JP2000249390A - エアフィンクーラーおよびその運転制御方法 - Google Patents

エアフィンクーラーおよびその運転制御方法

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JP2000249390A
JP2000249390A JP11054037A JP5403799A JP2000249390A JP 2000249390 A JP2000249390 A JP 2000249390A JP 11054037 A JP11054037 A JP 11054037A JP 5403799 A JP5403799 A JP 5403799A JP 2000249390 A JP2000249390 A JP 2000249390A
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temperature
fan
louver
heat exchanger
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Tetsuo Murakami
哲男 村上
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動によるルーバー操作を省いて操作員の負
担を軽減でき、かつ冷却媒体の温度を正確に制御できる
エアフィンクーラーを提供すること。 【解決手段】 エアフィンクーラー10を、熱交換器2
0と、開度調整自在なルーバー40と、風量調整自在な
ファン30Aと、熱交換器20の流出部22側で冷却媒
体の温度を検出する温度センサ50と、この温度センサ
50で検出される検出温度Tに基づいてルーバー40の
開度およびファン30Aの風量を自動制御する温度調整
器60とで構成した。従って、ファン30Aのみなら
ず、ルーバー40も自動的に制御するため、手動による
ルーバー操作を省いて操作員の負担を軽減でき、かつ冷
却媒体の温度を正確に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアフィンクーラ
ーおよびその運転制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来、エアフィン式の熱交換器を備えたエ
アフィンクーラーでは、熱交換器の一方側に配置された
ルーバーの開度、および熱交換器の他方側に配置された
吸い込みファンの風量を調整することで、熱交換器の流
出部側における冷却媒体の温度を所定範囲内にコントロ
ールしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、ファンの風量は自動調整されていたが、ルーバー開
度は手動によって調整されているため、ルーバーの開度
調整が遅れたりする場合がある等、冷却媒体の温度を目
標温度に正確に制御することが難しく、操作員の負担に
なっていた。
【0004】特に、大雨時などに、ルーバーの開度を大
きいままにしておくと、冷却媒体が過冷却となって熱損
失が大きくなるので、冷却媒体の種類によっては流動性
の低下による流路閉塞が起こり、クーラーの運転変動に
つながる。
【0005】本発明の目的は、手動によるルーバー操作
を省いて操作員の負担を軽減でき、かつ冷却媒体の温度
を正確に制御できるエアフィンクーラーおよびその運転
制御方法を提供することにある。
【0006】また、冷却媒体が過冷却気味の時には、ル
ーバーの開度を小さくすることのみで取り入れる空気の
量を抑え、よって温度をある程度上昇させることが可能
であるが、このような場合には、熱交換器をさほど冷却
したくないにもかかわらず、依然としてファンの風量が
大きく調整されたままになるから、ファンでの消費電力
が大きく維持されてしまい、電力が無駄に消費される。
【0007】一方、冷却媒体が高温気味の時には、ファ
ンの風量を大きくすることのみで温度をある程度下げる
ことが可能であるが、ファンの性能のみに依存したので
は、冷却効率が悪く、やはり消費電力が大きくなる。
【0008】本発明の他の目的は、ファンの消費電力を
削減できるエアフィンクーラーの運転制御方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアフィンクー
ラーは、冷却媒体を流出入させてその熱交換を行うエア
フィン式の熱交換器と、この熱交換器の一方側に配置さ
れた開度調整自在なルーバーと、前記熱交換器の他方側
に配置された風量調整自在なファンと、前記熱交換器の
少なくとも流出部側で前記冷却媒体の温度を検出する温
度検出手段と、この温度検出手段で検出される検出温度
に基づいて前記ルーバーの開度および前記ファンの風量
を自動制御する制御手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0010】このような本願発明によれば、ファンのみ
ならず、制御手段でルーバーも自動的に制御するため、
手動によるルーバー操作を省いて操作員の負担を軽減で
き、かつ冷却媒体の温度を正確に制御できる。
【0011】この際、前記ルーバーおよび前記ファン
は、前記制御手段から出力される空気信号を入力するこ
とで開度調整および風量調整可能に設けられ、ルーバー
調整用の空気信号とファン調整用の空気信号とでは、各
信号の圧力レンジが異なることが望ましい。このような
場合には、制御手段からの一本の配管等を途中で分岐さ
せてファンおよびルーバーに接続でき、制御手段に接続
される配管を二本設ける手間を省ける。
【0012】一方、本発明のエアフィンクーラーの運転
制御方法は、冷却媒体を流出入させてその熱交換を行う
エアフィン式の熱交換器の一方側に開度調整自在なルー
バーを配置し、前記熱交換器の他方側に風量調整自在な
ファンを配置し、前記熱交換器の少なくとも流出部側で
前記冷却媒体の温度を検出し、この温度検出手段で検出
される検出温度に基づいて前記ルーバーの開度および前
記ファンの風量を自動制御することを特徴とするもので
あり、前述したように、手動によるルーバー操作を省い
て操作員の負担を軽減でき、かつ冷却媒体の温度を正確
に制御できる。
【0013】そして、本発明の運転制御方法では、前記
検出温度が予め設定された下限温度を下回った場合に、
先ず前記ファンの風量を小さくし、次いで前記ルーバー
の開度を小さくすることが望ましい。すなわち、冷却媒
体の温度を上げるには、ルーバーの開度を小さくして風
量を小さくするか、あるいはファン自身の調整を行って
風量を小さくする必要があるが、本発明では、優先的に
ファン自身の風量を小さくするので、ルーバー開度を先
に調整する場合に比して早い段階からファンでの消費電
力を小さくでき、消費電力を削減できる。
【0014】これに対し、前記検出温度が予め設定され
た上限温度を上回った場合には、先ず前記ルーバーの開
度を大きくし、次いで前記ファンの風量を大きくするこ
とを特徴とすることが望ましい。すなわち、冷却媒体の
温度を下げるには、ファン自身の風量を大きくするか、
あるいはルーバーの開度を大きくして空気を取り入れ易
くする必要があるが、本発明では、優先的にルーバーの
開度を大きくするため、ファン自身の消費電力を速い段
階から大きくしなくとも熱交換器を十分に冷却すること
ができ、やはり、ファンでの消費電力を削減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るエアフ
ィンクーラー10の概略構成を示す全体図である。
【0016】エアフィンクーラー10は、冷却媒体の流
入部21およびその流出部22を備えた熱交換器20
と、熱交換器20の内側(エアフィンクーラー10の内
部側)に対向配置された二機のファン30と、熱交換器
20の外側(エアフィンクーラー10の外部側)に対向
配置されたルーバー40と、熱交換器20の流出部22
側で冷却媒体の温度を検出する検出手段としての温度セ
ンサ50と、この温度センサ50の検出温度Tに応じて
所定の制御を行う制御手段としての温度調整器60とを
備えている。
【0017】熱交換器20は、板状、積層板状、あるい
は管状の流路をうねり状やジグザグ状などの任意の形状
に形成したエアフィン式であり、エアフィンクーラーに
通常用いられるものである。
【0018】各ファン30のうちの一方のファン30A
は、各羽根31が例えば0.2〜0.6kg/cm2の所定圧
力の空気信号Aによって角度調整される可変ピッチファ
ンであり、この角度に応じて風量調整自在に設けられて
いる。そして、本実施形態では、羽根31の角度レベル
を風量が最大になる「垂直」と、風量が最小になる「水
平」(図中の一点鎖線)の二通りに切り替えることが可
能である。ただし、この開度レベルの設定は任意であ
り、二通りに限定されるものではない(後述する変形例
参照)。
【0019】ルーバー40は、所定圧力の空気信号Bで
動作するエアモータ41を備え、このエアモータ41に
よって開度調整自在に構成されている。この際、空気信
号Bと前記ファン30Aの空気信号Aとでは作動圧の圧
力レンジが異なっており、空気信号Bでは、例えば0.
6〜1.0kg/cm2に設定されている。そして、本実施形
態では、ルーバーの開度レベルを風量が最大になる
「開」と、風量が最小になる「閉」の二通りに切り替え
ることが可能である。ただし、この開度レベルの設定も
任意であり、二通りに限定されるものではない(後述す
る変形例参照)。
【0020】温度センサ50は、例えば熱電対などを利
用したものであり、検出温度Tに相当する電気信号を温
度調整器60に出力するように構成されている。
【0021】温度調整器60は、RAMなどの任意の記
憶手段に記憶された比較プログラムを有し、また、この
RAMには検出温度Tを所定の範囲内で管理するための
管理限界温度、すなわち上限温度TUおよび下限温度TL
が設定記憶されている。そして、この温度調整器60で
検出温度Tと上限、下限温度TU,TLとを比較し、その
結果に基づいて可変ピッチファンであるファン30Aに
空気信号Aを出力し、ルーバー40のエアモータ41に
空気信号Bを出力する。
【0022】この際、温度調整器60にはメインライン
61が接続され、例えば4.5kg/cm2のメイン圧で空気
信号A,Bの基となる計装空気が供給されている。ま
た、温度調整器60とファン30Aとは空気信号A用の
ブランチライン62で接続され、このブランチライン6
2の途中からは他のブランチライン63が分岐してい
る。そして、このブランチライン63は、空気信号B用
とされ、エアモータ41とこれを手動で駆動するための
レギュレータ42とを接続する駆動ライン43に連通さ
れている。つまり、本実施形態では、温度調整器60に
接続されるのは、各ブランチライン62,63のうちの
ブランチライン62の基端側のみである。
【0023】次に、図2のフローチャートに基づき、エ
アフィンクーラー10の運転制御方法を説明する。ここ
では仮に、最初エアフィンクーラー10は、ファン30
Aが「垂直」とされ、ルーバー40が「開」とされ、こ
れによって熱交換器20に空気が最大の風量で供給され
ており、この状態で冷却媒体の検出温度Tが所定の温度
範囲内(T L<T<TU)にあるものとして説明を始め
る。
【0024】このような状態では、温度調整器60は、
所定時間毎に温度センサ50からの検出温度Tをサンプ
リングし、上限温度TUおよび下限温度TLと比較する。
そして、検出温度Tが所定の温度範囲内にある間は、ス
テップ(以下、単に「S」と略す)1に示すように、こ
のサンプリングを繰り返す。
【0025】次いで、ステップS1において、何らかの
理由で冷却媒体の検出温度Tが下降し、下限温度TL
下回った場合(TL>T)、S2に示すように、先ず温
度調整器60は空気信号Aを出力する。
【0026】この空気信号Aはブランチライン62を通
ってファン30Aに入力され、ファン30Aでは、羽根
31が「垂直」から「水平」になってファン30A自身
での風量が小さく調整される。
【0027】この後、所定の時間をおいて、温度調整器
60は冷却媒体の検出温度Tをサンプリングし、上限温
度TUおよび下限温度TLと比較する(S3)。この結
果、検出温度Tが所定の温度範囲内に戻っている場合に
は、ファン30Aの調整のみで検出温度Tを制御できる
と判断し、このままの運転を継続させるとともに、検出
温度Tのサンプリングも引き続き続ける。
【0028】しかし、S3においても依然検出温度Tが
下限温度TLを下回っている場合には、ファン30Aの
みの調整では不十分と判断し、温度調整器60は空気信
号Bを出力する(S4)。
【0029】この空気信号Bは、ブランチライン62に
出力されるものの、空気信号Aとは圧力レンジが異なる
ため、ブランチライン62の途中からブランチライン6
3を通って最終的にエアモータ41に入力される。従っ
て、ルーバー40は開度調整されて「開」から「閉」と
なり、ルーバー40から取り入れられる空気量が制限さ
れてさらに風量が小さくなる。
【0030】以上により、熱交換器20への風量が最小
となって熱交換器20が冷却されにくくなる。そして、
検出温度Tが下限温度TLを上回るまでこの状態の運転
が継続され(S5)、TL<Tとなった段階でS1に戻
る。
【0031】次に、風量が最小での運転中に、検出温度
Tが上限温度TUを上回った場合には、温度調整器60
は、先ず空気信号Bを出力し、ルーバー40を「閉」か
ら「開」に戻し、空気をルーバー40から取り入れ易く
して熱交換器20の冷却効率を上げる(S6)。
【0032】この後、所定の時間をおいて、温度調整器
60は冷却媒体の検出温度Tをサンプリングし、上限温
度TUおよび下限温度TLと比較する(S7)。この結
果、検出温度Tが所定の温度範囲内に戻っている場合に
は、ルーバー40の開度調整のみで検出温度Tを制御で
きると判断し、このままの運転を継続させるとともに、
検出温度Tのサンプリングも引き続き続ける。
【0033】しかし、S7においても依然検出温度Tが
上限温度TUを上回っている場合には、ルーバー40の
みの調整では不十分と判断し、温度調整器60は空気信
号Aを出力し(S8)、ファン30Aの羽根31を「水
平」から「垂直」に戻す。
【0034】以上により、熱交換器20への風量が最大
に戻って熱交換器20がより冷却され易くなる。そし
て、検出温度Tが上限温度TUを下回るまでこの状態の
運転が継続され(S9)、TU>Tとなった段階でS1
に戻る。
【0035】ところで、S3において、ファン30Aの
調整のみで検出温度Tを制御できると判断され、ファン
30Aの羽根31の角度が「水平」、ルーバー40の開
度が「開」のままで運転されている時に、検出温度Tが
上限温度TUを上回ってしまう事態が生じる可能性があ
る。このような場合には、S3からS8への処理がなさ
れ、温度調整器60は空気信号Aを出力してファン30
Aの羽根31を「垂直」に戻す。これによって最大の風
量で熱交換器20を冷却し、検出温度Tを上限温度TU
よりも下回るように制御する。以下、S9を経てS1に
戻る。
【0036】一方、S7においても、ルーバー40の調
整のみで検出温度Tを制御できると判断し、ファン30
Aの羽根31の角度が「水平」、ルーバー40の開度が
「開」のままで運転されている時に、検出温度Tが下限
温度TLを下回ってしまう事態が生じる可能性がある。
このような場合には、S7からS4への処理がなされ、
温度調整器60は空気信号Bを出力してルーバー40を
「閉」に戻す。これによって最小の風量で熱交換器20
を冷却し、検出温度Tを下限温度TLよりも上回るよう
に制御する。以下、S5を経てS1に戻る。
【0037】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 1)エアフィンクーラー10では、温度調整器60でフ
ァン30Aおよびルーバー40の両方を自動的に制御す
るため、手動によるルーバー40の操作を省いて操作員
の負担を軽減でき、かつ冷却媒体の温度を正確に制御で
きる。これにより、例えば冷却媒体が過冷却となる心配
がなくなるので、冷却媒体の流動性の低下による流路閉
塞を防止でき、クーラーの運転変動を確実に防ぐことが
できる。
【0038】2)この際、ファン30Aおよびルーバー
40は、温度調整器60から出力される空気信号A,B
を入力することで風量調整および開度調整可能に設けら
れ、ファン30A調整用の空気信号Aとルーバー40調
整用の空気信号Bとでは、各信号の圧力レンジが異なる
ため、温度調整器60からの一本の信号ラインとしての
ブランチライン62を途中で分岐させ、当該ブランチラ
イン62をファン30Aに接続し、分岐したブランチラ
イン63をルーバー40に接続すればよく、従って、温
度調整器60に接続されるブランチラインを二本設ける
手間を省くことができる。
【0039】3)エアフィンクーラー10では、冷却媒
体の検出温度Tが予め設定された下限温度TLを下回っ
た場合に、先ずファン30Aの風量を小さくし、次いで
ルーバー40の開度を小さくして空気を取り入れにくく
している。すなわち、本実施形態では、優先的にファン
30A自身の風量を小さくするので、ルーバー40の開
度を先に調整する場合に比して早い段階からファン30
Aでの消費電力を小さくでき、消費電力を削減できる。
【0040】4)また、エアフィンクーラー10では、
検出温度Tが予め設定された上限温度TUを上回った場
合には、先ずルーバー40の開度を大きくして空気を取
り入れ易くし、次いでファン30Aの風量を大きくして
冷却効率を上げている。すなわち、本実施形態では、優
先的にルーバー40の開度を大きくするため、ファン3
0A自身の消費電力を速い段階から大きくしなくとも熱
交換器20を十分に冷却でき、やはり、ファン30Aで
の消費電力を削減できる。
【0041】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記実施形態では、ファン30Aの羽根31の角度が
「水平」および「垂直」の二通りに調整できるようにな
っていたが、例えば「水平」および「垂直」の略半分の
角度である「45°」を加えた三通りに設定できるよう
にし、この時の風量を「水平」および「垂直」時の風量
の略半分に調整できるようにしてもよい。また、ルーバ
ー40の開度に関しても、「閉」および「開」の二通り
だけではなく、「閉」および「開」の中間の開度に調整
できる「半開」を加えた三通りに設定してもよい。そし
て、以上の「45°」および「半開」時をノーマルモー
ドとして設定するとともに、通常の運転をこのノーマル
モードで行い、検出温度Tに異常があった時に、前記実
施形態同様、検出温度Tに応じたファン30Aおよびル
ーバー40の調整を行ってもよい。
【0042】前記実施形態では、ファン30が二機用い
られ、一方が可変ピッチファンであったが、両方を可変
ピッチファンで構成してもよい。また、ファン30の数
は特に限定されるものではなく、エアフィンクーラーに
要求される性能に応じて任意に決められてよい。従っ
て、ファン30が四機以上であってもよく、一機であっ
てもよい。勿論、一機の場合は、この一機が可変ピッチ
ファンとなる。
【0043】さらに、本発明に係るファンは風量調整可
能に設けられていればよく、可変ピッチファンの他、回
転数を変えることで風量を調整できるタイプであっても
よい。このような場合でも、検出温度Tが低い時にファ
ンを優先的に調整したり、検出温度Tが高い時にルーバ
ーを優先的に調整することで電気的負荷を軽減でき、消
費電力を削減できる。
【0044】前記実施形態において、ファン30および
ルーバー40は、それぞれ圧力レンジの異なる空気信号
A、Bによって風量調整および開度調整されるようにな
っていたが、ルーバー40用のブランチライン63を直
接温度調整器60に接続可能な場合には、各空気信号
A、Bの圧力レンジを同じにしてもよい。
【0045】また、ファン30やルーバー40は、空気
の圧力を利用した空気信号A,Bによって調整されるも
のの他、電気信号によって調整可能に設けられたもので
あってもよい。そして、このような電気信号を出力でき
る制御手段としてパーソナルコンピュータなどを用いて
もよい。
【0046】前記実施形態では、検出温度Tは熱交換器
20の流出部22のみで検出されていたが、加えて流入
部21側でも温度を検出し、両方の温度を用いてより緻
密な制御を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
制御手段でファンおよびルーバーの両方を自動的に制御
するため、手動によるルーバー操作を省いて操作員の負
担を軽減でき、かつ冷却媒体の温度を正確に制御できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成を示す全体図で
ある。
【図2】前記実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
10 エアフィンクーラー 20 熱交換器 22 流出部 30A ファン 40 ルーバー 50 温度検出手段である温度センサ 60 制御手段である温度調整器 A 空気信号 B 空気信号 T 検出温度 TL 下限温度 TU 上限温度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却媒体を流出入させてその熱交換を行
    うエアフィン式の熱交換器と、この熱交換器の一方側に
    配置された開度調整自在なルーバーと、前記熱交換器の
    他方側に配置された風量調整自在なファンと、前記熱交
    換器の少なくとも流出部側で前記冷却媒体の温度を検出
    する温度検出手段と、この温度検出手段で検出される検
    出温度に基づいて前記ルーバーの開度および前記ファン
    の風量を自動制御する制御手段とを備えていることを特
    徴とするエアフィンクーラー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエアフィンクーラーに
    おいて、前記ルーバーおよび前記ファンは、前記制御手
    段から出力される空気信号を入力することで開度調整お
    よび風量調整可能に設けられ、ルーバー調整用の空気信
    号とファン調整用の空気信号とでは、各信号の圧力レン
    ジが異なることを特徴とするエアフィンクーラー。
  3. 【請求項3】 冷却媒体を流出入させてその熱交換を行
    うエアフィン式の熱交換器の一方側に開度調整自在なル
    ーバーを配置し、前記熱交換器の他方側に風量調整自在
    なファンを配置し、前記熱交換器の少なくとも流出部側
    で前記冷却媒体の温度を検出し、この温度検出手段で検
    出される検出温度に基づいて前記ルーバーの開度および
    前記ファンの風量を自動制御することを特徴とするエア
    フィンクーラーの運転制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のエアフィンクーラーの
    運転制御方法において、前記検出温度が予め設定された
    下限温度を下回った場合に、先ず前記ファンの風量を小
    さくし、次いで前記ルーバーの開度を小さくすることを
    特徴とするエアフィンクーラーの運転制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のエアフ
    ィンクーラーの運転制御方法において、前記検出温度が
    予め設定された上限温度を上回った場合に、先ず前記ル
    ーバーの開度を大きくし、次いで前記ファンの風量を大
    きくすることを特徴とするエアフィンクーラーの運転制
    御方法。
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