JP2000129808A - 目地充填材 - Google Patents

目地充填材

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JP2000129808A
JP2000129808A JP10308572A JP30857298A JP2000129808A JP 2000129808 A JP2000129808 A JP 2000129808A JP 10308572 A JP10308572 A JP 10308572A JP 30857298 A JP30857298 A JP 30857298A JP 2000129808 A JP2000129808 A JP 2000129808A
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Yutaka Hatanaka
中 豊 畑
Kenji Hatanaka
中 謙 二 畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底部がない隙間でも確実にシールできる目地
充填材を提供する。 【解決手段】 独立気泡の発泡合成樹脂で形成した、断
面が同形の直角二等辺三角形をなし連結部4により一体
に連結された接着部2と折り曲げ部3を、これらの斜面
2a,3aを90度の角度を設けて対向配設し、接着面
2bに防水性の接着剤6を施し、折り曲げ面3bの幅を
シールする隙間のほぼ二分の一とする。この目地充填材
1,1の接着面2b,2bを、接着剤によって隙間を形
成する壁パネルの側面にそれぞれ接着させ、折り曲げ面
3b,3bを内向きに折り曲げて、壁パネル間の隙間を
シールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の壁パネル
の連設部分に形成される目地溝に充填して、シールのバ
ックアップ材またはシール材として用いるための目地充
填材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外層板等の壁パネルによって建物の壁を
構成する場合、連設する壁パネルの間に形成される目地
溝をシールする必要がある。この目地溝のシールは、シ
ーリング材の充填によって行うことができるが、そのシ
ールには目地溝に底部があることが必要であり、底部が
ないときには目地溝にバックアップ材を配設する必要が
ある。また、目地溝に固定的な底部がある場合には、シ
ーリング材が目地溝内の側面及び底面の三面に接着する
ために、地震等によって壁パネルが歪むと破損してシー
ル不良になるおそれがある。そのため、目地溝に底面が
ない場合ばかりでなく、それがある場合にも、目地溝内
の対向側面のみに接着されたバックアップ材あるいはシ
ーリング材を設けることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、底部がある目地溝ばかりでなく、底部がな
い目地溝にも、その目地溝内の対向側面のみに接着し
て、壁パネルの歪みにかかわらず確実に装着することが
でき、それにより、シーリング材を保持するバックアッ
プ材、あるいはシーリング材として使用することができ
る目地充填材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、縦方向または横方向に連設した壁パネル
間の目地溝に嵌入する目地充填材であって、上記目地充
填材が、独立気泡の発泡合成樹脂によって形成した、目
地溝内側面に接着するための接着部片、及び該接着部片
に対して折り曲げ可能な折り曲げ部片とを備え、上記接
着部片の接着面に接着剤を施して成り、上記折り曲げ部
片の折り曲げ面の幅を、目地溝の幅のほぼ二分の一とし
たことを特徴とするものである。
【0005】上記目地充填材は、接着部片と折り曲げ部
片を断面形状が同形の直角二等辺三角形とし、これらの
部片の斜辺によって形成される斜面を90度の角度を設
けて対向配設するのが、目地溝内への目地充填材の装着
を容易にするために有効であり、また、接着部片におけ
る折り曲げ部片と反対側に、該接着部片と一体に形成し
た付加接着部片を設けるのが、寸法的に小さい目地充填
材における接着面積の拡大のために有効である。
【0006】
【作用及び発明の効果】目地充填材の接着部片を、その
接着面に施した接着剤によって、連設した壁パネルの目
地溝の内側面にそれぞれ接着し、これらの目地充填材の
折り曲げ部片を互いに内側に向けて折り曲げると、目地
溝の幅のほぼ二分の一の幅を有する折り曲げ面によっ
て、壁パネル間の目地溝にバックアップ材を装着し、あ
るいは該目地溝をシールすることができる。
【0007】この場合、独立気泡の発泡合成樹脂で形成
した目地充填材を、接着剤によって目地溝の側面に取付
けるので、折り曲げ面が互いに密着することと相まっ
て、目地溝の底部の有無にかかわらず、その目地溝内の
対向側面のみに接着して確実に装着することができ、シ
ーリング材を保持するバックアップ材として、あるいは
それらをシール性のある材料で形成することにより、シ
ーリング材として使用することができる。また、独立気
泡の発泡合成樹脂により形成した目地充填材が柔軟性を
有するので、目地溝の幅に若干の変動があってもこれに
対応することができる。
【0008】特に、接着部片と折り曲げ部片の断面形状
を同形の直角二等辺三角形とするとともに、これらの斜
辺によって形成される斜面を90度の角度で対向配設し
た場合、折り曲げ部片を折り曲げると、これらのシール
面が面接触で互いに密着するので、目地溝内への目地充
填材の装着が容易になる。また、接着部片に付加接着部
片を設けると、目地溝の幅が狭い場合であっても接着面
を広くすることができるので、壁パネルへの接着力や目
地溝のシール機能の低下が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1実施
例及びその取付態様を示し、長尺に形成したこの目地充
填材1は、断面形状が同形の直角二等辺三角形よりなる
接着部片2と折り曲げ部片3とを備え、これらの部片
は、その直角二等辺三角形の斜辺によって形成される斜
面2a,3aが90度の角度で対向して配設されてお
り、連結部4において一体に連結されている。そして、
折り曲げ部片3に連なる接着部片2の一方の直交面によ
って接着面2bが構成され、これと直交する他方の面に
よって内端面2cが構成され、同じく折り曲げ部片3の
一方の直交面によって折り曲げ面3bが構成され、これ
と直交する他方の面によって接合面3cが構成される。
【0010】これらの部片2,3における内端面2cお
よび折り曲げ面3bの幅は、図2からわかるように、目
地充填材1が充填される壁パネル10,11間の目地溝
12の幅の二分の一に等しいか、またはそれよりも僅か
に大きくされる。したがって、目地充填材1は、目地溝
12の幅に応じた複数種類のものが用意される。
【0011】上記接着部片2と折り曲げ部片3は、防
水、消音等の機能をもたせるために、14倍ないし30
倍に発泡させた独立気泡の発泡ポリエチレン樹脂によっ
て形成され、連結部4において相互に屈曲可能に連結さ
れているが、両部片2,3は別体に形成したものであっ
てもよい。そして、図示の例における接着面2bと折り
曲げ面3bには、防水性の接着剤6と、これを覆う剥離
紙7とが設けられており、剥離紙7の連結部4と対向す
る箇所には、接着面2b側の剥離紙のみの除去を容易に
するための、長手方向の切れ目(図示省略)が設けられ
ている。しかしながら、折り曲げ面3bには本来接着剤
6を設ける必要はない。
【0012】図2に示す例においては、壁パネル10,
11間に、相互の熱伝導を抑制する耐火材14が取付け
られており、目地充填材1は、図における耐火材14の
端面側に取付けられる。しかしながら、上記目地充填材
1は、接着剤等によって耐火材14の端面に取付けられ
るものではなく、耐火材14に対してはフリーである。
また、必要があれば、目地充填材1を壁パネルの目地溝
12の内側面10aと11aに取付ける前に、対向する
斜面2aと3aの一方に、両面接着テープ(図示省略)
等を接合し、対向する斜面2aと3aの接着に供するこ
とができる。
【0013】上記目地充填材1は、接着面2b側の剥離
紙7を除去し、この接着面2bを目地溝12を形成する
壁パネル10と11の内側面10aと11aにそれぞれ
圧接すると、これらの目地充填材1,1がそれぞれ目地
溝12の対応する内側面10aと11aに取付けられ
る。なお、図2に示す例は、目地溝の内側面10aと1
1aへの目地充填材1,1の取付位置を一定にするため
に、接着部片2,2の内端面2c,2cがそれぞれ耐火
材14の端面に当接させているが、目地充填材1の接着
にあたって、内端面2c,2cを耐火材14の端面に当
接させる必要はない。
【0014】次いで、手指や適宜の工具によって、連結
部4において折り曲げ部片3,3を互いに内側に向けて
折り曲げると、それらの斜面が2aと3aが密に接着す
るとともに、折り曲げ面3b,3bの幅を目地溝12の
幅の二分の一またはそれよりも僅かに大きくしたことに
よって、一対の目地充填材1,1の接合面3cが相互に
密着する。したがって、一対の目地充填材1,1が目地
溝に接合状態で装着され、シーリング材を保持するバッ
クアップ材として用いることができ、また目地充填材
1,1がシール機能を有する場合には目地溝12がシー
ルされる。この場合、目地充填材1がポリエチレン発泡
体により形成されていることと、折り曲げ部片3が線接
触に近い状態で連結部4によって接着部片2に連結して
いることによって、折り曲げ部片3の幅が壁パネル間の
目地溝12の幅の二分の一より僅かに大きくても、容易
に折り曲げることができる。
【0015】折り曲げ部片3の折り曲げによって密着す
る一対の目地充填材1,1の接合面3c,3cの幅は、
目地溝12の幅の二分の一よりも大きく、この折り曲げ
部片3,3の折り曲げによって接合面3c,3cが互い
に密着すると、弾性によって折り曲げ部片3,3が起き
上がることは殆どないが、上述のように、斜面2a,3
aのいずれか一方に両面接着テープ等の適宜の接合手段
を設けておくと、折り曲げ部片3,3の起き上がりを確
実に防止することができる。
【0016】そして、上記目地充填材1,1は、壁パネ
ルの内側面10a,11aに個別に接着していること
と、柔軟な素材で形成していることとによって、互いに
動くことができるので、地震等の外力によって目地溝1
2の内側面10a,11aの位置が若干変動しても、シ
ール機能が低下することはない。壁パネル10,11に
取付けた目地充填材1,1の外側には、適宜のシーリン
グ材(図示省略)を充填してシールすることができる。
また、必要があれば、接合面3cに防水性の接着剤を施
しておくことにより、接合面3c,3c間をシールする
ことができる。
【0017】図1に示す目地充填材1は、充填する目地
溝12の幅(目地充填材1の幅のほぼ2倍)が広い場合
は、壁パネルの内側面10a,11aに対する接着力が
大きくて、所望の接着保持機能を得ることができるが、
目地溝の幅が狭くなると、壁パネルの内側面101,1
1aへの接着面積が小さくなるために、接着保持機能が
不十分になることがある。
【0018】図3に示す本発明の第2実施例は、この問
題を解決したもので、この目地充填材16は、接着部片
2の折り曲げ部片3と反対側の面に、接着部片2と同じ
幅の方形の付加接着部片17が一体に設けられている。
上記目地充填材16は、目地溝12の幅が狭いために、
折り曲げ部片3の折り曲げ面3bの幅及び接着部片2の
接着面2bの幅が狭くても、付加接着部片17によって
目地溝12の側面に対する接着面積が増加するので、接
着面積の減少による機能の低下を防止することができ
る。第2実施例の他の構成及び作用、並びに目地溝への
取付態様は第1実施例と同じであるから、詳細な説明は
省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】第1実施例の取付態様の説明図である。
【図3】第2実施例の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,16 目地充填材 2 接着部片 2a,3a 斜面 3 折り曲げ部片 3b 折り曲げ面 6 接着剤 10,11 壁パネル 10a,11a 内側面 12 目地溝 17 付加接着部片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向または横方向に連設した壁パネル間
    の目地溝に嵌入する目地充填材であって、 上記目地充填材が、独立気泡の発泡合成樹脂によって形
    成した、目地溝内側面に接着するための接着部片、及び
    該接着部片に対して折り曲げ可能な折り曲げ部片とを備
    え、上記接着部片の接着面に接着剤を施して成り、 上記折り曲げ部片の折り曲げ面の幅を、目地溝の幅のほ
    ぼ二分の一とした、ことを特徴とする目地充填材。
  2. 【請求項2】接着部片と折り曲げ部片を断面形状が同形
    の直角二等辺三角形とし、これらの部片の斜辺によって
    形成される斜面を90度の角度を設けて対向配設した、
    ことを特徴とする請求項1に記載した目地充填材。
  3. 【請求項3】接着部片における折り曲げ部片と反対側
    に、該接着部片と一体に形成した付加接着部片を備えて
    いる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    した目地充填材。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62176306U (ja) * 1986-04-25 1987-11-09
JPH06322849A (ja) * 1993-05-14 1994-11-22 Sekisui Chem Co Ltd 外壁縦目地の防水構造及び防水施工方法並びにこれらに適用されるガスケット
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