JP2000171143A - 冷水生成用氷蓄熱装置および該装置を備えた食品冷却装置 - Google Patents

冷水生成用氷蓄熱装置および該装置を備えた食品冷却装置

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JP2000171143A
JP2000171143A JP10342230A JP34223098A JP2000171143A JP 2000171143 A JP2000171143 A JP 2000171143A JP 10342230 A JP10342230 A JP 10342230A JP 34223098 A JP34223098 A JP 34223098A JP 2000171143 A JP2000171143 A JP 2000171143A
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ice
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cold water
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English (en)
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Toshihiko Oda
敏彦 小田
Hiroshi Kano
弘志 加納
Kenichi Nakayama
研一 中山
Kiyotaka Takahashi
清隆 高橋
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DAIICHI KOGYO KK
Original Assignee
DAIICHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷蓄熱槽内の氷に水を供給して短時間で解氷
するようにする。 【解決手段】 氷蓄熱槽11−1、11−2の内部に製
氷した氷に、流路切替バルブ17−1、17−2を切替
制御することで、氷を溶かすために水を氷蓄熱槽11−
1より供給し、水が流れることで氷蓄熱槽11−2より
冷水を取り出すようにしている。冷水温度は冷水温度セ
ンサー19で検知されており、設定値以上になると流路
切替バルブ17−1、17−2を切替制御して、水の送
り方向を切り替えて効率解氷を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷水生成用氷蓄熱
装置および該装置を備えた食品冷風装置に関し、詳しく
は、夜間電力により製氷された氷を短時間で効率解氷し
て冷水を生成するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、割安な夜間電力を用いて製氷を行
うと共に、日中は生成された氷を溶かし、解氷による潜
熱をプラントやビル等の冷却等の空調用システムに利用
する氷蓄熱装置が多数導入されており、空調用以外で
も、一般産業用として製造業等に、空調用に比べ小型
化、簡易化された装置が使用されている。上記氷蓄熱装
置は製氷方法により、主として2種類に大別され、間接
熱交換方式(スタテック方式)と直接熱交換方式(ダイ
ナミック方式)がある。
【0003】上記スタテック方式の氷蓄熱装置は、氷を
生成する氷蓄熱槽内部に製氷用の伝熱管を配置し、製氷
サイクルにおいては、夜間電力を用いて冷凍機を駆動さ
せて冷媒を冷却すると共に、この冷却された冷媒を上記
伝熱管に循環させて、伝熱管の外周部に高密度の氷を生
成しており、一方、解氷サイクルでは、氷蓄熱装置の内
部に水を供給して、氷を溶かすことで冷水を生成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記解氷サイクルにお
いて、水を氷蓄熱槽の内部に供給し、生成された氷に水
を流していくと、氷蓄熱槽の内部における伝熱管の配置
状況等により、水の流れやすい箇所と流れにくい箇所が
生じ、氷は水の流れやすい箇所より溶けていくため、氷
の溶け方が不均一となり氷が溶けきらない箇所が生じ
る。この状態で再度、製氷サイクルに入ると、溶けずに
残っていた氷の上に更に氷が生成されて、非常に高密度
で溶けにくい氷、いわゆるアイスブリッジが生成される
問題がある。
【0005】上記アイスブリッジが生成されると、解氷
サイクルにおいて、水を流しても氷が溶けにくいため、
所要温度の冷水が得られにくい問題があり、特に、この
問題は、長時間かけて解氷を行う空調用に対し、短時間
で氷を溶かして所要温度の冷水を所要量必要とする製造
業等の一般産業用の冷水生成用氷蓄熱装置において深刻
となる。一方、製氷サイクルにおいては、氷は熱伝導率
が小さいため、伝熱管に着氷された高密度なアイスブリ
ッジにより、冷媒から氷への熱移動が減少するため、冷
媒の温度変化が僅かとなり、冷媒を冷却する冷凍機の熱
変換効率が低下する問題がある。また、アイスブリッジ
がさらに大きく成長すると、アイスブリッジ同士が接触
し、伝熱管や氷蓄熱槽等に損傷を与える恐れもある。
【0006】上記した問題に対して氷蓄熱装置の底部等
にエアブロー装置を設けて、気泡を氷蓄熱槽の底部から
吹き出させて水の流路を確保し、水を流れやすくする氷
蓄熱装置が提案されている。気泡による流路の確保は、
空調用等の大型氷蓄熱槽においては、氷蓄熱槽内部の伝
熱管等の配置に空間的に余裕等があるため、ある程度流
路を確保することができるが、産業用等の小型氷蓄熱槽
では、氷蓄熱槽内部に空間的余裕等が少ないため、吹き
出された気泡が効率良く拡散できず流路を確保できない
問題がある。さらに、エアポンプ等のエア供給装置等が
必要となるため、装置自体が複雑化し、コストも上昇す
る問題がある。
【0007】本発明は、上記した問題を鑑みてなされた
ものであり、主として一般産業用の適応規模の冷水生成
用氷蓄熱装置において、装置が大型化、複雑化すること
なしに、氷蓄熱槽への水の供給を適宜制御して、短時間
で氷を溶かすようにすることを第一の課題としている。
さらに、本装置により生成された冷水を、食品等の効率
的な冷却に利用することを第二の課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、内部に水が収容された氷蓄熱槽を少なく
とも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には冷凍機により冷却
された冷媒を循環させる伝熱管が配置されている一方、
冷水送り主管と水戻り主管とを分岐して上記各氷蓄熱槽
に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通させると共に、上記
分岐位置に流路切替バルブを介設し、かつ、上記複数の
氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設け、上記冷水送り
主管に冷水温度センサーを介設し、該冷水温度センサー
の検出温度に応じて、上記流路切替バルブを切り替え
て、複数の氷蓄熱槽に循環させる水の送り方向を切り替
える構成としていることを特徴とする冷水生成用氷蓄熱
装置を提供している。
【0009】上記のように、複数の夫々連通する氷蓄熱
槽を設けると共に、各氷蓄熱槽への水の送り方向を切替
可能とすることで、氷の溶け具合の悪化により生成され
る冷水温度が上昇すると、冷水温度センサーが検知し
て、別の氷蓄熱槽から水を供給するように水の送り方向
を切り替えて水を逆循環させている。このようにするこ
とで、満遍なく水が氷に行き渡りようになり、不均一に
氷が溶けるのを防ぐことができる。よって、アイスブリ
ッジが形成されにくくなり、短時間で効率良く一定温度
以下の冷水を取り出すことができると共に、製氷サイク
ルにおいて、冷凍機の効率が低下することも防ぐことが
できる。
【0010】また、冷水生成用氷蓄熱装置は、通常の産
業用であれば、二つの氷蓄熱槽でも容量的に十分対応で
きるため、装置自体が大型化することもなく、また、新
たに必要なものとしては、流路切替バルブおよび冷水温
度センサー等であるので、該装置が複雑化することもな
く、コストも大幅に上昇することもない。
【0011】さらに、内部に水が収容された氷蓄熱槽を
少なくとも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には冷凍機によ
り冷却された冷媒を循環させる伝熱管が配置されている
一方、冷水送り主管と水戻り主管とを分岐して上記各氷
蓄熱槽に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通させると共
に、上記分岐位置に流路切替バルブを介設し、かつ、上
記複数の氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設け、上記
流路切替バルブをタイマーで切り替えて、複数の氷蓄熱
槽に循環させる水の送り方向を切り替える構成としてい
ることを特徴とする冷水生成用氷蓄熱装置を提供してい
る。
【0012】上記のように、氷蓄熱槽に水を供給した時
間を測定できるタイマーを備えることで、時間により強
制的に水の送り方向を変化させるので、水が氷に均一に
触れて流れるようになり、アイスブリッジの形成を防ぐ
ことができる。このように、タイマーで水の送り方向を
切り替えるので、解氷に要する時間や解氷量等をタイマ
ーの設定時間により、調整することができる。
【0013】さらに、本発明は、内部に水が収容された
氷蓄熱槽を少なくとも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には
冷凍機により冷却された冷媒を循環させる伝熱管が配置
されている一方、冷水送り主管と水戻り主管とを分岐し
て上記各氷蓄熱槽に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通さ
せると共に、上記分岐位置に流路切替バルブを介設し、
かつ、上記複数の氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設
け、上記冷水送り主管に冷水温度センサーを介設してい
ると共にタイマーを備え、上記流路切替バルブを上記冷
水温度センサーの検出温度およびタイマーで切り替え
て、複数の氷蓄熱槽に循環させる水の送り方向を切り替
える構成としていることを特徴とする冷水生成用氷蓄熱
装置を提供している。
【0014】上記のように、冷水生成用氷蓄熱装置に冷
水温度センサーとタイマーの両方を備え、適宜使用状況
等により併用することで、解氷に要する時間や解氷量等
をタイマーにより、調整しながら、一定温度以下の冷水
を生成するように冷水温度センサーで制御することがで
きる。なお、流路切替バルブは手動によっても、切替可
能である。
【0015】また、上記冷水送り主管と水戻り主管は被
冷水供給装置を通して連通させ、水を各氷蓄熱槽内へ供
給し、生成した冷水を被冷水供給装置へ供給すると共に
水戻り主管を通して氷蓄熱槽内へと戻して循環させる構
成としている。上記被冷水供給装置とは、冷水生成用氷
蓄熱装置で得られた冷水を使用する装置であり、例え
ば、外気より冷風を作り出す冷風発生機等が該当する。
この被冷水供給装置に、上記のように、冷水送り主管と
水戻り主管を連通させて接続すると、冷水送り主管を通
じて被冷水供給装置に送られた冷水を、使用後、氷蓄熱
槽内の氷を溶かす水として利用するために、水戻り主管
を通じて冷水生成用氷蓄熱装置へ送り、冷水となる水を
循環させて有効に使用することができる。
【0016】さらに、上記複数の氷蓄熱槽を相互に連通
する上記連通管に流路開閉バルブを設けていることが好
ましい。連通管の流路開閉バルブを開状態にすると、夫
々氷蓄熱槽は直列的に連結された状態となり、上記流路
開閉バルブを閉状態にすると、夫々氷蓄熱槽が独立して
並列的な状態となり、直列状態とは異なる方向で水を循
環させることができる。
【0017】また、上記複数の氷蓄熱槽内の伝熱管を互
いに連通させて上記冷凍機に連通させている。このよう
にすることで、伝熱管と冷凍機との配管を効率的に接続
することができると共に、冷媒用の全配管の総内部容量
も減少できるので、循環させる冷媒量も削減することが
できる。
【0018】上記冷水送り主管に供給される冷水の温度
が0℃〜1℃となるように設定していることが好まし
い。このように、冷水生成用氷蓄熱装置より得られる冷
水の温度を冷水温度センサー等で0℃〜1℃に維持する
ようにしておくことで、水が液体状態での最低温度を確
保できるため、上記被冷水供給装置における冷水の使用
による冷却等の熱交換で最も効果を発揮することができ
る。
【0019】さらに、本発明は、上記冷水生成用氷蓄熱
装置を備え、上記冷水送り主管を冷風発生機に接続し、
冷水送り主管の冷水で冷風を生成し、該冷風を食品冷却
部位に送風する構成としている冷水生成用氷蓄熱装置を
備えた食品冷却装置提供している。上記のように、被冷
水供給装置として冷風発生機を用い、この冷風発生機に
冷水を供給して冷風を得るようにしているので、効率良
く冷風を得ることができる。また、冷風の源となる氷は
割安な夜間電力により生成されるため、冷水生成用氷蓄
熱装置を備えることで、食品冷却装置全体として稼働費
を抑えて食品の製造等を行うことができる。
【0020】また、上記冷風を醸造設備の蒸米放冷機に
送風して、蒸米を冷却する構成としていることが好まし
い。このように、冷風発生機により得られた冷風を、蒸
し上がった蒸米を冷却する蒸米放冷機に送風すること
で、短時間で効率的に、かつ、安価に蒸米を冷却するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の第一実施形態
の冷水生成用氷蓄熱装置10を示しており、冷水生成用
氷蓄熱装置10は、二つの氷蓄熱槽11−1、11−
2、これら氷蓄熱槽11−1、11−2に接続されてい
る水戻り枝管14−1、14−2と冷水送り枝管15−
1、15−2、及び、冷凍機12と連結されて氷蓄熱槽
11−1、11−2の内部に配置されている伝熱管13
−1、13−2より主に構成されている。
【0022】氷蓄熱槽11−1、11−2は、円柱状で
材質はステンレス鋼、あるいは、断熱性のあるFRPサ
ンドイッチパネルより形成されている。容量あるいは高
さ、断面直径等の寸法は必要とされる冷水量等に適応さ
せて適宜設定している。氷蓄熱槽11−1、11−2の
下部付近には、流路開閉バルブ16aを設けた流量にに
対応した径を有する連通管16を接続して、氷蓄熱槽1
1−1、11−2を相互に連結させている。連通管16
の流路開閉バルブ16aが閉鎖されると、夫々氷蓄熱槽
11−1、11−2は独立した状態となる。なお、夫々
氷蓄熱槽を独立させる必要がない場合は、流路開閉バル
ブを設けなくてもよい。
【0023】水戻り枝管14−1、14−2は、夫々一
端を氷蓄熱槽11−1と11−2の上部と接続されると
共に、他端は三方向の流路切替バルブ17−1に接続さ
れており、流路切替バルブ17−1の残りの一方向には
水戻り主管18が接続されている。これら、水戻り枝管
14−1、14−2及び水戻り主管18には水の流量に
対応した径を有する鋼管を使用している。
【0024】また、上記流路切替バルブ17−1は、後
述する冷水温度センサー19より制御装置24を介し
て、バルブの切り替えを制御されており、水戻り主管1
8を流れてきた水を、バルブを切り替えることで、一方
の水戻り枝管14−1のみ、或いは、他方の水戻り枝管
14−2のみに流すことができ、さらに、両方同時に流
すようにすることもできる。なお、流路切替バルブ17
−1は手動でも切替可能にしている。
【0025】冷水戻り枝管15−1、15−2は、夫々
一端を氷蓄熱槽11−1、11−2へ、水戻り枝管14
−1、14−2の接続箇所より下部で接続しており、一
方、他端は上記流路切替バルブ17−1と同様の形態等
を有する三方向の流路切替バルブ17−2に接続され、
流路切替バルブ17−2の残りの一方向には、冷水戻り
主管21を接続している。これら冷水戻り枝管15−
1、15−2及び冷水戻り主管21も冷水の流量に対応
した径を有する鋼管を使用している。冷水戻り主管21
には、冷水送りポンプ20が取り付けられ、生成された
冷水を各氷蓄熱槽より取り出し、装置外部へ送り出して
いる。
【0026】また、冷水戻り主管21には冷水温度セン
サー19が取り付けられており、電気的には図3に示す
ように接続配線されている。この冷水温度センサー19
が冷水戻り主管21を流れる冷水の温度を検知してお
り、検知した温度が設定温度以上になると信号を制御装
置24へ送り、制御装置24はこの信号を受けて流路切
替バルブ17−1、17−2にバルブ切替信号を送るよ
うにしている。なお、冷水戻り主管21には、流量セン
サーを設けるようにしてもよい。
【0027】上記水戻り主管18と冷水戻り主管21は
冷水生成用氷蓄熱装置10の外部において、被冷水供給
装置22を通して連通するように接続されている。水の
循環は、各氷蓄熱装置より冷水を冷水送りポンプ20で
取り出し、冷水戻り主管21を通して被冷水供給装置2
2に送り、ここで熱交換されることで冷水は温度が上昇
して水となり、水戻り主管18を通して各氷蓄熱槽に戻
り冷水を生成して取り出し、この流れを繰り返してい
る。なお、被冷水供給装置22で使用された冷水の再使
用等ができない場合には、水戻り主管18と冷水戻り主
管21を被冷水供給装置22を通して連通させずに、使
用した冷水を排出すると共に、水戻り主管18を給水源
となる水道等と接続して、水を取り入れるようにしても
よい。
【0028】上記被冷水供給装置22に該当するものと
しては、後述する冷風発生機等があり、また、被冷水物
に冷水生成用氷蓄熱装置10により生成された冷水を直
接に触れさせて冷却するようにしてもよい。但し、被冷
水物が食品等であれば、衛生等の観点より生成された冷
水を直接使用するのは好ましくないため、被冷水供給装
置22としてプレート熱交換器等を用いて、生成された
冷水より衛生上問題のない水へ熱交換するようにしてい
る。このような場合、冷水の温度が0℃から1℃であれ
ば、熱交換されて衛生上問題のない水の温度は2℃前後
になる。
【0029】氷蓄熱槽11−1、11−2の内部には、
銅管製の伝熱管13−1、13−2が、氷蓄熱槽11−
1、11−2の容積を有効に利用するため、U字状に多
数回屈曲されて、最上段の水平部が冷水送り枝管15−
1、15−2と各氷蓄熱槽11−1、11−2との接続
部とほぼ同じ高さになるようにして配置されている。ま
た、伝熱管13−1、13−2の周囲の所要位置には、
アイスセンサー(図示せず)を設置して、生成される氷
の厚みを検知するようにしている。さらに、氷蓄熱槽1
1−1、11−2の水面付近には、レベルスイッチ(図
示せず)を設置して、製氷による膨張高さを検知して、
生成される氷量を全体的に確認できるようにしている。
【0030】上記伝熱管13−1、13−2は氷蓄熱槽
11−1、11−2より延出して、途中に、膨張弁23
−1、23−2や電磁弁24−1、24−2を介して相
互に連通させて、中継管13A、13Bに統合してい
る。このようにすることで、伝熱管の接続性を向上させ
ると共に、全内部容量を減少して冷媒の使用量を削減す
るようにしているが、氷蓄熱槽の冷凍機との位置関係等
により内部容量の減少が期待できない場合等は、各伝熱
管13−1、13−2を連通せずに、個々に冷凍機12
へ接続してもよい。
【0031】上記中継管13A、13Bが接続される冷
凍機12は圧縮機12a、凝縮器12b、受液器12c
より構成されており、各圧縮機12a等は相互に連結さ
れて内部に冷媒としてフロン(HCFC−22)を封入
している。なお冷媒はフロン(HCFC−22)には限
定されない。冷凍機12を稼働させると冷媒が冷却さる
と共に、冷却された冷媒は伝熱管13−1、13−2と
冷凍機12との間で循環されている。
【0032】上記冷水生成用氷蓄熱装置10を用いて氷
を作り出す製氷サイクルにおいては、夜間に氷蓄熱槽1
1−1、11−2に水を一定容量に貯水した状態で、夜
間電力を用いて冷凍機12を駆動させて冷媒を冷却し、
冷却した冷媒を伝熱管13−1、13−2を通して循環
させている。氷蓄熱槽11−1、11−2の内部の水
は、伝熱管13−1、13−2と接している箇所より徐
々に凍っていき、伝熱管13−1、13−2の周囲に氷
の層が生成されていく。生成される氷の厚み、氷の全体
量は、アイスセンサーやレベルスイッチで検知され、一
定以上の氷が生成されると冷凍機12の稼働を一時的に
休止するようにしている。
【0033】次に、解氷サイクルにおいて、製氷された
氷を溶かすには、冷凍機12を停止して、図2(A)に
示すように、流路切替バルブ17−1を水戻り枝管14
−1のみに水が流れる状態にすると共に、流路切替バル
ブ17−2を冷水送り枝管15−2と冷水送り主管21
が連通する状態にしている。上記状態で水戻り主管18
より水を流入させると、図中の矢印の向きに、水は流路
切替バルブ17−1から水戻り枝管14−1を流れて、
氷蓄熱槽11−1に流入し、伝熱管13−1の周囲に生
成されている氷を溶かしながら下方へ流れ、連通管16
を通り、他方の氷蓄熱槽11−2へ流れ込んでいる。
【0034】氷蓄熱槽11−2に流れ込んだ水は、伝熱
管13−2の周囲に生成されている氷を溶かしながら水
流を上昇させて、冷水送り枝管15−2より冷水となっ
て冷水送りポンプ20により取り出され、冷水送り主管
21を通り外部の被冷水供給装置22へ送り出されてい
る。
【0035】取り出される冷水の温度は、流入水量等を
適宜調整して、通常0℃から1℃程度になるように設定
しており、水が液体状態で最も低い温度を維持するよう
にして、被冷水供給装置22で最大限に熱交換をできる
ようにしている。なお、冷水温度は上記温度には限定さ
れず、通常、流水量等を増加させると、冷水温度もそれ
に伴い上昇する。上記0℃から1℃の冷水は被冷水供給
装置22で使用されて熱交換されると、温度が上昇して
4℃から5℃程度の水となり、この水が、水戻り主管1
8を通って、再度、氷蓄熱槽11−1へ戻り、図2
(A)中の矢印の方向に循環を続けている。
【0036】上記循環を行っていると、氷蓄熱槽11−
1を流れる水が、徐々に流れやすい一定の箇所のみを通
るようになり、この水路周辺の氷のみしか溶けないよう
になる。このようになると解氷量が減少し、生成される
冷水の温度が上昇する。冷水温度センサー19の設定温
度を1℃に設定しておくと、冷水の温度が1℃を越えれ
ば、冷水温度センサー19が検知して、流路切替バルブ
17−1、17−2が切り替えられて、図2(B)に示
す矢印方向に水が循環するようになる。
【0037】図2(B)の水の送り方向は、例えば、氷
蓄熱槽11−1では上から下が、下から上へと変化し、
水の逆循環により水の氷と触れる箇所も変化するため、
氷が溶けやすくなり、冷水の温度も、再度、0℃から1
℃程度に戻るようになる。このように、生成される冷水
の温度により、図2(A)(B)に示す矢印方向に水の
循環を切り替えることで、短時間で効率解氷することが
でき、解氷時間は、同量の氷であれば従来の冷水生成用
氷蓄熱装置に較べ早く解氷することができ、また、時間
当たりの冷水生成量も増加させることができる。なお、
流路切替バルブ17−1、17−2の切替は氷の溶け具
合等を判断して手動で切り替えるようにしてもよい。
【0038】また、氷蓄熱槽11−1、11−2を連通
している連通管16の流路開閉バルブ16aを閉じる
と、図2(C)に示すように、氷蓄熱槽11−1、11
−2が個々に独立するようになる。上記状態で適宜流路
切替バルブ17−1、17−2を制御すると、図中の実
線の矢印方向あるいは、波線の矢印方向に水の流すこと
ができ、さらには両方向同時に流すこともでき、このよ
うにすることで、製氷された氷を無駄なく使用すること
ができ、長時間解氷等にも対応できるようになる。
【0039】図4は、本発明の第一実施形態の変形例の
電気主要回路図を示しており、冷水温度センサーの代わ
りにタイマー25を設けて制御装置24’に接続してい
る。制御装置24’はタイマー25の設定時間経過の信
号を受けると、流路切替バルブ17’−1、17’−2
のバルブを切替制御するようにしている。冷水生成氷蓄
熱装置を構成する氷蓄熱槽等の装置等および製氷サイク
ルは第一実施形態と同様である。
【0040】解氷サイクルでは、水の送り方向を図2
(A)(B)に示すように切り替えているが、この切替
をタイマー25により行っている。例えば、タイマー2
5を10分に設定すれば、流路切替バルブ17’−1、
17’−2のバルブが10分毎に切替わるので、それに
伴い、水の送り方向も10分毎に切り替わる。上記のよ
うにすることで、生成される冷水量等を調整できるよう
になる。
【0041】図5は、第一実施形態の別の変形例の電気
主要電気回路図を示しており、制御装置24”には、冷
水温度センサー19’及びタイマー25’が接続されて
おり、どちらかの信号が制御装置24”に入力されると
流路切替バルブ17”−1、17”−2へバルブ切替制
御信号を出力するようにしている。冷水生成氷蓄熱装置
を構成する氷蓄熱槽等の装置等及び製氷サイクルは第一
実施形態と同様である。
【0042】解氷サイクルにおいては、水の送り方向を
図2(A)(B)に示すように切り替えているが、この
切替は、冷水温度センサー19’及びタイマー25’を
併用して、流路切替バルブ17”−1、17”−2の切
替制御することで行っている。例えば、冷水温度センサ
ー19’を1℃に、タイマー25’を10分に設定すれ
ば、流路切替バルブ17”−1、17”−2のバルブが
タイマー25’により10分毎に切替わるが、この10
分の間で生成される冷水温度が1℃より上昇すれば、冷
水温度センサー19’によってもバルブが切り替わる。
上記のようにすることで、時間を調節しながら、冷水の
温度を一定以下に維持して、所要容量の冷水を生成する
ことができるようになる。
【0043】図6は本発明の第二実施形態の冷水生成用
氷蓄熱槽50を示し、3槽の氷蓄熱槽51−1、51−
2、51−3を備えている場合であり、氷蓄熱槽が1槽
増加することで、連通管56−2、流路切替バルブ57
−2、水戻り枝管54−3、54−4、冷水送り枝管5
5−3、伝熱管53−3等が増加しており、これらを第
一実施形態と同様に接続配置している。また、流路切替
バルブ57−3は四方向のものを使用している。他の部
分等は第一実施形態及び変形例等と同様の形態を有して
いる。
【0044】製氷サイクルにおいては、3槽の氷蓄熱槽
51−1、51−2、51−3に第一実施形態と同様に
製氷している。一方、解氷サイクルにおいては、水の供
給において、二つの氷蓄熱槽へ同時に行う場合と、一つ
の氷蓄熱槽のみに行う場合がある。二つの氷蓄熱槽へ水
を供給する場合は、短時間に多量の冷水が必要な場合等
に用いられ、例えば、流路切替バルブ57−1、57−
2、57−3を適宜切替制御して氷蓄熱槽51−1、5
1−2に水を供給し、氷蓄熱槽51−3の冷水送り枝管
55−3より冷水を取り出すようにしている。この状態
で水を循環させながら、冷水温度センサー59およびタ
イマー(図示せず)により、適宜流路切替バルブ57−
1、57−2、57−3を切替制御し、水の送り方向を
切り替えて、所要温度の冷水を所要容量生成している。
【0045】一つの氷蓄熱槽のみに水を供給する場合
は、製氷された氷を無駄なく使用する場合や、長時間解
氷等に対応する場合に用いられ、上記同様に適宜流路切
替バルブを冷水温度センサー等で適宜切替制御して、一
つの氷蓄熱槽に水を供給し、他の二つの氷蓄熱槽より冷
水を取り出すようにしている。また、水の送り方向も適
宜切り替えている。なお、上記二つの場合においても連
通管56−1、56−2の流路開閉バルブ56a−1、
56a−2を閉鎖して各氷蓄熱槽を独立させた状態で水
を循環させるようにしてもよい。
【0046】図7は第二実施形態の変形例である冷水生
成用氷蓄熱装置50’を示し、冷水戻り主管等の接続が
異なる場合である。三つの氷蓄熱槽51−1’、51−
2’、51−3’は水の戻り側および送り側に流路切替
バルブ57−1’等を設けている。配管の接続は、水戻
り主管58’を分岐させて夫々一端を夫々氷蓄熱槽の戻
り側に設けられた流路切替バルブ57−1’、57−
3’、57−5’に接続しており、冷水送り枝管55’
も分岐させて夫々一端を夫々氷蓄熱槽の送り側に設けら
れた流路切替バルブ57−2’、57−4’、57−
6’に接続している。
【0047】また、水戻り枝管54−1’は流路切替バ
ルブ57−1’と57−6’に接続しており、水戻り枝
管54−2’は流路切替バルブ57−2’と57−3’
に、水戻り枝管54−3’は流路切替バルブ57−4’
と57−5’に夫々接続している。なお、水戻り枝管5
4−2’は氷蓄熱槽51−1’と氷蓄熱槽51−2’と
を連通させているので連通管としての機能も有してい
る。水戻り枝管54−3’についても同様に連通管の機
能を有している。なお、冷水生成用氷蓄熱装置50’は
他の部分は第二実施形態と同様の構成等を有している。
【0048】上記のようにすることで、流路切替バルブ
57−1’等を適宜切り替えることで、氷蓄熱槽51−
1’、51−2’、51−3’を直列状態あるいは並列
状態にでき、所要の冷水必要量等に対応することができ
る。また、氷蓄熱槽を更に増加させる場合も、51−
3’の後ろに接続して同様に配管を行えばよいので、氷
蓄熱槽の増減も容易に行えるようになる。
【0049】図8は、本発明の第三実施形態であり、冷
水生成用氷蓄熱装置100を備えた蒸米放冷機130を
示している。食品冷却装置である蒸米放冷機130は冷
風発生機140を介して冷水生成用氷蓄熱槽100に連
結されている。
【0050】蒸米放冷機130は内部に蒸し上がった高
温の蒸し米を収容できるように、箱形状をしており、上
面には、冷風生成機140からの冷風管141を接続す
ると共に、外気Gを取り入れる外気導入管131を接続
している。また、側面には、排風管132a、132b
を接続して、外部に熱気を排出するようにしている。
【0051】冷風発生機140は外気を取り入れて冷水
により冷却することで冷風を発生すると共に食品冷却部
位に冷風を送り込むものであり、冷水生成用氷蓄熱装置
100の冷水送り主管121と水戻り主管118が接続
されている。また、冷水生成用氷蓄熱装置100は第一
あるいは第二実施形態の冷水生成用氷蓄熱装置であり、
冷水を生成している。
【0052】蒸米を蒸米放冷機130により冷却するに
は、割安な深夜電力を用いて冷水生成用氷蓄熱装置10
0で製氷した氷を解氷して冷水を生成し、この冷水を冷
水送り主管121を通して冷風発生機140に送り、取
り入れた外気Gを冷却して冷風Kを作り出している。な
お、使用された冷水は温度が上昇した水となり、水戻り
主管118を通して冷水生成用氷蓄熱装置100に戻っ
て循環されている。
【0053】上記冷風Kは冷風管141を通して、高温
の蒸米が入れられている蒸米放冷機130へ送られてい
る。冷風Kは蒸米と接することで、熱を奪い去り温風H
となる。また、蒸米放冷機130は外気導入管131よ
り外気Gを導入することで、蒸米放冷機130の内部で
は温度の異なる冷風K、外気G、温風Hが存在すること
で対流が生じ効率良く蒸米を冷却するようになる。詳し
くは、冷風Kは温度が低いため下方へ流れて蒸米を冷却
し、発生する温風Hは温度が高いため上昇し、取り入れ
た外気Gにより後押しされ排風管132a、132bよ
り外部へ排出される。上記の風の流れを続けることで蒸
米を効率的に冷却することができる。
【0054】なお、冷水生成用氷蓄熱装置は、上記蒸米
放冷機以外にも様々な食品冷却装置等に用いられ、醸造
酒の仕込み水の冷却、もろみの低温醗酵温度の調整、酒
母の冷却にも使用することができ、他の食品分野におい
ては、製麺、製菓、製パン等における練り込み液等の冷
却、豆腐の製造工程における大豆浸漬水やパック水等の
冷却、さらに、他の食料品あるいは飲料類の生産工程等
における冷却等の装置にも使用することができる。ま
た、施設等には、空調設備や冷水供給、あるいは実験研
究分野等にも使用することができる。
【0055】また、上記冷水生成用氷蓄熱装置を、冷水
の長時間供給が可能な低温冷水機と組み合わせて使用す
ることで、一日中、安定して所要容量の冷水を低コスト
で供給することができる。例えば、一日の朝および夕方
等の時間帯を低温冷水機で対応するようにし、昼間の時
間帯等の冷水を多量に必要とする際に、短時間で多量の
冷水を供給できる冷水生成用氷蓄熱装置を稼働させて、
あるいは低温冷水機も併用するようにして、多量の冷水
を低コストで供給できるようになる。
【0056】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、本発明の
冷水生成用氷蓄熱装置を使用することで、短時間で氷を
効率解氷することができるので、所要容量の冷水を安定
して供給することができる。また、装置自体は大型化せ
ず、かつ、複雑な構成装置等を備えていないので、製作
費用等の上昇を抑えることができ、装置の設置や通常の
メンテナンス等も容易に行うことができる。また、生成
された氷は安価な夜間電力で生成されるためにランニン
グコスト等も低く設定することができる。
【0057】また、本発明の冷水生成用氷蓄熱槽は冷水
の生成量、生成温度、解氷時間等は適宜調整できるの、
食品製造における、食品冷却装置は元より他の分野にお
いても、冷水の要求条件等に適応させて使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態にかかる冷水生成用氷
蓄熱装置の模式図である。
【図2】 第一実施形態の冷水生成用氷蓄熱装置におけ
る水の循環方向であり、(A)(B)は各氷蓄熱槽を連
通させた状態での水の循環方向を示す模式図、(C)は
各氷蓄熱槽を独立させた状態での水の循環方向を示す模
式図である。
【図3】 第一実施形態の主要電気回路図である。
【図4】 第一実施形態の変形例の主要電気回路図であ
る。
【図5】 第一実施形態の別の変形例の主要電気回路図
である。
【図6】 本発明の第二実施形態にかかる冷水生成用氷
蓄熱装置の模式図である。
【図7】 本発明の第二実施形態の変形例にかかる冷水
生成用氷蓄熱装置の模式図である。
【図8】 本発明の第三実施形態にかかる冷水生成用氷
蓄熱装置を備えた蒸米放冷機の概略図である。
【符号の説明】
10、50、100 冷水生成用氷蓄熱装置 11−1、11−2、51−1、51−2、51−3
氷蓄熱槽 12、52 冷凍機 13−1、13−2、53−1、53−2、53−3
伝熱管 14−1、14−2、54−1、54−2、54−3、
54−4 水戻り枝管 15−1、15−2、55−1、55−2、55−3
冷水送り枝管 16、56−1、56−2 連通管 17−1、17−2、57−1、57−2、57−3
流路切替バルブ 19、19’ 温度センサー 20、60 冷水送りポンプ 22 被冷水供給装置 25、25’ タイマー 120 冷風発生機 130 蒸米放冷機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 AA04 BA10 CA03 DA02 EA03 FA02 GA01 HA02 HA07 KA15 MA01 NA16 PA05 3L054 BG04 BH02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に水が収容された氷蓄熱槽を少なく
    とも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には冷凍機により冷却
    された冷媒を循環させる伝熱管が配置されている一方、 冷水送り主管と水戻り主管とを分岐して上記各氷蓄熱槽
    に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通させると共に、上記
    分岐位置に流路切替バルブを介設し、かつ、上記複数の
    氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設け、 上記冷水送り主管に冷水温度センサーを介設し、該冷水
    温度センサーの検出温度に応じて、上記流路切替バルブ
    を切り替えて、複数の氷蓄熱槽に循環させる水の送り方
    向を切り替える構成としていることを特徴とする冷水生
    成用氷蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 内部に水が収容された氷蓄熱槽を少なく
    とも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には冷凍機により冷却
    された冷媒を循環させる伝熱管が配置されている一方、 冷水送り主管と水戻り主管とを分岐して上記各氷蓄熱槽
    に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通させると共に、上記
    分岐位置に流路切替バルブを介設し、かつ、上記複数の
    氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設け、 上記流路切替バルブをタイマーで切り替えて、複数の氷
    蓄熱槽に循環させる水の送り方向を切り替える構成とし
    ていることを特徴とする冷水生成用氷蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 内部に水が収容された氷蓄熱槽を少なく
    とも二以上備え、各氷蓄熱槽内部には冷凍機により冷却
    された冷媒を循環させる伝熱管が配置されている一方、 冷水送り主管と水戻り主管とを分岐して上記各氷蓄熱槽
    に冷水送り枝管、水戻り枝管を連通させると共に、上記
    分岐位置に流路切替バルブを介設し、かつ、上記複数の
    氷蓄熱槽を互いに連通する連通管を設け、 上記冷水送り主管に冷水温度センサーを介設していると
    共にタイマーを備え、上記流路切替バルブを上記冷水温
    度センサーの検出温度およびタイマーで切り替えて、複
    数の氷蓄熱槽に循環させる水の送り方向を切り替える構
    成としていることを特徴とする冷水生成用氷蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 上記冷水送り主管と水戻り主管は被冷水
    供給装置を通して連通させ、水を各氷蓄熱槽内へ供給
    し、生成した冷水を被冷水供給装置へ供給すると共に水
    戻り主管を通して氷蓄熱槽内へと戻して循環させる構成
    としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    の冷水生成用氷蓄熱装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の氷蓄熱槽を相互に連通する上
    記連通管に流路開閉バルブを設けている請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項に記載の冷水生成用氷蓄熱装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の氷蓄熱槽内の伝熱管を互いに
    連通させて上記冷凍機に連通させている請求項1乃至請
    求項5のいずれか1項に記載の冷水生成用氷蓄熱装置。
  7. 【請求項7】 上記冷水送り主管に供給される冷水の温
    度が0℃〜1℃となるように設定している請求項1乃至
    請求項6のいずれか1項に記載の冷水生成用氷蓄熱装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
    記載の冷水生成用氷蓄熱装置を備え、上記冷水送り主管
    を冷風発生機に接続し、冷水送り主管の冷水で冷風を生
    成し、該冷風を食品冷却部位に送風する構成としている
    冷水生成用氷蓄熱装置を備えた食品冷却装置。
  9. 【請求項9】 上記冷風を醸造設備の蒸米放冷機に送風
    して、蒸米を冷却する構成としている請求項8に記載の
    冷水生成用氷蓄熱装置を備えた食品冷却装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226659A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Espec Corp 冷却装置およびこれを備えた環境試験装置
JP2012220068A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Smc Corp 液体循環供給装置
CN114533259A (zh) * 2022-02-21 2022-05-27 深圳市华创通实业有限公司 基于脱毛仪的散热控制***

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