JP2000015208A - 遮水層 - Google Patents

遮水層

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JP2000015208A
JP2000015208A JP10204347A JP20434798A JP2000015208A JP 2000015208 A JP2000015208 A JP 2000015208A JP 10204347 A JP10204347 A JP 10204347A JP 20434798 A JP20434798 A JP 20434798A JP 2000015208 A JP2000015208 A JP 2000015208A
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JP
Japan
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layer
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waterproof
backing sheet
sheet
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JP10204347A
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English (en)
Inventor
Eita Goto
栄太 後藤
Seiichi Narishima
誠一 成島
Takeshi Tanaka
武 田中
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GEN BONDO KK
GENERAL BONDO KK
Tanaka Ltd
Original Assignee
GEN BONDO KK
GENERAL BONDO KK
Tanaka Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は急傾斜、緩斜面等の地山状況に合わ
せた、施工が容易にできるとともに、防水強度が十分に
得られ、非破壊検査で全面にわたる膜厚とピンホール検
査を行なうことができる遮水層を得るにある。 【解決手段】 導電シートが全面に介装された不織布や
織布等で形成された下地シート層と、この下地シート層
の全表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の
防水材の防水層とで遮水層を構成してる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は最終廃棄物処分場、
垂直壁、池防水、河川護岸等の底面や法面部位等に使用
される遮水層に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遮水層は現場でゴムアス
ファルトを吹き付けて形成したり、成形シートにジオシ
ンセティッククレイライナー層を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遮水層はゴムア
スファルトで形成されてるため、遮水層に強度がなく、
強度が著しく弱く、ゴムアスファルトと基布の界面剥離
が起こる恐れがあり、防水構造が破壊され、漏水する恐
れがあるという欠点があった。また、ゴムアスファルト
で形成された遮水層の品質管理が目視かサンプリング試
験等で膜厚とピンホール管理を行なっているが、全面に
わたる非破壊検査ができず、品質にばらつきが多く、信
頼性に欠けるという欠点があった。さらに、成形シート
にジオシンセティッククレイライナー層を形成したもの
は、成形シートとジオシンセティッククレイライナー層
との密着がないため、自己補修が機能しない恐れがある
という欠点があった。
【0004】本発明は以上ような従来の欠点に鑑み、急
傾斜、緩斜面等の地山状況に合わせた、施工が容易にで
きるとともに、防水強度が十分に得られ、非破壊検査で
全面にわたる膜厚とピンホール検査を行なうことができ
る遮水層を提供することを目的としている。また、瞬結
性の液状樹脂材等の防水材を下地シート層の全表面に吹
き付け固定するので、万が一破損しても自己補修が機能
が機能して、漏水を効率よく防止することができるよう
にした遮水層を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は導電シートが全面に介装された不織布や織
布等で形成された下地シート層と、この下地シート層の
全表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の防
水材の防水層とで遮水層を構成してる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図4に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は最終廃棄物処分場とする地面2に
形成した凹部3の底面や法面部位に敷設される本発明の
遮水層で、この遮水層1は図3に示すように、アルミシ
ートや銅シート、ジオシンセティッククレイライナー等
の導電シート4が全面に介装された短繊維不織布や織布
等、本発明の実施の形態では不織布5で形成された下地
シート6で形成された下地シート層7と、この下地シー
ト層7の下地シート6の全表面に現場で図4に示すよう
に、所定の厚さとなるように吹き付け固定された瞬結性
の液状樹脂材等の防水材8の防水層9とで構成されてい
る。
【0009】上記構成の遮水層1を形成する場合、最終
廃棄物処分場の凹部3に図1および図2に示すように、
下地シート6を隙間なく敷設し、必要に応じて隣り合う
下地シート6、6を縫着や溶着等によって隙間が生じな
いように固定して下地シート層7を形成する。
【0010】しかる後、下地レール層7の全表面に均一
な所定の厚さとなるように防水材8を吹き付け、該下地
シート層7に固定された防水層9を形成する。なお、下
地シート層7を形成する下地シート6は防水層9を均一
な膜厚になるようにあらかじめアイロンコーティングし
て、毛羽立ちを押さえたものを使用したり、現場でアイ
ロンコーティングして使用してもよい。
【0011】上記のように構成された遮水層1は、電気
抵抗を利用した非破壊検査機を使用して、下地シート6
の導電シート4により防水層9の膜厚を測定したり、ピ
ンホールを検出することができる。
【0012】
【発明の異なる実施の形態】次に、図5ないし図16に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0013】図5ないし図7に示す本発明の第2の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は、下地シート層7の全下面に網状体あるいは
ディンプル状をコアとした面状排水材10で形成した面
状排水材層11を配置した点で、このように構成した遮
水層1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同
様な作用効果が得られるとともに、湧水量の多い場所で
使用することにより、湧水を効率よく面状排水材層11
によって排水することができる。
【0014】図8ないし図10に示す本発明の第3の実
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は、下地シート層7Aを形成する下地シート
として導電性のベントナイトを使用した自己修復能力が
あるジオシンセティッククレイライナー12を用いて形
成した点で、このような下地シート層7Aを用いた遮水
層1Bにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。なお、自己補修機能を有するジオ
シンセティッククレイライナー12以外に、導電性の材
料を用いてシート状に形成したものを下地シートとして
使用してもよい。
【0015】図11ないし図13に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第3の実施の形態と
主に異なる点は、下地シート層7Aの全下面に網状体あ
るいはディンプル状をコアとした面状排水材10で形成
した面状排水材層11を配置した点で、このように構成
した遮水層1Cにしても、前記本発明の第3の実施の形
態と同様な作用効果が得られるとともに、湧水を効率よ
く排水することができる。
【0016】図14ないし図16に示す本発明の第5の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、防水層9の上面に下地シート層7と防
水層9とを形成した点で、このように構成した積層遮水
層1Dにしてもよい。なお、前記本発明の第1の実施の
形態の遮水層1に前記本発明の第3の遮水層1Bを積層
した遮水層にしたり、前記第2の実施の形態の遮水層1
Aの上部に前記本発明の第1の実施の形態の遮水層1を
積層した遮水層にしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】(1)導電シートが全面に介装された不織
布や織布等で形成された下地シート層と、この下地シー
ト層の全表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材
等の防水材の防水層とで構成されているので、下地シー
ト層を急傾斜や緩斜面に容易に設置することができると
ともに、この設置状態で防水材を吹き付けて防水層を形
成するので、容易に形成することができる。
【0019】(2)前記(1)によって、下地シート層
には導電シートが全面に介装されているので、電気抵抗
を利用した非破壊検査機で、現場で吹き付けて形成する
防水層の膜厚を測定したり、ピンホールを全面にわたっ
て検査することができる。したがって、品質管理が均一
化でき、信頼性の向上を図ることができる。
【0020】(3)前記(1)によって、防水層の強度
が十分に得られる。したがって、耐久性と安全性の向上
を図ることができる。
【0021】(4)請求項2、3、4も前記(1)〜
(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の下地シートの説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の防水層形成状態の
説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図。
【図7】図6の要部拡大断面図。
【図8】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図9】図8の9−9線に沿う拡大断面図。
【図10】図9の要部拡大断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図12】図11の12−12線に沿う拡大断面図。
【図13】図12の要部拡大断面図。
【図14】本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】図15の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D:遮水層、2:地面、
3:凹部、4:導電シート、 5:不
織布、6:下地シート、 7:下地シート層、
8:防水材、 9:防水層、10:面状排水
材、 11:面状排水材層、12:下地シートとし
てのジオシンセティッククレイライナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 栄太 東京都目黒区大岡山1丁目37番25号 ゼネ ラルボ ンド株式会社内 (72)発明者 成島 誠一 神奈川県鎌倉市梶原4−3−6−40 (72)発明者 田中 武 大阪府泉大津市宮町12−23 株式会社田中 内 Fターム(参考) 2D018 DA03 2D044 DB07 2G067 AA48 BB11 CC02 DD23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電シートが全面に介装された不織布や
    織布等で形成された下地シート層と、この下地シート層
    の全表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の
    防水材の防水層とからなることを特徴とする遮水層。
  2. 【請求項2】 導電シートが全面に介装された表面をア
    イロンコーティングで毛羽立ちを押さえた不織布や織布
    等で形成された下地シート層と、この下地シート層の全
    表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の防水
    層とからなることを特徴とする遮水層。
  3. 【請求項3】 ベントナイト等の導電性の材料で形成さ
    れた下地シート層と、この下地シート層の全表面に吹き
    付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の防水材製の防水
    層とからなることを特徴とする遮水層。
  4. 【請求項4】 導電シートが全面に介装された不織布や
    織布等で形成された下地シート層と、この下地シート層
    の全表面に吹き付け固定された瞬結性の液状樹脂材等の
    防水材製の防水層と、前記下地シート層の全下面に設け
    られた網状体あるいはディンプル状をコアとした面状排
    水材層とからなることを特徴とする遮水層。
JP10204347A 1998-07-03 1998-07-03 遮水層 Pending JP2000015208A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128984A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Unitika Ltd 漏水検知材およびこれを用いた遮水工法
CN109763503A (zh) * 2019-01-29 2019-05-17 长沙理工大学 软岩边坡防渗加固的支护结构及其加固方法
JP2019522127A (ja) * 2016-04-12 2019-08-08 イマジン インテリジェント マテリアルズ リミテッド 導電性ジオシンセティック粘土ライナー

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