそれぞれ2つのナット36,37を螺合し
て支持板29を挟んで固定する。
【0015】上述した筋かい構造では、前記2つの圧縮
コイルバネ30,31として、地震の衝撃力の強さに応
じてバネ力の異なるものを用い、それら圧縮コイルバネ
30,31を前記筋かい構造体Aの長手方向に圧縮可
能、詳しくは、作動ロッド18の軸周りに同心状に設け
る。たとえば内側の圧縮コイルバネ30としては、外側
の圧縮コイルバネ31より長くて、比較的多く発生する
弱い地震の発生時に受ける衝撃力に応じたバネ力を有す
る圧縮コイルバネを用いる。そして、この内側の圧縮コ
イルバネ30を、その上下両端をそれぞれ押圧作用板2
8の下面と支持板29の上面に当接させて設ける。一
方、外側の圧縮コイルバネ31としては、稀に発生する
比較的強い地震の発生時に受ける衝撃力に応じたバネ力
を有し、かつ圧縮コイルバネ30より短尺な圧縮コイル
バネを用いる。そして、その外側の圧縮コイルバネ31
の下端を支持板29上にフリーな状態で載せて設ける。
【0016】また、図示の例では、内外圧縮コイルバネ
30,31間に、その間を仕切る筒状構造の仕切材35
を介在させる。仕切材35としては、たとえば油を含ん
だ布や紙製等のシートを用いる。この仕切板35は、両
圧縮バネ30,31の噛み合いをを防止するものであ
る。
【0017】なお、この例では、図2に示すように、支
持板29の下側で作動ロッド18の螺子部26にナット
41,42を螺合してダブルナット構造にして、内圧縮
コイルバネ30の最大バネ力を調整できるようにしてい
る。
【0018】そして、上述した筋かい構造では、たとえ
ば比較的弱い地震が発生したとき、筋かい構造体Aに横
揺れ縦揺れによる衝撃力を受けると、押圧作用板28と
支持板29間で内側の圧縮コイルバネ30が圧縮し、衝
撃力を吸収・緩和する。
【0019】一方、たとえば比較的強い地震が発生した
とき、筋かい構造体Aに横揺れ縦揺れによる衝撃力を受
けると、押圧作用板28と支持板29間で内側の圧縮コ
イルバネ30が圧縮するとともに、外側の圧縮コイルバ
ネ31も圧縮し、この強い衝撃力を吸収・緩和する。
【0020】なお、図示した免震手段17には、バネ力
の異なる2つの圧縮コイルバネ30,31を設けたが、
地震の衝撃力の強さに応じて、バネ力の異なる3以上の
圧縮コイルバネを圧縮可能に軸心周りに同心状に設け
て、さらに地震強さに更に多段に対応できるようにする
こともできる。
【0021】また、前述した筋かい構造体Aでは、連結
体15を、図5に示すように、2階梁12の表裏面及び
上面に掛け回し囲繞した2ツ折り構造の帯鋼板材料より
形成し、その連結体15の下端をスクリューロッド14
の上端に固定した構造とすることもできる。図中39は
連着ボルトである。
【0022】さらに、そのように2ツ折り構造の帯鋼板
材料で形成して連結体15をスクリューロッド14に固
定する場合は、たとえば図6〜図8を用いて説明する構
造にするとよい。つまり、2階梁12に掛け回し囲繞し
た2ツ折り構造の連結体15の向かい合う下端15a側
を、図7でも示す四角い止めリング40に嵌め込み、そ
の止めリングで束ねて重ね合わせて、スクリューロッド
14の上端に固定する。このとき、連結体15の向かい
合う下端15aの一部を、図8(a)に示すように、パ
ンチで押し抜きして矩形状の抜け止め部15bを互いに
外向きに開いて設け、止めリング40の抜け落ちを防止
する。抜け止め部15bは、図8(b)に示すような三
角形状など、各種形状に形成することもできる。
【0023】なお、前述した例では、図1において2個
の筋かい構造体Aを八の字状に架設し、左右のバランス
が得られるようにしたが、2個の筋かい構造体Aを×印
状に架設することもあるので、図示の筋かい架設構造に
特定されることはない。
【0024】次に、図9に、下側のコンクリート基礎1
0上にゴム製の土台保護板43を介して付設された土台
11と、2階梁12との間に、鉛直姿勢にて筋かい構造
体Aを架設した例を示す。この例では、前述したテンシ
ョン調整機構13及び免震手段17をそのまま具有して
いるが、テンション調整機構13と2階梁12の連結手
段及び免震手段17と土台11との連結手段が異る。
【0025】即ち、テンション調整機構13における上
方のスクリューロッド14を2階梁12に形成した上下
方向の貫通孔44に挿通し、該スクリューロッド14の
上端にゴム付き座金45を介してナット46を螺合し、
スクリューロッド14を2階梁12に連結せしめ、又前
記免震手段17における作動ロッド18の下端を、土台
11の表裏面及び下面に掛け回し囲繞した2ツ折り構造
の帯鋼板材料よりなる連結体25の上端と固定したもの
である。この例も、前記テンション調整機構13を作動
して筋かい構造体Aに適度のテンションを付与し、前記
免震手段17により大きさの異なる地震に対応できるよ
うにしたものである。
【0026】図10は、前記図9に示した鉛直姿勢の筋
かい構造体Aの更なる変形例であって、次のように構成
されている。即ち、前記コンクリート基礎10中に、圧
縮コイルバネよりなるアンカー体50を下端に挿通支持
したアンカーボルト51を垂設し、このアンカーボルト
51は前記土台保護板43及び土台11を貫通するとと
もに、アンカーボルト51の上端部を、下半分を土台1
1に支持させた外面が六角形状の継ぎ螺筒52に螺合連
結させ、該継ぎ螺筒52の上端部に作動ロッド18の下
端部を螺合連着せしめたものである。図中53はガイド
パイプである。
【0027】さて、図11に、上述した免震手段17に
代えて他の免震手段55を備える、この発明による木造
建築物の筋かい構造の例を示す。この免震手段55は、
上述したと同様に、ターンバックル構造のテンション調
整機構13と、前記した連結体19との間に配設し、上
部側を、テンション調整機構13とそのスクリューロッ
ド56を介して連結し、下部側を、前記連結体19に作
動ロッド57を介して連結した構成とする。
【0028】そして、この免震手段55は、半円形に曲
げた2枚の帯状板バネ60,61を用いる。それら板バ
ネ60,61は、それぞれ中間側を厚肉に形成するとと
もにその厚肉部60a,61a側から両端側に漸次薄肉
に形成している。そうして、両端の薄肉部60b,61
b側を、図12に示すような周知の蝶番構造によりピン
62で互いに連結し、図11に示すように免震手段55
を環状に構成する。
【0029】しかして、免震手段55における図中上側
の板バネ60を厚肉部60aでテンション調整機構13
のスクリューロッド56下端(筋かい構造体Aの階上側
端部)に固着する一方、下側の板バネ61を厚肉部61
aで連結体19の作動ロッド57上端(筋かい構造体A
の土台側端部)に固着してなる。
【0030】そして、この免震手段55を備える筋かい
構造では、比較的弱い地震が発生したとき、前記筋かい
構造体Aに横揺れ縦揺れによる衝撃力を受けると、免震
手段55が板バネ60,61の薄肉部60b,61bに
て弾性的に撓んで、衝撃力を吸収緩和する。
【0031】一方、たとえば比較的強い地震が発生した
ときは、前記筋かい構造体Aに横揺れ縦揺れによる衝撃
力を受けると、図13(a),(b)に示すように、免
震手段55が、振動に応じて、板バネ60,61の薄肉
部60b,61bとともに厚肉部60a,61aでも弾
性的に撓んで、この強い衝撃力を吸収緩和する。
【0032】
【発明の効果】 上述のように本発明の構造によれば、
次のような効果が得られる。
【0033】請求項1に記載の発明によれば、筋かい構
造体に備える免震手段に、地震の衝撃力の強さに応じて
バネ力の異なる複数の圧縮コイルバネを、筋かい構造体
の長手方向に圧縮可能に軸心周りに重ねて多段に設ける
ため、震度の異なる、たとえば大きな地震が発生したと
きでも、それに応じて段階的に衝撃力を十分に吸収緩和
することができ、その結果、木造建築物の確実に保全す
ることができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
各圧縮コイルバネ間に、その間を仕切る仕切材を介在さ
せる構成とするため、互いに圧縮コイルバネが干渉し合
って圧縮作用が有効に発揮できなくなることを防止する
ことができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、筋かい構
造体に備える免震手段を、それぞれ中間側を厚肉に形成
するとともにその厚肉部側から両端側に漸次薄肉に形成
した2枚の半円形板バネを用い、それら板バネを両端の
薄肉部側で互いに連結して環状に構成し、この免震手段
における一側の板バネをその厚肉部で筋かい構造体の土
台側端部に固着する一方、他側の板バネをその厚肉部で
階上側端部に固着した構成にすることにより、震度の異
なる、たとえば大きな地震が発生したときでも、それに
応じて板バネをその厚肉部と薄肉部とで段階的に衝撃力
を吸収緩和することができ、その結果、木造建築物の確
実に保全することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による筋かい構造の実施の形態を示す
構成説明図である。
【図2】 その筋かい構造の免震手段を示す拡大正面図
である。
【図3】 図2で示す免震手段を図中下方から見て一部
を断面にして示す構成説明図である。
【図4】 図2で示す免震手段を図中上方から見て一部
を断面にして示す構成説明図である。
【図5】 図1に示す例の一部を変更した他の実施の形
態を示す部分断面図である。
【図6】 図5に示す例のさらに他の実施の形態を示す
部分断面図である。
【図7】 図6中に示す止めリングの斜視図である。
【図8】 (a)は、その止めリングの抜け止め部を示
す斜視図、(b)は、その抜け止め部の実施の形態を示
す斜視図である。
【図9】 この発明による筋かい構造体を鉛直に配置し
た場合の一部切欠側面図である。
【図10】 その筋かい構造体を鉛直に配置した場合の
他の実施の形態を示す一部切欠側面図である。
【図11】 図1に示す例の免震手段を変更したさらに
別の実施の形態を示す拡大正面図である。
【図12】 その免震手段の板バネの連結部分の構成を
示す構成図である。
【図13】 (a),(b)は各々その免震手段で衝撃
を吸収する状態を説明する状態説明図である。
【図14】 従来の筋かい構造を示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
A 筋かい構造体 11 土台 12 2階梁 17,55 免震手段 30,31 圧縮コイルバネ 35 仕切材 60,61 板バネ 60a,61a 厚肉部 60b,61b 薄肉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土台側の下桁又は下梁と階上側の上桁又
    は上梁とを、中途部に免震手段を備える長手の筋かい構
    造体により結合する木造建築物における筋かい構造にお
    いて、 前記免震手段に、地震の衝撃力の強さに応じてバネ力の
    異なる複数の圧縮コイルバネを、前記筋かい構造体の長
    手方向に圧縮可能に、軸心周りに多段に重ねて設けたこ
    とを特徴とする木造建築物における筋かい構造。
  2. 【請求項2】 前記各圧縮コイルバネ間に、その間を仕
    切る仕切材を介在させてなることを特徴とする請求項1
    に記載の木造建築物における筋かい構造。
  3. 【請求項3】 土台側の下桁又は下梁と階上側の上桁又
    は上梁とを、中途部に免震手段を備える長手の筋かい構
    造体により結合する木造建築物における筋かい構造にお
    いて、 それぞれ中間側を厚肉に形成するとともにその厚肉部側
    から両端側に漸次薄肉に形成した2枚の半円形板バネを
    用い、それら板バネを両端の薄肉部側で互いに連結して
    前記免震手段を環状に構成し、この免震手段における一
    側の板バネをその厚肉部で前記筋かい構造体の土台側端
    部に固着する一方、他側の板バネをその厚肉部で前記筋
    かい構造体の階上側端部に固着したことを特徴とする木
    造建築物における筋かい構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016538A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Mokken Giken Kk 建築物に内蔵させる制震装置

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