JP2000007455A - セラミックス構造体の接合装置及び接合方法 - Google Patents

セラミックス構造体の接合装置及び接合方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性及び生産性に優れ、接合部分に高い接
合強度を確保できるセラミックス構造体の接合装置を提
供すること。 【解決手段】 この接合装置11は、セラミックス製接
着剤8によりセラミックス構造体1を接合するためのも
のであって、支持治具13と振動付与手段15とを備え
る。支持治具13は、被接着面S1 間にセラミックス製
接着剤8を介在させた状態で、複数のセラミックス構造
体1を支持する。バイブレータ44を含む振動付与手段
15は、その支持治具13により支持されたセラミック
ス構造体1に押圧力を加えつつ振動を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス構造
体の接合装置及び接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されたディーゼルエンジン
の排気経路上には、排気ガスを浄化するための手段とし
て、セラミックス焼結体製のハニカムフィルタが設けら
れる。従来、この種のハニカムフィルタはコーディエラ
イト等のセラミックス材料を用いて作製されることが多
かった。しかしながら、近年では耐熱性に極めて優れる
炭化珪素等を形成材料としたハニカムフィルタも提案さ
れるに至っている。
【0003】ところで、炭化珪素焼結体は耐熱性に極め
て優れる反面、熱衝撃に弱いという欠点を有している。
ゆえに、大型製品とした場合には、加熱による温度勾配
に起因する応力によってクラックが発生しやすくなる。
【0004】この欠点を解消する対策としては、角柱状
をした炭化珪素製ハニカムフィルタ小片をあらかじめ複
数個作製しておき、それらの外周面同士を接着剤を用い
て互いに接着することで、大型製品を得ればよいと考え
られる。また、この場合にはハニカムフィルタ小片と同
じく炭化珪素を含むセラミックス製の接着剤を用いれば
よいとも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セラミック
ス製接着剤を用いた上記の接合作業を行うための専用の
装置は、現時点では未だ具体化されていない。このた
め、接着剤が塗布されたハニカムフィルタ小片の被接着
面同士を密接させ、この状態で小片を押圧して互いに接
着することを、現状では手作業で行う必要があった。ゆ
えに、煩雑な作業を余儀なくされ、おのずと生産性も低
くなるという問題が予想されていた。
【0006】また、上記のセラミックス製接着剤として
は、チクソ性の高いものが使用されることも考えられ
る。この場合、押圧力を加えてハニカムフィルタ小片同
士の接着を行おうとすると、小片の被接着面に充分に接
着剤が行き渡らず、ムラができやすくなる。従って、両
者の接合部分に高い強度が得られないことも予想され
る。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、作業性及び生産性に優れる
とともに、接合部分に高い接合強度を確保することがで
きるセラミックス構造体の接合装置及び接合方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、セラミックス製接着
剤によりセラミックス構造体を接合する装置であって、
被接着面間に前記セラミックス製接着剤を介在させた状
態で複数のセラミックス構造体を支持する支持治具と、
その支持治具により支持された前記セラミックス構造体
に押圧力を加えつつ振動を付与する振動付与手段とを備
えたことを特徴とするセラミックス構造体の接合装置を
その要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記振動付与手段は、1方向に押圧力を加えること
で2組以上の被接着面を同時に接合しうるものであると
した。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記振動付与手段は、前記被接着面を互い
にずらす方向に振動を付与するとした。請求項4に記載
の発明は、セラミックス製接着剤によりセラミックス構
造体を接合する方法であって、複数のセラミックス構造
体の被接着面間に前記セラミックス製接着剤を介在させ
た後、支持されている前記セラミックス構造体に押圧力
を加えつつ振動を付与することを特徴としたセラミック
ス構造体の接合方法をその要旨とする。
【0011】以下、本発明の「作用」を説明する。請求
項1に記載の発明によると、支持されているセラミック
ス構造体に押圧力を加えつつ振動を付与することで、被
接着面間に介在された接着剤が押し潰され、接着剤が被
接着面全体に充分に行き渡る。従って、例えばチクソの
高い接着剤を用いた場合であっても、接合部分に高い強
度を確保することができる。また、このような専用の装
置によれば、手作業による煩雑な作業も不要となるため
作業性が向上し、かつ生産性も向上する。
【0012】請求項2に記載の発明によると、1方向に
押圧力を加えることで2組以上の被接着面を同時に接合
しうる振動付与手段を採用した結果、接合に要する時間
が短縮され、より生産性を向上することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、振動付与
手段によって被接着面を互いにずらす方向、つまり被接
着面の面方向に振動が付与された場合、接着剤はその面
方向に沿って速やかに移動することができる。従って、
被接着面の面方向に対して垂直方向に振動を付与するよ
うな場合に比べ、確実にかつ短時間で接着剤を被接着面
全体に充分に行き渡らせることができる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、セラミッ
クス構造体に押圧力を加えつつ振動を付与することで、
被接着面間に介在された接着剤が押し潰され、接着剤が
被接着面全体に充分に行き渡る。従って、例えばチクソ
の高い接着剤を用いた場合であっても、接合部分に高い
強度を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミックス構造
体の接合装置及び接合方法を、大型ハニカムフィルタの
製造方法に具体化した一実施形態を図1〜図4に基づき
詳細に説明する。
【0016】図1(a)には、本実施形態の製造方法に
よって製造される大型ハニカムフィルタF1 が示されて
いる。この大型ハニカムフィルタF1 は、ディーゼルエ
ンジンの排気経路上においてディーゼルパティキュレー
トを除去する役割を果たすものである。
【0017】この大型ハニカムフィルタF1 は、複数個
のハニカムフィルタ小片1からなる。本実施形態では、
四角柱状をした16個のハニカムフィルタ小片1を縦横
4列組み合わせて互いに接着することにより、1つの大
型ハニカムフィルタF1 を構成している。
【0018】各々のハニカムフィルタ小片1の外形寸法
は33mm×33mm×150mmであって、セラミックス焼
結体(本実施形態では多孔質炭化珪素焼結体)製であ
る。各ハニカムフィルタ小片1には、断面略正方形状か
つ複数の貫通孔2がその軸線方向に沿って規則的に形成
されている。各貫通孔2は内壁3によって互いに隔てら
れている。各貫通孔2の開口部は一方の端面1a,1b
側において封止体4(本実施形態では多孔質炭化珪素焼
結体)により封止されており、端面1a,1b全体とし
ては市松模様状になっている。その結果、ハニカムフィ
ルタ小片1には、ガス流入側端面1aまたはガス流出側
端面1bのうちのいずれかにおいて開口する断面正方形
状のセル5,6が形成されている。なお、本実施形態で
は、平均気孔径が10μm 、気孔率が45%、内壁3の
肉厚が0.3mm、セルピッチが1.8mmにそれぞれ設定
されている。
【0019】ハニカムフィルタ小片1を排気経路に配置
したとき、排気ガスの流れは以下のようになる。図1
(b)において矢印A1 で示されるように、排気ガス
は、ガス流入側端面1aにおいて開口するセル5内に流
入する。次いで、排気ガスは内壁3を通過し、隣接する
セル6、即ちガス流出側端面1bにおいて開口するセル
6から流出する。このとき、排気ガス中に含まれるパテ
ィキュレートの移動が内壁3によって阻止されること
で、そこにパティキュレートがトラップされる。その結
果、浄化された排気ガスがガス流出側端部1bから排出
される。
【0020】ハニカムフィルタ小片1の製造にあたって
は、まず、炭化珪素を含むスラリーを出発材料とした従
来公知の押出成形法によって、複数の貫通孔2を有する
ハニカム成形体を形成する必要がある。具体的にいう
と、本実施形態では、炭化珪素粉末に有機バインダと水
とを所定分量ずつ加えて混練したものを材料として押出
成形を行なっている。また、焼成によって封止体4とな
る封止材(封止用ペースト)は、例えば、炭化珪素粉末
に、有機バインダ、潤滑剤、可塑剤及び水を混合したも
のを混練することによって作製される。
【0021】次に、得られたハニカム成形体を専用の封
止材充填装置にセットし、この状態で前記封止用ペース
トを用いて端面封止工程を行う。さらに、乾燥、脱脂を
行った後に本焼成を行うことにより、ハニカム成形体及
び封止材を完全に焼結させる。
【0022】焼成工程を経て得られたハニカムフィルタ
小片1の外周面の所定領域には、接着工程に先立ちあら
かじめ下地層7が塗布される。このような下地層7の形
成材料としては、炭化珪素等を含むセラミックス製のペ
ーストが用いられる。本実施形態では、具体的には炭化
珪素粉末30重量%〜50重量%、樹脂バインダPV−
5(商品名:株式会社マルバン社製)40重量%〜60
重量%、及び助剤としてのグリセリン5重量%〜10重
量%からなるものが用いられている。PV−5以外の樹
脂バインダとして、例えばCMC(商品名:信濃電機社
製)やFC−51(商品名:日研化学株式会社製)等を
選択することもできる。また、塗布直前の状態における
前記ペーストの粘度は3000cps〜6000cps
程度に設定される。なお、同ペーストの塗布は、専用の
装置を用いて行われることが作業性及び生産性の観点か
ら望ましい。
【0023】下地層形成工程を経たハニカムフィルタ小
片1の外周面(即ち被接着面S1 )には、次いでセラミ
ックス製の接着剤8が塗布される。ここで用いられる接
着剤8はペーストの状態で供給される。また、同接着剤
8はハニカムフィルタ小片1と同じく炭化珪素粉末を含
んでいる。具体的には、炭化珪素粉末30重量%、シリ
カゾル23重量%、バルクのセラミックスファイバ23
重量%、樹脂バインダ1重量%、及び水23重量%から
なるものが用いられている。塗布直前の状態において前
記ペースト状の接着剤8の粘度は、20000cps〜
50000cps程度に設定される。
【0024】次に、本実施形態の大型ハニカムフィルタ
F1 の製造時に用いられる接合装置11の概要を図2〜
図4に基づいて説明する。図2に示されるように、この
接合装置11は、セラミックス製接着剤8によりハニカ
ムフィルタ小片1同士を接合するためのものであって、
基台12、支持治具13、振動付与手段15、振動付与
手段駆動手段、ワーク位置決め手段、支持治具搬送手
段、支持治具昇降手段、ワーク搬送手段などを備えてい
る。なお、これらの手段の殆どのものは、基台12の収
容部14の上面側に配置されている。一方、収容部14
内には図示しない制御手段等が収容されている。
【0025】図2,図4等に示されるように、本実施形
態の支持治具13は、同じ形状をした一組の板材21を
対向させ、それらを複数本の棒材22で連結してなる。
一組の板材21は平行な関係にある。両板材21の離間
距離は、ハニカムフィルタ小片1の長さよりも若干短め
に形成されている。従って、この支持治具13にハニカ
ムフィルタ小片1を載置したときには、支持治具13の
両側からハニカムフィルタ小片1の両端部が突出する。
【0026】これらの支持治具13の上部には、略V字
の切れ込み部23が形成されている。ここでは切れ込み
部23の角度は90°となっている。かかる切れ込み部
23には、複数個(ここでは数十個)のハニカムフィル
タ小片1が横向きで載置可能である。なお、支持治具1
3の構成要素である板材21及び棒材22は、アルミニ
ウムや鉄等の金属からなるものであって、振動や押圧力
に耐えうる好適な強度を有している。
【0027】支持治具13は収容部14の上面側中央部
に配置されている。そして、この支持治具13は、被接
着面S1 間にセラミックス製接着剤8を介在させた状態
で複数のハニカムフィルタ小片1を支持する役割を果た
している。
【0028】図2に示されるように、この接合装置11
における支持治具搬送手段は、図示しないコンベア駆動
モータ、一対のプーリ24及び無端状のコンベアベルト
25によって構成されている。本実施形態の支持治具搬
送手段は、支持治具13を水平方向に搬送する役割を果
たすものである。
【0029】コンベアベルト25は一対のプーリ24に
巻回されていて、収容部14上面から若干離間した位置
に水平に配置されている。支持治具13はこのコンベア
ベルト25上に載置されるようになっている。プーリ2
4の一方は、コンベア駆動モータの出力軸に連結されて
いる。従って、このモータを駆動すると、同プーリ24
が回転する結果、コンベアベルト25が周回運動を開始
する。その結果、接合作業に備えて空の支持治具13
が、作業位置の下方にある所定位置まで搬送されてく
る。なお、作業を終えて完成した大型ハニカムフィルタ
F1 を載せた支持治具13は、図示しない別の搬送手段
により図2の紙面垂直方向に送られて搬出される。
【0030】図2に示されるように、この接合装置11
における支持治具昇降手段は、昇降用モータ26、一対
のプーリ27、ベルト28、第3送りねじ機構29、治
具載置台30によって構成されている。なお、昇降用モ
ータ26、一対のプーリ27、ベルト28、第3送りね
じ機構29の一部は、収容部14内に収容されている。
【0031】昇降用モータ26の出力軸にはプーリ27
が固定されている。第3送りねじ機構29の一部をなす
ねじ部材31にも、プーリ27が固定されている。これ
らのプーリ27には、ベルト28が巻回されている。従
って、昇降用モータ26を駆動すると、プーリ27及び
ベルト28を介して回転駆動力が伝達され、垂直方向に
沿って延びるねじ部材31が回転する。
【0032】第3送りねじ機構29の一部をなすねじ部
材31は、送りナット32に対して螺入されている。送
りナット32は、複数の支柱33を介して治具載置台3
0に連結されている。この治具載置台30の上面には、
作業位置の下方にある所定位置まで搬送されてきた空の
支持治具13が載置される。従って、昇降用モータ26
の駆動によりねじ部材31を回転させると、送りナット
32及び治具載置台30が一体的に上下動する。つま
り、この支持治具昇降手段は、治具載置台30上に載置
された支持治具13を作業位置まで持ち上げる役割を果
たしている。本実施形態において支持治具昇降手段を構
成している部材には、振動や押圧力に耐えうる程度の好
適な強度が確保されている。
【0033】図2に示されるように、この接合装置11
におけるワーク搬送手段は、図示しない第1水平駆動モ
ータ、第1送りねじ機構36、第1リニアガイド37、
把持装置用ブラケット38及びチャック装置39によっ
て構成されている。なお、本実施形態のワーク搬送手段
は、作業位置まで持ち上げられた支持治具13にハニカ
ムフィルタ小片1を搬送する役割を果たすものである。
【0034】第1送りねじ機構36は、図2の紙面垂直
方向に沿って配設されたねじ部材と、そのねじ部材が螺
入される送りナットとからなる。前記ねじ部材は収容部
14の上面に立設されたバックブラケット40の側面に
対して軸支されている。また、第1リニアガイド37の
一部も、このバックブラケット40の側面に対してねじ
部材と平行に固定されている。
【0035】第1水平駆動モータはねじ部材の一端に対
して連結され、把持装置用ブラケット38は送りナット
に連結されている。従って、第1送りねじ機構36を駆
動すると、ねじ部材が回転する結果、送りナット及び把
持装置用ブラケット38が第1リニアガイド37にガイ
ドされながら水平方向に沿って往復動を行う。
【0036】把持装置用ブラケット38の一部は、図2
の左側方向に向かって水平に張り出すように形成されて
いる。この水平張出部の上面には、チャック装置39を
構成するロッドレスのエアシリンダが一対離間して設け
られている。両エアシリンダのスライドテーブルの移動
方向は、互いに逆向きになっている。両エアシリンダに
エアを供給すると、両スライドテーブルが同士が近づ
き、エアの供給を止めるとを両スライドテーブル同士が
遠ざかる。
【0037】各スライドテーブルの上面には、ハニカム
フィルタ小片1の端面を押圧する把持体41が一体移動
可能に固定されている。一対の把持体41間には、ハニ
カムフィルタ小片1の全長に匹敵する離間幅が設けられ
ている。一対の把持体41を備えるチャック装置39
は、エアシリンダへのエア給排により開閉する。よっ
て、両把持体41間にハニカムフィルタ小片1を配置し
ておけば、ハニカムフィルタ小片1の把持・釈放を行う
ことができる。
【0038】図2,図3に示されるように、この接合装
置11は、支持治具13により支持されたハニカムフィ
ルタ小片1に押圧力を加えつつ振動を付与する振動付与
手段15を備えている。
【0039】本実施形態の振動付与手段15は、押圧治
具42、防振構造としての防振ゴム43、振動器として
のバイブレータ44、固定ロッド45及び上部取付板4
6によって構成されている。
【0040】ここで用いられる防振ゴム43は、一対の
板状部同士を球状部で連結したような構造となってい
る。一方の板状部は振動付与手段駆動手段側の構成部材
(具体的にはブラケット55)に固定され、他方の板状
部は上部取付板46の上面に固定されている。従って、
この防振ゴム43により、振動付与手段15が振動付与
手段駆動手段に釣り下げられた状態で支持されている。
【0041】上部取付板46の下面側には、複数本の固
定ロッド45によって押圧治具42が水平に固定されて
いる。この押圧治具42は、下側面の離間した二箇所に
接触片47を備えている。それらの接触片47の下部
は、90°の角度で略V字状に切り込まれている。
【0042】押圧治具42の上面には、その押圧治具4
2を振動させるための振動器としてのバイブレータ44
がボルトにより固定されている。ここで用いられている
バイブレータ44は、エア圧を利用したバイブレータ4
4である。球体が収容されているバイブレータ本体内に
は、図示しないエア供給源から給気ポートを介して加圧
エアが供給される。すると、エアの圧力により球体がバ
イブレータ本体内部を動き回り、結果として好適な振動
が生み出される。本実施形態では、エア圧利用のバイブ
レータ44として比較的小型のもの、例えばエクセン株
式会社製、UH−13(型番)を用いている。この場
合、エア圧は2.0kgf/cm2 〜4.0kgf/cm2 程度(好
ましくは2.5kgf/cm2 前後)に設定される。なお、本
実施形態においては、バイブレータ44は被接着面S1
を面方向に沿って互いにずらす方向(図2において矢印
A2 参照)に振動を付与するように配置されている。別
の言いかたをすると、ハニカムフィルタ小片1の長手方
向に沿って振動が付与される。
【0043】図2,図3に示されるように、この接合装
置11の振動付与手段駆動手段は、図示しない第2水平
駆動モータ、第2送りねじ機構58、第2リニアガイド
59、昇降用アクチュエータであるロッドレスのエアシ
リンダ48、押圧用アクチュエータであるロッド付きの
エアシリンダ49によって構成されている。この振動付
与手段駆動手段は、振動付与手段15を支持治具13に
おける所定位置まで移動させる役割を果たしている。
【0044】第2送りねじ機構58は、図2の紙面垂直
方向に沿って配設されたねじ部材と、そのねじ部材が螺
入される送りナットとからなる。前記ねじ部材は収容部
14の上面に立設されたバックブラケット40の側面に
対して軸支されている。また、第2リニアガイド59の
一部も、このバックブラケット40の側面に対してねじ
部材と平行に固定されている。
【0045】第2水平駆動モータはねじ部材の一端に対
して連結されている。ロッドレスのエアシリンダ48の
固定側であるシリンダチューブ50は、送りナットに連
結されている。従って、第2送りねじ機構58を駆動す
ると、ねじ部材が回転する結果、送りナット及びシリン
ダチューブ50が第2リニアガイド59にガイドされな
がら水平方向に沿って往復動を行う。
【0046】図3に示されるように、前記シリンダチュ
ーブ50は垂直方向に沿って延びるように設けられてい
る。このため、ロッドレスのエアシリンダ48にエアを
給排することにより、その移動側であるスライドテーブ
ル51は所定範囲内で上下方向に往復動を行う。同スラ
イドテーブル51の側面には、ロッド付きのエアシリン
ダ49の固定側であるシリンダチューブ52が固定され
ている。このシリンダチューブ52からはピストンロッ
ド53が出没可能に突出されている。ピストンロッド5
3の先端に設けられた連結プレート54には、振動付与
手段用ブラケット55が一体移動可能に取り付けられて
いる。そして、このブラケット55の有する水平延出部
の下面には、上記の振動付与手段15が支持されてい
る。
【0047】本実施形態の場合、昇降用アクチュエータ
であるロッドレスのエアシリンダ48と、押圧用アクチ
ュエータであるロッド付きのエアシリンダ49とが別個
に設けられている。そして、その機能の差異に基づき、
前者のエアシリンダ48のほうが後者のエアシリンダ4
9よりもロングストロークになっている。そして、前者
のエアシリンダ48は、主として振動付与手段15全体
を大きく昇降させる役割を担うようになっている。一
方、後者のエアシリンダ49は、下降状態にある振動付
与手段15の押圧治具42をハニカムフィルタ小片1に
押し付ける力を与える役割を担うようになっている。こ
れらの2種のエアシリンダ48,49に対しては、図示
しないエア供給源から図示しない配管を介して加圧エア
が供給される。
【0048】なお、図3(a)において二点鎖線で示す
ように、ブラケット55の側方に取り付け用部分を延設
し、そこにエアシリンダ56を介してアーム57を上下
動可能に設けてもよい。このようなアーム57を設けて
おくと、振動付与後にハニカムフィルタ小片1から押圧
治具42を容易に離脱させることができる。
【0049】図2に示されるように、この接合装置11
におけるワーク位置決め手段は、押圧体駆動手段として
のロッド付きのエアシリンダ61、ワーク端面押圧体と
しての押圧プレート62、複数本のガイドシリンダ6
3、連結プレート64及び支持手段用ブラケット65に
よって構成されている。このようなワーク位置決め手段
は、本実施形態では支持治具13を挟んで左右に一対設
けられている。
【0050】一対のブラケット65は、収容部14の上
面において互いに離間して立設されている。これらのブ
ラケット65の先端部には連結プレート64が取り付け
られている。これらの連結プレート64の中心部には、
エアシリンダ61がそれぞれ対向するようにして固定さ
れている。各連結プレート64においてエアシリンダ6
1の両脇には、ガイドシリンダ63が同エアシリンダ6
1と並列に配置されている。エアシリンダ61から突出
するピストンロッドの先端及びガイドシリンダ63から
突出するロッドの先端には、押圧プレート62が固定さ
れている。一対の押圧プレート62は、互いの押圧面を
対向させた状態で配置されている。
【0051】ハニカムフィルタ小片1の端面に対して当
接する押圧プレート62の押圧面には、ゴム等のよう比
較的軟質の材料が採用されていることがよい。押圧プレ
ート62はここでは矩形状かつ平坦であって、その面積
は得ようとする大型ハニカムフィルタF1 の断面積より
もひとまわり大きくなっている。
【0052】両エアシリンダ61に図示しないエア供給
源から加圧エアを供給すると、両シリンダ61がともに
伸長する結果、ピストンロッドの先端に固定されている
押圧プレート62同士が近接する。従って、それらの間
に存在する複数のハニカムフィルタ小片1が両方の端面
方向から押圧され、振動付与による接合作業の間を通じ
てその位置決めが図られる。また、エア供給源からの加
圧エアを供給を停止すると、両シリンダ61がともに収
縮する結果、押圧プレート62同士が遠ざかる。その結
果、押圧プレート62間に把持されていた複数のハニカ
ムフィルタ小片1が釈放される。
【0053】次に、以上のように構成された接合装置1
1による一連の動作について説明する。支持治具搬送手
段を構成するコンベアベルト25が駆動されると、ハニ
カムフィルタ小片1が未だ載置されていない空の支持治
具13が、図2の右側方向から搬送されてくる。同支持
治具13が作業位置の下方にある所定位置に到達する
と、コンベアベルト25はいったん停止する。すると、
支持治具昇降手段を構成するモータ26の駆動により治
具載置台30が上動して、支持治具13を作業位置の高
さにまで持ち上げる。その結果、支持治具13は一対の
押圧プレート62間に位置した状態となる。このとき、
両エアシリンダ61はともに収縮状態であって、両押圧
プレート62は待避位置にある。勿論、振動付与手段1
5も未だ上方に待避している。
【0054】次いで、ワーク搬送手段を構成する第1水
平駆動モータの駆動により、チャック装置39が図2の
紙面奥側方向に移動し、そこで下地層7が形成されてい
るハニカムフィルタ小片1を1つのみ把持する。なお、
ハニカムフィルタ小片1は、図示しないフィルタ搬送用
コンベア上に載置されている。その後、第1水平駆動モ
ータの駆動によりチャック装置39が図2の紙面手前側
方向に移動するとともに、そのハニカムフィルタ小片1
を支持治具13の切れ込み部23の最下部にて釈放す
る。さらに、チャック装置39は再び図2の紙面奥側方
向に移動し、今度は下地層7上に接着剤8が塗布されて
いるハニカムフィルタ小片1を1つのみ把持する。その
後、チャック装置39は図2の紙面手前側方向に移動す
るとともに、そのハニカムフィルタ小片1を支持治具1
3の切れ込み部23にて釈放する(図4(a) 参照)。こ
のとき、後で搬送されてきたハニカムフィルタ小片1の
被接着面S1 (つまり接着剤塗布面)は、既に載置され
ているハニカムフィルタ小片1の被接着面S1 (2面あ
るうちの一方側面)に対して密接するようにして配置さ
れる。なお、両ハニカムフィルタ小片1は、いずれも水
平方向を基準として軸線方向に45°回転させた状態で
支持される。即ち、両者の被接着面S1 も水平方向を基
準としてともに45°傾いている。
【0055】次に、両エアシリンダ61を駆動させるこ
とにより、一対の押圧プレート62を待避位置から使用
位置まで移動させ、2個のハニカムフィルタ小片1をあ
らかじめ位置決めしておく。
【0056】引き続き、振動付与手段駆動手段を構成す
る第2水平駆動モータが駆動され、振動付与手段15が
図2の紙面垂直方向(図4では左右方向)に沿って移動
する。その結果、振動付与手段15は、接合されるべき
ハニカムフィルタ小片1のちょうど直上の位置に到達す
る。なお、第2水平駆動モータの駆動は、押圧プレート
62の駆動前になされても構わない。
【0057】さらに、昇降用アクチュエータであるエア
シリンダ48の駆動により、振動付与手段15全体を下
動させて、ハニカムフィルタ小片1に押圧治具42を接
触させる。それとともに押圧用アクチュエータであるエ
アシリンダ49を駆動させて、一定の押圧力(2kgf/cm
2 〜5kgf/cm2 程度)を付与する。本実施形態では、こ
のときの押圧力が3.4kgf/cm2 に設定されている。押
圧力の方向は、図3,図4において矢印A3 で示される
ごとく、鉛直方向である。押圧力を加える時間は4秒〜
6秒程度に設定されている。
【0058】次いで、バイブレータ44に加圧エアを供
給し、所定時間のあいだ被接着面S1 を互いにずらす方
向A2 に振動を付与する。すると、被接着面S1 間に介
在された接着剤8が押圧力により押し潰されるととも
に、付与されている振動によって接着剤8が被接着面S
1 全体に充分に行き渡る。その結果、両ハニカムフィル
タ小片1同士が高い強度で接合される。
【0059】この後、バイブレータ44を停止させて振
動付与を終了するとともに、一対の押圧プレート62を
使用位置から待避位置まで移動させ、いったんハニカム
フィルタ小片1を釈放する。さらに、エアシリンダ48
の駆動により振動付与手段15全体を上動させて、ハニ
カムフィルタ小片1から押圧治具42を離間させる。な
お、押圧プレート62の待避前に振動付与手段15全体
を上動させても構わない。
【0060】第1本めの接合作業が完了した後、引き続
いて第1水平駆動モータの駆動によりチャック装置39
が移動し、下地層7上に接着剤8を塗布したハニカムフ
ィルタ小片1を1つ把持する。この後、同チャック装置
39は反対方向に移動して、そのハニカムフィルタ小片
1を支持治具13の切れ込み部23にて釈放する(図4
(b) 参照)。搬送されてきたハニカムフィルタ小片1の
被接着面S1 は、最初に載置されたハニカムフィルタ小
片1の被接着面S1 (2面あるうちの他方側面)に対し
て密接するようにして配置される。
【0061】次に、両エアシリンダ61を駆動させるこ
とにより、一対の押圧プレート62を待避位置から使用
位置まで移動させ、3個のハニカムフィルタ小片1をあ
らかじめ位置決めしておく。そして、第2水平駆動モー
タの駆動により振動付与手段15を図4の右方向へ僅か
に移動させ、振動付与手段15を接合されるべきハニカ
ムフィルタ小片1のちょうど直上の位置に到達させる。
【0062】そして、上述した一連の動作(振動付与手
段15全体の下動、押圧状態での振動付与、押圧プレー
ト62の待避による小片釈放、振動付与手段15全体の
上動)を行い、第2本めの接合作業を終了させる。
【0063】上記の要領により、第4本めの接合作業
(図4(c) 参照)、第5本めの接合作業(図4(d) 参
照)・・・第16本めの接合作業(図4(e) 参照)を順
次行うことによって、最終的に大型ハニカムフィルタF
1 を完成させる。
【0064】この後、支持治具昇降手段を構成するモー
タ26の駆動により治具載置台30が下動し、作業位置
にあった支持治具13を元の高さに復帰させる。次い
で、完成した大型ハニカムフィルタF1 を載せた支持治
具13は、図示しない別の搬送手段により搬出される。
すると、停止していたコンベアベルト25が再び駆動さ
れ、空の支持治具13が搬送されてくるようになってい
る。
【0065】16個のハニカムフィルタ小片1を4列×
4列に組み付けてなる図1(a)の大型ハニカムフィル
タF1 は、上記のようにして連続的に製造される。従っ
て、本実施形態によれば以下のような効果を得ることが
できる。
【0066】(1)本実施形態では、上述したごとく支
持治具13及び振動付与手段15を備えた専用の接合装
置11を用いて、ハニカムフィルタ小片1同士の接合を
行っている。また、この接合装置11によれば、支持治
具13に支持されているハニカムフィルタ小片1に、好
適な押圧力を加えつつ好適な振動を付与することができ
る。ゆえに、被接着面S1 間に介在されたセラミックス
製接着剤8が押し潰され、その接着剤8を被接着面S1
全体に充分にムラなく行き渡らせることができる。従っ
て、チクソの高いセラミックス製接着剤8であるにもか
かわらず、接合部分に高い強度を確保することができ
る。
【0067】(2)また、このような専用の接合装置1
1によれば、手作業による煩雑な作業も不要となるため
作業性が向上し、かつ生産性も向上する。 (3)本実施形態の接合装置11では、矢印A3 の方
向、即ち1方向に押圧力を加えることで2組の被接着面
S1 を同時に接合しうる振動付与手段15が採用されて
いる(図4(c) ,(e) 参照)。そして、このことが接合
に要する時間の短縮につながり、生産性のいっそうの向
上につながっている。ちなみに、手作業により図1
(a)の大型ハニカムフィルタF1 を得るのに要する時
間は、おおよそ数十分であった。それに対し、本実施形
態の接合装置11によれば、接合作業の所要時間は1分
程度という極めて短い時間となった。
【0068】(4)本実施形態の接合装置11では、被
接着面S1 を面方向に沿って互いにずらす方向に振動を
付与する振動付与手段15が使用されている。このた
め、所定方向に押圧力を加えているにもかかわらず、セ
ラミックス製接着剤8は被接着面S1 の面方向に沿って
速やかに移動することができる。これは、押圧力の方向
と振動の方向とが直交関係にあることによるものと推測
される。
【0069】従って、仮に被接着面S1 の面方向に対し
て垂直方向に振動を付与するような場合に比べ、確実に
かつ短時間で接着剤8を被接着面S1 全体に充分に行き
渡らせることができる。ゆえに、このことも生産性の向
上に貢献する。
【0070】(5)この接合装置11の振動付与手段1
5では、エア圧を利用したバイブレータ44を振動器と
して用いている。従って、接合作業時に必要な振動を、
加圧エアの供給によって簡単に得ることができる。
【0071】(6)この接合装置11の振動付与手段1
5は、防振構造である防振ゴム43を介して振動付与手
段駆動手段側のブラケット55に間接的に支持されてい
る。従って、仮に振動付与手段15を直接的に支持させ
た場合に比べ、バイブレータ44の発生する振動の影響
が振動付与手段駆動手段側にまで波及しにくくなる。ゆ
えに、振動付与手段駆動手段を構成しているエアシリン
ダ48,49などがガタつきにくくなり、接合装置11
の信頼性や耐久性を向上させることができる。
【0072】(7)この接合装置11における振動付与
手段駆動手段は、昇降用及び押圧用のアクチュエータと
して、2種のエアシリンダ48,49を別個に有したも
のとなっている。従って、両エアシリンダ48,49を
兼用とした場合とは異なり、ハニカムフィルタ小片1に
対して設定値に近い押圧力を確実に加えることができ
る。
【0073】(8)本実施形態で使用される支持治具1
3の上部には、複数のハニカムフィルタ小片1が支持さ
れる略V字の切れ込み部23が形成されている。従っ
て、ハニカムフィルタ小片1を軸線方向に45°回転さ
せた状態で、かつ水平方向に比較的位置ずれしにくい状
態で支持することができる。この状態で振動付与手段1
5を駆動すれば、押圧力を1方向のみから加えるだけ
で、2組の被接着面S1 につき同時に押圧力を作用させ
ることができる(図4(c) ,(e) 参照)。これは、鉛直
方向に沿った押圧力のベクトルが、それと45°の角度
をなす2方向に分散されるためである。それゆえ、押圧
力を得るためのアクチュエータを比較的単純なものとす
ることができ、ひいては接合装置11の構造簡略化を図
ることができる。
【0074】(9)本実施形態の接合装置11では、支
持治具13側を振動させる構成を採用しているわけでは
ないので、支持治具昇降手段等の構造が比較的簡単なも
のでよくなる。従って、全体の大型化や複雑化を未然に
避けることができる。
【0075】(10)本実施形態では、ハニカムフィル
タ小片1の外周面にあらかじめ下地層7を形成した後、
その下地層7の形成領域内に接着剤8を塗布し、この状
態で接合作業を行うこととしている。このような下地層
7を形成しておくと、塗布された接着剤8を比較的短時
間で充分にかつムラなく行き渡らせることができる。こ
れは、微細な孔のあるハニカムフィルタ小片1の外周面
への接着剤8の染込みが、下地層7の介在により阻止さ
れることによるものと推測されている。ゆえに、接合部
位に高い強度が確保され、高品質な大型ハニカムフィル
タF1 を確実に製造することができる。
【0076】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 図5(a)〜図5(c)に示す別例の押圧プレート
62Aのように、押圧面にスペーサ用構造としてのリブ
R1 を設けてもよい。このリブR1 はマス目状に形成さ
れていて、1つ1つのマス部分はハニカムフィルタ小片
1の断面形状に対応している。リブR1 の肉厚は1.0
mm程度であり、その形成材料としてはゴム等の軟質材
料が選択されることがよい。このような構造物が存在す
ると、ハニカムフィルタ小片1が正しい相対位置関係で
接合され、界面からの接着剤8のはみ出し等も少なくな
るという利点がある。ゆえに、より高品質で見栄えのよ
い製品を得ることができる。
【0077】・ 前記実施形態では、図1(a)のごと
く四角柱状のハニカムフィルタ16個を組み合わせて、
4列×4列からなる大型ハニカムフィルタF1 を製造す
る方法を例に挙げて示した。勿論、このような組み合わ
せに限定されることはなく、図6の表にに示される他の
組み合わせを採用してもよい。同表の右列に並ぶものに
描かれている円は、接合作業後に外形カットされるべき
線を意味している。また、同表の左列に並ぶものは、い
ずれもコーナー部分に配置されるハニカムフィルタ小片
1が三角柱状になっている。即ち、これらのもののよう
に、断面形状の異なる複数種のハニカムフィルタ小片1
を用いて1つの大型ハニカムフィルタF1 を製造するこ
とも許容される。そして、切れ込み部23や押圧治具4
2の形状を若干変更しておけば、いずれのものも本発明
の接合装置11による接合方法の対象となりうる。
【0078】・ 振動器は実施形態のようなエア圧駆動
式のバイブレータ44に限定されず、例えば電磁石式や
偏心モータ式などのバイブレータ等であってもよい。 ・ セラミックス構造体は実施形態において用いたハニ
カムフィルタ小片1のような焼成体に限定されず、例え
ば焼成前のもの(仮焼体や脱脂体等)であってもよい。
また、セラミックス構造体はフィルタに限定されること
はなく、それ以外のものでもよい。さらに、セラミック
ス構造体は多孔質体に限定されず、緻密体でも構わな
い。
【0079】・ エアシリンダ48,49を別個独立と
した前記実施形態に代え、これらの機能を兼用させたエ
アシリンダを用いてもよい。勿論、エアシリンダ以外の
アクチュエータを用いて、両エアシリンダ48,49の
機能を兼用させてもよい。
【0080】・ 支持治具搬送手段や支持治具昇降手段
として前記実施形態と異なるものを用いてもよく、さら
にこれらの手段は不要であれば省略されてもよい。例え
ば、支持治具13を収容部14の上面に備え付けにした
構成等を採用してもよい。
【0081】・ ペースト状の接着剤8(つまり流動性
の接着剤)を塗布するという前記実施形態の接合方法に
限定されることはなく、例えばシート状のもの(つまり
非流動性の接着剤)を用いた接合方法として具体化され
てもよい。
【0082】・ ゴム以外の材料を防振構造に使用して
もよい。また、必要性が小さければ、振動付与手段15
を防振構造を介さずに支持させてもよい。 ・ 1個ずつハニカムフィルタ小片1を増やしながら接
合を行う前記実施形態の方法に限定されることはない。
例えば、複数個づつ増やしながら接合を行ったり、あら
かじめ全てのハニカムフィルタ小片1を組み合わせたう
えで一括して接合を行うことも可能である。ただし、作
業性の点からすると後二者が優れるものの、接合位置精
度の点からすると実施形態のほうが有利である。
【0083】・ 例えば、振動付与手段15により接着
初期段階において強い振動を付与し、接着後期段階にお
いてそれよりも弱い振動を付与するようにして、接合作
業を行うことが好ましい。このようにすると、常に強い
振動を与え続けた場合に比べて、より確実に位置ずれが
回避される。よって、ハニカムフィルタ小片1同士を短
時間でかつ正確に接合することができる。
【0084】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) セラミックス製接着剤によりセラミックス構造
体を接合する装置であって、被接着面間に前記セラミッ
クス製接着剤を介在させた状態で複数のセラミックス構
造体を支持する支持治具と、その支持治具により支持さ
れた前記セラミックス構造体に押圧力を加えつつ、前記
被接着面を互いにずらす方向に振動を付与する振動付与
手段と、その振動付与手段を前記支持治具における所定
位置まで移動させる振動付与手段駆動手段と、前記支持
手段に支持された前記複数のセラミックス構造体を端面
方向から押圧することでその位置決めを図るワーク位置
決め手段と、前記支持治具を所定位置まで水平方向に搬
送する支持治具搬送手段と、前記所定位置まで搬送され
てきた前記支持治具を作業位置まで持ち上げる支持治具
昇降手段と、前記持ち上げられた支持治具に前記セラミ
ックス構造体を搬送するワーク搬送手段とを備えたこと
を特徴とするセラミックス構造体の接合装置。
【0085】(2) 技術的思想1において、前記ワー
ク位置決め手段は、ワーク端面押圧体と、そのワーク端
面押圧体を駆動するための押圧体駆動手段とを含んで構
成されていること。従って、この技術的思想2に記載の
発明によると、ワーク端面押圧体により駆動されるワー
ク端面押圧体によって、ワークであるセラミックス構造
体がその端面方向から押圧される。このため、支持手段
に支持された複数のセラミックス構造体が接合作業時を
通じて位置決めされる。
【0086】(3) 技術的思想2において、前記ワー
ク位置決め手段は前記支持治具を挟んで一対設けられ、
前記ワーク端面押圧体は互いの押圧面を対向させた状態
で配置されていること。従って、この技術的思想3に記
載の発明によると、対向する押圧面間において複数のセ
ラミックス構造体が確実に位置決めされる。
【0087】(4) 技術的思想2,3において、前記
ワーク端面押圧体の押圧面にはスペーサ用凹凸構造が形
成されていること。従って、この技術的思想4に記載の
発明によると、スペーサ用凹凸構造の存在によりセラミ
ックス構造体が正しい位置関係で接合され、界面からの
接着剤のはみ出し等も少なくなる。
【0088】(5) 請求項1乃至3、技術的思想1乃
至4のいずれか1つにおいて、前記振動付与手段は、前
記セラミックス構造体に対して接触する押圧治具と、そ
の押圧治具を振動させる振動器とを有すること。
【0089】(6) 技術的思想5において、前記振動
付与手段は、さらに前記振動器を支持する防振構造を有
するとともに、その防振構造を介して前記振動付与手段
駆動手段側に支持されていること。従って、この技術的
思想6に記載の発明によると、振動器の発生する振動の
影響が振動付与手段駆動手段側にまで波及しにくくな
る。
【0090】(7) 技術的思想1乃至6のいずれか1
つにおいて、前記振動付与手段駆動手段は、昇降用及び
押圧用のアクチュエータを別個に有すること。従って、
この技術的思想7に記載の発明によると、同アクチュエ
ータを兼用した場合に比べ、設定値に近い押圧力を確実
に加えることができる。
【0091】(8) 技術的思想5乃至7のいずれか1
つにおいて、前記振動器はエア圧を利用したバイブレー
タであること。従って、この技術的思想8に記載の発明
によると、接合時に必要な振動を加圧エアの供給によっ
て得ることができる。
【0092】(9) 請求項1乃至3、技術的思想1乃
至8のいずれか1つにおいて、前記支持治具の上部に
は、前記複数のセラミックス構造体が支持される略V字
の切れ込み部が形成されていること。従って、この技術
的思想9に記載の発明によると、接合時において振動付
与手段の押圧力を1方向のみから加えれば足り、装置の
構造簡略化にもつながる。
【0093】(10) 請求項1乃至4、技術的思想1
乃至9のいずれか1つにおいて、(前記振動付与手段に
より)接着初期段階において強い振動を付与し、接着後
期段階においてそれよりも弱い振動を付与すること。従
って、この技術的思想10に記載の発明によると、位置
ずれを確実に回避しつつ短時間でセラミックス構造体を
接合することができる。
【0094】(11) 請求項1乃至4、技術的思想1
乃至10のいずれか1つにおいて、前記セラミックス製
接着剤は、高いチクソ性を有するものであること。 (12) 請求項1乃至4、技術的思想1乃至11のい
ずれか1つにおいて、前記セラミックス製接着剤は、ペ
ーストの状態で前記被接着面にあらかじめ塗布されるこ
と。
【0095】(13) 請求項1乃至3、技術的思想1
乃至12のいずれか1つにおいて、前記セラミックス構
造体は、多孔質セラミックス製(例えば多孔質炭化珪素
製)のハニカムフィルタ小片であること。
【0096】(14) ハニカムフィルタ小片の外周面
にあらかじめ下地層を形成した後、その下地層の形成領
域内に接着剤を塗布し、この状態で請求項1乃至3、技
術的思想1乃至13に記載された接合装置を利用して、
複数個のハニカムフィルタ小片を接合して組み付けるこ
とを特徴とする大型ハニカムフィルタ(及びその製造方
法)。従って、この技術的思想14に記載の発明による
と、下地層を形成することにより接着剤を比較的短時間
で充分にかつムラなく行き渡らせることができ、もって
ハニカムフィルタ小片同士を接合したときその接合部分
に高い強度を得ることができる。それゆえ、大型かつ高
品質のハニカムフィルタを確実に製造することができ
る。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、作業性及び生産性に優れるととも
に、接合部分に高い接合強度を確保することができるセ
ラミックス構造体の接合装置を提供することができる。
【0098】請求項2に記載の発明によれば、より生産
性が向上する。請求項3に記載の発明によれば、確実に
かつ短時間で接着剤を被接着面全体に充分に行き渡らせ
ることができるため、よりいっそう生産性が向上する。
【0099】請求項4に記載の発明によれば、作業性及
び生産性に優れるとともに、接合部分に高い接合強度を
確保することができるセラミックス構造体の接合方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を具体化した一実施形態におい
て大型ハニカムフィルタを示す斜視図、(b)は(a)
の大型ハニカムフィルタを構成するハニカムフィルタ小
片のA−A線における断面図、(c)は(b)のB−B
線における断面図。
【図2】実施形態の接合装置の一部破断概略側面図。
【図3】(a)は前記接合装置の要部である振動付与手
段の正面図、(b)はその側面図。
【図4】(a)〜(e)はハニカムフィルタ小片の接合
手順を説明するための概略図。
【図5】(a)は別例における押圧プレートの押圧面を
示す斜視図、(b)はワーク位置決め手段の正面図、
(c)はその要部拡大断面図。
【図6】ハニカムフィルタ小片の組み合わせかたのバリ
エーションを示す表。
【符号の説明】
1…セラミックス構造体としてのハニカムフィルタ小
片、8…セラミックス製接着剤、11…(セラミックス
構造体の)接合装置、13…支持治具、15…振動付与
手段、S1 …被接着面、A2 …被接着面を互いにずらす
方向。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックス製接着剤によりセラミックス
    構造体を接合する装置であって、被接着面間に前記セラ
    ミックス製接着剤を介在させた状態で複数のセラミック
    ス構造体を支持する支持治具と、その支持治具により支
    持された前記セラミックス構造体に押圧力を加えつつ振
    動を付与する振動付与手段とを備えたことを特徴とする
    セラミックス構造体の接合装置。
  2. 【請求項2】前記振動付与手段は、1方向に押圧力を加
    えることで2組以上の被接着面を同時に接合しうるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス
    構造体の接合装置。
  3. 【請求項3】前記振動付与手段は、前記被接着面を互い
    にずらす方向に振動を付与することを特徴とする請求項
    1または2に記載のセラミックス構造体の接合装置。
  4. 【請求項4】セラミックス製接着剤によりセラミックス
    構造体を接合する方法であって、複数のセラミックス構
    造体の被接着面間に前記セラミックス製接着剤を介在さ
    せた後、支持されている前記セラミックス構造体に押圧
    力を加えつつ振動を付与することを特徴としたセラミッ
    クス構造体の接合方法。
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