JP2000224727A - 筒状保護具 - Google Patents

筒状保護具

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JP2000224727A
JP2000224727A JP11022234A JP2223499A JP2000224727A JP 2000224727 A JP2000224727 A JP 2000224727A JP 11022234 A JP11022234 A JP 11022234A JP 2223499 A JP2223499 A JP 2223499A JP 2000224727 A JP2000224727 A JP 2000224727A
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JP
Japan
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edge
cylindrical
slit
along
protective device
Prior art date
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Application number
JP11022234A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Suzuki
慎太郎 鈴木
Keiichiro Soma
圭一郎 相馬
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 粘着テープの巻付作業を行うことなくスリッ
トの開口を防止できる筒状保護具を提供する。 【解決手段】 コルゲートチューブ10は、同一軸線に沿
って大径円筒部11および小径円筒部12が環状の側壁13を
介して互いに接続された筒部14と、筒部14のスリット15
を挟む縁部16A,16Bのうち、縁部16Aに形成した突起
部17と、縁部16Bに形成した凹部18とがスリット15に沿
って位相配置されている。これらの突起部17と凹部18
は、平面略平行四辺形とされ、凹部18は各突起部17の形
成間隔に対応した所定の等間隔の位置から筒部14の軸線
に対する螺旋方向に向かって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性を有する筒
状保護具に係り、特にワイヤーハーネス等を保護するた
めに用いられるコルゲートチューブ等の筒状保護具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来より、自動車の
車体に沿って立体的に配索されるワイヤーハーネス40
は、コルゲートチューブ41により被覆されることが多
い。コルゲートチューブ41は、大径円筒部42および小径
円筒部43が同一軸線上に沿って交互に配置されていると
ともに、環状の側壁44を介して互いに接続され、かつ、
母線に沿ってスリット45が形成されている。このコルゲ
ートチューブ40は、スリット45を拡げてワイヤーハーネ
ス40を内部へ収容した後、スリット45が開かないよう
に、コルゲートチューブ41の外周面に沿って粘着テープ
46が螺旋状に巻き付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したコ
ルゲートチューブ41は、使用にあたって粘着テープ46の
巻付作業が必要であり、ワイヤーハーネス40の配索に手
間が掛かるという問題がある。このような問題は、コル
ゲートチューブ41に限らず、母線に沿ってスリットが形
成された円筒状保護具全般に該当する。
【0004】本発明は、前述した問題を解決するために
成されたもので、その目的は粘着テープの巻き付け作業
を行うことなくスリットの開口を防止できる筒状保護具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、請求項1に記載したように、可撓性
を有するとともに長尺部材を挿通可能な筒部と、前記筒
部の長手方向に沿って設けられたスリットと備える筒状
保護具であって、前記スリットを挟んで対向する第1縁
部および第2縁部のうち、前記第1縁部から前記第2縁
部に向かって突出する突起部と、前記第2縁部に形成さ
れているとともに前記突起部が係合可能な係合部とを有
し、前記各突起部および前記各係合部が前記スリットに
沿って位相配置されていることを特徴としている。
【0006】ここで、筒部としては、円筒形状あるいは
角筒形状等を例示でき、断面形状を任意に選択できる。
また、このような筒部は、内側面および外側面が平坦で
あってもよく、あるいは適宜な凹凸が形成された例えば
コルゲートチューブ等も採用できる。さらに、突起部と
しては、第1縁部から突出していればよく、数,形状,
寸法等は任意である。そして、突起部を複数突出させる
場合には、各突起部を第1縁部から略櫛歯状に突出させ
ればよく、それぞれの突出方向が互いに平行であれば、
筒部の周方向あるいは螺旋方向に沿って突出する形態を
選択できる。
【0007】このように構成された筒状保護具において
は、スリットを開いて拡径させた筒部を軸線が湾曲する
ように捩じることにより、第1縁部および第2縁部を互
いに長手方向に沿って擦れ違うように相対移動させた
後、筒部を初期断面形状に復元させることにより突起部
および係合部を係合させる。この際、筒部は、軸線を初
期状態に復元するような弾性が残存しているため、突起
部および係合部が筒部の長手方向に沿って互いに押圧さ
れ、容易に分離しないように維持されることになる。す
なわち、この筒状保護具においては、筒部の可撓性を利
用して突起部および係合部を係合させることにより、ス
リットの開口が防止され、従来のような粘着テープの巻
付作業が不要となり、ワイヤーハーネスの配策を簡略化
できることになる。
【0008】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、前記突起部が前記筒部の軸線に対する螺旋方向に沿
って突出しているとともに、前記係合部が前記第2縁部
から前記螺旋方向に沿って形成された凹部であることを
特徴としている。このような筒状保護具においては、突
起部および係合部が筒部の螺旋方向に沿って形成されて
いるため、筒部の弾性により突起部および係合部の係合
状態を強固に維持でき、これによりスリットの開口を確
実に防止できることになる。
【0009】さらに、本発明は、請求項3に記載したよ
うに、前記突起部が前記第1縁部に沿って所定の等間隔
で多数形成されているとともに、前記第2縁部に沿った
所定の複数個所に前記係合部が形成されていることを特
徴としている。このような筒状保護具においては、各突
起部および各係合部がそれぞれ複数形成されているた
め、これによりスリットの開口を確実に防止できること
になる。そして、本発明においては、請求項4に記載し
たように、前記筒部がコルゲートチューブであるため、
良好な可撓性が得られることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示すよ
うに、コルゲートチューブ10は、同一軸線に沿って交互
に配置された大径円筒部11および小径円筒部12が環状の
側壁13を介して互いに接続された筒部14と、筒部14の母
線に沿って形成されたスリット15とを有している。
【0011】スリット15を挟んで対向する縁部16A,16
Bのうち、縁部16Aには突起部17が多数形成されてい
る。これらの突起部17は、平面略平行四辺形とされ、縁
部16Aに沿った等間隔の位置から筒部14の軸線に対する
螺旋方向に沿って突出している。一方、縁部16Bには、
各突起部17に対応する係合部である平面略平行四辺形の
凹部18が多数形成されている。これらの凹部18は、各突
起部17の形成間隔に対応した所定の等間隔の位置から筒
部14の軸線に対する螺旋方向に向かって形成されてい
る。そして、これらの突起部17および凹部18は、スリッ
ト15に沿って位相配置されている。
【0012】このようなコルゲートチューブ10は、スリ
ット15を広げて拡径した筒部14内にワイヤーハーネス
(図示せず)を収容した後、各突起部17および各凹部18
を互いに係合させることによりスリット15が閉鎖され
る。すなわち、軸線が湾曲するように筒部14を捩じるこ
とにより、縁部16A,16Bを互いに長手方向に沿って擦
れ違うように相対移動させ(図2(A)の状態)、各突
起部17および各凹部18を互いに対応する位置に配置する
(図2(B)の状態)。
【0013】次いで、筒部14を初期断面形状に復元させ
ることにより縮径させることにより、各突起部17および
各凹部18を個別に係合させる。この際、筒部14には軸線
を初期状態に復元するような弾性が残存しているため、
突起部17および凹部18は、筒部14の長手方向に沿って互
いに押圧され、容易に分離しないように維持される(図
2(C)の状態)。
【0014】従って、このようなコルゲートチューブ10
によれば、筒部14の可撓性を利用して各突起部17および
各凹部18を相互に係合させることによりスリット15の開
口が防止されるため、従来のような粘着テープの巻付作
業が不要となり、ワイヤーハーネスの配策を簡略化でき
る。
【0015】なお、前述した実施形態において、縁部16
Aに対する突起部17の突出角度が小さいと、突起部17お
よび凹部18が強固に係合するが、凹部18に対する突起部
17の挿入が難しくなる。一方、縁部16Aに対する突起部
17の突出角度が大きいと、凹部18に対して突起部17を容
易に挿入できるが、突起部17および凹部18の係合強度が
低くなる。これらのことを考慮して、縁部16Aに対する
突起部17の突出角度は、30度ないし60度程度が好まし
い。
【0016】また、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、図3示す形態も本発明に含まれ
る。すなわち、図3(A)に示すコルゲートチューブ20
は、縁部26Aから平面略矩形状の突起部27が筒部24の周
方向に沿って突出されているとともに、平面略矩形状の
凹部28が縁部26Bに形成されている。
【0017】また、図3(B)に示すコルゲートチュー
ブ30は、縁部36Aから平面略鋸刃状の突起部37が筒部34
の周方向に沿って突出されているとともに、スリット35
に向かって段階的に拡開する凹部38が縁部26Bに形成さ
れている。これらのコルゲートチューブ20,30によって
も、突起部27,37および凹部28,38がスリット25,35に
沿って位相配置されているため、前述した実施形態と同
様な効果が得られる。
【0018】また、前述した各実施形態においては、筒
状保護具としてコルゲートチューブが例示されている
が、本発明の筒状保護具は表面に凹凸が無い平坦なチュ
ーブにも適用でき、断面形状も任意である。さらに、本
発明の筒状保護具は、ワイヤーハーネス以外にも各種ホ
ースやワイヤー類の保護や、パイプ状定置物の保護にも
適用可能である。その他、例えば実施形態において例示
した筒部,スリット,第1縁部,第2縁部,突起部,係
合部等の材質,形状,寸法,形態,数,配置等は、本発
明を達成できるものであれば任意であり、限定されな
い。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、第1縁部の突起部およ
び第2縁部の係合部がスリットに沿って位相配置されて
いるため、筒部の可撓性を利用して突起部および係合部
を係合させることにより、スリットの開口が防止され、
従来のような粘着テープの巻付作業が不要となる。ま
た、本発明によれば、請求項2に記載したように、突起
部が螺旋方向に沿って突出しているため、係合部に対す
る係合状態を強固に維持できる。
【0020】さらに、本発明によれば、請求項3に記載
したように、突起部および係合部が多数形成されている
ため、スリットの開口を確実に防止できる。そして、本
発明によれば、請求項4に記載したように、筒部がコル
ゲートチューブであるため、良好な可撓性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒状保護具を示す部分斜視図である。
【図2】図1のコルゲートチューブのスリットを閉鎖す
る手順を示す平面図である。
【図3】本発明の筒状保護具の他の実施形態を示す要部
拡大平面図である。
【図4】従来の筒状保護具の使用態様を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 コルゲートチューブ(筒状保護具) 11 大径円筒部 12 スリット 13A,13B 縁部 14 小径円筒部 15 側壁 15B 端壁 16 突起 16A,16B 側面 17 凹部 17A,17B 側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H024 AA04 AB01 AB06 AC03 5G333 AA10 AA13 AB16 AB27 CB18 EA01 5G357 DA06 DB03 DC12 DD01 DD05 DD10 DD11 DD20 5G363 AA16 BA02 DA20 DC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するとともに長尺部材を挿通
    可能な筒部と、前記筒部の長手方向に沿って設けられた
    スリットと備える筒状保護具であって、 前記スリットを挟んで対向する第1縁部および第2縁部
    のうち、前記第1縁部から前記第2縁部に向かって突出
    する突起部と、前記第2縁部に形成されているとともに
    前記突起部が係合可能な係合部とを有し、 前記各突起部および前記各係合部が前記スリットに沿っ
    て位相配置されていることを特徴とする筒状保護具。
  2. 【請求項2】 前記突起部が前記筒部の軸線に対する螺
    旋方向に沿って突出しているとともに、前記係合部が前
    記第2縁部から前記螺旋方向に沿って形成された凹部で
    あることを特徴とする請求項1に記載した筒状保護具。
  3. 【請求項3】 前記突起部が前記第1縁部に沿って所定
    の等間隔で多数形成されているとともに、前記第2縁部
    に沿った所定の複数個所に前記係合部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載した筒状保護具。
  4. 【請求項4】 前記筒部がコルゲートチューブであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載した筒状保護具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369332A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Yazaki Corp コルゲートチューブ
KR100952696B1 (ko) 2009-11-03 2010-04-13 정민화 원둘레 방향의 결합 구조를 갖는 파이프
WO2014054337A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 住友電装株式会社 コルゲートチューブ及びコルゲートチューブ付ワイヤーハーネス

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