JP2000257040A - 砂地クリーナ - Google Patents

砂地クリーナ

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JP2000257040A
JP2000257040A JP11063908A JP6390899A JP2000257040A JP 2000257040 A JP2000257040 A JP 2000257040A JP 11063908 A JP11063908 A JP 11063908A JP 6390899 A JP6390899 A JP 6390899A JP 2000257040 A JP2000257040 A JP 2000257040A
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sand
screen
scraper
dust box
body frame
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Hiroo Hasegawa
洋雄 長谷川
Shinya Tabata
真也 田端
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KAWAJU YACHIYO ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細粒の雑芥の収集及び作業効率の向上ができ
ると共に、砂地の乾湿状態のいかんにかかわらず、良好
な篩い分けができ、かつ、耐久性に優れた砂地クリーナ
を提供する。 【解決手段】 自走する機体フレーム1と、機体フレー
ムの下部に前下がり傾斜に配設され、回転方向後方へ後
退するように湾曲した多数のアーム39を有する星型で
軟質系材料からなる多数の篩目形成部材37を組み込む
と共に隣接するもの同士の間隔を等間隔をなすように可
変可能に設けた多数の軸9,21を回転させることによ
り、雑芥の混じった砂を後方へ移動させながら篩い分け
るスクリーン4と、その前方に配設され、前端部を砂地
に潜入可能なスクレーパ40と、スクレーパの前方に配
設され、掻込板50付きのロータ51の回転により砂を
後方へ掻き込む砂掻込装置45と、スクリーンの篩上産
物を収容するダストボックス53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砂浜や砂丘等の砂
地における雑芥を収集して砂地を清掃する砂地クリーナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の砂地クリーナとしては、
ワイヤーフォーク式のもの(実開平4−97928号公
報、実開平6−12519号公報参照)やトロンメル式
のもの(特公昭60−15765号公報、特公昭60−
33926号公報参照)、振動スクリーン式のもの(実
公平2−13533号公報参照)が知られている。ワイ
ヤーフォーク式のものは、牽引車に牽引されて走行し又
は自走する機体フレームに、前下がり傾斜に塵移送機構
を設け、この塵移送機構の後部にダストボックスを設け
てなるものにおいて、前記塵移送機構を、回転駆動する
無端ベルトと、この無端ベルトの表面に植設した多数の
ワイヤーフォーク(タイン)とから構成し、又、塵移送
機構の後端部近傍に、ダストボックスに向って延びる多
数のふるい線からなる分別装置を配設し、かつ、この分
別装置を振動又は揺動するように構成したものであり、
ワイヤーフォークにより砂上又は砂に潜った塵を掻き上
げ、無端ベルトに搭載して移送した後、分別装置で砂を
篩い分けて塵をダストボックスに収容するものである。
又、トロンメル式のものは、車両により牽引される走行
可能なフレームと、フレームにより軸心まわりに回転可
能に支持された截頭円錐状のドラムとを含み、このドラ
ムの前部開口より流入する砂及びゴミをドラムの回転に
より遠心分離して実質的に砂のみを網状のドラム側壁よ
り外部に放出すると共に、分離されたゴミをドラム内部
に設けた螺旋羽根により後部開口からダストボックスに
収容するものである。更に、振動スクリーン式のもの
は、地表収集面に散在する雑芥類等の被収集物を収集す
る収集部を機体フレームに配し、収集部の前方に、地表
収拾面に散在する散在物を掻き上げ収拾して収集部の上
方に向けて放出する収拾放出部を配し、収集部の上方
に、上記収拾放出部から放出されたものを受け、放出さ
れたものに含まれる砂等の小さな排出物を選別して漏下
し、被収集物は端縁から収集部に落下させる振動選別部
を配し、更に上側の選別部と下側の収集部との間に、選
別体から漏下した排出物を受けて機外に排出する排出口
を形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
砂地クリーナでは、砂地の表面又は中にある海草、ビニ
ル袋、漁網、紐、ロープ等の雑芥のワイヤーフォークへ
の絡み付き、又はスクリーン表面への絡み付きによる目
詰まりが発生し易く、ワイヤーフォークの間隔、スクリ
ーンの目開きを小さくすることができず、細粒の雑芥の
収集が困難となったり、運転の途中で機械自体の清掃を
頻繁に行わなければならず、作業効率の低下を招いてい
る。又、スクリーンによる篩い分けが、乾燥状態の砂地
の作業では良好であったものが、湿潤状態の砂地の作業
では目詰まりを生じて良好に行われず、砂がダストボッ
クスに混入する不具合がある。更に、ワイヤーフォーク
式のものでは、ワイヤーフォークが破損し易い不具合も
ある。そこで、本発明は、細粒の雑芥の収集ができると
共に、作業効率を向上し得、かつ、砂地の乾湿状態のい
かんにかかわらず、良好な篩い分けができ、更に、耐久
性に優れた砂地クリーナを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の砂地クリーナは、自走し又は牽引車に牽引
されて走行する機体フレームと、機体フレームの下部に
前下がり傾斜に配設され、回転方向後方へ後退するよう
に湾曲した多数のアームを有する星型で軟質系材料から
なる多数の篩目形成部材を組み込むと共に隣接するもの
同士の間隔を等間隔をなすように可変可能に設けた多数
の軸を回転させることにより、雑芥の混じった砂を後方
へ移動させながら篩い分けるスクリーンと、スクリーン
の前端部に連ねて配設され、前端部を砂地に潜入可能な
スクレーパと、スクレーパの前方に配設され、多数の掻
込板を外周に放射状に組み込んだロータを回転させるこ
とにより、雑芥の混じった砂を後方へ掻き込む砂掻込装
置と、スクリーンの後端部に連ねて配設され、スクリー
ンの篩上産物を収容するダストボックスとを備えること
を特徴とする。前記スクリーンにおける各軸の間隔可変
手段は、1対のリンクメンバーをX字状に枢着すると共
に軸の端部を軸支した多数のセグメントを、まわり対偶
で連結して多数の平行四辺形が直線状をなすように設け
たリンク機構であることが好ましい。前記スクリーン
は、傾斜角度可変であることが好ましい。前記スクレー
パは、掬い角度可変であることが好ましい。前記砂掻込
装置は、昇降可能であることが好ましい。又、前記ダス
トボックスは、昇降かつ傾動可能であることが好まし
い。
【0005】軸の端部の軸支は、セグメントの一方のリ
ンクメンバーで行うことが望ましい。又、軸の端部の軸
支は、セグメントの1対のリンクメンバーの枢着部で行
ってもよい。スクリーンの傾斜角度は、10〜20°の
範囲で可変であることが望ましい。傾斜角度が、10°
未満であると、スクリーン機長が必要以上に長くなり、
20°を超えると、輸送物が前方へ転動して搬送が困難
となる。より望ましい傾斜角度は、15〜17°であ
る。スクレーパの掬い角度は、20〜60°の範囲で可
変であることが望ましい。掬い角度が20°未満である
と、ロータ直径が必要以上に大きくなり、60°を超え
ると、ロータ負荷が大となる。より望ましい掬い角度
は、30〜45°である。スクリーンの軸や砂掻込装置
のロータ等の回転は、油圧モータによって行い、又、回
転数可変であることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2及び図3は本発
明に係る自走式の砂地クリーンの実施の形態の一例の概
略を示す側面図、平面図及び背面図である。図中1はク
ローラー2のフレーム3に装架されて自走する機体フレ
ーム(車台)で、この機体フレーム1上には、図示は省
略するが、運転席やクローラー2の駆動源となる油圧機
器やエンジン等が搭載されている。
【0007】機体フレーム1の下部には、海草、ビニル
袋、ペットボトル、空き缶、漁網、紐、ロープ等の雑芥
の混じった砂を後方(図1,2においては右方)へ移動
させながら篩い分ける目開き可変のスクリーン4が両側
のクローラー2間に位置するようにし、前下がり傾斜に
配設されている。すなわち、スクリーン4は、外側方へ
開口したみぞ形鋼からなり、後述するように機体フレー
ム1と相俟って前後方向(図1,2においては左右方
向)へ長い矩形状の篩枠5を形成する1対の側枠5aを
有しており、両側枠5aは、機体フレーム1の後部両側
の水平なピン6を介し後端上部を枢支されて回動自在に
設けられていると共に、前端上部と機体フレーム1の前
部両側との間にそれぞれ介装したスクリーン用油圧シリ
ンダ7により支持され、かつ、その作動によってピン6
を中心として回動し、水平面に対し10〜20°の範囲
で傾斜角度可変に設けられている。篩枠5における両側
枠5aの前端下部には、図4に示すように、軸受ブラケ
ット8がそれぞれ垂設されており、両ブラケット8間に
は、軸9が側枠5aの適宜下方に位置するようにして水
平に軸架されている。そして、軸9の一端部(図2にお
いて下端部)には、プーリー10が取り付けられてい
る。
【0008】又、篩枠5における両側枠5aの前端部に
は、下方のフランジの僅か上方で、かつ、前記軸9の上
方に位置するようにし、外側方へ水平に突出したピン1
1がブラケット12を介して支持されており、両ピン1
1には、まわり対偶で連結した多数の平行四辺形が直線
状に連結されてなるリンク機構13の一端がそれぞれ枢
支されている。リンク機構13は、スクリーン4の篩目
の目開きを篩枠5の長手方向で可変可能とするためのも
ので、ほぼ三角形の板状をなすリンクメンバー14a
と、これと対をなし、かつ、その最長の辺と同等の長さ
を有するほぼ矩形の板状をなすリングメンバー14bと
を、一方のリンクメンバー14aの最長の辺縁部の中間
と他方のリンクメンバー14bの中間で枢着してX字状
のセグメント14とし、多数のセグメント14を、一方
のリンクメンバー14aの最長の辺の両端部と他方のリ
ンクメンバー14bの両端部とでまわり対偶で連結した
多数の平行四辺形が直線状をなすように設けて構成され
ている。そして、リンク機構13の他端は、図5に示す
ように、側枠5aの後端部の下方に側枠5aの長手方向
と平行に配置した目開き調整ボルト15の前端部とクレ
ビス16及びピン17を介して連結されており、目開き
調整ボルト15の後端部は、側枠5aの後端部に垂設し
たブラケット18に取り付けたナット部材19に螺入さ
れている。又、リンク機構13における隣接するセグメ
ント14の連結部分の一方(図4、図5においては上
方)には、ローラー20が取り付けられており、このロ
ーラー20は、側枠5aの下方のフランジの上面上を転
動するように設けられている。
【0009】篩枠5の両側のリンク機構13における対
向するセグメント14の一方のリンクメンバー14a間
には、隣り合うセグメント14のリンクメンバー14
a,14bの枢着点から等距離に位置するようにし、軸
21が回転自在に軸架されており、各軸21の一端部
(図2においては下端部)には、前方の2本目から1本
おきにプーリー22が取り付けられている一方、他端部
には、前方の1本目から1本おきにプーリー22が取り
付けられている。又、篩枠5の一側(図2においては下
側)のリンク機構13における1つ目から1つおきのセ
グメント14の一方のリンクメンバー14aの下部に
は、隣り合うプーリー10,22から等距離に位置する
ようにし、軸23が外側方へ水平に植設されており、こ
の軸23には、中間プーリー24が取り付けられてい
る、一方、他側のリンク機構13における2つ目から1
つおきのセグメント14の一方のリンクメンバー14a
の下部には、同様にして中間プーリー24を取り付けた
軸23が植設されている。更に、篩枠5の両側枠5aの
後端部には、図3、図5に示すように、外側方に突出し
たブラケット25が設けられており、このブラケット2
5に取り付けたナット部材26には、側枠5aの長手方
向と平行なテンション調整ボルト27の後端部が螺入さ
れている。そして、テンション調整ボルト27の前端部
には、テンションプーリー28がクレビス29及びピン
30を介して装着されている。更に又、テンションプー
リー28の前方には、方向変換プーリー31がブラケッ
ト32及びピン33を介して両側枠5aに装着されてい
る。そして、各プーリー10,22,中間プーリー2
4、テンションプーリー28及び方向変換プーリー31
には、無端ベルト34が、各プーリー10,22では下
半部に、中間プーリー24では上半部に巻き掛けられる
と共に、最後部のプーリー22から方向変換プーリー3
1を経てテンションプーリー31に至り、このテンショ
ンプーリー31から最前部のプーリー10,22に至る
ように巻き掛けられている。前記プーリー22が取り付
けられていない最後部の軸21の一端部及び最後部から
1本前の軸21の他端部は、図2に示すように、ブラケ
ット35を介して取り付けた油圧モーター36と連動連
結されている。両油圧モーター36は、同期駆動される
ものである。
【0010】各軸9、21には、図2、図3、図6及び
図7に示すように、星型の多数の篩目形成部材37が軸
方向へ所要間隔をなし、かつ、隣り合う軸9,21のも
の同士が交互に間にあるように配置することにより、篩
枠5の幅方向へ4.5mmの一定の篩目、篩枠5の長手方
向へ前記リンク機構13によって4.5〜20mm(好ま
しくは4.5〜9mm)の範囲で可変の篩目を形成するよ
うに取り付けられている。各篩目形成部材37は、プラ
スチック(例えば、ポリウレタン)又はゴム等の軟質系
材料によって形成されているものであり、軸9,21に
嵌着されるボス38と、ボス38の外周に等間隔をなし
て一体に突設され、かつ、軸9,21の回転方向A後方
へ後退するように円弧状に湾曲した多数(図示例におい
ては12本)のアーム39とから構成されている。
【0011】スクリーン4の前方には、図1、図2及び
図4に示すように、前端部を砂地に潜入可能なスクレー
パ40が、スクリーン4の前端部に連ねて掬い角度可変
に配設されている。すなわち、スクリーン4における篩
枠5の両側枠5aの前端部に取り付けたブロック状のブ
ラケット41には、水平なピン42が回動自在に挿通さ
れており、両ピン42の内端部には、スクレーパ40の
後端下部が固定されている一方、スクレーパ40の下面
の中間両側部には、レバー43の基部が固定されてい
る。そして、スクレーパ40は、各レバー43の端部と
それぞれの側枠5aの前端部との間に介装したスクレー
パ用油圧シリンダ44により支持され、かつ、その作動
によってピン42を中心として回動し、水平面に対し2
0〜60°の範囲で掬い角度可変に設けられている。
【0012】スクレーパ40の前方には、図1、図2に
示すように、雑芥の混じった砂を後方へ掻き込む砂掻込
装置45が配設されている。すなわち、スクリーン4に
おける篩枠5の両側枠5aの前端部に前述したようにブ
ラケット41を介して装着した両ピン42の内端部に
は、スクレーパ40及びスクリーン4の前端部を覆うよ
うにして下方及び後方へ開口したロータカバー46が、
その両側壁の後部下側を介して回動自在に装着されてお
り、このロータカバー46は、両側壁とそれぞれの側枠
5aの前端上部との間に介装した砂掻込装置用油圧シリ
ンダ47によって支持され、かつ、その作動によってピ
ン42を中心として回動し、前部側が昇降可能に設けら
れている。ロータカバー46は、砂掻込装置45の一部
を構成するもので、このロータカバー46内には、両側
壁に回転自在に支承された水平な軸48と、軸48にそ
の長手方向へ等間隔に離隔して取り付けた円板状の多数
のロータプレート49と、鋼板又は硬質ゴムによって形
成され、各ロータプレート49の外周に放射状に組み込
んだ掻込板50とからなるロータ51が収容されてお
り、ロータ51の軸48は、ロータカバー46の一方の
側壁の外部に取り付けた油圧モータ52と連動連結され
ている。
【0013】一方、スクリーン4の後端部には、図1〜
図3に示すように、スクリーン4の篩上産物(雑芥)を
収容するダストボックス53が、それに連ねて配設され
ていると共に、昇降かつ傾動可能に設けられている。す
なわち、機体フレーム1の後部両側に立設したポスト5
4の上端部には、後方へ延びると共に、平行四辺形の変
形作用により先端部を伸展又は折曲可能に設けた折曲ア
ーム55の基端部がそれぞれ枢着されており、両折曲ア
ーム55は、それぞれの基端部側とポスト54の基部と
の間に介装したダストボックス昇降用油圧シリンダ56
により支持され、かつ、その作動によって先端部を伸展
又は折曲しつつ昇降可能に設けられている。そして、両
折曲アーム55の折曲部には、ダストボックス53が、
両側壁の中央部に植設したピン57を介して回動自在に
装着されており、このダストボックス53は、両ピン5
7に基部を固定したレバー58の端部と折曲アーム55
の端部との間に介装したダストボックス傾動用油圧シリ
ンダ59の作動によってピン57を中心として回動し、
傾動可能に設けられている。
【0014】上記構成の自走式の砂地クリーナによって
砂地を清掃するには、先ず、砂地の乾湿状態に適合する
篩目とするため、テンション調整ボルト27を緩るめる
と共に、目開き調整ボルト15を前後方向へ移動して隣
接する軸9,21の篩目形成部材37におけるボス38
とアーム39の間に形成される篩枠5の長手方向の篩目
の目開きを所要の大きさとした後、テンション調整ボル
ト27を締め込んで無端ベルト34の張力を適当なもの
とする。次に、運転席での操作によってエンジンを始動
すると共に、油圧ユニットを駆動させる。そして、スク
リーン用油圧シリンダを作動させてスクリーン4を砂地
の乾湿状態に適合する所要の傾斜角度に設定すると共
に、スクレーパ用油圧シリンダ44を作動させてスクレ
ーパ40を砂地の清掃深さに適合する所要の掬い角度に
設定し、かつ、砂掻込装置用油圧シリンダ47を作動さ
せて砂掻込装置45のロータ51の高さを所要の位置に
設定し、更に、ダストボックス53を図1の状態とした
後、油圧モータ36,52を駆動させ、かつ、クローラ
ー2を駆動させて砂地クリーナを走行する。砂地クリー
ナの走行によって、砂地における雑芥の混じった所要厚
みの砂は、砂掻込装置45におけるロータ51の掻込板
50により後方へ掻き込まれつつ解されてスクレーパ4
0上へ送給された後、スクレーパ40の掬い上げにより
スクリーン4上に供給される。そして、スクリーン4上
に供給された雑芥の混じった砂は、篩目形成部材37の
回転によって後方へ移動されながら篩い分けられ、篩目
より小さな砂が砂地に落下する一方、篩目より大きい雑
芥が後方へ移送された後、ダストボックス53に収容さ
れる。上記スクリーン4による雑芥の混じった砂(被処
理物)の篩い分けに際し、紐状の雑芥がアーム39から
逃げ易くなるので、その絡み付きを防止できると共に、
篩目を小さくして細粒の雑芥を分離収集でき、かつ、作
業効率を向上することができる。又、異物噛み込み時に
アーム39が大きく撓み易いので、篩目形成部材37の
破損を防止して耐久性に優れたものとすることができ
る。更に、篩目の目開きが砂地の乾湿状態に適合する大
きさとされているので、篩目が湿った砂によって目詰ま
りすることを防止できる。次いで、ダストボックス53
に収容された雑芥が満杯になると、クローラー2による
走行を停止すると共に、必要に応じて油圧モータ36,
52の駆動も停止した後、ダストボックス昇降用油圧シ
リンダ56を伸張作動してダストボックス53を上昇さ
せてから、ダストボックス傾動用油圧シリンダ59を伸
張作動してダストボックス53を傾動させて中の雑芥を
ダンプトラック等の搬送車の荷台等へ投入し、しかる後
に、両油圧シリンダ56,59を縮小作動させてダスト
ボックス53を復帰移動させる。
【0015】なお、上述した実施の形態においては、ク
ローラー2による自走式の砂地クリーナについつ説明し
たが、これに限定されるものではなく、タイヤによる自
走式のものあるいはタイヤによる牽引式のものとしても
よいのは勿論である。又、スクリーンにおける各軸の間
隔手段としてのリンク機構13は、ほぼ三角形の板状を
なすリンクメンバー14aと、これと対をなし、かつ、
その最長の辺と同等の長さを有するほぼ矩形の板状をな
すリンクメンバー14bとを、一方のリンクメンバー1
4aの最長の辺縁部の中間と他方のリンクメンバー14
bの中間で枢着してX字状とした多数のセグメント14
によって構成する場合に限らず、ほぼ矩形の板状をなす
一対のリンクメンバーを両者の中間で枢着してセグメン
トとし、その多数のセグメントを両端部同士でまわり対
偶で連結した多数の平行四辺形が直線状をなすように設
けて構成してもよい。この場合、軸の端部の軸支は、セ
グメントの枢着部で行われることとなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の砂地クリ
ーナによれば、雑芥の混じった砂(被処理物)の篩い分
けに際し、紐状等の雑芥がアームから逃げ易くなるの
で、その絡み付きを防止できると共に、篩目を小さくし
て細粒の雑芥を分離収集でき、かつ、作業効率を向上す
ることができる。又、異物噛み込み時にアームが大きく
撓み易いので、篩目形成部材の破損を防止して耐久性に
優れたものとすることができる。更に、雑芥の混じった
砂が砂掻込装置におけるロータの掻込板により後方へ掻
き込まれつつ解されるので、スクレーパによる掬い上げ
を被処理物の乾湿状態に影響を受けることがなく、所要
厚さで良好に行うことができる。更に又、篩枠の長手方
向の篩目の目開きが可変可能となるので、砂地の乾湿状
態に対応した目開きとすることによって目詰まりを防止
でき、砂地の乾湿状態のいかんにかかわらず、良好な篩
い分けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式の砂地クリーナの実施の形
態の一例の概略を示す側面図である。
【図2】本発明に係る自走式の砂地クリーナの実施の形
態の一例の概略を示す平面図である。
【図3】本発明に係る自走式の砂地クリーナの実施の形
態の一例の概略を示す背面図である。
【図4】図1における要部の拡大図である。
【図5】図1における他の要部の拡大図である。
【図6】図2における要部の拡大図である。
【図7】図6における VII−VII 線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 機体フレーム(車台) 2 クローラー 4 スクリーン 5 篩枠 5a 側枠 6 ピン 7 スクリーン用油圧シリンダ 9 軸 10 プーリー 13 リンク機構 14 セグメント 14a リンクメンバー 14b リンクメンバー 15 目開き調整ボルト 21 軸 22 プーリー 24 中間プーリー 27 テンション調整ボルト 28 テンションプーリー 31 方向変換プーリー 34 無端ベルト 36 油圧モーター 37 篩目形成部材 39 アーム 40 スクレーパ 44 スクレーパ用油圧シリンダ 45 砂掻込装置 50 掻込板 51 ロータ 52 油圧モータ 53 ダストボックス 55 折曲アーム 56 ダストボックス昇降用油圧シリンダ 59 ダストボックス傾動用油圧シリンダ A 回転方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走し又は牽引車に牽引されて走行する
    機体フレームと、機体フレームの下部に前下がり傾斜に
    配設され、回転方向後方へ後退するように湾曲した多数
    のアームを有する星型で軟質系材料からなる多数の篩目
    形成部材を組み込むと共に隣接するもの同士の間隔を等
    間隔をなすように可変可能に設けた多数の軸を回転させ
    ることにより、雑芥の混じった砂を後方へ移動させなが
    ら篩い分けるスクリーンと、スクリーンの前端部に連ね
    て配設され、前端部を砂地に潜入可能なスクレーパと、
    スクレーパの前方に配設され、多数の掻込板を外周に放
    射状に組み込んだロータを回転させることにより、雑芥
    の混じった砂を後方へ掻き込む砂掻込装置と、スクリー
    ンの後端部に連ねて配設され、スクリーンの篩上産物を
    収容するダストボックスとを備えることを特徴とする砂
    地クリーナ。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンにおける各軸の間隔可変
    手段が、1対のリンクメンバをX字状に枢着すると共に
    軸の端部を軸支した多数のセグメントを、まわり対偶で
    連結した多数の平行四辺形が直線状をなすように連結し
    たリンク機構であることを特徴とする請求項1記載の砂
    地クリーナ。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンが、傾斜角度可変である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の砂地クリーナ。
  4. 【請求項4】 前記スクレーパが、掬い角度可変である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の砂地クリー
    ナ。
  5. 【請求項5】 前記砂掻込装置が、昇降可能であること
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の砂地クリー
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記ダストボックスが、昇降かつ傾動可
    能であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載の砂地クリーナ。
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