JP2000071741A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000071741A
JP2000071741A JP10262319A JP26231998A JP2000071741A JP 2000071741 A JP2000071741 A JP 2000071741A JP 10262319 A JP10262319 A JP 10262319A JP 26231998 A JP26231998 A JP 26231998A JP 2000071741 A JP2000071741 A JP 2000071741A
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JP
Japan
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air
outside air
vehicle
air intake
mode
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JP10262319A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hara
慎一 原
Naoto Hayashi
直人 林
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガスの臭いが気になるためにRECモード
にした場合にも、車内の湿度の上昇による窓の曇りを防
止する。 【解決手段】 車内空気を循環させるRECモードと車
外空気を取り入れるFRESHモードとを選択可能な車
両用空調装置において、RECモードのときに外気を一
部だけ取り入れる一部外気取入口4を設け、該一部外気
取入口4に脱臭フィルタ6を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、快適さの向上を図
った車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置では、できるだけ新鮮な
外気を車内に取り入れたいという要望が強いため、FR
ESHモード(外気導入モード)を選択することが多
い。
【0003】その場合、市街地等を走行しているときに
は、車内に外の排ガスの臭いが入り込んでくるおそれが
強いため、その対策として、外気取入口に脱臭フィルタ
を装備し、臭気を取り除いてから車内に外気を取り込む
ようにすることが行われている(実開平5−5514号
公報、特開平4−252727号公報等)。
【0004】しかし、FRESHモードで外気を取り入
れる場合、換気量が多いので、脱臭フィルタをかなり大
型のものとする必要があり、脱臭フィルタの設置スペー
ス確保が難しい。
【0005】そこで、現状では、排ガスの臭気が気にな
る場合は、RECモード(内気循環モード)にすること
で、外気の取り込みを止めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外気の取り込
みを止めると、車室内の湿度が上昇して、窓の曇りが発
生するおそれがある。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、排ガスの臭
いが気になるためにRECモード(内気循環モード)に
した場合にも、車内の湿度の上昇による窓の曇りを防止
することのできる車両用空調装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車内
空気を循環させる内気循環モードと車外空気を取り入れ
る外気導入モードとを選択可能な車両用空調装置におい
て、前記内気循環モードのときに外気を一部だけ取り入
れる一部外気取入手段を設け、該一部外気取入手段に脱
臭装置を配設したことを特徴とする。
【0009】この装置の場合、内気循環モードのときで
も、一部外気を取り入れるので、車内の湿度の上昇を抑
えることができ、窓の曇りを防ぐことができる。また、
その場合も脱臭装置で臭いを取り除いた状態の外気を取
り入れることができるので、車内に排ガスの臭いが入り
込まない。また、外気は一部だけしか取り入れないの
で、脱臭装置(脱臭フィルタ)は小型のものでよく、設
置スペース確保の問題も解消できる。
【0010】前記一部外気取入手段として、外気導入モ
ードのときに全開される外気取入口とは別の専用の外気
取入口と専用の送風機とを設けてもよい(請求項2)。
そうした場合は、通常の空調装置の構成に対して付加的
に、専用の外気取入口及び送風機及び脱臭装置を加えれ
ばよい。
【0011】また、一部外気取入手段を、外気導入モー
ドのときに全開される外気取入口を内気循環モードのと
きに部分開とする開度調整手段によって構成してもよい
(請求項3)。そうした場合は、通常の空調装置の構成
に対して開度調整手段と脱臭装置のみ付け加えればよ
い。
【0012】また、フロントガラスの曇り除去効果を確
実にするために、一部外気取入手段により取り入れた外
気を、温調後にデフ吹出口より車内へ吹き出させるよう
にしてもよい(請求項4)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は第1実施形態の車両用空調装
置の概略構成図である。この空調装置は、空調ダクト1
の最上流部に内気取入口2と外気取入口3と一部外気取
入口(一部外気取入手段)4とを有する。内気取入口2
と外気取入口3は、インテークドア5で選択的に開閉さ
れるようになっており、RECモードのときには外気取
入口3が全閉されると共に内気取入口2が全開され、F
RESHモードのときには外気取入口3が全開されると
共に内気取入口2が全閉される。一部外気取入口4は通
常の外気取入口3より小さいもので、通常の外気取入口
3の反対側に設けられており、該一部外気取入口4には
小型で高性能な脱臭フィルタ(脱臭装置)6が装着され
ている。
【0014】インテークドア5の下流にはメインの送風
機8が設けられ、脱臭フィルタ6の下流にはサブの送風
機9が設けられている。これら2つの送風機8、9は、
連動して駆動する構成であってもよいし、独立して駆動
する構成であってもよい。
【0015】送風機8、9の下流にはエバポレータ10
が配されている。エバポレータ10は、図示略の膨張
弁、コンプレッサ、コンデンサ等と直列に配管結合され
て冷房サイクルを構成している。このエバポレータ10
の下流には、熱源としてヒータコア11が配され、この
ヒータコア11の前段には、ヒータコア11を通過する
空気を制限するエアミックスドア12が設けられてい
る。
【0016】空調ダクト1の最下流にはデフ吹出口1
3、ベント吹出口14、フット吹出口15が開口されて
おり、各吹出口13、14、15はモードドア16によ
って開閉制御されるようになっている。
【0017】以上の構成の車両用空調装置において、送
風機8、9の稼動により、一部外気取入口4、内気取入
口2、あるいは外気取入口3から吸入された空気は、エ
バポレータ10を通過することによって所定の温度に冷
却され、エアミックスドア12の開度によってヒータコ
ア11を通過する空気と迂回する空気に分割される。こ
れによって、ヒータコア11を迂回した冷却されたまま
の空気と、ヒータコア11を通過して加熱された空気
は、ヒータコア11の下流側で混合されて、所望の温度
に調節された空気となり、モードドア16によって選択
された吹出口より車室内に吹き出し、車室内を温調す
る。
【0018】ここで、例えばRECモード(内気循環モ
ード)を選ぶと、内気取入口2から車内空気が取り込ま
れると同時に、一部外気取入口4からは常時外気が取り
込まれるので、内気に一部外気が混じった空気がエバポ
レータ10に流れることになる。このように、内気循環
モードのときでも、一部外気を常に取り入れるので、車
内の湿度の上昇を抑えることができて、窓の曇りを防ぐ
ことができる。
【0019】また、その場合も、脱臭フィルタ6で臭い
を取り除いた状態の外気を取り入れることになるので、
車内に排ガスの臭いが入り込まない。また、一部外気取
入口4からは一部の外気だけしか取り入れないので、換
気量は少なく、脱臭フィルタ6は小型のものでよくな
り、設置スペースの問題も生じない。
【0020】一方、FRESHモードを選ぶと、インテ
ークドア5によって内気取入口2が全閉されると共に外
気取入口3が全開され、空調ダクト1内に外気が取り込
まれる。この際、外気取入口3には脱臭フィルタが設け
られていないが、FRESHモードが選ばれるときは、
外気中にあまり臭気がないときに限られるので、問題は
生じない。
【0021】なお、空調ダクト1内に仕切板を設けるな
どして別流路を確保し、一部外気取入口4から取り込ん
だ空気をデフ吹出口13から吹き出させるようにすれ
ば、一層窓の曇り除去を確実に行うことができる。
【0022】図2は本発明の別の実施形態の車両用空調
装置の概略構成図である。この空調装置では、第1実施
形態のように一部外気取入口4(図1参照)は設けず、
RECモードのときに、外気取入口3を全閉せずに20
%程度開いた状態にするストッパ(開度調整手段、一部
外気取入手段)20を設けている。そして、20%程度
開いた外気取入口3から外気を一部取り込むようにし、
外気取入口3に脱臭フィルタ26を装着している。その
他の構成は第1実施形態と同じである。
【0023】この空調装置において、RECモードを選
ぶと、図示のようにインテークドア5が外気取入口3を
全閉せず、外気取入口3が20%程度開いた状態とな
る。従って、RECモードであっても、一部外気を取り
込むことができ、車内湿度の上昇を防止することができ
る。しかも、外気中の臭気は脱臭フィルタ26で取り除
かれるので、車室内へ臭いが入り込むことがない。この
場合、脱臭フィルタ26を通過する空気量は、FRES
Hモードのときの20%程度であるので、小型で高性能
な脱臭フィルタであっても、十分に性能を発揮すること
ができる。
【0024】なお、FRESHモードを選択するとき
は、外気の臭いが問題とならない条件下であるから、そ
のとき外気取入口3の全開により通過風量が大きくなっ
て脱臭性能が十分に発揮できないとしても、全く問題は
生じない。
【0025】本実施形態では、ストッパ20を用いて、
RECモードのときにも外気取入口3が全閉しないよう
にしたが、インテークドア5の開度制御によって、同じ
状態を作り出すこともできる。
【0026】また、前記実施形態では、脱臭装置として
脱臭フィルタを装備した場合を説明したが、脱臭フィル
タ以外の脱臭手段を装備しても勿論よい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、内気循環モードのときでも、一部外気を取り入
れるようにしたので、車内の湿度の上昇を抑えることが
でき、窓の曇りを防ぐことができる。また、その際、脱
臭装置で臭いを取り除いた状態の外気を取り入れるの
で、車内に排ガスの臭いが入り込まないようにすること
ができる。また、外気は一部だけしか取り入れないの
で、脱臭装置を小型のものにすることができ、設置スペ
ースの問題も解消することができる。
【0028】請求項2の発明によれば、一部外気を取り
入れるために専用の外気取入口と専用の送風機とを設け
たので、通常の空調装置の構成にそれらを付加すれば簡
単に実現できる。
【0029】請求項3の発明によれば、外気導入モード
のときに全開される外気取入口を内気循環モードのとき
に部分開とする開度調整手段によって一部外気取入手段
を構成したので、通常の空調装置の構成に開度調整手段
と脱臭装置のみ付け加えればよく、簡単に実現できる。
【0030】請求項4の発明によれば、一部外気取入手
段により取り入れた外気を、温調後にデフ吹出口より車
内へ吹き出させるようにしたので、フロントガラスの曇
り除去を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両用空調装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態の車両用空調装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
3 通常の外気取入口 4 一部外気取入口(一部外気取入手段) 6 脱臭フィルタ(脱臭装置) 8 送風機 9 一部外気取入れ専用の送風機 13 デフ吹出口 20 ストッパ(開度調整手段、一部外気取入手段) 26 脱臭フィルタ(脱臭装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内空気を循環させる内気循環モードと
    車外空気を取り入れる外気導入モードとを選択可能な車
    両用空調装置において、前記内気循環モードのときに外
    気を一部だけ取り入れる一部外気取入手段を設け、該一
    部外気取入手段に脱臭装置を配設したことを特徴とする
    車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記一部外気取入手段として、前記外気
    導入モードのときに全開される外気取入口とは別の専用
    の外気取入口と専用の送風機が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記一部外気取入手段が、前記外気導入
    モードのときに全開される外気取入口を、内気循環モー
    ドのときに部分開とする開度調整手段よりなることを特
    徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記一部外気取入手段により取り入れた
    外気を温調後にデフ吹出口より車内へ吹き出させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用空
    調装置。
JP10262319A 1998-09-01 1998-09-01 車両用空調装置 Pending JP2000071741A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120241126A1 (en) * 2011-03-25 2012-09-27 Denso Corporation Vehicular air-conditioning system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120241126A1 (en) * 2011-03-25 2012-09-27 Denso Corporation Vehicular air-conditioning system
US9102214B2 (en) * 2011-03-25 2015-08-11 Denso Corporation Vehicular air-conditioning system

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